米国出版社ペンギン・ランダム・ハウスが、マーベル・スタジオ公式のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の時系列を記載した新たな書籍「Marvel Studios The Marvel Cinematic Universe An Official Timeline」を発売する事が明らかになりました。ウェブサイトでは50ドルで販売されるこの書籍の予約が開始されています。
2008年に公開されたジョン・ファヴロー監督の映画「アイアンマン」から始まったMCUは、10年以上続く長い歴史の中で、前日譚やタイムトラベルなども経験したことで、その時系列はかなり複雑化しました。
ウェブサイトで紹介されているこの本の概要は以下のようになっています。
マーベル・シネマティック・ユニバースの伝説、タイムライン、キャラクターを紹介する、映画監督お墨付きの決定版ガイドです。
マーベル・シネマティック・ユニバースのマスターになりましょう!
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は広大で、信じられないほど変化に富み、複雑です。異なる世界、異なる時間軸、数え切れないほどの登場人物。これはその世界へのガイドです。マーベル・スタジオとの密接な協力のもと、「何が、いつ、どこで、なぜ起きたのか」という最大の疑問に答えます。
ビッグバン以前からブリップ、そしてその先まで、MCUの全ストーリーを追うことができます。その過程で、アイアンマンのアーマーの進化、インフィニティ・ストーンズの捜索、マルチバースの形成について学びます。エイリアンが地球に何回侵略してきたか、キャップのシールドの歴史はどうなっているのか?という方にもおすすめです。
この本は、映画ファンにとって貴重な記念品であり、独自のインフォグラフィックス、光り輝く年表、素晴らしい映画のスチール写真で満たされており、あらゆるMCUファンが棚にあることを誇りに思うでしょう。
著者の一人である映画ジャーナリストのアンソニー・ブレズニカンさんは、オンライン出版物と共同でMCUについて頻繁に書いていることでも知られています。
MCUは時系列が複雑化する中で、「スパイダーマン:ホームカミング」の悪名高いミスの「8年後」表記など、映画自体が間違っていた事もありました。最近では監督や脚本家の発言に頼る事も多く、映画の中だけで時系列を把握する事はかなり難しくなっています。
さらに米国のディズニープラスが公開してる時系列順の作品リストでは、「シーハルク」のあとに「ソー:ラブ&サンダー」が配置されており、「シーハルク」内でレディ・ソーへの言及があったことなどと矛盾している事から、コアなファンもどれが正確な情報であるのかわからず混乱しています。
「シーハルク」の脚本家ジェシカ・ガオさんはマーベル・スタジオが時系列を整理するタイムキーパーを雇っていると過去のインタビューで明かしており、その人物が今回発表された320頁にわたるこの書籍に協力しているのかもしれません。
書籍「Marvel Studios The Marvel Cinematic Universe An Official Timeline」は 2023年9月5日 に販売予定です。邦訳版の発売は不明ですが、英語版で良ければ日本のAmazonでも予約が始まっています。