映画「ブラックウィドウ」、監督が続編の可能性を示唆 ─ ナターシャ再登場の可能性は低い?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の公開を来週に控える中、ケイト・ショートランド監督が海外メディア Radio Times のインタビューで続編の可能性について言及しました。

2019年にスカーレット・ヨハンソンさんが、「ブラックウィドウ」をスタンドアロン・フランチャイズと称したことで、シリーズ化の展望がこの時点であるものと考えられてきました。

このスパイ映画が継続される可能性について質問されたショートランド監督は、その可能性について次のように回答しました。

別のキャラクターを追うことになると思います、はい。

スカーレットは、パーティーを去ることを本当に喜んでいると思います。彼女は自分が行きたいと決めたんです。そして、彼女は今のところ戻ってきたいとは思っていないでしょうね。

監督は続編としてナターシャとは別のキャラクターを追う事を想定している事を明かしました。ナターシャは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で退場する流れですから、別の前日譚でない限り、ナターシャの登場の余地はありません。

監督は以前に、「今作はスカーレット・ヨハンソンからフローレンス・ピューへバトンが渡される」コメントしており、この言葉通りであれば「ブラックウィドウ」続編はフローレンス・ピューさん演じるエレーナが主役になる可能性が高そうです。

しかし、ピューさん当人は今作が「2代目を継承するような作品とは感じられなかった」コメントしており、二人の発言の食い違いはファンを混乱させています。

まずは来週公開の「ブラックウィドウ」を楽しみつつ、続編の行方についてもあらためて考察するのがいいかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ソース:Black Widow Director Teases Sequel Chances Without Scarlett Johansson

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の撮影開始 ─ 誇れる作品に

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のブラックパンサーシリーズの最新映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の撮影が始まったと、海外メディア Variety が報じました。撮影はアメリカ、ジョージア州アトランタのパインウッド・スタジオで行われていると伝えています。

火曜日の夜にロサンゼルスで開催された「ブラックウィドウ」グローバル・ファン・イベントの前に、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がVariety とのインタビューに応じ、次のように述べました。

チャドがいないのは非常に感情的です。しかし、誰もがワカンダの世界を一般公開し、ファンの皆様にお届けすることにとても興奮しています。私たちは、チャドが誇りに思うような方法でそれを実現するつもりです。

これまでブラックパンサー/ティ・チャラを演じてきたチャドウィック・ボーズマンさんは、昨年がんにより亡くなっており、今作の主演が誰になるのかは今の所発表されていません。

ディズニーとマーベル・スタジオは、亡くなったチャドウィック・ボーズマンさんの代わりの俳優をキャストしない事を明かし、CGIによる登場もない事を表明しています。

再登場になるキャラクターについて公表されていませんが、母ラモンダ、妹シュリ、元恋人のナキア、ドーラミラージュのオコエやアヨ、エムバクなどは可能性が高そうです。エヴェレット・ロスを演じたマーティン・フリーマンさんは各種インタビューで再登場を公言しています。また、新キャストとしてテノッリ・ウエルタさんがヴィランのひとりとして参加すると報じられています。

前作から続いて脚本・監督を担当するライアン・クーグラー氏は、当初執筆していた脚本の内容を変更し、新たにワカンダを舞台に前作のキャラクターがさらに掘り下げられる内容になると明かしています。

ファンの間ではコミックの展開をなぞらえてシュリがブラックパンサーになるのではと予想されていますが、現時点ではあらすじ等も一切明かされていません。

公開まで約1年、徐々に情報が解禁されるものと見られています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年7月8日 に米国公開予定です。

ソース:‘Black Panther: Wakanda Forever’ Production Starts in Atlanta: ‘We’re Going to Make Chad Proud’ (EXCLUSIVE)

映画「ブラックウィドウ」の新たなポスターが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」から新たなポスターが公開されました。ナターシャ・ロマノフを始めとした、トレーラーでもお馴染みのエレーナ、アレクセイ、メリーナ、そして正体不明のタスクマスターの他に、S.H.I.E.L.D.の元同僚と明かされているものの謎だらけのメイソンと、映画「アベンジャーズ」で言及されたドレイコフが描かれています。

「ブラックウィドウ」の公式あらすじは以下の通り。

ブラックウィドウの前に突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ。
だが、この家族の再会によって、レッドルームの恐るべき陰謀が動きだす!
ブラックウィドウの作られた過去との戦いが、世界の命運を握る。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日 劇場先行公開、2021年7月9日 より ディズニープラスでのプレミアアクセス公開です。

アントマンまたもや逮捕!?映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」、警察署で秘密の撮影が行われたと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」の主演を務めるポール・ラッドさんが、先日、ロンドンでロケを行っていることを明かし、撮影が初期段階に入っていることが確認されています。そんな中、海外メディア KCBSラジオ が、6月19日、20日の2日間に渡って、サンフランシスコで今作の秘密の撮影が行われていたと報じました。

記事によると、「6月19日、20日にサンフランシスコのセントラル警察署に焦点を当て、建物の内部と外部の撮影が行われました。この情報が発信されたプロダクション・アプリケーションによると、本作のキャストは”存在しないがシーンの中にいる。」とのことです。

ポール・ラッドさん演じるアントマン/スコット・ラングはサンフランシスコを舞台としたヒーローであり、元泥棒という経歴のスコットは1作目、2作目でも警察にはお世話になりました。今作でも逮捕され法廷に立つような事があれば、シーハルクのカメオの余地もあるかもしれません。

また、サンフランシスコ警察はスコットの元妻マギーの再婚相手であり、愛娘キャシーの現在の養父であるジム・パクストン(演:ボビー・カナヴェイル)の勤め先で、アントマンシリーズとは縁のある場所とも言えます。

サンフランシスコ警察署はどのような形で登場する事になるのでしょうか。

今作はアントマン/スコット・ラング役ポール・ラッドさん、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役エヴァンジェリン・リリーさん、初代アントマン/ピム博士役のマイケル・ダグラスさん、初代ワスプ/ジャネット・ヴァン・ダイン役のミシェル・ファイファーさんがシリーズから再登場。スコットの愛娘キャシー・ラングは新ヒーロースタチュアとなる事が明かされており、エンドゲームでキャシーを演じたエマ・ファーマンさんからキャスリン・ニュートンさんに変更されました。征服者カーンはジョナサン・メジャーズさんが演じることになります。

ジム・パクストン再登場の報せはありませんが、ボビー・カナヴェイルさんは再演の熱意を明かしています。また、スコットのおしゃべりな親友であり警備会社エックス・コンの社長となったルイス役のマイケル・ペーニャさんも再登場が不明なままですが、再演の熱意をインタビューにて語っていました。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は 2023年2月17日 米国公開予定です。

ソース:Ant-Man 3: Marvel Secretly Films Police Scene For Paul Rudd Sequel

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、第2弾予告のあの人達についてファイギ社長が言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の新しい予告編が先日公開されました。その予告に関して、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がレビューサイト Rotten Tomatoes とのインタビューの中で、最後の数秒間に映るとある人物たちについて語りました。

インタビューの中で、ファイギ社長は以下のように述べています。

ファンの中には、「これは、アボミネーションという長年見ていなかったキャラクターが、ウォンに似たキャラクターと戦っているように見える。」と考えている人たちがいるのを知っています。そして、そのように見える理由は、それがウォンと戦うアボミネーションだからだと言えます。
10年以上スクリーンに登場していないキャラクターが、MCUで再び登場するのは、「とても楽しいこと」です。そして、予告編の小さなタグでファンがそれを認識し、それを受け入れるのを見るのは、とても楽しいことです。

予告の最後、闘技場のシーンでは怪物と魔術師が戦うシーンが含まれていました。これについて、当初からアボミネーションとウォンではないか推測されていましたが、怪物のほうは映画「インクレディブル・ハルク」に登場したアボミネーションとはデザインが異なっており、魔術師のほうは顔がしっかり確認できるほどの登場ではありませんでした。

今回のインタビューでケヴィン・ファイギ社長がこの二人がファンの想像どおりであった事を認め、懐かしいキャラクターの再登場にファンが反応することが楽しいとコメントしました。

アボミネーションのデザインが少し異なるのは、ブルース・バナーの血液から作った不安定な血清によって、登場していなかった間にさらに変異した可能性が考えられます。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日 日米同時公開予定です。

ソース:Marvel’s Kevin Feige Speaks on Incredible Hulk’s Abomination Return In Shang-Chi

スターロード役クリス・プラットさん、11月から映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の撮影に入る事を報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでスターロード/ピーター・クイルを演じるクリス・プラットさんが、ジミー・キンメル・ライブ!に出演し、最新作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の計画について語りました。

キンメル氏が撮影時期について尋ねると、プラットさんは「今年の終わりと来年の初めに撮影する予定だから、11月から4月くらいかな。」と回答しました。

また、脚本は読んだのかと聞かれると、「そうだね、脚本は何年も前に書かれていて、何年も前にやろうと思っていたんだけど、不測の事態やパンデミックのせいで、何が起こったのかよく覚えていないんだけど、何らかの理由で撮影しなかったんだ。そして今、神の恵みによって撮影することになって、ジェームズ・ガンがまた監督することになったんだ!これは本当にすごいことだよ!」と述べました。

ガン監督は8月公開予定のDCコミックの映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」の作業が終わったことでガーディアンズVol.3の準備に入っている段階。先日はネビュラ役のカレン・ギランさんが特殊メイクの様子を公開するなど、最新作の動きが見え始めています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は 2023年5月5日 米国公開予定。日本は4月予定とアナウンスされています。

映画「ブラックウィドウ」からメリーナ役レイチェル・ワイズさんのインタビュー形式のプロモ動画が公開 ─ メリーナはヴィラネスなのか?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」からブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフの母メリーナを演じるレイチェル・ワイズさんのインタビュー形式の動画が公開されました。

この動画の最後の質問で、「この4人の中で実はスパイなのは?」という質問に対し、「言えるはずがないのはわかってるでしょ?」と返しており、メリーナが敵である事を示唆するような内容になっています。

「ブラックウィドウ」ではナターシャの義理の家族として妹エレーナ、父アレクセイ、母メリーナがずっと予告編に登場していますが、ここ最近のプロモーション動画ではナターシャ、エレーナ、アレクセイの3人の動画が目立っていました。3人とメリーナ1人を区別する事はなんらかの意図があるようにも思えますが、一方でスパイ映画で最初から誰がスパイかを予想出来るとは考えにくく、「ブラックウィドウ」のプロモーションはミスリードを誘っている可能性も指摘されています。

なお、コミックのメリーナについて知りたい方はこちらの記事をご参照ください。ただし原作紹介という性質上、映画のネタバレになる可能性は高くなっていますのでご注意ください。

マーベル・スタジオはファンの裏をかいているのか、裏の裏をかいているのか、真実が判明するまであと10日となっています。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日 劇場先行公開、2021年7月9日 より ディズニープラスでのプレミアアクセス公開です。

映画「ブラックウィドウ」、初出し映像を含む新トレーラー”Control”が公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の新たなトレーラー「Control」が公開されました。30秒の短い動画ですが、初公開の映像がかなりあり、2週間後の公開に期待がかかる内容となっています。

MCUのタスクマスターはそのコピー能力をテクノロジーに依存しているような描写があり、これは以前にも玩具リークによって指摘されていました。

コミックのタスクマスターは生体的な能力でしたがMCU版はアレンジされているようであり、そもそもその正体も違う可能性が囁かれています。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日 劇場先行公開、2021年7月9日 より ディズニープラスでのプレミアアクセス公開です。

カレン・ギランさん、特殊メイクの様子を公開して映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の撮影開始を報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでネビュラを演じるカレン・ギランさんが、自身のInstagramのストーリーで特殊メイクの様子を公開し、3作目の撮影開始を報告しました。

Images from Instagram/@karengillan

20本ほどのショートムービーを公開したギランさんは、以前の特殊メイク成形プロセスで閉所恐怖症を経験したため、方法が頭全体を一度に鋳造することから、現在は複数のステップで頭を鋳造することへと変わったと説明しました。

昨年行われたインタビューでは最新作のネビュラについて、「サノスが死んだ今、ネビュラがどのようにして人生を立て直すか見ていく事になるわ」とコメントしていました。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は 2023年5月5日 米国公開予定。日本は4月予定とアナウンスされています。

「ブラックウィドウ」スカーレット・ヨハンソンさんが「ワンダヴィジョン」のエリザベス・オルセンさんを絶賛

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」で主演を務めるスカーレット・ヨハンソンさんが、海外メディア SiriusXM との対談中に、MCUでスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じるエリザベス・オルセンさんを絶賛し、今後のMCUに与える影響について語りました。

MCUが始まった頃を振り返り、女性が少なかった事についてヨハンソンさんは以下のようにコメントしました。

コビー(マリア・ヒル役)がいたので、基本的には私たち2人が砦を守っていたんです。リジー(エリザベス・オルセン)が入ったことで、かなりバランスが良くなりました。今では、さらに女性が増えて、ようやく追いついたという感じです。

そして、そのエリザベス・オルセンさんへの賛辞も述べています。

リジーは素晴らしいわ。彼女はとても面白くて、一風変わったユーモアのセンスを持っています。彼女は完全なプロです。彼女は完璧に溶け込んでいて、ただ一緒にいて、話して、そして仕事に持ち込むことができるんです。
彼女がやっていたことは、肉体的にもとてもハードでした。私は彼女と仕事をしたことがありますが、彼女が何もないところから作り出していることに驚きました。彼女は全体的な身体性を作り出していて、彼女のキャラクターにはとても官能的なものがあります。彼女はとても情熱的です。これには驚きましたし、自分が恥ずかしくなりました。この神秘的で美しいものは、女性らしい強いエネルギーを持っていたのです。それはとても必要なことでした。

スカーレット・ヨハンソンさんは2010年公開の「アイアンマン2」からブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役を演じており、2012年公開の「アベンジャーズ」では初期メンバー6人のうち、唯一の女性ヒーローでした。

2013年の「アイアンマン3」でペッパー・ポッツがエクストリミスの力で活躍もしましたが、本格的なヒーローデビューは見送られました。また、2014年には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でガモーラやネビュラが登場しましたが、ガーディアンズがクロスオーバー作品になるのはもう少し後の事であり、他のMCU俳優さんたちと一緒に仕事をする機会がありませんでした。

そして、2015年の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でワンダがデビューし、続けて2016年の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でも活躍し、存在感をアピールするようになりました。

MCUのフェーズ4が始まる予定だった2020年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響でスケジュールが大幅に調整され、本来は映画「ブラックウィドウ」で始まる予定でしたが、2021年のドラマ「ワンダヴィジョン」がフェーズ4の先陣を切る事に。MCU初のドラマシリーズということで不安視される部分もありましたが大成功を収めました。

MCUのワンダはナターシャに続くベテランの位置にあり、ヒーローとしての能力的にも強力で、次世代のアベンジャーズの中核を担うはずの人物の一人でもあります。

当初に比べてキャラクターの男女比のバランスも良くなり、見た目や出自、性格なども多様化してきていますが、そのほとんどは元々マーベル・コミックスで描かれていたもので、80年を超える歴史の賜物と言えるかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日 劇場先行公開、2021年7月9日 より ディズニープラスでのプレミアアクセス公開です。

ソース:Scarlett Johansson Offers High Praise For WandaVision’s Elizabeth Olsen