マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最初の映画「アイアンマン」からペッパー・ポッツを演じてきたグウィネス・パルトロウさんの The goop Podcast にスカーレット・ヨハンソンさんがゲスト出演し、「アイアンマン2」で共演した二人はMCU談義に花を咲かせました。
MCUでブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じてきたスカーレット・ヨハンソンさんはパルトロウさんに対して、「マーベルでの役割は終わったの?」と質問すると「そう思うわ」と今後の予定がない事を明かしました。しかし、「でも私は死んでいないから、いつでもマーベルは声をかけてくると思う」と可能性が残されている事にも言及しました。
それに対して「そうね、いつか戻ってくるかもしれないわね」とヨハンソンさんが指摘すると、「本当にそう思う?64歳のペッパー・ポッツとか?なんて素晴らしいのかしら!でもスーツを着るにはちょっと年を取りすぎたわ」とコメントしました。
対するヨハンソンさんは「私は役目を終えたわ。チャプターは終わった。やるべきことは全部やったって感じね。10年以上の時間をかけて、あるキャラクターを何度も何度も演じることは、とてもユニークな経験だったわ」と語りました。
2021年にはスカーレット・ヨハンソンさんがマーベルの何らかの作品をプロデュースすると発表されていますが、それに関する進捗などの続報は発表されませんでした。
二人が長年同じキャラクターを演じ続ける事が出来たという貴重な経験を生み出すに至ったケヴィン・ファイギ社長について、パルトロウさんは「とても優秀な人ね」と称賛し、ヨハンソンさんは「彼は素晴らしい才能を持っている。映画とストーリーテリングを愛しているのね。彼自身がマーベルを愛しているし、とてもファンなんだわ。彼と何か話したりするときはいつも興奮するの…アイデアとかプロジェクトとか…私たち2人は大のディズニー(パーク)オタクで、パークで何をしてみたいとか、そんな話をするの」と語りました。
スカーレット・ヨハンソンさん演じるナターシャ・ロマノフはMCUから退場し、フローレンス・ピューさん演じる妹のエレーナ・ベロワがナターシャの死を受け入れたことで、その役割は完全に終わったと言えます。マルチバースの活用などすれば戻ってくる事は可能ですが、キャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンスさん同様に再演について抵抗感を示すかもしれません。
一方で続報がないヨハンソンさんがプロデュースするというプロジェクトの現状は気になる所です。
ペッパー・ポッツはトニー・スタークの技術が焦点となるドラマ「アーマー・ウォーズ」で、スターク社のCEOとしてMCUに再登場する可能性は十分に残されています。しかし、ネタバレ実績を十分に残しているパルトロウさんが今回の対談で「役目が終わった」と感じている事は、現時点でそのようなオファーがない事を暗示しているのかもしれません。
フェーズ1から登場していた二人が今後マーベルとどのような作品に関わっていくのか、今後の動きにも期待です。
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