ドラマ「ロキ」脚本家がコミックからインスピレーションを受けている事を明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」のヘッドライターを務めるマイケル・ウォルドロンさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、本作に登場する組織TVAがコミックからのインスピレーションを受けている事を明かしました。

ウォルドロンさんはインタビューの中で以下のように述べています。

TVAはマーベルコミックのあらゆる場所に登場するので、幅広いアイデアからインスピレーションを得ました。ファンタスティック・フォーではTVAが走り回っていますし、シー・ハルクにもクールな形で登場しています。これらのストーリーはすべて、「このクレイジーな組織は何だ?そして、彼らを題材にした、テレビ番組を作れるようなリアルな組織にするにはどうしたらいいんだろう?」と考えるきっかけをくれました。

1991年のコミック「ファンタスティック・フォー#353」で初登場したTVA(Time Variance Authority)は、タイムライン、マルチバースを監視し、時系列を乱す存在やタイムラインを消したりする事で改変を防ぐ活動をしています。

ウォルドロンさんのいうようにコミックのTVAはファンタスティック・フォーやシーハルクとの関連も深く、また、それらは今後のMCUでの制作が決まっている作品でもあります。そのためTVAの動向は今後の伏線を含む可能性が高く、主人公のロキと同じぐらい要注目の存在となりそうです。

ドラマ「ロキ」は 2021年6月9日(水)16時 よりディズニープラスで配信予定です。

ソース:Loki team tease show’s inspirations: Mad MenBlade Runner…and Teletubbies?

映画「エターナルズ」に出演のサルマ・ハエックさんと監督が本作の多様性について語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督とエイジャック(あるいはアジャク)役を演じるサルマ・ハエックさんが、海外メディア Variety とのインタビューで本作の多様性についてコメントしました。

「エターナルズ」ではこれまでに人種的な多様性とLGBTQ+といった性別の多様性を取り込んでいる事が明かされていますが、今回のインタビューでは年齢の多様性についても触れられました。

クロエ・ジャオ監督はハリウッドにおける年齢差別の問題に触れ、以下のように述べています。

ハリウッドにおけるエイジズムは、私たちがアーティストとして立ち向かわなければならない非常に気になる問題です。年齢を重ねることは、人生の美しい部分であり、祝福されるべきことです。サルマが エターナルズファミリーをリードしてくれることは、私たちにとって本当に名誉なことです。すべての功績を称えることはできません。(製作総指揮の)ネイト・ムーアが、(脚本家の)カズ・フィルポとライアン・フィルポと一緒に手がけたトリートメントを最初に見せてくれたとき、彼らがまとめたキャラクターの年齢の多様性に感銘を受けました。それは、私が「エターナルズ」にとても興奮した理由の大きな部分を占めています。

また、ハエックさんも「エターナルズ」の多様性について触れ、以下のようにコメントしました。

多くの人が見られていると感じられると思うし、それは重要なことであり、大切なことだと思います。多様性のための多様性ではありません。監督が私たち一人一人を選んだことで、エターナルズの目的に沿った家族が形成されているのです。この映画の目的のために。無理矢理感はありません。

ハエックさんは過去のオーディションでメキシコ人という理由で不合格になった事があると明かしました。また、別のインタビューではオファーが来たときに「メキシコ人で女性で高齢の私がマーベルのアクションヒーローになるなんて、なにかの悪戯かと思いました。」と語っています。そしてマーベル・スタジオが自然な形で多様性を拡張していると称賛し、それをサポートしてくれたケヴィン・ファイギ社長とヴィクトリア・アロンソ副社長に感謝の言葉を述べました。

設定的にコミックのエターナルズは基本的に不老不死で1000年を超えて生きている種族でありますが、映画のエターナルズメンバーの見た目は54歳のサルマ・ハエックさんから13歳のリア・マクヒューさんまで幅広い年齢層で構成されています。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Salma Hayek on the Diverse Cast of ‘Eternals’: ‘A Lot of People Are Going to Feel Seen’

映画「ソー:ラブ&サンダー」のセット写真が公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のロケ地であるシドニーに大掛かりなセットが登場し、その航空写真を海外メディア DailyMail が公開しました。ニューアスガルドと思しきそのセット写真には、後で海が合成されるのでしょうか、非常に大きなブルースクリーンも確認できるようになっています。

多くの家屋の他に、バイキングが使うようなロングボードなども確認することが出来ます。

このボートは、タイカ・ワイティティ監督が2020年4月に公開した本作のコンセプトアートとも非常に似ています。

©MARVEL,Disney

「ラブ&サンダー」は来月頭にも撮影が終わると報告されており、本作におけるニューアスガルドのシーンはそれほど多くないのかもしれません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)で登場したニューアスガルドですが、ラストシーンではソーが地球をあとにしたため、ヴァルキリーが王となって治めているはずの街です。物語とどう絡んでくる事になるのでしょうか。

シリーズ最新映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年5月6日 米国公開予定です。

【ネタバレ注意?】ドラマ「ロキ」、トレーラーに既に複数のロキが存在している? ─ 海外ファンが指摘して話題に

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の配信開始まで3週間を切り、トレーラーやポスターなどが公式から続々と公開される中、先日公開されたトレーラー「Miss Minutes」の中にトム・ヒドルストンさんが演じているロキとは別のロキが登場している可能性が浮上してきています。

先程、日本語字幕つきの「Miss Minutes」も公開されたので、未見の方はこちらでご確認ください。

動画の38秒、39秒あたりでトム・ヒドルストンさん演じるお馴染みのロキがTVAの兵士に囲まれて移動するシーンが挿入されますが、この両脇の兵士がヴァリアント・ロキであるという指摘が上がっています。

©2021 MARVEL,Disney

この指摘を投稿した@MarianaLokiEra氏によると、画面左手側がソフィア・ディ・マルティーノさんが演じるレディ・ロキ、画面右手側がジャック・ビールさん演じるキッド・ロキではないかとの事。

二人の役どころは公式には明かされていませんが、マルティーノさんは以前にグリーンをベースにしたアスガルド人のような衣装を身に着けた姿がリークされた事がありました。

指摘が正しければこのシーンは単なるロキの連行シーンではなく、二人のヴァリアント・ロキがロキの逃亡を手助けしている可能性もありそうです。今回の話題のシーンが何話のものかは不明ですが、真相はあと数週間で明かされる事になりそうです。

ドラマ「ロキ」は 2021年6月9日(水)16時 よりディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ロキ」、トム・ヒドルストンさんがロキの過去、現在、そして未来を語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でロキを演じる俳優のトム・ヒドルストンさんが、MCUのロキの過去を振り返り、間もなく配信が始まるドラマ「ロキ」と今後のMCUにおけるロキについて、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で語りました。

ヒドルストンさんは、これまでMCUにおけるロキのストーリーの大部分を占めていた「ソーとの関係とは独立したロキの部分を探求する」というアイデアを中心に、マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギ氏からアプローチされた経緯を説明しました。また、ソー3部作とは、シリーズを通して「まだ整合性がある」と指摘しています。

ロキとソーとが兄弟である事とは関係なく、二面性を持っていたり、他の人と関係を持っていたりしますが、それはとてもエキサイティングなことだと思いました。だから、オーディンソンのサーガ、あの3部作はまだ整合性を保っていて、あらためて語り直す必要はないのです。

そして今回のドラマ「ロキ」は、時間に焦点を当てた存在であるロキを登場させるという決断をすぐに受け入れ、この動きを「このシリーズに関わる誰もが持っていた最高のアイデア」と表現しました。

ヒドルストンさんは引き続きMCUのキャラクターに潜入し、過去の出演作では「ロキには常にコントロールされた何かがあった」とコメントしました。「ロキ」では、TVAに出会った途端に「すぐにコントロールが効かなくなり」、初めて「自分のコンフォートゾーンから外れた」状況で働かなければならなくなると説明します。

他の作品では、ロキは常に何かをコントロールしているように見えました。自分の手札が何で、それをどのように使うかを正確に知っているように見えたのです。そしてロキvs.TVAでは、ロキがすぐにコントロールを失い、完全にペースを乱され、居心地の良い場所から外れ、不安定になり、行動を起こしている環境です。

最後に今後のロキについてもコメントしています。

私はすべてにオープンです。このキャラクターには何度もさよならを言いました。決めつけないことを学びましたね。私はただ、自分がまだここにいて、まだ新しい道があることに感謝しています。

「ロキ」のシーズン2について公式からの発表はありませんが、いくつかのドラマのシーズン2が計画されている事は以前にケヴィン・ファイギ社長が明かしていました。それもあってか水面下では色々と動きがあるようで、これまでにもシーズン2に関する報道はいくつかあり、その際は2022年から制作が始まるとも言われていました。

ドラマ「ロキ」は 2021年6月9日(水)16時 よりディズニープラスで配信予定です。

ソース:Loki takes over: Tom Hiddleston on his new TV series and a decade in the MCU

【噂話】ドラマ「ミズ・マーベル」1話にキャンプ・リーハイが登場?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の第1話でキャンプ・リーハイが登場すると報じられ、話題になっています。キャンプ・リーハイはキャプテン・アメリカ生誕の地として映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で登場し、以降もたびたびMCUでは登場しています。

ツイッターアカウント MsMarvelNews によると、「キャストやスタッフに近い関係者によると、シリーズの第1話でカマラ・カーンが参加する「アベンジャー・コン」は、ニュージャージー州ウィートンにある架空の陸軍基地、「THE FIRST AVENGER」のキャンプ・リーハイで行われる。」との事です。

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年)で超人血清を打つ以前のスティーブ・ロジャースが訓練を受けていたキャンプ・リーハイはその後SSRの基地となり、さらにそのあとはS.H.I.E.L.D.が利用していました。この事は映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)でも描かれていました。

しかし、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年)で判明したとおり、リーハイの地下ではヒドラのアーニム・ゾラが長い年月をかけてインサイト計画を実行していました。

「エンドゲーム」で登場したキャンプ・リーハイは過去の話であり、MCUの時系列上では「ウィンター・ソルジャー」の時点でS.H.I.E.L.D.(に潜伏していたH.Y.D.R.A.)のミサイルによって爆破されています。

その後その土地がどうなったかは不明ですが、アベンジャー・コンなるイベントが開催されるということは、米軍、S.H.I.E.L.D.やS.W.O.R.D.、あるいはスターク・インダストリーズなどが関わってある程度再建しているのかもしれません。

ミズ・マーベル/カマラ・カーンはコミックではインヒューマンズであり、昨年発売されたゲームのカマラもインヒューマンズとして描かれていましたが、MCU版は今の所インヒューマンズかどうかは明言されていません。

噂通りキャンプ・リーハイで何らかのイベントが行われ、そこでテリジェン・ミストを浴びてインヒューマンズとして覚醒するパターンもありそうですが、ゲームのプロットと似すぎている気もします。

カマラがどのようにして能力に目覚めるのか、注目ポイントのひとつとなりそうです。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2021年後半に ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ロキ」、トム・ヒドルストンさんが30秒でロキのこれまでを振り返る動画が公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」から、主演のトム・ヒドルストンさんが映画「マイティ・ソー」からのロキの歴史を30秒で振り返る動画「Loki in 30 Seconds」が公開されました。

ロキはTVAのもとで歴史修正をするために働かされる事になるようですが、悪戯の神であるロキは歴史をどのように変えてしまうのでしょうか。

「ロキ」の公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、アイアンマンたちが訪れた過去の世界で四次元キューブを手に消え去ったロキ。見知らぬ地で目を覚ましたロキは、”時間の流れが違う“という謎の組織TVAの男に拘束され、新たな戦いに巻き込まれることに。作業服を着て戦う姿やシックなスーツでお洒落にキメて飛行機に乗り込む姿など、ロキが様々なビジュアルに変貌。四次元キューブを手にした後、ロキに起こったこととは…?『エンドゲーム』後を舞台にした、ロキの新たな冒険が始まる!

ドラマ「ロキ」は 2021年6月9日(水)16時 よりディズニープラスで配信予定です。

映画「ブラックウィドウ」劇場公開日が1日早くに繰り上げ変更 ─ ディズニープラスは据え置き

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の劇場公開日が 2021年7月9日(金) から1日はやく繰り上げとなり、2021年7月8日(木) 公開となることが発表されました。ディズニープラスでのプレミアアクセスはこれまでどおり7月9日(金)との事です。

本作の公式ストーリー概要は以下の通りです。

ブラック・ウィドウの前に突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ。
だが、この家族の再会によって、レッドルームの恐るべき陰謀が動きだす!
ブラック・ウィドウの作られた過去との戦いが、世界の命運を握る。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」脚本家が今後のバッキーについてコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の脚本を担当したマルコム・スペルマンさんが、海外メディア the Playlist とのインタビューで今後のバッキーについてコメントしました。

スペルマンさんはインタビューの中で、バッキーが真の自由を獲得した事で、彼の未来に多くの可能性をもたらすだろうと述べました。

それは彼の未来に「多くの可能性をもたらす」ものです。バッキーはある意味、自由だと思うんです。ワカンダから出てきても、彼はまだ完全に自由ではありませんでした。彼は洗脳から解放され、今のバッキーはある意味で自由だと思います。最後の笑顔を見てください。家族を得て、コミュニティのクックアウトに招待されています。私たちが見たことのないような方法で彼は自由になり、それは彼にとって多くの可能性につながると思います。

また、サムの姉サラとの関係についても以下のように言及しました。

バッキーとサラは脚本の段階ではもっと多くの時間を費やしていました。どんな作品でも同様ですが、キャラクターをより深く掘り下げて作業出来ましたが、それでも十分な時間はありませんでした。

バッキーとサラのエピソードはもっと用意されていたようですが、残念ながら時間の都合でカットされてしまったとの事。この事はカリ・スコグランド監督も「もう少し撮っていたが放送には含まれなかった」とインタビューで話していました。

バッキーを演じたセバスチャン・スタンさんは2014年のインタビューにてマーベル・スタジオと9本の出演契約を交わしていると明かしており、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の5作品に登場しました。「ブラックパンサー」での僅かな登場と、2014年時点では計画になかったであろう本ドラマとあわせても7作品となり、まだ最低2作品の契約が残っていることになります。

今後の作品でヒドラから解放されたバッキーはどんな活躍をするのでしょうか。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Malcolm Spellman On ‘Falcon & The Winter Soldier,’ Pushing Back On The “No Showrunner” Narrative & Marvel Never Flinching [Interview]

【噂話】映画「ドクター・ストレンジ・itMoM」のメインヴィランはシュマゴラスだと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」のメインヴィランのひとりがシュマゴラスのようだと、海外メディア the Illuminerdi が報じました。シュマゴラスに関しては先日、マーベル・スタジオがMCUへの導入計画を進めているとの報道がありましたが、今回の報道が正しければ思ったよりも早く戦うことになるようです。

記事によると、カオスディメンションの支配者シュマゴラスはアメリカ・チャベスの次元やマルチバースを移動する能力を狙ってやってくるとの事。その能力を使って全ての世界を支配しようと目論んでいるようです。

マーベル・ユニバースの中でも極めて強力なヴィランであるシュマゴラスですが、前回の記事でもお伝えしたとおりコミックではドクター・ストレンジの師匠であるエンシェント・ワンが命と引換えに封印することに成功しました。

エンシェント・ワンの代わりに務めを果たすのは主人公のストレンジなのでしょうか、それともカオスマジックを操るワンダなのでしょうか?

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 米国公開予定です。

ソース:HOW SHUMA GORATH AND AMERICA CHAVEZ FIT INTO DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS: EXCLUSIVE