映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」よりミッドナイト・エンジェルズの衣装が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のコスチュームが D23 Expo 2022 の会場で展示されています。海外メディア The Direct の報告によると、その中には予告でも登場しているミッドナイト・エンジェルズの衣装もフルで公開されていると言います。

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記事で紹介されている衣装の写真は以下のようなもので、コミックのミッドナイト・エンジェルズの外見にかなり忠実に作られているようです。

from the Direct /©MARVEL,Disney

予告には登場していないマスクも用意されているようです。

©MARVEL,Disney

ミカエラ・コールさん演じるアネカはコミックでは元ドーラミラージュの隊長で、ミッドナイトエンジェルズとして影からワカンダを守る人物。MCU版の詳細は公開されていませんが、予告でドーラミラージュと睨み合っている事を考えると、コミック同様に王室とは敵対しながらもワカンダを守護していると考えられます。

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映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、4話のチェックポイント

2022年9月8日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード4「Is This Not Real Magic?(邦題:本物のマジックとは?)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ドニー・ブレイズ

2ヶ月前の予告動画で話題になったドニー・ブレイズが登場。ゴーストライダーことジョニー・ブレイズと名前が似ている事から期待されていたキャラクターでしたが、カマータージで1週間魔術をかじったマジシャンとして活動しているキャラクターとして登場しました。

なお、胸元には「ムーンナイト」のコンスの頭の形を模したようなアクセサリがぶら下がっているのが気になる所です。

©MARVEL,Disney

ドニーは今回のエピソードで「火の国(fire land)」と呼ばれる場所にポータルをつなぎ、マジックの協力者として手を上げたマディスンを送り込んでいまいます。

ファイアランドというロケーションはコミックにないものですが、ゴーストライダーが地獄と繋がっている事を思うと、ドニー・ブレイズは別のユニバースにいるジョニー・ブレイズの変異体である可能性もあるのかもしれません。

なお、ドニー・ブレイズを演じているのはカット・コイロ監督の夫であるリズ・コイロさんです。

マディスン・キング

MADISYNNと書いてマディスンだという彼女は、火の国に送られた後、ゴブリンの心臓を片手にウォンの部屋に突然登場。マディスンによるとしゃべるヤギと血の契約を交わしてここに送られたとの事。

©MARVEL,Disney

マディスン・キングもコミックにはいませんが、ゴブリン・クイーンことマデリーンは有名なミュータントで、名前が微妙に似ている事とゴブリンという要素がうっすらと何かを匂わせています。マデリーン・プライアはジーン・グレイのクローンであり、サイクロップスの最初の妻。地獄で悪魔と契約する事でゴブリン・クイーンを名乗るようになりました。

マディスンはその緩い性格のおかげなのか、別次元に行ったことやゴブリンに襲われた事、悪魔と契約した事について特に深刻に捕らえていない様子です。

ウォンはドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」 のシーズン5第12話「引鉄」を2/3ほど見ていたようですが、マディスンにネタバレされた怒りの矛先がドニー・ブレイズに向かいます。なお、このドラマは残念ながらディズニープラスでは配信されていません。

やることリスト

ジェンのやることリストには過去のエピソードに関するものや、いくつかのイースターエッグが含まれています。

©MARVEL,Disney

・Research precedents on likeness IP for Ms. Pete:ミズ・ピートとはミーガン・ザ・スタリオンさんの本名であり、彼女の肖像権に関する判例調査がタスクリストに含まれています。前回のエピソードの最後に彼女の弁護士として契約を交わしていたジェンの仕事のひとつだと考えられます。

・File discovery request for Kraft v Soule:「Kraft v Soule事件に関する証拠開示請求」という意味で、この二人は David Anthony Kraft さんと Charles Soule さんを指していると考えられます。二人は共にコミック「シーハルク」を執筆した人物ですが実際には裁判したわけではありません。

・Compile dispositions for Lee v Byrne:「Lee v Byrneの処分をまとめる」という事で、シーハルクを生み出したスタン・リー氏とコミック「センセーショナル・シーハルク」を執筆したジョン・バーンさんの名前が含まれています。こちらも実際に裁判したわけではありません。

・Follow up on Jansen Class-Action:「ヤンセンの集合代表訴訟を進める」との事で、「デアデビル」のインカーを長年務めたクラウス・ヤンセンさんの名前を引用して、本作のデアデビル登場が近い事を予告しているようでもあります。

MatcherとQRコード

やることリストに記載されていたマッチングアプリの登録作業を済ませたジェン。「Matcher」のプロフィール画面によると、興味のあることにはヨガも含まれており、1話では嫌嫌やっているようでしたが少しは興味が湧いてきたのかもしれません。

©MARVEL,Disney

そして今週の無料コミックはこの画面のQRコードで公式サイトへジャンプします。

ウォンからの依頼

「修行もせず魔術を使えば人々を危険に晒し、物質界とアストラル界の繋がりがほどける」と説明するウォンは、冒頭のドニーのような素人魔術師が危険を招く事を法的に解決したいと依頼してきます。

前回のエピソード内でも指摘された脱走の手引に関しては何の言及もないのが気になる所ですが、ウォンは素人が魔術を気軽に使う事の危険性を、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のインカージョンやドラマ「ロキ」のTVA、在り続ける者などの説明と同様の内容を語り、ジェニファーに訴えかけます。

ウォンが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でネッドがポータルを開いたことを知っているのかどうかは不明ですが、判例が出来てしまうとネッドのような即席魔術師も罪に問われてしまう事になり、今後の物語を狭めてしまう可能性があります。

去り際に連絡先を求められたウォンはソーサラーではなく人間の「マジシャン」ぽく名刺に文字を浮かび上がらせて渡し、ジェンはやることリストのひとつを達成するのでした。

ニッキの恋愛

「Matcher」の登録を済ませたジェニファーとバーで過ごすニッキ。ニッキはジェンのスマホを手に取りマッチング相手を探すもあまり見つからず、「ヘテロ(異性愛者)は辛いね」と自身が両性愛者であり、マッチング相手が半減してしまうジェンを皮肉っぽく慰めています。

ミスティック・キャッスル

ドニー・ブレイズが所属しているコーネリアス・P・ウィローズのミスティック・キャッスルに赴いたジェニファーとウォン。ゴーストライダーのパチもん、魔術師のパチもんときて、今度はディズニーのマジック・キャッスルのパチもんと複雑な設定になりつつあるドニーでした。

ジェニファーとウォンは、魔術の使用停止を求める警告書を提出しますが、ドニー側は「マジックは所有できない」「精神は商標登録できない」と反論し、決着は法廷の場に持ち越されます。

裁判

ジェニファーはドニー側に重過失があったとして、裁判で予備的差し止め命令を求めます。その証人としてマディスン・キングを法的召喚ではなく魔術的召喚をするようウォンに指示し、ウォンは観音様に許しを請いながら従います。現れたマディスンはウォンの事を親しげにウォンちゃん、英語ではWongにerをつけてWonger(ウォンガー)と呼んでいます。

証言台に立ったマディスンはドニー・ブレイズに火の国に送られたといい、ジェイクという名のデーモンと取引して戻ってきたと証言。しかし、この時も彼女の超ポジティブな性格が災いし、ドニー側の弁護士は証人が楽しんでいたと異議申し立てしてこの場を乗り切ろうとします。

ウォンはインカージョンの危険さを力説するも聞き入れてもらえず、ジェニファーが主張する予備的差し止め命令の要望も退けられ、判決は2週間後に。

ウォンはミラーディメンションに送ってしまおうと提案するも、ジェニファーは訴訟にならないと反対。アボミネーションの逃走幇助の件も落ち着いていない中で、監禁の罪が増えなくて良かったという所でしょうか。

ちなみコミックにおいて悪魔メフィストはしばしばジャックを名乗っており、ここでもニアミスなネーミングが登場している事になります。

デートのカメオ

シーハルクのデート相手の一人は元WWEのスーパースター、デビッド・オタンガ選手。

スーパーヒーローでもないのにデッドリフトで300kg持ち上げられるのは実話といった所でしょうか。

THIS IS US

差し止め命令を回避したドニーは相変わらずポータルを使ったマジックショーを披露するも、会場は盛り上がらず。しかし取り出した卵からデーモンが生まれ、マジックの会場はパニックに陥ります。

ドニーはウォンに助けを求め、ウォンは世界のためだといってこれに応じます。この時ウォンが見ていたのは「ザ・ソプラノズ」ではなく「THIS IS US」。「ザ・ソプラノズ」はHBO作品のためここで映像を出すのは権利的な問題があるのと、マディスンにネタバレされて番組を変えたという意味も含まれています。「THIS IS US」は日本のディズニープラス(公式ページへ)でも視聴可能です。

デーモンとの戦い

ドラマ「ワンダヴィジョン」の頃から悪魔メフィストが登場するのではないかと言われつつも、まったく悪魔が登場しない展開が続いていましたが、まさかの「シーハルク」にて悪魔との対決が実現しました。

デーモンといえば、ワンダやドクター・ストレンジ、ゴーストライダーなどが関係が深いキャラクターですが、実はシーハルクもコミックで悪魔と戦ったことがあり、完全にMCUオリジナルというわけでもありません。

©MARVEL

大量にわいてくるデーモンたちをシーハルクとウォンの二人でポータルの中へと投げ込んで行きますが、ポータルの向こうに見える雪景色は一体どこなのでしょうか。

©MARVEL,Disney

ドクター・ストレンジと関係の深いヒマラヤやワンダゴアだとすれば同じ地球上ですし、あまり解決したように思えません。ウォンやジェニファーも元の次元に返すと発言していますから、地球ではない別の次元だと考えるのが正解なようです。

この時ウォンは魔術のムチを使用しており、これもゴーストライダーのヘルファイアチェーンを思い出させます。

この騒動の結果、ドニー相手に脅迫すれすれの示談という形に持ち込んでこの一件は終了したようです。元々は見せしめとして前例を作るために法廷争いに持ち込んだはずですが、これで良かったのでしょうか?

商標権

悪魔騒ぎはおさまり、帰宅したジェンは待たせていたデート相手とワンナイト。しかし朝目覚めると、タイタニアが釈放されたニュースが流れ、一夜を過ごしたデート相手はジェンの本来の姿を見てそそくさと退場。そして追い打ちをかけるようにタイタニア・ワールドワイド合同会社の訴状が届きました。

それによると「シーハルク」はタイタニアの会社が商標登録しており、ジェニファーがこれを侵害しているとの事。物語がメインヴィランとの対決の方向に向かい始めたところで今回のエピソードが終了します。

クレジットシーン

クレジットシーンで表示されるアートでは、マディスンが証言していた悪魔のヤギ「ジェイク」との契約シーンが描かれています。

©MARVEL,Disney

火の国というのがヘルやリンボとは異なるのかどうかも気になる所ですが、マディスン自体が極めてミステリアスでした。海外でも早速人気が出ているようで、今後の再登場に期待のかかる人物です。

なお、クレジットシーンではウォンがドニーをミラーディメンションに閉じ込める様子も描かれています。

ポストクレジットシーン

ポスクレシーンはまたもやカマータージでドラマを見ているウォンと、ちゃかり隣にいるマディスン。ソーサラースプリームは思っているよりも暇なのでしょうか?

アルコールの話題をふるマディスンに、「ウォッカのヤクミルク割は二度と飲まない」とウォンが答えると、彼女はヤクミルクを飲んでみたいと興味を示します。ウォンは結婚式の残り物がまだあると発言しており、ドクター・ストレンジがクリスティーンの結婚式から持ち帰ったものである可能性を匂わせています。


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

「ワーウルフ・バイ・ナイト」のオフィシャルトレーラーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワーウルフ・バイ・ナイト」の公式ファーストトレーラーが公開されました。クラシックホラーフィルムを彷彿とさせるモノクロベースの映像で新たな世界を描いています。

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マイケル・ジアッキーノ監督は今年6月のポッドキャストで近々情報共有したいと語っており、今回D23の会場とオンラインでトレーラーが同時公開されました。

ハロウィンスペシャルドラマ「ワーウルフ・バイ・ナイト」は 2022年10月7日 米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シーハルク」よりマディスンとドニー・ブレイズのポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、シーズン1第4話に登場したマディスン・キングとドニー・ブレイズのキャラクターポスターが公開されました。

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初登場となったマディスンは人気急上昇中で、はやくも(架空の)ソロシリーズのタイトルロゴがファンメイドされるなど、今後の再登場への期待も高いようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」のスニークピーク動画が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」よりスニークピークが公開されました。これまでの物語を振り返りつつ、第4話で通告された商標侵害に関するその後の予告や、いくつかの初公開映像が盛り込まれています。

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シーハルクの商標に関してマロリーは「どうして仮名を商標登録しなかったの?」と疑問を呈し、ジェニファーは「私が?ドクター・ストレンジは彼の名前の商標をとった?ソーは?」と答えています。しかし、「その二人は本名よ」とあっさり返されて言葉を失っています。

ジェニファーはシーハルクの商標を取り戻せるのでしょうか?

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」よりゼウスの新たな削除シーンが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」より新たな削除シーンがオンラインで公開されました。今回明らかになったシーンは先日公開されたソーとゼウスのジェーンの病室でのシーンのその後になっており、前回の記事でも指摘したように物語の方向性が大きく異なっていたようです。

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前回の削除シーンで「お前に必要なものがあるかもしれない」と場所を変えるように告げたゼウス。そして今回の動画では「教えたいことがある、息子たちにも教えていないことだが・・・。私にはたくさんの息子がいる。サンダーボルトは何にでもなれるんだ。サンダーボルトはただの電気だ、呼べばいつでも手に入れることができる。パワーはどこにでもある、ただそれを利用するか、指差すか・・・。パワーは心から生まれるんだ」とサンダーボルトの秘密についてレクチャーしています。

映画本編ではソーがゼウスの胸を貫き、ラストではゼウスの怒りを買い、息子ハーキュリーズ(ヘラクレス)を刺客に送り込む様子が描かれていましたが、削除されたバージョンではオムニポテンスシティでどのような展開があったのでしょうか。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中、Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」、エターニティのコンセプトアート公開で、もっと大きくなる計画だった事が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のディズニープラスでの配信がスタートした事を記念して、コンセプトアーティストのジェレミー・ラブさんが、自身のInstagramにてエターニティのアートを数点公開しました。

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「エターニティのゲートのために試作した多くのテイクの中からいくつかをご紹介」として公開されたアートではかなり小さく描かれたソーとは対称的な巨大な祭壇と、さらに巨大なエターニティの姿が描かれています。

エターニティは映画の日本語版で永久(とこしえ)と翻訳されていましたが、コミックに登場するキャラクターの名前です。アイアンマンやスパイダーマンを鉄男、蜘蛛男と呼称するぐらい奇妙な翻訳でしたが、コミックのエターニティは以前に「ラブ&サンダー」のエンディング解説記事でも紹介したように、その身体に宇宙を内包しているキャラクター。

実際の劇場公開版に登場したエターニティは近くにいたゴアと対比してもせいぜい15メートルから20メートルと言ったところですが、初期段階ではコミックと同様のもっと大きな姿が計画されていたようです。

コミックのエターニティには「願いを叶える」といったドラゴンボール的要素はありませんが、宇宙そのものを内包しているエターニティの全知全能感を表現するのに役立っていました。

ゴアは最終的に神々の全滅ではなくラブとの再会を選び、その時のラブの水面に映った姿はコミックのシンギュラリティのような姿をしていました。

©MARVEL

姿こそ似ているものの、シンギュラリティはコミックの「シークレット・ウォーズ」(2015年)で誕生した比較的新しいキャラクターで、シーハルク、キャプテン・マーベル、ニコ・ミノルたちのチームA-Forceの妹分的メンバー。その設定には未解明の部分も多く、シンギュラリティとラブを同一となるようにコミックの物語の舵を切る事も可能なように思えますが、まだまだ何とも言えません。

なお、「ラブ&サンダー」でラブを演じたのはクリス・ヘムズワースさんの娘の10歳になる娘インディア・ローズ・ヘムズワースちゃん。クリス・ヘムズワースさんは今回の娘のカメオを「一回限りの特別な体験」とインタビューで話しており、次回作以降でラブが再登場しないか、あるいはラブの成長した姿を別の女優さんに任せる事を示唆しています。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中、Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はどこまで真実なのか?コーグのキャラクター性について考察

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のディズニープラスでの配信が始まり、サブスク会員は何度でも見直す事が可能になりました。本作はディズニーの公式時系列ではドラマ「ミズ・マーベル」の後に配置されている事が判明しましたが、他のMCU作品にはない独特な描写は「ラブ&サンダー」が実話かどうか曖昧な場所へと誘っています。

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本作の特徴として、マーベル・スタジオのロゴの後、タイカ・ワイティティ監督演じるコーグが子どもたちにソーの英雄譚を聞かせる所から始まります。そして、映画の所々にもナレーションが挿入され、エンディングもコーグの語りで締められており、物語全体がコーグの語っている雷神ソーの英雄譚として機能しています。

そこで疑問になるのが、「コーグは語り部としてどの程度の信頼性があるのか」という事。

コーグは「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で初登場し、ソーとはサカールの闘技場にて出会いました。出会い頭に「あんたがハサミならオレっちの勝ちかな」と謎のじゃんけんジョークをかまし、革命を起こそうとしている事を明かします。

そして、その革命の際に集まったのはママとそのゲスな恋人だけだったと話していました。

©MARVEL,Disney

しかし、「ラブ&サンダー」ではそもそもクロナン人に女性がいない事が明かされ、実際にコーグも男同士から生まれたと話し、エンディングでも恋人らしき人物ドウェインが紹介されています。クロナンが男性のみの種族である事はコミックからの引用ですが、クリーやスクラルに比べるとクロナンは登場も少ないため「バトルロイヤル」当時は軽微な変更だと考えられていました。

この矛盾は単なる脚本ミスとも言えますが、MCUのコーグのキャラクター性を考えると彼なりのジョークであったとも考えられそうです。今後の別作品やソー5作目などの監督が「ラブ&サンダー」の一部がどうしても気に食わない場合、その箇所を「あれはコーグの誇張表現だった」として「ラブ&サンダー」の構成を利用して変更可能にするうまい作りになっているのかもしれません。

また、コーグ不在のシーンに関してはソーからの伝聞が入っているはずですが、ソーもまた話を盛りがちなキャラクター。ジェーンやゴアの結末が覆る事は「ラブ&サンダー」を台無しにしてしまうため流石にないでしょうが、それでも物語の全体にわたってコーグの「作り話」である可能性が漂っています。

コーグの語る英雄譚をどこまで信用するのか、今のところは視聴者に委ねられているようです。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中、Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定です。

マーク・ラファロさんが映画「アベンジャーズ/AoU」で幻に終わったバーサーカー・ハルクが戻る可能性について言及

マーベル・スタジオ制作のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に出演したマーク・ラファロさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場する予定だったバーサーカー・ハルクが戻ってくるかもしれないと示唆しました。

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ラファロさんはインタビューの中で「この世界のクールなところは、何にでもなれる所です。5年後には何にでも、その時々の適切なものに完全に変身している事でしょう。見送られた『バーサーカー・ハルク』や『ワールド・ウォー・ハルク』に戻るかもしれないね。どこにでも行けるんです。それがエキサイティングなところ。最初から今まで5つの異なるバージョンを演じてきたから、自分にとっても面白いし、他の人たちにとっても面白いと思ってもらえるんです。」と述べました。

「バーサーカー・ハルク」については、「エイジ・オブ・ウルトロン」公開当時のインタビュー(ScreenRant)にてその存在が明らかになっていました。

それによると、バーサーカー・ハルクはワンダにマインドコントロールを受けたハルクが灰色の体色になり、目は赤く充血し、歯は曲がり、よだれを垂らしているような凶暴なハルクになる予定だったと言います。しかし、観客がコミックのグレイ・ハルクとの混同の可能性を考慮して結局この計画はなくなったそう。

マーク・ラファロさんが考えるように、今後のハルクの可能性についてファンは様々な議論を交わしています。

最も注目されているのは噂にも出ているように映画「ワールド・ウォー・ハルク」の物語が展開されるというもの。ただしコミックの「ワールド・ウォー・ハルク」を現状のMCUに当てはめる事はかなり難しいものです。

「プラネット・ハルク」そして「ワールド・ウォー・ハルク」の発端はハルクの危険性を重く見たアイアンマンやドクター・ストレンジ達イルミナティがハルクを宇宙に追放した事。サカールに到着したハルクはそこで奴隷剣闘士となりコーグやミーク達と出会いウォーバウンドを結成、後の妻カイエラとも出会いました。サカールを支配していた非情なレッドキングを退けたハルク達、ハルクが乗ってきた宇宙船は救世主の船として記念碑になっていました。ところがこの船が大爆発し、カイエラが死亡。怒り狂ったハルクはウォーバウンドを引き連れ地球に戻り、X-MEN、アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、イルミナティといった面々に復讐を果たしていきます。

しかし、「シーハルク」の2話の展開ではハルクがサカールに向かっているであろう事は予測出来るものですが、追放でもありませんし、船もサカールのものであって、何らかのトラブルがあっても怒りの矛先が地球のヒーローに向かうとは考えにくいものです。

また、アボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスさんのインタビューなどが、ハルクが「シーハルク」の間に地球に戻ってくる事を示唆しており、それほど長い旅にはならない可能性があるようです。

MCUのハルク、というかブルース・バナーには「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で地球を脱出して以降、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でソーと再会するまでの記憶がなく、この間にサカールで結婚し、子供を設けている可能性は十分に考えられます。「ワールド・ウォー・ハルク」の物語の大半をすっ飛ばして、カイエラとの間に生まれた息子スカーとの物語が描かれていくのかもしれません。

今後もスマート・ハルクが維持されるのか、ラファロさんが指摘するようにバーサーカー・ハルクが戻ってくるのか、今後のブルース・バナーの動向には注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:Mark Ruffalo loves how She-Hulk finally addressed that Edward Norton used to be the Hulk

ドラマ「シーハルク」でハルクvs.アボミネーションはある?俳優の意味深発言が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でアボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じているティム・ロスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中でネタバレをしたかもしれないと話題になっています。

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このインタビューは以前にも紹介した「エミル・ブロンスキーが改心したかどうか分からない」という内容のものですが、その中でティム・ロスさんはハルク役がエドワード・ノートンさんからマーク・ラファロさんに変わった事への感想を述べる中で「素晴らしいものでしたよ、彼を見た時少し混乱しましたが。撮影中に何度もやり取りしましたが、どれが採用されたかは分かりません。そんな感じですごく面白いものでした。」と共演シーンを匂わせる発言をしていました。

今のところ「シーハルク」におけるハルクは2話の最中に宇宙へと旅立っており、その間にハルクとアボミネーションが共演するシーンは描かれていません。単にどのシーンも採用されなかったのか、それともドラマの後半にハルクが地球に帰ってきて何かが起こる可能性もなくはないのかもしれません。

また、プロデューサーのジェシカ・ガオさんが別のインタビュー「『これから先、彼(ハルク)がすべてのエピソードに登場するとは思わないでください』と人々に伝えたかったのです」と2話のハルクの展開について語っています。これも言葉の解釈次第では残りのいくつかのエピソードには登場するという意味にも取れなくはありません。

さらにタイタニアを演じるジャミーラ・ジャミルさんは以前に自身のTwitterにてハルクを演じるマーク・ラファロさんとのツーショット写真も公開しています。

これもハルクが地球に戻ってきてタイタニアと共演するシーンがあるのか、単に休憩中にツーショットを取っただけと見るのかは分かれる所となっています。

「シーハルク」の最中にハルクが地球に戻ってきたとしても、それがハルクの噂のソロ・プロジェクトの可能性が消えるわけではありませんが、そのプロットは大きく制限されるかもしれません。

ハルクは宇宙での何らかのイベントを終えて今シーズン中に地球に戻ってくるのかどうか、今後の「シーハルク」も目が離せないようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。