映画「ドクター・ストレンジ」、妹ドナ・ストレンジ役ルル・ウィルソンさんは再演を望んでいる

2016年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ」で主人公の妹ドナ・ストレンジを演じたルル・ウィルソンさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューで作品からカットされた事に対して言及し、もう一度ドナを演じたいという姿勢を見せました。

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ルル・ウィルソンさんはドナ・ストレンジとして11歳の頃に「ドクター・ストレンジ」に参加し、実際に撮影も済ませましたが、劇場公開バージョンに含まれる事はありませんでした。

ウィジャ」や「アナベル」、「ベッキー」などホラーやスリラー映画を得意とするウィルソンさんは「ドクター・ストレンジ3」出演のチャンスがあれば再演するかどうか質問された際に「ええ、もちろん!もちろんです!そうでない人はいないでしょう?あの時、私は小学5年生で、本当に、本当に若かったんです。私が撮影現場にいたのはほんの2、3日で、何をしたかは言えないわ」とドナ役に再び挑む気持ちがある事を明かしました。

さらに、「私が死んで、それが全体の流れでした。ドナ・ストレンジが死んで、ドクター・ストレンジは『妹が死んでしまった!』って感じです。それは良い瞬間で、私にとっても良いことでしたから、削除されてちょっと腹が立ったのを覚えています(笑)」と語りました。

一作目では、ドナとドクター・ストレンジの象徴的な宿敵であるナイトメアの両方が登場する予定でしたが、どちらも製作終了までに削除されました。

「ケヴィン(・ファイギ)は非常に説得力のあるケースを作りました。」とスコット・デリクソン監督は映画公開当時に Empire とのインタビューで話しています。「ナイトメアから始まるトラブルは、”ドリーム・ディメンション “が別の次元であるという考えを伝える事でした。しかし、この映画は十分に挑戦的で、すでに説明の多い映画でした。最終的にドルマムゥが最も理にかなっていたんです。コミックでは最も存在感のある悪役ですしね。」

「悪夢そのものが次元であるという考えを紹介しようとするのは、少し複雑なアイデアなので、それはしないことにしました。この先のどこかで、それを探求することができたらいいなと思っています。それはとてもクールなコンセプトだと思うからです。」

そして2作目で再びナイトメアに関する映画の制作が始められ、コンセプトアート(art1art2)などもいくつか制作されるなどの進展が有りましたが、最終的に監督と脚本家が交代となり、またもやナイトメアが登場する機会が失われてしまいました。

しかしドナに関しては「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のシニスター・ストレンジのセリフで紹介され、1作目で削除された物語について少しだけ判明する運びとなりました。

ドナ・ストレンジは故人ですが、死すら超越したマーベルの世界で再登場する事はさほど難しいことでは有りません。「ドクター・ストレンジ3」はインカージョン阻止のために再び様々な世界を移動するであろう事が予測されており、別のマルチバースでドナがドクター・ストレンジとしてソーサラー・スプリームになっている世界があったとしても不思議ではありません。「ドクター・ストレンジ」撮影当時から成長し、大人になったルル・ウィルソンさんでは回想シーンによる再登場の方が難しいとも言えるでしょう。

現在、「ドクター・ストレンジ3」についてほとんど何も発表がありませんが、ウィルソンさんは希望通りドナを再演出来るのか、そしてどのような物語になるのか今後の情報に期待です。

映画「ドクター・ストレンジ」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Doctor Strange: Lulu Wilson Details Her Cut Scene as MCU’s Donna Strange (Exclusive)

ジェームズ・ガン監督、MCUの相談役を務めていた事を明かす

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督が、2018年にTwitterでの不適切発言がもとでディズニーから解雇される以前に、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スパイダーマン:ホームカミング」などの映画制作について相談役になっていた事を、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で明かしました。

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ガン監督は「私はすべての作品をコンサルティングしていました。全てのマーベルの映画に関して相談を受けていたんです。ケヴィン(・ファイギ社長)から『スパイダーマン』の脚本が送られてきて、僕はメモを返しました。『ドクター・ストレンジ』や『キャプテン・マーベル』の脚本を送ってきては、そのすべてにアドバイスをメモしました。それは正に友人として、そしてチームの一員であり、チームプレーヤーとしての事だったのです。」と、ガーディアンズシリーズに留まらず、あらゆる映画の相談役を務めていた事を明かしました。

これはMCUの初期からフェーズ2の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」まで貢献していたジョス・ウェドン監督がやっていた事と同様の仕事を引き継いでいた事を意味するようです。

さらにガン監督は今後のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやMCUのために準備し、設定しているものがたくさんあるとも述べています。2022年のインタビューでも監督はファイギ社長にプロジェクトの売り込みを行っていることを明かしていました。

解雇がなければ引き続き相談役として活躍するか、あるいはさらに上のポジションが用意されていた可能性もありますが、残念ながらそれが実現する事はありませんでした。

ガン監督は今後、マーベルのライバル社でもあるDCの実写ユニバースを率いていく事になりますが、監督は以前に両スタジオの代表にコミック「マーベルvs.DC」の実写化の話を持ち込んだとも明かしており、ライバル社の立場からマーベルに関与する事にも期待されています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」は2023年5月3日 より劇場公開中です。

ソース:‘Guardians of the Galaxy Vol. 3’ Helmer James Gunn Had Big Plans for the ‘Cosmic’ MCU: ‘I Was Consulting on Everything’ (Video)

クリス・エヴァンスさん、MCU復帰への可能性について語る【2023年4月版2】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」などに出演したクリス・エヴァンスさんが、AppleTV+で配信予定の映画「ゴーステッド」のプロモーションのため、GMA(Good Morning America)にゲスト出演し、本作の楽しいカメオ出演のためにマーベルの友人を呼び寄せた事や、彼が再びシールドを手にしキャプテン・アメリカになる可能性について話しました。

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「ゴーステッド」にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)からのカメオがあるかどうか質問されたクリス・エヴァンスさんは「ええ、その通りです。それを明かしてもいいのか?って思うよね。昔のマーベルの仲間が戻って来てくれるんだけど、僕は人にカメオ出演を頼むのが申し訳なく思うんです。最悪ですよ。」とMCU俳優のカメオ出演がある事を認めました。

MCが「好きでやってる人もいたよ?」と続けると、「まあ、彼らのスケジュールに合えばね。でも、この人たち、チャレンジしてくれたし、私のそばにいてくれました。素晴らしいことです。」と述べました。

続けてスティーブ・ロジャース役の復帰について質問されると「知ってるでしょう?あれは僕の人生の中でとても特別な時間だった。私はこのキャラクターをとても大切にしているんだ。それが問題なんです。守りに入っています。」とこれまでと同様のスタンスである事を話しつつも、「(スティーブ・ロジャースとして)戻るには、正しい理由、正しいタイミングでなければなりません。それにはちょっと早すぎるような気がします。今はアンソニー・マッキーがキャプテン・アメリカです。他にも語るべきストーリーがあるんです。今のところ、私たちはとても良い形で幕を閉じました。それを汚してしまうことを心配しすぎてしまうんです…」と語りました。

スティーブ・ロジャース役での復帰にはまだ躊躇いがあるクリス・エヴァンスさんですが、2022年のインタビューでは、キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じる前に演じたマーベルキャラクターのヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役でのMCU出演については大歓迎だとも語っていました。

「ゴーステッド」は「デッドプール」シリーズのレット・リースさんとポール・ワーニックさん、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のクリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんが脚本として参加。クリス・エヴァンスさんがアナ・デ・アルマスさんと三度目の共演を果たす本作では何人かのマーベル俳優がカメオ出演すると言われており、その中の一人としてMCUでブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフを演じたスカーレット・ヨハンソンさんの名前が噂されています。

スティーブ・ロジャースの復活は完全に望めないわけではなく、エヴァンスさん自身は「今はまだ」という気持ちであり、1つ2つ先のサーガぐらいまで気長に待つ必要があるかもしれません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の削除された幻の冒頭45分の存在が明らかに─内容や消された理由も

マーベルコミックのアーティスト兼作家であり、サノスの生みの親であるジム・スターリンさんが、Youtube番組 Near Mint Condition に出演し、マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」から削除されてしまった幻のシーンの存在を明かしました。

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スターリンさんは映画の制作期間中に脚本家のクリストファー・マーカス氏とスティーブン・マクフィーリー氏から「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」の内容を全て聞かされたと言います。

「インフィニティ・ウォー」が公開される直前、監督の一人であるジョー・ルッソから連絡がありました。そして、撮影現場に行った時に、マーカスとマクフィーリーは、2つの映画で何をするのか、すべてを話してくれたし、すべてのコンセプトアートが壁に掲げられている廊下を走らせたんです。だから1年半の間、僕は口をつぐんでいなければなりませんでした。

そして、「インフィニティ・ウォー」には撮影したにも関わらず、削除されてしまった幻の冒頭シーンがあった事を次のように語りました。

しかし、映画が公開される1ヶ月ほど前になって、ジョーからメールか何かで、「『インフィニティ・ウォー』の冒頭にあったサノスの45分間はカットされたよ」と言われたんです。サノスが最初のジェム(パワーストーン)を手に入れるシークエンスがあったんだけど、それがカットされました。撮影はしたんですが、会社はVFXコストを抑えたかったし、2作目(エンドゲーム)のような長い映画にはしたくなかったんでしょう。彼らは、この映画があれほどヒットするとは思っていなかったんです。

そして、番組側が「インフィニティ・ウォー」のディレクターズカット版が欲しいと指摘すると、スターリン氏はそういう計画もあったが実現しなかったと明かしました。

ええ、私もそうしてほしいですね。彼らはDVDの特典映像として収録するつもりでしたが、結局実現しませんでした。

「インフィニティ・ウォー」の冒頭でソーやロキが乗船していた宇宙船がサノス達に襲われた時、サノスは既にパワーストーンを手にした状態でした。映画が進むに連れてそれは「サノスがザンダー星を襲って手に入れた」とガーディアンズ達から説明されています。

このザンダー襲撃シーンが実際に撮影されていたという事ですが、これ以上コストをかけたくなかったとも説明されていることから、VFXの作業が行われていない生の映像がディズニーあるいはマーベル・スタジオのアーカイブで眠っている可能性が高いようです。

ディレクターズカットや削除シーンについては監督それぞれに思いもあるようで、「ソー:ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督は以前のインタビューにて、「削除シーンは必要ないと感じたから削除したのであって、見せて大丈夫な十分なクオリティになっていない」とあまり見せたくないとも話していました。

パワーストーンにまつわるこのシーンが今後公開されるかどうかは不明ですが、45分という事であればマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションの一つとしてなんとか完成版を見てみたいものです。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」はディズニープラスで配信中です。

ジェシカ・チャステインさん、映画「ドクター・ストレンジ」出演オファーを断っていた

「インターステラー」、「オデッセイ」、そしてFOX制作のマーベル映画「X-MEN:ダークフェニックス」などに出演したジェシカ・チャステインさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ」出演のオファーを断っていた事が判明しました。

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「ドクター・ストレンジ」の脚本を手掛けたC・ロバート・カーギルさんはインタビューの中で、ジェシカ・チャステインさんをクリスティーン・パーマー役としてオファーしたものの断られたと明かし、それが「これまでで最もクールな断り方」だったと語りました。

カーギルさんによると、スーパーヒーローや凶悪なヴィラン、不思議なエイリアンやクールなスパイがたくさん登場するマーベルの世界の中で、チャステインさんはただの人間の恋愛感情を演じる事に興味を示さなかったと言います。

Junkfood Cinema ポッドキャストに出演したカーギルさんは次のように述べました。

彼女は「このプロジェクトは素晴らしいし、是非出演したいと思います。でもマーベル映画に出演してマーベルキャラクターになるチャンスは人生に一度きり。私はバレエの訓練も受けたし、どうしてもマントを着てみたいわ」って言ったんです。最高にクールな断り方でした。彼女はマーベル映画に出たいけど、それはナイトナースではなくてもっと特別なキャラクターになりたかったんです。

2016年公開の「ドクター・ストレンジ」のオファーを断ったあと、チャステインさんは2019年公開の「X-MEN:ダーク・フェニックス」に出演し、ヴィランのエイリアン、ヴークを演じました。

「ドクター・ストレンジ」の大ヒットとは真逆に「ダーク・フェニックス」はその年最大の赤字映画として名を残してしまいましたが、チャステインさんが演じたヴークは映画の中で大きな印象を与えました。一方で「ドクター・ストレンジ」のクリスティーン・パーマーは一般人役であり、チャステインさんが求めるマーベルらしいキャラクターではありませんでした。

2020年に開催された「ドクター・ストレンジ」のウォッチパーティーの中で、本作のスコット・デリクソン監督はクリスティーン・パーマー役のレイチェル・マクアダムスさんについて「彼女を起用するために懸命に戦いました。このようなファンタジーな事に対する彼女のリアクションには説得力があると思ったからです。」と称賛しています。

また、パーマー役を断ったジェシカ・チャステインさんは2021年のインタビューにて、「一度きりのヴィランならマーベルの世界に戻りたい」とも語っています。

映画「ドクター・ストレンジ」、映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」はディズニープラスで配信中です。

マーク・ラファロさんがハルクのバディに相応しいヒーローについて言及

マーベル・スタジオ制作の映画「アベンジャーズ」などでハルク/ブルース・バナーを演じているマーク・ラファロさんが、エメラルドシティコミコンに出席した中で、ハルクのバディを務めるに相応しいヒーローについて名前を明かしました。

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ファンから「バディ映画を撮るなら誰と組みたいですか?」と質問されたラファロさんは、「僕はクリス・ヘムズワースが好きです。だから、ソーを救うために、僕をまた招待してくれるのをずっと待っているんだ。それは冗談、僕はキャンセルされてしまったよ」と、再びソーとのタッグを組みたいとしつつも今のところその計画がない事を示唆しました。

その前にはスカーレット・ヨハンソンさん演じるブラックウィドウは「誰よりも強い」と称賛しつつ、「グルートは使い道がわかりません(笑)」と想像出来ないコンビについても言及しました。

ハルクとソーは「アベンジャーズ」で共演した時から犬猿の仲といった描写で、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」では素晴らしいコンビネーションを見せてくれました。ラファロさんはそのコンビの再登場を望んでいたようですが、残念なことに「ソー:ラブ&サンダー」にハルクの出番はありませんでした。

ソーは5作目の映画が「ラブ&サンダー」の最後で示唆されており、ハーキュリーズ(ヘラクレス)と戦うことを予感させています。ソーとハーキュリーズの筋肉対決にハルクが割って入る姿には興味をそそられますが、北欧神話とギリシャ神話の対決という背景からすると、やはりハルクの出番は期待できないかもしれません。

ただし、ハルクは権利問題の解消に前進していると報じられており、マーク・ラファロさん演じるハルクの初のソロ映画が正式に制作される事になった時、ソーをゲストとして迎える事は出来るかもしれません。

ハルクの次の登場作品は正式には分かっておらず、一部報道によると映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に登場するとかしないとか、様々な噂が出ています。

「マイティ・ソー/バトルロイヤル」を超えるバディ感は期待出来ないかもしれませんが、「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でオリジナルのアベンジャーズふたりが肩を並べる姿を再び見る機会はあるかもしれません。

ソース:Mark Ruffalo Throws Shade at Thor Franchise After Love & Thunder Disappointment

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」、アントマンの編集ミスについてポール・ラッドさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の主演を務めたポール・ラッドさんが、海外メディア BBC Radio 1 に出演し、「アベンジャーズ/エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について言及しました。

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動画の5分ごろから、「エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について質問されたポール・ラッドさんは、「そうですね、新しいアントマンの映画を見ると、複数のアントマンが登場する瞬間があり、おそらく似たようなものであることがわかります。」と延べ、「未来を垣間見た可能性がありますよ」と編集ミスをクアントマニアジョークで返しました。

ディズニーはここ数年だと「ミズ・マーベル」「ワンダヴィジョン」などを配信後にサイレント修正を行ってきました。それらはMCU作品に限らわずにディズニー作品全般で行われていますが、「エンドゲーム」のアントマンが二人いるエラーや、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のポータルエラーなど、そのまま放置されているものも存在しています。

もちろん修正のコストがそれぞれ異なるため、簡単に直せるもののみ対応している可能性はありますが、ポール・ラッドさんはアントマンに関するエラーを単にVFXチームのミスとするのではなく、アントマンシリーズ最新作と絡めてコメントしました。

「クアントマニア」は賛否両論の内容で海外レビューサイト Rotten Tomatoes ではMCUで下から2番目の位置にランク付けされています。一方で公開3日間の興行収入では1億ドルを超える売上を見せるなどかなり上位に来ており、アントマンシリーズ3作中でも1位になっています。ワスプの役割がジャネット以下だった事を考えると、本作はほぼ「アントマン&キャシー」と言った内容でしたが、特に征服者カーンの存在感も強く、フェーズ5の最初の作品として、またマルチバースサーガのクライマックスに向けて、いいスタートを切れたようです。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」よりスターロードとマンティスの秘密の関係が明らかに

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスペシャルドラマ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」の準備として米国で配信された「Marvel Studios Legends」(邦題:マーベル・スタジオ 知られざる秘密)のマンティス編にて、「Vol.2」の削除映像が公開され、誰もが薄々感じていた疑問が明らかになりました。

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海外メディア The Direct によると、当該エピソードのラストで映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2」(リミックス)の削除シーンが挿入されており、その中でドラックスとマンティスは次のような会話をしていると言います。なお、記事執筆時点でこのエピソードは日本では配信されていません。

ドラックス:なぜ言わないんだ?
マンティス:(肩をすくめる)
ドラックス:彼は君が妹だと気づいているはずだ。
マンティス:私たちの唯一のつながりが、彼の最大の恥ずべきことの原因です。でも私はそうは思ってない。

劇中にてエゴがあらゆる宇宙人との子供を設けてきたと話していたように、マンティスも実際に生まれてきた子供の一人であると設定されていたようです。つまりスターロードとマンティスは双方ともエゴの子供であり、異母兄妹として撮影されていた事になります。

しかしこの設定が公式に生きているかは不明で、シーンごと破棄された設定なのか、今後のMCUのどこかでもう一度言及されるのかは分かっていません。

エゴはその目的のためにクイルこそ完璧だと話していたことから、マンティスはエゴのパワーをそれほど引き継いでいないかもしれません。しかし側に置いていた事を考えると、クイルと接触するまでは一番出来が良かったか、相当気に入っていたと設定されていた可能性はあるようです。

ちなみにコミックではクイルとマンティスが兄妹という設定はありません。そもそもマンティス自体が宇宙人ではなく、地球人であり、クリー人に改造されたというキャラクターになっています。

クイルとマンティスの設定がいきているならば、「ホリデースペシャル」は兄の悲しみのために立ち上がる妹の構図になりそうですが、果たしてその内容はどうなっているのでしょうか。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」の概要は以下のとおりです。

大切な仲間のクリスマスを特別なものに・・・。そんな思いから銀河一の”落ちこぼれ“チームが用意したクリスマスギフトは・・・なんと人間!? 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、ガモーラを失って傷心したクイルを励ますため、 “ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は、完璧なクリスマスギフトを求め地球に降り立つ。 しかし、“クリスマス”という地球の慣習など知らない彼らが用意したプレゼントは、モノではなく・・・クイルの憧れ”ケヴィン・ベーコン”だった。 果たして、彼らのサプライズは成功するのか!?ジェームズ・ガン監督が贈る、銀河一の”落ちこぼれ“チームの破天荒なクリスマス・アドベンチャーが始まる!

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル」は 2022年11月25日 ディズニープラスで配信予定です。

ソース:Disney+ Just Spoiled Star-Lord’s Secret Sister In the MCU

映画「キャプテン・アメリカ」3作目はもともと全く違う話だったがケヴィン・ファイギ社長に許可されなかったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」は当初の計画ではまったく異なる物語になる予定だったと、ポッドキャスト「The Town」に出演したプロデューサーのネイト・ムーアさんが明かしました。

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ムーアさんはキャプテン・アメリカ3作目の映画がコミックの「シビルウォー」ではなく「マッドボム」をベースにしていた事を番組内で次のように明かしました。

キャプテン・アメリカ3を開発していて、とてもうまくいっていました。ウィンター・ソルジャーが成功し、ファンは映画の続きに興味をもって話をしていたのですが、明らかにウィンター・ソルジャーのストーリーを解決しなければならないと思いました。キャップとバッキーを最終的に再会させたかったのです。そして、ジモを使いたいと思ったんです。素晴らしいキャラクターです。キャップの典型的な悪役ですよね。マッドボムのマクガフィンを軸に映画を作り、マッドボムが爆発して一般市民同士が争うようになるんです。正直なところ、『キングスマン』でやったことに少し似ていると今は思います。

マッドボムは1975年のコミック「キャプテン・アメリカ #193」で登場し、起動すると特定のエリアにいる全員が怒りの発作を引き起こされ狂戦士化するような装置でした。

ムーアさんとチームはうまくいっていると思っていたそうですが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、このマッドボムの物語は「十分に大きくない」と考えたと言います。

それはクールで、地に足がついていて、政治的で、何でもありでした。私たちは、「原稿を書かせてください、証明してみせます」と言いました。原稿が終わると、ケヴィンは僕をオフィスに引っ張り込んで、「シビルウォーに挑戦した方がいいと思うんだ」と言ったんです。僕は「ケヴィン、シビル・ウォーに登場するキャラは半分もないんだよ。ニュー・ウォリアーズもいないし、できない理由だらけだ。」と言いましたが、彼は「家に帰ってコミックを読んで、それについて話そう」と言ったんです。その夜、家に帰ってそれを読んで、前に読んだことがあったからもう一度読んでみたんだけど、「そうだ、ネガティブゾーンの刑務所がないんだ」って思いました。

ムーアさんが指摘した多くの足りない要素にもかかわらず、ファイギ社長は「シビル・ウォー」の実現に自信を持ち、ライタールームで「マッドボムは中止して、君たちはシビル・ウォーをやるんだ」と言いました。

マーカス、マクフィーリー、ジョー、アンソニーと一緒にライタールームに行ったら、ケヴィンが顔を出して、「マッドボムはやめて、君たちはシビルウォーをやるんだ」って言ったんです。それで僕は「ああ、くそ」と思いました。で、ジョーは「そうだ!シビル・ウォー?すごいな!」って。それから、どうやってシビル・ウォーをやるか考えなければなりませんでした。でも、彼は観客を興奮させるような大きなアイデアがマッドボムにはなかったから、中止にしたんです。ほら、怖かったし、すべてを投げ出して新しく始めるときは、いつもちょっと変な感じだけど、彼の言うとおりでした。彼は正しかった。シビル・ウォーでこそバッキーのストーリーを完成させることができました。ジモの使い方もわかりました。この映画の中心的な構想は、観客が引き付けられるようなものだったし、そうなったんです。

Entertainment Weekly とルッソ兄弟監督の以前のインタビューでもマッドボム構想について語られており、キャップが民間人と戦わなければならない苦悩が描かれる予定だった事を明かしています。また、民間人だけでなくサム・ウィルソンやシャロン・カーター、ナターシャ・ロマノフなど、キャップの友人たちもバーサーカーになり、親しかった人と戦わなければならないゾンビ映画のような様相も呈していたようです。

結局のところマッドボムのプロットは採用されず、シビル・ウォーを原作にした第3作はヒットし、その後のMCUにも大きな影響を与えました。

マッドボムについてはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でもマッドボムをベースにしたウイルス兵器の登場が噂されていた時期がありますが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響からこのプロットは破棄されたのではないかとも報じられていました。

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの物語はいったん終わりを迎えましたが、MCUはフェーズ4に入り、キャプテン・アメリカはサム・ウィルソンへと受け継がれました。キャプテン・アメリカ4作目の映画はサムにとっては初めての映画でもあり、どのような物語が展開されていくのか注目されています。

現在、公式にサンダーボルト・ロス長官の再登場が発表されており、亡くなられたウィリアム・ハートさんの代わりにハリソン・フォードさんがキャスティングされています。他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場したダニー・ラミレスさん演じるトレスの再登場や映画「インクレディブル・ハルク」からサミュエル・スターンズの再登場も判明しています

その他噂として、2021年にはレッドスカルの娘の登場が報じられましたが、ロス長官再登場によりレッドハルクの導入が予想されているため、2021年当初とは脚本が変わっているのかもしれません。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

クリス・エヴァンスさんが「キャプテン・アメリカだった頃が恋しい」と明かす

ピープル誌が選ぶ「今年最もセクシーな男性」に選ばれたクリス・エヴァンスさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズを振り返りながら、あの頃が恋しいと現在の心境を明かしました。

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受賞に伴ってピープルのインタビューに応じたクリス・エヴァンスさんは、MCUでキャプテン・アメリカを演じていた頃を振り返り、役作りのための過酷なトレーニングについて次のように語りました。

なんてこった、あのトレーニングを楽しめないなんて、本当にサイテーですよ。自己鍛錬して、スーパーヒーローになるためにお金をもらっているんですよ。これは、子供のころに夢見た事と同じです。裏庭を走り回って、漫画の主人公になりきるんです。このような映画に飛び込んで準備することは、私の人生で最大の喜びの1つです。チャレンジングなことですが、素晴らしいのは、映画が素晴らしく、自分が打ち込んだものが評価されるということです。素晴らしい共生関係で、とてもわくわくしながらやっていました。映画が終わると、休みが取れてとても嬉しいのですが、すぐに寂しく、恋しくなります。今もそうです。でも、彼らの一員でいられたことにとても感謝しているし、とても幸せです。

エヴァンスさんは過去のインタビューにおいて「スティーブ・ロジャースの最後は綺麗にまとまった」という旨の発言をし、再演については完璧な脚本がなければ応じられないとの姿勢を何度も見せてきました。そしてキャプテン・アメリカは既にサム・ウィルソンを演じるアンソニー・マッキーさんのものであるとも明言しています。

しかしながらMCUへの再出演については前向きなようで、以前には2007年公開の映画「ファンタスティック・フォー」のジョニー・ストーム役を再演したいと語っています。

MCUにクリス・エヴァンスさんが戻ってくる際には、一体どのキャラクターを演じる事になるのでしょうか。

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの最後を描く映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Sexiest Man Alive Chris Evans Jokes His ‘Old’ Age Is Showing: ‘If I Have Two Beers, I Wear It’