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ドラマ「ミズ・マーベル」の設定変更についてケヴィン・ファイギ社長が言及

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マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア Empire とのインタビューの中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のカマラ・カーンの能力がコミックから変更された理由について説明しました。

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ファイギ社長はコミックファンの懸念点となっているこの変更について、「私たちはコミックを適応させていますが、それは正確な翻訳ではありません。カマラはコミックの連続性の中で、非常に特定の時間に生まれました。彼女は今、MCUの連続性の中で非常に特定の時間に入ってきています。そして、この2つは一致しませんでした。その力がどこから来たのか、どのように来たのか、私たちがショーの中で見て学ぶことは、MCUに特有のものです。」と語りました。

そして、「私たちのアクションシーンでは、素晴らしいコミックスプラッシュパネルを見ることができます。もしあなたが大きくて巨大な手や腕を望むなら、伸縮性のあるプラスチックタイプでないにしても、精神的にはここにあるのです。」とアピールしました。

さらに「次作『ザ・マーベルズ』で出会う他の友人たちともつながり、彼女の物語の未来を切り開くものです。カマラは、『すごい!私はアスガルド人なの?ガンマ線を浴びたの?』って。いや、一見そのどれでもなさそうだ。彼女自身の過去や遺産、血統に関わることなんだ。」と付け加えました。

コアなコミックファンが危惧している点として、ひとつはカマラがインヒューマンではなくなっているのではないかと言う点です。インヒューマンとは古代にクリー人が地球人とセレスティアルズの遺伝子をかけ合わせて作った種族の事で、カマラ・カーンはその末裔の一人です。インヒューマンについてはドラマ「エージェント・オブ・シールド」やドラマ「インヒューマンズ」でもコミック同様に描かれています。

もうひとつはカマラの内面的な問題です。コミックのカマラ・カーンは女性、ムスリム、未成年など米国社会で被差別要因となるものを複数抱えており、身体が伸縮するというその能力自体も気味悪く思われるなど、多くのコンプレックスを抱えています。そんなカマラは自分の対極にいると考えるスマートでかっこいいヒーロー、キャロル・ダンバースに憧れるようになり、ヒーロー活動の中で徐々に自分を乗り越えていくのがコミックにおけるおおまかな流れとなっています。

幸いインヒューマンについては別のユニバース上ではありますが、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でも紹介された事で、ある程度可能性が残されているようです。MCUのカマラ・カーンにはどんな過去や秘密があるのか、そしてどのような成長物語になるのか、ショーの行方に注目となりそうです。

本作の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:Ms. Marvel’s Powers Are ‘Not An Exact Translation’ From The Comics, Says Kevin Feige – Exclusive Image

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。