【噂話】「ストレンジ・アカデミー」と「ノヴァ」は映画とドラマどちらになるかまだ未定

マーベル・スタジオが開発中の「ノヴァ」と「ストレンジ・アカデミー」に関して、映画として制作されるのか、ディズニープラス向けのドラマとして制作されるのか、まだ決まっていないと報じられました。2025年2月にはどちらも開発が中断していると報じられていましたが、今回のニュースは再開の兆しとなるのでしょうか。

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スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は「ストレンジ・アカデミー」と「ノヴァ」が映画とドラマどちらになるかを検討中だと報告。

開発中断とされていた両プロジェクトが、再開しはじめようとしているようです。

「ノヴァ」に関しては 2024年7月、ケヴィン・ファイギ社長がドラマであるとしていましたが、今回の報告によると再検討されている事に。

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ノヴァはアニヒラス(アナイアラス)をボスとするフェーズ7で重要な役を担う事が予想される傍らで、ディズニーとマーベルはドラマと映画の関連性を少なくしていく新方針を取っています。したがって、「ノヴァ」をドラマとして制作する事は、この新方針と反する事に。映画になる可能性が上昇していると言えそうです。

「ストレンジ・アカデミー」は 2020年にリリースされた比較的新しいコミックを原作とする作品で、2023年頃から噂が出始め、2025年1月に開発が正式スタートしたとも報告されていました。

ドクター・ストレンジを校長とする魔法学校を舞台とする作品で、コミックではアガサ・ハークネスやスカーレットウィッチ、ドラマ「アイアンハート」に登場予定のゼルマ・スタントンなどを講師に迎え、ティーンの魔法使いの卵たちの青春コメディを描いています。

MCUではこれまでにスパイダーマンやミズ・マーベルが学園モノとしても描かれていましたが、「ストレンジ・アカデミー」では人間やアスガルド人だけでなく、悪魔や宇宙人、異形の者まで様々な魔法学生がデビューすると見られています。

「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のあと、ドクター・ストレンジは忙しさから解放され、新世代の魔法使いの育成に注力できるようになるのでしょうか?一時期は「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」のように、別の世界を舞台にしたアニメ作品になる可能性も指摘されていました。

こちらも映画化が検討されるほど重要な作品になるのであれば、コミックのような学生たちではなく、現在のソーサラー・スプリームであるウォンに師事していると考えられているアメリカ・チャベスとリントラに加えて、ワンダの息子たちであるビリーとトミーを学生として入学させていくのかもしれません。

どちらもフェーズ6が終わってからになると予想されており、続報があり次第、またお知らせする事になります。

マーベルがムジョルニアの新しい資格者となる意外な生物を紹介

マーベル・コミックが伝説のハンマーであるムジョルニアの新しい資格者を紹介しました。新コミックのヴァリアントカバーに描かれたその正体は、とても意外な生物であり、ハンマーがアスガルドの王に相応しい人物(?)として認めた可能性があるようです。

626番目の試作品であるスティッチがEarth-616への侵略を始めるとして、「アベンジャーズ #30」のヴァリアントカバーにムジョルニアを持つスティッチが登場。

今のところこれはカバーアートのみの楽しいコラボだとされていますが、現地のコミックファンはロケット・ラクーンとスティッチの対決や、ジェフ・ザ・ランドシャークとスティッチのギャグ漫画などのリリースを期待しているようです。

スティッチのいたずらには地球最強のアベンジャーズも困り果てているようですが、スティッチ実写化が行われた事で、いつか「アベンジャーズvs.スティッチ」の映画が制作される可能性もごくわずかに芽生えたと言えそうです。

ディズニー100周年、マーベル85周年を記念して、現在コミックではアベンジャーズとプレデターやエイリアン、ゴジラなどと対決しています。ディズニー115周年、マーベル100周年を迎える頃にはこれらのいずれかが実写化されていたりするのでしょうか。

映画「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」、バクスタービルのアートを公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」の公式 Instagram が初公開となるいくつかのアートを投稿。その中で、チームの本拠地となるバクスタービルのコンセプトアートも登場しました。

投稿では「ファンタスティック・フォーとフューチャー・ファウンデーションの本拠地」と紹介され、コミック版を基調としたデザインにいいねの数も6万を超えてきています。

なお、コンセプトアートという事で、実際の映画に表示されるビルとは異なる外観である可能性は高いです。これまでに公開済みのポスターに表示されているビルのデザインとも多少違っています。

©MARVEL,Disney

「ファーストステップ」の物語は神聖時間軸とは別の地球で展開されると発表されており、このバクスタービルが建っているのはこれまでにスパイダーマンの映画やデアデビルのドラマで見てきたニューヨークとは別のニューヨークという事になります。

かつて、映画「スパイダーマン:ホームカミング」でトニー・スタークがアベンジャーズタワーを誰かに売却した際、その買い取り手がミスター・ファンタスティックで、跡地にバクスタービルが建つのではないかとも噂されていましたが、これは実現しませんでした。

他にも犯罪王キングピンが買い取って本拠地にするという考察もありましたが、これもそうではなく、実際はコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌが買い取っていた事が映画「サンダーボルツ*」でようやく明かされる事になりました。

しかしヴァルがタワーを再利用したという事実は、映像上の矛盾を抱えており、ファンは頭を悩ませています。

スパイダーマンの映画に登場した跡地に建っていたビルは大きく外観を変えていたにも関わらず、「サンダーボルツ*」では元のアベンジャーズタワーの姿(最上階のラウンジの内装も)へと戻っていました。

ヴァルが新しいビルを建てたにも関わらず元のデザインに戻した説や、トニー・スタークがヴァルに直接売却したのではなく、一旦別のオーナーを挟んで改装されたものをヴァルが買い取って元に戻した可能性などが考慮出来ますが、公式の正式な回答は今のところ提示されていません。

それはともかくとして、「ファーストステップ」のその先にアベンジャーズタワーとバクスタービルがニューヨークに並び立つ光景が待っているのでしょうか。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に 日米同時公開予定です。

映画「サンダーボルツ*」で無視されてしまった伏線

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」は商業的にはやや伸び悩んだものの、映画としての出来栄えは辛口の批評家やファンからも高く評価されました。しかし、この映画で過去に蒔かれた伏線の種を回収する事は叶いませんでした。

2022年11月、ディズニープラスで配信された「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」のラストで、ネビュラがバッキーのヴィブラニウムアームをロケットにプレゼントしています。

これはジェームズ・ガン監督が「ネビュラがバッキーから奪ったもの」とし、MCUの正史だと説明していました。

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「サンダーボルツ*」ではバッキーがヴィブラニウムアームを食洗機で洗う少しおもしろい瞬間が用意されていましたが、ネビュラとの間に何があったのかを説明する時間はありませんでした。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でバッキーとネビュラやロケットが顔をあわせる瞬間があればそこで何かが起こる可能性がありますが、作中で起こるであろう事態の大きさを考えると、「サンダーボルツ*」より余裕があるとは思えない所。

このままひっそりと触れられること無く終わっていくのか注目です。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わってメルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

チームのうち、タスクマスターを除くエレーナ、レッドガーディアン、バッキー、エイヴァ、ジョンの5人とボブは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に再登場する事が発表されています。

映画「サンダーボルツ*」あるいは「ニュー・アベンジャーズ」は 2025年7月1日から米有料配信、DVD、Blu-rayは7月29日に米発売予定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」俳優のひとりは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」には呼ばれないと考えている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズなどに出演したセス・グリーンさんが、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に自分の椅子がないと感じている事をインタビューで明かしました。

海外メディア The Direct との会話で「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ホワット・イフ…?」のハワード・ザ・ダックの声を再演するのかと質問されたセス・グリーンさんは、話し合いはなかったと語っています。

いや、特に何も…(この役を演じるのは)大好きなんです。私にとって最高の特権の一つです。僕がこれまで様々な形でこの役を演じてきたことがどれほど大きな意味を持つか、想像もつかないでしょうけど。本当に素晴らしい事なんです。

そして、追加で招待される可能性についても少ないと考えていることを明らかにしました。

そんなことが起こるなら、もっと早く聞いていたはずです。誰も私にヒントシートをくれたり、話のネタを用意してくれたりはしませんでした…だから、そんなことが起こるなんて全く自信がありません。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のポストクレジットシーンで初登場したハワード・ザ・ダックは、廃墟と化したコレクターのミュージアムでくつろぐ姿が描かれていました。その後は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」の惑星コントラクシアで短いカメオ出演を果たしています。

「ホワット・イフ…?」シーズン3では予想外にもダーシー・ルイスと恋に落ち、娘のバーディー・ザ・ダックが誕生。キャプテン・カーターやカホーリらと肩を並べてマルチバースを救ったバーディーの父親として重要な役を担っていました。

セス・グリーンさんは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「シークレット・ウォーズ」に招待されていないのかもしれませんが、ハワード・ザ・ダック自体はCGキャラクターという事もあり、画面のどこかに表示される可能性は残されています。

また、スターロードを主人公とする「レジェンダリー・スターロード」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー4」などにも登場の余地は残されているかもしれません。

ソース:1 Guardians of the Galaxy Actor Has ‘No Confidence’ In Avengers Doomsday Appearance (Exclusive)

【噂話】ソニー・ピクチャーズが全ての実写スパイダーマンスピンオフの開発を一時停止へ

ソニー・ピクチャーズが実写版のスパイダーマンスピンオフ作品の開発をすべて中断したと報じられました。SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」の公開2日前にSSUの開発停止のニュースが報じられて以降、2025年に入ってからはリブート計画の噂などもありました。

本日、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は「ソニーが計画中のヌルプロジェクトを含む、スパイダーマンの実写スピンオフの全計画を事実上一時停止した」と最新状況を報じています。

邪神ヌルはもともと「クレイヴン・ザ・ハンター」で紹介される予定でしたが、映画の公開順変更が影響したのか、実際には「ヴェノム:ザ・ラストダンス」で紹介され、「クレイヴン・ザ・ハンター」では特に言及されませんでした。

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「ラストダンス」のケリー・マーセル監督はSSUにヌルを登場させる計画は「ヴェノム2」の頃からあったと明かし、「ラストダンス」制作時に真っ先に取り組んだのがヌルのデザインだったとも語っていました。

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しかしSSUはヴェノムシリーズ以外の映画でことごとく商業的にも批評的にも失敗を重ね、ソニーは「エル・ムエルト」などの制作を中止。「クレイヴン・ザ・ハンター」の公開時には世間からこれが当面の最後の映画とみなされていました。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はスパイダーマン/マイルズ・モラレスをMCUでデビューさせる事を以前から話しており、ソニーがリブートする新しいSSUはこのマイルズが中心になると考えられていましたが、それも今は一旦凍結となりそうです。

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「クレイヴン・ザ・ハンター」の制作は発表から6年をかけて困難を極め、主演のアーロン・テイラー=ジョンソンさんは続編映画「クレイヴンズ・ラストハント」を熱望していましたが、実現の可能性はほぼなくなりました。

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ヴェノムを演じてきたトム・ハーディさんは、スパイダーマンとのクロスオーバーを今も希望していますが、ヴェノム単体でも再演する心構えを見せています。

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「マダム・ウェブ」のダコタ・ジョンソンさんはソニーの映画製作のやり方を批判しつつ、再演の機会があれば挑戦する姿勢を見せていましたが、これも実現不可となりそうです。

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SSUの初のドラマで最後のドラマとなりそうな「スパイダー・ノワール」は撮影を済ませて編集段階に入っていますが、今回の報道が「スパイダー・ノワール」の配信中止を含むのかは分かっていません。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、決戦に三人が少しだけ集まるような映画は作りたくなかった、監督が明かす

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督が、海外メディア Collider とのインタビューで制作当時を振り返り、その裏話を語りました。

ジョン・ワッツ監督はトビー・マグワイアさんとアンドリュー・ガーフィールドさんのスパイダーマンを再登場させた経緯について、次のように述べています。

スパイダーマンの映画の記事を読むたびに、いつも感情的な反応をしていました。『アンドリュー・ガーフィールドの方が好きだ』とか『トビー・マグワイアの方が好きだ』とか。『サム・ライミ版が一番いい。ライミ版には絶対に及ばない』みたいな、暗黙の競争があるように感じていました。でも、私はスパイダーマンの映画を全部、まるで子供のように同じように愛しています。『スパイダーマンが誰か一人より優れている』ではなく、『みんながスパイダーマンである』という物語を語れたらどんなにクールだろう? 彼らが力を合わせれば、共通の経験を得て、個人としてよりも偉大な存在になれるんじゃないか? それが、物語全体の始まりとなった、大まかなテーマのアイデアでした。

本作はマルチバースを舞台とする事で、三人のスパイダーマンを集合させるアイデア自体は簡単だったとしつつも、それをどのように扱うかは様々な議論があったと言います。

「映画の第3幕で何が起こっているにせよ、ピーター・パーカーが大変なことになる! スウィップ、あのクモの巣はどこから来たんだ? スウィップ、あのクモの巣はどこから来たんだ?」と、無口な人物がいたのを覚えています。そこに、トビーとアンドリューを登場させ、危機を救い、そして去っていく。
私は「そんなのは作りたくない。絶対に作りたくない」と思いました。カメオ出演で登場するキャラクターが「こんにちは! 覚えてる? わかった、じゃあまたね」なんて展開は、「そんなのはありえない」と思ったんです。

誰が言い出したアイデアかは明かしませんでしたが、最後に少しだけ顔を見せるようなファンサ映画はやりたくなかったという監督は、彼ら自身の物語を構築していく事をやっていったと説明。

だから、同じ男の3つのバージョンが、本当に暗い時代に互いに助け合うことを学ぶという大まかなアイデアは、物語を構築するのに十分な感情的な基盤になると思いました。それを描いていくうちに、「なぜ彼らは皆ここにいるのか?何が起こったのか?どうしてこんな状況になったのか?」という疑問が湧いてきます。それが私たちのやり方です。そこから始めました。登場人物全員を真剣にキャラクターとして捉え、それが現実的で感情的なものであることを確認し、そこから物語を構築していくのです。

そして、脚本全体を書いてからトビー・マグワイアさん、あるいはアンドリュー・ガーフィールドさん、もしくはその双方に断られるのは「考えたくもなかった」というワッツ監督は、前述のようなコンセプトを説明した上で快く引き受けてもらったと明かしました。

そんな二人の登場シーンは、実は当初は実際の映画とは別のプランだったと言います。

トビーとアンドリューが映画に出演するという噂はありましたが、これは撮影中のことです。これは、うまく機能する脚本があっても完璧とは限らないという、もう一つの例です。脚本はもっと良くしていくことができます。脚本を書きながら、スパイダーマンたちをどこで登場させたいかを考えていたのですが、ピーターはメイおばさんが亡くなったことで悲しんでいて、ポータルが開いて2人のスパイダーマンが出てくる、という展開がずっと描かれていました。

たぶんどこかの屋上だったと思います。ぼんやりとしていて、まだ理解しようとしている。それからRedditを見ていて、「スパイダーマン2人が姿を現す時は、きっとこんな感じになるだろう」というファンアートを描いている人たちを見ていたんです。それが屋上でのアートでした。悲しい感じで、ドクター・ストレンジのポータルが2つ開いて、スパイダーマン2人が外に出てくる。「うーん、それは無理だ。もしみんながこうなると思っているなら、絶対にこのままでは無理だ」と思ったんです。

自分のアイデアがファンと被っていた事で、監督はこの大事なシーンを変更せざるを得なくなったと言います。

バスター・キートン(世界三大喜劇王)の言葉を思い出しました。彼はこう言っていました。「観客に私の予想を裏切ったと思ってもらうのが好きで、その後で裏切るんだ。」私は、観客は賢くて、ストーリー展開も予想できて、ジャンルも理解していて、それでいてサプライズがある、そういうストーリーテリングのアプローチが好きです。だから、たくさんのファンアートを見て、「みんなが予想していることと全く同じことは絶対にできない」と思った後、「誰も予想していないことは何か?」と考えました。

「クイーンズにあるネッドのおばあちゃんの家に二人のスパイダーマンが現れるシーンだ。Redditでそんなファンアートを描いている人はいなかった」と思いました。物語の中では、まさにうってつけでした。というのも、これはピーターの物語から初めて離れるシーンだからです。

落ち込むトム・ホランドさんのピーターに二人のピーターが声をかけるシーンの前に、ネッドの家で観客に先に二人のピーターを紹介する事で、ファンが考えていたものとは違う登場を演出する事に成功しました。

こういった変更の他にも、新型コロナウイルスのパンデミックの影響による変更は多々あったことがこれまでにも明かされています。

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監督は先日の別のインタビューではパンデミック下での大作映画の制作での多大な精神ストレスを受けたことも語っていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-fantastic-four-jon-watts-reveals-why-he-dropped-out/”]

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Reddit Changed the Way Andrew Garfield and Tobey Maguire Were Introduced in ‘Spider-Man: No Way Home’ [Exclusive]

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が全米ストリーミング映画部門で1位に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のディズニープラスでの配信が、最新のストリーミングランキングで1位を獲得したと報じられました。

ニールセンによる全米での集計結果に基づくランキングで、今回の最新のランキングの集計期間は2025年5月26日~6月1日、「ブレイブ・ニュー・ワールド」の配信が始まった初週の結果となっています。

ここで「ブレイブ・ニュー・ワールド」は総再生時間が7億5000万分を記録。映画を単純に120分とすると、全米で約625万人が視聴した事になります。映画の興行収入は振るわなかった本作ですが、ストリーミングでは意外な結果となりました。

かつては「マーベルズ」でも似たような現象がありましたが、日本でもアメリカでも映画の鑑賞料金が以前よりも値上げされている事もあり、年に何本ものマーベル映画にお金を払いたくないというサブスク限定のファンが一定数存在しているようです。

自宅のテレビやスマホの画面で十分だと考えるファンは映画館にいかずともより安い料金で視聴出来る事もあり、映画館で鑑賞した上でもう一度見たいというファンとあわせて今回のランキング入りを果たしています。

7月、8月中に配信されると予想される「サンダーボルツ*」でも同様の現象が見られる可能性が高そうですが、夏公開の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」はどのような結果になるのか注目です。

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」はアンソニー・マッキーさんが主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを続投する他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーが再登場。

その他、ヴィランとして映画「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるザ・リーダー/サミュエル・スターンズが再登場し、故ウィリアム・ハートさんに代わってハリソン・フォードさんがサディアス・”サンダーボルト”・ロスとして登場。

また、リヴ・タイラーさんがサディアスの娘ベティ・ロスを「インクレディブル・ハルク」ぶりに再演します。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は ディズニープラスで配信中です。

【ネタバレ注意】映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」、撮影監督のSNSが噂のキャラの画像を共有

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」の撮影監督を務めるブレット・パウラックさんが、Pinterest で大量の画像を共有。これにより、これまでに噂になってきたキャラクターの一部の登場が認められたのではないかと話題になっています。

※これより先は「スパイダーマン:ブランニューデイ」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

パウラックさんはコレクションを使用して「ブランニューデイ」のムードボードを作成。

映画の特定のシーンやその撮影方法に影響を与えそうなビジュアルをコレクションし、「アメイジング・スパイダーマン2」や「スパイダーバース」といった過去の映画やコミック、その他のアートなども集める中でスパイダーマン以外にやたらとハルクの画像を集めている事が目につきます。

海外ファンはこのコレクションを見て、「ブランニューデイ」のヴィランとしてハルクが登場するという噂が真実味を帯びてきたと感じているようです。ただし「ブランニューデイ」にはマルチバース要素もあるとされており、映画に登場するというハルクが我々がこれまでに見てきたハルクと同一人物であるかどうかは分かっていません。

また、コレクションの最後にはスパイダーマンがメリー・ジェーン・ワトソンと思しき顔の見えない女性を抱きしめる画像も含まれています。

なお、アカウントは既に削除されてしまっています。

今回の一件が本当に噂を裏付けているのかは、8月からスタートするとされている本撮影で見えてくるかもしれません。

映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督のもと、「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんコンビが引き続き執筆。2026年7月31日 に米国劇場にて公開予定です。

MCU「スパイダーマン」監督が「ファンタスティック・フォー」降板の真の理由を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」はドラマ「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督が手掛けていますが、制作発表当初は「スパイダーマン:ホームカミング」から「ノー・ウェイ・ホーム」までを制作したジョン・ワッツ監督がメガホンを取るとされていました。

「ノー・ウェイ・ホーム」公開後の2022年、ジョン・ワッツ監督の円満降板が報じられ、休息が欲しいという理由だとされていましたが、監督の最新インタビューで降板の詳細について語られました。

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海外メディア THR とのインタビューでパンデミック渦での「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の制作を振り返り、監督は次のように述べています。

新型コロナウイルス感染症対策のあらゆるプロトコルを遵守しながら、クリエイティブな作品を作り続け、同時にキャストやスタッフ全員の安全も確保しなければならないという精神的な負担は、本当に大変でした。一歩間違えれば、文字通り人が亡くなる可能性もあったのですから。それに加え、ポストプロダクションのプロセスも非常に困難でした。

VFXの仕事は、世界中のベンダーと連携する国際的な要素が強く、COVID-19の影響でサプライチェーンが寸断されていました。従来の方法で特殊効果を制作するのは本当に困難でした。

映画やドラマの撮影中、危険なアクションシーンなどで人命に関わる事がありますが、コロナ禍においてはあらゆる現場でそのリスクがあり、その負担や重圧は部外者の想像を絶するものだったようです。

大作映画を作るという重圧に加えて、コロナ禍という重圧も重なり、あの映画を素晴らしいものにするために必要な力が自分にはないと悟りました。とにかく疲れ切っていたので、回復に時間をかける必要がありました。マーベルの皆は、私の気持ちを深く理解してくれました。彼らも私と同じ経験をしてきたので、あの経験がどれほど大変で、どれほど疲れるものだったかを分かっていました。最終的にはとても満足のいくものでしたが、ある時点で、素晴らしい作品にするために必要なレベルでやり遂げられないのであれば、やらない方が良いと思ったのです。

ワッツ監督は予定を遵守して無理やり「ファンタスティック・フォー」を制作してクオリティを低下させてしまうよりは潔く降板したほうがいいと判断し、スタジオ側もそれを受け入れてくれたと説明しました。

幸いな事にバトンを渡される事になったマット・シャックマン監督の「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」の現状でのファンの印象は好評で、劇場公開が期待されている状況です。

「ノー・ウェイ・ホーム」の続編となる「スパイダーマン:ブランニューデイ」は新しく「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督をむかえており、現状でジョン・ワッツ監督が戻るための椅子は用意されていません。

ワッツ監督はマーベルを離れたあと、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の制作に関わり、その後はジョージ・クルーニーさんとブラッド・ピットさんが共演し、ライバル関係のフィクサーを演じる新しいアクションコメディ「ウルフズ」を制作しました。

この時、「マーベルのアクション映画を撮るときは、楽しいアクションシーンはすべてセカンドユニットの監督に任せることもあります。マーベル映画では、やるべきことがたくさんあるので、仕事を分担するのです。クリストファー・ノーランのようにすべてを自分でやれる機会はめったにありません。今回(ウルフズ)は、『すべてのショットを撮りたい』と思いました。」と細部まで自分ひとりで撮れる作品に取り組みたい意志を示していました。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に 日米同時公開予定です。

ソース:‘Spider-Man’ Director Jon Watts Reveals Why He Dropped Out of ‘The Fantastic Four’