映画「ソー/ラブ&サンダー」に新たなヴァルキリー登場か ─ とある女優のプロフィールにて発覚

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画に新たなヴァルキリーが登場するとツイッターユーザー Thor: Love and Thunder News によって報じられました。MCUのヴァルキリーは2017年公開の映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」にテッサ・トンプソンさん演じるブリュンヒルデが登場し、現在は地球にてニューアスガルドの王を務めています。

今回報じられたヴィヴィアン・タング(Vivian Tung)さんは、プロフィール欄で「ソー/ラブ&サンダー」にヴァルキリー役を演じる事が紹介されています。また、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の制作にも村人役やスタントで参加していた事が紹介されており、マーベル・スタジオとの仕事は2回めとなるようです。

「ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督は以前のインタビューで「たくさんの愛が描かれる」と発言しているため、ブリュンヒルデの恋人役や、過去を掘り下げるために回想シーンで登場するのかもしれません。

今作では引き続きクリス・ヘムズワースさんがソーを演じ、ヴァルキリー、コーグ、ミーク、レディ・シフがシリーズから再登場する他、ガーディアンズのメンバーが登場する事が公式に明かされています。

その他、ラッセル・クロウさんがゼウスを演じる事を明かしています。シリーズでロキを演じているトム・ヒドルストンさんは再登場を否定しています。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年5月6日 米国公開予定です。

【噂話】映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」にウルトロン・セントリーが登場すると報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」にウルトロン・セントリーが再登場すると海外メディア The Direct が独占情報として報じました。数々の噂が飛び交う本作に、またひとつの可能性が追加される事になりました。

現在配信中のアニメ「What if…?」ではネクサス・ビーイングとなったウルトロンが猛威を奮っていますが、彼のセントリーの1体、あるいは数体が神聖時間軸に来ることがあれば、そこでウルトロンが復活する可能性もあるかもしれません。

もともとコミックのウルトロンは相当にタフなヴィランであり、アダマンチウム製のボディ(映画版のヴィブラニウム製とは異なる)はもちろん強力ですが、それにも増して、彼は自身のプログラミングコードを1バイトまで圧縮しネットワーク上に潜み、そこから再生するようなキャラクターでした。

コアなファンの多くは2015年の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でのウルトロンのあっけなさすぎるラストに満足していませんでしたが、スーパーヴィランの一人がマルチバースを経て復活する可能性が出てくるのは喜ばしいことです。

ただし、記事ではウルトロンではなく、ウルトロン・セントリーと明記されているため、サプライズを兼ねた賑やかし程度に登場し、再びあっけなく退場する事も考えられそうです。

本作にはその他、キャプテン・カーター、ロキ、シルヴィ、プロフェッサーXなどの登場の噂が出ています。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 に米国公開予定となっています。

ソース:Doctor Strange In the Multiverse of Madness Will Feature Ultron Bots (Exclusive)

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は延期がなければ低品質になっていたと監督が明かす

先週末に米国で公開されたSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は大ヒットしていますが、当初は2020年10月の公開が予定されていました。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で多くの映画が延期する中、本作も1年の延期を経てようやく公開されたわけですが、この延期についてアンディ・サーキス監督は助かった事を明かしました。

サーキス監督は9月に行われた ReelBlendポッドキャスト のインタビューで以下のように述べています。

正直に言うと先週、最後の視覚効果の作業を終えました。実際問題、当初の公開日は不可能に近かったのです。やるべきことが多すぎて、映像的にはもっと貧弱な映画になっていたでしょう。この映画の野心は非常に大きく、それを実行するには時間が足りませんでした。

2020年の2月頃には撮影を終えていた本作ですが、そこから8ヶ月ではやりたいVFXは出来なかったとの事。新型コロナウイルスは様々な被害をもたらした事を認めつつも、この映画の作業時間が増えたことは事実だと語りました。

しかし単純な公開延期ではありませんでした。VFX作業についてもパンデミック以前のやり方は通用せず、新たな作業形態についての困難さについても語りました。

もちろん、誰もがZoomを使って仕事をしていたということを考慮に入れなければなりません。新型コロナウイルスがパンデミックを起こす3週間前に撮影を終え、編集者のスタン・サルフラスと3週間過ごしました。そして、その地域の「猿」の映画で一緒に仕事をしていて、とても親しい関係にあった彼が、アメリカに帰らなければならなくなったのです。私のディレクターズカットはすべて遠隔地で行われたので、それは大変なことでした。それは非常に困難なことでした。誰もがそうしなければならないように、方法を見つけて適応していくのです。

視覚効果チームは地球上に散らばっていて、アニメーター、CGアーティスト、視覚効果スーパーバイザー、プロデューサー、すべてが世界のさまざまな場所にいます。私たちは、ショットをどのようにレビューするかについて規律を守らなければなりませんでした。

パンデミックがなかった場合の「ヴェノム2」と現在公開中の「ヴェノム2」が同じ内容だったかどうかは知る由もありませんが、プレビュー上映で2021年2位、オープニング週末の興行収入で2021年2位を獲得している状況を見ると、1年の延期に経たことは間違いではなかったようです。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公式あらすじは以下の通りです。

「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生し、彼と共同生活を送る地球外生命体(シンビオート)のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは、サン・クエンティン刑務所である死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。これまで幾度となく猟奇殺人を繰り返し、収監されたシリアルキラーで、彼には死刑執行の時が迫っていた。「私の秘密を教えよう」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。突如その時、クレタスはエディの腕へと噛みつき、エディの血液が普通の人間とは異なることに気づく…… 死刑執行の時、ついにクレタスはカーネイジへと覚醒――。世界を闇へと変えていく。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年12月3日公開予定です。

ソース:Venom 2 Director Admits Movie Would Be Much Worse With Original Release Date

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」でスターロードは地球に戻るのか、SNS上の質問に監督が反応

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督が、ファンからのツイートでスターロードはVol.3で地球に戻ってくるのかどうか質問され、反応しました。明確な回答は避けましたが、スターロード/ピーター・クイルと地球の関係についてあらためて説明しています。

ファンからの「エンドゲームでスターロードが地球にいたのはほんの一瞬でした。彼が地球を探検するシーンはありませんでしたが、ちゃんと戻ってくるのでしょうか?現代のポップカルチャー、ファッション、音楽に対する彼の反応を見てみたいものです。」とのツイートに対して「Vol.2でピーター・クイルが説明しているように、彼は地球に関わりたくないのです。彼はできる限り早く地球から脱出しました。」と回答しました。

また、「Vol.2でクイルがガモーラに語った地球についてのスピーチを見て、クイルが地球と関わりたいと思う人がいるとは思えません。彼は母親が死ぬ前の無邪気な時代のポップカルチャーや、母親やヨンドゥから伝えられた音楽が好きなだけです。」と説明しました。

Vol.2の作中でクイルは「ほかの子供達は父親と楽しくキャッチボールをしているのに俺は羨ましそうに眺めてるだけだった」など地球にはいい思い出がない事を語っています。加えて地球は母親を失った場所でもあり、クイルにとって幼少期のいい思い出は当時の曲やドラマの物語であり地球そのものではありませんでした。

さらに、「クイルがトニー・スタークに対してミズーリ出身と言ったのは、クイルが地球を気にかけている証なのでは?」という質問に対して監督は「彼は文字通りミズーリが地球上にないとは思っていなかったんです。」と回答しました。

ガン監督はTwitter上でクイルと地球の関係性についてファンからの質問を多数受け、説明しましたが、もともとの質問である「Vol.3で地球に戻るのか」という質問にははっきりと回答していません。もとの質問にあるようなクイルが現在の地球をあらためて探検するような事は、クイルが地球に対するトラウマを克服したときになるのかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

映画「エターナルズ」の新トレーラー”Protect”が公開

来月公開予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の新たなトレーラー「Protect」が公開されました。30秒の動画の中には新たなシーンも含まれており、ファストスの人間としての家族も紹介されてる他、いくつかの戦闘シーンが含まれています。

ファストスの息子ジャックは「パパ、このおじさんがマントをつけて目からビームを出しているのをテレビで見たよ!」とイカリスに大興奮。どうやらジャックはイカリスとスーパーマンを間違えているようで、イカリスも「マントは着けてないけど」と漏らしています。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

映画「エターナルズ」は2つの時代について描かれるという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」は2つの時代について描かれる事が公式のプレスリリースより判明したと報じられました。海外メディア The Direct によると、1つはエターナルズが過去に強力なチーム及び親密な家族として活動していた頃、そしてもうひとつはバラバラになってしまった現代の物語になるとの事です。

物語は2つの時代に渡って行われます。1つのストーリーは、彼らが強大なチームとして、また親密な家族として活動していた過去を舞台にしています。2つ目のストーリーは、グループが分裂し、人間に紛れ込んで生活している現在の状況です。人類の存在を再び脅かすディヴィアンツの脅威が蔓延しているため、エターナルズは互いの違いを捨てて再編成する必要があるのです。

マーベルのエグゼクティブ・プロデューサーであるネイト・ムーアさんは本作について以下のようにコメントしています。

私たちは、観客の皆さんに、これまで見たことのないマーベルユニバースの一角を発見してもらいたいと思っています。挑戦的なSF映画でありながら、人間の心を持った神話を発見してもらいたい。そして、観客が共感できる10人のヒーローに出会ってもらいたいのです。

今回のリリースの内容とトレーラーを合わせて判明したストーリーラインは、過去にチームとして活動していたエターナルズは何らかの理由でバラバラになり、人間の中で生活する中で「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のイベントを経て新たな脅威が迫り、チームの再結成を余儀なくされるというものです。

MCUの中でもエンドゲームに次ぐ上映時間を設定している本作で、エターナルズの過去と現在がじっくりと描かれることになるようです。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Disney Confirms Eternals Movie to Be Split Into 2 Storylines

トム・ホランドさんが映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公開を祝福

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」が2021年10月1日に米国で公開された事を受け、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でスパイダーマンを演じるトム・ホランドさんが祝福のメッセージを投稿しました。

ホランドさんは自身のInstagramストーリーに以下のような投稿をしました。

今夜がその日だ。早く見たくてたまりません。おめでとう、アンディ・サーキス、トム・ハーディ、そしてソニー・ピクチャーズ。噂は本当ですか?😏

from Instagram@tomhollando

先日はヴェノム/エディ・ブロック役のトム・ハーディさんが「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のキャップを被っていた事でMCUに登場するのではないかと考えられていますが、今回のトム・ホランドさんの投稿はそれが実現する事を示唆しているのでしょうか?

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公式あらすじは以下の通りです。

「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生し、彼と共同生活を送る地球外生命体(シンビオート)のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは、サン・クエンティン刑務所である死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。これまで幾度となく猟奇殺人を繰り返し、収監されたシリアルキラーで、彼には死刑執行の時が迫っていた。「私の秘密を教えよう」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。突如その時、クレタスはエディの腕へと噛みつき、エディの血液が普通の人間とは異なることに気づく…… 死刑執行の時、ついにクレタスはカーネイジへと覚醒――。世界を闇へと変えていく。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年12月3日公開予定です。

ジェームズ・ガン監督が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」で新キャラデビューを示唆

2022年ディズニープラスで配信予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」に新キャラクターが登場する事をジェームズ・ガン監督が自身のTwitterで示唆しました。ガン監督は2023年公開予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」と並行して本作の開発を進めています。

投稿によると「完全に私の主観であり、時におかしな意見なのは確かだけど、MCU史上もっとも偉大なキャラクターの一人を紹介します。」との事。

このキャラクター候補について、多くのファンはふたりのキャラクターに期待しています。

一人目は映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」(2017年)のラストに登場した黄金の繭。ソヴリンの女王がアダムと名付けたこの繭はコミックのアダム・ウォーロックの繭だと考えられています。

コミックのアダムは悪の組織エンクレイヴに作られましたが、施設を逃亡。シフやソーといった数々のヒーローとの出会いを経て、ヒーローとして悪と戦う事を決意しました。コミック「ザ・インフィニティ・ウォー」ではヒーロー軍の中心人物であり、打倒サノスの先頭に立っていました。そしてその後、インフィニティ・ストーンを監視するチーム、インフィニティ・ウォッチを結成しました。

アダムについて知っているファンは映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に登場するのではないかと考えていましたが、残念ながら登場せず、現在宙に浮いたままになっているガーディアンズ2のアダムが「ホリデー・スペシャル」で回収されるのではないかと期待を寄せています。

二人目の候補はサンタクロース。ホリデー・スペシャルに相応しいキャラクターでもあり、最近のコミックで判明したことですが、サンタクロースはジーン・グレイやマグニートーに並ぶオメガレベルのミュータントです。

以前はトナカイを失ったサンタが悲観にくれていた時、なんとかしてあげようとアイアンマン達がインフィニティ・ガントレットを与えてしまった結果、全能の力を手に入れたサンタが暴走し、ヒーロー総出で止める事態にも発展しました。

下の画像は「ガントレットを返してほしいのか?返してほしくばかかって来い、お嬢ちゃんたち!」と荒ぶっているサンタのシーンです。

©MARVEL

以上の二人はあくまでファンの推測であり、ガン監督は「不思議に思われるかもしれない」と同意を得られない可能性を指摘している事から予想外のキャラクターが登場する事は大いにありえそうです。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」についてガン監督はこれまでに、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の前に見て欲しい事、外伝ではなく正史である事、そして40分未満の作品になることを明かしています。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は2022年ディズニープラスで配信予定、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

映画「エターナルズ」、不発弾で撮影が中断していた事が明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の監督とキャストが海外メディア Empire Magazine とのインタビューの中で撮影時に苦労した点について明かしました。その中でキンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんは、撮影中に不発弾が見つかり、撮影が中断していた事を明かしました。

当時のことを振り返って、ナンジアニさんは以下のように述べました。

俳優の何人かがこの金属製のものを見つけて、「おい、それは何だ?」。私は、「みんな、なんでスケジュールが変わるんだ?爆弾があるってどういうこと!?」と言っていたのを覚えています。

エターナルズは2019年秋、カナリア諸島のひとつフエルテベントゥラ島で撮影を行っていましたが、その際に不発弾が発見されたのだといいます。この島は第二次世界大戦中にドイツ軍が占領していた軍事基地あったとされている地で、爆弾は戦争中のものであると考えられていたとの事。セナ役アンジェリーナ・ジョリーさん、イカリス役リチャード・マッデンさんをはじめとするキャストやスタッフが当日のロケに参加していたことが報じられていますが、爆弾処理班が安全に爆発物を取り除いてくれたとの事です。

不発弾とは何とも恐ろしく、苦労話というよりは恐怖体験に近いものがありますが、イカリスを演じるリチャード・マッデンさんは安心出来る苦労話を明かしてくれました。

撮影に際して巨大な宇宙船のセットを作った本作でしたが、マッデンさんは何度も迷子になったと語っています。

あれで何度も迷子になったよ。言い訳だけど、僕のアパートの10倍の広さがあったんです。

また、フエルテベントゥラ島でのロケは不発弾以外にもトラブルがあった事をクロエ・ジャオ監督が明かしました。

過酷な経験でした。ある時は砂嵐に見舞われ、全員がテントの中で目を開けられずに身を寄せ合ったこともありました。

昨今の技術進化は飛躍的なものがあり、巨大なブルースクリーンを使って背景をすべてCGで描く事は珍しくも有りませんが、「エターナルズ」は火山島でのロケをするという方法を選択し、制作にあたったとの事です。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Marvel’s Eternals Actor Confirms Unexploded Bomb Delayed MCU Production

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」、米国プレビュー上映で1,160万ドルに達し、2021年2番目の興行成績を記録

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の米国公開が 2021年10月1日 となり、その前夜に行われたプレビュー上映にて1160万ドルの興行収入を記録した事を海外メディア Deadline が報じました。これはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の1320万ドルに次ぐ2021年、そしてパンデミック以降の公開作品で2位の記録となります。

2021年10月2日現在、2021年のトータル興行収入1位である映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のプレビューは880万ドルであり、ヴェノム新作はそれを上回る好調なスタートを切っています。

ただしレビューサイト RottenTomatoes では「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公開一ヶ月を経過しても批評家レビューが92%、ユーザーレビューが98%を維持しているのに対して、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は批評家レビューが60%、ユーザーレビューが86%とやや低いスタートなっています。

低レビューの主な内容は90分という上映時間と、そこから来るストーリーテリングの不足が指摘されています。アクションシーンは高レビューのポイントとしてよく取り上げられています。

レビューは「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を下回っている「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ですが、シャン・チーが米国の次に大きな市場である中国での上映の見通しが立っていない事を考えると、最終的な世界興行収入がどうなるかはまだまだ未知数となっています。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公式あらすじは以下の通りです。

「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生し、彼と共同生活を送る地球外生命体(シンビオート)のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは、サン・クエンティン刑務所である死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。これまで幾度となく猟奇殺人を繰り返し、収監されたシリアルキラーで、彼には死刑執行の時が迫っていた。「私の秘密を教えよう」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。突如その時、クレタスはエディの腕へと噛みつき、エディの血液が普通の人間とは異なることに気づく…… 死刑執行の時、ついにクレタスはカーネイジへと覚醒――。世界を闇へと変えていく。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年12月3日公開予定です。

ソース:‘Venom: Let There Be Carnage’ Looking At Extremely Robust October Opening Day & Weekend Start – Friday Afternoon Update