米ソニーが映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の苦情に対応

米ソニー・ピクチャーズが映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」に寄せられた音響に関する多くの苦情に対応したと、海外メディア Variety が報じました。本作はCGやストーリーテリングに関して多大な高評価を獲得していますが、一方でサウンドミキシングに関してはいくつかの苦情がSNS上で飛び交っていました。

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記事によると、ソニーはこの苦情の根源にある問題を修正したバージョンのデータをすでに映画館に配布したとの事。

苦情は主に、ヘイリー・スタインフェルドさん演じるキャラクター、グウェン・ステイシーを中心とした導入シーンでの音声レベルが低いことが指摘されていました。この問題は「少数の劇場」のみに限定されて発生していたようですが、映画に近い関係者は Variety に対し、映画の「すべてのプリント」が更新されたと語り、配給会社が再編集したプリントを送付することは全く珍しいことではないと付け加えたと言います。

ソニー側も音量に関する問題は公開当初から認識していたようで、映画公開当日にプロデューサーのフィル・ロードさんもTwitterにてこれについて言及。

劇場の音量レベルを7から7.5に上げるように頼んでみてと、少々無茶な応急処置となっていました。

なお、各国の吹替版に関してこの問題が発生していたかどうかは不明です。

「アクロス・ザ・スパイダーバース」は前作「イントゥ・ザ・スパイダーバース」の3倍近い週末興行収入でのスタートとなり、ユーザーレビューでも高評価を獲得しています。そして、このマイルス・モラレスの物語は来年公開予定の「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」にて完結する事も予告されています。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

ソース:Sony Sent Updated Version of ‘Spider-Man: Across the Spider-Verse’ to Movie Theaters After Sound Complaints

ディズニーがパーク内を闊歩するロボット「グルート」のテスト開始を報告

ウォルト・ディズニー・イマジニアリング社がフリーローミングロボット「グルート」のプレイテストを開始したことを発表し、その映像をYoutubeにて公開しました。マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのグルートをベースにしたこのロボットは、園内を自由に歩き回る事を計画しているようです。

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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」をベースにしていると見られる小型のグルートロボが、ステージ上を歩き回り、時にはダンスする姿を映像内で披露しています。

研究開発責任者のジョエル・ピーヴィーさんは「我々はストーリーテリングの会社なので、可能な限り本物の方法でこれらのキャラクターに命を吹き込みたいと考えています。私たちにとって、それは歩くロボット俳優を意味します。スタイリッシュに動き、ジェスチャーし、感情移入することができます。」と述べています。

また、ディズニー・ライブ・エンターテイメントのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、マイケル・セルナさんは「理想はゲストが興奮することですが、大人も子供も、ゲストが目に見えて興奮するのを見たのは初めてです。彼らが目にするものは衝撃的であり、これがどれほどユニークで楽しいものであるかが伝わると思います。」と語りました。

MCUのグルートは様々なバージョンが登場しましたが、今のところは映像で紹介された小型モデルのグルートの開発に集中しているようです。「Vol.3」で見た最新のグルートはかなり巨大な姿に成長しましたが、それらもいずれ制作されるのかどうか、注目となっています。

このロボは、コンパクトなプラットフォームで50度以上の関節自由度を提供し、スタイリッシュに歩き、ジェスチャーし、感情を表現することができるとの事。全身運動と従来のキャラクターアニメーションを組み合わせたカスタムオーサリングツールを使用することで、アーティストはロボットキャラクターに表情豊かなモーションとインタラクティブな動作を素早く実現することができると言います。

現在のところロボ・グルートはテスト中であり、一般のゲストとの交流が可能になる運用スケジュールは未定となっているようです。

ドキュメンタリ「スタン・リー」の予告動画が公開

来週ディズニープラスで配信予定のドキュメンタリ番組「スタン・リー」の予告動画が公開されました。この番組は 2022年12月28日、マーベル・コミックを支えてきた故スタン・リーさんの生誕100周年を記念して制作される事が発表されていました

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本作は、アベンジャーズ、X-MEN、スパイダーマンなどコミック史に残るヒーローを数々生み出したスタン・リーさんが、コミック界とポップカルチャーにおいて最も影響力のある人物の一人になるまでの道のり、そして夢と創造の100年を描いたドキュメンタリ作品。

2018年の11月に亡くなられたスタン・リーさんですが、今年の5月にはマーベル・スタジオとスタン・リー・ユニバースの間で20年間の契約が結ばれたことが発表されていました。

ドキュメンタリ「スタン・リー」は 2023年6月16日 にディズニープラスで配信予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」にデアデビルは登場する?目撃されたセットが話題に

マーベル・スタジオが撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」。先日、タイトルの変更が明らかになった「キャプテン・アメリカ」4作目の新たな撮影セットが目撃され、コミックのデアデビルとの関連が話題になっています。

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「ブレイブ・ニュー・ワールド」の撮影チームはアトランタのファイブ・ポインツ駅周辺のダウンタウンの一画を撮影のために大規模なチャイナタウンへと変更していると、撮影現場の写真がSNS上に投稿されました。

店の看板に書かれた住所から、ここはニューヨーク、マンハッタンのカナルストリートを模して制作されているようで、コミックではデアデビルの宿敵ザ・ハンドのアジトにもなっていたエリアです。

「ブレイブ・ニュー・ワールド」のヴィランは「インクレディブル・ハルク」に登場していたサミュエル・スターンズがハルクの血液の影響でリーダーとなる事が公式に明かされている他、サンダーボルト・ロス長官がレッドハルクになる可能性が予想されています。さらにサーペント・ソサエティと思しきキャストが撮影現場で目撃されるなど、キャプテン・アメリカとファルコンが二人で立ち向かうには多すぎるヴィランがセットアップされています。

ここにコミック通りザ・ハンドやミスター・ネガティブなどが絡んでくるとかなりカオスな状況になりそうですが、果たしてどのような物語が展開していく事になるのでしょうか。

2022年のサンディエゴ・コミコンで発表されていたスケジュールでは「ブレイブ・ニュー・ワールド」の劇場公開と同時期にディズニープラスでドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」が配信される予定。キャプテン・アメリカのセットにカナルストリートが登場した事で、この2作品がクロスオーバーするのではないかと期待するファンも多いようです。

映画「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2024年5月3日 米国公開予定です。

映画「マダム・ウェブ」はアクション映画ではないとプロデューサーが明かす

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」のプロデューサー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作がアクション映画ではなく意外なジャンルに属している事を明らかにしました。

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ディ・ボナヴェンチュラさんは2018年の「ヴェノム」から始まったSSUの他作品と「マダム・ウェブ」を比較して、「他の映画とは異なる種類の作品になっています。ある意味、本作はスリラーなんです。これはつまり、『マダム・ウェブ』のスキルセットはアクション作品には向かないからです。」と語りました。

また、「主人公が持つ千里眼は(描写が)難しい能力」だと言いながら、プロデューサーは、映画がコミックでファンが知っている特別な能力に忠実であることを約束しました。

そして「ヴェノム」や「モービウス」のようなアクション満載の映画にはならないと再度念を押しつつ、「どのようなユニバースで展開されているかという点で、観客に親しみを持ってもらえると思います。」と述べました。

最後に本作の情報があまり出ていない事に関して、この秘密主義は意図的なものであると説明し、「人々があまり知らないキャラクターであるため、秘密のヴェールに包んでいます。」と明かし、「しばらく謎のままにしておくのが楽しいんです。」と締めました。

先日は別のインタビューで「ファンにとって新境地になる」と語っていたプロデューサーですが、「マダム・ウェブ」はアクション映画ではなくスリラー映画という事で、これまでのスパイダーマン映画にはなかった物語の描き方になっている事が期待できそうです。

映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月16日 米国公開予定です。

ソース:This Is How ‘Madame Web’ Will Bring Her Unique Powers to the Big Screen [Exclusive]

エリザベス・オルセンさんがワンダ再演に対してトーンを変更、もう戻ってこない?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」などでスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で今後のワンダについて語りましたが、その想いには以前と少し変化が見られるようです。

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インタビューで「ワンダを演じるのが恋しいですか」と質問されたエリザベス・オルセンさんは「いいえ、そんな事はありません。彼女を演じ続けて10年近くになると思います。彼女の事は大好きなんです。それに、毎日ケヴィン・ファイギにアイデアの電話をしていないのは、私たちがやった事を本当に誇りに思っているからだと感じています。」と回答しました。

そしてこれまでのワンダを振り返り、「ワンダヴィジョンは本当に意外な機会だったと思います。もしマーベルをクビになったとしても、私は私たちが作ったものを誇りに思うでしょう。そして、私は本当に、マーベル以外の他の映画やキャラクターをどうしていくか考えている所で、マーベルのことが気にならなくなっています。」とワンダを演じた事の満足感と、マーベル以外の役割について考えている事を明らかにしました。

これは今年3月に「はやく戻りたい」と語った熱量と比べると明らかに意欲の低下が見られ、もともと小さな映画への出演を好んでいた本来のエリザベス・オルセンさんに戻りつつあるようでもあります。

一方でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「出来る事ならあと100年はリジー(エリザベス・オルセン)と働きたいですね。マルチバースはなんでも可能ですから。」と引き続き仕事をしたいと語っており、クビになるような可能性は低いと見られています。

再登場の舞台として「アガサ:カヴン・オブ・カオス」や「ヴィジョンクエスト」などはかなり有力視されていますが、今のところそれらへのキャスティング報道はありません。

エリザベス・オルセンさんの心境の変化の裏に何があったのかは不明で、これが実際の心境なのか、それともワンダ復活のサプライズに向けたプロモーションなのか、今後の発言に注目となりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Variety

ドラマ「シークレット・インベージョン」冒頭5分のクリップが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の冒頭5分間の本編クリップが、特別プロモーションサイト theinvasionhasbegun.com で公開されました。アクセスするとパスワードを求められ、入力する事で視聴できるようになっています。

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必要なパスワードは「RSD3PX5N7S」、カッコ内をコピペで入力するか、既にSNSでシェアされている動画等をご確認ください。

クリップはスクラルが地球侵略を始めていると信じるエージェント・プレスコットと「シビル・ウォー」や「ブラックパンサー」で見てきたエージェント・ロスのモスクワでの密会シーン。

スクラルの脅威を訴えるプレスコットは決定的な証拠をロスに見せた後、飛びかかる所でクリップは終わっています。米マーベルは本作を「スパイスリラー」と称しているように、冒頭からすでにどちらかがスクラルである疑いがあるようです。

「シークレット・インベージョン」はこれだけでも気になる作品ですが、先日のインタビューでは主演のサミュエル・L・ジャクソンさんが本作は11月公開の映画「ザ・マーベルズ」にとっても重要になると明かしているほか、共演のドン・チードルさんはドラマ「アーマーウォーズ」のきっかけを描くとも言います。

また、スクラル人のタロスを演じるベン・メンデルソーンさんは「大人向けな作品」と称し、タロスの娘ガイア役のエミリア・クラークさんは「MCU未視聴の人でも楽しめる作品」と語っています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は 2023年6月21日 にディズニープラスで配信予定です。

PS5「Marvel’s Spider-Man2」、2023年10月20日に米国発売決定

Insomniac Games が開発し、Sony Interactive Entertainment から発売されるアクション アドベンチャー ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」の発売日が 2023年10月20日(現地時間)となる事が「Summer Game Fest 2023」の会場で発表されました。

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前作から引き続きピーター・パーカーとマイルズ・モラレスの2人のスパイダーマンが登場する本作は、ヴェノムやクレイヴン・ザ・ハンターが登場する事が明かされており、先日はプレイ映像も公開されました。

クレイヴン・ザ・ハンターはSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画が 2023年10月6日 に米国公開予定とゲーム発売の2週間前にスクリーンデビュー。日本での公開予定は未定ですが、アメリカと同時公開であれば映画で予習してからゲームに臨む事が出来るようです。

ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」は、PS5向けに 2023年10月20日 米国発売予定です。

「スパイダーバース4」の可能性は?「アクロス・ザ・スパイダーバース」プロデューサーが回答

現在、日本と韓国を除く50以上の国で公開され大ヒット中の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のプロデューサーを務めるフィル・ロードさんとクリス・ミラーさんが、海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューの中で、次回作「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」のさらに次について言及しました。

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「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」がマイルズ・モラレスの物語のエンディングになるのかと質問されたミラーさんは「そうです。マイルス・モラレス3部作の終わりで、だからこの全体がそれに向かって動いています。」と回答しました。

ミラーさんは続けて「アクロス・ザ・スパイダーバース」の結末が「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」への大きなクリフハンガーを含んでいるにも関わらず、「しかし、今作は明らかに、始まり、中間、終わりを持つ独自の完全な映画であり、マイルズはある場所で始まり、別の場所で終わります。そして、すべてのキャラクターは、この映画でアークを描きました。でも、私たちはこれでおしまいです。僕たちはとても疲れているんです。」と笑い混じりで述べ、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」に関与しない可能性を示唆しました。また、現在はシルク/シンディ・ムーンの実写ドラマをプロデュースしていると明言しました。

アニメで描かれたマイルズ・モラレスの物語は「イントゥ・ザ・スパイダーバース」、「アクロス・ザ・スパイダーバース」、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の3部作で完結するという事で、現状では4作目の構想はまったくない様子。

マイルズ・モラレスは「スパイダーバース」とは別に実写化の計画が進んでいる事がエイミー・パスカル氏によって認められたため、アニメと実写が並行していくのではなく、「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」のあとは実写一本に絞られていく事になるようです。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

「アベンジャーズ5」脚本家が「アクロス・ザ・スパイダーバース」への関与を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」5作目の「ザ・カーン・ダイナスティ」や「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の脚本を担当するジェフ・ラヴネスさんが、ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」に間接的に関与した事を認めました。

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ラヴネスさんはTwitterで「いくつかのジョークをスパイダーマンのために書いた」と明かし、「アクロス・ザ・スパイダーバース」のスタッフロールに自分の名前が入っている画像を掲載しました。また、多くのジョークが含まれている事に驚いたとし、映画の制作陣に対して称賛を述べています。

ラヴネスさんは現在、マーベル・スタジオにて脚本家活動をしていますが、以前にはスパイダーマンのコミックライターを務めていました。そのため、スパイダーマンに精通していると言っても過言ではなく、「アクロス・ザ・スパイダーバース」に関わることはある種適任とも言えるようです。

今回は映画への関与が明かされる事になりましたが、具体的な内容については不明です。彼の言う「ジョーク」がどのシーンに当たるのか、知りたいとコメントするファンも見受けられます。

先日は「アクロス・ザ・スパイダーバース」のプロデューサーがマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長の関与はないと明かしていましたが、ジェフ・ラヴネスさんがスペシャルサンクスとしてクレジットされている事からも、マーベル・スタジオとしての業務ではないのかもしれません。

今のところ経緯や内容の詳細は不明ですが、次回作「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」でもクレジットされるのかは注目となりそうです。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。