ドラマ「ホークアイ」予告1弾注目の11のポイント

先日公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のトレーラー。約2分のこの動画に含まれている要注目のポイントを原作コミックの設定を交えつつピックアップしてまとめました。

1,家族団らん

中華レストランのような場所で食事をするバートン一家。娘ライラの「みんな一緒のクリスマスなんて久しぶり」というセリフに対しクリントは「愛する家族だ」と返しますが、最愛の妻ローラの姿が見当たりません。ライラは「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)から引き続き同作の監督の娘であるエヴァ・ルッソちゃんが演じています。

©2021 MARVEL,Disney

店を出たあとと見られる帰り道のシーンでもローラは見当たりません。少し後でクリントが電話で通話するシーンでベイビーと語りかける相手がいますが、声を聞く事も出来ず、ローラかどうかは不明です。

ローラを演じるリンダ・カデリーニさんは 2020年6月 に行われた海外メディア Collider とのインタビューの中でMCUへの再登場への意欲を見せつつも、「再登場はないと思います。ファンは私よりスーパーヒーローを見たいはずですから」とその時点ではオファーがない事を明かしていました。

出演すらないとすればドラマスタートの時点でローラはなくなっている可能性が高いようです。

なお、コミックのローラ・バートンは故人です。

2,補聴器

いくつかのシーンでクリントが補聴器をつけている様子が確認出来ます。

©2021 MARVEL,Disney

コミックのクリントも難聴を患い補聴器を使用していた時期がありました。

トレーラーでは補聴器をつけていないシーンも多く確認できるため、各シーンの時系列をある程度はかる目安になるアイテムです。

3,ロジャース・ザ・ミュージカル

「ホークアイ」作中でもスティーブ・ロジャースの功績は讃えられているようで、ブロードウェイではミュージカルが開催されているようです。

©2021 MARVEL,Disney

ミュージカルはぱっと見た感じ2012年公開の「アベンジャーズ」をテーマとし、チタウリのニューヨーク侵攻を描いているように見えます。上段にホークアイ、ブラックウィドウ、アイアンマンの姿を確認でき、下段にはソー、ロキ、キャプテン・アメリカ、ハルクの姿が確認出来ます。ビジネススーツの男と白衣の男が謎ですが、変身前のトニー・スタークとブルース・バナーかもしれません。左端のキャラクターは今の所なぞめいています。ニューヨーク決戦にはいませんでしたが、外観的にはアントマンに近いように見えます。

ここでは「ワンダヴィジョン」の「アガサ・オール・アロング」を超える曲が登場するのでしょうか?

ちなみに本作はクリスマスシーズンを描いているため、すでにサム・ウィルソンが2代目キャプテン・アメリカとしてデビューしているはずです。

4,ローニン

ニュース番組で流れるローニンの姿。トレーラーの中でそのローニンがケイト・ビショップである事が明かされます。

©2021 MARVEL,Disney

ただしコミックでケイトがローニンになったことはありません。初代ローニンは後述のエコーになります。

クリントが見ているのはMCUでお馴染みの架空のニュース番組 WHiH ではなく、実在のニュース番組「Spectrum NEWS NY1」となっています。

5,エレノア・ビショップ

ケイトの母、エレノアを演じるヴェラ・ファーミガさん。

©2021 MARVEL,Disney

コミックではヴィラネスでしたが本作では果たしてどのような役割になるのでしょうか。

6,悪の集団その1

クリントがロープで縛られているシーンでは数人のギャング風の男女が銃を突きつけています。

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彼らが何者か、公式には明かされていませんが、コミックに登場する組織「トラックスーツマフィア」ではないかと考えられています。

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7,ラッキー・ピザ・ドッグ

クリスマスのヘッドバンドをつけたラッキーが登場。

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コミックのラッキーは前述のトラックスーツマフィアの犬であり「アロー」という名で飼われていましたが、ホークアイに助けられた事でバディとなり「ラッキー」へと名前が変わります。コミックと同様に左目が不自由な様子が見て取れます。

ちなみにラッキーを演じているのはジョルトちゃん。CG処理で左目を塞がれているようです。

8,悪の集団その2

トラックスーツマフィアと同じなのか別の組織なのかははっきりしませんが、明らかに外観の異なる敵が表示されます。

©2021 MARVEL,Disney

彼らの衣装や武器はとてもクラシックなものになっています。

9,エコー

アラクア・コックスさん演じるエコー/マヤ・ロペスが表示されます。

©2021 MARVEL,Disney

エコーは聴覚障害をもつヒーローで、初代ローニンであり、デアデビルとも関連の深いキャラクター。コミック版のエコーについてはこちらで紹介しています。エコーは単独ドラマシリーズの制作が決まっている事が報じられており、本作において重要なキャラクターとなるはずです。

10,カーチェイス

トレーラーの最後のほうで見られるアクションたっぷりのカーチェイスシーンはコミックでも描かれているものです。

11,フリップショット

落下しながら身体を捻るシーンは映画「アベンジャーズ」を思い起こさせる映像になっています。

©2021 MARVEL,Disney

しかしニューヨークの時とは違ってすぐ下に海面が見えているため、同じ方法で危機を回避できるかはわかりません。


以上「ホークアイ」第1弾予告の注目ポイントでした。新たな発見があればまたあらためて記事を投稿させていただきます。

公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

アニメ「What if…?」からキルモンガーのキャラクターポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」よりエピソード6の主人公と見られるキルモンガーのキャラクターポスターが公開されました。2018年公開の映画「ブラックパンサー」のヴィランとして登場したエリック・キルモンガーですが今作ではヒーローの毛色が強いことがトレーラーから判明しています。

MCUのひとつめの作品である「アイアンマン」(2008年)の冒頭をトレースしたテン・リングスのトニーへのテロ行為に対して助けに入るキルモンガーが予告では確認出来ます。映画ではこのテロによりトニーが拉致されたことがきっかけでアイアンマンが誕生するわけですが、この世界ではその機会が奪われることになりそうな予感です。

予告ではキルモンガーが兵を率いて何者かと戦争するようなシーンも確認できますが、ティ・チャラと一緒に映っているシーンはありません。2話では「ティ・チャラがスターロードだったら」という内容で宇宙を舞台にした物語が描かれましたが、その世界の地球での出来事を描いているのか、まったく別の世界なのかも不明となっています。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード6は 2021年9月15日(水)16時よりディズニープラスで配信予定です。

Netflixドラマ「デアデビル」でキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオさんが「ホークアイ」予告解禁直後に謎のツイート

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の初予告が公開された直後に、Netflixのマーベルドラマ「デアデビル」でヴィランのキングピンを演じていたヴィンセント・ドノフリオさんが謎の投稿をし、海外ファンの間で注目を集めています。

ドノフリオさんは英語版予告の公開から約10分後に謎のポエムのようなツイートを投稿。

顔が割れている厳つい人。
その硬いあごが外に突き出ている。
その目からは、明確な考えが見えません。
世界が自分を良くしてくれなかったという重い恨みがある。
自分を変えることはできない。
ただ、それを見て、それを受け入れることができる。
それは私たちです。私たちのすべて。
忠実ではない。それでも私たちだ。


3本足の犬。
走って、跳んで、そして信じられないほどのクネクネとした動きをする。
この犬は同情を求めない。
この犬は私たちを尊敬しています。
次のことを知りたがっている。
頭を傾けて言う。
どこに行こうか?
何をすべきか?
なぜ待っているのか?

と自分に言い聞かせる。
この犬は正しい

詩の内容は暗号じみていて、正しく意味を解釈するにはかなり難しく、これがキングピンの再登場を示しているのか、逆にその道が絶たれた事を意味しているのかは判断が分かれるところになっています。

ドノフリオさんはディズニープラスの立ち上げとともにNetflixのドラマシリーズがすべてキャンセルになった際、#SaveDaredevil のハッシュタグと共にシリーズ存続の活動を開始。ディズニー傘下でないマーベル作品の俳優の中で、再演に関してもっとも熱意のある一人でした。

ひとつめの投稿は「キングピンとして再演できたがNetflix版と少し異なるキャラクターになっている」事を示しているようであり、一方でふたつめの投稿は「待っていても再演の機会はなく、次のステージに進む」事を決意したかのようにも受け取れるようです。

ドラマ配信開始までの約2ヶ月、ドノフリオさんの動きには注目が集まっています。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ホークアイ」のファーストトレーラーとポスターが公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の第1弾となるトレーラーとポスターが公開されました。クリスマスのニューヨークを舞台にホークアイの過去からの因縁による戦いが始まります。

日本語字幕版

英語版

公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」がエミー賞受賞 ─ マーベル・スタジオ作品では初

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」が初のテレビ作品でありながら、エミー賞を受賞しました。ワンダ・マキシモフとヴィジョンを中心としたディズニープラスの限定シリーズは、土曜日に開催されたクリエイティブ・アーツ授賞式で、物語(30分)のプロダクション・デザインと、ファンタジー/SF衣装の2つのエミー賞を初めて受賞しました。

「ワンダヴィジョン」は今年のエミー賞全体で23部門にノミネートされ、リミテッドシリーズとしては最多、シリーズ全体でも2番目に多い受賞となりました。その他のクリエイティブ・アーツ部門では、リミテッド・シリーズ/TVムービーのキャスティング、時代劇/キャラクターのメイクアップ(非整形)、時代劇/キャラクターのヘアスタイリング、メインタイトルのデザイン、メインタイトルのテーマ音楽、音楽監修、オリジナルの音楽と歌詞、リミテッド・シリーズ/TVムービー/特別な音楽の作曲、リミテッド・シリーズ/TVムービーのシングルカメラ画像編集、リミテッド・シリーズ/TVムービー/特別なサウンド編集、リミテッド・シリーズ/TVムービー/特別なサウンドミキシング、シリーズ/ムービーの特殊視覚効果が注目されました。

プライムタイムの授賞式で明らかにされるのは、リミテッド/アンソロジー・シリーズ部門での同番組の成績と、リミテッド・シリーズ/TV映画の女優(エリザベス・オルセンさんが主演で、キャスリン・ハーンさんが助演でノミネート)、リミテッド・シリーズ/TV映画の俳優(ポール・ベタニーさんが主演でアップ)、マット・シャックマンさんのリミテッド・シリーズ/TV映画の監督、リミテッド・シリーズ/TV映画の脚本などの上位レースで、同番組はトリオでノミネートされています。

「ワンダヴィジョン」は、今年1月に公開されたマーベル・スタジオ初のシリーズ作品であり、マーベル・スタジオにとって初めての大きな賞となりました。一方、マーベル・テレビジョンは、2016年にメインタイトルのテーマ音楽のトロフィーを拾ったNetflixドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」で、エミー賞で得点を獲得したことがあります。

しかし、今年のエミー賞でのマーベルの成功は「ワンダヴィジョン」だけではありません。ディズニープラス向けのドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、今年、ゲストドラマ俳優、コメディまたはドラマ(1時間)音響編集、シーズンまたは映画の特殊視覚効果、スタントコーディネーション、スタントパフォーマンスの5つのノミネートを獲得しました。

エミー賞でのマーベルの健闘は、同社がアカデミー賞に大々的に進出するまでに10年(18作品)を要したことを考えると、特に注目に値します。(2019年には「ブラックパンサー」が作品賞にノミネートされました)

※エミー賞は、アメリカ合衆国で放送される優れたテレビドラマ、番組、テレビ業界の功績に与えられる賞。映画におけるアカデミー賞、演劇におけるトニー賞、音楽におけるグラミー賞に相当する、最も権威ある文化賞のひとつ。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Marvel Studios Scores Its First Emmys With ‘WandaVision’

【ネタバレ注意?】映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」のあらすじが報じられる【噂話】

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」のあらすじについて、海外メディア the Cosmic Cirrcus が報じました。時系列についても明かされていますが真偽は不明です。

※これより先は多大なネタバレを含む可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

以下、ネタバレ注意です。

スティーブン・ストレンジは、強力な魔術師になる前は、「ヒポクラテスの誓い」として知られる「人を傷つけないという誓い」を立てた神経外科医でした。ヒポクラテスの誓いは、患者を治すことを目的とした医師の倫理的な指針となっています。しかし、ミスティック・アーツのマスターであるスティーブンは、どんな手段を使ってでも自然法と自分の現実を守らなければならない。それには、現実を脅かす可能性のある人物の命を絶つことも含まれます。本作では、スティーブン・ストレンジが、ミスティック・アーツの使い手として、また医師としての倫理観を持っているという内面的な葛藤が描かれると、情報筋から聞いています。多元宇宙を救うために他者の命を絶つのか、それともヒポクラテスの誓いを守って現実を破滅させるのか、ストレンジは難しい選択を迫られることになるでしょう。

また、スティーブンが多元宇宙の構造を維持するために殺人をおかす事について、その道徳的な議論の中心人物の正体も判明しました。その人物とは、同じアベンジャーズのワンダ・マキシモフ、通称スカーレット・ウィッチです。情報筋によると、アガサ・ハークネスが語った予言は、「ワンダヴィジョン」の出来事から2年後の「ドクター・ストレンジ」続編の中で展開されるとのことです。ワンダの行動により、スティーブンとカマー・タージの魔術師たち(他)がワンダを制圧するために介入することになります。しかし、映画が進むにつれ、スカーレット・ウィッチの脅威は一人の人間では対処しきれなくなります。スティーブンは、ワンダの命を救うか、それとも最終的に終わらせるかの選択を迫られ、その結果、多元宇宙が犠牲になることになるでしょう。


ワンダがこの作品の鍵になる事は予想の範囲内ですが、気になるのは時系列が「ワンダヴィジョン」から2年も経過している事。「ワンダヴィジョン」は2023年年末から2024年年始にかけての時系列であり、そこから2年ということは「ドクター・ストレンジ2」は2025年から2026年を描く事になります。

MCUは没入感を高めるために基本的には公開年の西暦と同じ時系列を舞台として描かれてきましたが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」によって5年間スキップされてしまいました。

そのギャップを埋めるため、過去を舞台とした映画「ブラックウィドウ」と時間軸が特殊なドラマ「ロキ」を除いて「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「エターナルズ」は全て2024年を舞台としています。

せっかく少しずつ埋められてきた時間のギャップがここでまた開かれてしまうのは、やや疑問な部分ではあります。

また、時間が経過すればするほど「何をしていたのか?」という疑問が増加し、「ワンダは2年間双子を救えなかったのか」「2年間ホワイトヴィジョンとは何もないのか」などに対してより多くの説明が必要になってくると思われます。

はたしてこのあらすじの真偽やいかに。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 に米国公開予定となっています。

ソース:https://www.thecosmiccircus.com/exclusive-ds2-internal-battle/

【噂話】トビー・マグワイアさん、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の契約合意が出来ていないと報じられる

ソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にトビー・マグワイアさんが出演するという噂はかねてより報じられていましたが、海外メディア wegotthiscovered がこの出演契約が合意に至らなかったと報じています。

記事によると、この情報は「アイアンハートがブラックパンサー2でデビューするという情報をくれたのと同じ情報源」と前置きした上で、マグワイアさんは契約を断っていると伝えています。

その理由として金銭問題が指摘されており、46歳になるマグワイアさんは2007年の「スパイダーマン3」以降はカメオ出演を除くと4本しか映画出演しておらず、最後の出演からは7年以上経過するほど俳優業から遠ざかっています。そのためソニーに対し多額の出演料を要求したが受け入れられなかったとの事。

一方で契約は合意済みだと報じているメディアもあるため、この噂はこれまでになく情報が錯綜しています。

また、もうひとりのスパイダーマンであるアンドリュー・ガーフィールドさんはいくつかの証拠が挙げられているにも関わらず、出演の噂を否定し続けています。

古くからのマーベル映画ファンには特に注目されている「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、長くても100日足らずでこれらの噂の真実が明らかになります。続報があり次第またお届けする事になります。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Tobey Maguire Reportedly Almost Turned Down Spider-Man: No Way Home

ジェームズ・ガン監督が映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のストーリーボードをお披露目

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が自身のTwitterで今作のストーリーボードを公開しました。監督はこれらが脚本よりも重要になると説明しています。

監督はストーリーボードの束の写真に以下のようなコメントを添えて投稿しています。

ここ数日で完成させた #GuardiansoftheGalaxyVol3 用の手描き絵コンテの束。これは脚本の12ページ分に相当し、映画のこの部分の基礎となるものです。このように映画をデザインすることは、今のところ私の仕事の中で最も重要な部分です。

すべての絵コンテには、番号付きのショット説明書が付いています。この中には、スタントチーム、プロダクションデザイナー、コスチューム担当者などへの注意事項や、俳優への注意事項(時には撮影現場で投げかける代替の台詞も)が書かれているんです。

また、ガン監督はこの膨大な資料集が、映画の脚本よりも「重要だ」とも説明しました。

このドローイングと説明文の本は、私にとって映画のバイブルであり、脚本よりも重要なものです。私にとって脚本を書くということは、自分が見たものを視覚的に表現しようとしているだけのことが多いので、これは私がどのように物語を見ているかという真実に近いものです(映画自体はさらに近いものです)。

1枚にどれくらいの情報が書かれているのかというファンの質問に対して、監督は以下のように回答しました。

これはノートカードです。通常は1枚のカードに1つのショットを表しますが、移動するショットは何枚ものカードを使って描き出すことができます。

Vol.3は制作が始まったばかりで、本格的な撮影開始まではまだしばらく時間がありますが、ネビュラ役のカレン・ギランさんは特殊メイクの様子を公開し撮影開始を報告していました。また、スターロード/ピーター・クイルを演じるクリス・プラットさんは11月から撮影に入る事を明かしています。

今作はもともとはフェーズ4の初め頃に公開予定だった事もあり、脚本のほとんどは完成していると監督は以前に述べており、当初の脚本からほとんど変わっていないことも明かしています。

3作目では誰かが死ぬと監督は明かしていますが、それが誰になるかは判っていません。また、ヴィランについてや、Vol.2のラストに登場したアダムの再登場についても判っていません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は 2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

アニメ「What if…?」脚本家、4話で語られた「絶対点」は「ネクサスポイント」と呼ぶべきだったと後悔を明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」の脚本を担当したA.C.ブラッドリーさんがYoutube番組 The GOAT Movie Podcast に登場し、本作の開発にはかなりの時間を要したことを振り返り、その中で4話に登場した「絶対点」という概念について言及しました。

ブラッドリーさんは番組の中で、2019年に開催されたサンディエゴ・コミコンで初お披露目された本作は多くの独自の決定を下す必要があった事を明かしました。

アニメの脚本を書いているときは、考えられないほど未来のことを書いています。あの「ドクター・ストレンジ」のエピソードは、2019年の2月に書いたものです。今思えば、絶対点(アブソリュート・ポイント)ではなく、ネクサス・ポイントと呼ぶべきだったと思います。「ロキ」の脚本はまだ書かれていなかったので、アニメーションはロキの脚本が完成する前にロックされてしまいました。

「ホワット・イフ」4話においてエンシェント・ワンは「絶対点とはその時間軸で覆すことの出来ない事象」であると説明しており、MCUではタイムトラベルが可能になりましたが変えられない事もあるという事が強調されていました。そしてこの絶対点を無理やり覆すようなことがあれば宇宙が消滅するとされました。

一方で「ロキ」ではミス・ミニッツが紹介したTVAのビデオにおいて、ネクサスイベントが説明されました。これは本来行われないはずだった事が行われたことで時間が分岐し、その分岐した時間軸を放置しておくと時間軸が絡み合い戦争になるとの話でした。

ブラッドリーさんはこれらが同一の概念である事を感じ、名称を統一できればよかったと考えているようです。


先日は2024年の映画公開スケジュールが公開され、毎年、年間4本の映画の劇場公開をスタンダードにしていく事が明かされました。それに加えてディズニープラスシリーズが展開するため、MCUはこれまで以上に同時進行で制作される事になります。

そのため今回ブラッドリーさんが感じたように、ひとつの同じ概念が別の呼称になってしまうなどのケースが今後多発する可能性はありそうです。それが例えば地球ではこう呼ぶ、アスガルドではこう呼ぶ、別のマルチバースではこう呼ぶ、と言ったようにうまくごまかせる範囲で済めば幸いですが、ある程度視聴者が許容しなければならない時が来るかもしれません。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード6は 2021年9月15日(水)16時よりディズニープラスで配信予定です。

ソース:MCU Writer Reveals Loki’s Nexus Connection to Doctor Strange’s What If Episode

映画「ブラックウィドウ」オルガ・キュリレンコさんが将来のMCU再登場について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」に出演したオルガ・キュリレンコさんが今後のMCUでの再登場について、海外メディア GamesRadar+ とのインタビューに応じ、心境を明かしました。

※これより先はネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

インタビューの中で「悪夢のような秘密を隠さなくていいようになって安心しましたか?」と聞かれたキュリレンコさんは以下のように述べました。

ええ、話せるようになってよかったです。でも悪夢ではありませんでした(笑)ただ、ポーカーフェイスを保って、そのことを話さないようにしていました。話題にされても、「何も知らないよ」と言うだけでした。でも、ようやく母や友人に話すことができてよかったです。友人と言っても、ただ、友達に見てもらって発見してもらっただけです。だから、秘密が解けてよかったです。

アントニアのバックストーリーが虐待というテーマにとって重要だったか聞かれたキュリレンコさんは次のように説明しました。

重要だと思います。現実に近いし、人生で何が起こるかということもわかります。それに、より信憑性もあります。2人のキャラクターをより面白くしていると思います。なぜなら、誰もがストレートな善人やストレートな悪人ではないからです。したがって、善人は何か良いことをしようとしても、ただ間違いを犯すだけなのです。誰もがミスをする、スーパーヒーローでさえもミスをする。そして、それが(ナターシャを)より複雑にしているのです。すべてが完璧というわけではないのです。でないと退屈になるでしょう?

それにナターシャは、自分が少女を殺したと思っていることに対して、明らかにそのような感情や自責の念を抱いています。彼女はそのことを良く思っていないようです。でも、彼女にとっては終わったことなのです。そして後になって、その過ちの後に生じたダメージや実際に生じたことに気づくと、ある意味では、ナターシャはこの悪役の創造に関与していることになるのです。ある意味ではね。もちろん、ナターシャが彼女をタスクマスターにしようと決めたわけではありません。アントニアを戦争の武器にしようと決めたわけではありません。しかし、その決定は、ナターシャが引き起こした事故の後になされたものです。私は、キャラクターが複雑であればあるほど、完璧で洗練されていればいるほど良いと思っています。

また、アントニアとナターシャのラストシーンで、アントニアはナターシャを許していると思いますかと聞かれ、アントニアには許す能力があると答えました。

彼女はそうだと思います。もっと会話があってもいいと思うんです。アントニアは、理想的にはナターシャに質問をすると思います。彼女はナターシャと話をして、理解して、ケリをつけたいと思っていると思います。でも、洗脳が解けて、彼女が気づいて、ナターシャが「ごめんなさい」と言ったあの瞬間。私が思うに、美しいこと、信じたいことは、アントニアという少女には許す能力があるということです。つまり、彼女には心があり、非常に繊細なのです。彼女は我々が見ているような人物ではありません。彼女は冷酷な殺人者ではありません。実際のところ、彼女は繊細な心を持ち、虐待を受けたり、肉体的・精神的なトラウマを抱え、父親との関係も複雑です。だからあの瞬間、彼女は彼女を許したのだと思いますが、そんなに単純な話ではありません。

最後に、「またアントニアに会えますか?ディズニープラスシリーズで戻ってきてくれませんか?」と聞かれたキュリレンコさんは「それはマーベルに聞いてください、彼らが決めることです」とし、衣装が大変だったと振り返った上で「ちょっと考えさせてください。いや、冗談です、オファーがあればもちろんやりますよ(笑)」と再演への意欲を示しました。

映画「ブラックウィドウ」はディズニープラスでプレミアアクセス中の他、各種デジタル配信サイトにて販売中。ホームメディアディスクは2021年9月15日発売予定です。

ソース:Black Widow actor Olga Kurylenko talks about her hidden role and future in the MCU