MCUの新ブランド「マーベル スポットライト」発表、第1弾はドラマ「エコー」

マーベル・エンターテイメントがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新ブランド「Marvel Spotlight」を発表しました。「ワンショット」、「アッセンブル」、「スペシャルプレゼンテーション」に続くこのブランドは、オクラホマ州デュラントで開催されたチョクトーネイションにて初公開となりました。

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イベントにはシドニー・フリーランド監督が登場し、自身の最新作となる「エコー」の最初の2話が現地で上映されたと言います。

監督は主人公マヤ・ロペスがチョクトー族である事を強調し、「『エコー』を初公開できるのはとてもエキサイティングだし、チョクトー・ネイションでこの上映会を行うことは私にとって非常に意味のあることです。私たちが最も興奮していることの 1 つは、本格的でエキサイティングな方法でチョクトー文化を描写できることです。」と語りました。

また、このイベントで「エコー」が「マーベル スポットライト」の第1弾となる事が発表。

ストリーミング部門の責任者ブラッド・ウィンダーバウム氏は、このブランドはコミックのスポットライトシリーズと同様に、他作品を見る必要なく楽しめるものだと説明しました。

「エコー」の場合は 、より大きな MCU の継続性よりもストリートレベルの物語に焦点を当てています。コミックファンが『ゴーストライダー スポットライト』のコミックを楽しむために『アベンジャーズ』や『ファンタスティック・フォー』を読む必要がなかったのと同じように、MCUの視聴者もマヤの物語で何が起こっているのかを理解するために他のマーベルシリーズを見ておく必要はありません。

すべてのタイトルに関連性があるのが売りのひとつだったMCUですが、映画とドラマをあわせて50作品を超えるシリーズになった今、その特徴自体が新規ファンが増えにくくなったり、いわゆるスーパーヒーロー疲れの要因ともなっていました。

今後は「マーベル スポットライト」がつけられた作品はそれ単体で楽しめる作品である事が事前にわかるようになり、その第1弾が「エコー」となるようです。

ドラマ「エコー」は 2024年1月10日 に 米ディズニープラスと米Huluにて全話一挙配信です。

アベンジャーズ公式がロキの大いなる目的をほのめかす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」の公式Instagramが映画の冒頭部分の映像を共有し、ドラマ「ロキ」シーズン2の最終話に向けたロキの大いなる目的をからかっています。

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「アベンジャーズ」の6分50秒ごろからの映像で地球に現れたロキは「大いなる目的のためにやってきた」と話しています。

ロキは「ロキ」シーズン2の5話にて新たな力に目覚め、物語を書き換えに行くという目的をもってTVAに戻ることが出来ました。

先日はソーの公式Instagramもロキが「王になるために生まれてきた」シーンを共有していましたが、ソーもアベンジャーズも画面外でロキの心情と行動の変化に対してエールを送っているという事でしょうか。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、来週 11月10日 最終話が配信予定です。

ドラマ「エコー」の初予告が公開、デアデビルも登場で1月にディズニープラスとHuluで配信

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」のファーストトレーラーが公開されました。ドラマ「ホークアイ」でデビューした聴覚障害を持つキャラクターのエコー/マヤ・ロペスを主人公とした作品で、育て親であるキングピン/ウィルソン・フィスクとの因縁を描く物語となっています。

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トレーラーの中ではほんの一瞬だけデアデビルのような人物も登場しており、事前の噂どおりに登場するのではないかと考えられます。

※動画の1分27秒あたり、二人の人物の影絵の直後

©MARVEL,Disney

本作はMCUドラマ初の試みとして、全話一挙配信が予定されていましたが、それに加えて米Huluでの同時配信も今回の予告で明らかになりました。日本のHuluで配信されるかどうかは今後のアナウンス待ちです。

米ディズニーは財政難を改善する施策のひとつとして今年、「シークレット・インベージョン」や「ミズ・マーベル」を期間限定で Hulu にて配信してきました。これらはディズニープラスでの配信より遅れて行われましたが、「エコー」では同時配信となるようです。

「エコー」のシドニー・フリーランド監督は海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で「エコーはヴィランです。私達はそれを表現する事にこだわりました」と述べています。また、コミック版との違いとして、相手の動きをコピーする能力は取り入れていないとも明かしています。

「ホークアイ」のスピンオフとして開発が始まった「エコー」はその後、「デアデビル:ボーン・アゲイン」へと繋がっていくとも考えられています。「エコー」の配信前に「ホークアイ」を復習しておくのもいいかもしれません。

ドラマ「エコー」は 2024年1月10日 に 米ディズニープラスと米Huluにて全話一挙配信です。

ソース:Echo Director Confirms Maya Lopez Is a Villain and Won’t Have Her Comics Powers

マーベル・スタジオが公式本でドラマ「ワンダヴィジョン」のミスを認める

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品の時系列を説明する書籍「Marvel Studios’ The Marvel Cinematic Universe – An Official Timeline」の中で、ディズニープラスで配信されたドラマ「ワンダヴィジョン」に関するとあるミスを公式に認められた事が判明しました。

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「ワンダヴィジョン」の第5話「問題エピソード」に奇しくもその問題が含まれていたわけですが、物語が10分に差し掛かる手前あたりから、ウェストビューでの事件についてS.W.O.R.D.のクルーが集合し、ジミー・ウーの報告シーンが始まります。

その中でジミーはワンダとピエトロを1989年生まれと紹介していますが、その数秒後に表示されるモニター内の映像ではワンダは1988年生まれと書かれています。

©MARVEL,Disney

発売された公式本ではミス・ミニッツがこのエラーに解説を加えており、「ソコヴィアでは多くの公文書が破棄されたんです!」と述べて、真実を把握することは難しい事であると面白く誤魔化しています。

同書では「スパイダーマン:ホームカミング」の8年後問題にも言及。

173ページでミス・ミニッツは、「誤りの報告です! こんにちは! エイドリアン・トゥームスはニューヨークの戦いは8年前だと言いましたが、あの出来事はたった4年前です。これは私たちにとって本当に頭の痛い問題で、TVAのアナリストが事件ファイルを置き忘れたのだと思います」とTVAの職員によるミスだと解説しています。

海外ではこういったエラーの軌道修正に「最高だ」といったようなリアクションが多く見受けられます。しかし残念なことに本書の日本語版の発売は今のところアナウンスされていません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

アベンジャーズOGの復活やドゥームの計画は虚偽だった?各種メディアやスクーパーが異を唱えるも一部は同意

先日、米国の大手メディア Variety が報じたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に関するニュースとして、アベンジャーズのオリジナルメンバーの復活ドクター・ドゥームが新たなボスになるという計画があると報じられました。しかしこれに対して、他のメディアやスクーパーたちは疑問を投げかけています。

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記事は「ブレイド」の脚本内容について指摘していましたが、「ブレイド」の脚本に携わっていた当事者がそんな事実はなかったと否定しました。スクーパーの CWGST 氏は脚本家の告白を引用して「Varietyは恥を知るべきだ」と言います。

また、MTTSH 氏も「一つの主張が誤りである事が判明し、記事の他の大部分も虚偽である可能性がある」と言及。

Fandango と RottenTomatoes のエリック・デイビスさんは「マーベルズ」の「ニア・ダコスタ監督がポストプロダクションの最中にマーベルズを放り出して別の映画に取り組み始めた」という記事内容に言及し、「ダコスタは依然として映画のポストプロダクションに深く関わっていました。マーベル映画を監督するには多くの費用がかかります。ニア・ダコスタはこの仕事に就いたときまだ30歳で、マーベル史上最年少の監督でした。彼女は#TheMarvelsの歴史を作っている素晴らしい才能です。」とこれについても虚偽である可能性を指摘しました。

ダコスタ監督については Collider でもポストプロダクションから抜け出していないと報告しています。

The Cosmic Circus の編集長リジー・ヒル氏は今回の Variety の執筆者について信頼度が低い人物であると指摘。

ライターのシーゲルさんの過去の実績として以下のようなリストを引用しています。

  • ジョス・ウェドンについてパロ記事を書き、レイ・フィッシャーを非難しようとした
  • アンバー・ハードの個人的なセラピーノートが流出させた
  • ジェイソン・モモアを「ハードを怖がらせるためにジョニー・デップのような服装をした」と冤罪
  • CNNのために偽の「舞台裏ドラマ」をでっち上げた


少なくとも「マーベルズ」と「ブレイド」に関する部分は彼女の創作が含まれている可能性が高いようですが、アベンジャーズとドクター・ドゥームに関する部分はどうなのでしょうか?

これらは昔から噂話としてあるものであり、可能性としてゼロではない事は分かっています。

今回、スクーパーたちが多くの異論を唱えましたが、その一方で MTTSH 氏はこの報道の数時間前に「ロバート・ダウニーJr.がカムバックに同意した」と報告していました。

Variety の記事とある種一致するような報告もしていたわけですが、アベンジャーズに関する期待は出来るのでしょうか。実際に何が起こり得るかはわかりませんが、今のところは噂半分として受け止めておくのが最善であるようです。

ドラマ「ロキ」でロキは王になる?ソーの公式インスタが謎の投稿

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の5話が本日配信予定で、その後は最終話を残す所とクライマックスが迫っていますが、そんな中でソーの公式Instagramの投稿が話題になっています。

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インスタには2011年の映画「マイティ・ソー」の動画が投稿、テキストは何も添えられていません。動画は作中の回想シーンで、オーディンが少年時代のソーとロキに対して「王座につくのは一人だが、ふたりとも王になるために生まれてきた」と説いています。

この投稿は今現在のロキの状況に対して何かのメッセージが含まれているのでしょうか?

4話でロキの変異体であるシルヴィがロキに対して「そんなに王座が欲しいの?」と迫るシーンが在りましたが、今回の投稿と合わせて考えると、ロキは5話ないし最終話にて在り続ける者の後を継ぎ、シタデルの時の王座について物事の対処に当たっていくのかもしれません。

本作のケヴィン・ライトプロデューサーは以前のインタビューでシーズン3の可能性と今後の目標について「ソーと再会させる事」と述べており、「ある場所に到達させなければならない」とも語っていました。

残された2話でロキはどこへたどり着く事になるのか、注目のポイントとなっています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

マーベルがミス・ミニッツの再起動を予告か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の4話にて、ロキたちとラヴォーナ・レンスレイヤーの戦いの最中でシャットダウンされてしまったミス・ミニッツですが、マーベルエンターテイメントの公式X(旧twitter)は気になる投稿をしています。

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「しばらく時間がかかるかもしれません」とコメントしつつ、マーベルは新たなミス・ミニッツの画像を投稿。

3話では自身を生み出した在り続ける者を「あの偉大な御方」と呼びつつその計画を実行していると語っていたミス・ミニッツですが、4話冒頭では突然「彼は必要なかったのかもしれない」と告白。今回投稿された画像では中央のテレビに「自分自身のために」と表示されているのが気になる所となっています。

シーズン1のケイト・ヘロン監督は2年前のS1最終回配信直後に「ミス・ミニッツは悪魔のような存在」と語っていましたが、シーズン1とは監督も脚本も異なる事でこれらのアイデアが引き継がれているかは不明です。

しかしシーズン2の4話までの段階でロキたちとは敵対的なのは明らかで、マーベルがほのめかす再起動後、ミス・ミニッツがどのような立ち位置になるかは注目となりそうです。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

【重要】ディズニープラスのプラン変更受付がスタート─放置すれば自動値上げ

ウォルト・ディズニー・ジャパンが 2023年9月 に発表していたとおり、ディズニープラスの契約がスタンダードプランとプレミアムプランの2つに分かれ、来月から運用開始となります。スタンダードプランは従来と同じ月額990円となり、プレミアムプランは月額1320円、今月中にプラン変更の手続きをしなかった場合、自動的にプレミアムプランへと契約が切り替わることになります。

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プランの内容の違いは以下の通り。

 ディズニープラス スタンダードディズニープラス プレミアム
サブスクリプション
(税込)
月額:990円
年額:9,900円
月額:1,320円
年額:13,200円
最高画質1080P Full HD4K UHD & HDR
最高音質5.1サラウンドドルビーアトモス
同時視聴2台4台
広告無し無し
ダウンロード機能✓ (10台まで)✓ (10台まで)

米国でのディズニープラスは10月から広告なしプランが月額8ドル、広告ありプランが月額14ドルに設定されており、日本はどちらも広告をつけない代わりに機能制限をつける方向での新プランとなりました。

これまでに4kやドルビーアトモスでの視聴をしてこなかった方で同時視聴台数に問題がないユーザーは基本的にスタンダードプランで料金を維持するのが懸命でしょう。

4k等を利用してきたユーザーは値上げを受け入れるか画質、音質を落とす必要があります。

入会方法によって手続きの詳細が異なるため、詳しくはディズニープラスの公式の説明を御覧ください。

「ロキ」S2、脚本家が「アベンジャーズ/エンドゲーム」と矛盾しているタイムトラベル論について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のヘッドライターを務めるエリック・マーティンさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューに応じ、本作のロキには「アベンジャーズ/エンドゲーム」で説明されたタイムトラベルとは異なる現象が起こっている事について語りました。

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マーティンさんは「そもそも不可能な事なんです。O.B.も『こんな事は起こり得ない』と考えています。TVA自体には現実と異なるルールがありますが、それが何を意味するかは完全には理解していません。」と、矛盾ではなく、不可能だと考えられていた事が起こり始めるという変化を描いていると指摘しました。

「ロキ」ではメビウスが説明したように「TVAでは時間の概念がない」というルールがベースにあるとした上で、ロキの過去の行動が現在に反映されたタイムスリップ現象はあくまで例外の事例であるようです。

マーティンさんは「私たちが決めたルールの範囲内で仕事をしないようにしていたわけではありません。私はただそれらを成長させ続けようとしていただけです。思い浮かんだシーンがすぐに頭に残ってしまったのですが、あるシーンがパラダイムを壊すようなものには絶対にしたくありませんでした。それが私たちが部屋で話したまさにその場面です。」と続けます。

そして「過去作のルールの範囲内に留まるだけでなく、それを拡大し、成長させ、TVA全体の世界を成長させようとしていたのです。」と語りました。

マーティンさんが言う「変化」のきっかけになっているのがシーズン1の最後に描かれた在り続ける者の死であり、彼が警告していたように彼の死によって神聖時間軸に変化が生じ、ロキたちがシーズン2で未知の現象を体験することになったようです。

今回のインタビューでは触れられませんでしたが、シルヴィの復讐の結果は神聖時間軸のいつから影響が現れているのかが気になる所。というのも「ミズ・マーベル」でもカマラ・カーンが過去の行動を現在に反映させるタイムトラベルを経験しており、彼女もまた「例外」となってしまったと言えるのでしょうか。

マーティンさんはあくまで「ロキ」のヘッドライターですから、この話はもっと上の立場の人間でないと知り得ない事なのかもしれません。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Loki’ Head Writer Eric Martin Talks Episode Four’s Explosive Ending: “There’s Meaning in All of It”

ドラマ「ロキ」S2、ミッドシーズントレーラー公開、新規映像が5話、6話を予告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のミッドシーズントレーラーが公開されました。約90秒の動画には4話までにはなかった残されている予告映像や、今回初公開となる映像も含まれています。

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4話では時間織り機のオーバーロードが臨界に達し、ロキたちが愕然と立ち尽くす中で光に包まれて終了しました。ウロボロスはTVAの終わりを予告していましたが、実際にTVAが機能しなくなっているのか、今後の見所となっています。

冒頭の部分は4話での時間織り機修復の作戦会議シーンに似ていますが異なっており、これが削除映像の再利用でないのなら5話及び6話ではタイムループも描かれる可能性がありそうです。

また、過去の予告映像でもあったロキのタイムスリップ再発の続きが紹介されています。

スポーツ店の前にタイムスリップしたロキでしたが、店内には神聖時間軸あるいは分岐時間軸のメビウスが店員として働いています。このメビウスは当然のようにTVAに関する知識や記憶がないようで、ロキが「TVAはなくなった」と説明しても「ATVの事かな?新車が2台、先週入荷したよ」と返しています。

さらに防護服を着た誰か(ヴィクター・タイムリー?)が織り機にたどりついてボタンを押すシーン、それでもやっぱりスパゲティになるシーンなど、何度かループしているような印象をもたせる映像になっています。

また、TVAとは雰囲気の違う部屋に、ロキを筆頭に店員のメビウスやB-15やウロボロスの別の変異体あるいはオリジナルらしき人物が集うシーンは、ロキがTVAを再び立ち上げているように見えなくありません。

気になるレンスレイヤーのその後に関しても何かしらが描かれるようで、今回の予告にもわずかな映像が含まれています。シーズン1での出来事を思い返す限り、レンスレイヤーはヴォイドに送られていると考えられそうです。

本作のプロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんはマーベル公式とのインタビューの中で、「4話を気に入ったのなら、5話、6話はおそらくこのシリーズの最高の 2 つのエピソードだと心から思います。それらは美しく、そして奥深いものです。」とコメントしています。

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中です。