「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の無料サントラが公開

昨日配信がスタートした「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」の監督と音楽を担当したマイケル・ジアッキーノさんが、自身のTwitterで本作のサウンドトラックを紹介しています。

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「スパイダーマン:ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」や「ソー:ラブ&サンダー」の楽曲も担当しているジアッキーノさんは、Twitterで「明かりを消して大音量で再生してください!」とサウンドトラックを案内しています。

表示されるリンク集からお好みのサービスを選んでご視聴ください。料金プラン等は各種サービスの注意書きをご確認ください。

スペシャルドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、8話のチェックポイント

2022年10月6日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード8「Ribbit and Rip It(邦題:ケロケロ ジャンプ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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リープ・フロッグ

冒頭で家電泥棒に立ち向かっていったリープ・フロッグことユージーン・パティリオ。今回のエピソードのヴィラン、というほど大層なものでもありませんが、金持ちの家に生まれたチンピラ息子といったキャタクターとして描かれていました。

コミックのリープ・フロッグはヴィンセント・パティリオという名で、玩具メーカーで働く一般人でしたが家族を養うために犯罪者になりました。強力なバネを開発したヴィンセントはカエルスーツに仕込み、エピソードタイトルにもあるケロケロジャンプを駆使して強盗を重ねましたが、最終的にデアデビルに捕まりました。

そんなヴィンセントの息子がユージーン。コミックのユージーンは父親のスーツを発見し、このスーツで善行を積んでいく事で父の汚名を雪ごうとフロッグマンと名乗り活動するヒーローでした。トニー・スタークやシュリの発明に比べると本当にレベルが低いスーツで大した能力もありませんが、コミック・リリーフキャラの強みか、意外と活躍するキャラクターでした。

父親は貧乏からGLK&Hの大口顧客になれる金持ちに変更された傍ら、息子はヒーローからチンピラへと変更になったようです。

マット・マードック

ルーク・ジェイコブソンとの裁判を避けたいジェニファーは、ホリウェイの提案で示談に持ち込もうとするも、交渉に失敗。

裁判当日、ルークの弁護士として現れたのは盲目の弁護士、マシュー・”マット”・マードックでした。Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」でデアデビル/マット・マードックを演じていたチャーリー・コックスさんが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のカメオから引き続き同役を演じています。

ニューヨークでは腕の立つ弁護士として活動しているマットですが、ここロサンゼルスのジェニファーの耳には入っていなかったようです。

ソコヴィア協定

顧客情報の開示を請求するジェニファーに対して、マットはスーパーヒーロー専門の仕立て屋だから顧客名を伏せるのは当然と拒否します。そして「ソコヴィア協定はもう廃止された」と付け加えています。

本作配信前にヘッドライターのジェシカ・ガオさんが協定への言及がある事を明かしていましたが、ファンが期待していた説明はなく、廃止されたという結果だけが報告されました。当ブログでも協定の白紙化は今後の必須事項である事を何度か解説してきましたが、これが廃止された事でシャン・チーやミズ・マーベルたちフェーズ4のヒーロー達がいちいち国連にお伺いをたてる必要がなくなりました。また、サム・ウィルソンもあらためてアベンジャーズ再結成に向けて動きやすくなる事でしょう。

一方で、「ワンダヴィジョン」ではこれによってワンダが追い込まれ、最終的に「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のような結末を迎えてしまった事、そして「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロン・カーターがあのような人生が歩むことになってしまったのもこの協定のせい。

少なくとも二人の女性の人生に多大なる悪影響を及ぼしましたが、それ以上の被害者を生み出す事はなくなったようです。

ソコヴィア協定の具体的な廃止時期等は不明ですが、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では機能していたのでそれ以降である事は確実。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のエンディングではシャロン・カーターが国から恩赦を受けるシーンが描かれており、この時点で協定の見直しが始まった可能性が高いです。そしてその後の「エターナルズ」でセレスティアルズのティアマットが海上に現れた事や、アリシェムが空に現れた事でヒーローの必要性があらためて高くなり、協定が廃止されたのかもしれません。

結局開示請求は認められず、ユージーンが説明書を無視した使い方をしていた事が発覚し、裁判はジェニファーの負けで終わりを迎えます。

裁判後

いつものバー「リーガル・イーズ」で談話するジェニファーとマット。

「よく燃料の事わかったね」というジェニファーに「直感」と答えるマットですが、コミックのマットは視覚がない代わりに聴覚や嗅覚が非常に優れており、MCUでも燃料の匂いで判断したものだと考えられます。また、今回のエピソードで披露された嘘を見分ける力や壁越しに敵が何人いるかを識別する能力もこれらによるものです。

マットは「ジェンは社会から見放された人を法律で救い、シーハルクは法律から見放された人を救える」と説いています。これはデアデビル自身がそうであり、弁護士として人助けをする傍らで、法で裁けない悪を自らの手で裁いています。

これまでのエピソードでジェニファーとシーハルクの間で揺れていたジェンに、新たな視点をもたらしてくれました。

ワカンダの槍

法的な相談でトッドに呼び出されたシーハルク。確かにデートした間柄ではありますが、トッドはマロリーのクライアントであり、このシーンにワカンダが絡んでくるというファンサービスや伏線といったメタ的な意味以外に何か裏があるのでしょうか?

ワカンダの槍をオークションで100万ドルで落札したと自慢するトッド。トッドは4話でもシーハルクがヴィブラニウムで傷つくのか興味を持っており、そんなトッドがヴィブラニウムの槍を手に入れたのはなかなか危険な匂いがする展開です。

このトッドがインテリジェンシアのボス、ハルクキングではないかという説も出ていますが、ハルクキングは8話でジョシュから血を入手したと報告を受けていますから、しっぽを掴まれるリスクが増える以上、ここでさらにシーハルクに接触する理由が見当たりません。今回のこのシーンはトッドがただの変態説を推し進めたようにも感じるところです。

ユリシーズ・クロウやキルモンガーがいなくなったにも関わらず、ヴィブラニウムが流出している事はワカンダにとって重大な問題です。横流しした人物は一ヶ月後に公開の「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に登場するのでしょうか?

シーハルクvs.デアデビル

トッドの相談を切り上げて帰宅すると、今度はユージーンからの電話。会話の中で出てくる「友達を探す」というのはiPhoneの機能の事で、このボイスコマンドでアプリが起動し、その機能により自分の位置情報を相手に送ることが可能になっています。ただし、日本語吹替では「友達を探さないと」と言っており、これでアプリが動作するのかは不明です。

現場にかけつけたジェニファーの前に現れたのは、5話でちょい見せされたスーツを着用したマット、またの名をデアデビル。デアデビルはシーハルクがジェンである事をしっているため手は出しませんが、ジェンはお構いなしに攻め立てます。

この駐車場での戦闘シーンの背景には「ロジャース・ザ・ミュージカル」やキャプテン・マーベルらしき看板などが描かれています。ドラマ「ホークアイ」でクリントが招待されたのがミュージカルのプレミア公演である可能性を考えると、ニューヨーク公演を終えてからのロサンゼルス公演になっているはずで、このエピソードは2024年12月から数ヶ月後の可能性があります。

©MARVEL,Disney

サンダークラップの音波攻撃でデアデビルの動きを封じたシーハルクは、正体がマットである事に気づきます。盲目とは思えない動きをするデアデビルに驚き、「目が見えないフリしてるの?」と問い詰めるジェン。しかし、マットは本当に目が見えないと説明し、ジェニファーが「エコロケーションのようなもの?」と質問しています。

エコロケーションとは動物が音や超音波を発し、その反響によって物体の距離・方向・大きさなどを知ることで、馬やコウモリ、イルカ、マッコウクジラなどがこの能力を備えています。

マットは「耳がものすごくいいんだ」と言った後に「少なくとも前までは」と付け加えているのは、サンダークラップによるダメージで機能が低下していると考えられます。Netflixのドラマ「ザ・ディフェンダーズ」で右耳に大ダメージを負いましたが、それを継承しているかは不明です。

そして名前を明かすシーンではNetflix「デアデビル」のテーマ曲が挿入されます。

リリー・パッド

ジェンとマットの二人はリープ・フロッグの隠れ家リリー・パッドへ。リリー・パッドとは睡蓮の葉っぱの事で、カエルにちなんだ命名になっています。内部もカエルにちなんだインテリアや、カエルをテーマにしたヴィンテージのアーケードゲーム筐体などが置かれています。

なお、このリリー・パッド前の電柱に今週のQRコードが表示されています。無料コミックへのアクセスはコードをスキャンするかこちらのリンクから。

©MARVEL,Disney

隠密作戦とは一体何か、マットはもっと学ぶべきではありますが、デアデビルらしいアクションで「オタマジャクシ5」をあっさりノックダウン。応援を呼ばれ、隠密作戦がまったく機能していないところにシーハルクがシーハルクスマッシュで乱入します。

二人のヒーローの前にユージーンが雇ったごろつき達はなす術もなく、追い詰められたユージーンはケロケロジャンプによる脱出を試みるも着地に失敗し、担架で病院送りに。ルーク誘拐事件はあっさりと解決に至りました。

事件の後、屋上でマットが「警察に事情を話すのは好きじゃない」と語っているのは、デアデビルの活動エリアの警官の多くがキングピンに買収されている事に起因しています。

その後ベッドで一夜を共に過ごす二人。デアデビルの代表的な恋人としてカレン・ペイジやエレクトラがいます。Netflix版ではクレア・テンプルとも短い間でしたが激しいロマンチックな感情を共有していました。また、コミックではナターシャ・ロマノフやマヤ・ロペスなどとも関係を持っています。MCU版のマット・マードックの恋愛関係がまだわからないので、このシーンが浮気にあたるかどうかは不明です。

赤いハルクとウルヴァリン

翌朝、「何みんなまだ見てたの?」とカメラに語りかけるジェン。映画「デッドプール」のポストクレジットシーンと似たような演出になっています。

そして、多くのコミックファンが今後期待している「赤いハルク」の話題を提供すると、メイク道具を使ってウルヴァリンの爪を再現するニッキが登場しています。しかしここでわざわざレッドハルクをほのめかすのは、ファンの期待通りにはならないよという警告なのでしょうか?

©MARVEL,Disney

ガラ

ルークがあらためて用意してくれたドレスをまとい、ガラの会場へ到着したジェニファーとニッキ。どうやらこのドレスは、レバノンのファッションデザイナーであるズハイル・ムラド氏とのコラボ制作によるもののようです。

会場には両親やパグ、ホリウェイのほか、トッドの姿まで。

そしてシーハルクのスピーチの最中にスクリーンとマイクがジャックされ、ハルクキングとインテリジェンシアによってジェニファーの大量の個人情報が晒される事態になりました。

マロリーの制止も意味をなさず、シーハルクは怒りによってスクリーンを破壊。インテリジェンシアのひとりを捕まえますが、ダメージコントロールに包囲され、今回のエピソードは終幕です。


シーハルクがこのまま逮捕されてしまったとしても、マロリー・ブックの存在は非常に頼もしいところ。ピーター・パーカーやカマラ・カーンに比べるとそこまで悪い状況ではなさそうです。マット・マードックが戻ってきてくれるなら、さらに鬼に金棒と言った所でしょうか。

次回の最終話ではジェンがほのめかしたようにレッドハルクの誕生が描かれるのか、それとも全く関係がないのか。

ハルクキングやインテリジェンシアの正体、ブルース・バナーの行方、タイタニアはあれで手を引いたのか、などなど気になる部分もまだまだ残されています。これらのうちいくつかは別の作品やシーズン2になるまで持ち越されるかもしれません。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第9話は 2022年10月13日 配信予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ミカエラ・コールさんがアネカとアヨの恋について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でアネカを演じるミカエラ・コールさんが、海外メディア Vogue とのインタビューの中で、フローレンス・カサンバさん演じるアヨとの恋愛関係について言及しました。

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コールさんの出身であるガーナは1860年代から強硬な反同性愛法があります。そして、昨年ガーナ議会に提出された新しい法案は、アフリカで最も抑圧的な反LGBTQIA+法を提案するものでした。この法案が修正されることなく可決されれば、同性愛者であること、あるいはその味方であることさえ、第2級の重罪となり、5年の懲役刑が科されることになります。

法案が可決されれば母国においてコールさんも何らかの罪に問われる可能性がありますが、この役を引き受けることの重要性について「私は思いました。ガーナの人たちに見せたい。みんなは『(首を突っ込まなくて)いいじゃないか、政治的なことなんだから』と言います。でも、人々の日常生活に影響を与えるようなことは、単なる政治ではないと思うんです。だから、私がガーナ人であることで、ガーナの人たちがついて来てくれると思うから、私がこの役をやることが重要だと感じたんです。」と語りました。

また、コールさんはロンドンの演劇学校に通っていた頃に前作「ブラックパンサー」のオーディションを受けていたと明かしつつ、「多くの人にとって、アフリカの魔法、人々の魔法、祖先の魔法を、主流なプラットフォームで表現したのは初めてのことだったと思います。ここに来ると、何か不思議なものを感じるのです。」とコメントしました。

なおVOGUEはアネカとアヨの関係を「禁断の恋」と表現していますが、少なくともコミックにおいてワカンダでは同性愛は禁じられていません。単にワカンダがアフリカ系の架空の国であることから、アフリカの主流として禁断というワードが用いられた可能性が考えられます。

本作ではオコエがLGBTQ+として描かれるという噂があり、コミックのアネカとアヨの関係をアネカとオコエに変更して描かれるのではないかと考えられていました。しかし、今回のインタビューによるとコミックどおりアネカとアヨの関係が映画で描かれるようで、オコエは単なる噂として終わるか、別の女性との関係が描かれるのかもしれません。

コミックではアヨが投獄されていたアネカを助け、ミッドナイト・エンジェルズとして活動を始めましたが、現在MCU版ではアヨがミッドナイト・エンジェルズの衣装を着用している姿は確認されていません。代わりにコミックではそうではなかったオコエがミッドナイト・エンジェルズの姿になっており、元ドーラ・ミラージュの3人のキーパーソンがMCU版でどのような変化を遂げているのかはポイントとなりそうです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Michaela Coel on Creativity, Romance, and the Path to Wakanda Forever

【噂話】今後のMCUでW.A.N.D.が紹介されると言う

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に、今後、W.A.N.D.が紹介されるだろうと、海外スクーパーの The Watcher 氏が投稿しました。S.H.I.E.L.D.とS.W.O.R.D.に続く新たな組織が描かれる可能性があるようです。

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氏は「最近ある情報源から、W.A.N.D. が次のプロジェクトで取り上げられる予定だと聞きました (Coven of Chaos を想定)」と投稿。

ワンドとは杖の事であり、コミックでの正式名称は Wizardry Alchemy Necromancy Department。すなわち、魔法、錬金術、死霊術に対応する局であり、S.H.I.E.L.D.の魔法防御部門として設立されています。しかしS.H.I.E.L.D.解散後、元W.A.N.D.の残党は魔法テロリストと化しました。

ということで、ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」との相性はかなり良いですが、MCUではS.H.I.E.L.D.が映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でヒドラに乗っ取られていた事が判明し、解散したあと、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の終盤でソコヴィア救助に駆けつけるなど再結成が描かれたにも関わらず、その後忽然と姿を消しました。

S.H.I.E.L.D.が今も秘密裏に活動していて、コミックのようにW.A.N.D.を設立しているのか、まったく別の組織として登場する事になるのかは不明です。

S.H.I.E.L.D.が再登場するとすればニック・フューリーが主人公のドラマ「シークレット・インベージョン」の可能性が高いですが、今のところ公式には何のアナウンスもありません。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は2023年春に、ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」は2023年冬にディズニープラスで配信予定です。

映画「マダム・ウェブ」の新たな舞台裏写真でスーパースーツ姿の人物が目撃される

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」の新たな舞台裏写真がリークされ、主演のダコタ・ジョンソンさんとその傍らに立つスーパースーツ姿の人物が確認されています。

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ブルースクリーンを背景に撮影が行われている中、ダコタ・ジョンソンさんはこれまでに確認された赤いジャケットとデニム姿で登場しています。

そしてその傍らには、タハール・ラヒムさんのスタントダブルがスーツを着用して立っています。

同アカウントはこれがエゼキエル・シムズではないかと見ているようです。

コミックのエゼキエル・シムズは多くのマルチバースに登場するため様々なバージョンがありますが、スパイダーマン/ピーター・パーカーにアドバイスをするメンターとして登場する事もあればヴィランとしての立ち回りをする事もあります。

写真ではセレスティ・オコナーさんに掴みかかっている事から、ヴィランとしての登場の可能性が疑われています。

本作は公開延期を繰り返し、公開までまだ1年半程ありますが、撮影が始まってから数ヶ月が経過。キャスティングに関する詳細な公式情報はなく、誰が何を演じているかは推測の域を出ていません。現在推測されているキャスティングに関しては過去の記事をご参照ください。

映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月16日 米国公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」には別のヴィランが存在する?大手メディアの謎の投稿が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」にはトレーラーに登場していない別のヴィランが登場する可能性が高いと、海外メディア The Direct が報じました。これは兼ねてより噂になっていたドクター・ドゥームを指しているようで、その理由について次のように説明しています。

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記事ではThe Hollywood Reporter のような大手出版社がブラックパンサー2へのドクター・ドゥームの参加に関する憶測を発表したことは、多くの人が思っている以上に重要なことなのです。ハリウッドの業界では、内部情報なしにこのような憶測を発表することはほとんどなく、おそらくドゥームが登場することを示す証拠を持っていることを示唆しているのでしょう。」と指摘。

という事で、THRの記事の中でドクター・ドゥームについて言及されているのが、ゴシップ誌ではない大手の記事としては極めて珍しいと認識しているようです。

元になったTHRの記事では、先日公開された最新のトレーラーの中で、テノッチ・ウエルタさん演じるネイモア・ザ・サブマリナーが「傷ついた者だけが、偉大な指導者となる」と発言している事と、ウエルタさんのインタビューで「ラテン系アメリカ人の俳優は、ハリウッドではいつも悪役です。でも今回、私たちはヒーロー、またはアンチヒーローです。」と発言している事をピックアップし、本作のヴィランが別にいると以下のように指摘しています。

ティ・チャラとネイモアは、それぞれ王とスーパーヒーロー、王とアンチヒーローの境界線にまたがっています。しかし、第三の比較対象も存在します。ティ・チャラとネイモアの対立を描いたコミック「ブラックパンサー」では、第三の君主が二つの王国に戦争を仕掛けてきたのです。ドクター・ドゥームです。王として、また悪役として、ドゥームは王位が何を意味するのか、そしてこの例では、王位が国家というよりもむしろ自己の象徴であることを改めて示しています。しかし、コミックにおけるドゥームのラトベリアは平和な国であり、住民はほとんど心配することがなく、支配者の戦争に巻き込まれることさえありません。ドゥームほど傷ついた人間はいません。しかし、ネイモアの評価では、それが彼を偉大な指導者にするのでしょうか?純粋に推測に過ぎませんが、悪役ではないというウエルタのコメントと、最近の予告編で照らし出された「ワカンダ・フォーエバー」のテーマは、この壮大な国家の衝突においてドゥームが役割を果たす可能性を示唆するものです。

同業者が異例だと指摘するような今回のドクター・ドゥームに関する記事。実際に映画に登場するのか、あるいは珍しく、前置きしているように単なる推測だったのか、1ヶ月後の劇場で答え合わせする事になるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Black Panther 2: New Evidence Points to Doctor Doom Appearance

アンソニー・マッキーさんがサムとバッキーの再会について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じたアンソニー・マッキーさんが、ドラマで相棒のウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じたセバスチャン・スタンさんと将来的に再会する可能性について言及しました。

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海外メディア Distractify のインタビューに応じたアンソニー・マッキーさんは「セバスチャンと私はとてもうまくいっています。一緒にいてとても楽しいです。私たちは、もう問題を起こす年齢ではありません。ですから、ある時点で、再び道が交差することは避けられないと思います。」と再会が必然であると考えている事を明らかにしました。

一方でバッキーを演じるセバスチャン・スタンさんは、ETOnline とのインタビューで「しばらく離れたい」と発言しています。が、これに対してアンソニー・マッキーさんは The Hollywood Reporter とのインタビューで「彼は僕から自由になることはできません」とジョークで返しています。

バッキーはキャプテン・アメリカ過去3作全てに登場していますが、現在、「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」への登場はわかっていません。

バッキーは「サンダーボルツ」でのメインキャラクターになる事が判明しており、映画の公開時期が近いことを考えると撮影は同時期に行われ、「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に登場したとしても過去3作ほど長くは登場出来ないと考えられています。

「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」のクレジットシーンにバッキーが登場して「サンダーボルツ」へのブリッジになる事は大いに有り得る話ですが、しっかりと再会するのはアベンジャーズ最新作までお預けになるかもしれません。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中。映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日、映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ソース:Anthony Mackie Responds to Sebastian Stan Roast — ‘He Can Never Be Free of Me’ (EXCLUSIVE)

オコエはシュリを裏切る?映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のポスターが話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でオコエがシュリを裏切るかもしれない、そんな予想が話題になっています。この話題は先日公開されたScreenX版、4DX版のポスターから端を発しています。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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件のポスターでオコエは赤のドーラ・ミラージュのコスチュームではなく、青のミッドナイト・エンジェルズのコスチュームを着用しています。

このコスチュームはトレーラーでミカエラ・コールさん演じるアネカが着用しているものと同タイプになっています。

©MARVEL,Disney

オコエがミッドナイト・エンジェルズになることが何故シュリを裏切る事になるのかは、コミックのアネカおよびミッドナイト・エンジェルズがどういうものかを知る必要があります。

マーベルの公式キャラクター紹介によると、アネカは元ドーラ・ミラージュの隊長であり、ティ・チャラとネイモアが交友している様子を見てしまい、王への信頼を失ったあとワカンダを離反しました。

ワカンダは護衛隊を失った間にサノスの侵攻を受けシュリが死亡。ラモンダ女王の仲介によりティ・チャラとアネカ及びドーラ・ミラージュが和解しワカンダに復帰します。

その後、ティ・チャラからドクター・ドゥームとの戦争に備えるよう命じられドーラ・ミラージュの訓練にあたっていたアネカですが、ある時、女性を虐待していた村の首長を殺害してしまった事で死刑宣告を受けました。

アネカは恋人であるアヨの手引で対ドゥームに備えて開発されていたワカンダ製のヴィブラニウム・ウィングアーマーであるミッドナイト・エンジェルアーマーのプロトタイプを手に入れ脱走。その後はドーラ・ミラージュの影の部隊ミッドナイト・エンジェルズとしてワカンダの守護にあたります。

これをMCU版に置き換えた時、ネイモアが今後アンチヒーローとして時折アベンジャーズと共闘する事を考えると、ワカンダとタロカンはこの作品を通じて停戦状態に持っていく必要があると考えられます。すなわちワカンダの国政を担うラモンダとシュリは、ネイモアと和平を結ぶ方向にもっていく事が考えられます。

しかしティ・チャラがこの戦争で生命を落としている場合、仇国を相手にオコエは国の選択を受け入れられないかもしれません。コミックのミッドナイト・エンジェルズをなぞって王家を離れ、独自にワカンダを守護していくのではないかと考えられています。

トレーラーでは少なくとも一時的にミッドナイト・エンジェルズはドーラ・ミラージュと交戦状態に入っており、オコエがその青い鎧を身に着けているという事は、ドーラ・ミラージュと槍を交える事になる可能性が高いようです。

そもそもコミックでのオコエはミッドナイト・エンジェルズではなく、それはアヨの役割でした。MCU版でオコエがミッドナイト・エンジェルズへと転じるのであれば、アヨがドーラ・ミラージュの隊長になるのかもしれません。また、話を広げすぎないようにするために、作中で2つの部隊が和解し、併合される可能性もあるかもしれません。

今回のポスターはワカンダが一枚岩ではない可能性を示唆していますが、実際はどういう展開になっていくのでしょうか。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

エイザ・ゴンザレスさんがドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」のエレクトラ役の噂を否定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」。これにエレクトラとしてキャスティングされているという噂のエイザ・ゴンザレスが、Twitterを通じてその噂を否定、攻撃をやめるようにと投稿しました。

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エイザ・ゴンザレスさんはNetflixの新作ドラマ「3 Body Problem」との継続的な契約を結んでいると明らかにしつつ、デアデビルにエレクトラ役でキャスティングはされていないと明言。そして、この噂に対してのヘイトに混乱していると投稿しています。

噂の発端はRedditに投稿されたものだと見られており、ギリシャ人のエレクトラをラテン系のエイザ・ゴンザレスさんが演じる事に不満をもった一部の過激派がネット上で彼女を攻撃している事が今回の声明に繋がったようです。

そして追加のツイートで「私が知らない役を”演じている/盗んでいる”というネガティブな悪意あるメッセージから解放されて生きていけたらと思います。ありがとうございました。そして、あなた方の成功を祈っています。」としつつ、「いつかクールなスーパーヒーローを演じられることを願っています。それはとても楽しいですし、そのような役を演じることができるのは光栄です。その間にデアデビルを見て、キャストに愛を送ります。」と投稿しました。

米国ではラテン系に対する差別もまだまだ根強いもので、アメリカ・チャベス役にラテン系のソーチー・ゴメスさんが起用された時にも反発がありました。また、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でネイモア・ザ・サブマリナーを演じるメキシコ人のテノッチ・ウエルタさんは「ラテンアメリカン(南米系)の俳優は、ハリウッドではいつも悪役です。そして今回、私たちはヒーローになります。またはアンチヒーローですね。」と、差別が実在している事を示唆しています。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」のエレクトラ役について公式発表はなく、そもそもエレクトラが登場するかどうかも分かっていません。

本作はNetflix版からデアデビル/マット・マードックにチャーリー・コックスさん、キングピンにヴィンセント・ドノフリオさんが引き続きキャスティングされており、エレクトラが登場するとなればNetflix版でエレクトラを演じていたエロディ・ユンさんがもう一度起用される可能性が高いと見られています。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

SSU映画「エル・ムエルト」にホナス・キュアロン監督が起用

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)6作目にあたる映画「エル・ムエルト」にホナス・キュアロン監督が起用されていると、海外メディア The Wrap が報じました。また、ガレスダンネットアルコセールさんが脚本を担当し、開発は初期段階にあると伝えています。

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ホナス・キュアロン監督はアルフォンソ・キュアロン監督の息子で映画「Gravity(邦題:ゼロ・グラビティ)」の脚本を担当、映画「Desierto(邦題:ノー・エスケープ 自由への国境)」の監督などを務めました。

脚本のガレスダンネットアルコセールさんは、アメリカとメキシコの合作映画「Miss Bala(邦題:ミス・リベンジ)」を執筆しました。

エル・ムエルトはラテン系アンチヒーローで怪力の持ち主。コミックのエル・ムエルトは以下のような概要です。

エル・ムエルト/フアン・カルロス・エストラーダ・サンチェスはスーパーパワーを持つプロレスラーで、この家系は祖先から代々受け継がれるパワーとマスクを守るため、エルドラドに力を証明しなければならない定め。

ある日、フアンの父マーカス・エストラーダがエルドラドに息子を差し出しましたが、フアンは恐れをなしてエルドラドと戦うことができませんでした。父は息子を奮い立たせるため犠牲となって身を捧げます。エルドラドは父の勇気に敬意を表し、フアンに10年間旅をして勇敢になること、そして覆面の戦士と戦ってその覆面を剥がせという使命を与えました。

フアンがその旅の中でニューヨークへ渡った時、スパイダーマンの正体を暴きたいJ・ジョナ・ジェイムソンがプロレスのチャリティ・マッチを企画。スパイダーマン対エル・ムエルトの試合が開催されました。エル・ムエルトはスパイダーマンのマスクを剥がす寸前まで圧倒したところ、スパイダーマンは反射的に麻痺毒を注入してしまいました。入院したエル・ムエルトのもとに、エルドラドが命を奪いに出現した際、スパイダーマンがこれを救出し、2人はタッグを組んでエルドラドを倒しました。

映画「エル・ムエルト」は2018年の「ヴェノム」から始まったSSU作品の6作目にあたる映画。主人公エル・ムエルト役にプエルトリコ出身の人気ラッパー、バッド・バニーさんの起用が発表されています。

映画「エル・ムエルト」は 2024年1月12日 全米公開予定です。

ソース:Jonás Cuaron to Direct Bad Bunny in Sony’s ‘El Muerto’ From ‘Blue Beetle’ Writer Gareth Dunnet Alcocer (Exclusive)