ドラマ「ミズ・マーベル」、5話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年7月6日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1エピソード5「Time and Again(邦題:時を超えた絆)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

インド・パキスタン分離独立

4話のラストでカマラ・カーンがタイムスリップした1947年。この年の8月14日と15日にかけて行われたインド・パキスタン分離独立のニュース映像が流れ、アナウンサーはこれが血に塗れていると紹介します。

1947年はマーベルの時系列でいうと映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の少しあとで、ドラマ「エージェント・カーター」のシーズン2の舞台の頃にあたります。

ニュースはこの騒乱を理解するには発端となった1942年まで遡る必要があるといい、映像は史実からフィクションへと切り替わっていきます。

1942年はここでのニュース映像にも登場しているインド国民会議派のガンディーやネルーといった人たちが、反英闘争を開始した年。ここからスタートして5年後に独立を果たしますが、途中には日本政府と旧日本軍も大きく関わっています。ここですべてを紹介する事は出来ないため、興味のある方は以下の参考リンクなどをご参照ください。

 

カメラがカマラの曾祖母アイシャに切り替わると、3話の冒頭シーンでバングルを見つけたあと、ナジマ達と離れ離れになり、イギリス兵に追われていた事がわかります。追手を投げナイフで黙らせた所でミズ・マーベルのタイトルロゴがウルドゥー語やヒンディー語など様々な言語で表示されます。

この中のひとつは今回のエピソードで登場するカマラの曽祖父にあたるハサンが提出したと思われる定住カードが表示され、妻と子供がいる事が表記されています。

©MARVEL,Disney

この書類のインデックスは0012になっており、コミック「ミズ・マーベル #12」でカラチに向かうエピソードが描かれていた事を参照しているようです。

曾祖母アイシャと曽祖父ハサン

イギリスからの独立を目指すスピーチをするのはハサン・カーン。演じているのはカラチ生まれの俳優・歌手として活動しているファワード・カーンさん。奇しくも同じ名字です。

イギリス兵に追われていたアイシャは警戒心丸出しで愛想が悪く、お世辞にもいい出会いではありませんでしたが、日が沈み、お腹も減った所でハサンの厚意に甘えることにするアイシャでした。

ここで登場するパラタは昨今日本でも市場に出てきている食べ物。パイ生地とパンあるいはナンの間と表現される事が多く、ギー(バターオイル)が塗り込まれているため風味がたっぷりの食べ物です。

「出来立てのパラタの匂いにそそられないなんて、本当にこの世界の人間なのか」と鋭い突っ込みをするハサンを前に、無言で手を伸ばすアイシャでした。

求めるものは自ずとやってくる

「君を見ると大好きな詩を思い出す」とハサンが詩を読み上げると、その一節には「求めるものは自ずとやってくる」という言葉。これは前回のエピソードでレッドダガーズのワリードがカマラのバングルに彫られていると言っていた言葉です。

その後、「気が変わった」というアイシャとハサンは愛し合い、カマラの祖母サナが生まれ、1947年の分離独立のときが迫ります。

ナジマとの再会

とある夜、ナジマがアイシャの家を来訪し、「計画通り一緒に故郷(ヌールディメンション)に帰ろう」と迫ります。「バングルは安全な場所に隠した」と嘘をつくも「明日の日没までに取ってきて、みんなで帰ろう」という流れに。

ワリードの説明では、バングルを使ってヌールディメンションに帰るためには、この世界が消えてしまうとの事でした。アイシャもこの事を知っていたのか、この世界で愛するものを手にしてしまったアイシャは「私はいいから先に帰って」とバングルを渡すわけにはいかなくなりました。

サナを救った星

「突然星が現れて父の腕の中に戻してくれた」とこれまでのエピソードの中で明かされていたサナの物語ですが、サナを救ったのはカマラ自身でした。カマラのパワーで作り出された足場が砕けた残骸が星のようにキラキラと舞い、サナを父の元へと届けたのでした。

4話はカラチの周辺で展開されていましたが、この駅はカラチに向かう列車が出発する駅なので、地図的にもある程度離れた距離から呼び出された事になります。

分離独立を描いたミズ・マーベル

4話と5話の撮影を担当したシャーミーン・オベイド=チノイ監督はカラチ出身の監督で、東南アジアで撮影されたこのエピソードは「西洋人が知らないことに触れていく」と配信前の制作陣インタビューにて語られていました。

また、ハリウッド作品として初めて分離独立を正しく描いたものとし、パキスタンではディズニープラスシリーズで世界初となる劇場上映が行われています。

ヴェール

過去から戻ったカマラの眼前にはヌールのヴェールが開いていました。ワリードが説明していたヌールディメンションとこの世界を隔てている存在です。

ヴェールを見たクランデスティンのファリハが「これで故郷に帰れる」と手を伸ばすと光に触れた瞬間にファリハは黒く結晶化し、次の瞬間には白骨となりました。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」においてインヒューマンがテリジェンミストを浴びた際にも黒くなり、選ばれたものは能力が覚醒し、選ばれなかったものは砕けていたのと似た描写になっています。

これを見てもひるむことなく、「私なら通れる」とチャレンジしようとするナジマ。しかしカマラの呼びかけが功を奏し、帰るのを諦め、生命と引き換えにヴェールを閉じました。息子カムランを見捨ててきたナジマでしたが、アイシャがサナを愛していたように、この瀬戸際で息子のために世界を残すほうを選んだという事でしょうか。

そしてヌールがカムランの元へと届き、コミックのカムランのようなカラーの結晶をまとう様子が描かれています。

それぞれの絆

ムニーバとサナが登場し、修羅場の最後を目撃してしまった母は「あなたがライト・ガールだったの?」と困惑しています。カマラのヒーロー姿の通称はナイト・ライトですが間違って覚えている様子。

サナはカマラの力を見ても「あの時助けてくれた!?」とはなりません。時が経ちすぎたのでしょうか。

そしてカマラはカリームから赤いスカーフを受け取り、ムニーバが拾った壊れたネックレスがコミックのミズ・マーベルのシンボルマークになっていた事から、ようやく正式なコスチュームの要素が揃いました。アベンジャー・コン用のハルクの衣装を作ってくれたように、ムニーバが作ってくれるのか次回に期待です。

©MARVEL,Disney

サナの邸宅に戻った三人は昔のアルバムを見ながら、サナはムニーバが「ブルース・スプリングフィールド」の追っかけだったと話していますが、これは「ブルース・スプリングスティーン」と勘違いしているのでしょうか。

ブルース・スプリングスティーンさんは2021年に全米で最も収入を上げたミュージシャンとなっており、5億9000万ドル(約670億円)の収入でその大半は原盤権と音楽出版権の売却によるものと報じられていました。

ムニーバは自分がナイト・ライトをライト・ガールと間違えて覚えていることを棚にあげつつ、そもそも追っかけしていたのは「ボン・ジョヴィ」だとサナが二重の間違いをしている事を突っ込みます。結局のところ、どこの国でも母親はこういう間違いをするようです。

祖母と母、そして母とカマラというそれぞれの母娘はアイシャとバングルのお陰でようやく分かり合える時を迎えることが出来ました。

カムランとブルーノ

カマラたちが楽しくやっている頃、ダメージコントロールに追われるカムランはブライアンことブルーノが住んでいるサークルQに。二人だけのぎこちない空気に「最初の出会いからやり直そう」とのカムランの提案が功を奏し、ブライアンではなくブルーノだという事がようやく伝わりました。

ブルーノがおばあちゃんの作りおきのラザニアを勧める中、ダメージコントロールのドローンが窓の外に登場。カムランがパワーで撃退するもミサイルが発射され、サークルQが大破して今回のエピソードは終了しました。

超人を制圧するためなのか、かなりの殺傷兵器を装備しているようです。

残された謎

MCUでは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」やドラマ「ロキ」でタイムトラベルに関する話がありましたが、今回は直球でタイムパラドックスを放り込んできました。サナが父と合流出来たからカマラが生まれているわけですが、その手助けになったのはカマラ自身でした。

そしてクランデスティンはカムランを残してすべて退場し(明確に死亡したか不明な人物もいますが)、ヌールやヌールディメンション、そしてアイシャたちが追放された理由などはほとんどわからず終いでした。

これらに関して詳しそうだったワリードも退場していますが、レッドダガーズには彼らジンに関する資料などがあるのかもしれません。ただし次のエピソードは再びニュージャージーに戻ると考えられ、これらについてレッドダガーズから解説を期待することは出来そうもありません。

また、ナジマたちはカマラをゆっくりと言いくるめてバングルを借りても良かったように感じますが、計画を急いだ理由についてカムランが聞かされている事に期待するしかありません。

そして最も気になるのは、結局のところナジマたちが帰る方法としてこれが正しかったのかということ。2つあるはずの腕輪が1つしか準備出来ていない事が問題なのか、2つあったとしても帰る方法として適切でないのか、真相は不明です。クランデスティンの話だと片方はイギリス軍が持ち去ったとの事で、軍からSSRを経てその後のS.H.I.E.L.D.が「084」として管理していた可能性もあるかもしれません。

「寺院から来た男」は何者で何を知っていたのか、次回で明かされるのか、それとも別の作品に持ち越される謎なのか、来週の最終話には注目となりそうです。しかしそのほとんどは映画「ザ・マーベルズ」や「ミズ・マーベル」シーズン2などに持ち越されるような気配も・・・。

そして、ナキアとの関係修復にも期待されます。


ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2022年7月13日16時 より配信予定です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」の秘密の試写会が行われたという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」の試写会が行われたと、海外スクーパーのKCウォルシュ氏が報じました。投稿によると、映画の内容は聞いている通りであり、「地獄のように楽しい」と評しています。

※これより先は「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

ツイートによると、本作では「キャシー・ラングが彼女自身のヒーローとしての旅を始めた」との事で、アントマン/スコット・ラングの娘キャシーのスタチュアとしてのヒーローデビューがしっかりと描かれているようです。

また、ビル・マーレイさんが演じると報じられているヴィランのクライラーと征服者カーンとの戦いがあるとした他、1作目でヴィランのイエロージャケットを演じたコリー・ストールさんの再登場についても「彼はショーを支配しているようだ」と気になるツイートをしています。

映画の公開まではまだ半年以上あり、マーベル・スタジオはいつもどおり何度かの試写会をしながら不要な部分を削除し、必要が出てきたシーンを追加撮影していくものと見られています。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は 2023年2月17日 米国公開予定です。

ドラマ「アイアンハート」はテクノロジーvs.魔法が描かれる?ヴィランの名前が報じられる

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」はアイアンマン/トニー・スタークのように新たなアーマーをまとって戦うニューヒーロー、リリ・ウィリアムズを描くことになりますが、そのヴィランについて、海外スクーパーが報じました。

sponsored link
 

有名スクーパーのKCウォルシュ氏は、5月頃から活動を始めた新手のスクーパー CineStealth 氏のツイートを引用しつつ、「彼らは本当にアイアンハートにThe Hood(ザ・フッドまたはザ・フード)を導入しようとしています」と投稿しました。(※英語の発音的にはフッドですが、その姿からフードと表記されている場合も)

©MARVEL,Disney

ザ・フッドことパーカー・ロビンスはキングピンの部下の男のもとに生まれ、幼い頃から犯罪者として育っていました。強盗先で出会った悪魔ニサンティ(「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にも名前だけ登場)をミュータントと勘違いして射殺し、その際に奪い取ったマントと靴が彼にテレポート能力を与え、持ち前の二丁拳銃による攻撃を得意としています。

これらのマジックアイテムの力で犯罪社会をのしあがっていくパーカーは組織の長となり、魔力を手に入れ、インフィニティ・ジェムまで手に入れるなどなかなかの活躍となっています。

以前の報道ではヴィラン役にアンソニー・ラモスさんの起用が報じられており、その際にもザ・フッドは候補として予想されていました。

MCUにおいてテクノロジーと魔法との戦いを描くのは、リソースがよくわからないミズ・マーベルとダメージコントロールの戦いを除けば、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のアイアンマンとエボニー・マウの対決以来であり、シリーズを通して描くのであれば「アイアンハート」が初という事になりそうです。

アイアンハート/リリ・ウィリアムズは11月公開の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」にてお披露目される事になっていますが、今回報じられたヴィランについての真相が分かるのはもう少し先のこととなりそうです。

ドラマ「アイアンハート」はディズニープラスで配信予定です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、Earth-838のトニー・スタークやアベンジャーズについて明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のプロデューサーを務めたリッチ・パーマーさんが海外メディア Empire とのインタビューに応じ、Earth-838のトニー・スタークやアベンジャーズがどうしていたかについて言及しました。

sponsored link
 

パーマーさんはインタビューの中でEarth-838のワンダはヒーローを引退していると明かしました。

838のワンダは子育てのために引退したようなものだと考えています。彼女は家族と幸せに暮らしていて、スーパーヒーローであることを優先させる必要はありませんでした。イルミナティのおかげかもしれないし、他のもののおかげかもしれません。

そして、838におけるトニー・スタークについても次のように言及しました。

これ(Earth-838)は『エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンがトニー・スタークの意図したとおりに動いているように見えた世界です。世界中にアーマーのスーツを配備する事で、トニーは『エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズを引退させようと考えていました。そこで、これはその頃のワンダを想像してみると…。トニーがウルトロンのクラックに成功し、「アベンジャーズを引退して帰りたい人はご自由に」となった世界です。そして、裏でイルミナティが台頭してきて、糸を引いている。でも、どんな理由であれ、ちょっとだけ良い世界になって、ワンダは自分の思うような人生を歩めるようになったと思うんです。私たち観客は、この世界ではその子供たちの父親が誰なのか知らないんです。

そしてトニー・スタークのウルトロン計画の成功で引退したと考えるEarth-838のワンダに比べて、Earth-616のワンダの狂気的な人生について次のように述べました。

この(Earth-838)ワンダにとっては、おそらくもっと自然な状況で、それほど混沌としていなかったと思われますが、私たちのワンダ、616ワンダは、おそらく多元宇宙のすべてのワンダの中で最も混沌とした人生を送っていたと思われます。自分の人生がそうで、他の宇宙はすべて素敵で、夢にまで見た素敵な人生を手に入れることができたのに、自分はその人生を手に入れることができなかった人なんです。それはかなり狂気的な事です。

ビリーとトミーの父親について分からないと言うのは、ウルトロン計画の成功によりそもそもヴィジョンとなるボディが作られる事がなかったと考えられます。

そして、この世界のトニー・スタークはウルトロン計画を成功させ、アベンジャーズが苦労する必要のない世界を築いていたとの事。しかしウルトロンだけでは不安が残っていたのか、陰からイルミナティが守っていたという背景があるようです。

公開前にはスーペリア・アイアンマンが登場するのではないかという噂もありましたが、結局のところ彼は悪のアイアンマンであり、838のトニーはヒーローとしてその物語を終えていたようです。

しかしそれから数年、イルミナティのほとんどが殺され、ウルトロンボットも役に立たなかった事で、838のトニー・スタークが新たなアベンジャーズをアッセンブルする物語を描く機会が生まれたのかもしれません。

ただし気になるポイントとして、幼い頃にスタークの武器で殺されかけ恨みを抱いていたワンダが、ウルトロン計画の失敗なしにどうやってトニー・スタークと和解に至ったのかという点が残されているようです。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Doctor Strange 2 Producer Reveals Tony Stark’s Major Impact on Illuminati World

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は監督の最高傑作に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の主演を務めるクリス・プラットさんが、海外メディア Digital Spy とのインタビューの中で「監督が『過去最高の傑作になった』と話していた」事を明かしました。

sponsored link
 

クリス・プラットさんは本作について「『素晴らしい』の一言です。 ジェームズ・ガンは先日、ラフな編集を完成させたばかりです。昨日、彼に電話したら、彼はみんなの仕事をとてもとても誇りに思っていました。今までの人生で最高傑作だと言っていましたよ。とても自信を感じているようです。脚本が素晴らしかった。」と語りました。

さらに「そして、私は自信を持って、彼が真の傑作を作ったと言うことができ、私は人々がそれを見るのを待つことができません。彼は3作品すべてを手がけました。これは、大きな興行収入を誇る3部作の世界では本当に珍しく、本当に特別なことなのです。」と続けました。

映画における3部作構成は今となっては珍しくなく、MCUでも3作目まで作られているシリーズは多いですが、3つすべてを同じ監督が撮る事は意外にすくなく、MCUではスパイダーマンのジョン・ワッツ監督とガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのジェームズ・ガン監督だけとなっています。

監督は以前に「ほとんどの3部作の3作目がクソだということは認識していますが、いつもそうだというわけではありません。」とジョークを飛ばしていましたが、その自信のとおり、Vol.3は期待してもいい出来栄えになるようです。

また、「Vol.3が私にとって最後のマーベル作品かどうかはわかりませんが、私の最後のガーディアンズ作品と考えています。」とも発言しており、2014年から始まったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの旅は今作で終わるようですが、別のマーベル映画を撮る可能性はあるようです。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

ソース:Chris Pratt says Guardians of the Galaxy 3 is “a true masterpiece”

マーゴット・ロビーさんがマーベル・スタジオと最終交渉に入っていると報じられる

女優のマーゴット・ロビーさんがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品への出演に関して、マーベル・スタジオと最終交渉に入っていると、海外メディア Giant Freakin Robot が報じました。

sponsored link
 

記事によると詳しい役割は不明としつつも、エマ・フロストを演じる可能性が高いと指摘しています。

コミックのエマ・フロストは衝突の後にチャールズ・エグゼビアと和解し、エグゼビア・スクールの校長を務め若手の育成に尽力し、X-MENに参加するなどヒーローとして活躍しています。現在のシリーズではミュータント独立国家クラコアの評議会メンバーの一員として活動しています。

一部ではマーゴット・ロビーさんはエマ・フロストではなく別のミュータント、ダズラーを演じるとも言われており、どういった役割になるかも含めてこの交渉結果の行方には注目となりそうです。

映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Exclusive: Margot Robbie In Final Talks For Major Marvel Role

ジェームズ・ガン監督が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」用のミックスの用意があると明かす

ディズニープラスで配信予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」のジェームズ・ガン監督が、年末の配信開始にあわせて新たな Awesome Mix のリリース準備が出来ている事をTwitter上で明らかにしました。

sponsored link
 

ファンから「ホリデー・スペシャル用のオーサムミックスがあるかどうか知りたいです」と質問された監督は、「Will there ever.」といつも準備している事を短く返答しました。

2014年公開の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で主人公ピーター・クイルが母メレディスからもらったSONYのウォークマンとカセットテープ。そのテープにはメレディスが選曲したお気に入りのヒット曲が収録されており Awesome Mix(オーサムミックス)と題されていました。

続いて2017年公開の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」でも Awesome Mix Vol.2 が登場し、2021年春にはVol.3向けの選曲が出来ている事も明かしていました。

監督は2020年のコロナ禍真っ最中の時に、Vol.1とVol.2で未使用に終わった楽曲を含む、「コンプリート オーサムミックス」のプレイリストを公開。「これらの曲をVol.3以降で使わないと約束するわけではありませんが、外出自粛中の楽しみに使うことは出来ます」とコメントしていました。

以前には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」は40分前後の作品になるとも明かしており、劇場映画に比べるとかなり短い作品のようですが、どのような選曲になっているのか期待です。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」は2022年のクリスマスシーズンにディズニープラスで配信予定です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は予想外の結末を迎える、続編はアイデア次第だと監督が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督とキャスト陣が、海外メディア Empire とのインタビューの中で、本作がとてもクールで満足の行く、そして予想外の結末を迎えることを約束しました。

sponsored link
 

ワイティティ監督は「ラブ&サンダー」のエンディングについて「この映画の終わりは、とてもクールで、満足のいくもので、このキャラクターにとって予想外のものです。」と明かしました。そして続編について「観客が『お前にはうんざりだ』と言う前に引退したいです。でも、もし観客が驚くような、新しいアイデアを思いついたら、私はいつでもその話を受け入れますよ。」と語りました。

続けて本作のコンセプトについて「この映画では、もう少しドラマに寄り添い、より感情的な面も持たせたかったんです。私は映画で人々が笑ったり泣いたりするのがとても好きなのですが、『ラグナロク(バトルロイヤル)』では人々が泣く事はなかったと思います。」と述べています。

キング・ヴァルキリーを演じたテッサ・トンプソンさんは「タイカのような不遜な映画監督は、どの作品にもとてつもないハートがあります。この映画には、MCUの他の作品よりも、もしかしたらもっと多くのハートがあるかもしれません。」とコメント。

マイティ・ソー/ジェーン・フォスターを演じるナタリー・ポートマンさんは「火花が飛び散りますよ。自分探しの旅で、自分が何者であるかを知ることになるんです。突然、ソーは自分と同じ格好をした人を見かけるのですが、それが偶然にも元カノだったのです。このことが、彼の自己再構築に一石を投じることになるのです。」と明かしました。

また、ケヴィン・ファイギ社長は愛とは表裏一体でもある嫉妬についても次のように言及しました。

「”嫉妬 “についても描かれています。マイティ・ソーとムジョルニアが登場すると、ソーの視線はストームブレイカーからそらされ始め、ストームブレイカーはそれを妬むんです」

タイトルが示すように「愛」をテーマに描かれる本作ですが、過去一の強力なヴィラン、ゴア・ザ・ゴッドブッチャーを相手に、キャラクターの全員が生き残れるのかどうかをファンは心配しています。特にソーとマイティ・ソーのどちらかが退場してしまうのではないかという不安は拭えません。

しかし監督が続編に一定の意欲を見せている事や、クリス・ヘムズワースさんが「ラブ&サンダー」が引退作ではないと話している事マーベル・スタジオとの新たな契約が報じられた事などもあり、ソーが退場したとしても過去の物語などを描く計画はあるのかもしれません。

さらに言えばマーベル・ユニバースには神話に基づいた死者の国ヴァルハラもあり、アスガーディアンであるソーの死亡が物語の終了とは限らないのも事実です。死の国での冒険がソーを待っている可能性も十分に考えられる事でしょう。

また、ジェーン・フォスターやヴァルキリーのディズニープラスシリーズの噂も絶えず、本作の結末とその後には不安と期待が入り乱れているようです。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。 自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。 絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ソース:Thor: Love and Thunder’s Surprising Ending Teased by Director

ドラマ「シーハルク」のヴィランのファーストルックとなる写真がリーク

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」に出演するジャミーラ・ジャミルさん演じるヴィランの写真がリークされました。ジャミルさんはコミックにも登場するキャラクターのティターニアを演じると過去に報じられています。

sponsored link
 

コミックのTitania(ティターニアあるいはタイタニア)ことメアリー・マクファーレンは未熟児として生まれ、コロラド州デンバーに住む、小さく痩せた臆病なティーンエイジャーでした。学校でいじめを受けていた彼女はいつしかスーパーヒーローに憧れ、自分もパワーを手に入れることを想像するようになります。

シークレット・ウォーズの最中にメアリーと唯一の友人であるマーシャはドクター・ドゥームに改造を提案され、二人はすぐに同意。マーシャは全身をプラズマに変換できるボルカーナに、メアリーはコンプレックスだった身体が一転し、大柄でグラマーかつセクシーな体型になり超怪力を得てティターニアと名乗るようになりました。

©MARVEL,Disney

コスチュームの色合いは大人しくなっているようですが、ジャミーラ・ジャミルさんの179cmという高身長は、シーハルクやハルクに匹敵する怪力をもつティターニアを演じるのに説得力を持たせているようです。

また、シーハルクことジェニファー・ウォルターズの新たな写真も公開されています。

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月17日 よりディズニープラスで日米同時配信です。

ドラマ「エコー」におけるデアデビルとキングピンの役割が報じられる

現在撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」への登場が噂されているデアデビルとキングピンですが、彼らの役割について海外スクーパーの The Weekly Planet が自身のYoutube番組内で明かしました。

sponsored link
 

ジェームズ・クレメントさんによると、「デアデビルは3つのエピソードで登場し、チャーリー・コックスがこれまでと同じく演じることになります。キングピンは、ドノフリオが演じ、4つのエピソードに登場します。」との事で、ドラマ「ホークアイ」や映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と同じく引き続きNetflix版の俳優さん達になると言います。

そして二人の物語について「キングピンのストーリーは、彼がニューヨーク市長選に出馬するために構築されています。ホークアイで頭を撃たれたので眼帯をするらしい。デアデビルも赤と黒のスーツに身を包み、ジェシカ・ジョーンズを探すようだ。」と、「エコー」における彼らの役割について語りました。

最後に「彼ら(スタジオ)は(クリステン・)リッターを呼び戻すための土台をここで築いているんだ、それが最も可能性が高い。このシリーズで登場するとは限らないけど。そう、そうなんだ。チャーリー・コックスは『スパイダーマン』で見たけれども、同じ人物なのか、継続性という点ではわからない。もちろん、そうでしょう。しかし、断言は出来ないけど、おそらくアイアンフィストを除いて、いくつかのNetflixのものは、その後の道を歩むことになるようです」とディフェンダーズ・サーガが継続される可能性を指摘しました。

今回報じられた内容のうち、デアデビルのスーツに関しては以前の報道内容とは異なっています。以前はコミック版にも登場する黄色のスーツのデアデビルが登場すると報じられていましたが、計画が変更されたのか、それとも劇中で数パターンのスーツが登場するのでしょうか。

また、ジェシカ・ジョーンズに関してもドラマ「シーハルク」での登場の噂が報じられており、今回の報道が最新情報だとするとジェシカ・ジョーンズ再登場の計画はいくらか延期された可能性があるようです。

ドラマ「エコー」はドラマ「ホークアイ」シーズン1に登場したエコー/マヤ・ロペスを主人公とした作品で、「ホークアイ」ではキングピンに育てられ、マヤの父親を殺したのはローニン(クリント・バートン)だと信じ込まされていました。しかし、ローニンを差し向けたのがキングピンだったという真実を知ったマヤはキングピンのもとを離反し、銃声と共に「ホークアイ」での幕を下ろしていました。

「エコー」の詳細は発表されていませんが、ギャングから足を洗ったマヤがエコーとしてのヒーローデビューを描くと見られています。キャストについても公表はされていませんが、「ホークアイ」でロマンスに発展しそうでしなかったカジを演じたフラ・フィーさんはカジの再演を望んでいます。

ドラマ「エコー」はディズニープラスで配信予定です。