【噂話】ヴィンセント・ドノフリオさんがアトランタで目撃、「ホークアイ」の追加撮影に参加か

Netflixドラマ「デアデビル」でヴィランのキングピン/ウィルソン・フィスクを演じていた俳優のヴィンセント・ドノフリオさんがアトランタで目撃された事を、複数のSNSユーザーが報告しています。ドノフリオさんは以前からディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」に登場すると噂されています。

現在アトランタでは「ホークアイ」の追加撮影が行われており、そこでドノフリオさんが目撃された事でファンの期待が高まっていますが、今の所具体的な写真等はないようです。

キングピンは主にデアデビルのヴィランとして有名ですが、ドラマ「ホークアイ」に登場するエコー/マヤ・ロペスとの関連性も強く、コミックではマヤの父の仇という設定になっています。エコーは単体のドラマシリーズの制作も報じられており、それに先駆けてキングピンは「ホークアイ」でカメオ出演を果たすのかもしれません。

Netflixで描かれてきたマーベル・キャラクターがどうなって行くのか、今の所公式発表はありませんが、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で登場する噂があるデアデビルと、ドラマ「ホークアイ」で登場する噂のキングピンの2名に関する噂の真偽はあと数ヶ月ではっきりすることになります。その他、2022年ディズニープラスで配信予定のドラマ「シーハルク」にジェシカ・ジョーンズが登場する噂もありましたが、こちらはまだ目撃情報などもありません。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の上映時間は150分と判明

ソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の上映時間が判明したと報告されています。イギリスを拠点に展開する映画チェーン Cineworld が提供するアプリの映画情報によると、本作は2時間半(150分)との事。

これは「アベンジャーズ/エンドゲーム」の182分に次いで、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と並ぶ歴代2位の上映時間となります。

本作の米公式あらすじは以下の通りです。

スパイダーマンの映画史上はじめて、我らが親愛なる隣人はマスクを外し、スーパーヒーローとしてのリスクと、自らの日常生活とを分けられなくなってしまった。ドクター・ストレンジに助けを求めるも、それはさらなる危険を生み出し、彼はスパイダーマンであることの真の意味を見出さなければならなくなる。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

シャン・チー役シム・リウさん、原作のようにスパイダーマンにカンフーを教えたいと語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の主演シム・リウさんが、海外メディア Screen Rant とのインタビューの中で、原作エピソードにもあるようにスパイダーマンに武術を教えたいと思っている事を明かしました。

リウさんはインタビューの中で次のように述べました。

ご存知かどうかわかりませんが、コミックの中で、スパイダーマンが武術の面でちょっとした助けを必要としていて、ブラッシュアップが必要なエピソードがあるんです。そこで「いいよ、手伝うよ、君の能力に応じたスタイルを開発するよ」と言い、それを「ウェイ・オブ・ザ・スパイダー」と呼んでいます。私はめちゃくちゃ漫画オタクであることを公表しています。ケヴィン・ファイギがこのインタビューを見て、将来の映画のどこかに登場させてくれることを願っています。

2011年に展開されたコミック「Spider-Island」で、スパイダーセンスを失ったスパイダーマンは低下した戦力を補うためにシャン・チーに相談し、新たな武術を開発するエピソードがありました。その後、スパイダーセンスを取り戻したスパイダーマンは再びその力に大きく頼る事になり、鍛錬を怠るようになり、次第に「ウェイ・オブ・ザ・スパイダー」は使用されなくなりました。2021年のコミック「シャン・チー」#1で再びチームアップしたシャン・チーとスパイダーマンですが、「スパイダーマンが武術の鍛錬に専念すれば、スパイダーセンスがさらに強くなる」とアドバイスしました。

from 「Spider-Island」,2011 © MARVEL

MCUでは「スパイダーマン:ホームカミング」(2017年)でアイアンマンをメンターとし、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021年予定)でドクター・ストレンジをメンターとする予定のスパイダーマンですが、次のメンターとしてシャン・チーを頼る日が来るのでしょうか?

映画の公式あらすじは以下の通りです。

アメリカ・サンフランシスコで
平凡なホテルマンとして暮らすシャン・チー。
彼には、かつて父が率いる犯罪組織で最強の武術を身に付け、
組織の後継者になる運命から逃げ出した秘密の過去があった。
しかし、悪に染まった父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、
彼は宿命の敵となった父に立ち向かうことができるのか?

映画「シャン・チー/テンリングスの伝説」は 2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:Simu Liu Wants Shang-Chi & Spider-Man MCU Team-Up To Adapt This Comic Story

マリア・ランボー役ラシャーナ・リンチさんが映画「ザ・マーベルズ」に参加?ロケ地で目撃される

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・マーベル」でマリア・ランボーを演じた女優のラシャーナ・リンチさんが映画「ザ・マーベルズ」のロケが行われているロンドンで目撃されました。モニカ・ランボー役テヨナ・パリスさんと「ザ・マーベルズ」のニア・ダコスタ監督と一緒に食事をしている所を撮影されています。

今の所、「ザ・マーベルズ」にマリア・ランボーが戻ってくるとの報道はありませんが、撮影された写真がただの友人同士の食事会でなければ、本作の制作に参加している可能性が高いようです。

ラシャーナ・リンチさんは最近、海外メディア RadioTimes.com とのインタビューでマリアの再演について質問され、次のように回答しています。

それは(マーベル・スタジオ社長の)ケヴィン・ファイギに聞いてみてください。でも、わからないですよね。このフランチャイズでは、もっと奇妙なことが起こっています。私は1作目で素晴らしい時間を過ごしたし、次の作品でも素晴らしい時間を過ごすことができたら最高だわ。

リンチさんの言う「奇妙なこと」とはドラマ「ロキ」で描かれたマルチバースの事を指しているのでしょうか?

マリア・ランボーはMCUの中で既に亡くなっていたことがドラマ「ワンダヴィジョン」で描かれており、通常の方法では再登場する事が出来ません。可能性としては回想シーンでの再登場が一般的ですが、リンチさんの言葉が前述のマルチバースを指しているのであれば、変異体としての再登場について言及しているのかもしれません。

また、リンチさんは「ワンダヴィジョン」でマリア・ランボーの成長した娘モニカについて「私の娘役にテヨナ・パリスが選ばれた事をとてもうれしく思います。彼女は素晴らしく、素敵な人間ですから」とコメントしています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」ではモニカ・ランボーとキャプテン・マーベルの間に関係を悪化させる何かがあったことが示唆されており、それは亡くなったマリア・ランボーに関係があると見られていました。本作では実際に何があったのか描かれる事になるのでしょうか。

映画「ザ・マーベルズ」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

ソース:Captain Marvel star Lashana Lynch says “it would be great” to return to MCU

ドラマ「ムーンナイト」にハルクが登場する?SNSに投稿された写真が話題に

Instagramユーザー dora_magyari さんがInstagramに投稿した写真が海外で話題になっています。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」のロケ地であるブダペストのホテル前で主演のオスカー・アイザックさんとのツーショット写真が投稿された1時間後、同じホテル前で今度はマーク・ラファロさんとの写真が撮影され投稿されました。

これまでに「ムーンナイト」にハルクが登場するといった噂はありませんでした。ラファロさんが偶然ブダペストにいた可能性は否定出来ませんが、本作に関与している可能性を感じる写真となっています。

「ムーンナイト」の撮影はすでに始まっており、少しずつ情報が出始めて来ています。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は以前に本作を「ビルから飛び降りて戦いに参加する」アクション・ヒーローであると説明し、キャラクターの精神的な病を探求することで番組に「ユニークな側面をもたらす」と述べています。

メインヴィラン役にはイーサン・ホークさんがキャスティング、ほか未知の役割としてメイ・キャラマウィさんやディナ・シハビさんの名前が報じられています。先日はエミリー・ヴァンキャンプさん演じるシャロン・カーターが戻ってくるとの報道もされました。

ムーンナイトの起源と同じエジプト出身のモハメド・ディアブ監督を筆頭にジャスティン・ベンソン監督、アーロン・ムーアヘッド監督の3人がメガホンを取ります。脚本・製作総指揮を「アンブレラ・アカデミー」(2019~)のジェレミー・スレイター氏が担当しています。

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスで配信予定、配信時期は未定です。

「ドクター・ストレンジ2」でワンダはウルヴァリンと戦う予定だったと報じられる

マーベル・スタジオ制作の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダ・マキシモフがヒュー・ジャックマンさん演じるウルヴァリンと戦う予定だったと、ViewerAnon が報じました。

氏はTwitterの投稿で以下のように述べています。

去年、私は「LOGAN」がヒュー・ジャックマンのウルヴァリン役としての最後の演技にはならないかもしれないとほのめかしました。それは、「DOCTOR STRANGE 2」でワンダと戦うために彼を起用したかったからです。ですが、どうやらそれは実現しなかったようです。

この投稿に映画スクーパーのダニエル・リヒトマン氏も短く「うん」と同意し、同じ情報を掴んでいたことを明かしました。

先日からワンダが誰と戦うのかはネット上でもファンの予想が繰り広げられていますが、その候補からウルヴァリンは脱落したと言っていいようです。

現在、複数のスクーパーから名前を挙げられているのはプロフェッサーXですが、ワンダとの対決は実現するのでしょうか。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 に米国公開予定となっています。

「ワーウルフ・バイ・ナイト」続報、ディズニープラスの2022年ハロウィンスペシャル番組と報じられる

先日、マーベル・スタジオが開発中と報じられた「ワーウルフ・バイ・ナイト」ですが新たな情報が報じられています。海外メディア The Wrap は、本作向けに30代のラテン系俳優を探しており、2022年のハロウィンスペシャルとしてディズニープラスで配信予定だと伝えました。

2022年初頭に撮影開始予定のこの番組では同名コミックの実写化になると見られており、1972年に発行された「マーベル・スポットライト」#2に初登場した後、1977年まで「ワーウルフ・バイ・ナイト」シリーズが制作されていました。主人公ジャック・ラッセルはライカンスロープと呼ばれる神話上の種族の末裔であり、月によって変身。最終的には月がなくても変身可能になり、変身しても知性を維持出来るようになりました。

マーベル・コミックスは2020年に「ワーウルフ・バイ・ナイト」(第3巻)#1でキャラクターの2代目ジェイク・ゴメスを登場させています。

記事によると、このスペシャル番組がどちらのキャラクターを参考にしているかは不明としつつも、この番組の前に2022年配信予定のドラマ「ムーンナイト」で初登場するとの事。

マーベル・スタジオは2022年のホリデースペシャル向け番組として「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデースペシャル」を発表、開発中であり、今後は映画、ドラマ、アニメに加えてこういった単発の映像作品にも意欲的に挑戦していくと見られます。

ソース:Marvel is Seeking Latino Lead for Disney+ Halloween Special (Exclusive)

アニメ「What if…?」、3話のイースターエッグをピックアップ

2021年8月25日配信のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード3「もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

アベンジャーズ計画

今回のエピソードは「アベンジャーズ:プレリュード フューリーズ・ビッグウィーク」を基にしており、このコミックはアベンジャーズ計画の裏でフューリーが忙しくしていた事を描いたものですが、それの「もしも」バージョンとなっています。

フューリーの「ある計画があった(There was an idea)」のセリフから始まる3話ですが、これは映画「アベンジャーズ」(2012年)でロキがコールソンを殺害し逃亡したあとに、フューリーがキャップ達を集めて説明するシーンで使われているものです。

「ホワット・イフ…?」初登場のナターシャの声はスカーレット・ヨハンソンさんではなくレイク・ベルさんに、吹替版では米倉涼子さんか樋口あかりさんへと変更されています。

トニー・スターク

月曜日。映画「アイアンマン2」でのシーンがほぼそのまま再現され、BGMも同様に Beastie Boys の「Groove Holmes」が採用されています。

©2021 MARVEL,Disney

トニーの声はミック・ウィンガートさん、吹替版は森川智之さんが担当しています。

ナターシャはトニーの事を「年中二日酔い」と表現していますが、これはコミックのトニーがアルコール中毒の設定があることを基にしています。MCUでは「アイアンマン2」で泥酔し、ローディーとやりあうシーンが描かれていますが中毒に関しては言及されていません。

ナターシャがスターク・インダストリーズにスパイとして潜入していた事を責めるシーンは省略されていますが、全体的に「アイアンマン2」のやり取りがそのまま行われます。トニーに関しては「もしも」な要素はなく、神聖時間軸とまったく変わり有りませんが、分岐イベントの影響でトニーは殺害されてしまいます。

トニーが死んだまま「アイアンマン2」のポストクレジットシーンへと飛び、コールソンがムジョルニアが落ちてきたニューメキシコに到着します。コールソンの声は英語、日本語ともに変更なく、クラーク・グレッグさんと村治学さんが担当しています。

映画のコールソンは当時主流だったスリムなガラケーを使用していますが、このアニメ版ではスマホを使用しているようです。

ナターシャの移送

ナターシャはトニー・スターク殺害容疑で移送される事に。

©2021 MARVEL,Disney

ブロック・ラムロウとジャック・ロリンズ、他S.H.I.E.L.D.のエージェントが登場し、ナターシャをアレクサンダー・ピアースのもとへ連れて行くと言います。

彼らは神聖時間軸においてS.H.I.E.L.D.のS.T.R.I.K.E.チームでありピアースはS.H.I.E.L.D.の理事でしたが、その実態はヒドラでした。このアニメにおいて彼らがヒドラであるかどうかは言及されませんでした。

ブロック・ラムロウは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」と同様にフランク・グリロさんと水内清光さんが担当しています。ジャック・ロリンズはセリフがありましたがキャストはクレジットされていません。

ナターシャがトラックの中でエージェントに囲まれているシーンは全体的に「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のスティーブとS.T.R.I.K.E.のエレベーターのシーンをオマージュしています。

ソーとムジョルニア

火曜日。舞台はニューメキシコ、ムジョルニア落下地点に急設されたS.H.I.E.L.D.の仮設基地に変わります。ここは「マイティ・ソー」(2011年)をベースにしています。ただし映画ではフューリーはここには登場しません。

クリントはムジョルニアを「ジャクソンでも持ち上げられなかった」とフューリーに伝えます。エージェント・ジャクソンは「マイティ・ソー」にも登場しているのですが、一瞬でソーにのされてしまい、顔はほとんど映りません。エージェント・シットウェルが破れたフェンスを調べるよう、デランシーとジャクソンの二人に指示するシーンがありました。ジャクソンはジェイミー・マクシェーンさんが演じていました。

from Thor ©MARVEL,Disney

アニメ版でも数人のS.H.I.E.L.D.エージェントがソーにやられているため、このいずれかがジャクソンかもしれません。

ソーは神聖時間軸同様にムジョルニアのもとへとたどり着きますが、クリントの誤射によって死亡してしまいます。この時ソーはオーディンによって力を封印されているため、地球人よりちょっと強いマッチョでしかなく、一発の矢であえなく命を落としてしまいました。

ナターシャがトニー殺害容疑をかけられたのと同様に、クリントはターゲット殺害の容疑で拘束。さらにクリントが服毒自殺をするという異常事態に発展します。

ベティ・ロス

水曜日。ヴァージニア州のカルバー大学にシーンが変わり、「インクレディブル・ハルク」をベースにした物語が展開されます。MCUでは長らく見かけなかったベティ・ロスが再登場。ベティの声はリヴ・タイラーさんからステファニー・パニセロさんへと変更、日本語は甲斐田裕子さんが引き続き担当しています。

S.H.I.E.L.D.の目から隠れて動いているというナターシャは、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でS.H.I.E.L.D.から逃走していたときの服装に似ています。

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スタンリーズ・ピザ・パーラー

スタンリーズ・ピザ・パーラーは「インクレディブル・ハルク」(2010年)にも登場したブルースとベティいきつけのピッツェリアです。

from Incredible Hulk ©MARVEL

©2021 MARVEL,Disney

ブルース・バナー

物置に隠れていたブルース・バナーがナターシャの前に登場。声を担当するのはお馴染みのマーク・ラファロさんと宮内敦士さんですが、「インクレディブル・ハルク」のブルースはエドワード・ノートンさんと水嶋ヒロさんが担当していました。

なお、「インクレディブル・ハルク」のブルースはスタンリー・ピザのユニフォームを着てかつて所属していた大学に侵入し、データを探すシーンがありましたが、ベティと再会するのはその後の話です。アニメ版のブルースはベティに会いに来てしまったようで、トニーやソーが神聖時間軸とほぼ変わらないのに対してブルースはかなり影響が出ているようです。

ロキ

コーヒーを買って基地に戻るコールソンでしたが、突如激しい揺れを感じます。残念ながらクエイクが登場する事はなく、それはビフレストの影響でした。

そしてロキが率いるアスガルドの軍勢が姿を表します。ロキは「アスガルドの王子でヨトゥンヘイムの正当な王」と自己紹介。ヨトゥンヘイムの王を名乗りながらアスガルドの兵士やシフまでもがロキに従っている状況はよくわかりませんが、ソーが殺されたことが一因なのは間違いありません。ロキはトム・ヒドルストンさんと平川大輔さん、シフはジェイミー・アレクサンダーさんと北西純子さんが引き続き担当されています。

せっかくの自己紹介中に携帯の着信音に邪魔されるというなんともロキらしい演出になっています。

ロキはソーを殺された復讐として地球をいただくと宣言し、「マイティ・ソー」に登場したいにしえの冬の小箱を使ってS.H.I.E.L.D.のエージェントを次々と氷漬けにしていきます。

サディアス・ロス

ベティの父サディアス・ロスが登場します。声はウィリアム・ハートさんからマイク・マクギルさんへと変更されました。吹替版は菅生隆之さんのままとなっています。

ロスの指示もないまま発砲されブルースは被弾、ハルクへと変貌していきます。ナターシャは危機を察知し脱出しますが、その着地の際にまた決めポーズを取ってしまいます。こちらでもエレーナにからかわれるのでしょうか。

ハルクは映画と同様にロスと軍を相手に暴れていましたが、突如内側から爆発して死亡してしまいました。実写であればかなりグロテスクになりかねなく、アニメでよかったと思うシーンのひとつでした。

パスワード

フューリーがロキとの休戦にこぎつけた頃、ナターシャはヴァージニア、マナサスの公立図書館に逃げ込んでいました。そこでS.H.I.E.L.D.のシステムにアクセスしようとしますがパスワードがなく入れません。

コールソンからパスワードを聞き出すと「#stevestevesteveiheartsteve0704」である事がわかります。吹替版では少し異なりますが、0704はスティーブ・ロジャースの誕生日である7月4日を指しています。「アベンジャーズ」でも描かれていたようにコールソンはスティーブ・ロジャースの大ファンであり、この世界でも同様なようです。

ここでジャネット・ヴァン・ダインのファイルへのアクセス履歴がある事が判明。

©2021 MARVEL,Disney

日本語字幕でのナターシャは「希望」が鍵だと言っていますが、英語や吹替ではホープと言っており、ナターシャが見ていたファイルからホープ・ヴァン・ダインを指している事がわかります。

アベンジャーズ

フューリーがナターシャの伝言を受け取ったのはイザベラズ・ダイナー、「マイティ・ソー」に登場した店で、ソーがグラスを割った店です。

©2021 MARVEL,Disney

コールソンはロキを目の当たりにしたことで、S.H.I.E.L.D.で対応できない時のためのアベンジャーズの必要性をあらためて指摘。そして、まだアベンジャーが残っていると「S.H.I.E.L.D.ディレクター」という肩書が添えられたフューリーに告げます。しかし、アベンジャーズは自分だけではないと、フューリーは「キャプテン・マーベル」でキャロル・ダンヴァースから預かった緊急呼び出し用のポケベルを取り出すのでした。

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デストロイヤー

フューリーがロキのもとへ向かうと、「マイティ・ソー」にも登場したデストロイヤーが門番をしていました。

MCUではデストロイヤーについてあまり説明がなく、アスガルドの宝物庫の番人として登場していましたが、コミックでは「セレスティアルズから地球を守るためにオーディンが作ったもの」でした。実際に目的どおりに運用もされましたが、基本的にはロキに悪用される兵器でもあります。

セレスティアルズは11月公開予定の「エターナルズ」でも登場するので、デストロイヤーが再登場する可能性もあるかも?

ピム博士

木曜日。フューリーが訪れたサンフランシスコの墓地は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」でスコット・ラングが訪れたサノスの被害者の共同墓地に似ています。

そこにはS.H.I.E.L.D.のエージェントと書かれたホープ・ヴァン・ダインの墓がありました。そこに父親であるハンク・ピムも登場します。ピムは神聖時間軸同様にマイケル・ダグラスさん、御友公喜さんが声を担当しています。

ピムはイエロージャケットの姿をしていますが、コミックの初代イエロージャケットはハンク・ピムであり、原作オマージュとなっています。ダレン・クロスがイエロージャケットになったのはMCUオリジナルのエピソードです。

オデッサの任務

S.H.I.E.L.D.に妻も娘も奪われたというピム博士に対して、フューリーはホープはウクライナのオデッサの任務で亡くなったといいます。

MCUでオデッサについて触れられた事があり、そのエピソードは「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で登場しました。ここで語られたのは2009年の任務で、ナターシャ・ロマノフが参加している任務でした。任務の詳細は不明ですが、イランの核技術者とウクライナ・オデッサで同行中にウィンターソルジャーに襲撃され、弾丸はナターシャの腹部を貫通し、イランの核技術者は射殺されたとナターシャは説明しています。これのせいでビキニを着られなくなったと語りました。

今回のエピソードの西暦は明記されていませんでしたが、神聖時間軸でのアベンジャーズ結成が2012年であること、このエピソードがその少し前の話であり、そこから2年前にホープが死んだことを考えるとこの任務の「もしも」バージョンに参加した結果、ホープは命を落としたと言って差し支えなさそうです。

ただし、ピム博士は「母親と同じ死に方をした」と言っており、これが神聖時間軸と同じ死に方(量子世界に入った事)なのか、こちらでは別の死に方をしたのかは不明となっています。

分岐イベント

1話、2話と違って今回は分岐イベントについて描かれません。ピムが口頭で説明したように、ホープが死んだことに対する復讐の話でしたが、神聖時間軸のホープはそもそもS.H.I.E.L.D.のエージェントではありません。ホープがS.H.I.E.L.D.に入った事で既に分岐が始まっていたようです。

決着

決着はあっけないものでした。最後の復讐を果たそうとするピムでしたが、フューリーの動きを捉えられません。ピムが戦っていたのはロキの幻覚であり、あっさりとお縄頂戴となってしまいました。

演説

金曜日。ロキはニューヨークの国連本部にて世界に向けて演説をします。この演説内容は「アベンジャーズ」でドイツに赴いたロキが行った演説、及びドラマ「ロキ」1話で演説とほぼ同じ内容であり、地球の脅威で有り続ける事が判明します。

そのためアベンジャーズの必要性は変わらず、このもしもの世界ではキャプテン・アメリカとキャプテン・マーベルを軸にアベンジャーズがスタートする事を示唆して物語は幕を閉じます。

ラストシーンでのキャロルの登場は「キャプテン・マーベル」のポストクレジットシーンをオマージュしています。


以上、今回のイースターエッグ、その他チェックポイントでした。

今回の内容はキャプテン・アメリカの状況を見るに、1話の世界とは繋がっていないまったく別のもしもの世界のようです。これまでの3つのエピソードは全て独立しているのかもしれません。

しかし予告動画の中にはキャプテン・カーターとドクター・ストレンジが登場しているシーンがあり、9つのエピソードのうちいくつかは同じ世界を描いている可能性があるため、今後少し複雑になるかもしれません。

しっかりと物語を整理して理解しておくのがいいと考えられます。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード4は 2021年9月1日(水)16時より配信開始です。

映画「ブラックウィドウ」の4kUHD、Blu-ray、DVD、MovieNEXの発売が9月15日に決定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」のkUHD、Blu-ray、DVD、MovieNEXの発売が 2021年9月15日 に決定しました。各種オンラインショップでの予約が始まっている他、Amazonでは限定グッズなどの特典もついてくるとの事です。

UHD BD(1枚)/3D Blu-ray/ Blu-ray(各1枚)の「4K UHD MovieNEX」は8,800円(税込/以下同)、Blu-ray(1枚)/DVD (1枚)の「MovieNEX」は4,950円。また、Amazon.co.jp限定商品としてスチールブック仕様(9,900円)も発売。ディスク構成は4K UHD MovieNEX仕様と同様ですが、こちらの発売日は10月20日(水)となるのでご注意ください。

その他、マグカップやキーホルダー付きのものも展開されています。詳しくはこちらを御覧ください。

公式あらすじは以下のとおりです。

ブラック・ウィドウの前に突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ。
だが、この家族の再会によって、レッドルームの恐るべき陰謀が動きだす!
ブラック・ウィドウの作られた過去との戦いが、世界の命運を握る。

映画「ブラックウィドウ」ホームメディア版は 2021年9月15日 発売予定です。

【噂話】映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でワンダと戦うのはプロフェッサーXと報じられる

先日、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏によって明かされた、映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」にてワンダがX-MENやファンタスティック・フォーなど20世紀FOX生まれのキャラクターと戦うと言った話題ですが、他のスクーパーからはさらなる追加情報が投稿されています。その中にはこれまでにも噂されてきたプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアの名前も挙げられています。

GWWのライターによると、それはジーン・グレイやマグニートーではないとの事。

また、ViewerAnnon氏は「これが最終的なリストかは分からない」としつつもMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版イルミナティとしてプロフェッサーX、キャプテン・カーター、バルダー・ザ・ブレイブ、モニカ・ランボー、モルドの名前を挙げています。

そして、MovieScopeでは「誰がその役を演じるのかは聞いていませんが、プロフェッサーXが多元宇宙からやってきて、映画の中で小さいながらも重要な役割を果たすことは確認できています。」との記事を先程公開しています。

これらの噂に「プロフェッサーはパトリック・スチュワートさんのバージョンかジェームズ・マカヴォイさんのバージョンか」という疑問は当然生まれてくるものですが、大手海外メディアVarietyの作家クリス・タプリー氏はパトリック・スチュワートさんをほのめかしています。

プロフェッサーXの登場の噂は2021年2月にも報じられており、当時はイルミナティが登場するとの話に留まっていましたが、今回報告された話をまとめると別の宇宙のイルミナティが事態収束のためにワンダの前に立ちはだかることになるようです。

果たして本当に20世紀FOXの世界と繋がる事になるのでしょうか?

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 に米国公開予定となっています。