映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ミカエラ・コールさんがアネカとアヨの恋について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でアネカを演じるミカエラ・コールさんが、海外メディア Vogue とのインタビューの中で、フローレンス・カサンバさん演じるアヨとの恋愛関係について言及しました。

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コールさんの出身であるガーナは1860年代から強硬な反同性愛法があります。そして、昨年ガーナ議会に提出された新しい法案は、アフリカで最も抑圧的な反LGBTQIA+法を提案するものでした。この法案が修正されることなく可決されれば、同性愛者であること、あるいはその味方であることさえ、第2級の重罪となり、5年の懲役刑が科されることになります。

法案が可決されれば母国においてコールさんも何らかの罪に問われる可能性がありますが、この役を引き受けることの重要性について「私は思いました。ガーナの人たちに見せたい。みんなは『(首を突っ込まなくて)いいじゃないか、政治的なことなんだから』と言います。でも、人々の日常生活に影響を与えるようなことは、単なる政治ではないと思うんです。だから、私がガーナ人であることで、ガーナの人たちがついて来てくれると思うから、私がこの役をやることが重要だと感じたんです。」と語りました。

また、コールさんはロンドンの演劇学校に通っていた頃に前作「ブラックパンサー」のオーディションを受けていたと明かしつつ、「多くの人にとって、アフリカの魔法、人々の魔法、祖先の魔法を、主流なプラットフォームで表現したのは初めてのことだったと思います。ここに来ると、何か不思議なものを感じるのです。」とコメントしました。

なおVOGUEはアネカとアヨの関係を「禁断の恋」と表現していますが、少なくともコミックにおいてワカンダでは同性愛は禁じられていません。単にワカンダがアフリカ系の架空の国であることから、アフリカの主流として禁断というワードが用いられた可能性が考えられます。

本作ではオコエがLGBTQ+として描かれるという噂があり、コミックのアネカとアヨの関係をアネカとオコエに変更して描かれるのではないかと考えられていました。しかし、今回のインタビューによるとコミックどおりアネカとアヨの関係が映画で描かれるようで、オコエは単なる噂として終わるか、別の女性との関係が描かれるのかもしれません。

コミックではアヨが投獄されていたアネカを助け、ミッドナイト・エンジェルズとして活動を始めましたが、現在MCU版ではアヨがミッドナイト・エンジェルズの衣装を着用している姿は確認されていません。代わりにコミックではそうではなかったオコエがミッドナイト・エンジェルズの姿になっており、元ドーラ・ミラージュの3人のキーパーソンがMCU版でどのような変化を遂げているのかはポイントとなりそうです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Michaela Coel on Creativity, Romance, and the Path to Wakanda Forever

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」には別のヴィランが存在する?大手メディアの謎の投稿が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」にはトレーラーに登場していない別のヴィランが登場する可能性が高いと、海外メディア The Direct が報じました。これは兼ねてより噂になっていたドクター・ドゥームを指しているようで、その理由について次のように説明しています。

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記事ではThe Hollywood Reporter のような大手出版社がブラックパンサー2へのドクター・ドゥームの参加に関する憶測を発表したことは、多くの人が思っている以上に重要なことなのです。ハリウッドの業界では、内部情報なしにこのような憶測を発表することはほとんどなく、おそらくドゥームが登場することを示す証拠を持っていることを示唆しているのでしょう。」と指摘。

という事で、THRの記事の中でドクター・ドゥームについて言及されているのが、ゴシップ誌ではない大手の記事としては極めて珍しいと認識しているようです。

元になったTHRの記事では、先日公開された最新のトレーラーの中で、テノッチ・ウエルタさん演じるネイモア・ザ・サブマリナーが「傷ついた者だけが、偉大な指導者となる」と発言している事と、ウエルタさんのインタビューで「ラテン系アメリカ人の俳優は、ハリウッドではいつも悪役です。でも今回、私たちはヒーロー、またはアンチヒーローです。」と発言している事をピックアップし、本作のヴィランが別にいると以下のように指摘しています。

ティ・チャラとネイモアは、それぞれ王とスーパーヒーロー、王とアンチヒーローの境界線にまたがっています。しかし、第三の比較対象も存在します。ティ・チャラとネイモアの対立を描いたコミック「ブラックパンサー」では、第三の君主が二つの王国に戦争を仕掛けてきたのです。ドクター・ドゥームです。王として、また悪役として、ドゥームは王位が何を意味するのか、そしてこの例では、王位が国家というよりもむしろ自己の象徴であることを改めて示しています。しかし、コミックにおけるドゥームのラトベリアは平和な国であり、住民はほとんど心配することがなく、支配者の戦争に巻き込まれることさえありません。ドゥームほど傷ついた人間はいません。しかし、ネイモアの評価では、それが彼を偉大な指導者にするのでしょうか?純粋に推測に過ぎませんが、悪役ではないというウエルタのコメントと、最近の予告編で照らし出された「ワカンダ・フォーエバー」のテーマは、この壮大な国家の衝突においてドゥームが役割を果たす可能性を示唆するものです。

同業者が異例だと指摘するような今回のドクター・ドゥームに関する記事。実際に映画に登場するのか、あるいは珍しく、前置きしているように単なる推測だったのか、1ヶ月後の劇場で答え合わせする事になるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Black Panther 2: New Evidence Points to Doctor Doom Appearance

オコエはシュリを裏切る?映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のポスターが話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でオコエがシュリを裏切るかもしれない、そんな予想が話題になっています。この話題は先日公開されたScreenX版、4DX版のポスターから端を発しています。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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件のポスターでオコエは赤のドーラ・ミラージュのコスチュームではなく、青のミッドナイト・エンジェルズのコスチュームを着用しています。

このコスチュームはトレーラーでミカエラ・コールさん演じるアネカが着用しているものと同タイプになっています。

©MARVEL,Disney

オコエがミッドナイト・エンジェルズになることが何故シュリを裏切る事になるのかは、コミックのアネカおよびミッドナイト・エンジェルズがどういうものかを知る必要があります。

マーベルの公式キャラクター紹介によると、アネカは元ドーラ・ミラージュの隊長であり、ティ・チャラとネイモアが交友している様子を見てしまい、王への信頼を失ったあとワカンダを離反しました。

ワカンダは護衛隊を失った間にサノスの侵攻を受けシュリが死亡。ラモンダ女王の仲介によりティ・チャラとアネカ及びドーラ・ミラージュが和解しワカンダに復帰します。

その後、ティ・チャラからドクター・ドゥームとの戦争に備えるよう命じられドーラ・ミラージュの訓練にあたっていたアネカですが、ある時、女性を虐待していた村の首長を殺害してしまった事で死刑宣告を受けました。

アネカは恋人であるアヨの手引で対ドゥームに備えて開発されていたワカンダ製のヴィブラニウム・ウィングアーマーであるミッドナイト・エンジェルアーマーのプロトタイプを手に入れ脱走。その後はドーラ・ミラージュの影の部隊ミッドナイト・エンジェルズとしてワカンダの守護にあたります。

これをMCU版に置き換えた時、ネイモアが今後アンチヒーローとして時折アベンジャーズと共闘する事を考えると、ワカンダとタロカンはこの作品を通じて停戦状態に持っていく必要があると考えられます。すなわちワカンダの国政を担うラモンダとシュリは、ネイモアと和平を結ぶ方向にもっていく事が考えられます。

しかしティ・チャラがこの戦争で生命を落としている場合、仇国を相手にオコエは国の選択を受け入れられないかもしれません。コミックのミッドナイト・エンジェルズをなぞって王家を離れ、独自にワカンダを守護していくのではないかと考えられています。

トレーラーでは少なくとも一時的にミッドナイト・エンジェルズはドーラ・ミラージュと交戦状態に入っており、オコエがその青い鎧を身に着けているという事は、ドーラ・ミラージュと槍を交える事になる可能性が高いようです。

そもそもコミックでのオコエはミッドナイト・エンジェルズではなく、それはアヨの役割でした。MCU版でオコエがミッドナイト・エンジェルズへと転じるのであれば、アヨがドーラ・ミラージュの隊長になるのかもしれません。また、話を広げすぎないようにするために、作中で2つの部隊が和解し、併合される可能性もあるかもしれません。

今回のポスターはワカンダが一枚岩ではない可能性を示唆していますが、実際はどういう展開になっていくのでしょうか。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ジェイコブ・バタロンさんは「スパイダーマン4」に期待していないと言う

ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」から「ノー・ウェイ・ホーム」に至るまで、スパイダーマン/ピーター・パーカーの親友ネッド・リーズを演じてきた俳優のジェイコブ・バタロンさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、スパイダーマン4作目にあまり期待していないという胸の内を明かしました。

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「ホームカミング」から「ノー・ウェイ・ホーム」までの旅を振り返りながら、ジェイコブ・バタロンさんは次のように語っています。

“最後の日 “は、みんなとても泣いていました。試写会でも、みんな泣いていました。私たち全員にとって、とても美しい経験だったと思います。最初の映画(ホームカミング)を作ったとき、まだ10代でした。そして、映画のアークがひとつになり、すべてのキャラクターが丸く収まるのを見るのは、クレイジーとしか言いようがありません。読んでいてクレイジーでした。アンドリューとトビーが脚本に登場するのもクレイジーでした。脚本に悪役たちが登場するのもクレイジーでした。
そして、あのようなクリフハンガーな終わり方をしたことで、誰もが予想だにしなかった展開になりました。私たちの映画にとって、とても印象的な終わり方だと思います。スパイダーマンの存続を宣言するものであり、それは素晴らしいことだと思います。最終的に私たちは次のシリーズの一部ではないかもしれませんが、とにかく美しい旅でした。

スパイダーマンの新たな3部作が制作されると報道された時、トム・ホランドさんは祝福のコメントをしていましたが、今回のインタビューによると、ジェイコブ・バタロンさんは少しトーンが違うようです。

(スパイダーマン4制作について)俳優は最後に知らされる人たちだと感じています。人々は俳優が常に秘密を隠していると思い込んでいるように感じますが、約束します、私達は何も知らないんです。でもまた、もし適切な場所、適切な時期、今まで一緒にやってきた適切なグループとなら、いいんじゃないでしょうか。
でも、それ以外は、何が起ころうとも、起こるべくして起こることです。その決定は、大ボスや小切手にサインをする人たちがすることです。私たちは彼らの考えを受け入れていますが、それを期待しているわけではありません。みんな自分たちでそれぞれの事をやっています。

バタロンさんは SyFy TV シリーズの「Reginald the Vampire」で主演を務めるなど忙しさを増してきており、少なくともMCUのフェーズ5のスケジュールに「スパイダーマン4」がなかったことで次の出演に関してあまり期待をしていないようです。

スパイダーマン自身はアベンジャーズ最新作に登場する可能性はありますが、そこにネッドが登場してもピーターとの再会が描かれるかどうかは不明です。ただし、「ノー・ウェイ・ホーム」でネッドは魔法使いとしての才能を開花させかけており、ドクター・ストレンジがネッドの事を覚えているのなら、ネッドも魔法使い見習い、アベンジャーズ見習いとして何らかの役割を担う可能性はあるかもしれません。

「スパイダーマン4」はいつ制作され、ネッドやMJがどうなるのか、まだしばらくは期待しつつ待つしかないようです。

ソース:Jacob Batalon Reveals His Reactions to That ‘Spider-Man: No Way Home’ Ending [Exclusive]

映画「ドクター・ストレンジ/MoM」よりダニエル・クレイグさんが演じるはずだったソーの兄弟のコンセプトアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」より、雷神ソーの異母兄弟にあたるバルダー・ザ・ブレイブのコンセプトアートがあらためて公開されました。

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アーティストのダレル・ワーナーさんが自身のInstagramにて公開したもので、以前にはこれの一部を公開していました。

今回公開されたアートでは彩色バージョンで全体を確認する事ができ、その顔はダニエル・クレイグさんをもとに描かれている事もよくわかるようになっています。

ワーナーさんは「このキャラクターがこの水彩画より先に進まないのは残念でした。彼の物語をご存知の方はもちろん、そうでない方もネットで調べてみてください。」とコメントを添えています。

コミックでソーの異母兄弟にあたるバルダー・ザ・ブレイブは当初イルミナティのメンバーとして登場予定で、ダニエル・クレイグさんがキャスティングされていました。

しかし新型コロナウイルスのパンデミックの影響でクレイグさんが撮影に参加出来なくなり、バルダーはジョン・クラシンスキーさん演じるファンタスティック・フォーのリード・リチャーズへと変更されたと以前に報じられました。

今後またバルダーの登場のチャンスがある事に期待です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ディズニーは今後マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーションを拡充していくと言う

ハロウィンスペシャルとして今週の配信を控えているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」ですが、ディズニーはこのマーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーションのシリーズを拡充していく計画をしていると、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

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D23 Expo であらたに「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション」と名付けられたこのシリーズは、これまでのディズニープラスシリーズの1エピソードよりもやや長く、映画よりも短い1時間前後の作品で、特別ドラマやショートムービーといったようなジャンルに分類される映像作品。

記事によると、2022年はハロウィンスペシャルとしての「ウェアウルフ・バイ・ナイト」、ホリデー(クリスマス)スペシャルとしての「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデースペシャル」の配信が決まっていますが、今後は特定の休日にしばられずに、適宜開発していく事を計画していると言います。

シャン・チーの妹シャーリンを主人公にしたスピンオフ、オコエを主人公にしたワカンダシリーズ、ワンダーマン、ノヴァと言った作品はこのマーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーションシリーズとして開発される可能性を記事は指摘しています。

従来のディズニープラスシリーズは連続ドラマ形式で、ひとつのシリーズは映画一本と同等の予算で制作されていました。ディズニー及びマーベル・スタジオはスペシャル・プレゼンテーションという新しい形式によって制作コストを抑えつつも、様々なキャラクターにスポットを当てていく事が狙いだと考えられます。

「ホークアイ」が映画から連続ドラマに変更になったように、「アーマー・ウォーズ」が連続ドラマから映画に変更になったように、全ての作品は直前でその形式を変える可能性はありますが、今後はその選択肢の中にこのショートムービースタイルのスペシャル・プレゼンテーションというものが検討されていく事になるようです。

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション「ウェアウルフ・バイ・ナイト」は 2022年10月7日16時 ディズニープラスで配信予定、ドキュメンタリ「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ウェアウルフ・バイ・ナイトの裏側」の配信日は未定です。

ソース:What I Heard: Marvel Studios Planning More Special Presentations

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の新トレーラーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の新たなトレーラーが公開されました。2分10秒の動画の中には、初公開となる映像が沢山盛り込まれています。

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※日本語字幕版

※英語版

動画ではネイモアがコミック通り空を飛ぶ様子が含まれている他、アイアンハートのアーマー姿、新ブラックパンサーの全体像などもお披露目されています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

「アイアンハート」のドミニク・ソーンさん、以前に別役でオーディションを受けていたと言う

マーベル・スタジオ制作の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ドラマ「アイアンハート」でアイアンハート/リリ・ウィリアムズを演じるドミニク・ソーンさんが、海外メディア Empire とのインタビューにて、リリにキャスティングされる以前に別の役でオーディションを受けていた事を明らかにしました。

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当時23歳でアイアンハート役に抜擢されたドミニク・ソーンさんは、オーディションを受けずにキャスティングされた事が話題となりました。それもEmpireのインタビューによるもので、以下のようなコメントが報じられていました。

私はデラウェアの自宅にいたのですが、「この役を演じてみたいですか」という電話をもらいました。かなり驚いて、受け答えに時間が掛かりましたよ!オーディションが全くありませんでした。これまでにないような経験でした。

この時、ドミニク・ソーンさんがどうやってマーベル・スタジオの目に止まったのかについてまったくの謎でしたが、今回のインタビュー内容から、実は2018年公開の映画「ブラックパンサー」のオーディションを受けていた事が判明しました。

今回のインタビュー内容によると、ドミニク・ソーンさんはまだ10代の頃、2016年に「ブラックパンサー」のシュリ役のオーディションを受けていたとの事。当時は残念ながらレティーシャ・ライトさんがその座を勝ち取りましたが、数年を経て「アイアンハート」の計画が動き出した時に、マーベル・スタジオはドミニク・ソーンさんの存在を思い出して連絡を取ったという流れのようです。

ソーンさんはリリがデビューする映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」について、「リリにとって、黒人の輝きの天国として知られるワカンダの世界ほど、自分の才能とスーパーヒーローとしての資質を発揮できる安全な舞台はないでしょう。彼女が自分自身のこの側面を知り、そして彼女がどのように世界に影響を与える可能性があるのかを、私たちは知ることができるのです。」とコメントしています。

オーディションに落ちた事でその後ソロ・プロジェクトに抜擢される形になったドミニク・ソーンさん。彼女の演じるアイアンハート/リリ・ウィリアムズがMCUでどのような活躍を見せてくれるのか、期待です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Marvel’s Ironheart Star Missed Out on Major Black Panther Role

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のレゴが実際の映画と全く関係なかった理由が明かされる

Youtube番組 MiniSuperHeroesToday で行われた、LEGOデザイナーのマーク・スタフォードさんのインタビューの中で、ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のレゴが映画の物語と全く関係がなかった原因について明かされました。

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インタビューでスタフォードさんはレゴがMCUファンを欺いた事について以下のように説明しました。

この作品には多くの秘密が隠されていたため、その秘密が漏れるのを防ぐために、ほとんど何の情報も与えられなかったという点で、『エンドゲーム』と本当によく似ていました。公開初日に映画を見に行くまでは、もちろんスパイダーマンが複数いることは知りませんでした。俳優たちはそれを否定していたし、私も俳優たちを信じていた。しかし彼らは俳優であり、演技をしていたのです。

また、ヴィランについての情報も与えられなかったというスタフォードさんは、レゴに登場していた巨大昆虫クリーチャーについて以下のように語りました。

©MARVEL,LEGO

そうそう、私たちはヴィランが複数存在することも知りませんでした。スパイダーマンの悪役は許されないことも知っていました。提案したキャラはみんな断られました。だから、もし敵役が必要なら、ドクター・ストレンジの地下室で、昆虫と触手のようなものを作ればいいんだと思いついたんです。あと、僕はクトゥルーが好きなので、ちょっとパンパンかもしれませんが、ラブクラフト的な怪物をぼんやり作ってそこに置いてみました。

あまりに何も分からないためさらに情報を求めると、当時建設中だったセット写真が送られてきたと言います。

もっと情報はないのか?コンセプトアートはないのか?と聞いたら、当時はセットを作っていて、実際にセットから60枚の写真が送られてきました。だから、魔法の本を乗せた樽や、開けてはいけないと鎖でつながれた冷蔵庫、ペニーファージングから始まり、時代を経て現代のマウンテンバイクに至るまでの自転車の列の写真が送られてきたよ。映画には全く出てきませんでしたが、セット写真を見ていると、そこにあることがわかるんです。

結局、映画本編にはまったく出てこなかったセットのようですが、スタフォードさんはセットデザイナーを称賛しています。

ところで、あのセットは美しいね。地下室側をもっと見せてほしかったよ。写真では見えないけど、イースターエッグが仕込まれているんだもの。映画にはないイースターエッグがいくつあるのだろう。セットデザイナーはマーベルで素晴らしい仕事をしていると言わざるを得ません。

インタビュアーが冗談でセットの写真を見せてくれないかと提案すると、機密事項だと言って回避しました。

それはできないと思います。機密事項だと思う。自分でハードディスクに貼り付けられればいいのですが、LEGOの安全な場所にあるんです。このような信頼が得られると、本当にうれしいですね。自分が取り組んでいること、そして一緒に取り組んでいる人たちに感謝することになります。

そして最後にあらためて、この商品開発のために情報がほとんどなかった事を強調し、映画を称賛しました。

情報が少なかった、それが全てです。彼らは秘密を持っていて、それを守りたかったのです。私はあの映画が大好きなので、彼らがそうしてくれたことがちょっとうれしいです。

映画公開前の2021年7月、レゴの情報が出た時にはそのパッケージから様々な憶測が飛び交いました。特にパッケージにミステリオがいる事から、「ノー・ウェイ・ホーム」全体がミステリオの前回よりも大きな幻である可能性なども考察されていました。

アメリカ・チャベスは元々登場予定だった事が明かされており、これはレゴで使う事を許可されていたようですが、最終的に映画の脚本が変更され、登場する事はありませんでした。もしかすると、レゴに送られてきたというコンセプトアートの中にはミステリオやバルチャーが登場しているものがあったのでしょうか。

レゴの商品は実際の映画に沿っている場合と沿っていない場合があり、商品開発の際に全ての情報が与えられていない事がわかりました。MCUの最新作「ソー:ラブ&サンダー」の商品でも映画には登場しなかった謎のモンスターが登場しています。

記事執筆時点で劇場公開を控えている映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のレゴ情報も明らかになっていますが、これらの商品はどの程度実際の映画の内容が反映されているのでしょうか。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、7話のチェックポイント

2022年9月29日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード7「The Retreat(邦題:リトリート)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ジョシュとの恋

前回のエピソードで登場したジョシュといい感じになり、デートの当日から始まる今回の物語。仕事をこなし、デートをし、また翌日もその繰り返し。ベッドを共にした朝、ジョシュの姿はなく、以降連絡が取れない状態に。

職場ではニッキがジェニファーが最優秀女性弁護士にノミネートされた事を祝福し、ガラ(祝祭や催し、特別なパーティーの意。この場合は授賞式パーティー)に行けるかもと期待を高めています。ジェンがスマホばかり見ているのはインテリジェンシアを気にしているのかと不安になるも、ジョシュとの連絡がないだけとわかり一安心のニッキ。

その日は連絡がないまま、翌日土曜日になり、また連絡がないまま、また次の日。日曜日の朝、待望のコールはジョシュではなく、エミル・ブロンスキーの保護観察官からの電話でした。

なお、今週のQRコードはデート映像の間、フードトラックのカウンターに表示されています。QRコードの示す公式サイトで、今週は後述のポーキュパインが登場するコミック「Tales to Astonish #48」が無料です。

©MARVEL,Disney

サマー・トワイライツ

エミルがつけている抑制装置から警告があったと知らされ、アボミネーションに変身している危険を考慮して現場に向かうジェニファー。向かう車中でもジョシュからのチャットが気になる危険運転をしています。

一足早く現場に到着していた保護観察官のチャックと合流すると、「緑のスーツを着ろ」とシーハルクになるよう促されます。ハルクになる事を何て言うんだ?という質問に対して、英語では「Hulking out(激怒する)」、日本語字幕では「ハルク!」、日本語吹き替えでは「ハルク最強」と表現されています。

チャックがエミルの装置を調べるシーンではしっかりとシーハルクに変身し、万一に備える姿が描かれています。しかしチャックの心配をよそに、装置は電気柵にあたった影響による故障という事でした。

ジェニファーは「苦労して刑務所から出して貰ったから、戻されるような馬鹿な真似はしないと思ってた」とエミルを信頼している様子。「アントマン&ワスプ」のスコット・ラングが聞いたら何と答えるのでしょうか。

用事が済むと一目散に退散したチャックに続き、帰ろうとするジェニファーの前に取っ組み合いをする男たちが現れ、ジェニファーの車は大破してしまいます。

マン・ブル

1971年のコミック「デアデビル #78」に初登場したマン・ブルことウィリアム・トーレンス。デアデビルと戦った事がある彼は、血清によってミノタウロスのような身体とパワーを持つ怪物へと変貌しました。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場した緑のミノタウロス「リントラ」と同様の大きな身体が特徴のキャラクターなのですが、本作に登場したマン・ブルはそれに比べるとやや小ぶり。彼がコミックの起源をどこまでなぞっているのかは不明です。

©MARVEL,Disney

エル・アギラ

闘牛士風の衣装に身を包んだエル・アギラもコミックからのキャラクター。1979年のコミック「パワーマン&アイアンフィスト #58」に登場した本名アレハンドロ・モントーヤ、スペイン語でワシを意味するエル・アギラは、生体電気エネルギーを操るヒーローミュータント。今回のドラマでも電気を操るようなシーンがある事は興味深いところです。ホークアイとは何度か衝突した経験もあります。

©MARVEL,Disney

コミックではエル・アギラとマン・ブルの間に因縁はありませんが、闘牛士と牛男のマッチングで選ばれたようです。

ちなみにエル・アギラを演じているジョセフ・カスティーヨ=ミディエットさんはNetflixドラマの「ジェシカ・ジョーンズ」にイザイアという元陸軍兵士役でも登場していました。

アボマステ

レッカー車到着までの間、ここで過ごさざるを得なくなったジェニファー。ジョシュからの返事がきになるのに電波もなければWi-Fiもない、といった状況でスマホを片手に電波を探し歩くのでした。そして行き着いた先はエミルがグループセラピーをしている小屋。

アボミネーションとナマステをくっつけてアボマステと命名しているようです。

©MARVEL,Disney

ポーキュパイン

コミックのポーキュパインはいくつかのバージョンがありますが、1963年のコミック「Tales to Astonish #48」に登場したアレクサンダー・ジェントリーがもとになっているようです。米国陸軍の武器設計者だったアレクサンダーは、ヤマアラシをアイデアとした攻防一体のスーツの開発に取り組みました。開発に成功したアレクサンダーは自身の才能を高く評価しつつも、政府はたいして評価しないだろうと考え、スーツを引き渡す事をやめ、自分で着用して犯罪行為に手を染めました。

全身を覆う針からは化学薬品などを噴出する攻撃にも利用でき、ドラマではコミックのガス攻撃をニオイで表現しています。

©MARVEL,Disney

サラセン

コミックにおいてサラセンは二人存在しますが、「自分を吸血鬼だと信じている」という紹介から察するに1999年の「ブレイド:ヴァンパイアハンター#1」に登場したキャラクターである可能性が極めて高いです。もう一人のサラセンは1989年の「パニッシャー」のコミックに登場した暗殺者、テロリストです。

コミックのサラセンは実際に吸血鬼であり、マーベル・コミック史上で一番古い吸血鬼でもあります。ヴィジュアル的には完全に別人。

©MARVEL,Disney

しかしドラマのサラセンは普通に日光の下で歩いているため、エミルの説明どおりただの人である可能性や、ブレイドと同じデイウォーカーになっている可能性が考えられます。なお、コミックのブレイドには娘がデビューするはずでしたが、何らかの事情でキャンセルされました。サラセンがブレイドの息子として編入された可能性を指摘する海外ファンもいますが、どうなのでしょうか。

レッカーとの再会

レッカー車待ちの間にレッカーと再会するという、とてもシンプルなジョークのような展開。

コミックのレッカーはノルンの女王カルニラによって魔法で強化された犯罪者で、ムジョルニアのように投げても戻ってくる魔法のバールを武器としていました。3話ではニューアスガルドの建築道具からパワーを得ていると説明されており、道具のなくなったレッカーはただの人間に戻っているようです。

3話での出来事をリプレイするように第4の壁を破って制作スタッフに指示すると、視聴者にわかりやすいように過去のシーンが挿入されます。

この事で怒り、シーハルクになったジェニファーは軽々とレッカーを投げ飛ばすも、周りから落ち着くよう促され、レッカーの話を聞くことに。しかし、話はあっという間にすり替えられ、ジェニファーの目下の悩みであるジョシュから返事がない件とジェニファーとシーハルクの関係についてのカウンセリングが始まります。

最終的にジョシュの電話番号を削除し、綺麗さっぱり忘れる事でめでたしめでたし・・・?

スロット・トーイング

到着したレッカー車にはスロット・トーイングという社名がプリントされており、そのドライバーの名前はダンになっています。

©MARVEL,Disney

これはコミックの「アメイジング・スパイダーマン」や「シーハルク」を制作したダン・スロットさんの名前を引用しており、本人も自身のTwitterにて報告しています。

ジョシュの真実

キレイに終わったかと思いきや、物語はデートの日に戻り、ジョシュがハルクキングと繋がっていた事が判明します。

インテリジェンシアのボスであるハルクキングの正体探しはMCUファンの目下の注目ポイントのひとつです。

コミックのインテリジェンシアはハルクに対抗すべく、サディアス・ロスをレッドハルクに改造しています。そして、インテリジェンシアを作ったのがリーダー/サミュエル・スターンズであり、映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に再登場する事ロス長官役に新たなキャスティング計画が進んでいると報じられている事、そしてコミックにはレッドハルクが結成したバージョンの「サンダーボルツ」がある事などから、ハルクキング=リーダーの見方が強くなっています。

これはコミック通りの展開とも言えるもので、果たしてマーベル・スタジオがそのようなコミックと同じ脚本を採用するだろうかという点で疑問が残る所です。

一方、エミル・ブロンスキーが黒幕説も強いものです。今回のエピソードではジョシュとのコネクションを半ば強引に切っており、追跡を阻止する狙いがあるようにも見えます。また、エミルを演じるティム・ロスさんが「本当にエミルが改心したのか分からない」ともインタビューで語っている事も、やや気になる所です。

ただし、エミルがハルクの血を求める事はやや不自然なポイントです。エミルには既にハルクの血が入っているため、自身を採血しても研究は可能なように思えます。それともエミルはアボミネーションは失敗で、ハルクとシーハルクは成功と捉えているのでしょうか。

また、別案としてトッドの名前なども候補にあげられています。

6話の最後では特注のような注射器が表示されており、3話でのレッキングクルーたちが「普通の注射針では歯が立たなかった」失敗から、ヴィブラニウム製の注射針ではないかと予想されていました。しかし今回の話の流れでは、おそらくジョシュはシーハルクではなくジェニファーから採血しているように思えます。

シーハルクの頑丈な肌を刺せる針を作ったものの、結局はシーハルクを拘束する事自体が難しいため、計画を再変更したのでしょうか?

残されたエピソードでは、デアデビル登場やソコヴィア協定への言及などが描かれる予定になっています。タイタニアは再度もどってくるのでしょうか?残る2話でどこまでの謎が明かされるのか、注目となっています。


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第8話は 2022年10月6日 配信予定です。