映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」新予告でネイサン・フィリオンさんの出演とスタカーの新衣装を確認

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」の新たな予告動画「Greatest Hits」が公開されました。この予告ではシリーズを通してキャスティングされてきたネイサン・フィリオンと、2作目で登場したシルヴェスター・スタローンさんの姿を確認する事が出来ます。

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どちらも動画の40秒頃に一瞬表示されています。

ネイサン・フィリオンさんは1作目では囚人エイリアンの一人の声を担当、2作目ではワンダーマン/サイモン・ウィリアムズとして撮影されましたが、残念ながら全てカットされてしまいました。今作での役割は今のところ不明です。

なお、ディズニープラス向けに「ワンダーマン」が現在撮影中ですが、サイモン・ウィリアムズ役は新たな俳優さんがキャスティングされています。

©MARVEL,Disney

シルヴェスター・スタローンさんは前作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」においてラヴェジャーズの元リーダーでヨンドゥの盟友でもあるスタカー・オゴルドを演じていました。

スタローンさんは以前にインスタで新衣装のネタバレをしてしまいましたが、今回の動画で確認出来るものとは少し印象が異なっています。

スタカーはコミックではアイーシャの息子でスターホークという名で活動するヒーローでもあり、初代ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーでした。

MCU版ではアイーシャがアダムを生み出したことでスタカーとの関係性はなくなっているかもしれませんが、前作よりも出番が多いのではないかと見られるスタローンさんが、スターホークとして活躍するかどうか注目されています。

©MARVEL,Disney

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年5月5日 米国公開予定、日本公開は5月3日予定です。

映画「マーベルズ」、ヴィランの名前がメディアキットより明らかに ─ 米あらすじも公開

昨晩ファーストトレーラーが公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」のゾウイ・アシュトンさん演じるヴィランの名前が、米メディア向けに発表されメディアキットより明らかになりました。

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海外メディア The Direct によると、キットよりゾウイ・アシュトンさん、ダニエル・イングスさんのキャラクター名が明らかになったと伝えています。

記事によると、ゾウイ・アシュトンさん演じるキャラクターはダー・ベン(Dar-Benn)、ダニエル・イングスさん演じるキャラクターはタイ・ロン(Ty-Rone)で双方クリー人だとの事。

コミックのダー・ベンはクリーの将軍で男性でしたが、MCU版では女性に変更されたようです。コミックのダー・ベンのスペルはDar-Benとスペルが微妙に違うのは記載ミスなのか、性別変更に伴って名前も微妙に変更されたのかは不明です。ダー・ベンは仲間のアエル・ダンと共に当時のクリー皇帝をスクラルによる暗殺に見せかけて殺害し、政権を乗っ取りました。MCU版でもこのキャラクターが革命家である可能性が米あらすじ(後述)によって示唆されています。

タイ・ロンはコミックに登場しないキャラクターですが、メディアキットから引用したという画像ではダー・ベンの左手側(画像右側)に他の兵士とくらべて軽装で並んでおり、参謀のようなポジションになっています。

©MARVEL,Disney

トレーラーの映像でもわかるようにダー・ベンはロナン・ジ・アキューザーが使っていたコズミ・ロッド(Cosmi-Rod:Guidebook to the Marvel Cinematic Universe – Guardians of the Galaxy より)を所持しており、それなりの地位にいる事がわかります。

ロナンは「キャプテン・マーベル」にも若かりし頃のロナンとして登場し、キャプテン・マーベルの力に惹かれている様子が描かれていましたが、ロナンは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にてパワーストーンの力に焼き尽くされて(おそらく)死亡しています。

今のところダー・ベンとマーベルズたちが戦い合う理由については明かされていません。クリーに革命が起こる事で宇宙や地球が危機に陥る事を考慮して先手をうつ事になるのか、詳細は今後の情報や映画本編を待つしかありません。

そして、ファーストトレーラーのダー・ベンを見ると気になる点がひとつあります。

©MARVEL,Disney

ダー・ベンはミズ・マーベルと同じような腕輪を身に着けていますが、シーンによって装着する左右の腕が異なっています。前者のシーンと後者のシーンの間にはいくらかの時間経過が予測され、その間に左右を付け替えた可能性はありますが、武器や盾を左右持ち替えるのとは違って腕輪を装着しなおすのは手間がかかる事ですし、そこに何らかの理由が求められてしまいます。

不思議なのはメディアキットの画像とトレーラーの同じ建物前と思われるシーンでも左右が異なっており、メディアキットとトレーラー、どちらかが映像を左右反転させているように思えます。これに関してはディズニーが配布したメディアキットの画像とされているものが、メディアによって左右反転処理をされた可能性も考えられます。

なんにせよファーストトレーラーだけでこの違いに結論をだす事は出来ず、今後の情報に注目となりそうです。

そして今回のトレーラーと共に公開された米あらすじは以下の通り。

「ザ・マーベルズ」では、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースがクリーから自らのアイデンティティを取り戻し、スプリーム・インテリジェンスに復讐する。しかし、意図せぬ結果によってキャロルは不安定になった宇宙の責任を背負うことになる。任務でクリーの革命家と繋がったワームホールへと送られた時、彼女の力はジャージー・シティのスーパーファンであるカマラ・カーン、またの名をミズ・マーベル、そしてキャロルと疎遠になった「姪っ子」で、現在は S.A.B.E.R. の宇宙飛行士となったモニカ・ランボーと絡まり合うことに。チームになりそうにないこのトリオは一緒に「ザ・マーベルズ」として宇宙を救うために協力することを学ばなければならないのだ。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Disney Confirms Captain Marvel 2’s Gender-Swapped Supervillain

ポール・アデルスタインさんがMCU参加を表明

「プリズン・ブレイク」のポール・ケラーマン捜査官役や「プライベート・プラクティス」のクーパー・フリードマン役などで知られるポールアデルスタインさんが、自身のInstagramを通じてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の撮影に入ることを明らかにしました。

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アデルスタインさんは自撮りで空をバックに撮影した写真を投稿し、MCUのためにアトランタに入ったことを報告しています。

写してはいけない撮影セットが近くにあるのか、特に意味のない構図なのかは不明で、アデルスタインさんが参加する作品についての情報公開もありませんでした。

現在、アトランタでは映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」とドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の撮影が進められている他、予定通り進めば夏には映画「ブレイド」の撮影も開始される見込みとなっています。

はたしてどの作品にどのような役割で登場する事になるのか、今後の情報には注目です。

映画「ザ・マーベルズ」のファーストトレーラーが公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」のファーストトレーラーが公開されました。予告どおり米4月11日の朝に放送されたGMAの放送中に初お披露目され、オンラインでも同時公開となりました。

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記事執筆時点ではYoutube版や日本語字幕版はありませんでした。

※Youtube版も追加更新しました。

約2分の動画の中ではキャプテン・マーベル、ミズ・マーベル、モニカ・ランボーの三人の主人公はもちろんの事、フューリーやグースなどの姿も確認出来ます。また、三人が戦い合うシーンなど、気になる映像も含まれています。 ※ゾウイ・アシュトンさん演じるヴィランと三人が戦っているシーンでした。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 米国にて劇場公開予定です。

映画「ザ・マーベルズ」ティザー公開、最初の予告が日本時間の今晩公開へ

マーベル・スタジオがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」の最初のトレーラーを明日(米国時)公開すると、SNSを通じて予告しました。

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予告の予告に添えられた音声動画では「どこにいる、キャプテン・ランボー」と問いかけるニック・フューリーの声と「何・・・?」と答えの途中でモニカ・ランボーの音声が途切れる様子が確認出来ます。

マーベル・スタジオはまた、ファーストトレーラーが米ABC の Good Morning America の放送内で公開される事を発表、放送時間は東部時間の明日4月11日午前8時からから午前9時の間で、日本時間の本日午後9時頃になると見られています。放送と同時にオンライン公開されるかどうかは現時点で分かっていません。

「ザ・マーベルズ」は元々今年の7月公開作品として制作が進められていましたが、残念ながら11月に延期。もともと「キャプテン・マーベル2」として開発されていましたが、キャプテン・マーベルに加えてミズ・マーベル/カマラ・カーンとモニカ・ランボーを加えた「ザ・マーベルズ」として生まれ変わる事になりました。昨年12月には公式のあらすじも発表されています。

「ザ・マーベルズ」にはニック・フューリーが登場する事があらかじめ発表されていますが、フューリーは6月配信のドラマ「シークレット・インベージョン」を控えており、これと「ザ・マーベルズ」がどのように接続されるのかは、当然の事ながらはっきりと明かされていません。

順当に考えればフューリーは「シークレット・インベージョン」を生き残る事になりそうですが、生き残るのはフューリーに擬態したスクラルという最悪の展開もあり得るのでしょうか?ほどなく公開されるという「ザ・マーベルズ」のファーストトレーラーで何を見ることが出来るのか、注目です。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は 2023年6月21日 にディズニープラスで配信予定、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 米国にて劇場公開予定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、カレン・ギランさんはとあるシーンで時代の終わりを感じたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」でネビュラ役を再演しているカレン・ギランさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューの中で、本作のラストシーンについて言及しました。

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ギランさんは「映画の終盤に、どこか時代の終わりを感じさせるようなシーンがあるんです。そして、そのシーンでみんなが泣いていました。このシーンを見たとき、私たちの誰も実際に演技をしているわけではないことを知っておいてください。みんなとても感慨深くなっていて、お別れのような気分で、そして、それが本物のように感じられました。」と、演技ではなく、実際に感動の涙が出たと語りました。

カレン・ギランさんはMCUでのネビュラの出番が「Vol.3」で終わる可能性について以前に言及、現状では今後のアベンジャーズ映画等に登場するのかどうか分かっていません。ディズニープラスでのスピンオフドラマへの意欲を見せるなど、本人は引き続きネビュラを演じる意欲を見せていますが、本作でのネビュラの結末には注目となりそうです。

ジェームズ・ガン監督は本作で誰かが退場する事をあらかじめ予告、当初はロケットやドラックスが退場すると考えられていましたが、最近になってスターロード役のクリス・プラットさんや、マンティス役のポム・クレメンティエフさんも自身の退場をほのめかす発言をし、ファンを翻弄しています。

監督はまた、本作に征服者カーンが登場しないと発言し、この映画で今のチームの物語が完結すると予告しています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年5月5日 米国公開予定、日本公開は5月3日予定です。

ソース:Rocket’s Origin and Radiohead: Inside ‘Guardians of the Galaxy Vol. 3’

【噂話】映画「サンダーボルツ」、脚本の書き直しによって「ブラックウィドウ2」以上のものを目指すという

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ」が、撮影開始直前に脚本の全体的な書き直しが発生している事が判明して約2週間、その理由について海外インサイダーが言及しました。

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The Hot Mic podcast に出演したインサイダーのジェフ・スナイダー氏は「以前の脚本は廃棄したと聞きました。元の脚本の問題のひとつは『スーサイド・スクワッド』と同様の問題を含んでいました。『ブラックウィドウ』のキャラクターに焦点が当たりすぎていて、チームメンバーにとって平等なバランスではなかったんです。既知のキャラクターを非常に強調していました。」と報告しました。

「サンダーボルツ」の脚本はもともと「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんが執筆をし、出演するレッドガーディアン役のデヴィッド・ハーバーさんはかつてのインタビューで「超クールで素晴らしいアイデア」と評し、ヴィジュアル開発責任者のアンディ・パークさんも脚本を評価していました。

なかでもアンディ・パークさんは「サンダーボルツ」を「ブラックウィドウ2」と表現していたほどで、今回のレポートとあわせて、以前の脚本はエレーナ・ベロワ、レッドガーディアン、タスクマスター、そしてコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌのシーンに比重が偏っていたと想像出来ます。

チームものでキャラクターのバランスが悪い事はよくある事で、それがイコール面白くない作品というわけではありません。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」もバランスがいいとは言えない内容でしたが大ヒット、多くのファンを惹き込みましたし、廃棄されたという「サンダーボルツ」の以前の脚本も、デヴィッド・ハーバーさんやアンディ・パークさんは称賛していました。

スケジュールに余裕がある際の書き直しはともかくとして、今回は撮影開始が迫っている所も要因となり、海外メディア The Direct ではこの書き直しを「危険信号」とも表現しています。バランスを意識しすぎるあまり肝心の質が低下しないように期待です。

映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

ジェームズ・ガン監督が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」ポスターの下書きを公開、カーンが登場しない事を予告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のジェームズ・ガン監督が、今作のポスターの下書きのイラストを自身の Instagram にて公開しました。

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ガン監督は「数年前、#GotGVol3の初期原稿を仕上げたとき、台本のページにこの小さな落書きをし、ケヴィン・ファイギに写真とテキストを送りました。数年後、この才能ある人たちがそれをポスターに仕上げてくれました。」と下書きと完成したポスターをあわせて投稿しています。

また、この投稿内で「この映画はGOTGに焦点を当てたもので、カーンのことをもっと設定するものではないと言ってください。」という懇願にも似たファンからの質問に対し、監督は「Vol.3は、このガーディアンズの物語を終わらせるためのもので、何かを設定するための映画ではありません。他のマーベル映画がどうなっているのかもわかっていません。」と回答し、他作品とのクロスオーバーがない事を予告しました。

なお、過去の事例からポストクレジットシーンなどは別の監督が制作する事が往々にしてあるため、その点についてはガン監督でさえ知らない可能性はあります。

2時間29分とされるガーディアンシリーズ最長の映画本編は、征服者カーンに邪魔される事なく、チームの物語に集中出来る事を監督は予告しました。スターロードたちにはどのような結末が待っているのでしょうか。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は 2023年5月5日 米国公開予定、日本公開は5月3日予定です。

ドラマ「アイアンハート」登場が噂されているメフィストの残念な続報

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」に登場すると報じられているメフィストに関して、残念なレポートがSNS上に到着しました。以前にはメフィストのマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションが並行して撮影されているとも報じられていました。

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海外スクーパーの Murphy’s Multiverse は「ディズニーはメフィストに関する事はフェイクニュースだと話した」と報告。

スペシャル・プレゼンテーションの撮影はされていないと指摘しました。

メフィスト役にはサシャ・バロン・コーエンさんのキャスティングが報じられており、以前にドラマ「アイアンハート」にメフィスト役で出演するとの報道がありました。最近では2023年のハロウィンスペシャルとして計画されているとされ、その撮影が報じられていたわけですが、Murphy’s Multiverse ではこの撮影に関する話はフェイクだったと言います。

2022年のハロウィンスペシャルだった「ウェアウルフ・バイ・ナイト」も1年以上前から噂されていた作品ですが、監督が認めたのが同年の6月で、ディズニー及びマーベル・スタジオからは配信の一ヶ月前のファーストトレーラー公開まで公式のアナウンスはありませんでした。

「ウェアウルフ」の撮影開始が確認されたのが同年の3月31日あり、今年もハロウィンスペシャルを配信するのであればそろそろ撮影が行われると考えられます。近頃は「ワンダーマン」の撮影が開始された事をプロデューサーが報告しており、2024年予定と考えられていた「ワンダーマン」のスペシャル・プレゼンテーションが2023年に繰り上がった可能性があるようです。

メフィストのソロドラマが今年配信されるかどうかはまだ分かりませんが、ファンは引き続き「アイアンハート」でのデビューに期待するのが懸命なようです。

ドラマ「アイアンハート」は 2023年秋にディズニープラスで配信予定です。

米ディズニーがデジタル配信戦略を変更か、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」配信への影響は?

ディズニーがオンライン上でのデジタルリリースに関する戦略を変更している可能性を複数の海外メディアが指摘しています。それによって、先日、デジタル配信やBlu-rayの発売日が明らかになったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のディズニープラスリリースにも残念な影響があるだろうと伝えられています。

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3月の頭にディズニーが公式発表したとおりに、映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のデジタル購入版が3月28日より開始されました。しかし最初の発表から一ヶ月、デジタル版リリースから10日ほど経過した記事執筆時点で、Blu-rayやディズニープラスのリリース日はアナウンスされていません。海外メディア Gizmodo は、「最終的にはリリースされるだろうが、待つのは少しの間ではなさそうだ」と指摘しています。

また、海外メディア The Direct では、ディズニープラスのサービス開始以来、MCUの映画はいつもデジタル版とディズニープラスのリリース案内がセットで行われてきたと言及しつつ、アバター2の現状を考慮して「クアントマニア」からは過去の事例が通用しない可能性を指摘しています。

ディズニーは2022年11月に解雇された前CEOのボブ・チャペック氏の元で、パンデミック下でいくつかの劇場用アニメの公開をキャンセルし、ディズニープラスで配信するなど大胆な戦略を展開してきました。ディズニープラスユーザーにとってはエキサイティングなものでしたが、結局のところそれらはディズニーに大きな被害をもたらしました。

新しくCEOに就任にしたボブ・アイガー氏はこれらの損失を補填すべく、ディスク販売と配信に関する戦略のテコ入れを始めているかもしれないと記事は伝えています。

過去2年近くにわたって、デジタル版の販売とディズニープラスでのリリースが同日展開されてきたMCUの映画作品ですが、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のようにデジタル版のリリースのみが先行し、Blu-rayとディズニープラスのリリースは当分待たなければならないかもしれません。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年4月18日 に米国デジタル版がリリース、Blu-rayは 5月16日 に米国発売予定です。