アニメ「What if…?」、5話のイースターエッグをピックアップ

2021年9月8日配信のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード5「もしも…ゾンビが出たら?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ソンビが出たら

これまでのエピソードタイトルは「〇〇がXXしたら」という構成でしたがシンプルになりました。ちなみに原題は「What If… Zombies!?」となっています。

マーベルのヒーローやヴィランがゾンビになってしまうコミックシリーズ「マーベル・ゾンビーズ」とMCUをミックスしたエピソードになっています。

ハルクの帰還

冒頭でハルクがヘイムダルのビフレストにより地球へと転送されてくる様子は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の冒頭シーンをトレースしています。

この様子から察するに、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の内容は神聖時間軸と同様に行われ、アスガルドの宇宙船がサノスに襲撃されたものと考えられます。

しかし、神聖時間軸とは違い、ブルース・バナーに駆け寄るドクター・ストレンジとウォンの姿はありません。

ストレンジとウォンから服を借りられなかったせいか、バナーはサンクタムの魔術師の服を拝借する事にしたようです。

ブラックオーダー襲来

ブラックオーダーのエボニー・マウとカル・オブシディアンも神聖時間軸どおりニューヨークに降り立ちます。ドクター・ストレンジ、ウォン、アイアンマンが迎え撃つことになったブラックオーダーですが、ここではブルースひとりで立ち向かわざるを得ませんでした。

しかしポータルが現れ、救援の手が差し伸べられます。

トニー、ストレンジ、ウォンの登場

ポータルから現れた3人はブラックオーダーに襲いかかり、圧倒します。助けに来たと思った3人でしたが、彼らはみなゾンビとなっていました。倒されたブラックオーダーの二人もゾンビとして起き上がってくる始末。

ストレンジの浮遊マントがバナーを援護しますが、ハルクに変身出来ないバナーは逃げるしか有りません。しかしナノテクや魔法まで使うという普通のゾンビ映画にはないチートゾンビの前にバナーは捕まってしまいます。

なお、トニーはインフィニティ・ウォーと同じナノテクアーマーを纏っています。

ヴィーガン

エボニー・マウの魔法に捉えられたバナーに歩み寄る5人のゾンビ。バナーは「食べないでくれ、僕はベジタリアンなんだ」と言いますが、これは日本語版のみであり、翻訳ミスです。英語ではヴィーガンと言っており、コミックのブルース・バナーもヴィーガンです。ややこしいですがハルクはヴィーガンではありません。

ヴィーガンとベジタリアンは似て非なるもの。詳しい違いの説明は割愛しますが、ヴィーガンは野菜だけでなく乳製品やはちみつなども口にしません。これを間違えると猛烈に怒る人たちが一部いますので、日常生活では誤用しないように気をつけてください。

ワスプ&スパイダーマン登場

今度こそバナーを助けてくれるヒーローが登場しました。ワスプはアリを操ってゾンビを食べ尽くしてしまいます。実はワスプがアリの大群を操るのは初公開、映画ではこれは常にアントマンの役割でした。

ホワット・イフ初登場のワスプの声は英語版ではエヴァンジェリン・リリーさんが続投、日本語版は内田有紀さんから渋谷はるかさんへと変更されました。渋谷はるかさんはドラマ「エージェント・オブ・シールド」やアニメ「マーベル・ライジング」シリーズでクエイク/スカイ/デイジー・ジョンソンの声を担当しています。立木文彦さんのヨンドゥ&フューリーのように二重に起用してしまうのはなぜなんでしょうか。

ワスプに続いてスパイダーマンが登場し、バナーを安全なところへと連れて行ってくれます。

スパイダーマンの声は英語版ではトム・ホランドさんからハドソン・テームズさんへと変更、日本語版は榎木淳弥さんが続投しています。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」では「アリもクモもいるのか」といっていたバナーですが、ここではアリとクモとハチに助けられる事になりました。

ゾンビ化の原因

今回の分岐イベントにあたる部分でしょうか。ゾンビ化の原因は量子世界にあった事が明かされます。そこで感染したジャネット・ヴァン・ダインをピム博士が助けに行った事でピム博士も感染。そしてそのままこちらの世界に戻って来た事がゾンビ・アポカリプスの始まりのようです。

ピムとジャネットが戻るとその場でスコットが襲われ、24時間で西海岸全域が感染。アベンジャーズが事態の収拾に向かうも、アリのサイズになれるゾンビ・ピムは他のゾンビ映画にはない脅威となり、アベンジャーズでさえあっさりと全滅してしまいました。

©2021 MARVEL,Disney

一流のスーパーヒーローでも感染対策はしっかりやらなければならないという、コロナ禍における社会風刺を交えたメッセージなのかもしれません。

ここで気になるのはこの世界で「シビル・ウォー」はどうなったのか?という事です。

キャプテン・アメリカとアイアンマンが出動している所から見て喧嘩はしていないようです。しかし、「シビル・ウォー」なしではホークアイは引退してゴルフ三昧のままでしたし、ブラックパンサーとも出会えないように思えます。

そしてナターシャはインフィニティ・ウォーと同じ姿をしている事から、映画「ブラックウィドウ」のイベントはつつがなく行われ、エレーナからベストを貰っていると考えられます。という事はやはり「シビル・ウォー」の結果としてナターシャが逃亡しているはずで、わりと矛盾した編成となっています。

ジャネット以外の描かれていない分岐イベントがあったのかもしれません。

なお、コミック「マーベル・ゾンビーズ」ではセントリーが別の次元から持ち込んだウイルスが原因でした。

ピーターのVlog

映画「スパイダーマン:ホームカミング」でピーターが自撮り(Vlog)をしていたことのオマージュか、ピーターお手製のビデオが挿入されます。そしてゾンビ・アポカリプスでの注意と生存者情報が表示されます。

©2021 MARVEL,Disney

ハッピー

ハッピー・”実はハッピー(幸せ)ではない”・ホーガンとして紹介されるハッピー。特技は運転、コーヒー、ボクシング。ボクシングは映画「アイアンマン2」のワンシーンに言及しています。

©2021 MARVEL,Disney

なお、ハッピーが着用している「I’m Not Single I’m Saving Myself For Thor」のプリントTシャツが早くもアメリカで商品化されているようです。

ハッピーの声はジョン・ファヴローさんと大西健晴さんが続投しています。

カート

カートの二つ名は変人社長。特技は語学、スラブ民話、犯罪。

©2021 MARVEL,Disney

神聖時間軸ではXCONの社長はルイスですが、カートが社長になっているとするとルイスはこのゾンビの世界で残念な結末を迎えている可能性があります。

サンフランシスコが拠点のXCONのカートがニューヨークまで逃げてこられたのも興味深く、それだけで一つのゾンビ映画に出来そうです。

カートの声はデヴィッド・ダスマルチャンさんと松本忍さんが続投です。

バッキー

バッキー・“退屈なほど静かな”・バーンズも生存していました。スキルは殺し、殺人アーム、ヘビースリーパー。ヘビースリーパーはヒドラやワカンダでの冷凍睡眠を指しているのでしょうか?バッキーは本質的にはヒドラの洗脳の悪夢に悩まされて、ショートスリーパーな様子がドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では描かれていました。

©2021 MARVEL,Disney

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年)のヒドラ製アームはシルバーで肩部分に赤い星マークがあり、この黒ベースにゴールドのラインが入っているのはワカンダ製アームのように思えます。

とすれば、「シビル・ウォー」でトニーに腕を吹き飛ばされ、ワカンダで洗脳を解いてもらったようですが、キャップとアイアンマンが一緒にいた謎が残り続けます。

シャロン

シャロン・“ザ・ブロンド・ボンド”・カーターが登場、スキルはスパイ工作、応急処置、弔辞。

©2021 MARVEL,Disney

「シビル・ウォー」で弔辞を読むシーンがありましたが、ピーターがそれを知っているのは奇妙な事ですし、特技と呼ぶにはなんだか悪ノリが目立ちます。

神聖時間軸的にはシャロンは「シビル・ウォー」のあとにソコヴィア協定違反で指名手配され、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではマドリプールへと逃げ込んでいたとされていましたが、ここに姿を現しました。

ゾンビ禍のせいで政府がなくなり追手がこなくなったとも考えられそうですが、とにかく「シビル・ウォー」については曖昧なまま物語は進行します。

シャロンの声はエミリー・ヴァンキャンプさんと御沓優子さんが続投しています。

他の生存者

オコエも合流した一行は特効薬を求めて、S.H.I.E.L.D.の基地があったニュージャージー州のキャンプリーハイへ。映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でスティーブが訓練を受けた場所であり、ニュージャージーはドラマ「ワンダヴィジョン」のウェストビューのある場所でもあります。

なお、駅に向かう途中でハッピーが運転している車は「アントマン&ワスプ」に登場したバンと同じようです。愚痴りながら運転するハッピーにオコエが「だってあなたウーバーのドライバーなんでしょ?」と英語で言いますが、日本語ではなぜか「タクシードライバーなんでしょ?」と変更されています。

グランド・セントラル駅にて

オコエ、ブルース、ピーター、バッキー、シャロン、カート、ハッピー、ホープという異色のチームで動き出した今回のエピソード。指揮をとるのはオコエのようです。

手分けして電車を動かすよう指示をするオコエに、ピーターは「ワカンダの人はホラー映画見ないわけ?」と映画あるあるを披露しますが、アメリカのリアリティ番組のほうが怖いと返されてしまいます。

バンバン!

ハッピーが機嫌よくリパルサーを撃ちまくっていますが、これは「シビル・ウォー」でトニーが装備していた時計型アイアンハンドガジェットと同型のようです。ただし、トニーが使っていたのは右手用で、ここでハッピーが使っているのは左手用になっています。

©2021 MARVEL,Disney

その後ハッピーはゾンビ・ホークアイに襲われゾンビ化。悲報を受けたピーターは「やめてよ、ハッピーだけは」とつぶやき、ピーターの友人がハッピーしか残っていなかった事を示唆します。

ゾンビ・ファルコン

ゾンビ・ファルコン/サム・ウィルソンが登場し、オコエとバッキーに襲いかかります。その機動力で二人を翻弄するサムですが、オコエによって文字通り真っ二つにされて終わります。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では心にぐっと来るキャプテン・アメリカの継承物語が描かれていましたが、ホワット・イフにおけるキャプテン・アメリカの扱いはなかなか不遇なようです。

ドラマの内容を経験していないバッキーは、サムが真っ二つになっても「意外と平気」と答えました。

キャンプリーハイへ

犠牲を出しながらも電車の準備が出来た一行はキャンプリーハイへ。道中オコエはピーターに別行動して犠牲を出してしまった事を謝罪します。

うごき出した電車ですが、ゾンビ・キャプテン・アメリカの襲撃によりシャロンが感染。バッキーはキャップと対峙します。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で見せたようにバッキーは投げられたシールドを投げ返し、ゾンビ・キャップはまっぷたつに。同作のラストシーンでスティーブがバッキーに対して「I’m with you to the end of the line.(最後まで一緒だ)」と言ったシーンをアンサーするかのように、「Sorry, pal. I guess this is the end of the line.(悪いな友よ、ここが最後だ)」とバッキーが別れを告げます。

一方、感染したゾンビ・シャロンはと言うと、体内にホープが入り込み、元の大きさになったことで内側からバラバラに。実写でやればR指定になってもおかしくないシーンでした。「アベンジャーズ/エンドゲーム」でこの方法でサノスも倒せたのでしょうか?

ゾンビを撃退したらいつまにか怪我を負って感染していた、というゾンビ映画お決まりの展開でホープも感染してしまいます。

ベンおじさん

MCUで初めてベンおじさんについて言及されます。神聖時間軸でも同様であるかはまだ不明ですが、少なくともこの世界ではコミックや他の映画シリーズと同様にベンおじさんは亡くなっているようです。また、メイおばさんもゾンビ禍を切り抜けられなかった旨の発言もあり、この世界のピーターは愛すべきひとたちのほとんどを失ったようです。MJやネッドについては言及されませんでした。

ホープの贖罪

燃料が切れ電車は停止、ゾンビに囲まれてしまう一行。母ジャネットとの再会を望んだことがこの事態の原因だと考えるホープはどうせ長くはないと自らを犠牲にみんなをリーハイに届けることを決意します。ここでも神聖時間軸では見せたことがないワスプの巨大化能力を使用し、一行を抱えてリーハイに送り届けます。そして最後にはゾンビの海の中に沈んで行くのでした。

バーバ・ヤーガ

こちらの世界でもバーバ・ヤーガを恐れているカート。バーバ・ヤーガとはスラヴ民話に登場する魔女で、骨と皮だけに痩せこけた老婆だそう。骨と皮だけで老婆とそれ以外の年齢層を科学的な解析もなしに区別出来るのかは疑問の余地が残るものの、とにかくそういう民話に出てくる魔女のことです。

ちなみにスラヴ系のどの言語でもこういった言い方はしないようで、最も近いロシア語の読みに従った表記ではバーバヤガーとなるらしいです。

ヴィジョンとマインド・ストーン

リーハイ基地にはヴィジョンがいて、マインド・ストーンの周波数をゾンビが嫌っている事が判明。ヴィジョンの声はポール・ベタニーさんと加瀬康之さんが続投しています。

マインド・ストーンによる治療実験の成功例として首だけのスコットが登場。どうもこの「ホワット・イフ」ではアントマンシリーズのキャラクターに手厳しい印象ですが、神聖時間軸よりも増したノリを見せるスコットでした。

ちなみにコミック「マーベル・ゾンビーズ」では首だけになったジャネット・ヴァン・ダインが登場しています。

さらなる敵の登場

マインド・ストーンによって治療出来る事は判ったものの、効率的に一斉に行う方法が今の人類にはないとヴィジョンが指摘。それに対してオコエはワカンダに戻れば可能だと提案し、バッキーが移動手段の捜索にでかけます。このあたりもゾンビ映画でよくある展開。

そしてとある部屋でゾンビ化したワンダと、足を失ったティ・チャラと再会。やはりバッキーはワカンダへ行っていた事が伺えるワンシーンとなっています。

さらにここからもゾンビ映画あるあるが展開。治療法は罠であり、呼び出した科学者は感染した恋人の餌とするために生存者を集めている、という筋書きです。

ヴィジョンはワンダに餌を与えるために信号を発して生存者を集めていました。治療法自体はたしかなようですが、ワンダはその強力な魔法によってマインド・ストーンの周波数を遮断しており治療出来ないとの事。

事態の真相がわかった直後、ゾンビ・ワンダが襲ってくるのでした。

3度目の死

すんでの所でヴィジョンはバナーの要求を聞き入れ、みなを基地の外へと連れ出します。ここでスコットが唱えているのは浮遊魔法の呪文で「wingardium leviosa(ウィンガーディアムレビオーサ )」、ハリー・ポッターに登場していました。

地上へと脱出したものの、ゾンビ・ワンダの追撃によりオコエが犠牲に。ヴィジョンは一行をクァドジェットへと案内し、自身は贖罪のためにマインド・ストーンを自ら外すことになりました。

そしてヴィジョンは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「ワンダヴィジョン」に続いて3度めの死を迎えることになりました。ヴィジョンの死はMCUにおける「絶対点」なのでしょうか。

ゾンビになっても変わらないワンダのヴィジョンへの愛が描かれますが、この事態は愛では解決しません。

力 対 魔法

ゾンビ・ワンダに噛まれたバナーにハルクの力が戻りつつあります。「これ以上犠牲は出せない」というピーターにバナーは「Avenge us(仇を取れ)」とマインド・ストーンとアベンジャーズを託します。

そしてハルクへと変身し、ゾンビ・ワンダと力対魔法の戦いが始まります。神聖時間軸でもワンダはサノスと互角以上の戦いを見せたのと同様に、ハルクのパワーに引けを取ることも有りませんでした。

脱出

クァドジェットで脱出成功、と思いきやピーターの警告どおりトラブルが発生。ゾンビ・ジャイアント・ワスプに機体を捕まえられてしまいます。ここは「インフィニティ・ウォー」での空港バトルのワンシーン、アントマンが巨大化してウォーマシンを捕まえたところをオマージュしています。

©2021 MARVEL,Disney

なんとか振り切って脱出に成功した、ピーター、足を失ったティ・チャラ、首だけのスコットの3人。

多くの仲間を失ったと嘆くピーターに、ティ・チャラは「ワカンダでは死は終わりではない」と「インフィニティ・ウォー」での父ティ・チャカの言葉を伝えます。

夕日に向かって飛んでいくジェットは一定のハッピーエンドのように見えましたが、ウォッチャーは「どんな闇の時代でも人間は全力でこの星を守ろうとする。その結果、宇宙が消滅しようとも」と不穏な締め方をし、インフィニティ・ストーンを5つ揃えたゾンビ・サノスが表示されてエピソードが終了しました。

4話に続いて5話も宇宙消滅エンドを迎えるようです。


ゾンビあるあるをふんだんに取り入れながら、通常のゾンビものにはない味方の頼もしさと敵の脅威が描かれたエピソードでした。

「シビル・ウォー」についての解釈が難しく、一番シンプルそうなのは神聖時間軸どおりに展開しつつも、最後にトニーとキャップがあっさり仲直りしたという展開でしょうか?それでもいくつかの矛盾は抱えている気もしますが。

キャラクターポスターが制作され、フィギュアなどのグッズも展開されるゾンビハンター・スパイダーマンはほとんど活躍がありませんでした。ピーターよりスコットのほうが浮遊マントを着用している時間が長かったようです。もともとこういう脚本だったのか、ゾンビハンター活躍の場が削られてしまったのか気になる所ではあります。

以上、今回のイースターエッグ、その他チェックポイントでした。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード6は 2021年9月15日(水)16時より配信開始です。

ディズニーは映画「エターナルズ」のディズニープラスによるプレミアアクセスを行わない決定をしたと報じられる

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が大ヒットし、その成績と作品内容の双方について評価され話題となっています。しかし、新型コロナウイルスのパンデミック以降、ディズニーだけでなく全ての配給会社はその公開方法について頭を悩ませてきました。そんな中、MCUの次なる作品「エターナルズ」の公開方法について注目が集まっています。

2021年7月に公開された「ブラックウィドウ」は劇場とディズニープラスによる同時公開となり、9月公開の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は45日間の劇場独占公開という方法をディズニーは選択していました。

そして11月公開の「エターナルズ」はディズニープラスによるプレミアアクセスを行わない方針に決定したと、元Hollywood Reporterの編集者であるインサイダーのマシュー・ベローニ氏が報じました。

氏は What I’m Hearing というニュースレターで、ディズニーが「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のレイバーデー興行の成功を受けて、「エターナルズ」を劇場で独占的に上映することを決定したと明かしました。そのため、「エターナルズ」は11月5日に劇場公開されますが、ディズニープラスでの配信はありませんとの事。

ディズニーのボブ・チャペックCEOがシャン・チーの公開方式を「実験的」と称した事で一部批判を受け炎上もしましたが、ディズニーだけでなく映画業界全体にとって実験であるのは明らかでした。そして現状程度の感染状況であれば映画がヒットする事が充分可能だと判明した結果として、ソニー・ピクチャーズは「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公開日を予定より早めたと考えられています。

「エターナルズ」が劇場独占公開になれば、ディズニープラスで「エターナルズ」を視聴できるのは年が明けてからになると見られています。とはいえこれはインサイダー情報であり、公式情報が判明次第またお伝えする事になります。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Disney Reportedly Decides Fate of Marvel’s Eternals Release

オスカー・アイザックさん、ドラマ「ムーンナイト」は「画期的」なショーだと語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の主演を務めるオスカー・アイザックさんが海外メディア ScreenRant の取材に応じ、本作が「画期的」な作品であると主張しました。

例によってプロットの詳細を明かすことは避けつつ、アイザックさんは「全体的に私が言えるのは、それは、画期的なショーになるでしょう」と明かしました。また本作のムーンナイトの衣装についてそれは絶対に正しいと感じました。それは私が今それについて言うことができるすべてです。と感想を述べました。

ムーンナイトのコスチュームについて、以前にコンセプトアートや写真がリークされていますが、今の所それらが本物であるかどうかは判っていません。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は本作を「ビルから飛び降りて戦いに参加する」アクション・ヒーローであると説明し、キャラクターの精神的な病を探求することで番組に「ユニークな側面をもたらす」と述べています。

メインヴィラン役にはイーサン・ホークさんがキャスティング、ほか未知の役割としてメイ・キャラマウィさんやディナ・シハビさんの名前が報じられています。先日はエミリー・ヴァンキャンプさん演じるシャロン・カーターが戻ってくるとの報道もされた他、ハルク/ブルース・バナーの再登場も噂されています。

本作はムーンナイトの起源と同じエジプト出身のモハメド・ディアブ監督を筆頭にジャスティン・ベンソン監督、アーロン・ムーアヘッド監督の3人がメガホンを取り、脚本・製作総指揮を「アンブレラ・アカデミー」(2019~)のジェレミー・スレイター氏が担当しています。

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスで配信予定、配信時期は未定です。

ソース:Moon Knight Disney+: Oscar Isaac Teases Groundbreaking Elements of Marvel Show

アニメ「What if…?」からゾンビトレーラーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」から第5話のゾンビを特集したトレーラーが公開されました。キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ホークアイ、ブラックパンサーなどアベンジャーズがゾンビの群れに襲われている様子を確認することが出来ます。

動画ではキャプテン・アメリカに襲いかかるピム博士のようなゾンビも登場。

また、マーク・ラファロさんが本編映像と思われる動画を投稿しています。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でのブラックオーダー襲来のシーンがベースになっていますが、ブルース・バナー一人で立ち向かう様子が描かれています。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード5は 2021年9月8日(水)16時よりディズニープラスで配信開始です。

アニメ「What if…?」、4話のイースターエッグをピックアップ

2021年9月1日配信のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード4「もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

クリスティーンの分岐イベント

エピソードタイトルとしてはドクター・ストレンジの選択による「もしも」に見えますが、このエピソードで描写されている範囲で神聖時間軸と異なるポイントは、そもそもクリスティーンが学会への出席を拒否しなかった事です。

映画「ドクター・ストレンジ」ではストレンジの誘いをクリスティーンが断り、一人で学会に向かう最中にX線写真をよそ見して事故に会い、手を失うことになりました。

ドクター・ストレンジの声は映画と同じく、ベネディクト・カンバーバッチさんと三上哲さんが担当。

クリスティーン・パーマーの声は英語版はレイチェル・マクアダムスさんが続投、日本語版は松下奈緒さんから森なな子さんへと変更されました。

交通事故

この日、ストレンジが車に乗れば事故を起こすのは避けられない運命なようで、車の落下の仕方も原作映画そのままに描かれます。

この事故がエピソードタイトルになっている部分であり、本来であればストレンジはここで両手を失い、治療を試みるも医学の限界を感じ、魔術へと傾倒していく事になりますが、アニメではクリスティーン・パーマーを失った絶望から魔術の世界へと入門していく事になりました。

アガモットの目

リンゴを使ったアガモットの目による時間操作の練習シーンは「ドクター・ストレンジ」を踏襲したものになっています。ただし、映画では兄弟子バロン・モルドとウォンが警告に来るのに対し、アニメではエンシェント・ワンとウォンが登場する事に。

ウォンのセリフが微妙に異なっており、「ドクター・ストレンジ」では「時間を操作すれば分岐が始まる」と注意したのに対して、このアニメでは「時間を弄れば宇宙の構造が揺らぐ」と説明します。これはこの世界が既に分岐した世界である事を反映したものかもしれません。

ウォンの声はベネディクト・ウォンさんと田中美央さんが続投。

エンシェント・ワンの声は英語版はティルダ・スウィントンさんが続投、日本語版は樋口可南子さんから藤本喜久子さんへと変更され、今回もタレント降ろしが続いています。

ゼロッツとの病院バトル

MCUの中でも他に類を見ない、病院内でのアストラル体同士のバトルはこのアニメでは登場しませんでした。原作映画ではこの病院のシーンで、クリスティーンのおかげでストレンジは危機を脱するのですが、アニメ版ではクリスティーンが死亡してしまっているため、このイベントはスキップされてしまいます。

そもそもゼロッツがいたのかどうかも不明です。

ドルマムゥ

カエシリウスやゼロッツの描写はありませんが、ドルマムゥとの対面シーンは原作を踏襲しています。ドルマムゥが地球の脅威となっているからには誰かが呼び出したはずで、描写がなかっただけでカエシリウスが暗躍していた可能性はありそうです。

2年後

ドルマムゥとの取引から2年後、未だにクリスティーンを失った悲しみを抱いたままのドクター・ストレンジが映し出されます。神聖時間軸で考えると、「ドクター・ストレンジ」から2年後と言えば「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に入る頃。オーディンを探しに来たソーとロキには面会済みかと思われますが、特に言及されません。

このシーンから本格的にエピソードタイトルを追求して行くようになり、ドクター・ストレンジは恋人を取り戻すために時間を操作していく事になります。

タイムループ

ドクター・ストレンジはウォンのアドバイスを無視し、アガモットの目=タイム・ストーンを用いて過去へと渡ります。

そして事故直前のシーンで車線変更していた所を取りやめたものの、以前と同じように後ろから追突され同じ結果を招いてしまいました。すぐさまもう一度過去に戻り、今度は道を変えてみるも横から車が突っ込んでくる始末。

学会へ行くのを止めてみても、クリスティーンは心臓発作を起こしたり、強盗に銃で撃たれたり、死のタイムループに陥ってしまっていました。

なお、ドクター・ストレンジは映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の予告内でもウォンのアドバイスを無視。度重なる警告の無視に、ウォンを演じる俳優のベネディクト・ウォンさんはTwitterで「だから言ったのに!!」と怒っています。

クリスティン・エヴァーハート

クリスティーンの死のループのひとつの中で、火事のニュースを読み上げているのはクリスティン・エヴァーハート。映画「アイアンマン」(2008年)から登場しています。コミックにも登場するれっきとしたマーベルキャラクターで、コミックではスパイダーマンのコミックによく登場する新聞社デイリービューグルの記者です。

MCU版では「アイアンマン」ではバニティフェアの記者として、「アイアンマン2」以降はMCU内の架空のニュースチャンネル WHiH の記者として登場しています。

映画としては「アイアンマン2」が最後の登場となっていましたが、その後もMCUのプロモーション用ショートフィルムに度々登場していました。

クリスティンは登場していないものの、WHiHは「ワンダヴィジョン」や「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも登場しているため、クリスティンもいずれまた再登場するかもしれません。

アニメ版は映画同様にレスリー・ビブさんと北西純子さんが担当しています。

なお、同じスペル(Christine)でクリスティン・エヴァーハートとクリスティーン・パーマーのカナ表記が異なる理由については不明です。

絶対点

何度も繰り返すクリスティーンの死のタイムループの中で、エンシェント・ワンが登場。クリスティーンの死は時間の「絶対点」であり、変えられない事実だと説明します。

エンシェント・ワンによると(ホワット・イフの世界では)ストレンジが魔術師となったのはクリスティーンの死が起点になっており、これを覆そうとすれば矛盾が起きてしまうとの事。

MCUの時間の定義に新たな要素が加えられることになりましたが、今後もこの絶対点の概念が重要になってくるのでしょうか?

sponsored link
 

オー・ベン

エンシェント・ワンと決別し、絶対点を覆す書物を探すため、ストレンジはテレポートします。その先で出会うのはカリオストロの書庫とその番人オー・ベン。コミックのオー・ベンはカリオストロでもあり、本作でもストレンジが「まさかアンタがカリオストロか?」と尋ねますが、MCU版ではオー・ベンと名乗るに留まり明言されないまま退場する事になります。

©2021 MARVEL,Disney

ストレンジは自己紹介が苦手なのか、名前を勘違いされる傾向があるようで、かつてカエシリウスに「ミスター・ドクター」と呼ばれたように、今回は「魔術師アルマーニ」と呼ばれてしまいます。

カリオストロの書

ストレンジは数多の書物の中から「時間操作」の本を手に取り読み進めていく事になります。

奇妙なことにこの本は「ドクター・ストレンジ」に登場したカリオストロの書と同じ外見をしており、りんごの時間操作の実験シーンでストレンジが手にしていたもので、このアニメ版でもそのシーンでストレンジが手にしていました。

©2021 MARVEL,Disney

今回のエピソードでもドクター・ストレンジが既に読んでいたように、カリオストロの書はカマー・タージの図書室にあったはずです。それともカリオストロの書は1巻、2巻といった感じに内容の違うものがいくつかあるのでしょうか?

タコの怪物

絶対点を覆すパワーを得るために、ストレンジは魔物を召喚し、吸収する計画を実行します。

呼び出されたのは1話でキャプテン・カーターと戦ったタコのような怪物。同一の存在か同じような魔物が複数いるのかは不明ですが、ともかくこの時点のストレンジでは太刀打ち出来ませんでした。

そう考えるとキャプテン・カーターはかなり強いのかもしれません。

これらのタコはシュマゴラスと呼ぶにはかなり弱く、喋りもしないため、やはりタコ型の魔物という線が妥当かもしれません。

オー・ベンの人生

ストレンジを介抱するオー・ベンは「魔物は取引には応じないし、その力は人の手には負えない」とアドバイスします。「どの本に書いてあった?」と尋ねるストレンジに「人生が教えてくれた」と返すオー・ベン。

コミックのオー・ベンはアル・トサスを名乗っていた頃にダークホールドを研究し、不死のポーションを作る計画をしていました。そこで必要だった吸血鬼の血を手に入れるため、ドラキュラ伯爵に妻のロレンツァを紹介しましたが失敗に終わり、ロレンツァは吸血鬼へと変えられてしまい、以降苦しむ事になりました。

「ホワット・イフ」のオー・ベンは特になにも紹介されませんが、コミックと同じような経験をしているのかもしれません。あるいは別の世界のオー・ベンが経験した事を理解している可能性もありそうです。

魔力の強化

ウォンだけでなくオー・ベンの警告も無視して、ストレンジは魔力の強化に没頭する事になります。さながらロールプレイングゲームのように弱い魔物から始めて、だんだんとレベルアップしていく計画です。

次々と魔物を取り込むストレンジは時折その姿がオーバーラップし、悪魔メフィストのような相貌を見せるシーンも描かれています。

目のクマが濃くなっていく様子は映画のヴィランだったカエシリウスを彷彿とさせます。彼もまた亡くなった妻と息子を取り戻したくてダークディメンションの力を求めていました。

不干渉のウォッチャー

ウォッチャーは「警告する事も出来た」と前置きした上で、他の宇宙への影響を考えて不干渉を貫きました。

興味深いのはストレンジがウォッチャーの気配を感じ取る事で、さすがは至高の魔術師と言ったところでしょうか。これらは以前のエピソードの主人公、カーターやティ・チャラ、フューリーには見られませんでした。

sponsored link
 

老衰していたオー・ベン

修行を終え部屋に戻ったストレンジは老衰し横たわるオー・ベンと遭遇しました。

数日間の修行かと思いきや、何世紀も経っていた事が明かされます。ストレンジは世界の時間を止めて修行していたようですが、同じく強力な魔術師であるオー・ベンはカウンタースペルを使用していたのでしょうか?そしてストレンジが年を取っていないのは、映画のエンシェント・ワン同様にダークディメンションの力を得ていたのでしょうか?気になるポイントは解説されないまま、ストーリーは進行します。

ストレンジは彼なりにオー・ベンをリスペクトしていたようで、老衰した彼を元に戻そうとしますが、オー・ベンはこれを拒否。そして息を引き取る間際に、この世界には「死を受け入れる事が出来るストレンジがいる事」を伝えました。

エンシェント・ワン

ストレンジがもう一人いたのはエンシェント・ワンのせいでした。彼女はダークディメンションの力を利用して、意図的に時間を分岐させたとなかなか恐ろしい説明をします。TVAが知ったら即剪定の事案のように思えますが、TVAに彼女を止めることが出来るのかは気になる所です。

エンシェント・ワンは経緯を説明し、ダーク・ストレンジが絶対点を覆してしまう事があれば生き返ったクリスティーンごと世界が崩壊すると伝えます。

ヴィシャンティ

地球の守護者として紹介されるヴィシャンティはコミックにも登場する超常的チームで、強力な白魔法の使い手です。MCU版の詳しい説明はされませんが、コミックではエルダーゴッド(スカーレットウィッチのパワーソースであるchthonと同類)のオシュトゥール、エンシェント・エイリアンのホゴス、そしてオシュトゥールの涙から生まれたMCUでも名前だけはお馴染みのアガモットの3人で構成されています。

ドクター・ストレンジvsダーク・ストレンジ

ついに始まる決戦の時。戦いの中ではかつてサノスを拘束したクリムゾンバンドの呪文も登場しています。魔物の力を操るダーク・ストレンジは強力で、クリスティーンの幻影を見せられても屈しなかったドクター・ストレンジでしたが、最終的にはヴィシャンティの防御呪文もディスペルされていまい、ダーク・ストレンジが勝利をおさめる事になりました。

ちなみにダーク・ストレンジが操る魔法がスカーレットウィッチのような赤黒いデザインになっていますが、カオスマジックを使っているのかは不明です。

結末

ドクター・ストレンジを吸収したダーク・ストレンジは望み通りにクリスティーンの蘇生に成功しました。しかしエンシェント・ワンが警告していたように、世界の崩壊が加速します。

ダーク・ストレンジは間違いを認め、ウォッチャーに助けを求めますが、ウォッチャーは「さらなる崩壊に繋がる」としてこれを拒否しました。能力的にはなんとか出来る事を暗示しつつも、他の世界のためにこの宇宙の死を受け入れる考えのウォッチャーは、つまる所クリスティーンの死を受け入れた方のドクター・ストレンジと同じでした。

目の前の不幸をなんとか出来る能力があったとして、さらなる不幸が生まれるのが判っている場合、どういう選択を取るべきなのか。そういったテーマのエピソードでした。

ダーク・ストレンジはせっかく蘇生されたクリスティーンの更なる死と世界の崩壊の中で、一人後悔するのでした。


MCU史上もっとも重い物語のひとつとなった今回のエピソード。「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のドクター・ストレンジの選択はどういう結末を生むのか、注目となりそうです。

以上、今回のイースターエッグ、その他チェックポイントでした。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード5は 2021年9月8日(水)16時より配信開始です。

ディズニープラススター、日本でも10月27日からスタート

米国版ディズニープラスで今年の2月から展開されているディズニープラススターが、日本でも2021年10月27日からスタートすることが発表されました。昨年末の公式レポートでは2021年内に日本で開始する事がアナウンスされていましたが、予定通りいよいよサービス開始となります。

公式概要は以下のとおりです。

2021年10月27日、ディズニープラスは6つ目の新たなブランド“スター”を加え、進化します。
息もつかせないスリルを。切ない愛を。心を解放する笑いを。胸を熱くするドラマを。ラブロマンス、スリラー、コメディなど、これまでにない作品の数々。あなたの全感情を刺激する世界中のトップエンターテイメントがついに集結。

新たに追加されるスターは、 ディズニー・テレビジョン・スタジオ(ABC Signature と20 thテレビジョン)、 FXプロダクションズ、 20世紀スタジオ、 サーチライト・ピクチャーズなどのディズニー傘下の制作スタジオが手掛ける数多くの映画やシリーズのほか、ここだけでしか見られないオリジナル作品、日本市場向けに制作するローカルコンテンツも含まれ、ドラマからスリラー、 コメディーなど、幅広いジャンルのコンテンツを扱う事になります。

具体的には、アカデミー賞作品賞受賞「ノマドランド」などの最新映画、「プリティ・ウーマン」、「タイタニック」、「プラダを着た悪魔」、「デッドプール」などの人気作品が視聴できるように。スター オリジナルシリーズからは、セレーナ・ゴメスさん主演で話題の「マーダーズ・イン・ビルディング」や、人気映画のスピンオフ「Love, ヴィクター」、さらに、サイエンス・フィクション クラシックの金字塔、初のシリーズ作品「エイリアン(原題)」、 ジェームズ・クラベル氏の人気小説をテレビドラマ化し1980年にアメリカで大ヒットした「ショーグン(原題)」などを新たに制作中。また、「glee/グリー」、「24 -TWENTY FOUR-」、「ウォーキング・デッド」、「9-1-1: LONE STAR」などの人気海外ドラマも配信される事になります。

これにより、最新映画からオリジナル作品、日本のコンテンツまで今後1万6000を超える作品をラインナップが予定されています。

機能面の拡充

GroupWatch

家族や仲間など、最大7人がオンラインで一緒に再生できる機能。(会員のみ招待可能)「いいね」「面白い」などの絵文字を画面上に表示し、グループで楽しく視聴できます。

プロフィール設定

1つのDisney+アカウントで最大7つまでプロフィール登録を可能
各プロフィールで、プロフィール名、プロフィール画像、アプリ言語設定、オートプレイ/GroupWatchなどのオン・オフ設定等ができます。

ペアレンタルコントロール

指定のプロフィールをキッズプロフィールとし、特定の作品の視聴制限を設定することができます。

ダウンロード機能

あらかじめ作品データをご利用の端末に一時的にダウンロードすることで、インターネットへ接続不要でオフライン状態で動画をご視聴いただけます。Android、iOSのモバイル機器に対応しています。※他のデバイスではダウンロード機能に対応していません。

対応デバイスの追加

新たにゲーム機器でもお楽しみいただけるようになります。対応デバイスおよび推奨環境詳細につきましては、後日発表いたします。


さらに、消費者の利便性を高める入会経路も拡大します。これまでのドコモショップやMy docomoなどによる入会に加え、クレジットカードもしくはPayPalでのWEB入会、Apple App Store、Google Play ストア、Amazon アプリストアからも入会可能となります。ディズニープラスは、月額990円(税込)の定額制で、Apple App Store経由でご入会の場合は月額1,000円(税込)となります。尚、ドコモショップやMy docomoなどによる入会の場合は、11月1日より月額990円(税込)の新価格が適用されます。

※現在Disney+(ディズニープラス)月額会員の方は2021年11月1日から新料金が適用となります。
現在「ドコモのギガプラン」と「ディズニープラス」セット割キャンペーン適用中で、11月以降も割引対象期間のお客様は、990円(税込)が割引されますので、料金変更に伴う追加での料金は発生しません。

ドラマ「ムーンナイト」ハルク登場報道について、マーク・ラファロさんが反応 ─ 謎のワードが新たなネタバレを示唆?

先日、SNSユーザーによってブダペストのホテル前にてマーク・ラファロさんとのツーショット写真が撮られ公開された事で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」にハルク/ブルース・バナーが登場するのではないかと憶測が飛び交いました。多くの海外メディアがその投稿を拾い上げた事に対して、ハルクを演じるマーク・ラファロさんが自身のTwitterでコメントしました。

ラファロさんはニュース記事を引用しつつ、「MCUの次のフェーズの責任者として、私は何かを台無しにすることはしたくありません。私は苦労して学んできました。」とコメントを投稿。

かつてネタバレ王の呼び名をほしいままにしてきたラファロさんですが、「苦労して学んできた」とこれまでの苦い経験を反省しつつ、「ムーンナイト」に登場するかどうかのネタバレはありませんでした。

しかし気になるのは「次のフェーズの責任者」という部分で、文字通りに捉えるのであれば、ハルクはMCUの次のフェーズであるフェーズ5でアベンジャーズを牽引していく役割を担うのかもしれません。

映画「アベンジャーズ」(2008年)のチームメンバーのうち、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ブラックウィドウは既に退場しており、ソーは宇宙を主な活動シーンとしています。そしてホークアイはドラマ「ホークアイ」に2代目となるケイト・ビショップが登場することで、同作で引退もしくは死亡するものと考えられています。そうなると地球に残された初期メンバーはハルクだけとなり、彼がアベンジャーズのメンターやリーダーとして重要なポジションになる可能性はやはり高いのかもしれません。

果たして今回のマーク・ラファロさんの投稿はネタバレなのでしょうか、それともネタバレせずにすむように成長したのでしょうか?

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスで配信予定です。

アニメ「What if…?」の新たなトレーラー「The Lost Books」が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」の新たなトレーラー「The Lost Books」が公開されました。本日16時配信のエピソード4の予告にあたるもので、ドクター・ストレンジが失われた魔術書と出会う様子が描かれています。

また、公式Twitterで公開されている別の予告では「もしもドクター・ストレンジが交通事故によってその手ではなく、愛を失っていたら」と分岐イベントについても触れられています。

今作でウァトゥ・ザ・ウォッチャーの声を担当するジェフリー・ライトさんは、海外メディア Entertainment Weekly のインタビューで、「ドクター・ストレンジのエピソードにとても惹かれました。なぜか私の感情を揺さぶったんです。(笑)それに、このエピソードはウォッチャーにとっても興味のある話なので、同じような視点で物事を見ることができたのです。だから、ドクター・ストレンジの回は、ぜひチェックしてみてください。」と述べています。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード4は 2021年9月1日(水)16時より配信開始です。

アニメ「What if…?」からドクター・ストレンジのキャラクターポスターが公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」からドクター・ストレンジのキャラクターポスターが公開されました。4話の主人公になると見られるドクター・ストレンジですが、トレーラーではキャプテン・カーターと話す様子や、もうひとりのドクター・ストレンジと対峙する様子が描かれていました。

MCUのマルチバース化が進む中、ドクター・ストレンジはその中心人物のひとりであり、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でも関連する様子が描かれていました。

ドクター・ストレンジの変異体が意図的にマルチバース化を進めようとしているのであれば、MCUの世界に重大な影響を及ぼす可能性が高く、4話は注目のエピソードとなりそうです。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード4は 2021年9月1日(水)16時より配信開始です。

【噂話】ヴィンセント・ドノフリオさんがアトランタで目撃、「ホークアイ」の追加撮影に参加か

Netflixドラマ「デアデビル」でヴィランのキングピン/ウィルソン・フィスクを演じていた俳優のヴィンセント・ドノフリオさんがアトランタで目撃された事を、複数のSNSユーザーが報告しています。ドノフリオさんは以前からディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」に登場すると噂されています。

現在アトランタでは「ホークアイ」の追加撮影が行われており、そこでドノフリオさんが目撃された事でファンの期待が高まっていますが、今の所具体的な写真等はないようです。

キングピンは主にデアデビルのヴィランとして有名ですが、ドラマ「ホークアイ」に登場するエコー/マヤ・ロペスとの関連性も強く、コミックではマヤの父の仇という設定になっています。エコーは単体のドラマシリーズの制作も報じられており、それに先駆けてキングピンは「ホークアイ」でカメオ出演を果たすのかもしれません。

Netflixで描かれてきたマーベル・キャラクターがどうなって行くのか、今の所公式発表はありませんが、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で登場する噂があるデアデビルと、ドラマ「ホークアイ」で登場する噂のキングピンの2名に関する噂の真偽はあと数ヶ月ではっきりすることになります。その他、2022年ディズニープラスで配信予定のドラマ「シーハルク」にジェシカ・ジョーンズが登場する噂もありましたが、こちらはまだ目撃情報などもありません。

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。