映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本が公開され、いくつかのイースターエッグが発見される

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本が、海外メディア Deadline の特集記事で公開されました。脚本はpdfファイルで公開されており誰でも見ることが可能ですが、全文英語であること、そして完全なネタバレであることにご注意ください。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

脚本はワーキングタイトル「セレニティ・ナウ」として描かれています。

海外メディア The Direct は実際の劇中で見落としていたイースターエッグとして下記のものをピックアップしています。

ひとつめは序盤のサンクタムのシーン。脚本の42ページでは「2階の見習い:そのうちの一人が、揺れているレリックに手を伸ばす(ラグナロクでソーが倒したのと同じもの)。遅すぎた。バラバラになる。」と記載されており、ソーが倒してしまったレリックが再び倒されてしまったようです。

from「マイティ・ソー/バトルロイヤル」©MARVEL,Disney

そしてもうひとつは脚本の177ページ、映画のラスト、ピーターのMJのカフェでの再会のシーン。「ピーターが店に入ると、スタン・リー似の年配客と話しているMJを見つける」とかかれており、故スタン・リー氏へのリスペクトを込めたイースターエッグになっていたようです。

本作はパンデミックの始まりとなった2020年、2021年の映画で最大の米国興行収入を記録し、世界興行収入でも歴代トップ10入りを果たしました。先週末の時点で、米国内興行成績の歴代4位で、「ブラックパンサー」の7億ドルの興行収入を抜き、「アバター」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」記録に迫る勢いとなっています。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

ソース:Spider-Man: No Way Home Reveals the Stan Lee Easter Egg We All Missed

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、キャラクター達の謎について考える

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では古くからのマーベル映画ファンにとっては懐かしいキャラクターが数多く登場する一種のお祭り映画にもなっています。この記事では過去の映画「スパイダーマン」シリーズ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズと、本作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の関係性について考察していきます。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

本作に登場するヴィランは「スパイダーマン」からグリーンゴブリン/ノーマン・オズボーン、「スパイダーマン2」からドクター・オクトパス/オットー・オクタヴィアス、「スパイダーマン3」からサンドマン/フリント・マルコ、「アメイジング・スパイダーマン」からリザード/カート・コナーズ、「アメイジング・スパイダーマン2」からエレクトロ/マックス・ディロンとなっています。また、戦う事がないためヴィランと呼ぶのはふさわしくありませんが、ヴェノム/エディ・ブロックが「ヴェノム」の世界から登場しています。

これらのキャラクターは全てオリジナル版と同じ俳優さんが演技されていますが、リザードとサンドマンに関しては声のみの出演で、映像は過去作のアーカイブ映像が使用されています。なお、日本語吹き替え声優さんについてもオリジナル版からの続投となっています。

ヴェノム/エディ・ブロック

エディたちは他のキャラクターと違い、最初から「ノー・ウェイ・ホーム」への接続が想定されて制作されているはずです。しかし、SSUからMCUへ来た時と、MCUからSSUへと戻る時で描写が少し異なっています。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のクレジットシーンではエディの周囲、つまり世界が一瞬光につつまれ、それが終わるとMCUの世界に到着していました。しかし、「ノー・ウェイ・ホーム」のクレジットシーンでは本編中の他のキャラクターと同様にエディ自体が光に包まれ、元の世界へと帰っていきました。

この描写の違いに意味があるのか、制作スタジオの違いによる統一の失敗なのかはわかりません。これらの移動はドクター・ストレンジの魔術によるものですが、そもそもが記憶に関する操作の魔術であり、転移自体は副産物のようなもので安定していない、と解釈するべきなのかもしれません。

グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーン

「スパイダーマン」の物語終盤での食事会でスパイダーマン=ピーター・パーカーである事に気づいたオズボーン。その後のスパイダーマンとの戦いで、自身のグライダーが突き刺さり死亡したオズボーンですが、MCUの世界に呼ばれる事になりました。「スパイダーマン」の最後の戦闘が始まる前に呼び出されてしまったようです。

息子がいる事など、「スパイダーマン」の設定を継承している他、グリーンゴブリンになっている間の事をノーマンが覚えていないのも同様なようです。

治療されたノーマン・オズボーンが元の世界に戻ることで分岐イベントが発生し、グリーンゴブリン/ハリー・オズボーンの助けなしにヴェノムと戦わなくてはいけない未来が待っているかもしれません。

ドクター・オクトパス/オットー・オクタヴィアス

トレーラーのポイント記事でも触れましたが、「スパイダーマン2」に登場したドクター・オクトパスがスパイダーマン=ピーター・パーカーを知ったのはアームの制御から解放されて正気に戻ってからです。そしてそれは、科学者として責任をとって人工太陽と共に川に沈む直前の出来事です。

しかし「ノー・ウェイ・ホーム」に登場したドクター・オクトパスはアームのAIに支配されている且つスパイダーマンの正体を知っているという「スパイダーマン2」のドクター・オクトパスにはなかった状態になっています。この事から、ドクター・オクトパスは「スパイダーマン2」からの来訪ではなく、「スパイダーマン2」にとてもよく似たマルチバースからの来訪と考えるのが適切なようです。

サンドマン/フリント・マルコ

「スパイダーマン3」のヴィランの一人であるサンドマン/フリント・マルコ。「ノー・ウェイ・ホーム」に登場したヴィランの中で比較的描写の少ないサンドマンですが、「スパイダーマン」でオズボーンが死んだ事、「スパイダーマン2」でオクタヴィアスが死んだことを自身の世界の歴史として認識していました。

また、娘との再会を望んでいることや、力を得た方法についても「スパイダーマン3」の設定を継承しています。そして、「スパイダーマン3」にて赦しを得た事が関係しているのか、他のキャラクター達と比べるとさほど反抗的ではありませんでした。最終的には何故か戦うことになるのですが。

サンドマンは「スパイダーマン3」のその後の世界から来たとしても連続性に特におかしな点はありませんが、彼の望みが病気の娘との再会である事を考えると、治療して元の世界に返そうとするスパイダーマンたちと急に戦うことを決めたのは疑問が残ります。ポストプロダクションでカットされたシーンの中に重要なものがあったのでしょうか?

リザード/カート・コナーズ

「アメイジング・スパイダーマン」でリザードは映画の中盤でスパイダーマン=ピーター・パーカーである事を知りました。そして最後の戦いで解毒され、人間に戻りました。それと共に人間の心も取り戻し、落下しそうになるスパイダーマンを救いました。

しかし、「ノー・ウェイ・ホーム」のリザードは名前通りトカゲの状態であり、解毒前の段階で呼び出されてしまったようです。状況的にリザードは「アメイジング・スパイダーマン」と同一のキャラクターと見ても問題なさそうで、彼が治療されて帰ったことでグウェンのパパの死も回避されるのか気になる所となっています。

エレクトロ/マックス・ディロン

「アメイジング・スパイダーマン2」に登場したエレクトロ/マックス・ディロンは本作と過去作のつながりを考える上での問題児です。

その問題点の一つ目は見た目が大きく異なっている事。この問題を好意的に解釈するのであれば、MCUに来たエレクトロはスクリーンに表示されるまでの間にいくつかの場所で電力をチャージして成長し、姿が変わったというもの。スティーブ・ロジャースが超人血清の力を得て姿が変わったのと同様、と言いたい所ですが、やや強引な解釈です。

そして次に、「アメイジング・スパイダーマン2」でエレクトロがスパイダーマンの正体を知るシーンはなかった事。この点も強引な解釈をするとすれば、「アメイジング・スパイダーマン2」では気絶したマックスの元をスパイダーマンが去る際に、グウェンがピーターと呼びかけています。この事を朦朧とした意識の中で耳にし、正体を認識した可能性は考えられます。そしてあくまで名前を聞いただけであり、顔を見たわけではないので、「ノー・ウェイ・ホーム」での「スパイダーマンは黒人だと思っていた」との言葉も辻褄が合わせられます。

しかし2点ともかなり無理矢理な解釈であり、「アメイジング・スパイダーマン2」と似た世界の変異体エレクトロと考えるほうが、MCU的には自然かもしれません。

親愛なる隣人スパイダーマン

トビー・マグワイアさん演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーは「スパイダーマン3」の後のメリー・ジェーンとの関係にふれるなど、過去の物語の続きを思わせる描写があります。

しかし、自身と戦って死んだはずのグリーンゴブリンやドクター・オクトパスと再び戦うことについて、特に混乱する様子もなく大人の対応をしています。MCUではあまり目立っていませんが、コミックのピーター・パーカーは天才であるため、すでに状況は分析済みで驚くようなことでもない、と言った所なのでしょうか。

アメイジング・スパイダーマン

アンドリュー・ガーフィールドさん演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーはグウェンを失った哀しみなど「アメイジング・スパイダーマン2」の出来事を思い出させる描写があります。

「アメイジング・スパイダーマン」でリザードの解毒薬を作ったことがある事には言及しましたが、こちらもトビー・パーカー同様にいなくなったはずのヴィランに対しては薄味なリアクションでした。

二人のスパイダーマンの薄い反応こそが、今作の5人のヴィランが過去作でエモーショナルな戦いをしたヴィランとは異なる変異体である事を証明しているのでしょうか?

ドクター・ストレンジの魔術の謎

ドクター・ストレンジの失敗がきっかけで大きなトラブルになった今作。

そもそもドクター・ストレンジのいう「スパイダーマンの正体を知る者が集まってきた」、「彼ら(ヴィランたち)は元の世界でスパイダーマンに倒され、命を落とす運命」という説明は正しいのでしょうか?

スパイダーマンの正体を知るメリー・ジェーンなどは登場しませんでしたし、リザードやサンドマンは過去の映画では命を落としません。

ドクター・ストレンジの説明が正しいとすると、リザードやサンドマンも命を落とす世界からの来訪者である事を裏付けているのかもしれません。

また、最終局面で使用された「世界中の人々からピーター・パーカーの記憶を消す」事に関しても色々と謎が残っています。

まず「世界中」とはどの範囲を指すのでしょうか。

例えばドラマ「ワンダヴィジョン」ではワンダの力によって、ウェストビューを囲っていたヘックス付近の住人である地元の保安官たちは、記憶を操作され、ウェストビューの存在について認識出来ていませんでした。一方で、遠方から来たジミー・ウーやモニカ・ランボーには影響がありませんでした。

ドクター・ストレンジの記憶操作は物語序盤で失敗したものも含めて、最低でも地球全体には効果があるように考えられます。しかし、MCUの世界はすでに宇宙にも多くのキャラクターが進出しています。

「ファー・フロム・ホーム」でトニーの遺品イーディスをピーターに託すよう仕向けたニック・フューリーもピーターを忘れてしまったのでしょうか?映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で映画話で盛り上がったピーター・クイルや、「アベンジャーズ/エンドゲーム」で自己紹介をしあったキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースもピーターの事を忘れてしまったのでしょうか?彼らはこの時系列時点で宇宙にいると推測されています。「また会おう」と誓って元の世界に帰っていったトビー版ピーターとアンドリュー版ピーターもこの事を忘れてしまうのでしょうか?

そして、一口に「記憶を消す」という事象がいったいどういう事態が招くのかも説明されていません。

映画のラストで新たなアパートでの新生活を始めたピーター・パーカーはGED(General Educational Development:一般教育修了検定)、つまり高卒認定試験の対策本を携えていました。これはつまりピーターが高校を卒業出来なかった事を現していると考えられますが、MJたちと距離を置くために自主的に退学したのでしょうか?それとも「記憶がきえる」とはピーターに関する記録も消えているのでしょうか?

もし高校の名簿からも消えているとなると、謎はかなり広がります。免許やパスポートなどの公的証明はどうなっているのでしょうか、そもそも出生記録の段階から消えているのでしょうか?アパートを借りる際に身分証明はしているはずですから、すべての記録が消えていると生活にかなり不都合が生じるようにも思えます。これではGEDを取得出来るのかも怪しくなります。

また、記録は公文書だけではありません。MJやネッドが持っているであろう、ピーターの写真データなどはどうでしょうか?メッセージアプリのログは?「アベンジャーズ/エンドゲーム」に登場したトニーとピーターのツーショット写真は?イーディスの認証データは?あらゆるマルチバースの生命を監視していたTVAの記録からも消えているのでしょうか?

多くの謎が残されている「記憶を消す」という解決方法に関して、「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家は「主に感情的な部分に焦点を当てようと決めました。そしてここで回答されなかった疑問がある場合は、別の映画で回答できることを願っています。」Variety とのインタビューにて語っています。


マルチバースの侵食というこれまでとは異なる危機を描いた本作ですが、ピーターの大いなる責任による決断の末、終止符がうたれました。

治療されたヴィランたちが元の世界に戻ってもスパイダーマンに倒されることなく救われるかもしれませんが、分岐イベント及び変異体はTVAの剪定対象となっています。TVAの時空間は地球ないしは銀河系と異なる可能性は高いですが、シルヴィが在り続けるものを倒しTVAが崩壊した後と考えていいのでしょうか?しかしながら「ロキ」シーズン1のラストではTVAもまた別のマルチバースに存在している事が明らかになったため、治療されたヴィランたちがマルチバースのTVAによって剪定されてしまう可能性は少なからず残されているようです。

本作では多くの謎が未解決のまま残されており、新たなスパイダーマン3部作やマルチバースと関係が深い「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」や「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」、「ロキ」シーズン2などで補足されていくかもしれません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」サム・ライミ監督が再撮影について「終わったと思う」とコメント

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督が、海外メディア Variety とのインタビューの中で、本作の再撮影が終わったとしつつも、必要であればまた行う事を明かしました。

ライミ監督はドクター・ストレンジ最新作が完成しているのかを質問された所、「その質問の答えを知っていればいいのですが。完成していると思うけど、全部切り出したところなんです。まだ、映像のテストを始めたばかりで、何か拾うべきものがあるかどうか調べるところです。この短い時間の中で、何か不明な点や改善点があれば、それをやっていくつもりです。マーベル・チームは、決して止まりません。彼らは、この作品が限りなく素晴らしいものに近づくまで、この作品を押し続けます。」とピースが揃っているとした上で、足りなければまた追加の撮影をすることを明かしました。

ドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさんは、以前に出演したTVショーで「この作品は特別なものになる」とコメントしており、今回行われた大規模な再撮影についても「ワクワクしている」と追加される内容についての感想を述べていました。

また、The Hollywood Reporter によると、今回の追加の撮影は新たなカメオに関するものだと以前に報じていました。

ライミ監督は公開ぎりぎりまで追加変更をする心構えのようで、これまでのリークや噂にあった内容が変更される可能性は大いにあるようです。先日は本作にマルチバーサル・アベンジャーズの登場の噂がありましたが、実際にどうなるのか、公開日までのお楽しみとなりそうです。

本作の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』2022年5月映画館にて公開!

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:Sam Raimi Explains His ‘Spider-Man: No Way Home’ Feelings, Reveals Whether ‘Doctor Strange 2’ Is Finished Filming

映画「ブレイド」は映画「エターナルズ」から続く?VFX担当者がインタビューで示唆

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のエンドクレジットで登場した呪いの剣エボニーブレードが、今後数年以内に公開されると予想されている映画「ブレイド」に登場するかもしれません。「エターナルズ」のVFXを担当したステファン・セレッティさんが海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中でこの事について示唆しました。

「エターナルズ」のエンドクレジットシーンにおけるエボニーブレードのエフェクトを手掛けたセレッティさんは、「面白いことに、私の2番目のスーパーバイザーであるモルテン・ラーションが、実はもうすぐブレイドのスーパーバイザーになるんです。だから私は彼に、「これはプレゼントだから、賢く使って、いいものを作ってね」と言ったんです。でも、実際にはもっといい結果を出すと思いますよ。」とのコメントし、映画「ブレイド」にエボニーブレードが再登場することをほのめかしました。

キット・ハリントンさん演じるデインの再登場や、デインがコミックどおりブラックナイトになるのかなどは不明ですが、少なくともエボニーブレードに関する物語はそう遠くないうちに続きが描かれる事になるようです。

映画「ブレイド」は現在プリプロダクションの最中で、2022年夏以降に撮影が始まると報じられています。

映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中、映画「ブレイド」の公開日は未定です。

ソース:Marvel Studios VFX Supervisor Teases Black Knight’s Appearance in Blade

やはりミステリオ再登場プランはあった?映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」よりミステリオvsドクター・ストレンジのアートが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より、未使用のコンセプトアートとして「ミステリオvs.ドクター・ストレンジ」のシーンが公開されました。本作の物語の引き金となった映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のメインヴィランのミステリオ再登場は以前から噂されていたものですが、プロットの一つとして存在していたことを示しているようです。

アートはフィルムデザイナーのアンドリュー・リーダーさんが自身の ArtStation で公開したもので、自由の女神を挟んで戦うドクター・ストレンジとミステリオの姿を描いています。

©Andrew Reeder,MARVEL,Sony

自由の女神も劇中で見たような工事の形跡がなく、キャプテン・アメリカの盾を持たせる工事を行うというプロットよりも以前に描かれたものだと推測出来ます。

このミステリオが「ファー・フロム・ホーム」でみたミステリオと同一人物なのか、ドクター・オクトパスたちのようにマルチバースからの来訪者なのかは不明ですが、コミックでも死の偽装を得意とするミステリオが再びMCUに登場する可能性はまだまだ残されているのかもしれません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

フィル・コールソン役クラーク・グレッグさん、愛車が大破する交通事故にあうも無事を報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」などや、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コールソンを演じた俳優のクラーク・グレッグさんが、交通事故にあった事、そして無事であることを自身のTwitterにて報告しました。

グレッグさんは大破した愛車の写真とともに「先週、対向車が巨大な岩石と衝突し、私の愛車である2013年型テスラのイーディスに激突しました。エアバッグと科学と宇宙の驚異的な力のおかげで、子犬のルーシーと私は比較的無傷で済みました。深く感謝します。」とコメントを添えて無事を報告しました。

クラーク・グレッグさんは以前からドラマ「シークレット・インベージョン」での再演の噂がありますが、今の所公式には明かされていません。しかし、アニメ「ホワット・イフ・・・?」でのコールソン再登場や、映画「ブラックウィドウ」のプレミアイベントにゲスト招待されていることなど、マーベル・スタジオがコールソンというキャラクターにまだ興味を持っている事は確かなようです。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

映画「エターナルズ」、監督がイカリスとスーパーマンとの違いを語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、本作に登場するリチャード・マッデンさん演じるイカリスとDCコミックのスーパーマンとの違いを説明しました。

「エターナルズ」のオーディオコメンタリ(※日本で配信中のエターナルズでは未実装です)にて監督は「イカリスとスーパーマンをできるだけ区別したかったのです。スーパーマンがヒートビジョンを持っているのに対して、(イカリスは)もっとエネルギーを爆発させるものと考えました。そこで、(イカリスの)アイビームの音を作るにあたり、サウンドデザイナーのアディソン(ティーグ)は、パワー、衝撃、圧力の音をより強調し、非常にユニークな音になるようにしました。」と効果音にこだわったことを強調しました。

また、エイジャックの胸の球体には水のハミングをイメージするように効果音を制作しているとし、元素的な要素を取り入れて開発したことを明かしました。

作中ではファストスの息子がイカリスとスーパーマンを同じように捉えているシーンがあり、マントの有無について言及されていました。

映画「エターナルズ」のディズニープラスで配信中、ディスクの発売は2022年3月4日です。

テッサ・トンプソンさんが「キャプテン・マーベル✕ヴァルキリー」のカップリングにコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」にヴァルキリー/ブリュンヒルデとして出演しているテッサ・トンプソンさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、「キャプテン・マーベル✕ヴァルキリー」のカップリングについてコメントしました。

トンプソンさんはコミックのブリュンヒルデにバイセクシュアルの設定がある事に触れながら、「とてもエキサイティングなことです。私たちは表現についてよく話し合いますが、LGBTQIAのコミュニティについては、明らかに、まだやるべきことがたくさんあります。でも、コミックのカノン(正典)を見ると、たくさんのクィアキャラクターが登場するんですよ。タイカと私はもっと先に進みたかったのですが、映画の文脈ではできることが限られているので、難しいです。」と、映画最新作でそういう描写はほとんどないことをほのめかしました。

さらに「残念ながら、マーベル映画では一般的にラブストーリーにあまり時間が割かれていません。新しい『ソー』ではそれが少し違ってくると思うので、わくわくしますね。そして、歴史的に私のような外見の人のために書かれたのではないキャラクターを演じることができ、そのすべてがエキサイティングに感じられました。」とタイトルの「ラブ&サンダー」にあるように、これまでのMCUよりもラブに関する描写があることを明かしました。

海外スクーパーによるとこのカップリングが今後のMCUで描かれると報告されていますが、現状では詳細不明です。

なお、キャプテン・マーベルを演じるブリー・ラーソンさんはこのファンカップリングを気に入っている事を明かしている他、自身のYoutubeチャンネルでも二人で「フォートナイト」をプレイする様子なども公開しています。

テッサ・トンプソンさんはキャプテン・マーベルが主人公の映画「ザ・マーベルズ」に登場するとの噂もありますが、このカップルは今後進展していく事になるのでしょうか?キャロル・ダンヴァースもコミックではバイセクシュアルとして描かれていますが、MCUではコミックのボーイフレンドでもあるウォーマシン/ローディとの奇妙なアイコンタクトが映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で表現されていました。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

ソース:How ‘Passing’ Star Tessa Thompson Explored the Many Layers of Identity

米ソニー・ピクチャーズから映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の新ポスターが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の新たなポスターが米ソニー・ピクチャーズより公開されました。新ポスターではミラー・ディメンションを象徴するようなアートスタイルで、ドクター・ストレンジ、グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、エレクトロ、MJ、ネッドなどの主要なキャラクターが描かれています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 より日本公開中です。

マーベルの日本公式MCUページの情報で海外が大混乱に

先週、マーベルの日本公式ページの2022年作品リストが海外ファンに発見され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のディズニープラス作品のスケジュールが日本から公式リークされたと海外で話題になりました。しかし日本の公式ページは情報をアップデートしたことで、海外ファンは混乱に陥っています。

先週、マーベルの日本公式ページが公開した情報では5月公開の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」と7月公開の「ソー:ラブ&サンダー」の間に、ディズニープラスで配信予定のドラマ「シーハルク」、アニメ「アイ・アム・グルート」、アニメ「ホワット・イフ・・・?シーズン2」の3作品が入っていた事で、海外はこの夏はMCU祭りだと盛り上がっていました。また、ドラマ「シークレット・インベージョン」も2022年配信予定としてピックアップされていました。

しかしそれから約1週間経過し、日本公式はこの騒動に気づいたのかページの内容を更新。ところが更新後のページからはいくつかの作品が配信日未定扱いではなくざっくりと削除されてしまったため、海外勢は「シークレット・インベージョン」などが2023年に延期されてしまったと落胆しています。

日本公式ページといってもマーベル・コミックやマーベル・スタジオに日本法人があるわけではなく、URLを見てわかるようにウォルト・ディズニー・ジャパンによる運営だと考えられます。マーベル・スタジオと日本のディズニーがどの程度情報を共有出来ているのかは疑問なところですが、上記3作品が2023年に延期されるといった米国での公式発表はありません。

今後の公式発表には要注意です。

現在のところ、ドラマ「シーハルク」、アニメ「アイ・アム・グルート」、アニメ「ホワット・イフ・・・?シーズン2」はいずれも2022年内にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Marvel Removes 2 Upcoming MCU Shows From 2022 Release Slate