映画「ソー:ラブ&サンダー」よりソーとマイティ・ソーのスナップが公開

海外誌 Empire でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」の特集記事が組まれ、主人公ソーとジェーン・フォスター扮するマイティ・ソーの新たなスナップが公開されました。マイティ・ソーはトレーラーと異なり、マスクをオフにした姿になっています。

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公開されたスナップは以下のようなもの。

©Empire,MARVEL,Disney

マイティ・ソー/ジェーン・フォスターを演じるナタリー・ポートマンさんは本作の撮影にあたって過酷なトレーニングに臨み、ロケ現場で目撃された時は、その腕の太さと肩周りの大きさが話題となりました。

CGIによるボディではなく実際の肉体を鍛え上げたことで、本作ではかなり激しいアクションシーンがあるのではないかと期待されています。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

この夏、マーベルいち”ノープラン”なヒーローが帰ってくる!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界―。 アスガルドの王として、そして宇宙を救うヒーローとして、家族や恋人、人類を守るために戦い走り続けてきたソーだが、多くの大切な人を失い、いつしか戦いを恐れるようになっていた。そんな彼が“自分は何者なのか”と我に立ち返り、「ヒーローは卒業だ。」と、ゼロから新たな道を歩むことを決める―。
ハード・ロックスタイルの派手な衣装に身を包み“自分探し”に迷走していたソー。ノープラン&お茶目なソーの、波乱万丈な冒険の予感させるロック・バトル・アドベンチャーが遂に始動!
“愛”と“雷”の力で宇宙を救う!?ノープランな雷神ソーの神バトル開幕!

監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース(ソー)、テッサ・トンプソン(ヴァルキリー)他

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ドラマ「ムーンナイト」にエターナルズのカメオの計画があったと脚本家が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」にエターナルズのキンゴが登場する予定があったことを、「ムーンナイト」のヘッドライター兼エグゼクティブプロデューサーのジェレミー・スレーターさんが明かしました。

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海外メディア The Direct とのインタビューの中でスレーターさんは「私はクメイル・ナンジアニと友人なので、エターナルズをショーに入れようと懸命に努力しました。私はキンゴを登場させたかったのです。ある時点の脚本では、古代エジプトにいたコンスのアバターが、アメミットやアレキサンダー大王などに対処している回想シーンがありました。このアバターがエターナルズとチームを組んでいるような感じでしたね。とても楽しいシーンでしたが、古代エジプトを再現し、3、4人のエターナルズを登場させ、この大きなアクションシーンを行うには、膨大な費用がかかりました。」と語りました。

そして、「とても楽しいシーンで、あるエピソードの素晴らしいコールドオープニングになったでしょうが、これを実現するためにはどこか他から予算を捻出しなければならず、おそらくフィナーレに支障をきたすことになったでしょう。だから、そのカメオはカットせざるを得なかったんです。でも、それは番組として正しいことだし、みんなもそう思ってくれたと思います。MCUの他のキャラクターとこの男を組ませ、つながりを持たせる時間は今後いくらでもあります。」と実現しなかった理由についても明かしました。

キンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督とも友人関係にあり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」のロケ現場ではキンゴのポスターが発見されたりしています。

また、「エターナルズ」の脚本家もディズニープラスでキンゴのソロシリーズをやってみたいと発言した事など、制作サイドからかなり愛されているキャラクターのようです。キンゴの次の活躍の舞台がどこになるのか、今後のMCUの展開にも期待です。

ドラマ「ムーンナイト」、映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Moon Knight Producer Reveals Eternals’ Scrapped Cameos (Exclusive)

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、パトリック・スチュワートさんが再演の可能性について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に出演したパトリック・スチュワートさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、プロフェッサーXの今後の再登場について語りました。

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今後の再演の可能性について質問されたパトリック・スチュワートさんは「チャールズ・エグゼビア?そうだね、あるかもしれないね。X-MENのコミックシリーズ全体はとても巨大で膨大だから、彼が戻ってくる機会があるかもしれないね。」と述べました。

また、「この映画のために、僕はマンガをたくさん読んだり、見たりしたんだ。私はもともと漫画が好きではありませんでした。子供の頃も、漫画ではなく本を読んでいましたしね。実際、月曜日の夜に見たものの多くは、これらをつなげるのに苦労しました。というのも、観客は俳優のキャラクターが何を指しているのかを正確に知っているのが聞こえたからです。俳優が何かのセリフをつぶやくと、観客はその文脈や表現の歴史を知っているからこそ、笑っていたのを覚えていますよね。観客が映画体験の一部となることは、とても楽しいことだと思います。」と本作の準備を振り返りながら、ワールドプレミア当日の観客のリアクションについて語りました。

再演があるかもしれないと語ったパトリック・スチュワートさんですが、ドラマ「ロキ」で言う所の神聖時間軸、Earth-616においてパトリック・スチュワートさん演じるプロフェッサーXが登場するかどうかは不明です。また、現在81歳である彼が、長期シリーズになるであろうX-MEN映画の中心人物として出演し続けられるかどうかかなり難しい問題です。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で登場したErath-838のプロフェッサーXではなく、さらに別のユニバースのプロフェッサーXとして再登場するのが最も簡単なように思えますが、スチュワートさんが戻ってくる際はどのような形になるのか、期待です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:Patrick Stewart on Playing Charles Xavier Again in ‘Doctor Strange 2’: ‘I Was a Little Unsure at First’

ドラマ「ムーンナイト」、6話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2022年5月4日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1エピソード6「Gods and Monsters.(邦題:再生)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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トキ

ハロウの背後に見えるトキの像。トキは知恵や文字を司るトト神の化身と古代エジプトでは考えられており、調和の意味合いも兼ね備えていました。アメミットの天秤の調和が取れていないハロウと対になるように配置されているようです。

©MARVEL,Disney

杖の進化

理由はよくわかりませんが、アメミットのウシャブティを手に入れたハロウの杖が進化しました。これによって5話の段階でも予想したようにハロウの能力自体も進化し、これまで相手に接触して行われていた魂の裁定が、少なくとも半径10メートル内ぐらいでは出来るようになっているようです。

©MARVEL,Disney

再びピラミッドへ

ピラミッドへと戻ってきたハロウ一行と、その異変に気づいて再集結したエネアドのアバターたち。戦隊ヒーローのように横並びで立ちはだかったアバターたちでしたが、文字通り瞬殺されてしまいました。

気になるのはエネアドたちで、結局このあと介入してくる事はありませんでした。アバターたちはマークやエピソード後半のレイラのように自由意志で動いており、ハロウやアメミット復活を止めたいのはセリム(オシリスのアバター)やヤツィル(ハトホルのアバター)の考えであって、エネアドたち自身は本当にこの件はどうでも良かったのでしょうか。

アメミット復活

ハロウがウシャブティを破壊し、ついにアメミットが復活。巨大なワニの頭を持った女神アメミットが登場します。神話ではワニの頭部、ライオンの上半身、カバの下半身を持つ合成獣ですが、女性化したデザインなためかライオンとカバの要素は感じられないデザインです。強いて言えば髪型がオスライオンのたてがみをイメージさせるぐらいでしょうか。

しかしこの女神アメミットはコミックのデザインをもとにしており、服がなければライオンの身体やカバの足があるのかもしれません。

©MARVEL,Disney

アメミットはハロウの天秤が釣り合っていないと見抜きますが、その原因は未来にあるといいます。ハロウは3話にて「コンスのアバターだった頃に制裁の拳を楽しんでいた」事が自らの罪であると認めていましたが、これはハロウの思い込みの罪だったようです。

ハロウは罪と裁き(死刑)を受け入れて、天秤の釣り合っている信者から新たなアバターを選ぶよう進言しますが、アメミットはかつてアレキサンダー大王に裏切られ2000年封印された失敗からハロウを従者にする事を選択します。

自らの描く大義のために自らの命さえも平等に差し出すというハロウは魅力的なヴィランとなりましたが、アメミットはこの後のコンスとの戦いでも「罪を犯す前に裁く」という主張を一貫しており、ハロウの裁定結果にだけ目をつぶるのは少し矛盾しているようにも感じるところです。強いていうのであれば、封印を解いた事に対する恩義なのかもしれません。

手始めにカイロを浄化しようというアメミットの前にコンスが立ちはだかると、「時は残酷なものだな」と言いますが、これは見た目を指摘しているのでしょうか。

コンス、タウエレト、アメミットの3人がこれまでに描かれましたが、白骨化しているのはたしかにコンスだけ。しかしコミックに眼をやるとコンスは紀元前の頃から白骨化したデザインになっていて、アメミットが封印された2000年前も既に骨状だったはずです。もしかするとMCU版では肉の付いた完全体コンスのような裏設定でもあるのでしょうか?

マークとスティーヴン

葦の原野と冥界ドゥアトに分かたれたマークとスティーヴンでしたが、マークはひとりで葦の原野で安らぎを得ることを拒否し、ドゥアトに戻ってスティーヴンと合流。マークもスティーヴンと同じように凍りついていく中、マークがスティーヴンに救われた事を認めると、オシリスの門が開き出し、二人は復活します。

タウエレトは「オシリスったら優しいじゃない」と発言していますが、オーバーヴォイドから出たくないオシリスが「とりあえずコンスにまかせて見よう」という打算的側面も垣間見えます。

オシリスの門をくぐり抜けた二人が現世の身体に戻ると、コンスは瞬間的にそれを察知してマークの元へと向かい、銃弾を撃ち込まれていたマークの身体は再生能力を得て、再びムーンナイトが復活を果たすのでした。

スカーレットスカラベ

瓦礫に飲み込まれたレイラでしたが、タウエレトの一時的なアバターになると契約したレイラは女神の力で新たなスーツをまとっていました。

©MARVEL

劇中では明言されませんでしたが、マーベル公式のインタビュー記事によるとこの姿はスカーレットスカラベ。

コミックにも登場した同名ヴィランキャラクターをもとにした新しいエジプト人ヒーローのサプライズデビューとなりました。

カイロ決戦

アーサー・ハロウがピラミッドの頂上で呪文を唱えるとカイロ市民の手首に天秤があらわれ、信者たちが互いに裁定するように扇動していきます。先程は兵士たちに強制裁定していましたが、範囲を拡大したためか能力に制限がかかりました。

その裁定により多くの魂が天に登り始め、それを食らったアメミットが巨大化。そしてどういうわけかコンスも巨大化して、ムーンナイトとアーサーが戦う後ろで怪獣映画のように大乱闘。なお、監督いわく、このシーンはゴジラにインスパイアされたものだとの事。

市街地にもつれ込んだマークのピンチにスカーレットスカラベことレイラが駆けつけ、スティーヴンのミスターナイトも加えてハロウと最後の決戦です。スティーヴンの存在が1話のようにハロウの能力を邪魔しているおかげで天秤によって即死する事無く戦えていました。しかし思いの外強力なパワーを扱うハロウの前にムーンナイトは倒れますが、そこでまた意識が飛び、気がつくと敵が全て横たわっているという前代未聞の決着となりました。

この決戦シーンの中で、ハロウがマークの弟ランドールに言及したのは謎の部分です。5話で見てきたように、ランドールの事はマークが自分自身を偽り、スティーヴンが弟を覚えていないような状況を作り出してしまうほどのトラウマでした。それはハロウがこの秘密を知るのが極めて困難である事を示しています。しかし精神病院のシーンではドクター・ハロウが弟の話を聞いたとも発言しているため、やはりあれはハロウがマークの精神世界に介入し、情報を聞き出していたと考えるのがスマートなのでしょうか。

アメミットの再封印

気絶しているハロウの身体をピラミッドの中心へと持ち込み、アメミットの封印を試みるマークとレイラ。封印の呪文はタウエレトが耳打ちでもしているのでしょうか?視聴者にはよく分からないまま、マークとレイラは過去に何度もやってきたように正確に呪文を唱えて見事に封印の儀式を成功させました。

ハロウへの制裁を迫るコンスに対して「アメミットと同じだな」と返し、マークは制裁を拒否、契約からの解放を要求しました。結局のところコンスもアメミットも人の罪を勝手に断罪しており、マークは過去の制裁相手を5話で振り返る事になったせいで続けられなくなったという事でしょうか。

またもや精神病院へ

コンスから解放されたと思いきや、舞台は4話、5話でみた精神病院のカウンセリングルームへ。相変わらずドクター・ハロウが待ち受けていて、すべては「想像力の産物だ」と語りかけてきます。しかしドクター・ハロウの血の足跡を見たマークとスティーヴンは世界を救いに行くといって現実へと戻ることになりました。

4話でもサンダルがフォーカスされており、これは1話の冒頭のシーンとリンクさせようとしているとは思うのですが、4話の記事でも説明したようにその場にマークやスティーヴンがいたわけではないので、この血が二人の目覚めへのトリガーになるほど強力なイベントとは考えにくいです。

もしかすると何かのシーンが削除されてしまった結果、整合性が取れなくなっているのでしょうか。例えばマークとハロウの間にはスカラベ争奪戦の前日譚があったはずなので、それが関係しているのかもしれません。

現実

自室のベッドで目覚めるマークとスティーヴン。第1話と同じくエンゲルベルト・フンパーディンクさんの「A Man Without Love(邦題:愛の花咲く時)」(1968年) がBGMになっています。

マークはスティーヴンと共存出来ている事を確認し、1話と同じように足のベルトでころんで物語が終了します。

このベルトはマークとスティーヴンがまだ認識出来ていない第3の人格を恐れていることの証だと考えられそうです。かつて(1話で)スティーヴンがマークを認識出来ていなかったころ、寝ている間に勝手に出かける事を防ぐための方法としてしていた事です。

であれば、コンスからの解放後、初の目覚めとは考えにくく、昨晩自分でベルトを巻いたと考えられます。金魚が増えている事も意識があった可能性を示唆していますが、しかし会話の流れや仕草的には前日に意識があったとは思えず、「誰か別の人」がこの部屋にマーク&スティーヴンの身体を運び込み、金魚を買ってきて、ベルトを装着しているはずです。

しかし第3の人格がベルトを自身につける意味があまりなく、第3の人格も恐れる第4の人格がいる可能性を除けば、レイラが気絶したマークをここに運び込んでセッティングしたと考えるのが妥当でしょうか。

ミッドクレジット

ミッドクレジット後にシンケビッチ精神病院に入院しているアーサー・ハロウのその後の映像が入ります。病院名はコミック「ムーンナイト」のアーティストの一人、ビル・シンケビッチさんから名前を拝借しています。

看護師はハロウをベッドに連れて行こうとするも、黒手袋の人物が現れ、スペイン語で話してハロウを病院の外へ連れて行ってしまいます。なお、途中で表示されるQRコードは毎週おなじみだった無料コミックのウェブサイトへのアクセスが可能です。

なお、今回のフリーコミックはドラマ「ロキ」に登場した在り続けるものの変異体であり、映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のヴィランとなる事が発表されている征服者カーンとムーンナイトの戦いが描かれています。

©MARVEL,Disney

複数の死体が転がる通路を抜け外に出た謎の人物は、真っ白なリムジンにハロウを押し込むと車椅子を蹴飛ばすという乱暴ぶり。

中にいたのはスーツを着たコンスで、1話から見え隠れしていた第3の人格ジェイク・ロックリーを紹介します。そしてジェイクはサプレッサー付の銃で数発の弾を打ち込み物語が終了しました。

病院のスタッフがなぜ殺されたのか、大きな問題です。彼らが善良な市民の場合、ムーンナイトはヒーローと呼べるのでしょうか?彼らがヒドラやA.I.M.の残党であったならある程度納得は出来そうですが。あるいはジェイクではない別の誰かの仕業と考えたい所ですが、状況的にはジェイクがやったようにしか見えませんでした。

そもそもピラミッド内でコンスがハロウを殺しておけば病院にいかなくて良かったのでは?と思う所ですが、神が人間に手出ししてはいけないルールがあるとでも考えるしかなさそうです。アメミットが人間を殺しているのは掟破りの神だからでしょうか。封印された事とも辻褄はあうようです。

なお、ここのシーンはコミックのデザインがふんだんに取り入れられています。

©MARVEL,Disney

将来期待したい物語

前日譚として、コンスのアバターをしていた頃のアーサー・ハロウ、エネアドとコンスの間におきた出来事、レイラのマドリプールでの活動やジェイクとコンスの契約内容などは気になる所です。また後日談としてはマーク&スティーヴンのロンドン生活やレイラのヒーロー活動、ハロウのその後などが気になる所です。

ロンドンもMCUとは縁のあるロケーションで、サンクタム・サンクトラムがある他、「エターナルズ」に登場したデイン・ウィットマンが自然史博物館にまだ在籍していると考えられ、スプライトたちもロンドンで生活しているかもしれません。また、ジェーン・フォスターや故人ですがペギー・カーターやの活動拠点もロンドンであり、今後登場予定のキャラクターの中ではブレイドと出会う可能性が高いでしょうか。

ムーンナイトを演じたオスカー・アイザックさんは再演を望んでおり、今後はチームを組みたい事も明かしています。ハロウを演じたイーサン・ホークさんも再演の可能性を示唆しており、ハロウが死んだわけではない可能性を残しています。また、本作のモハメド・ディアブ監督は映画としてムーンナイトを描きたいという希望も語っています。


謎の多くが曖昧ながらもファン同士がああだこうだ話し合って楽しむ余地が残されつつ、わりと綺麗にまとめられました。

そんな中で1話序盤の未来を予見していた少女は特に意味が不明で、もっと先への布石なのかもしれません。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ムーンナイト」、フィナーレはゴジラに影響を受けたと監督が語る ─ 今後の映画化についても言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」シーズン1のモハメド・ディアブ監督が海外メディア The Wrap とのインタビューに応じ、本作を振り返りながら今後の展望についても語りました。

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監督はまず5話で描かれたマークのトラウマ探究のエピソードについて、「もともとは完全に違う話でした。お母さんはいませんでしたし、兄弟は年上で違う死に方をし、そしてマークに罪悪感はありませんでした。」と明かしました。そして、キャスト陣とスタジオは最終的に今の形を必要だと判断し、愛してくれたと続けました。

とても残酷なシーンではありましたが、マークの受けたトラウマの大きさを理解するには納得のシーンでもありました。ここから罪悪感や母親の存在を取り除いた時、いったい何がトラウマの原因になりえたのかは気になるところです。

また、自身もエジプト人である監督は、このショーがエジプト人にとっていかに重要であるかを次のように語りました。

「エジプトでは、これがどれほど大きな出来事か皆さんわからないと思います。エジプト人は、まるでこれが自分たちの『ブラックパンサー』であるかのように、この番組に接しているんです。彼らの多くが自分たちが文化的に負けている、西洋を非常に優れた存在として見ています。だから、エジプトの音楽を入れたら、私たちの音楽を気に入ってもらえるなんて想像もできないし、エジプト人がこれほど優れたものを監督したり、カメラの後ろや前に出たり、最終的にエジプト人のスーパーヒーローを登場させたりできるなんて信じられないんです。なんてこった。エジプトではとても大きな出来事で、国の誇りみたいなものです。とても重要なことなんです。」

 

さらに最終話でのコンスとアメミットの怪獣バトルについて質問された監督は「ゴジラからインスピレーションを受けたと思いますが、正直、自分のアイデアかどうかは覚えていません。共同作業ですからね。ただ、よく覚えているのは、最終話では、アクション全体が(本来は)神々の部屋の中にあったということです。でも、エピソード3では昼間のカイロを見たので、夜に見たらどうだろうと思ったんです。そして、神々とアバターが別の次元で戦うとしたら、それはとても面白いことだと思いました。神々があんなに大きくなって、夜のカイロで人々が戦うというのは、何か違うし、幻想的な感じがします。だから、この結果には本当に満足しています。」と述べました。

そして、「ムーンナイト」を今後どうして行きたいか質問されたディアブ監督は「まず第一に、マーベルが私たちに秘密にしているので、今後の計画は私は何も知りません。でも、私に言わせれば、ムーンナイトを映画化するチャンスはぜひ欲しいです。マーベル・ユニバースの誰かと組むとか、別の旅に参加するとか。ジェイクをもっと見たいし、ジェイクの視点を通して人生を見てみたいです。新しい物語が始まると、マークとスティーブンの関係も変わってきます。だから、とても面白い世界なんだ。アバターであることを好まないレイラが、それをどう受け入れて生きていくのか、それとも拒絶するのか、それともスーパーヒーローである自分と折り合いをつけていくのか、そんなところも見てみたいです。私はそのすべてが好きです。だから、それらをすべてミキサーに入れて、一緒に遊べたらいいなと思っています。」と映画化を視野に各キャラクターの今後を描いていきたい事を明かしました。

「ムーンナイト」は最終話の配信前に公式ツイッターがシーズン2を示唆したとして話題になりましたが、監督は今のところなにも知らないとの事。そして監督自身はシーズン2よりも映画として続きを作りたいと考えているようです。

また、主演のオスカー・アイザックさんはアベンジャーズよりミッドナイト・サンズに興味があるとも語っており、スタジオの思惑とは別に監督やキャスト陣は今後に思いを馳せているようです。ムーンナイトの物語は今後どこへつながっていくのでしょうか。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Moon Knight’ Director Mohamed Diab Wants to Make a Moon Knight Movie Next

映画「ドクター・ストレンジ2」、ベネディクト・カンバーバッチさんが削除されてしまったアイアン・ストレンジについて語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の主演を務めるベネディクト・カンバーバッチさんが、Youtube番組 BBC Radio 1 とのインタビューの中で、これまでのMCUを振り返り、映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)に登場するはずだったアイアン・ストレンジについて語りました。

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※動画7分頃から舞台裏写真なども出てくるので、英語がわからなくても楽しめると思います。

インタビュアーから「削除されて腹が立ちました?」と質問されたカンバーバッチさんは「ええ、そうなんです、ちょっとね(笑)二人ともね、あの継ぎ接ぎしたコスチュームをつなぎ合わせるのに長い時間がかかったんです。「アイアン・ストレンジ」や「ドクター・マン」。もう一人(ロバート・ダウニー.jrさんが演じるトニー・スターク)の「ストレンジ・マン」よりも、間違いなく私の方がうまくいったと思っています。あのアウターウェアを着た姿は、とても、とても、とてもかっこいいんです。魔法使いとその技術の組み合わせでどんなことができるのか、見てみたかった。」と語りました。

アイアン・ストレンジは映画の序盤んでニューヨークに来たエボニー・マウたちとアイアンマン、ドクター・ストレンジ、ウォンが戦う中で予想以上に苦戦し、トニーとストレンジが公開バージョンよりもより協力、連携して戦うシーンが撮影されていたとの事。

アイアン・ストレンジについては長らく秘密になっており、「インフィニティ・ウォー」だけでなく「エンドゲーム」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」も公開がすんで2020年の春にその存在が明かされました。これは新型コロナのパンデミックが盛んになり、MCUフェーズ4最初の作品だった「ブラックウィドウ」の延期が決まった頃でもあり、映画が先延ばしになってしまったファンに向けての制作サイドからのプレゼントだったのかもしれません。

MCUでこの先アイアン・ストレンジが再び撮影される可能性は低そうですが、可能性がゼロではないのがMCUの素晴らしい所のひとつ。今後のストレンジの動向にも期待がかかっています。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ドラマ「ムーンナイト」、ハルクとシャロンは削除された?監督がクロスオーバーを2つ削除したと明かす

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」に、これまでのMCUとクロスオーバーするシーンが2つあった事が明らかになりました。本作のモハメド・ディアブ監督が海外メディア Variety とのインタビューの中で、クロスオーバーが削除された原因について言及しました。

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クロスオーバーがなかった事について質問されたディアブ監督は、「いつでも自由に配置することができました。一番最初のシーンと一番最後のシーンでは、クロスオーバーがあったということをお伝えしたいです。しかし、ストーリーが進展し、脚本を変え続けていくうちに、”そんなものは必要ない “と思うようになりました。全員です。みんなで決めたことなんです。」と述べました。

そしてその経緯について「私達は考え続けました。ルール的にはMCUとつながるシーンが最後になければならない。でも、彼らは、『サプライズは、それがないことだ。この番組をユニークにするのは、他に何も必要としないことだ』と判断したんだと思います。この番組に対する最高の賛辞は、『これはマーベルの番組とは思えない』と言われることです。『よりドラマチックで、よりダークで、地に足の着いた独立した番組という感じがする』と言われることです。マーベルをもっと身近な存在にすることに成功したような気がします。とても誇らしく、幸せです。」と説明しました。

削除されたという2つのシーンは具体的には明かされていませんが、配信が始まる前にはたしかに2つの噂が報じられていました。

ひとつはハルク/ブルース・バナーの登場。「ムーンナイト」のロケが行われていたブダペストの同じホテル前で、とあるSNSユーザーがムーンナイト役のオスカー・アイザックさんとハルク役のマーク・ラファロさん二人に1時間おきに出会い、ツーショット写真を投稿したという出来事がありました。当時、ブダペストで撮影されていた他のマーベルプロジェクトやマーク・ラファロさんの公開されている出演作がなかった事から、「ムーンナイト」への秘密のカメオ出演である可能性が囁かれていました。

もうひとつはパワーブローカーとなってしまったシャロン・カーターのクロスオーバーの報道が2021年の夏にありました。これに関しては劇中にもその名残があり、3話ではレイラが昔マドリプールにいた事も明かされていました。配信されたバージョンではアントン・モガートがサルコファガスを保管していましたが、このシーンにシャロンも登場していたか、そもそもシャロンから奪うはずだった事が考えられそうです。

監督の明かした2つの削除シーンはこれらの事を指していると考えられそうです。特にマーク・ラファロさんが撮影現場にいた事を考えると、ハルクに関してはおそらく撮影もされていながら最終的にカットされた可能性が高そうです。ボーナス映像として公開される事に期待です。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Moon Knight’ Director Mohamed Diab on the Season Finale, Oscar Isaac’s Return and the MCU’s First Egyptian Superhero

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、当初は2時間40分ほどあったと監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督が、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作のポストプロダクションの裏側について語りました。

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ライミ監督は「最初のカットは…実ははっきりと長さを覚えていません。おそらく2時間40分くらいだったと思いますが、再撮影をしながらも徐々に短くなっていきました。素材を取り除いていったんです。それで最終的に2時間5分くらいになったんです。」と当初はかなり長い時間の作品であった事を明かしました。

また、監督は「彼ら(マーベル・スタジオ)は、私と編集者のボブ・ムラウスキーとティア・ノーランにとても協力的でした。彼らはノートを持っていて、提案もしてくれたし、本当にいい会社でした。メモは本当に素晴らしいところから来るんです。スタジオのためにもっとお金を稼ぐということではないんです。『いや、ドクター・ストレンジならこう言うだろう。いや、これは前作のアベンジャーズで起こったことで、これはそれに反している。同じ意見でなければならない』ということです。彼らのノートは、本当に素晴らしいファンと同じ目線から来ているんです。」とスタジオとの共同作業について語りました。

さらにポストプロダクションについて、2000年代前半に制作した「スパイダーマン」と比較しながら「スパイダーマンの頃は、ツールをたくさん作らなければなりませんでした。実際、ジョン・ダイクストラは私に、『サム、我々が話しているような、CGIのスパイダーマンを作るためのツールは存在しないんだ』と言っていました。『でも、今から始めれば、1年半後に必要なときにすぐに使えるように技術を開発できる』と言われたんです。私は、「今まで聞いた中で一番クールな話だ。そうしよう」と思いました。そうしたら、その技術は私たちのために用意されたのです。その頃と比べれば、確かに今はずっと簡単になりましたよ。」と当時の苦労を明かしました。

「CGIキャラクターを作るために設立された会社があります。新しい素晴らしいプログラムを導入しています。パイプラインも敷かれています。だから、最新のツールは、技術的には、例えばZoomのような通信ツールに助けられたと思います。世界中の100人のクルーと同時に会話して、ストーリーボードを共有することができます。ストーリーボードをアップしてもらって何かを説明したり、アート部門にデザインをアップしてもらって、それを撮影監督と一緒に見て、どのように照明を当てるかを話し合ったりできます。また、編集者に部分編集されたシーンの映像を見せてもらい、このインサートはどのショットとショットの間のどこに入るのかを理解することもできます。このツールは非常に便利で、映画制作における新しい大きな進歩です。」と今作の制作の進め方についても語りました。

2時間半を超える長編が増えてきていたMCU映画の中で、事前に明かされていた内容に反して2時間6分という上映時間がどう出るか、不安な声も出ていました。

実際に映画を見てみるとギュギュっとまとめられている感じがあり、ジェットコースターのようなハイスピードな展開の映画となっています。個人的にはワンダの心情変化に対する描写が不足気味でしたが、劇場公開が落ち着いたころの削除シーンの公開やディレクターズカットの配信などに期待したい所です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:Sam Raimi on ‘Doctor Strange in the Multiverse of Madness’ and His Much Longer First Cut

映画「ソー:ラブ&サンダー」、監督は中年の危機を描くという ─ ゴアは史上最高の悪役に

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督がAP通信とのインタビューに応じ、本作のテーマやクリスチャン・ベールさん演じるヴィラン、ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーを紹介しました。

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監督は「コーグ、ヴァルキリー、マイティ・ソーが加わったソーの新チームは、素晴らしく、本当に楽しく、奇妙な小さなヒーロー集団です。そして、私が思うに、クリスチャン・ベールというマーベル史上最高の悪役が登場します。ソーは、自分が何者なのか、なぜヒーローなのか、ヒーローであるべきなのか、自分の目的を見つけようとしている。中年の危機と呼べるかもしれないね。」と語りました。

本作のヴィラン、神殺しのゴアは先日公開された第1弾トレーラーには登場しませんでした。しかしオフィシャルグッズなどは既に展開されているためある程度のヴィジュアルは判明しており、ロケ現場での目撃情報などもありました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開されたばかりですが、「ソー:ラブ&サンダー」の公開も間近となっており、まもなく公開されるであろう第2弾トレーラーでゴアが紹介されるかもしれません。

「ソー:ラブ&サンダー」の公式概要は以下の通りです。

この夏、マーベルいち”ノープラン”なヒーローが帰ってくる!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界―。 アスガルドの王として、そして宇宙を救うヒーローとして、家族や恋人、人類を守るために戦い走り続けてきたソーだが、多くの大切な人を失い、いつしか戦いを恐れるようになっていた。そんな彼が“自分は何者なのか”と我に立ち返り、「ヒーローは卒業だ。」と、ゼロから新たな道を歩むことを決める―。
ハード・ロックスタイルの派手な衣装に身を包み“自分探し”に迷走していたソー。ノープラン&お茶目なソーの、波乱万丈な冒険の予感させるロック・バトル・アドベンチャーが遂に始動!
“愛”と“雷”の力で宇宙を救う!?ノープランな雷神ソーの神バトル開幕!

監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース(ソー)、テッサ・トンプソン(ヴァルキリー)他

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 公開予定です。

ソース:Movies love a comeback story. This summer, it’s their turn.

映画「ドクター・ストレンジ2」、レイチェル・マクアダムスさんが予告から消えた事に対して言及 ─ 「出演していないのかもしれない」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開され、ネタバレの有り無しを問わず各所で話題になっています。そんな中、本作でクリスティーン・パーマーを再演しているレイチェル・マクアダムスさんが、以前に予告から急に削除された事に関して、海外メディア ExtraTV とのインタビューの中で言及しました。

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マクアダムスさんはあの事件を「ミステリー」と称しながら、「あれが何を意味するのか、私にもわかりません。私は消されているのでしょうか?ああ、神様、私はこの映画の中にいるのでしょうか?わからないわ。でも、マルチバースにいるのがどんな人間なのか、秘密にしておきたいでしょうから、そのために削除したのかもしれませんね。」と述べました。

そして本作の秘密性の高さを理解し、自分が出演しているこの作品のファンについて「あの熱狂ぶりが好きなんです。学校に行ってマーベルの授業を受けられるようなものね。私自身や私が出演している映画について少し教えてもらえるかも。クールだわ。かっこいい。」と他作品にはあまり見られない楽しみがある事を明かしました。

さらに、ドクター・ストレンジとクリスティーンの関係性について、「彼らはまだ、愛と友情の着地点、そして1作目からさらに複雑化したこの素晴らしい共有の歴史を理解しているところだと思います。そして、時間と宇宙を超えるような、互いへの深く深い愛を持っていると思うのです。彼のような自我を殺すのは難しいし、殺せたとしても簡単に復活してしまうと思います。それを克服するのは生涯の旅ですから、彼はまだセラピーを受けているのだと思います。」と語りました。

この予告の問題のシーンが実際にはどうなっているのか、ぜひ劇場で確認して欲しいところですが、予告が2バージョンあった事についての真相は不明です。マクアダムスさんのいうように何かを秘密にしておきたかった可能性はありますが、本作はまだアメリカでは公開されていないため、しばらく後に監督などから何かが明かされるかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:‘Doctor Strange’ Star Rachel McAdams on Christine’s Love for Strange and If She Has Powers