ソニー・ピクチャーズのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の The More Fun Stuff Version の追加シーンが明らかになったと、Redditユーザーの u/KostisPat257 氏が投稿しました。報告によると、通常版では映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の予告が流されたポストクレジットシーンの変わりとなる映像が公開されるとの事です。
※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」The More Fun Stuff Version のネタバレを含んでる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。
映像の具体的な内容は次のように説明されています。
ドクター・ストレンジ予告の代替クレジットシーンでは、ベティ・ブラントの卒業に際して、最後の高校ニュース放送が行われます。ベティは友人たちと一緒に過ごした 4 年間を思い出します。サイエンス・デカスロン、ヨーロッパ旅行、プロムなどの特集がありますが、そこにピーター・パーカーの姿はありません。
ということで、ドクター・ストレンジの「世界の人々の記憶からピーター・パーカーを消す呪文」はどうやら「記録」についても削除されてしまっている事が伺えます。
これにより、ピーター・パーカーは無戸籍と同様の状態になっている事が推測され、家を借りたり、進学についてもかなりの苦労を背負うことになるでしょう。
記憶消去呪文について描写が曖昧だったことについて、脚本を担当したエリック・ソマーズさんとクリス・マッケナさんは以前に「ここで回答されなかった疑問がある場合は、別の映画で回答できることを願っています。」とVariety とのインタビューにて語っていました。
今回報告された新たなポストクレジットシーンが「モービウス」の時のように米ソニー・ピクチャーズが勝手に制作したものでなければ、脚本家の二人が想定していた設定が盛り込まれ、記憶とともに記録も失われてしまった事を意味しているようです。
写真や映像、文書からもピーターの存在が消されているとなると、「アベンジャーズ/エンドゲーム」でトニー・スタークを時間泥棒作戦への協力を決意させたピーターとの写真も、トニーひとりの写真に変化してしまっていることでしょう。
©MARVEL,Disney
また、MJやネッドたちのアドレス帳やメッセージアプリのユーザーリストからも「存在しないユーザー」として過去ログごと消えているであろうと考えると、なかなか切ないものがあります。
投稿によると、その他にピーターの高校入学直後の体育の授業のシーン(予告動画にも含まれていた)、スパイダーマンたちのシーン、メイおばさんとヴィランたちのシーン、弁護士マット・マードックのシーンなどが拡張されているとし、デイリービューグルの公式Tiktokのインタビュー動画が3分ほど含まれているとの事です。
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」The More Fun Stuff Version は 2022年9月9日 日本劇場公開予定です。
ソース:Spider-Man: No Way Home, The More Fun Stuff Deleted Scenes Reportedly Revealed