ドラマ「ホークアイ」のプロモ画像が流出し、クリント・バートンとケイト・ビショップのコスチューム等が明らかに

来月配信開始予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のプロモーション画像が流出し、主人公クリント・バートンとコミックで二代目ホークアイでもあるケイト・ビショップのコスチュームやアートが明らかになりました。

クリント・バートンの全身画像では矢筒の背面が見えず、以前にジェレミー・レナーさんが公開していたS.H.I.E.L.D.のマークが入ったものかどうかは不明です。

アートはコミック「ホークアイ:マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポン」にリスペクトしたデザインとなっているようです。

本作の公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか。

ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

映画「エターナルズ」、不発弾で撮影が中断していた事が明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」の監督とキャストが海外メディア Empire Magazine とのインタビューの中で撮影時に苦労した点について明かしました。その中でキンゴを演じるクメイル・ナンジアニさんは、撮影中に不発弾が見つかり、撮影が中断していた事を明かしました。

当時のことを振り返って、ナンジアニさんは以下のように述べました。

俳優の何人かがこの金属製のものを見つけて、「おい、それは何だ?」。私は、「みんな、なんでスケジュールが変わるんだ?爆弾があるってどういうこと!?」と言っていたのを覚えています。

エターナルズは2019年秋、カナリア諸島のひとつフエルテベントゥラ島で撮影を行っていましたが、その際に不発弾が発見されたのだといいます。この島は第二次世界大戦中にドイツ軍が占領していた軍事基地あったとされている地で、爆弾は戦争中のものであると考えられていたとの事。セナ役アンジェリーナ・ジョリーさん、イカリス役リチャード・マッデンさんをはじめとするキャストやスタッフが当日のロケに参加していたことが報じられていますが、爆弾処理班が安全に爆発物を取り除いてくれたとの事です。

不発弾とは何とも恐ろしく、苦労話というよりは恐怖体験に近いものがありますが、イカリスを演じるリチャード・マッデンさんは安心出来る苦労話を明かしてくれました。

撮影に際して巨大な宇宙船のセットを作った本作でしたが、マッデンさんは何度も迷子になったと語っています。

あれで何度も迷子になったよ。言い訳だけど、僕のアパートの10倍の広さがあったんです。

また、フエルテベントゥラ島でのロケは不発弾以外にもトラブルがあった事をクロエ・ジャオ監督が明かしました。

過酷な経験でした。ある時は砂嵐に見舞われ、全員がテントの中で目を開けられずに身を寄せ合ったこともありました。

昨今の技術進化は飛躍的なものがあり、巨大なブルースクリーンを使って背景をすべてCGで描く事は珍しくも有りませんが、「エターナルズ」は火山島でのロケをするという方法を選択し、制作にあたったとの事です。

「エターナルズ」の公式概要は以下のとおりです。

アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Marvel’s Eternals Actor Confirms Unexploded Bomb Delayed MCU Production

【噂話】Netflixドラマ「デアデビル」のほとんどのキャストがMCUドラマ「エコー」に戻ると報じられる

Netflix制作のマーベルドラマ「デアデビル」に登場したほとんどのキャストがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に戻ってくると各種海外メディアが報じました。これは高い実績を誇るスクーパーのダニエル・リヒトマン氏がPatreonに投稿した内容が元になっており、現在制作が進行中のディズニープラスのドラマシリーズ「エコー」にそれらのキャストが登場するとの事です。

記事によると、「エコー」には「デアデビル」のキャストが多数登場するが物語はそれでもエコー中心に動くとのことで、多くのアベンジャーズが登場しているにも関わらずキャプテン・アメリカを中心に物語が展開した「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のようなスタイルになるのかもしれません。また、投稿によると「ソフトリブート」されるとのことで、Netflix版をそっくりそのまま引き継ぐわけではないようです。

これまでにはドラマ「デアデビル」の主人公デアデビル/マット・マードックが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に、メインヴィランのキングピンがドラマ「ホークアイ」に登場するという噂がありました。

デアデビルを演じるチャーリー・コックスさんは一時期、再演がない事を強く否定していましたが2021年9月のインタビューでは「否定や肯定をすることでファンの考えを台無しにしたくない」とノーコメント寄りの回答へと変化し、その否定のトーンを弱めていました。

コミックのエコーはキングピンに育てられ、デアデビルを暗殺するように訓練されたキャラクターのため、「エコー」のドラマでデアデビルのキャラクターが登場することはとても理にかなっています。ソフトリブートされるということはNetflix版のファンには嬉しいキャスティングであり、MCUで初めて見る人達は置き去りにされることなく物語が描かれるものと見られています。

ソース:Netflix’s Daredevil Cast Rumored for Return In Upcoming MCU Disney+ Show

アニメ「What if…?」、8話のイースターエッグをピックアップ

2021年9月29日配信のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード8「もしも…ウルトロンが勝ったら?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

崩壊寸前の宇宙

ウォッチャーの言うように「ホワット・イフ…?」ではいくつかの崩壊寸前の宇宙を見てきました。具体的には2話のエゴ、4話のドクター・ストレンジ、5話のゾンビ・サノスのエピソードではウォッチャー自身がそう語ってきました。今回の8話は「特に心が痛む」と説明していることから、ウォッチャーにもしっかりと感情がある事がこの冒頭で明かされています。

ホークアイ

クローキングマントで姿を隠し、右腕がロボと化しているホークアイが登場しました。このマントについて詳しい説明はありませんでしたが、クローキング技術については2012年公開の「アベンジャーズ」でもヘリキャリアに搭載されていたため、このマントはスタークの技術、あるいはS.H.I.E.L.D.の備品、もしくはその両方ではないかと考えられます。

腕についても起源は説明されませんでした。「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では腹部に重症を負い、ヘレン・チョ博士の人工細胞による手当で回復した事を考えると、腹部の代わりに腕を切断されてしまったのかもしれません。その後はマントと同様にスタークやS.H.I.E.L.D.の技術による義手をつけている可能性が高いでしょうか。

分岐イベント

今回の分岐イベントはウルトロンがアベンジャーズに勝ってしまった事。2015年公開の映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」をベースにしているわけですが、ここでのアベンジャーズとウルトロンの対決でウルトロンが勝利してしまったのです。

映画ではウルトロンが自らのアップグレード計画として、ヘレン・チョ博士にヴィブラニウムと人工細胞をかけあわせたボディを作らせました。しかしこれをアベンジャーズが奪い、トニー・スタークとブルース・バナーがこのボディにJ.A.R.V.I.S.を落とし込み、ソーの雷などを加えた結果ヴィジョンが誕生しました。

ヴィジョンのボディがアベンジャーズの手にわたるきっかけとなったのは、ワンダがウルトロンの真意に気づいて手を切ったからですが、このエピソードにワンダは登場しておらず、ホワット・イフの世界にはいなかったのかもしれません。

今回のアニメではこのボディが奪われることなく、ウルトロンが無事にアップグレードした結果、計画通りパワーアップ。そして映画では阻止したウルトロンの核攻撃が行われ、重要な戦力でもあったヴィジョンも存在せず、アベンジャーズはあっさりと負けてしまったようです。

さすがのロス将軍も世界中から発射された核ミサイルにはただ見ている事しか出来なかったようです。

なお、残念なことにMCUの中の日本は核ミサイルを保有しているようで、東京からも発射されています。

©2021 MARVEL,Disney

生存したアベンジャーズ

クインジェットに乗っていたクリントとナターシャだけが核攻撃の難を逃れたようで、他の地球人やヒーロー、そしておそらくヴィランもまとめて滅亡したようです。これによって冒頭シーンで降っていたのが雪ではなく死の灰であることがわかります。

エイジ・オブ・ウルトロン

ウルトロンの計画どおり人類が絶滅したことでエイジ・オブ・ウルトロン、つまり「ウルトロンの時代」が幕を開けます。

そして2018年の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」をオマージュしつつサノスが登場しますが、ウルトロンはインフィニティ・ストーンについて即座に理解し、慈悲もなくサノスを瞬殺してしまいます。

事前に公開されていた通りすべてのストーンを揃えたウルトロンは、更にパワーアップを果たし、地球の次は宇宙に平和をもたらすために旅立つ準備を開始します。

宇宙平和に向けて

ウルトロンはアスガルドを一撃で破壊し、ソヴリンに到達するとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを倒してしまいます。

ここで気になるのはガモーラの存在。サノスはソウル・ストーンを手に入れるためにネビュラを犠牲にしたのでしょうか?

©2021 MARVEL,Disney

続いてサカール、エゴが破壊され、ザンダー星の順番になった時、宇宙一のヒーローが助けに現れるのでした。

キャプテン・マーベルの登場

ザンダーも終わりと思われたその時、キャプテン・マーベルがウルトロンを阻止しました。

前回のエピソードではソーの事を「ホワイトスネイク」と呼んだ彼女でしたが、今回はウルトロンの事を「歩くスカイネット」と呼称します。

「スカイネット」とは1984年公開の映画「ターミネーター」に登場する人類絶滅を目論むAIであり、あながち間違っていません。「続編はいらない」というキャロルですが、キャロルがクリーに拉致されたのは(神聖時間軸では)1989年の事。そしてターミネーターの続編「ターミネーター2」が公開されたのは1991年で、キャロルがクリー人ではなく地球人だった事を思い出しヨン・ログと戦ったのが1995年です。大ヒットした2作目も見ないまま、キャロルはスクラル人のための新しい星探しに出かけていたようです。

互角の勝負を見せるキャプテン・マーベルはウルトロンは地中深く、マントルなのか核まで到達しているのかは不明ですが、とにかく熱そうなところまでウルトロンを押し込んでいきます。前回のエピソードでは核攻撃に耐えうる事がわかったキャプテン・マーベルですが、今回のエピソードでも相当タフである事が描かれています。

しかし残念なことにウルトロンは星ごと爆発し、さすがのキャプテン・マーベルもそれには耐えられずに宇宙に平和がもたらされました。

新たな平和を求めて

目的を達成したウルトロンは悟りを開き壊れかけたものの、ウォッチャーの語りに気づいて反応を見せました。予想していなかったウォッチャーは驚きを隠せません。ドクター・ストレンジとは普通に会話していましたが、今回はかなりの動揺を見せます。

ウォッチャーも視聴者同様にウルトロンがマルチバースへと手を伸ばすのではないかと不安になりつつも、この世界に残されたクリントとナターシャに最後の希望を託します。

希望はロシアに

ソ連時代の諜報機関KGBの保管にやってきた二人はウルトロンがオンラインでアクセスする事が出来ない紙の資料を探しています。

ウルトロンを倒す鍵を探す中でナターシャはひとつの盾を見つけ、クリントに「似合う?」とたずねますがクリントは生きる気力を失い、「楽しもうとするのはやめてくれ」とさみしげな返事をします。

この盾は2021年公開の「ブラックウィドウ」に登場しているロシアの英雄レッドガーディアンの盾であり、つまるところナターシャの義父が使っていたものです。しかし「ブラックウィドウ」劇中でこの盾の実物は登場せず、劇中のフィギュアで確認できるようになっています。「ブラックウィドウ」でアレクセイが使ったのはタスクマスターから奪った盾であり、今回ナターシャが手にした盾とは異なるデザインです。

©2021 MARVEL,Disney

そんなやり取りのなか、クリントが手を伸ばした箱の隣が正解だというウォッチャー。その箱の情報で多元宇宙の限りない生命を救える、と自覚していてなお干渉をためらうのでした。

コミックのウォッチャーは数十億年前から存在する高度な技術を持つ地球外生命体。彼らは宇宙の後進種族を助けることが自分たちの義務だと考えており、知識の普及を試みました。しかし、その技術や知識を殺戮の道具として使用された事をきっかけに他民族の問題に干渉しないことを誓うことになります。ウォッチャーはその名の通り、ただ各惑星の情報を観察して記録するだけで干渉は一切禁止されているのです。しかし本作に登場しているウアトゥは地球を愛しており、たびたび掟を破る様子がコミックでは描かれています。

ウルトロンの声が聞こえて焦るウォッチャーはついに答えを口にしますが、残念なことにクリントとナターシャには届きませんでした。

ウルトロンに対抗出来るAI

正解の箱に触れるも探すのを諦めてしまったクリント。デス・スターの設計図は見つけられないと肩を落としていますが、デス・スターとは映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する帝国の戦艦で、映画「スパイダーマン:ホームカミング」ではLEGOのデス・スターが登場しました。地球サイズの星なら一撃で破壊するような火力を持っています。

©Sony

なだめながら捜索を続けるナターシャが運良く資料を発見。ウルトロンに対抗する鍵はアナログのプログラム、アーニム・ゾラでした。

ゾラのAIプログラムを求めて二人はシベリアのヒドラ基地へと向かいます。

ウォッチャーとウルトロン

希望が繋がり安堵したウォッチャーでしたが、次元の壁を破ってウルトロンが登場。ウォッチャーが身を潜めていたのはあらゆるマルチバースとつながっている空間のようで、コミックのネクサス・オブ・オール・リアリティーズかもしれません。

あらゆるユニバースに繋がっているこの場所に到達したウルトロンは、あらためて「平和」をもたらすことを決意するのでした。

なお、インフィニティ・ストーンを使って次元の壁を越えているのかは不明です。

シベリア

一方その頃、シベリアのヒドラ基地に到着したナターシャとクリント。ここは2016年公開の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で登場した場所で、ここではウィンター・ソルジャー計画が行われていました。

ゾラは2014年の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でキャンプ・リーハイ基地で登場し破壊されましたが、ナターシャはここにロシアのスーパーソルジャー計画のためにコピーが残されていたと説明します。神聖時間軸でのシベリア基地にもゾラのコピーが残っているのでしょうか?

クリントのフルネーム

クリントのフルネームがクリント・フランシス・バートンである事が明かされます。ばばちゃまから貰ったというこの名前はコミックの設定通りとなっています。

なお、別アースにはフランシス・バートンというキャラクターも存在しており、クリントとモッキンバードの息子でネクスト・アベンジャーズに参加しています。チームには他にスティーブ・ロジャースとナターシャの息子ジェームズ・ロジャースやジャイアントマンとワスプの息子ヘンリー・ピム・ジュニア、ブラックパンサーとストームの息子アザリ、ソーとシフの娘トルンなどが参加していました。

ゾラとの反撃作戦

コンピュータを壊すぞと脅すクリントのおかげで、慌てたゾラは打倒ウルトロンを快諾。「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」では死(コンピュータの破壊)を恐れる様子もなかったため、やはり神聖時間軸のゾラはコピーを隠している可能性が残されているのかもしれません。

クリントが矢にデータをダウンロードする様子は2012年の映画「アベンジャーズ」でも見られました。

その矢をウルトロン・セントリーにうちこみゾラのAIをアップロード。しかしウルトロンは圏外にいるせいで、ウルトロン・セントリー達を制御出来ません。

ゾラを抱えて逃げるナターシャとクリント。見覚えのある脱出口は「シビル・ウォー」でバッキーが逃げようとしてトニーが出口を塞いだあの場所です。

被弾して落下しかけたクリントの腕を掴むナターシャの姿は「アベンジャーズ/エンドゲーム」を思い起こさせますが立場は逆になっています。そしてクリントは自らを犠牲にセントリー達を食い止め、ナターシャとゾラに後を託します。

ネクサス・ビーイング同士の戦い

「こんなことあるはずがない」と何が起きているか理解できないウォッチャーに対して、「多元宇宙では何でもありうる」というウルトロン。マルチバースの壁を超える力を手に入れたウルトロンはウォッチャーに襲いかかります。「数々の苦しみをお前は見ていただけ」「私を止める意思が足りない」というウルトロンを相手に、ウォッチャーはついにアーマーを纏い反撃に出ます。

多元宇宙の壁を破り、いくつもの世界を越えながら戦う二人。その途中で銀河を丸呑みにしようとするウルトロンは惑星の捕食者ギャラクタスを想像させるものになっています。

©2021 MARVEL,Disney

その後到着した世界では大統領になったスティーブ・ロジャースの演説が放送されていました。スティーブが大統領選に立候補をすすめられるエピソードが1980年のコミック「キャプテン・アメリカ Vol.1 #250」で描かれましたが、コミックではヒーロー活動と両立出来ない事を理由に辞退しました。

また、ここには前回のエピソードにも登場していたパイナップル柄のシャツを来た名もなきモブが再登場しています。

©2021 MARVEL,Disney

そしてウルトロンがパンチを繰り出すたびに世界も人も様変わりする、不思議なバトルが繰り広げられます。

最後の希望

「万策尽きた」というウォッチャーが逃げ込んだのは、4話のラストシーンの後の世界。ダーク・ストレンジの元でした。

4話で助けを乞うも拒絶されたストレンジが「誓いを破る気になったのか?」と聞くとウォッチャーは覚悟を決め、「君の助けが必要だ」とストレンジにすがり、今回のエピソードは幕を下ろします。


以上、今回のイースターエッグ、その他チェックポイントでした。

これまで独立したエピソードとして描かれていた本作ですが、ウルトロンが自在にマルチバースを移動する力を手に入れたことでそれぞれの世界が絡み合い始めます。これまで予告動画に含まれていたストレンジとカーターのシーンやストレンジとソーのシーンは9話のものと考えられ、ホワット・イフ版のマルチバース・アベンジャーズが結成されるのかもしれません。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード9(最終話)は 2021年10月6日(水)16時よりディズニープラスで配信開始です。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」、米国プレビュー上映で1,160万ドルに達し、2021年2番目の興行成績を記録

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の米国公開が 2021年10月1日 となり、その前夜に行われたプレビュー上映にて1160万ドルの興行収入を記録した事を海外メディア Deadline が報じました。これはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の1320万ドルに次ぐ2021年、そしてパンデミック以降の公開作品で2位の記録となります。

2021年10月2日現在、2021年のトータル興行収入1位である映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のプレビューは880万ドルであり、ヴェノム新作はそれを上回る好調なスタートを切っています。

ただしレビューサイト RottenTomatoes では「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公開一ヶ月を経過しても批評家レビューが92%、ユーザーレビューが98%を維持しているのに対して、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は批評家レビューが60%、ユーザーレビューが86%とやや低いスタートなっています。

低レビューの主な内容は90分という上映時間と、そこから来るストーリーテリングの不足が指摘されています。アクションシーンは高レビューのポイントとしてよく取り上げられています。

レビューは「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を下回っている「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ですが、シャン・チーが米国の次に大きな市場である中国での上映の見通しが立っていない事を考えると、最終的な世界興行収入がどうなるかはまだまだ未知数となっています。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公式あらすじは以下の通りです。

「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生し、彼と共同生活を送る地球外生命体(シンビオート)のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは、サン・クエンティン刑務所である死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。これまで幾度となく猟奇殺人を繰り返し、収監されたシリアルキラーで、彼には死刑執行の時が迫っていた。「私の秘密を教えよう」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。突如その時、クレタスはエディの腕へと噛みつき、エディの血液が普通の人間とは異なることに気づく…… 死刑執行の時、ついにクレタスはカーネイジへと覚醒――。世界を闇へと変えていく。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年12月3日公開予定です。

ソース:‘Venom: Let There Be Carnage’ Looking At Extremely Robust October Opening Day & Weekend Start – Friday Afternoon Update

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「ブラックウィドウ」を越え2021年米国興行収入1位を記録

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が4週連続で米国興行収入1位を記録し、5週目に入った現在、映画「ブラックウィドウ」の1億8300万ドルを越え、2021年初の2億ドルを記録しました。

新型コロナウイルスのパンデミック以降に公開された映画では初の2億ドル越えとなり、新たな記録を樹立した「シャン・チー/テン・リングスの伝説」。現在、本作の世界興行収入は3億7000万ドルに近づいていますが、中国での公開の可能性が低いためこの後どこまで伸びるかは未知数だと記事は伝えています。

ちなみに4週連続1位を記録したMCU作品は他に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年)と「ブラックパンサー」(2018年)のみとなっています。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公式あらすじは以下の通りです。

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生! 悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓ったシャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか? 自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメントが始まる。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中、2021年11月12日より米ディズニープラスで会員向け見放題配信開始、ホームメディア版は2021年11月12日発売です。

ソース:Marvel’s Shang-Chi Just Set a Major Pandemic Box Office Record

【ネタバレ注意】映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のミッドクレジットシーンについて監督がコメント

米国にて公開され大ヒットしているSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のミッドクレジットシーンについて、アンディ・サーキス監督が The Hollywood Reporter とのインタビューの中で言及しました。さらに制作初期の段階では本編にスパイダーマンが登場する計画があった事も明かしました。

※これより先は本シリーズの大きなネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

インタビューの中で監督は「ミッドクレジット・シーンは、100%流動的だったよ。これ以上ないくらいに流動的だったよ」と述べました。「もちろん、僕がこの映画に参加する前から話し合っていたことだよ。彼(スパイダーマン)がストーリーに登場する可能性があったのに、そうではなくなったこともありました。しかし、私たちはまずヴェノムバースを検証したいと考えました。だから、撮影を進めていく中で、必然的に話し合いが必要になりましたが、そこに置くべきティーザーの正確な概念にたどり着いたのは、非常に遅かったのです」と語っています。

そして、その流動的だったミッドクレジットシーンは以下のように落ち着きました。


クレジットが流れた後、エディとヴェノムがテレビのソープオペラを見ている映像が流れます。狂気の秘密を持っているという話題になった時、二人は話し合いを始めます。ヴェノムは「みんな過去があるんだ、エディ」と付け加え、エディは「何かを隠しているのか」と冷静に答えます。

ヴェノムは「宇宙を越えた800億年のハイブの知識は、お前の小さな小さな脳を爆発させてしまうだろう。」と唐突な新概念を明かし、「味見させてやろう。我々シンビオートが経験したことのほんの一部を」と話します。

エディは同意し、ヴェノムが 「準備はいいか、エディ?」とヴェノムが言った瞬間、鮮やかな黄色の光が外から射し込み、何かが現れたり消えたりして、すべてが変化していきます。数秒後、2人はまったく別のホテルの部屋にいます。

ヴェノムが「あれは(自分ではない)」と言いかけた瞬間、カメラはテレビを写します。そこではJ.ジョナ・ジェイムソンが「デイリー・ビューグル」の番組に出演し、トム・ホランドさん演じるピーター・パーカーがマスクをつけたスパイダーマンであることを報告しているのです。

これが静かに、そしてかなり早く、ヴェノムの注意を引きました。彼はスクリーンに近づき、スパイダーマンを「こいつは…」と認めると、パーカーの顔が映っているスクリーンを舐めます。

すると隣のバスルームから半裸の見知らぬおじさんが登場し、エディに向かって「私の部屋で何をしているんだ!」と言いました。


「宇宙を越えた800億年のハイブ」というのは「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の本編にも登場しないとの事で、このミッドクレジットシーンで初めて明らかになった設定となっています。

コミックでハイブといえばヒドラ関連のキャラクターですが、ここでいうハイブは単なる英単語としてのハイブである可能性が高そうです。Hive とはミツバチの巣などを意味する単語ですから、シンビオートの故郷などを指しているのかもしれません。

また、コミックにはシンビオートの生みの親であり、シンビオートの神ヌル(Knull)という旧神(エルダー・ゴッド)が存在するため、彼のことを指している事も考えられます。

TVに映ったピーターはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でミステリオ殺害容疑のニュースの際の映像と思われるため、このミッドクレジットシーンは映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の冒頭と時系列が繋がるようにも思えます。

9月の中頃にはトム・ハーディさんが「ノー・ウェイ・ホーム」に出演するのではないかとも話題になりましたが、このミッドクレジットシーンはそれを裏付けするようにも思える内容となっていました。

一方で「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のアンディ・サーキス監督は「スパイダーマンとのクロスオーバーを急ぐことで、他のシンビオートの出番がなくなってしまう」との懸念も示していたのが気になる所。監督の意思に反してソニーがクロスオーバーを進めているのか、あるいは監督がクロスオーバーをサプライズとするためにあえて否定的な回答をしていたのかは分かりませんが、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でどう言及されるのか注目です。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日より米国公開中、日本は2021年内公開予定です。

ソース:Andy Serkis on ‘Venom: Let There Be Carnage’ and That Mid-Credits Scene

「東京コミコン2021」は中止、来年は大阪と東京の2箇所で開催が決定

株式会社東京コミックコンベンションが、2021年12月3日(金)~12月5日(日)幕張メッセにて開催を予定していた「東京コミックコンベンション2021 」について、新型コロナ感染拡大の影響を受け、来場者・出演者・関係者の皆様の健康及び安全衛生を勘案し、開催の中止を決定した事を発表しました。

「東京コミコン」は 2016年の第1回から毎年開催され、昨年もパンデミックの影響により無観客のオンライン開催が行われましたが、今年はそれも中止となりました。

ただし、2022年に第1 回「大阪コミックコンベンション(大阪コミコン)」の開催と、「東京コミックコンベンション2022(東京コミコン2022) 」の開催が正式に決定した事が発表。
来年からは「東京コミコン」と「大阪コミコン」年2回の開催となるとの事です。

■大阪コミックコンベンション2022(大阪コミコン2022)
会場:インテックス大阪
開催日程:2022年 初夏~夏
※詳細な情報が確定次第に、改めて発表いたします。

■東京コミックコンベンション2022 (東京コミコン2022)
会場:幕張メッセ4~8ホール
開催日程:2022年11月25日(金)、26日(土)、27日(日)

ソース:公式ページ

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」デジタル版は11月12日に米リリース ─ 11の削除シーンも明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデジタル配信が 2021年11月12日に、DVD、Blu-ray、4k Blu-ray(UHD)などのホームメディアディスク版が 2021年11月30日に米国リリースされる事が発表されました。デジタル版と同じ12日にはディズニープラス会員向けの見放題配信も開始されます。

ディスク版には、NG集、デスティン・ダニエル・クレットン監督と脚本家のデビッド・キャラハム氏によるオーディオコメンタリー、舞台裏映像、削除された11のシーンなどのボーナス映像が含まれています。削除シーンの概要は以下のとおりです。

  1. “They’re Waiting”:シャン・チーとケイティがシャーリンと電話で連絡を取る。
  2. “Take a Shot”:ケイティは戦いの中で決意の瞬間を迎える。
  3. “Apology”:突然の不在から数年後、シャンチーはシャーリンに謝罪しようとする。
  4. “I’m Here”:シャン・チーとケイティは路地で会話をする。ケイティはシャン・チーに自分がいつも彼の支えであることを再確認する。
  5. “Pep Talk”:流れを変えるために、戦いの最中にレイザーフィストがケイティを励ます。
  6. “Greatness”:トレバーとケイティは、逃走用の車の中で情熱的な絆を深める。
  7. “Escape Tunnel”:逃走用の車を確保するために、ギャングはトレバーの逃走用トンネルを抜けて脱出する。
  8. “Two Sons”:ウェンウーは、緊張したディナーの中で、シャンチーとレイザーフィストを比較する。
  9. “Postcard”:シャン・チーとウェンウーは父と子として再会する。シャン・チーはウェンウーの哲学に同意しないことを明らかにする。
  10. “Just Friends”:ケイティとシャーリンはお互いを知るようになる。シャーリンはケイティに個人的な質問をする。
  11. “Do It Yourself”:ウェンウーは、アイアンギャングのボスが捕まった後、自分の帝国に戻る。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公式あらすじは以下の通りです。

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生! 悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓ったシャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか? 自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメントが始まる。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中、2021年11月12日より米ディズニープラスで会員向け見放題配信開始&各種デジタル配信、ディスク版は2021年11月30日発売です。

映画「ブラックウィドウ」訴訟が終了、スカーレット・ヨハンソンさんとディズニーが和解したと報じられる

海外メディア The Hollywood Reporter は、ウォルト・ディズニー・スタジオとスカーレット・ヨハンソンさんが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラック・ウィドウ」の リリースに関して提起された契約違反訴訟で和解したことを明らかにしました。取引の具体的な詳細は公表されていません。

記事ではヨハンソンさんの声明として、以下の内容を伝えています。

ディズニーとの意見の違いを解決できたことを嬉しく思います。長年にわたって一緒にやってきた作品を非常に誇りに思っていますし、チームとのクリエイティブな関係を大いに楽しんできました。今後も協力関係を続けていきたいと思います。

また、ディズニー・スタジオ・コンテンツの会長であるアラン・バーグマン氏は、Variety を通じて独自の声明を発表し、この状況が解決に向かっていることに感謝の意を表しました。また、ヨハンソンさんの「マーベル・シネマティック・ユニバースへの貢献」を称賛するとともに、今後のプロジェクトでの協力関係の継続を期待しています。

スカーレット・ヨハンソンと「ブラックウィドウ」に関して合意できたことを大変嬉しく思います。彼女のマーベル・シネマティック・ユニバースへの貢献に感謝するとともに、ディズニーの「タワー・オブ・テラー」をはじめとする今後の数々のプロジェクトで一緒に働けることを楽しみにしています。

この訴訟問題が報じられて約2ヶ月、互いに非難する時期が続いていましたが、喜ばしいことに問題は解決したようです。具体的な支払い等については報じられていません。

MCUファンが危惧していた最悪の事態は免れ、ヨハンソンさんは再びMCUに戻ってくる可能性が出てきました。ヨハンソンさんは以前から監督業にも興味を示しており、このブラックウィドウ訴訟が報じられる以前にはMCU作品を監督するのではないかとも噂されていました。

映画「ブラックウィドウ」の公式あらすじは以下のとおりです。

ブラック・ウィドウの前に突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ。
だが、この家族の再会によって、レッドルームの恐るべき陰謀が動きだす!
ブラック・ウィドウの作られた過去との戦いが、世界の命運を握る。

映画「ブラックウィドウ」の未公開映像やNGシーンなども収録したBlu-rayなどホームメディア版は 2021年9月15日 より発売中。ディズニープラスでの見放題配信は 2021年10月6日 予定です。

ソース:Scarlett Johansson, Disney Settle Explosive ‘Black Widow’ Lawsuit