ローレン・リドロフさん、映画「エターナルズ」の撮影で「アンジーに助けられた」と明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でマッカリを演じるローレン・リドロフさんが、海外メディア ニューヨーク・タイムズとのインタビューに応じ、その撮影秘話を語りました。その中で、聴覚障害を持つリドロフさんは撮影に苦労した事、そしてその際に、アンジェリーナ・ジョリーさんに助けられた事を明かしています。

インタビューで、撮影現場で苦労したことはないかと尋ねられたリドロフさんは次のように述べました。

いくつかのシーンでは、私は壁に直面しなければなりませんでした。耳の聞こえない私に、どうやってキューを出すんだろう?ある時、1日の撮影を終えた後のホリデーパーティーで、アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)に相談した事があります。すると彼女はすぐに、「特殊効果で簡単に消せるレーザーペンを使ったらどうかしら」と提案してくれました。

「わあ、すごい」って瞬間でした。以降、壁を見ていると、通訳がレーザーペンで壁に円を書いてくれるんです。「くるくる、くるくる」。それが消えたら「アクション!」って意味なんです。

また、リドロフさんは、「必要なものがあれば気軽に一緒に頼めるか」と聞かれ、最初は「聴覚障害者としていかに働きやすいかをアピールしなければならない」と思い込んでいましたが、ありがたいことに、そんなことはなかったと説明しました。

私は、耳の聞こえない人と一緒に仕事をすることがいかに簡単であるかを示さなければならないと信じて撮影に臨みました。しかし、幸いにもそうではありませんでした。他の人たちと仕事をしてみて、誰もがそれぞれの課題を抱えていることに気づきました。そして、自分が俳優として何を提供すべきかを考え、それに対して謝らないことが必要だと思いました。

そしてリドロフさんは、障害を持つこととその可能性について述べました。

子供の頃、私は俳優になることを夢見ていませんでした。スクリーンに自分が映るなんて想像していませんでした。子供の頃はこの地球にいる数少ない聴覚障害者の一人だと思っていましたが、大人になった今、世の中には少なくとも4億6600万人の聴覚障害者がいることを知りました。私は唯一の存在ではありません。そしてそれが、耳の聞こえないスーパーヒーローがいることの意味であり、より多くの人がより多くの可能性を見出すことができるのです。

はやくから多様性を進めているマーベル・スタジオでしたが、「エターナルズ」の撮影にあたって聴覚障害に対する充分な準備は出来ていなかったようです。しかし、アンジェリーナ・ジョリーさんの提案で撮影がスムーズに進行したとの事。

コミックのマッカリは映画とは大きく異なり、白人男性姿の超スピードの戦士でした。大きく変更されたキャラクター像がどのように活かされるか、あと2ヶ月足らずで確認する事が出来ます。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:How Angelina Jolie Helped Deaf Marvel Co-Star Lauren Ridloff With Frustrations on Eternals Set

ダニエル・クレイグさんがマーベル・スタジオと交渉中だと報じられる

映画「007」シリーズで6代目ジェームズ・ボンドなどを演じている事で知られるダニエル・クレイグさんが、マーベル・スタジオと交渉中でると海外メディア Giant Freaking Robot が報じました。映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開を控え、「ナイヴスアウト2」の制作も終えている今、クレイグさんの将来のプロジェクトリストにマーベルが含まれているとの事です。

信頼と実績のあるインサイダーからの情報と前置きした上で、記事は次のように伝えています。

現時点では、ダニエル・クレイグさんは特定のプロジェクトに固執しておらず、それは問題ありません。スタジオ側は様々な可能性を受け入れていると聞いています。すべての選択肢を知ることはできませんでしたが、「ワンダーマン」の役について話をしていることがわかりました。この役は、マーベルが最近詰めている役ですから、以前の情報からも納得できます。ワンダーマンは、サイモン・ウィリアムズとしても知られており、マーベルが新シリーズとしてDisney+に登場させようとしていることが最近わかったキャラクターです。

ダニエル・クレイグさんは2008年に映画「アイアンマン」が公開された頃、映画「マイティ・ソー」出演の契約を断っていた事が報じられていました。当時は「象徴的なキャラクターであるジェームズ・ボンドと、神であるソーを両立させるのは難しい」とし、スケジュールの都合を主な理由としてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参加する事を辞退していました。

記事ではドラマ「ワンダヴィジョン」がエミー賞を獲得したことも後押ししているとし、映画だけでなくディズニープラスシリーズへの参加の可能性が高まっているようです。

ワンダーマンだけでなく、ファンタスティック・フォーやX-MENなど現在未知数の作品に登場する可能性も高いとの事で、今後の情報には要注目です。

ソース:Exclusive: Daniel Craig In Talks For Marvel Universe Roles

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」監督が将来スパイダーマンとのクロスオーバーが起こりうると語る

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のアンディ・サーキス監督が海外メディア IGN とのインタビューに応じ、将来的にスパイダーマンとのクロスオーバーするかどうかについて言及しました。

インタビューで監督は以下のように語りました。

いいですか、それは誰もが口にする質問です。ヴェノムがスパイダーマンと出会うかどうかを知りたがっていますが、個人的には絶対にありえません。冗談ですよ、もちろん実現しますよ(笑)

でも、たくさんあると思うんだ…。でも、たくさんあると思うよ。もし人々がヴェノムの物語をもっと見たいと思っているなら、スパイダーマンにすぐに飛びついてしまうと、それまでの間にいるたくさんの素晴らしいスーパーヴィランのキャラクターを見逃してしまうことになります。ですから、ある意味では、スパイダーマンに急ぐことで、その扉を閉じてしまうことになるかもしれません。

さらに今作に登場するキャラクターにも触れ、スパイダーマンとのクロスオーバーについて説明しました。

例えば、レイヴンクロフト(犯罪を犯した精神異常者のための研究所)にいるすべてのスーパーヴィランたちなどです。トキシンのような他のキャラクターもいますし、それ以外にも他のシンビオートたちが登場します。

でも、ご指摘の通り、確かに誰もがヴェノムがスパイダーマンと戦うところを見たいと思っています。そして、人々がどれだけ望んでいるかは食欲さの問題です。もし、クロスオーバーを急ぐのであれば、他のシンビオート全てを犠牲にしてしまうことになるでしょう。

監督はヴェノムのラスボスとしてスパイダーマンを見据えているようで、スパイダーマンの登場を急ぐことでヴェノムの物語が終りを迎える事を案じているようです。

ヴェノムシリーズは3部作構想として主演のトム・ハーディさんが3作契約していることが報じられているため、ヴェノム3の制作自体はほぼ確定していますが、シリーズは1作目がルーベン・フライシャー監督、2作目がアンディ・サーキス監督であるため、3作目の監督がどうなるかは不透明です。

もしサーキス監督が3作目に続投となればそこにスパイダーマンは登場しないかもしれません。しかし実現はするだろうとのことで、いつの日かスパイダーマンとヴェノムの対決がスクリーンで見る日が来るのは確実なようです。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年内公開予定です。

ソース:Tom Hardy’s Venom Confirmed to Meet Spider-Man In Future Movie

【噂話】実写版「マーベル・ゾンビーズ」の計画が進行中?コミックライターが気になる発言

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」のエピソード5ではマーベルヒーローたちがゾンビになってしまった世界が描かれました。これはコミック「マーベル・ゾンビーズ」をベースにMCU風にアレンジしたものですが、マーベルのコミックライターが気になる発言をしています。

「アルティメット X-MEN」や「アルティメット ファンタスティック・フォー」を手掛けた作家マーク・ミラーさんが氏の公式ニュースレターにて奇妙な発言をしていると海外メディア CBR が報じました。

「ホワット・イフ」のゾンビエピソードの公開直後に配信されたニュースレターでミラーさんは、「(私の情報源が正しければ)さらに先に少しだけ実写版マーベル・ゾンビーズが登場するが、みんなは私からそんな話を聞いたんじゃないよ」と書かれていたとの事。

実写版のマーベル・ゾンビーズが開発されているとなればMCUにまた新たなジャンルが確立されそうですが、「少しだけ」というのは気になる所です。もしかするとひとつの映画やドラマとしてではなく、例えば「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」などで数分程度描かれるといったものかもしれません。

ミラーさんはマーベル・スタジオの人間ではありませんが、2008年公開の映画「アイアンマン」の脚本に関するアドバイスをジョン・ファヴロー監督にしたなどのエピソードが知られています。そのため、無関係な人間というわけでもなく、今回の発言に関して無視してしまっていいほどの人物ではないようです。

果たして実写版では一体誰がゾンビ化してしまうのでしょうか。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード6は 2021年9月15日(水)16時よりディズニープラスで配信予定です。

ソース:A Live-Action Marvel Zombies Project May Be in Development

【ネタバレ注意?】映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」のあらすじが報じられる【噂話】

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」のあらすじについて、海外メディア the Cosmic Cirrcus が報じました。時系列についても明かされていますが真偽は不明です。

※これより先は多大なネタバレを含む可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

以下、ネタバレ注意です。

スティーブン・ストレンジは、強力な魔術師になる前は、「ヒポクラテスの誓い」として知られる「人を傷つけないという誓い」を立てた神経外科医でした。ヒポクラテスの誓いは、患者を治すことを目的とした医師の倫理的な指針となっています。しかし、ミスティック・アーツのマスターであるスティーブンは、どんな手段を使ってでも自然法と自分の現実を守らなければならない。それには、現実を脅かす可能性のある人物の命を絶つことも含まれます。本作では、スティーブン・ストレンジが、ミスティック・アーツの使い手として、また医師としての倫理観を持っているという内面的な葛藤が描かれると、情報筋から聞いています。多元宇宙を救うために他者の命を絶つのか、それともヒポクラテスの誓いを守って現実を破滅させるのか、ストレンジは難しい選択を迫られることになるでしょう。

また、スティーブンが多元宇宙の構造を維持するために殺人をおかす事について、その道徳的な議論の中心人物の正体も判明しました。その人物とは、同じアベンジャーズのワンダ・マキシモフ、通称スカーレット・ウィッチです。情報筋によると、アガサ・ハークネスが語った予言は、「ワンダヴィジョン」の出来事から2年後の「ドクター・ストレンジ」続編の中で展開されるとのことです。ワンダの行動により、スティーブンとカマー・タージの魔術師たち(他)がワンダを制圧するために介入することになります。しかし、映画が進むにつれ、スカーレット・ウィッチの脅威は一人の人間では対処しきれなくなります。スティーブンは、ワンダの命を救うか、それとも最終的に終わらせるかの選択を迫られ、その結果、多元宇宙が犠牲になることになるでしょう。


ワンダがこの作品の鍵になる事は予想の範囲内ですが、気になるのは時系列が「ワンダヴィジョン」から2年も経過している事。「ワンダヴィジョン」は2023年年末から2024年年始にかけての時系列であり、そこから2年ということは「ドクター・ストレンジ2」は2025年から2026年を描く事になります。

MCUは没入感を高めるために基本的には公開年の西暦と同じ時系列を舞台として描かれてきましたが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」によって5年間スキップされてしまいました。

そのギャップを埋めるため、過去を舞台とした映画「ブラックウィドウ」と時間軸が特殊なドラマ「ロキ」を除いて「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「エターナルズ」は全て2024年を舞台としています。

せっかく少しずつ埋められてきた時間のギャップがここでまた開かれてしまうのは、やや疑問な部分ではあります。

また、時間が経過すればするほど「何をしていたのか?」という疑問が増加し、「ワンダは2年間双子を救えなかったのか」「2年間ホワイトヴィジョンとは何もないのか」などに対してより多くの説明が必要になってくると思われます。

はたしてこのあらすじの真偽やいかに。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年3月25日 に米国公開予定となっています。

ソース:https://www.thecosmiccircus.com/exclusive-ds2-internal-battle/

【噂話】トビー・マグワイアさん、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の契約合意が出来ていないと報じられる

ソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にトビー・マグワイアさんが出演するという噂はかねてより報じられていましたが、海外メディア wegotthiscovered がこの出演契約が合意に至らなかったと報じています。

記事によると、この情報は「アイアンハートがブラックパンサー2でデビューするという情報をくれたのと同じ情報源」と前置きした上で、マグワイアさんは契約を断っていると伝えています。

その理由として金銭問題が指摘されており、46歳になるマグワイアさんは2007年の「スパイダーマン3」以降はカメオ出演を除くと4本しか映画出演しておらず、最後の出演からは7年以上経過するほど俳優業から遠ざかっています。そのためソニーに対し多額の出演料を要求したが受け入れられなかったとの事。

一方で契約は合意済みだと報じているメディアもあるため、この噂はこれまでになく情報が錯綜しています。

また、もうひとりのスパイダーマンであるアンドリュー・ガーフィールドさんはいくつかの証拠が挙げられているにも関わらず、出演の噂を否定し続けています。

古くからのマーベル映画ファンには特に注目されている「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、長くても100日足らずでこれらの噂の真実が明らかになります。続報があり次第またお届けする事になります。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Tobey Maguire Reportedly Almost Turned Down Spider-Man: No Way Home

ジェームズ・ガン監督が映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のストーリーボードをお披露目

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が自身のTwitterで今作のストーリーボードを公開しました。監督はこれらが脚本よりも重要になると説明しています。

監督はストーリーボードの束の写真に以下のようなコメントを添えて投稿しています。

ここ数日で完成させた #GuardiansoftheGalaxyVol3 用の手描き絵コンテの束。これは脚本の12ページ分に相当し、映画のこの部分の基礎となるものです。このように映画をデザインすることは、今のところ私の仕事の中で最も重要な部分です。

すべての絵コンテには、番号付きのショット説明書が付いています。この中には、スタントチーム、プロダクションデザイナー、コスチューム担当者などへの注意事項や、俳優への注意事項(時には撮影現場で投げかける代替の台詞も)が書かれているんです。

また、ガン監督はこの膨大な資料集が、映画の脚本よりも「重要だ」とも説明しました。

このドローイングと説明文の本は、私にとって映画のバイブルであり、脚本よりも重要なものです。私にとって脚本を書くということは、自分が見たものを視覚的に表現しようとしているだけのことが多いので、これは私がどのように物語を見ているかという真実に近いものです(映画自体はさらに近いものです)。

1枚にどれくらいの情報が書かれているのかというファンの質問に対して、監督は以下のように回答しました。

これはノートカードです。通常は1枚のカードに1つのショットを表しますが、移動するショットは何枚ものカードを使って描き出すことができます。

Vol.3は制作が始まったばかりで、本格的な撮影開始まではまだしばらく時間がありますが、ネビュラ役のカレン・ギランさんは特殊メイクの様子を公開し撮影開始を報告していました。また、スターロード/ピーター・クイルを演じるクリス・プラットさんは11月から撮影に入る事を明かしています。

今作はもともとはフェーズ4の初め頃に公開予定だった事もあり、脚本のほとんどは完成していると監督は以前に述べており、当初の脚本からほとんど変わっていないことも明かしています。

3作目では誰かが死ぬと監督は明かしていますが、それが誰になるかは判っていません。また、ヴィランについてや、Vol.2のラストに登場したアダムの再登場についても判っていません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は 2023年5月5日 米国公開予定。日本公開は4月予定です。

映画「ブラックウィドウ」オルガ・キュリレンコさんが将来のMCU再登場について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」に出演したオルガ・キュリレンコさんが今後のMCUでの再登場について、海外メディア GamesRadar+ とのインタビューに応じ、心境を明かしました。

※これより先はネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

インタビューの中で「悪夢のような秘密を隠さなくていいようになって安心しましたか?」と聞かれたキュリレンコさんは以下のように述べました。

ええ、話せるようになってよかったです。でも悪夢ではありませんでした(笑)ただ、ポーカーフェイスを保って、そのことを話さないようにしていました。話題にされても、「何も知らないよ」と言うだけでした。でも、ようやく母や友人に話すことができてよかったです。友人と言っても、ただ、友達に見てもらって発見してもらっただけです。だから、秘密が解けてよかったです。

アントニアのバックストーリーが虐待というテーマにとって重要だったか聞かれたキュリレンコさんは次のように説明しました。

重要だと思います。現実に近いし、人生で何が起こるかということもわかります。それに、より信憑性もあります。2人のキャラクターをより面白くしていると思います。なぜなら、誰もがストレートな善人やストレートな悪人ではないからです。したがって、善人は何か良いことをしようとしても、ただ間違いを犯すだけなのです。誰もがミスをする、スーパーヒーローでさえもミスをする。そして、それが(ナターシャを)より複雑にしているのです。すべてが完璧というわけではないのです。でないと退屈になるでしょう?

それにナターシャは、自分が少女を殺したと思っていることに対して、明らかにそのような感情や自責の念を抱いています。彼女はそのことを良く思っていないようです。でも、彼女にとっては終わったことなのです。そして後になって、その過ちの後に生じたダメージや実際に生じたことに気づくと、ある意味では、ナターシャはこの悪役の創造に関与していることになるのです。ある意味ではね。もちろん、ナターシャが彼女をタスクマスターにしようと決めたわけではありません。アントニアを戦争の武器にしようと決めたわけではありません。しかし、その決定は、ナターシャが引き起こした事故の後になされたものです。私は、キャラクターが複雑であればあるほど、完璧で洗練されていればいるほど良いと思っています。

また、アントニアとナターシャのラストシーンで、アントニアはナターシャを許していると思いますかと聞かれ、アントニアには許す能力があると答えました。

彼女はそうだと思います。もっと会話があってもいいと思うんです。アントニアは、理想的にはナターシャに質問をすると思います。彼女はナターシャと話をして、理解して、ケリをつけたいと思っていると思います。でも、洗脳が解けて、彼女が気づいて、ナターシャが「ごめんなさい」と言ったあの瞬間。私が思うに、美しいこと、信じたいことは、アントニアという少女には許す能力があるということです。つまり、彼女には心があり、非常に繊細なのです。彼女は我々が見ているような人物ではありません。彼女は冷酷な殺人者ではありません。実際のところ、彼女は繊細な心を持ち、虐待を受けたり、肉体的・精神的なトラウマを抱え、父親との関係も複雑です。だからあの瞬間、彼女は彼女を許したのだと思いますが、そんなに単純な話ではありません。

最後に、「またアントニアに会えますか?ディズニープラスシリーズで戻ってきてくれませんか?」と聞かれたキュリレンコさんは「それはマーベルに聞いてください、彼らが決めることです」とし、衣装が大変だったと振り返った上で「ちょっと考えさせてください。いや、冗談です、オファーがあればもちろんやりますよ(笑)」と再演への意欲を示しました。

映画「ブラックウィドウ」はディズニープラスでプレミアアクセス中の他、各種デジタル配信サイトにて販売中。ホームメディアディスクは2021年9月15日発売予定です。

ソース:Black Widow actor Olga Kurylenko talks about her hidden role and future in the MCU

ベネディクト・カンバーバッチさん、「スパイダーマン:NWH」は「最も野心的な映画」と説明したトム・ホランドさんに反論 ─ 賛否両論の作品に

ソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にドクター・ストレンジとして出演するベネディクト・カンバーバッチさんが海外メディア Variety とのインタビューの中でスパイダーマン最新映画に関する質問に回答しました。

カンバーバッチさんはインタビューの中で「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は賛否両論となるだろうと述べました。

ええ、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はとても、とても楽しい作品になるでしょう。賛否両論あると思いますが、大胆で素晴らしいコンセプトですからね。私はまだ見ていませんが、誰が見てもそう感じると思います。また、彼らがそのようなアイデアを探求するという全体的な機会にもとても興奮しています。だから、この作品がどうなるのか、とても興味があります。でも、きっとヒットすると思いますよ。

どのようなポイントに対して賛否両論となるのかは明かされませんでしたが、とても気になる所。トム・ホランドさんとマーベル・スタジオとの契約はこれが最後であり、MCUでのスパイダーマンは現状でこれが最後の作品となります。こういった事から、賛否両論になるのはスパイダーマンの退場の仕方という可能性はひとつ考えられそうです。ただし、トム・ホランドさんはオファーがあればすぐに戻るともコメントしている通り、今後「アベンジャーズ5」や「スパイダーマン4」に登場する可能性も残されている事を明かしています。

さらに、以前に放送された「Awards Circuit Podcast」で主演のトム・ホランドさんが「これまでに作られた中で最も野心的な単体のスーパーヒーロー映画だと思います」とコメントしたことに対して同意できるか聞かれたカンバーバッチさんは、「うーん、ドクター・ストレンジ2が公開されるまではね(笑」自身の作品のほうがより野心的である事を主張しました。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」も「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」もともにマルチバースをテーマにした作品であり、双方ともに様々な憶測を呼んでいます。

どちらも別世界、つまりMCUと関係のなかった映像作品の世界から複数のキャラクターが登場すると見られており、まずは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」に2004年公開の「スパイダーマン2」からドクター・オクトパスが登場することが予告動画にて明かされています。

他のスパイダーマンシリーズのスパイダーマンやヴィラン達の登場も噂されている本作、次の予告でも新たなキャラクターが公開されるのでしょうか?

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Benedict Cumberbatch Says ‘Doctor Strange 2’ Will Challenge ‘Spider-Man: No Way Home’ as ‘Most Ambitious Superhero Film’

映画「ブラックウィドウ」フローレンス・ピューさん、今後MCUでエレーナとチームを組ませたいキャラクターを明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」で妹エレーナを演じたフローレンス・ピューさんが、海外メディア Firstpost とのインタビューの中で今後チームを組みたいキャラクターについて質問され、回答しました。

ピューさんは答えるのが難しいと前置きしつつ、「スカーレット・ウィッチにはいつも興味を持っていました。彼女がどれだけ奇抜であるかが好きですからね」と述べました。

そして少し悩んだあと、「もしエレーナがMCUの中で、同じように意見が強くて、相手のことをいちいち批判するのが好きな人に出会ったら、たぶんロキはとても面白いと感じると思いますだって彼も同じようなことをしていますからね」と続けました。

ピューさんはエレーナで気に入っているポイントは皮肉たっぷりでウィットにとんだ会話である事を説明し、同様の魅力をもっているロキとのチームアップがとても興味深い事を明かしました。

エレーナが誰かとチームを組むかどうかは不明ですが、11月配信予定のドラマ「ホークアイ」に登場する事が判っています。このドラマにワンダやロキが登場するという噂はありませんが、ピューさんの思い描くチームが実際に結成される事はあるのでしょうか。

映画「ブラックウィドウ」はディズニープラスでプレミアアクセス中の他、各種デジタル配信サイトにて販売中。ドラマ「ホークアイ」は 2021年11月24日 ディズニープラスで配信開始です。

ソース:Florence Pugh on playing Scarlett Johansson’s younger sister in Black Widow