映画「スパイダーマン:NWH」、ソニー・ピクチャーズ・カナダが6つのTVスポットを公開 ─ トレーラーとは異なるシーンも

ソニー・ピクチャーズ・カナダがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の新たなTVスポットを合計6つを一斉に公開しました。動画ひとつにつき15秒から30秒の短いものですが、それぞれに北米版のトレーラーにはなかった、初公開となるシーンが含まれています。

Spider-Bite

ゼンデイヤさん演じるMJとの初公開シーンがいくつか含まれています。それよりも気になるのはドクター・ストレンジのシーンで、トレーラー2のものとは背景が異なっています。どちらかがフェイク、あるいは映画自体のポストプロダクションが現在も進行中で未完成の可能性があるようです。

©2021 Sony

Strange

ドクター・ストレンジがマルチバースから来たヴィランに関する説明をするセリフと共に、ヴィランたちの映像が流されています。エレクトロの右肩部分にはアークリアクターのようなものが装着されており、ドクター・オクトパスのメタルアーム同様にスタークの技術が絡んでくる可能性を示唆しているようです。

また、列車のシーンはトレーラーでは峡谷のような場所でしたが、このスポットでは逆さ都市が背景になっています。

Help

「Help」ではドクター・ストレンジがマルチバースから来たヴィラン達は元のユニバースのスパイダーマンと戦って死ぬ運命にある事を説明しています。トレーラー2のチェックポイントをまとめた記事でも整理しましたが、過去作で見て来た彼らのうちサンドマンとリザードは死亡していません。ピーターが彼らと世界を救う方法の鍵になるのはこの動画でもフォーカスされている謎の箱になるのかもしれません。

Break the universe

不穏なタイトルの動画ですが、ここではサンドマンやエレクトロの新たなシーンを見ることが出来ます。

Visitors Kids

ハッピーやリザード、ジョン・ジョナ・ジェイムソンなどの新たなシーンが含まれています。ジェイムソンは「ファー・フロム・ホーム」の彼と同一人物なのか、サム・ライミ版の彼なのか、別のユニバースの彼なのかは不明です。

New Suit Cutdown

15秒と短い動画ですが、スパイダーマンとドクター・オクトパスの初対面シーンをさらに見せてくれています。ドクター・オクトパスはやはり好戦的で、なおかつスパイダーマン=ピーター・パーカーである事を知っている事から、「スパイダーマン2」とは異なるドクター・オクトパスである可能性が高いようです。


本作の公式あらすじは以下の通りです。

世界中にスパイダーマンであることを明かされたピーター・パーカー。ドクター・ストレンジはピーターから頼まれ、人々のピーターがスパイダーマンだという記憶を消す呪文を唱えるが、時空が歪みを引き起こしてしまう…… それによりマルチバースが出現。それぞれのユニバースから、スパイダーマンの敵を呼び寄せてしまう。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

トム・ホランドさん、「スパイダーマン:NWH」の結末に納得がいかず監督に相談した事を明かす

ソニー・ピクチャーズが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で主人公スパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドさんが、本作の結末に納得がいかず、監督に相談し、脚本を変更してもらった事を明かしました。

トム・ホランドさんは海外メディア GQ とのインタビューの中で、本作の制作がストーリーと同じくらいカオスだったと語り、フィナーレの自分のセリフに納得がいかず、疑念を抱いた事を語りました。

とにかく、最終的に大きなフィナーレを撮影する日が来ました。クレッシェンドのシーンでは、これは本当に馬鹿げた出来事なのだろうか?うまくいくとは思えない、って感じました。僕は何度も立ち止まって、「ごめんなさい、僕は自分のセリフが信じられないんです。」と言いました。

新しいアイデアに前向きなジョン・ワッツ監督は、トム・ホランドさんを脇に置いて脚本の問題点を話しあったと言います。そこで彼らは座って、素晴らしい働きをする新しいアイデアを思いついたのです。ホランドさんは「彼らが書き直してくれて、素晴らしい作品になりました」と納得の行くフィナーレになった事を付け加えました。

しかしその結末はもちろん、物語の内容についてもまだまだ全貌はわかりません。公開されているふたつのトレーラーからは、過去作を代表するヴィランが登場している事がはっきりと確認され、当初より噂されていた「シニスター・シックス」結成に一歩近づいたようにも見えます。その他、ヴィランたちと同様に過去作のスパイダーマンの登場や、デアデビルの登場など、多くの噂が本作の話題となっています。

映画の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Tom Holland Is In the Center of the Web

日本のディズニープラスで「Marvel Studios Assembled: The Making of Blackwidow 」が配信中

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の舞台裏を描いたドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル ブラックウィドウの裏側」が日本国内のディズニープラスでも17日より配信が始まっています。

米国では10月20日から配信されていましたが、日本でもようやく視聴が可能になりました。なお、米国で10月27日に配信スタートした「Marvel Studios’ Assembled The Making of What if…?」の配信日は不明となっています。

映画「ブラックウィドウ」、及び、ドキュメンタリー「マーベル・スタジオ・アッセンブル ブラックウィドウの裏側」はともにディズニープラスで配信中です。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」2ndトレーラーのチェックポイント

先日公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の第2弾予告動画の中から、気になるチェックポイントをピックアップしてご紹介。ファーストトレーラーより理解が進んだポイントから、新たな謎までを抑えて、次のトレーラーや映画公開に備えましょう。

ミスを認めるストレンジ

トレーラーの中で素直に呪文の失敗を認めるドクター・ストレンジ。前回のトレーラーでは偽物のストレンジがマルチバースを融合させて何かを企んでいる説もありましたが、今回のトレーラーを見る限り、本当にミスをしてしまっただけ説が有力になりそうです。

気になるのは本来の目的であった「記憶の消去」は達成されたのかという所。トレーラー内で明言されていないのですが、ピーターがMJやネッドと共にストレンジと会話しているところを見ると、記憶の消去が失敗に終わった上でマルチバースの侵食を招いてしまったというめちゃくちゃな状態にあるのかもしれません。

ドクター・オクトパス

最初のトレーラーにも登場していたドクター・オクトパス。

©2021 Sony

捕らえたピーターが自分の知っているピーターと違うことに動揺する様子がトレーラーから伺えます。その後は建物の中のような場所でピーター。MJ、ネッドと会話している博士。しかし、スパイダーマンに襲いかかっていた理由はトレーラーでは明かされません。

トレーラーの後半ではエレクトロの電撃を食らっているドクター・オクトパスの姿もあり、スパイダーマンの味方となるのでしょうか?

改装中の自由の女神

自由の女神は改装工事中のようで、どうやらキャプテン・アメリカの盾を取り付ける模様です。

©2021 Sony

今年の春には自由の女神が盾を持ったイラストのポスターが本作のロケ地にて目撃されていました。おそらくはジョン・ウォーカーではなくスティーブ・ロジャースを称えての事だと思われます。

メイおばさん

険しい表情で走るメイおばさん。

©2021 Sony

何かから逃げているようにも見えますが、一瞬すぎて詳細は不明です。本作でピーターが正体を知られた事を人々の記憶から消したいと願うのは、コミック「スパイダーマン・ワンモアデイ」でも描かれている事であり、そのコミックではスパイダーマンの正体がバレたせいで家族であるメイおばさんまでもがヴィランに狙われ重体となってしまいます。

メイおばさんがコミックの運命を辿るのか、新たな道を進むことになるのかは注目です。

グリーンゴブリン

グリーンゴブリンはトレーラー初公開。トム・ホランドさんがセットで初めてウィレム・デフォーさんとあった時のことを話しているため、「スパイダーマン」(2002年)からの登場と考えられるようです。

©2021 Sony

しかしトレーラー後半に満月を背に攻撃を仕掛けてくるゴブリンはどうにも違う顔(マスク?)になっており、中身が同一人物なのか気になる所です。フードを被っているように見える事からコミックのホブゴブリンの可能性もあるかもしれません。

途中でゴブリンの声で「ピーター、悩み苦しめ。すべてを手にしたお前が何を選ぶのか、世界が見ているぞ」というナレーションが入りますが、これも気になるポイント。今作でスパイダーマンはインフィニティ・ストーンのような強力なアイテムを手に入れるのでしょうか。トレーラーの謎のキューブには強力な力が秘められている可能性はありそうです。それとも、全てというのはMCUとSSUに属する事を指していて、この後どっちの世界を選ぶんだ?というメタ的なセリフなのでしょうか。

エレクトロ

エレクトロも正式にトレーラーに登場です。

©2021 Sony

ジェイミー・フォックスさんが事前に漏らしてしまっていた通り、2014年の「アメイジング・スパイダーマン2」とは異なり、コミック版の特徴的なマスクのデザインとなっています。

サンドマン、リザード

サンドマンとリザードも正式にトレーラーに登場です。

©2021 Sony

左からエレクトロ、サンドマン、リザードと並んでいます。

ここは自由の女神の工事現場の足場のように見えますが、この足場、以前に別のシーンのリークで出ていたものと同じ用に見えます。リークは真実なのでしょうか?

似て非なるヴィランたち

グリーンゴブリン、ドクター・オクトパス、エレクトロに関してはオリジナル版と同じキャストであることが判明しており、リザード、サンドマンに関しては現時点で不明です。しかし、キャストが同じだからといって、オリジナルの役の続きかと言われればそうではないかもしれません。

彼らのオリジナルの結末を簡単に説明すると、グリーンゴブリンは死亡、ドクター・オクトパスは洗脳から解除され改心して死亡、サンドマンは懺悔してどこかへ、リザードは血清で人間に戻り改心、エレクトロは過充電で爆死となっています。

今回のヴィランがオリジナル版と同役だと仮定すると、この中でサンドマンだけは「スパイダーマン3」のその後の世界から「ノー・ウェイ・ホーム」の舞台に来てもおかしくありませんが、他の4人はオリジナルの映画が終わる前の時系列で飛んでくる必要が生じてしまいます。

しかしトレーラーのドクター・オクトパスはスパイダーマンの顔を見て、自分の知るピーターと違う事に困惑しています。「スパイダーマン2」のドクター・オクトパスがスパイダーマン=ピーターである事を知ったのはアームの洗脳が解けてオットー・オクタヴィアス博士としての心を取り戻し、身を犠牲にする直前の事です。心を取り戻し、スパイダーマンの正体を知って数分で「ノー・ウェイ・ホーム」の舞台に飛び、見かけたスパイダーマンに襲いかかる、というのはどうにも不思議な話です。

エレクトロのデザイン違いに関しては、「ノー・ウェイ・ホーム」の舞台に来てから何かがあって変化する可能性も考えられますが、今回のヴィランがオリジナル版と同じ役との仮定は成立しない可能性のほうが高いのかもしれません。

現時点では彼らはオリジナル版と似た世界から来た「変異体」と考えるのがもっとも自然なように思えますが、彼らがオリジナル版と同役であるあっと驚くような仕掛けが本編に仕込まれているのでしょうか?

落ちていくMJ

ゼンデイヤさん演じるMJが落下するシーンは、「アメイジング・スパイダーマン2」でのピーターの彼女、グウェン・ステイシーの死を連想させます。トム・ホランドさんがインタビューで「今作は暗く悲しい作品になる」と話していたのはこのシーンの事を指しているのでしょうか。

侵食

トレーラーの最後で「他のユニバースが侵食を始めている」と語るドクター・ストレンジ。その少し前には「彼らはスパイダーマンと戦って命を落とす。そういう運命だ。」とも話している事から、ヴィランたちの元の世界に別のスパイダーマンがいる事を認めているようです。

ドクター・ストレンジが記憶消去に失敗した時は魔法陣が集束していった事に対して、自由の女神のシーンでは魔法陣が拡散していっているのも気になるポイントとなっています。

そして、侵食は記憶消去呪文の失敗によるものなのか、ドラマ「ロキ」でシルヴィが引き起こしたものなのか。さらに侵食が進むと世界はどうなってしまうのか。新たに大きな謎を残してトレーラーは終了します。

本作の公式あらすじは以下の通りです。

世界中にスパイダーマンであることを明かされたピーター・パーカー。ドクター・ストレンジはピーターから頼まれ、人々のピーターがスパイダーマンだという記憶を消す呪文を唱えるが、時空が歪みを引き起こしてしまう…… それによりマルチバースが出現。それぞれのユニバースから、スパイダーマンの敵を呼び寄せてしまう。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

映画「ブレイド」にデルロイ・リンドーさんのキャスティングが最終交渉中、撮影は2022夏以降

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブレイド」にデルロイ・リンドーさんがキャスティングの最終交渉の段階に入ったと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。2019年にリブートと共に主演のマハーシャラ・アリさんの名前が発表されて以降、本作の二人目の俳優が決まろうとしているようです。

記事によるとデルロイ・リンドーさんの役柄については不明との事で、まだまだ詳細は謎に包まれています。また、撮影は2022年の夏以降に始まるとも伝えています。

デルロイさんは「マルコムX」、「60セカンズ」、「ザ・ファイブ・ブラッズ」などに出演しており、ヘイムダル役のイドリス・エルバさんや征服者カーン役のジョナサン・メジャーズさんとの共演経験があります。

また、以前に制作が計画されていた「エージェント・オブ・シールド」のスピンオフ作品で、エンドリアンヌ・パリッキさんとニック・ブラッドさんを主演としたバーバラ・”ボビー”・モースとランス・ハンターの物語を描く「マーベルズ・モスト・ウォンテッド」においてヴィランのドミニク・フォーチュン役に起用されていましたが、最終的にこの作品はキャンセルされました。

2016年に計画されていたスピンオフではヴィラン役でしたが、リブート版「ブレイド」ではどのような役になるのか、今後の情報に注目です。

映画「ブレイド」の公開日は未定ですが、先月にはマーベル・インド公式による情報発信もありました。

ソース:‘Blade’: Delroy Lindo Joins Mahershala Ali in Marvel Studios’ Vampire Adventure (Exclusive)

マーベル・スタジオから映画「ブラックパンサー2」のキャスト&クルーに送られたメッセージの内容が報じられ、2022年1月の撮影再開が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の撮影中にシュリ役のレティーシャ・ライトさんが負傷したことで撮影が中断している事がこの夏に報じられていましたが、海外メディア Deadline によると、2022年1月から撮影の再開が予定されている事が明らかになりました。

記事によるとマーベル・スタジオが撮影が中断している事について「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」のキャストとクルーに対してメッセージを発信したとし、その内容を公開しています。そのメッセージとは以下のようなものになっています。

私たちは、キャストとスタッフ全員の努力に感謝し、タイミングについての最新情報をお伝えしたいと思っています。まず第一に、このプロジェクトは非常に優れたものであり、観客の皆さんがぜひ見たいと思っていることを知っています。来年、この映画を完成させ、世界に向けて発信することに、これ以上の喜びはありません。この場所にたどり着くまでにしてくださったすべてのことに感謝しています。残念ながら、ここまで来るにはいくつかの挫折がありました。パンデミックの中でこの規模の作品を運営するのは簡単なことではありませんが、あなた方はずっと勤勉でプロフェッショナルであり続けてくれました。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長、ルイス共同社長、プロデューサーのネイト・ムーアさんからの共同メッセージでは、ライトさんが撮影現場で「恐ろしい事故」に遭ったことを認めた上で、彼女の怪我は「肩の重大な骨折と、深刻な副作用を伴う脳震盪」であるとしています。

さらに、皆さんご存知のように、レティーシャは8月に撮影現場でスタント中に恐ろしい事故に遭いました。これは、私たちの仕事において、常に安全であることの重要性を再認識させるものであり、皆さんが理解し、コミットしていることは承知しています。当初、軽傷だと思っていたレティーシャは、肩の致命的な骨折と、深刻な副作用を伴う脳震盪を起こし、はるかに深刻な事態となりました。レティーシャは、医師や家族のサポートを受けながら、自宅で療養していますが、苦しい状況が続いています。彼女が回復するのに必要な時間を確保するため、制作スケジュールを調整しましたが、シュリなしでできることは限られています 私たちは、レティーシャがこの役をどれほど愛しているか、離れていることがどれほどつらいことか、そして安全にできる限り早く回復するためにどれほど努力しているかを知っています。私たちは彼女の復帰を心待ちにしていますし、私たち全員がより強くなって戻ってくることを信じています。

そして最後に、「2022年1月に撮影を再開する予定です」と述べて締めくくられています。

具体的な復帰時期については、今後の情報に注意してください。現在のところ、2022年1月にレティーシャとの撮影を再開する予定です。私たちは、親愛なるチャドウィック兄妹の思い出を大切にしながら、この映画を素晴らしいものに仕上げることに集中しています。私たちは、「ブラックパンサー」を共有できることに興奮しています。私たちがチームとして一緒に乗り越えてきた課題が、この映画をさらに衝撃的なものにしてくれると確信しています。どうかお体に気をつけて、ホリデーをお楽しみください。 ー ケヴィン、ルイ、ネイト

2020年8月にロケ中にレティーシャ・ライトさんが負傷した事が報じられ、当初は「軽微な怪我」として発表されていました。しかし11月に入ってレティーシャ・ライトさんのエージェントから発表された声明では「現在も療養中であり、2022年初頭に撮影に復帰する予定」である事が発表されていました。

今回のマーベル・スタジオのメッセージで、2022年1月の撮影再開が判明し、スタジオがレティーシャ・ライトさんとの制作の継続を望んでいる事が判明しました。

しかし怪我の問題とは別に、レティーシャ・ライトさんの新型コロナウイルスのワクチンに対する反対姿勢が報道されており、海外の大手メディア THR ではライトさんがワクチン反対を取り下げ、ワクチン接種を行わない限り、そもそも再入国出来ずに撮影再開も出来ない事を指摘しています。これは米政府の取り決めであり、パンデミックの状況が劇的に改善されるか、ワクチンを接種するまで解決はしないようです。

また、ディズニーは10月中旬にすべての新作映画にステッカーシステムを導入する予定で、これにより撮影現場では予防接種を受けたことを視覚的に証明することができ、ライトさんのように明らかに予防接種を受けることに同意していない人をより簡単に排除することができるようになるとも報じられていました。

本作のライアン・クーグラー監督によると、現在「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はレティーシャ・ライトさんの出演シーン以外のすべての撮影が終わったとして、制作が一時中断されています。ライトさんの怪我の状況は少しずつ回復し、スケジュールの目処もたっているようですが、撮影再開にはまだ少しの課題が残されているようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 米国公開予定です。

ソース:‘Black Panther: Wakanda Forever’ Begins Production Hiatus As Letitia Wright Continues To Recover From Her On Set Injuries

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、ヒュンダイのコラボCMがミステリオの存在をからかう

ソニー・ピクチャーズが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と自動車メーカーのヒュンダイUSAとのコラボCMが公開され、その中で前作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」に登場したメインヴィラン、ミステリオに扮したカカシが登場し話題を呼んでいます。

「ファー・フロム・ホーム」のラストでミステリオは偽造映像を使ってスパイダーマンを告発。殺害容疑をかけられたスパイダーマンは「ノー・ウェイ・ホーム」に至るまで逃亡生活を強いられることになり、今回のCMはその一部を模したものになっているようです。

ミステリオは死んでおらずどこかに潜んでいる説は「ファー・フロム・ホーム」公開当時からよく話されており、「ノー・ウェイ・ホーム」でのヴィランの一人として再登場する可能性も指摘されていますが、今の所公式からは何の情報もありません。

今回のCMがミステリオ復活を示唆しているのかは難しいところですが、CMの完全版は現地時間11月22日に公開されるとの事です。

映画の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ代表がスカーレット・ヨハンソンさんの新プロジェクトを発表

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」で主演を務めたスカーレット・ヨハンソンさんが、先日ビバリー・ヒルトン・ホテルで開催されたアメリカン・シネマテーク賞の第35回目の受賞者となりました。

そのイベントでマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、女優としてもプロデューサーとしても、彼女の「才能」「ビジョン」「知性」「知識」を称賛し、また、彼女が演じるブラックウィドウのキャラクター、ナターシャ・ロマノフとは関係のない、「マーベル・スタジオの極秘プロジェクト」を予告しました。また、「ブラックウィドウ」でマーベルの俳優として初めて製作総指揮を務めたヨハンソンさんが、今度のプロジェクトにもプロデューサーとして参加することを明かしました。

海外メディア Deadline によると、ファイギ社長は以下のように述べています。

スカーレットは10年以上にわたり、その才能とスター性をマーベル・シネマティック・ユニバースに提供してきました。彼女が長年にわたって重要な役割を果たすことを選んでくれたことに、私は非常に感謝しています。彼女との仕事は、私のキャリアの中で最も記憶に残る、やりがいのあるコラボレーションのひとつです。

イベントでは映画「アイアンマン2」や映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」で共演したジョン・ファヴロー監督や、MCUの仲間サム・ロックウェルさん、クリス・エヴァンスさん、サミュエル・L・ジャクソンさん、ロバート・ダウニー・Jr.さん、ジェレミー・レナーさんなどが、ヨハンソンさんを称えました。

スカーレット・ヨハンソンさんはマーベル・スタジオの親会社であるディズニーと、映画「ブラックウィドウ」の公開方法を巡って訴訟に発展していましたが、最終的に和解に至った事が報じられていました。その話題以降、初のプロジェクトの発表となりました。

この法廷闘争以前から、スカーレット・ヨハンソンさんの新プロジェクトについてはいくつか報じられており、ヨハンソンさん自身が「いつか別の形での(マーベル・スタジオとの)コラボがあるかもしれない。」と明かしていました。

今回発表されたプロジェクトもナターシャ・ロマノフ役ではないということで、ヨハンソンさんはプロデューサーとしてフローレンス・ピューさん演じるエレーナ・ベロワを主人公とした「ブラックウィドウ2」の映画制作に携わる可能性が考えられるようです。

いずれにしても形だけの和解ではなく、新たなプロジェクトが発表されたことは両者の関係性が良好状態である事を示しています。これはシンプルに祝福すべき事であり、今後の展開には要注目です。

ソース:Scarlett Johansson Receives American Cinematheque Tribute; Kevin Feige Teases “Top Secret” Marvel Project With Actress, Unrelated To ‘Black Widow’

映画「フィフティ・シェイズ」シリーズのジェイミー・ドーナンさんがマーベル・スタジオとミーティングした事を明かす

イギリスの官能小説を基にした映画「フィフティ・シェイズ」シリーズでクリスチャン・グレイを演じたジェイミー・ドーナンさんが、海外メディア ニューヨーク・タイムズ紙 の取材に応じ、マーベル・スタジオとの出会いについて詳細を明らかにしました。ドーナンさんは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への参加について話し合うためにマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長と会ったことを語り、「より野心的になった」ことを認めつつ、その動機を説明しました。

ドーナンさんはインタビューの中で以下のように述べています。

僕は今までにないほど野心的です。それは、原始人のような需要と供給に基づいています。子供たちのために、僕は成功しなければならない。また、父が亡くなったことで、自分の中に余計な火がつき、成功したいという気持ちが強くなっています。

マーベルには詳しくないがゴーストライダーには夢中になったというドーナンさんですが、現在の所その役柄は不明となっています。ドーナンさんが子どもたちのためと言及している所を見ると、ヒーロー役の可能性のほうが高いようにも思えます。ただし、ドラマ「The Fall」(邦題:THE FALL 警視ステラ・ギブソン)では印象的な連続殺人犯ポール・スペクター役も演じているため、ヴィランとしてデビューしても不思議ではありません。

ドーナンさんは2020年10月に行われたLooperとのインタビューにて、映画「シンクロニック」で共演したアンソニー・マッキーさんにMCUへの参加を誘われていました。

キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じるマッキーさんが「君はガンビットになれるよ。ニューオリンズ出身だからね。」というと、ドーナンさんは「君にそんな力があるのかい?ガンビットをやれっていう正式なオファーなの?聞き間違えたかな」とジョークをかわしていました。

ドーナンさんが実際にガンビットを演じるのか、ゴーストライダーを演じるのか、それとも別のキャラクターを演じるのか、今後の情報には要注目です。

ソース:Fifty Shades Star Met With Marvel Studios

マイケル・キートンさん、バルチャー役の撮影中である事を明かす

ソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」(2017年)でメインヴィランのバルチャー/エイドリアン・トゥームスを演じたマイケル・キートンさんが、海外番組 ジミー・キンメル・ライブ に出演し、バルチャーの撮影中である事を明かしました。

番組の中でキートンさんは「明日も撮影なんだよね」と言った事で、司会者が「何の撮影なの?」と質問すると「バルチャーの事だよ」と短く回答しました。

来月公開予定の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」へのカメオを撮影しているのか、1年前に予告が公開された「モービウス」の再撮影でもしているのか、あるいは未公開のプロジェクトなのか、それらについて詳しく触れられる事はありませんでした。

可能性の高さから言えば出演が公表されている「モービウス」の再撮影ですが、先日公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の予告内容を考えれば、カメオ出演してもおかしくない内容となっていました。

バルチャーは今後どのように関わってくるのでしょうか。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定、映画「モービウス」は 2022年1月28日 米国公開予定、日本での公開は2022年内です。