映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」でスポットはどうなる?声優が今後について言及

ソニー・ピクチャーズの映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のザ・スポット/ジョナサン・オーンの声を担当したジェイソン・シュワルツマンさんが、映画「アステロイド・シティ」のプロモーション・ツアー中に海外メディア Collider のインタビューに登場し、次回作「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」について少し語りました。

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「アステロイドシティ」に関するインタビューの終わり頃、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」でザ・スポットがどうなっていくのか質問されたシュワルツマンさんは「本当に言えることはあまりないけど、ただ興奮しています。彼らとの仕事は素晴らしい経験でした。この映画の前から一緒にやっていたんです。」と語りました。

しかし、「アステロイドシティ」で共演し、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じたスカーレット・ヨハンソンさんはマーベルファンの心理をよく理解しており、ファンを代表して「ひとつも言えないの?何かあるでしょ?」と追加の情報を要求。

シュワルツマンさんは「そうだね」と前置きしつつ、「より大きく」「より悪く」「より独善的に」なるとゆっくりと区切りながら慎重に話しました。

そしてスパイダーバースについて「ご存知の通り、この作品はパート1とパート2があり、1つの大きな物語を語ることができる本当にクールで貴重な機会なんです。だから次が待ちきれないし、本当に興奮しているよ。」と述べました。

「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」のヴィランがザ・スポットだけでないのは「アクロス・ザ・スパイダーバース」を見れば明らかですが、完結編ではより厄介な存在となって帰ってくる事になりそうです。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」はマーベルで最も高尚な作品に

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」に出演するオーブリー・プラザさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで、本作が「最も高尚」なものになると予告しています。

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5月内に終了したという本作の撮影についてオーブリー・プラザさんは、「『アガサ:カヴン・オブ・カオス』の撮影はとても面白かった。キャスリン・ハーンと一緒に仕事をしたかったんです。何も言わなくても、すごく楽しかった。あの作品での自分のキャラクターも大好きだったし、マーベルの作品の中で最も高尚な作品だと思います。だから、特にあの人たちと一緒にあの世界に飛び込むのはクールでした」と語りました。

プラザさんが演じるキャラクターについては公式発表がありませんが、その候補としてデスモーガン・ル・フェイなどの名前が噂になっています。また、ソロ作品を獲得しているとも報じられていました。

過去作のヴィランのソロ作品が制作されるのはロキに続いてアガサ・ハークネスが二人目。コミックのアガサがヒーローサイドである事を考えると少し曖昧なポジションのキャラクターではありますが、「ワンダヴィジョン」でカオスマジックのパワーを奪おうと画策していたアガサ・ハークネスは今作で何を狙う事になるのでしょうか。

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:‘Awards Chatter’ Podcast — Aubrey Plaza (‘The White Lotus’ & ‘Saturday Night Live’)

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は2バージョンが公開中だと制作者が認める

現在、大ヒット上映中のソニー・ピクチャーズの映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」に、2つのバージョンが存在している事が明らかになりました。本作のエディターを務めたアンドリュー・レヴィトンさんがSNS上にてこの秘密を明かしています。

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2バージョンのフィルムが存在するという噂について実際にそうだったとシーンの一部を切り抜いて比較したファンの投稿を引用し、レヴィトンさんは「みんないつ気がつくのかなって思っていました・・・」と投稿。噂が事実である事を認めました。

話題のシーンはスパイダーマン2099/ミゲル・オハラとホログラムの相棒ライラが登場するシーン。一方ではライラがミゲルを指さしているのに対して、もう一方ではライラが自撮りをしています。この2バージョンが存在する事は映画公開の初週から噂されていましたが、公開1週間後、映画の音量問題の解決のためにソニー・ピクチャーズがフィルムをアップデートしたとされた時からは確認出来なくなったともネット上に報告されていました。他のシーンでも、回想中のスポットのセリフが違うなどの指摘も別のユーザーによって指摘されています。

今現在、ふたたび2バージョンが公開中なのか、他のバージョンも存在するのか、映画館ごとにバージョンが異なっているのか、そして日本でも見られるのかなど、不明な点は多く存在していますが、アメリカでは他にも違いがあるのではないかと何度も別の映画館に鑑賞しに行くファンは少なくないようです。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 より公開中、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

映画「ヴェノム3」、来週から撮影へ

ソニー・ピクチャーズが制作中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム3」の撮影開始日が判明したと、海外メディア Murcia Today が報じました。本作に出演が決まっているジュノー・テンプルさんは先日、「ヴェノム3」のプロジェクトがWGAストライキの影響を受けずに進行中である事を明らかにしていました。

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記事によると、トム・ハーディさんが率いる3作目の撮影がスペインのロス・マテオスのカルタヘナ地区で来週から始まると言います。そして制作責任者テート・アラエス氏によるとカルタヘナが選ばれたのはメキシコの特定の通りに似ているからだと説明したとの事。

トム・ハーディさん演じるエディ・ブロックとヴェノムが最後に登場したのは2021年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のメキシカンバーで、そこから(おそらく)元の世界に送還されています。

過去2作の「ヴェノム」シリーズはサンフランシスコが舞台であり、今回報道された(メキシコに似た)スペインでの撮影がどのように機能するかは不明です。

以前のインサイダーのレポートでは、本作が今年の6月から9月にかけてイギリスで撮影が行われるとも報じられていましたが、記事執筆時点でイギリスでの動きは確認されていません。

トム・ハーディさんは以前に「ヴェノム3」を「ラストダンス」と称し、完結編になることを示唆しています。先日は「ヴェノム3」の仮題が判明したことでヴィランの推測なども話題になりました。

「ヴェノム3」にはニューフェイスとして、ジュノー・テンプルさんがキャスティングされている他、先日はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドクター・ストレンジシリーズでモルドを演じたキウェテル・イジョフォーさんのキャスティングが報じられました。しかし、彼がモルドを演じるのか、そうでない別のキャラクターを演じるのかについては公式の発表はありません。

映画「ヴェノム3」の公開日は未定です。

ソース:Murcia Today

【噂話】映画「デッドプール3」にベン・アフレックさんのデアデビルが登場?

マーベル・スタジオが撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」に「デアデビル:ボーン・アゲイン」のチャーリー・コックスさんではなく、2003年の映画「デアデビル」でマット・マードックを演じたベン・アフレックさんが再登場すると噂されています。

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Twitterで One Take News は「ベン・アフレックが『デッドプール3』に出演すると噂されており、おそらくマット・マードック役を再演する可能性がある。 この映画は多元世界の物語であると噂されています。」と投稿。

それに対してKCWalsh氏は「彼がセットにいたというだけでは、彼が誰を演じているのか全く分かりません。」とベン・アフレックさんが撮影現場にいると報告しました。

「デッドプール3」は前2作が20世紀FOXで作られた映画ということもあって、FOXのX-MENユニバースとMCUを繋ぐような物語が展開すると噂されています。いくつかのマルチバースを渡ってMCUの世界に到着するのではないかと見られていますが、その中にベン・アフレックさんの「デアデビル」の世界があったとしても、不思議な事ではありません。

先日はデッドプールのコミック作者がまだ秘密のキャスティングがある事を明かしていましたが、ベン・アフレックさんがその一人という事なのでしょうか。

ただしWalsh氏が指摘するように、ベン・アフレックさんが何のために現場にいるのかは不明で、今後の情報に注目です。

映画「デッドプール3」は 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。

ドラマ「ロキ」シーズン2の米あらすじが公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の米公式あらすじが公開されたと、海外メディア The Direct が報じました。映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のエンドクレジットシーンから繋がるロキの新たな物語は、現在、10月から再開される予定になっています。

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マーベル・スタジオが発表したという公式あらすじは以下の通りです。

「ロキ」シーズン2は、衝撃的なシーズン・フィナーレの余韻に浸りながら、ロキがTVAの魂を巡る戦いに身を投じます。メビウス、ハンターB-15、そして新キャラクターや再登場するキャラクターたちとともに、ロキはシルヴィー、レンスレイヤー、ミス・ミニッツ、そして自由意志と栄光の目的を持つことの意味を探るため、拡大し続ける危険な多元宇宙をナビゲートします。

本作はMCUドラマ初のシーズン2作品で、シーズン1から多くのキャラクターが引き続き登場することが発表されています。

また、新キャラクターとしてジョナサン・キー・クァン(キー・ホイ・クァン)さんケイト・ディッキーさんラファエル・カザルさんのキャスティングなどが報じられています。

懸念点として本作に登場する征服者カーンを演じるジョナサン・メジャースさんが現在、暴行の容疑で裁判中。判決は8月にくだされるとの報道があり、その結果が配信日および配信そのものにどのような影響を及ぼすのかは今のところ分かっていません。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 より米ディズニープラスで配信予定です。

ソース:Loki Season 2 Reveals First Official Plot Synopsis

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」に登場した「エージェント・オブ・シールド」のイースターエッグ

ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」にてABC制作のマーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」のイースターエッグが発見され、話題になっています。マイルズ達の世界でS.H.I.E.L.D.のエージェントたちは活躍しているのでしょうか?

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「アクロス・ザ・スパイダーバース」に登場するマイルス・モラレスの部屋のコルクボードに貼られた切り抜きの中には、「エージェント・オブ・シールド」のファンが見たことのあるものがあるかもしれません。

image from the direct ©MARVEL,Disney

ニューヨーク・ブレティン紙はクロエ・ベネットさんが演じるクエイク/デイジー・ジョンソンの写真を掲載し、 「ヒーローかならず者か?」という見出しをつけ、警察は市全体の捜索を強化すると伝えています。

この事はデイジーがS.H.I.E.L.D.を抜けて一人で活動していたシーズン4の冒頭部分にあたり、「エージェント・オブ・シールド」の作中に登場していた切り抜きが今回の「アクロス・ザ・スパイダーバース」にも登場する事になりました。

©MARVEL,Disney

「エージェント・オブ・シールド」はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」から「アベンジャーズ」まで登場していたS.H.I.E.L.D.のフィル・コールソンを主人公に据えて、MCUスピンオフドラマとして制作がスタート。

しかしこれはマーベル・スタジオ制作ではなく、米ABCスタジオと旧マーベルテレビジョン(現在はマーベル・スタジオに併合)によるドラマで「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」あたりまでのMCUの裏側を描くドラマとして機能していましたが、その後はコールソンがタイムトラベルした事などもあって、物語は枝分かれしていく事になりました。

MCUにおけるデイジー・ジョンソンがどうなるかは不明で、デイジーが活躍したコミック「シークレット・インベージョン」の実写ドラマで何らかの動きがあるのではないかと噂されていましたが、最近の報道を考慮するとどうやらそう単純には行かないようです。

それでもS.H.I.E.L.D.のエージェントたちがMCUに戻る事を期待しているファンは多く、Netflixからデアデビルたちが戻ってきたように、そして「デッドプール3」でX-MENたちが戻ってくるように、「シークレット・インベージョン」であるかどうかは別にして、いずれはデイジーたちも戻ってくるかもしれません。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 より公開中、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全話ディズニープラスで配信中です。

ソース:Spider-Verse 2 Includes an Agents of SHIELD Character We All Missed (Photos)

ドラマ「シークレット・インベージョン」、サミュエル・L・ジャクソンさんが盗撮ドローン撃墜を明かす─「アベンジャーズ」では脚本流出も

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に出演するサミュエル・L・ジャクソンさんとエミリア・クラークさんらキャスト陣が、海外メディア Entertainment Weekly のインタビューに応じ、マーベル作品の秘密主義について話しました。

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過去のインタビューでも「ネタバレしてしまって怒られないように注意している」と語っていたエミリア・クラークさんは、今回のインタビューの中で「シークレット・インベージョン」の撮影が始まって数日間、SIMカードを抜き取っていたと明かし、「ファンが自分を追跡するかもしれない」と恐れていたと語りました。「ゲーム・オブ・スローンズ」のネタバレが流出したときにはひどく傷つき、立ち直るのに時間がかかった経験がそうさせたと言います。

続けてサミュエル・L・ジャクソンさんが「ゲーム・オブ・スローンズ」と同様に「シークレット・インベージョン」でも撮影現場の上空にはドローンが飛んでいたと言います。そして「マーベルのセキュリティはドローンの一つを撃ち落としました。そして犯人を見つけて、捕まえたんだ。」と現場で起こった事件について明かしました。

これに対してドン・チードルさんが「彼らはマーク・ラファロとトム・ホランドの写真を掲げて、『この人たちみたいになってはいけない?』と言っただけではないんです。」と皮肉なコメントを述べました。

この発言でエンジンがかかったサミュエル・L・ジャクソンさんは「それよりひどい例があるよ!」と付け加えました。そして「 『アベンジャーズ』の準備をしていたとき、誰かが私の透かしマークが入った『アベンジャーズ』の脚本のコピーを印刷して、ネットで販売したのを覚えています。私はカナダで撮影していて、マーベルがカナダに来ました。それはカナダで印刷されていたんだ。」と約10年前の事件についても明かしました。

マーベル作品のファンが年々増大するに連れて、そのリークを狙う人物も増加。また俳優たち自身のうっかりネタバレにもスタジオは悩まされています。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の主演を務めるアンソニー・マッキーさんは「台本を読む時は見張りがいる」とジョークを交えてスタジオのセキュリティレベルの高さをアピール。一方でドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」に出演するパティ・ルポーンさんは「しゃべりすぎて怒られた」とも発言しています。

「シークレット・インベージョン」に今のところ大きなリークはありませんが、以前には公式がエミリア・クラークさんの秘密のキャラクターについてネタバレしてしまったと話題になりました。現在はクラークさんが演じているのはガイアである事が明かされていますが、コミックのガイアとは大きく違うこともあり、かつてのネタバレキャラの設定の一部がMCU版のガイアに引き継がれるのではとも考えられています。

リークやネタバレ問題は別にして、「私たちは比較作品として『ウィンター・ソルジャー』について話し続けています。これはスパイ活動、スパイスリラーであり、彼らはそれに適したプレイヤーです。」とドン・チードルさんは語りました。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2023年6月28日16時 より配信予定です。

ソース:Emilia Clarke says it’s easier keeping spoilers for Marvel’s Secret Invasion than Game of Thrones

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の大ヒットの裏にあるという過酷な制作現場の告発とソニーの反論

ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」が記録的なオープニング興収と共に大ヒットしている裏で、制作現場は相当過酷な状態にあったと、海外メディア Vulture が報じました。

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記事によると、経験豊富なアーティストから制作幹部まで、この映画に携わった複数の人物が、「スパイダーバース2」では容赦ない修正主義が行われ、約100人のアーティストがプロジェクトから去ることになったと主張しています。

匿名希望のそのうちの4人は、脚本家兼プロデューサーのフィル・ロード氏が、開発初期に3Dアニメーションをコンセプト化できず、完全にレンダリングされた作品を編集することを選んだと述べました。

問題は、この種の編集変更は通常、映画の企画と絵コンテの段階で行われるものであり、アニメーション・シーンがすでに承認され、レンダリングされてから行われるものではないという事です。

例えばこれは設計図を書かずにとりあえず家を建築し、建ってから間取りを変えたり、柱を取り替えたり、外観を変更したりと足し算引き算を繰り返して完成に持っていくスタイルで、多くの無駄と実際に制作を担当する職人への負担が発生します。

完成したシーンを制作プロセスの後半で変更しなければならないため、全体的に遅れが生じてしまったのだとアニメーターたちは言います。そして、「スパイダーバース2」が2022年公開予定から2023年6月に延期されたのはパンデミックの影響のせいではないとも言います。

2021年春からプロジェクトに参加したというアニメーターたちは、フィル・ロード氏がレイアウト段階や最初の3D絵コンテを作成する段階で手直ししたため、3カ月から6カ月間はほとんど仕事をすることができなかったと主張。

この期間を挽回するため、制作スタッフは週7日、11時間労働を1年以上続けなければならず、最終的なレンダリング段階では5回も作品を修正しなければならなかったと語りました。

また、フィル・ロード氏が常に関与していた一方で、クリス・ミラー氏は制作中しばしば行方不明になっていたとも明かしています。


これに対してソニーのエイミー・パスカルプロデューサーはフィル・ロード氏を擁護する主張を展開。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」では「1000人以上」のアーティストが作業したと述べ、これだけ多くのアーティストがこの映画に携わっているのだから、100人の脱落者がいたとしても驚くことではない、と言います。

そして「アニメーションの仕事の素晴らしさのひとつは、ストーリーが正しくなるまで続けられることです。もしストーリーが正しくなければ、正しくなるまで続けなければなりません。」とコメントしました。

レンダリングシーケンスを変更することで発生する膨大な作業に苦戦する人々について、パスカルプロデューサーは「映画製作へようこそ」と言葉を贈り、そういったリテイクは当たり前であるという認識を示しました。

アニメーターたちは「アニメーションは金曜日に完成させなければならない。完全にね。でもフィルはまだ書き直している。(中略)本当にどうかしている。私は、制作の後半でさえも物事が書き直されるプロジェクトに携わったことがある。でも、これは別次元のクレイジーさだ」ともコメントしました。

前作「イントゥ・ザ・スパイダーバース」の公開から約5年、ようやく「アクロス・ザ・スパイダーバース」が公開されるに至りましたが、このような制作現場の状況が明らかになったことで、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は本当に来年公開となるのでしょうか?今後もこの問題について注目となります。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 より公開中、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

ソース:Spider-Verse Artists Say Working on the Sequel Was ‘Death by a Thousand Paper Cuts’

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」、アーロン・テイラー・ジョンソンさんがSNSでスパイダーマンを挑発

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の主演を務めるアーロン・テイラー・ジョンソンさんが、本作の予告動画の解禁後、自身のinstagramを更新し、スパイダーマンを挑発していると話題になっています。

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アーロン・テイラー・ジョンソンさんはインスタのストーリーに予告動画を貼り付けて、「スパイダーマン、覚悟しとけよ」と短いコメントを添えています。

from Instagram

公開された予告では主人公のクレイヴン・ザ・ハンターことセルゲイ・クラヴィノフが蜘蛛に囲まれている瞬間があり、多くのファンは今後のスパイダーマンとの対戦に期待しています。アーロン・テイラー・ジョンソンさん自身も過去のインタビューで「その可能性は間違いなくある」とし、将来的な対戦を楽しみにしているとコメントしています。

その一方で、一部のファンは「モービウス」での悪夢を忘れてはいません。

「モービウス」の予告には「クレイヴン・ザ・ハンター」の予告以上に大胆にスパイダーマンが示唆されていましたが、映画本編にその予告のシーンが登場する事はありませんでした。これについて監督は「予告はソニーが作ったもので、自分ではないから知らなかった」と発言し、管轄外である事を明かしていました。

過去のこの事例から、クレイヴンが蜘蛛に囲まれるシーンは本編には存在しないのではと考えるファンもいて、SSUとスパイダーマンの関係について注意深く観察を続けているようです。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は、2023年10月6日に米国にて劇場公開予定です。