ドラマ「ワンダヴィジョン」、制作されなかったドクター・ストレンジのカメオシーンが明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」にドクター・ストレンジが登場予定だったことが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長のインタビューから明らかになっていましたが、本作で脚本を担当したジャック・シェイファーさんが海外メディア Rolling Stone とのインタビューでその内容を明かしました。

インタビューの中でシェイファーさんは「基本的に短いカメオ出演だった」と述べ、その内容を語りました。

私がこのプロジェクトに参加したときの計画は、シリーズの最後にハンドオフがあり、ドクター・ストレンジの参加は実質的に短いカメオに過ぎないというものでした。初期のアウトラインでは、2人(ワンダとストレンジ)が一緒に夕日に向かって走り去るという様々なバージョンがありました。しかし、それはあまりしっくりきませんでした。私たちは、この特別な物語の中で、ワンダの主体性と自律性を実現したかったのです。そのため、少し蛇足のように感じられました。

さらに、「ワンダヴィジョン」にドクター・ストレンジが登場することで、ある問題が発生すると述べました。

もうひとつの問題は、もしドクター・ストレンジが最後に登場するとしたら、彼はその間どこにいたのかということです。私は、ドクター・ストレンジのバリエーション、最後のビートのバリエーションを書くのが好きでした。彼のために書くのは楽しいことでした。ワンダが市外を飛んでいて、ドクター・ストレンジに遭遇するバージョンもありました。

そして最終的には登場させないという決断に至ったことを話しました。

ドクター・ストレンジが出てきたらかっこいいのに、と言う人もいるかもしれませんが、それではワンダの魅力が半減してしまうので、それは避けたかったのです。番組の最後が、次の映画のために商品化されたり、「白人が登場して、力の使い方を見せてやる」というようなことにはしたくありませんでした。それは私たちが言いたいことではありませんでした。

また、幻のラストシーンとは別に、ドクター・ストレンジの登場があったことも明かしました。

エピソード7のネクサスのCMでは、背景に薬剤師としてのドクター・ストレンジがパッと映る、瞬きのようなカメオにするというのがお気に入りのアイデアのひとつでした。ブラッド・ピットのキャラクターがホテルのテレビに映っていて、よく見ると一瞬だけ映っている、という『ファイト・クラブ』にとても影響を受けました。私たちは、「ネクサスのCMは彼女の潜在意識だ」と考えました。ストレンジが背景にいて、彼女に連絡を取ろうとしているとしたらどうだろう」と考えました。

ストレンジがCMに登場するという当初のアイデアは、CMがワンダ自身から現れるというこのアイデアと噛み合わなかったため、”そのアイデアから離れた “と述べ、こちらも幻のシーンとなったことが明らかになりました。さらに「ドクター・ストレンジが彼女に手を差し伸べようとしていて、実際に彼がCMの背後にいるというバージョンもありましたが、私たちはその考えをやめました。」と補足しました。

ドラマ「ワンダヴィジョン」でワンダとストレンジの共闘は幻となってしまいましたが、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)でも二人のシーンは幻となっていました。ただしこちらは撮影自体はされていて、その時の写真も公開されています。

Deleted scene from Endgame of Wanda protecting Strange as he held back the water

2度にわたる幻の共演シーン、映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」ではどのように描かれるのでしょうか。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 米国公開予定です。

ソース:The Oral History of ‘WandaVision’

ヴィジョン役ポール・ベタニーさん、ドラマ「ワンダヴィジョン」後の契約はしていない事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」でヴィジョンとホワイトヴィジョンを演じたポール・ベタニーさんが、海外メディア The Playlist とのインタビューで、マーベル・スタジオと次の契約はまだしていない事を明かしました。

MCUのヴィジョンの将来について質問されたベタニーさんは次のようにコメントしました。

ヴィジョンの将来について私は何も知りません。私が知っているのは、今回の報道の流れを見る限り、エミー賞に向けてのものであり、それはリミテッドシリーズのものです。ですから、シーズン2はないと思います。ホワイトヴィジョンをこのままにしておくのは難しいと思いますが、それについてはまだ話し合っていません。

S.W.O.R.D.によって作られたホワイトヴィジョンは一時期敵対しましたが、封じられたメモリへのアクセスが解除されたことでインフィニティ・ウォーまでのヴィジョンと同等の記憶を手に入れ、どこかに飛び去ってしまいました。

ホワイトヴィジョンの再登場については、ワンダの次回作でもあり、ワンダとヴィジョンの子供も再登場すると言われている映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」が有力視されていましたが、ベタニーさんの「契約していない」という言葉を信じるのであれば、少なくとも現在発表されているMCU作品には再登場しないと考えられそうです。

記憶こそある程度戻ったものの、感情はまだ取り戻せていないように見えたホワイトヴィジョンですが、ワンダや息子たちのピンチに駆けつける事はあるのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Paul Bettany Has No Clue When ‘WandaVision’s’ White Vision Will Return & Has Mixed Feelings Over That Big Cameo Tease [Interview]

映画「ソー:ラブ&サンダー」撮影終了、クリス・ヘムズワースさんが報告

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」の撮影が終了したことを、主演のクリス・ヘムズワースさんが自身のInstagramで報告しました。2020年の10月頃からシドニーで撮影開始に向けて動き出していた本作ですが、約8ヶ月でその撮影期間を終えました。

ヘムズワースさんは「映画 Thor Love and Thunder については以上ですが、今日は「NATIONAL DON’T FLEX」の日でもあるので、この超リラックスした写真がふさわしいと思いました。この映画は、とんでもなくクレイジーで、壁を越えた面白さがあり、心の琴線に触れるかもしれません。たくさんの愛と、たくさんの雷があります この映画を作ってくれたすべてのキャストとスタッフに感謝しています。覚悟を決めて、映画館でお会いしましょう。」とコメントを添えています。

本作は夏にニューヨークで追加の撮影があるとも報じられていますが、ソーが登場しないポストクレジットシーンのような短いシーンの撮影が残っているのかもしれません。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年5月6日 米国公開予定です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、脚本家がシットコムが放送されていた理由を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の製作総指揮と脚本を務めたジャック・シェイファーさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューの中で、「なぜシットコムが放送されていたのか」という謎についてコメントしました。

ドラマではウェストビューを支配していたワンダが独自の信号を発信し、それに気づいたダーシー・ルイスが古いテレビを使って受信することで劇中劇「ワンダヴィジョン」の存在に気づいて物語が進展しました。

この信号と劇中劇についてシェイファーさんは次のように述べました。

私の考えでは、ワンダは2つの理由で放送しています。1つは、彼女が自分の経験を整理していること。彼女は自分の理想とする世界の全体像を作り上げているのです。つまり、彼女は編集し、スコアを加え、コマーシャルを加えて、彼女の完璧な人生を検証する完成品を作っているのです。

その次に、彼女は目撃者を探していると思います。助けを求め、手を伸ばしていたのです。しかし、第7話の最後にあるヘックス展開の後、放送は終了してカットアウトしました。それは彼女が外の世界と決別したからです。

「ワンダヴィジョン」のヴィランとして、コミックに登場するメフィストやナイトメアといった悪役たちの登場が予想されていましたが、シェイファーさんは以前のインタビューでこの物語の悪役は「悲しみ」であると説明しました。

ワンダの悲しみから始まったこのドラマは、彼女の理想世界であり、救難信号でもあったという事です。当初はドクター・ストレンジも関与する予定だったことも明かされている「ワンダヴィジョン」ですが、「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でストレンジはこのウェストビューの事件について触れるのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:The Oral History of ‘WandaVision’

【噂話】映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のトレーラーが今週中にも公開?

ソニー・ピクチャーズが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のファーストトレーラーが早ければ今週中にも公開されるのではないかと海外で話題になっています。

スパイダーマン映画の公式Twitterである@SpiderManMovieが、先日ファンからのリクエストを受けてノー・ウェイ・ホームのトレーラー(車両)を公開するなどのジョークを見せていましたが、それから数週間、ソニーのソーシャルメディアアカウントはこの数日でバナーやアイコンが9月24日公開予定の「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」から「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」へと変更されています。

4月にはマーベル・スタジオが「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のファーストトレーラーを主演のシム・リウさんの誕生日に合わせて公開したことも踏まえて、ソニー・ピクチャーズがトム・ホランドさんの誕生日である6月1日(火)にあわせてトレーラーが公開されるのではないかとの見方もされています。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」や「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公開日とトレーラー発表の間隔からすると12月公開の「ノー・ウェイ・ホーム」のトレーラーは少し早いとも言えますが、映画公開の約半年前になりますからトレーラーの公開時期としては妥当な時期とも言えそうです。

様々な噂が飛び交っている本作ですが、トレーラーではどこまで見せてくれるのでしょうか。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Spider-Man: No Way Home Trailer Could Come This Week

映画「ブラックウィドウ」エレーナ役フローレンス・ピューさん、2代目を継承するという噂について言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」でブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹エレーナ・ベロワを演じるフローレンス・ピューさんが、2代目ブラックウィドウになるのではないかという噂について、海外メディア Total Film とのインタビューの中で言及しました。

インタビューの中でピューさんは「誰もが知りたい事であり、次のことを考えたいと思っているにもかかわらず、この映画では、それ(2代目の継承)を強調しようとしているようには感じられませんでした」と噂を暗に否定するコメントをしました。

そもそもコミックのエレーナはキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのような単純なヒーローキャラクターではありません。噂の元になっているように2代目ブラックウィドウとして活動していた時期もありますが、それはナターシャの死後に自称していただけであり、ナターシャから託されたわけではありませんでした。

そしてヴィランとしての活動も多く、ナターシャと殺し合いをしたこともあれば、アベンジャーズと対峙したこともありました。

そのため、ヒーローとみるかヴィランとみるかは難しいところで、モバイルゲーム「Marvel Future Fight」ではヴィランとして登場していますが、モバイルゲーム「Marvel Strike Force」ではヒーローとして登場していたりと分かれています。

今回のインタビューでスカーレット・ヨハンソンさんは試写会の観客の反応として「ピューのキャラクターとその演技はとても愛されています。」とコメントしているため、愛されるキャラクターということはMCUのエレーナはヒーロー要素が強く描かれている可能性が高そうです。

エレーナは今後もMCUに登場すると見られており、ドラマ「ホークアイ」に登場すると報じられている他、そもそも映画「ブラックウィドウ」がシリーズ作品である可能性を、以前にスカーレット・ヨハンソンさんが示唆していました。

MCUのソロ映画は、主役のキャスティング変更があったハルク以外は全て続編が制作されている事を考えると「ブラックウィドウ2」があっても不思議ではありません。「ブラックウィドウ」はシビル・ウォーからインフィニティ・ウォーの間が描かれるとされていますが、インフィニティ・ウォーからエンドゲームの間のナターシャについてもまだまだ描く余地はありそうで、エレーナが2代目となるかどうかはそういった別の作品で描かれるのかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ソース:Florence Pugh Comments on How Black Widow Sets Up Her Marvel Future

デヴィッド・ハーバーさん、映画「ブラックウィドウ」の舞台裏写真を公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」でレッドガーディアン/アレクセイを演じるデヴィッド・ハーバーさんが、自身のInstagramにて本作の舞台裏写真を共有しました。

投稿には「夕焼けをテーマにした平和で美しい自撮り写真になるはずだった。結果的には、それぞれのキャラクターの決定的な内面的独白になってしまったのだが、そこに2人のハンボンが加わり、3人組になった。ナット、YB(Yelena Belova)、そしてキャプテンの歯磨き。7月9日に迎えに行きます。」とコメントを添えています。

本作の公式ストーリー概要は以下の通りです。

ブラック・ウィドウの前に突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ。
だが、この家族の再会によって、レッドルームの恐るべき陰謀が動きだす!
ブラック・ウィドウの作られた過去との戦いが、世界の命運を握る。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ドラマ「ホークアイ」、ディレクターズカットが完了したと監督が報告

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のバート&バーティ監督が最初の編集が終わったことを祝って、Instagram上で報告しました。シリーズは4月に撮影を終え、現在ポストプロダクションの最中となっています。

監督は「最高の才能を持つエディターの@rosie11982とTim Roche、そして多才で多面的な素晴らしいマーベル・ポストプロダクション・チームに感謝します。あなた方なしでは成し遂げられませんでした。いや、本当に。」とコメントを添えて投稿しています。

「ホークアイ」ではMCUシリーズから引き続きジェレミー・レナーさん演じるクリント・バートンを主人公としつつ、コミックで2代目ホークアイとなるケイト・ビショップをヘイリー・スタインフェルドさんが演じることになります。クリントからケイトへバトンが渡される作品と見られていますが、今の所詳細は不明です。

他には新ヒーローとなるエコーをアラクア・コックスさんが演じる他、ヴィランとしてピエロが登場するのではないかと報じられています。

また、映画「ブラックウィドウ」からエレーナ・ベロワが登場するという噂や、ジェレミー・レナーさんが度々S.H.I.E.L.D.のロゴが入った小道具をインスタで公開していた事から、S.H.I.E.L.D.が戻ってくるのではないかとの噂も出ています。

ドラマ「ホークアイ」は2021年内にディズニープラスで配信予定です。

アニメ「What if…」、プロデューサーがプロットを示唆

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初のアニメ作品「What if…」のプロットが示唆されました。ディズニーのD23マガジン2021年夏号に掲載された本作のプロデューサー、ブラッド・ウィンターバウム氏のインタビューにて明かされたと The Direct が報じました。

ウィンターバウム氏はインタビューでつぎのように述べています。

ご想像のとおり、映画の中には素晴らしい瞬間がたくさんあります。すぐにオタク脳になってしまうんです。「もし、ペギー・カーターがスティーブ・ロジャースの代わりにあのポッドに乗り込んで、スーパーソルジャーになっていたらどうなるだろう?第二次世界大戦ではどうなっていただろう」と考えます。そして、その映画の中で他に何が起こっていたかを考え始めます。もちろん、レッドスカルはまだそこにいるでしょうし、テッセラクトもまだ問題になっているでしょう。

また、予告編に登場したアイアンマン・スーツについても詳細を明かし、ハワード・スタークが製作したものであること、そして「テッセラクトがその力の源である」ことを認めました。

もし、スティーブ・ロジャースが痩せたままだったら、彼はまだ物語の一部になっていたでしょう。ハワード・スタークが彼らにアイアンマン・スーツを作って、その動力源がテッセラクトだったらどうだろう。そういった最初のアイデアを見て、「かっこいいだろうな」というだけではなく、独自の人生を歩んでいるものを選びました。

アニメ「What if…」は 2021年夏 ディズニープラスで配信予定です。一部報道では8月に米国で配信開始との事。

ソース:Marvel Producer Teases Plot Details For Hayley Atwell’s What If…? Disney+ Episode

ドラマ「ムーンナイト」、オスカー・アイザックさんが演じる事が正式に発表

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の主演をオスカー・アイザックさんが務める事が正式に公開されました。ディズニーのインベスターデイ2020では監督のみの発表にとどまっていましたが、今回オスカー・アイザックさんのInstagramとマーベル・スタジオのTwitterで同じ写真が共有され、公式発表となりました。

「我々がムーンナイトだ」とのコメントと共に、壁一面に貼られたコミックアートやコンセプトアートの前に立つオスカー・アイザックさんの写真が投稿されました。

2020年の秋頃からスタジオとアイザックさんが交渉に入っていると報じられ、年明け以降は撮影関係者の言葉からほぼほぼ確実とみなされていましたが、公式に認められたのはこれが初めてとなります。

ドラマは3月からブダペストで撮影が開始されており、ロケ現場の写真などもしばしば報告されています。

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスで配信予定ですが、具体的なリリース日は設定されていません。