ドラマ「ホークアイ」よりエレノアとジャックのキャラクターポスターが公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」より新たなキャラクターポスターが公開されました。今回公開されたのはホークアイ/クリント・バートンの相棒ケイト・ビショップの母親エレノア・ビショップと、その再婚・婚約相手のジャック・デュケインとなっています。

トニー・ダルトンさん演じるジャック・デュケインはエレノアの再婚相手で、ケイトはジャックが自身のおじであるアーマンドを殺害したと考えています。ジャックはコミックではクリントのサーカス団イン時代の先輩でありソーズマンというヴィランでしたが、MCU版でも刀剣愛好家であり達人として描写されています。

ヴェラ・ファーミガさん演じるエレノアは2012年のアベンジャーズとロキ&チタウリによるニューヨーク決戦の際に夫を亡くし、会社経営をこなしながらケイトを育ててきました。コミックのエレノアはケイトが幼い頃に死亡したと思われていましたが、ケイトの敵対者を操る黒幕的存在でした。MCU版では今のところは娘が心配な口うるさい母親ですが、残るエピソードで何が描かれるのか注目です。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2021年12月15日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」、4話のイースターエッグをピックアップ

2021年12月8日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1エピソード4「私たち相棒でしょ?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ジャック・デュケイン

3話のラストシーンでクリントの首に刀を突きつけたジャック。しかしケイトとエレノアの介入で事なきを得ます。ジャックはクリントを見て弓使い(アーチャー)と呼びますが、ケイトの言う通りブランディングの問題なのか、ジャックの個人的なうろ覚え癖から来るものなのかは難しいところです。

1話から怪しさ満点のジャックはケイトや視聴者からアーマンド殺害容疑をかけられていますが、意外なことにクリントに対して「世界を救ってくれてありがとう」と礼を述べます。

なお、ジャック・デュケインはコミックのソーズマンである事から本作においても刀剣愛好家として描かれ、刀や剣にまつわるエピソードが盛り込まれていますが、今回はエレノア家の傘立て(画像の左下)に剣がずらりと並べられています。

©2021 MARVEL,Disney

CB1

ジャックとエレノア、クリントとケイトの話し合いが始まり、不正ログインについてケイトが追求された際にはクリントの事を「CB1」と呼称しています。「Clint Barton」の頭文字を取ったスパイものあるあるな呼び方ですが、クリントにはすぐに「そんな呼ばれ方したことない」と否定されてしまいました。

ローラ・バートン

エレノアの家から去る際に、クリントは妻のローラに「スローン有限会社」について調べるよう依頼します。驚いた事に、すぐに返事が返ってきます。

ローラの調べで判明したのはジャックがスローン有限会社のCEOである事。3話ではカジがスローンの従業員である事が判明していましたが、ジャックはトラックスーツ・マフィアを使って何かを企んでいるのでしょうか。

また、ローラとクリントのセリフから、1話で盗まれた時計も重要なようです。「本部から盗まれた時計」について心配するローラですが、クリントは「何年も前に壊れただろ。なんで?」と聞き返しています。この時計は誰のものなのか、壊れていなければ何か重要な機能があるのか、今後の注目ポイントとなりそうです。

これまでローラは一般人であるとの認識が強いキャラクターでしたが、本作を見る限りS.H.I.E.L.D.の元エージェントという可能性はかなり高いようです。「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でもナターシャやニックと懇意である事が描かれていましたし、本作で判明したリサーチスキルや言語能力なども一般人のものとは考えにくいようです。

コミックのクリントはS.H.I.E.L.D.のエージェント、モッキンバードことバーバラ・”ボビー”・モースと結婚していた時期がありました。ボビーは「エージェント・オブ・シールド」でもエイドリアンヌ・パリッキさんが演じて実写化されており、かつては単独作品も計画されていた人気キャラクターでした。

ローラがMCU版ボビーであるのかは不明ですが、今後のローラの行動には注目が必要です。

隠れ家にて

モイラの空き家に戻ったクリントは、ローラの指示どおり打撲を冷やして手当しています。そこへケイトとピザ・ドッグがピザとクリスマスセットを持参して到着。3話で耳にしたクリントと家族との電話のやり取りから、代わりにクリスマスを一緒に過ごすことにしたようです。

ここでクリントが使っているマグカップには1話でも登場したフレーズ「Thanos was right.」がプリントされていますが、特に気にすることもなく使っています。この家の持ち主、モイラはサノス支持者なのでしょうか?

ケイトがホワイトボード代わりにしているのはモイラ・ブランドンの映画ポスターのようです。「A CHANCE OF LOVE」という映画で主演を務めているようで、2話で紹介されたSF映画?「CREATURE of the DARK GALAXY」とはかなり違う印象です。幅広い役をこなす一流のスターなのでしょうか。なお、ここにケイトが書き込んでいる「TSM」は「トラックスーツ・マフィア」の頭文字です。

©2021 MARVEL,Disney

トリックアロー

ケイトが提案するブーメランアローはコミックにも登場しているものです。興味深いことにコミックではクリントがブーメランアローを愛用し、ケイトが使えないトリックアローだと考えている点です。

©MARVEL

クリントの能力

他に技がないのか知りたいケイトがせがむと、クリントはクリスマスの飾りを投げてテレビをオフにします。クリントはMCUでは弓の名手として描かれていましたが、コミックでは投擲物全般のコントロールが達人クラスとなっています。

クリントのベストショット

ケイトが「ベストショット」について尋ねると、クリントは「放たなかった矢」の話をします。古くは2012年の映画「アベンジャーズ」から始まったハンガリーの首都ブダペストでのクリントとナターシャの出会いの話で、映画「ブラックウィドウ」ではもう少し詳細に描かれました。

S.H.I.E.L.D.からのブラックウィドウ暗殺任務でブダペストに赴いたクリントでしたが、ナターシャがレッドルームを抜けたがっている事からS.H.I.E.L.D.に勧誘したという経緯です。

ただし、映画「ブラックウィドウ」ではナターシャの家でエレーナが「何の弾痕?」と聞くとナターシャが「弾痕じゃない。矢のあとよ」という会話があり、壁にはその穴が空いています。実際には矢を放っていました。

©2021 MARVEL,Disney

ライカのTシャツ

翌朝、ケイトが着ているTシャツはコミック由来のものです。ロシア語のЛа́йкаはライカと発音し、ロシアの猟犬の一種です。日本語、というかアルファベットでNANKAではありません。

©2021 MARVEL,Disney

ラーパーズ再び

トリックアロー回収の任務を託されたケイトはラーパーズの元へ。練習をしている面々ですが「Superpower DOOM!」と叫んでいるのはファンタスティック・フォーのヴィラン、ドクター・ドゥームへの言及なのか、何かの作品の魔法の名前なのかはわかりません。

ウェンディ・コンラッド、別名エルズ=バスと名乗った女性警官は同名のキャラクターが1983年のコミック「ホークアイ#3」にてヴィランとして登場しています。コミックのウェンディは別名ボマー。

トリックアローを持ってきたウェンディでしたが、彼女のバッグには「Bombshell」の刺繍があると説明し、ボマーへの言及をしています。なお、ボムシェルはスラングでセクシーな女性を指し、吹替では「いい女」と訳されています。

さらにラーパーズにはオーヴィルという人物がいる事も判明し、こちらはコミックのオーヴィル・ボックを参照している可能性があります。コミックのオーヴィルは別名オッドボールとして、ボマーの相棒としてホークアイと戦いました。

彼らが単なるイースターエッグで終わるのか、それともヴィラン化していくのかは気になるところです。

時計の奪還

ローラからのメッセージで時計が壊れておらず、場所がわかったとして現地へ向かうクリントとケイト。クリントは、この時計が昔の仕事仲間のもので、身元の漏洩につながると説明します。ローラの事を指しているようにも思えますが、S.H.I.E.L.D.のエージェント時代の他の仲間の可能性もあるかもしれません。

現場に到着したクリントは指示を出すも、ケイトは単独行動に。憧れのヒーローの指示を聞かないとははやくも反抗期なのでしょうか。首尾よくターゲットポイントに侵入したケイトは時計を発見しますが、同時にクリントの家族の情報がメモされている事も発見。危険を伝えたところでクリントは何者かに襲われ、ケイトもマヤに襲撃されるのでした。

屋上での三つ巴

ワイヤーを使ってクリントのいる屋上へと脱出したケイトとそれを追ってきたマヤを加えて、屋上ではクリント&ケイト、マヤ、そして謎の襲撃者の三つ巴の戦いが始まります。

襲撃者はケイトのベルトにワイヤーを取り付けて屋上から放り投げてしまいます。この事からあくまでターゲットはクリント一人に絞っている事がわかります。また、宙吊りになったケイトと見下ろすクリントは「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのナターシャとのシーンをオマージュしています。

見覚えのある武器を使いこなす襲撃者の正体はエレーナ・ベロワ、ナターシャの妹でした。「ブラックウィドウ」ではバカにしていた着地ポーズを決めるあたり、何かを決意するようになったのでしょうか。

©2021 MARVEL,Disney

このシーンで興味深いのはクリントがエレーナの顔を認識していた事です。トラックスーツ・マフィアとの戦いにケイトがついてくる事を容認し始めていたクリントですが、新たなブラックウィドウの介入により危険すぎると判断し、ケイトを拒絶するところで4話は幕を下ろします。


エレーナの登場は「ブラックウィドウ」の結末からわかっていたことですが、エレーナを派遣したヴァル(コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)はどのような理由でクリントを消そうとしているのでしょうか。エレーナとマヤが戦っていた事から、ヴァルの組織とトラックスーツ・マフィアは別系統である可能性も高いと言えるでしょう。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2021年12月15日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」より新たな予告「Enemies」が公開

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」より新たな予告「Enemies」が公開されました。30秒の短い動画の中には4話のラストに登場したブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹、エレーナ・ベロワの姿もあり、残る5話、6話のものと見られるシーンがいくつか含まれています。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2021年12月15日 配信予定です。

ドラマ「ホークアイ」、マヤの謎の「おじさん」について、監督が「視聴者を置き去りにしない」と明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のバート&バーティ監督コンビが海外メディア Comicbook.comとのインタビューの中で、作中でほのめかされているエコー/マヤ・ロペスの謎の「おじさん」について、「視聴者を置き去りにしない」と語りました。

本作の第3話「エコー」の回想シーンで巧妙に顔が映らないように登場したマヤの謎のおじさんについて、ファンの間ではこの「おじさん」がデアデビルのヴィランであるキングピン/ウィルソン・フィスクではないかと話題になっています。

インタビューの中でバート監督は「マーベルの映画制作者たちは、番組の中で何かを予告することのエキスパートです。しかし、彼らは決してあなたを置き去りにはしません」と笑顔で語り、「あまりにも長い間」と付け加えました。

先日、ケヴィン・ファイギ社長がMCUにデアデビルが戻ってくる事を予告し、Netflixのドラマ「デアデビル」で主人公を演じたチャーリー・コックスさんが再演する事を認めました。そこでキングピンを演じていたヴィンセント・ドノフリオさんが「ホークアイ」で登場するのではないかと見られています。

コミックではキングピンとエコーは養父、養子の関係であり、マヤの父ウィリアムを殺害したのはデアデビルだと教え込み、暗殺者として育てていました。後に真相を知ったエコーはデアデビルと和解し、キングピンに反旗を翻し、ヒーロー活動に身を投じる事になります。

一方でMCU版ではウィリアム殺害の容疑をかけられているのはローニンとなっています。デアデビルが戻ってくる上でのエコーのオリジンの変更が今後どのような物語になっていくかは、注目のポイントになっています。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2021年12月15日 配信予定です。

ソース:Hawkeye Director Promises Uncle Tease “Won’t Leave Fans Hanging”

ドラマ「ホークアイ」脚本家が「エピソード4は絶対に見逃せない」と予告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の脚本を担当しているカトリーナ・マシューソンさんが、自身のTwitterで本日配信予定の第4話が見逃せない事を予告しています。最新エピソードは日本時間の17時にディズニープラスに追加される予定です。

マシューソンさんは「理由は言えませんが信じてください。エピソード4は絶対に見逃せません」と投稿しています。

「ホークアイ」シーズン1は全6話構成で、本日は4話目の配信。物語も中盤に差し掛かり転機を迎えるものと考えられています。

映画「ブラックウィドウ」のポストクレジットシーンから繋がるはずのエレーナ・ベロワもまだ登場しておらず、マシューソンさんの言うようにエピソード4だけでなく、見逃せない後半戦になりそうです。

公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2021年12月8日 配信予定です。

「シャン・チー」のディズニープラスシリーズはコメディになると報じられる

昨日、海外メディア Deadline によって報じられた映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の続編映画とディズニープラス向けのスピンオフドラマの制作ですが、このドラマについて海外メディア Variety がコメディになると報じています。両作品とも「テン・リングスの伝説」と同じくデスティン・ダニエル・クレットン監督がメガホンを取って制作される予定です。

記事によると、情報筋はVarietyにコメディであると伝えているとの事。詳細は不明ですが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は新たなジャンルに挑戦するようです。

「デスティンは、非の打ち所のない素材のセンスを持つ、強力なストーリーテラーです。」FreeformとHulu の Onyx Collective の社長であるタラ・ダンカン氏は、声明の中で次のように述べています。「私たちが今後も出演者を拡大していく中で、デスティンのユニークな声は、私たちの世界中の視聴者に向けたエキサイティングなコンテンツの先駆けとなるでしょう。」

「ケヴィンやマーベル・スタジオのチームと一緒に『シャン・チー』を制作したことは、私の人生のハイライトの一つでした。そして、タラのオニキス・コレクティブに対するビジョンには、これ以上ないほど興奮しています。このコミュニティで新たなストーリーを探求し、新たな世界を構築することが待ち遠しいです」とクレットン監督は語っています。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスで配信中、ディスク版、ストリーミング版も好評発売中です。

ソース:‘Shang-Chi’ Sequel in the Works With Director Destin Daniel Cretton Returning

映画「シャン・チー」続編とディズニープラススピンオフの制作が報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督がマーベル・スタジオを複数年の契約を締結し、続編映画とディズニープラス向けのスピンオフ作品の制作をすると、海外メディア Deadline が報じました。

この報道に対し、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「デスティンは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に独自の視点と技術をもたらした素晴らしい協力者です。この映画では一緒に素晴らしい時間を過ごすことができましたし、彼はディズニープラスで命を吹き込むストーリーについて非常に多くの魅力的なアイデアを持っています。彼との関係を拡大できることに興奮していますし、開始を待ちきれません。」と公式に認めたとの事。

また、1作目で主人公シャン・チーを演じたシム・リウさんも「続編をもらえた!」と喜びのツイートを投稿しています。

ディズニープラスシリーズでは妹シャーリンの物語が描かれるのではないかと噂されていますが、現段階で詳細は不明です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスで配信中、ディスク版、ストリーミング版も好評発売中です。

ソース:Destin Daniel Cretton Inks Overall Deal With Marvel Studios & Hulu’s Onyx Collective; Set For Disney+ MCU Series & ‘Shang-Chi’ Sequel

ドラマ「ホークアイ」、監督がエコーのデビューについて語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のバート&バーティ監督が海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューに応じ、エコー/マヤ・ロペスのデビューについて語りました。2話のラストシーンで姿を表したエコーはトラックスーツ・マフィアのリーダーである事が判明し、3話ではその生い立ちが描かれました。

バート監督は、幼い頃のマヤが耳が聞こえないことへの対処を学び、戦闘能力を発揮し、後にローニンに殺される父ウィリアム・ロペス(演:ザーン・マクラノン)との親密な関係を示す一連のフラッシュバックシーンについて、「身近な人を失った彼女を登場させることは非常に重要でした」と語ります。

バーティ監督によると、幼いマヤを演じたダーネル・ベソーちゃんは大人のマヤを演じるアラクア・コックスさんと同じメノミニー族であり、2人がいとこ同士だったと言います。「2人が似ているということは、私たちにとってはスラムダンクのようなものでした。彼女はただ参加して、ASL(アメリカ手話)を学んだだけなんです。そして、彼女には素晴らしい純真さと魅力があり、まさにこのキャラクターにぴったりの設定となっています。」

さらに、「2人の間に家族のようなつながりがあるのも素敵でした」とも語っています。

また、監督たちは、”Echoes “というタイトルのエピソード3で彼女がスクリーンにもたらしたものについても、賞賛の言葉を述べています。タイムラインが現在に戻ると、マヤはすぐにクリントとケイトとの争いに巻き込まれ、最終的には彼らが監禁されていたブルックリンの廃墟となったおもちゃ倉庫から脱出することになります。

耳の聞こえないマヤ、ASLを理解しないケイト、難聴で基本的なASLを知っているクリント、そしてASLでコミュニケーションできるマヤのトラックスーツ・マフィアのカジ(演:フラ・フィー)とのやりとりは、確かに撮影が難航しましたが、それを成功させたのはアラクア・コックスさんのおかげだと両監督は語っています。

「彼女はASLについて多くのことを教えてくれました。また、ASLを正しく撮影するために、何を見るべきか、本当に感情的な瞬間でない限り、可能な限り近づきすぎないようにすることについても教えてくれました」とバート監督は言います。「だから、ASLをカメラに収めることができたと思います。例えば、肩越しに撮影することで、ASLを前面に出すことができます」と監督は説明します。

あるシーンのブロッキングや、聴こえる場面と聴こえない場面の切り取り方について、バーティ監督は、「私たちは常に、彼女の視点や世界観に戻したいと思っていました。視点は常に視覚だけではなく、音声も含まれます。」と語りました。

一方、アラクア・コックスさんは、ASLを学ぶために時間を割いてくれた共演者たちに感謝しています。「私はヘイリーとよく話しました。彼女はASLを学ぼうとしてくれて、とても嬉しかったです」と語り、さらにヘイリーからは「『心配しないで。心配しないで、とてもカジュアルに捉えて。あなたは大丈夫よ。乗り越えられるわよ』と。そのアドバイスはとても心に残りました」と付け加えています。

耳が聞こえないだけでなく、義足でもあるアラクア・コックスさんは、スクリーン上でも義足を装着し、エコーを演じています。「彼女が身体的にもやりたいことをやっているのを見て、とても感銘を受けました」とバート監督は言います。「彼女は毎日、無理のない範囲でどんなことにもチャレンジしていました。彼女は初めての経験でしたが、プロのように対応してくれました。」

エコーは「ホークアイ」のヴィランとして登場していますが、単独ドラマシリーズの制作が公式に発表されており、コミックと同様にヒーローに転じると考えられています。残り3話でマヤの誤解は解け、ローニンの真相が明かされるのか、要注目となっています。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2021年12月8日 配信予定です。

ソース:‘Hawkeye’ Directors on Alaqua Cox’s Debut as Echo and Filming ASL Scenes (Exclusive)

ドラマ「ホークアイ」、3話のイースターエッグをピックアップ

2021年12月1日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」シーズン1エピソード3「エコー」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

エコー/マヤ・ロペス

前回のラストシーンで紹介されたエコーの回想シーンから始まる今回のエピソード。時代は2007年、アイアンマンが誕生する1年前、また本作は当初2025年と言われていましたが監督からあらためて2024年であると訂正されたため、17年前という事になります。

マヤは幼少期から耳が悪くドラマでも無音の演出がされる一方で、マヤが相手の唇の動きから話している内容を汲み取っている様子も描かれています。コミックのマヤも読唇術を身に着けている設定になっており、MCUでもそれを踏襲しているようです。

このシーンで登場するマヤのワークブックには「learn how to play copoiera(カポエラを学ぶ)」などと書かれています。ちなみに正しい綴りはcopoeiraで、子供ならではの間違いなのでしょうか。また、「 I run as *** as a ****.」の穴埋めは「ドラゴンのように早く走る」と書き込んでおり、ユニークな発想を持つ子どもである事も描かれています。

家ではネイティブ・アメリカンの父親と共に遊んでいますが、壁には鳥のように見える手形アートが描かれています。原作コミックのエコーは父親が死の間際に血だらけの手でマヤの顔に触れ、そのあとがずっと残っているという設定があります。

©2021 MARVEL,Disney

ドラゴンが本当にいるかどうか気になるマヤに対して父は「ドラゴンは別の世界に住んでいる」と説明しています。視聴者はソーシリーズで登場する竜や「シャン・チー」で登場した龍を思い出しますが、父はその事を知っているのでしょうか。

マヤが、自分は聾唖学校に通わないのかと父に尋ねると、父は「必要ない」と答えます。続けてマヤは手話をやめなきゃダメかとも問いかけます。マヤはどちらの世界ともやり取りが出来ない事への不安を感じているのかもしれません。しかしここで父親は、「学ぶことで二つの世界を行き来できる」ようになると説きます。この事は人との違いをポジティブに捉える描写でもあり、マルチバース展開を示唆しているようでもあります。

そして、父はその方法として「よく見る」ようにとマヤに教え、マヤは「見る」事を意識するようにになっていくのでした。

エコーのおじさん

空手を習うシーンでは、父のアドバイスどおりよく「見る」ように心がけているマヤの姿が描かれています。コミックのエコーは相手の動きを見て完璧に真似るフォトグラフィック・リフレックス能力(タスクマスターと同じ能力)を持ち合わせており、この能力の誕生を示唆している可能性があります。

父は「おじさん」が連れて帰ってくれるからと一足先に退場。そして映される黒服の「おじさん」は奇妙なカメラアングルでその顔はわかりません。「ホークアイ」で登場が噂されているスパイダーマンのヴィランとしておなじみのキングピンは白服のイメージが強いキャラクターですが、この「おじさん」がキングピンなのかそうでないのか、ここではまだ描かれません。

なお、マヤの右足が義足として描かれていますが、こちらはコミック由来のものではなく、大人のマヤを演じるアラクア・コックスさんが義足である事を反映しています。

ローニン

シーンは大人のマヤへと変わり、バイクで帰宅するとそこでは、ローニンが殺戮を繰り広げる場面に出くわします。マヤは戦うために突入しますが、ローニンは父を刺して去ってしまいました。マヤの父ウィリーや他の被害者たちもジャージ姿である事から、彼らはトラックスーツ・マフィアであることが伺えます。

父は最後に手話で「遠くへ飛びされ、小さなドラゴンよ」と伝え、息を引き取ります。頬に残った父の血の痕は、原作コミックのエコーのビジュアルをオマージュしています。

コミックではマヤの父は前述のキングピンの部下であり、キングピンの命令で殺害されました。その後、父を殺したのはデアデビルだと教え込み、マヤをデアデビルの暗殺に差し向けていました。MCU版では父を殺したのがローニンとなったことで少し話が変わってくるようです。

なお、「ホークアイ」の1話の闇オークションでローニンの刀が収納式である事が判明しましたが、このシーンで殺戮をしていたローニンは背中に鞘を背負っています。さらに言えばローニンが初登場した「アベンジャーズ/エンドゲーム」でも刀に鞘がついており、あとから誰かが収納式に改造した可能性も考えられるかもしれません。これらの不一致に意味があるのか、単なるミスなのかは今後の注目ポイントになりそうです。

©2021 MARVEL,Disney

イマジン・ドラゴンズ

ケイトとマフィアの間で取り上げられている「イマジン・ドラゴンズ」は実在するアメリカのオルタナティヴ・ロック・バンドです。日本向けの公式ウェブサイトもあり、CMで採用されている楽曲もあるため耳にしたことがある方も多いかもしれません。ケイトの音楽の好みではないようです。

ローニンの死

父の仇であるローニンの正体がケイト・ビショップだと考えるマヤ。それに対してクリントは「まだ子供だから」とケイトではない事を伝えようとします。この時、英語では「She is nine.」(彼女は9歳だぞ)と2話から引き続いてケイトを子供あつかいしている様子が見て取れます。

しかしマヤはクリントの言い分を否定。ケイトは部下を倒し、ホークアイを助けに来て、そして実際にローニンが戻ってきていると主張します。これに対してクリントは「ローニンは既に死んだ、ローニンはブラックウィドウに殺された」と返すのでした。

この事は映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」でも描かれていました。日本でヤクザと大立ち回りしている所にナターシャが訪れ、クリントはローニンとしての活動を終えたのでした。そういう意味ではクリントは真実を言っているのですが、マヤは信用しません。

これをきっかけにマヤがケイトの首に手をかけ、カジがこれを止める中、クリントは隙きを突いて拘束を解いて脱出、逃走します。大乱闘が繰り広げられる中、補聴器を破壊されてしまいますが、クリントは没収されていた弓矢を取り戻し、ケイトと共に外へと脱出するのでした。

トリックアロー

なんとか脱出したクリントとケイトの二人。運転するよう指示するクリントでしたが、ケイトは運転出来ないと主張するも、クリントは補聴器を壊されてしまったために通じません。しかし銃撃を合図にケイトは助手席に座り込み、やむなくクリントが車を発進させます。

トラックスーツ・マフィアたちも車に乗り込みカーチェイスが開始。ケイトは弓矢を奪われてしまったため、クリントの弓矢を用いて反撃を開始しようとします。しかし、クリントは「これはダメ、これもダメ」といくつかの矢を没収、危険なトリックアローがたくさんあるようです。

このカーチェイスのシーンではパティ(粘土)・アロー、エクスプロシブ・アロー、プランジャー(ラバーカップ)・アロー、オクト・アロー、アシッド・アロー、スモーク・アローなどが使用されています。

その後、橋上で追い詰められてからは「アベンジャーズ」や「ホワット・イフ…?」でも登場したUSBアローが登場。そして今回の目玉となるトリックアロー、ピム・アローが登場しました。

©2021 MARVEL,Disney

アントマンの能力の基になっているピム粒子を利用した矢と思われるものですが、入手経路に関しては不明な部分が多いものとなっています。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の空港バトルでクリントとアントマンがいましたが、それ以外に特に接点はありません。また、ピム粒子の開発者であるハンク・ピム博士とクリントも接点がありません。このあたりは今後公開予定の映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」にて語られる可能性があるのかもしれません。

追い詰められた二人は最終的にプランジャー(ラバーカップ)・アローを使って窮地を脱出します。それはケイトがヒーローになる決意をした「アベンジャーズ」のシーンの再現でもありました。

クラシック・ホークアイ

チャイニーズタウンの医者を訪ね、補聴器を修理してもらった二人は一息ついて食事へ。

ケイトは「このためにトレーニングを続けてきた」と話し、父が人助けに命を捧げていたと父からの影響を明かします。1話のイースターエッグ記事でも紹介しましたが、ケイトの父はコミックとは180度違うようで、ケイトも尊敬しているようです。

人助けに首を突っ込みたいケイトですが、人助けをしてきた先輩としてクリントは「犠牲を伴う」とやんわりと否定。ケイトは「得るものもある」と反論するも、その中身は「イケてる矢とスーツ」と続け、クリントは呆れてしまいます。

そしてケイトはクリントに新しいスーツとして、原作コミックのクラシックなホークアイの姿を提案。こちらはLARPシーンでも参加者のコスプレとして実写化されていましたが本編には収録されていませんでした。

スローン有限会社

ケイトの実家に戻ったケイトとクリント。ケイトは母エレノアのパソコンを使ってビショップセキュリティにアクセスし、敵についての調査を開始。データベースからカジがスローン有限会社の従業員だったことを突き止めます。そして、ジャックを調べようとしたところで、アカウントはロックされ、アクセス拒否されてしまいます。物音の方に近づいたクリントを待っていたのは、ローニンの刀を持つジャックでした。

このスローン有限会社が何であるかは現時点では不明で、コミックにも登場しない会社です。しかし様々なマーベル作品の中でスローンという名前のキャラクターは数人存在し、その中で遠回しにカジとの関係性がありそうなキャラクター、ウォーカー・スローンという男がいる事を海外ファンが発見しています。

このウォーカー・スローンはPS3やWiiで発売されたゲーム「Spider-Man: Edge of Time」にてAlchemaxという会社のCEOとして登場しています。このAlchemax社がアニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」にも登場しており、このアニメ版でのAlchemaxはキングピンが所有しているフロント企業である事が描かれていました。そしてコミックでのカジはエコーと同様にキングピンの部下でした。

このファンセオリーが当たっているのかどうかは今後のストーリーテリングを楽しみに待つだけですが、今回のエピソードでもカジはエコーの「おじさん」を気にしている様子が描かれていましたし、カジと「おじさん」の間に何か特別な関係があるのは明らかなようです。


ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2021年12月8日 配信予定です。

ラテンアメリカのディズニープラスでは「Marvel Studios Assembled」の「エターナルズ」と「ホークアイ」が12月中に来るという

ラテンアメリカで展開されているディズニープラスでは、制作の舞台裏を描くドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル」の「エターナルズ」と「ホークアイ」が12月に配信予定だと、海外サイト What’s on Disney Plus が報じました。

記事によると「ホークアイの裏側」はドラマ「ホークアイ」のフィナーレを迎えた1週間後の12月29日の水曜日に、「エターナルズの裏側」は12月22日に配信されるとのこと。

しかし以前には北米のディズニープラスで映画「エターナルズ」本編が1月12日から配信されると報告されており、どちらの情報が正しいのかは気になる所となっています。

ディズニープラスシリーズの裏側については北米ではほとんどが最終話の翌週に配信されているため、「ホークアイ」に関しても12月29日配信の可能性は高いと考えられます。ただし、日本での配信は大きく遅延して配信されたエピソードもあり、海外情報はあくまで目安にしかならないようです。

ソース:“HAWKEYE” & “ETERNALS” MARVEL STUDIOS ASSEMBLED EPISODES COMING SOON TO DISNEY+