映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の監督に「シャン・チー」監督の名前が報じられるも・・・

2025年公開予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の監督に、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が起用されたと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。

sponsored link
 

THRの記事によると、アベンジャーズ最新映画の監督としてデスティン・ダニエル・クレットン監督が起用されたという情報を独占的に入手したとの事。

しかし、有名スクーパーのチャールズ・マーフィー氏は「彼がカーン・ダイナスティを書いているなんて話は聞いた事がない」と懐疑的な見解を持っている事を投稿しました。

デスティン・ダニエル・クレットン監督は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」にてMCUに参加するようになり、同作ではコロナ禍の中で全世界で4億3200万ドルを稼ぐ大ヒットを記録しました。そんな監督は「シャン・チー2」の監督を務める事がわかっている他、ディズニープラスで計画されているという妹シャーリンのテン・リングススピンオフ作品「ワンダーマン」の監督を務めるとも報じられています。

これに加えてアベンジャーズ最新作も撮るとなると、スケジュール的にかなり難しく、何かをキャンセルする必要があるようにも考えられます。

一流のメディアと一流のスクーパー、今回はどちらに軍配が上がるのでしょうか。

映画「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」は2025年5月2日 米国公開予定です。

ソース:‘Avengers: The Kang Dynasty’ to Be Directed by ‘Shang-Chi’ Filmmaker Destin Daniel Cretton (Exclusive)

映画「マダム・ウェブ」の新たなリーク写真が公開

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」の撮影現場から新たなリーク写真が公開されました。今回も前回同様に主演のダコタ・ジョンソンさんの姿が確認出来ますが、以前のものよりも見やすくなっています。

sponsored link
 

前回のリーク動画で確認出来た衣装と上半身は同じですが、下がデニムに変更されています。

別の写真では黒シャツからグレーのシャツへと着替えているようです。

ダコタ・ジョンソンさんは主演と報じられている事からマダム・ウェブを演じるのは間違いないと見られていますが、コミックに複数存在するどのマダム・ウェブを演じるのかは分かっていません。

初代マダム・ウェブことカサンドラ・ウェブは盲目の老婆であり、筋無力症も患っていることから生命維持装置をつけ、自分の意志で動くことはほとんど出来ないヒーローです。そして彼女は実際にはクモとは関係のない能力であり、コミックのカサンドラはミュータント。その能力はテレパシーや透視、予知と言ったもので、さらに精神だけのアストラル体となって他者の前に現れ、スパイダーウーマンたちに助言を与えたりします。

カサンドラは最初から戦闘不能で完全な司令塔であり、映画版は大きく設定を変えるか、二代目のジュリア・カーペンターを描く可能性が考えられています。

本作は、ダコタ・ジョンソンさんの他、メインキャストとしてイザベラ・メルセードさんシドニー・スウィーニーさんなど注目の女優が多く起用されています。Netflixのマーベルドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」と「ディフェンダーズ」のエグゼクティブ・プロデューサーを担当していたS・J・クラークソンさんが監督を務め、マット・サザマさんとバーク・シャープレスさんが脚本を執筆し、ケレム・サンガさんも以前のドラフトを執筆したと報じられています。

映画「マダム・ウェブ」は 2023年10月6日 米国公開予定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」にソーは関与していないと監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が、海外メディア ScreenRant とのコミコン会場でのインタビューに応じ、最新作とソーとの関係について触れました。

sponsored link
 

現在公開中の映画「ソー:ラブ&サンダー」ではソーとガーディアンズが共に旅をする様子が描かれていますが、ソーとガーディアンズが一緒に冒険したことでチームに変化があったか質問された時、監督は次のように答えました。

いいえ、ソーと一緒になるとは思わずに脚本を書いたので、まったく影響はありませんでした。

ジェームズ・ガン監督は2018年に一度ディズニーから解雇されており、翌2019年には再雇用が報じられました。当初ガーディアンズ3はフェーズ4の最初の方に位置しており、2020年公開予定だったのですが一連の解雇騒動により計画は一旦白紙に。その頃から脚本は完成していたとガン監督は明かしており、撮影が始まる前にも当初の脚本とほとんど変わっていないと語っていました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の主演を務めるクリス・プラットさんは「ソー:ラブ&サンダー」公開前の Inverse とのインタビューの中で「ジェームズはタイカがつれてきたヤギに対処しなくてはならないでしょう。タイカはヤギで僕たちを立ち往生させました」と語っており、当初はヤギが2作品をつなぐのかと考えられていました。

しかし、「ソー:ラブ&サンダー」を鑑賞した方なら御存知の通り、ヤギはガーディアンズの宇宙船に乗り込んだもののすぐに降ろされ、ソーと共に冒険をしていました。

これらの事から、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」においてソーのエピソードに触れられる可能性は残念ながらないようです。ガーディアンズには語られるべきエピソードが多数残されており、本作ではそちらに集中する事になるようです。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定です。

ソース:James Gunn Explains Why Thor: Love & Thunder Had No Impact On GOTG 3

【ネタバレ注意】映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、レゴ新商品が新ブラックパンサーをネタバレしたかもしれない

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はティ・チャラに代わる新たなブラックパンサーが誰になるのか、多くのファンがいろんな理論を唱えていますが、そんな中、レゴの新商品がその答えを提示したかもしれないとして海外で話題になっています。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

レゴの情報を届けている海外ブログ Jay’s Brick Blog によると、レゴのアプリが「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のレゴ新商品を紹介しているとし、3つのセットの画像が公開されていると伝えています。

・76211 SHURI’S SUNBIRD

シュリのサンバードと名付けられたセットでは、シュリ達が搭乗すると思われる戦闘機サンバードと頭部を出したブラックパンサースーツ姿のシュリ、ナキア、アイアンハート、そしてアトランティス人(タロカン人)のアトゥマと思しきキャラクターが紹介されています。

©LEGO,MARVEL,Disney

・76212 SHURI’S LAB

シュリのラボはその名の通り研究室と、シュリ、そしてブラックパンサーがセットになっています。

©LEGO,MARVEL,Disney

・76213 KING NAMOR’S THRONE ROOM

そしてネイモアの玉座セット。こちらはネイモアとアトゥマ、そしてここでもシュリがブラックパンサーになっているようです。

©MARVEL,Disney

新ブラックパンサーの予想について、当初はシュリ、エムバク、オコエ、ナキアの4人が主流の理論でしたが、トレーラーが公開され、少しだけ見えたブラックパンサーの体格からエムバクの線は薄くなったと考えられています。もちろん映像が加工されている場合は考慮されません。

©MARVEL,Disney

そして今回のレゴの写真が映画の内容と一致しているのであればオコエとナキアの線も消え、やはりシュリが主力候補となるようです。

過去のMCUのレゴシリーズの事を考えても、レゴと映画の内容が一致するとは限らないため、実際には映画を見るまで確かなことはわかりません。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:FIRST LOOK AT LEGO BLACK PANTHER WAKANDA FOREVER SETS!

ケヴィン・ファイギ社長がMCUフェーズ6までの発表を行った理由を明かす

2019年のサンディエゴ・コミコンに登場したマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4に関する映画とドラマの発表を行いましたが、今年はより多くの情報が明らかになりました。この理由について、コミコンのバックステージで海外メディア ET とのインタビューに応じたファイギ社長が直々に説明しました。

sponsored link
 

ファイギ社長はMCUのフェーズ3までと、フェーズ4以降のリズムの違いについて次のように話しました。

というのも、今、私たちは少し違ったリズムで動いているんです。フェーズ1、2、3は、より多くの年数にわたって、より少ないプロジェクトでした。今は、Disney+でできるようになった素晴らしいシリーズを中心に、より少ない年数でより多くのプロジェクトを行っています。

そして、アベンジャーズ映画の位置づけもこれまでとは異なっている事を説明しました。

そして、人々に知らせる必要があると感じました。人々は、いつアベンジャーズが来てフェーズを締めくくるのかという目安を持っていましたが、今日、マルチバース・サーガとアベンジャーズ2作で締めくくることを発表したことは、共有すべきことだと感じました。

今回の発表により、フェーズ4を締めくくる映画は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」となり、フェーズ5を締めくくる映画は2024年7月26日公開予定の「サンダーボルツ」という事になりました。そしてフェーズ6のラストを飾るのが2025年11月7日公開予定の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」です。その後、2026年2月13日公開予定のタイトル未定の映画をもってフェーズ7が始まることになっています。

SDCC2022のステージにはケヴィン・ファイギ社長と共に、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」、「シークレット・インベージョン」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のキャストとスタッフが登場し、感情的なシーンもあったと言います。

ファイギ社長は2019年のステージを「最後にあのステージに集まった時はチャド(チャドウィック・ボーズマン)も一緒だった」と振り返った後、「ワカンダフォーエバーがブラックパンサー1作目と同じレベルの喜びとインスピレーションをもたらすだけでなく、チャドが我々だけでなく、世界にもたらしたものへの賛辞であることが重要です。」と述べました。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Kevin Feige on Why He Announced Phase 6 at San Diego Comic-Con 2022 (Exclusive)

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のアトランティスは名称が変更されるという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に登場する海底国家が、コミックでアトランティスと呼ばれているのとは異なる名称になる事が確認されたと、海外メディア Comicbook.com が報じました。

sponsored link
 

記事によると、本作の作曲家ルドウィグ・ゴランソンさんの「ワカンダフォーエバー:プロローグアルバム」のプレスリリースによって明らかになったと言います。

marvel.com に掲載されているその内容は以下のようになっています。

これらの旅の夜の間に、私たちは映画で探求されたキャラクターやテーマの素材に似ている現代のアーティストとレコーディングセッションを行いました。ライアン・クーグラー監督とジョー・ロバート・コールの脚本を青写真として、伝統的なミュージシャンからの録音とともに、タロカンとワカンダのキャラクター、ストーリーライン、文化のための音楽ボキャブラリーを作り始めたのです。

との事で、アトランティスではなくTalocan(タロカン)と呼称されるようです。

これはどうやらアステカの神トラロックの楽園Tlālōcānから来ているようで、日本のアステカ関連の文献だとトラロカンというカナ表記が多く見られます。日本のディズニーがどういったカナ表記を採用するかは記事執筆時点で不明です。

ネイモアがアトランティス人から変更されている可能性は以前から指摘されており、アトランティスと同じく水没都市の伝説があるアステカをもとにして再構築されている可能性があるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Wakanda Forever: Marvel Confirms Major Change to Namor’s Atlantis

映画「ソー:ラブ&サンダー」、ナタリー・ポートマンさんは息子がMCUに出演し続けて欲しいと願っていると語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」でマイティ・ソー/ジェーン・フォスターを演じたナタリー・ポートマンさんが、海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューの中で、今後のMCUでのジェーン・フォスターについて語りました。

sponsored link
 

インタビューでポートマンさんは「ソーは概念であって、必ずしも一人の人間ではありません。そして、息子が好きな映画を作ることに興奮しています。」と述べています。

そして、「息子は『マーベル映画をやり続けてくれる?』って言うんです。彼はドクター・ストレンジがとても好きなの。もちろんソーもね。」と息子のアレフ君がヒーローを続けることを望んでいる事を明かしました。

ナタリー・ポートマンさんは以前のインタビューでも再演について「私はいつでもオープンです。この役はとてもクールですし、何でも可能だと感じています。」と前向きである事を話していました。

そしてキャプテン・マーベルとのクロスオーバーを望んでいる事も明かしています。

先日開催されたコミコンでは今後3年ほどのリリーススケジュールが公開されましたが、今の所「ソー5」の発表はありません。しかしタイトル未定の映画としてスケジュールが抑えられている部分も多いほか、アベンジャーズ最新作2本の制作が発表されている事で、それらのタイミングで再登場する可能性はあると考えられています。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は劇場公開中です。

ソース:Natalie Portman Says Her Son Wants Her to Keep Making Marvel Movies in ‘Running Wild’ First Look (Exclusive)

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の予告がオンライン公開されない事について監督が説明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の最初の予告が先日開催されたサンディエゴ・コミコン2022で公開されました。この予告を見ることが出来ないファンの嘆きに、監督が反応を示しています。

sponsored link
 

悲しみの表情のベイビーグルートの画像とともに「昨日の予告をみんなで体験出来たらいいのに」と嘆くファンのツイートを引用して、ジェームズ・ガン監督は「あなたにも見てほしかった。それはマーベルだけでなく、私自身も同じです。ティーザーは大好きなのですが、VFXが何度も見たり、じっくり見たりするのに向いていないところがあるので、もう少しお待ちください。ごめんね!」とVFXのクオリティが納得の行くレベルまで仕上がっていない事を説明しました。

MCUの映画のファーストトレーラーは劇場公開日のおおよそ5ヶ月から6ヶ月前にリリースされる事が多く、Vol.3の公開日から逆算すると今年の年末年始ぐらいのオンライン公開が最も可能性が高い時期だと見られています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より無料サントラが公開中

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より、本作の無料サウンドトラックが公式公開中です。11月公開予定の本作は先日開催されたSDCC2022の中で、ファーストトレーラーが公開されました。

sponsored link
 

リンクをクリックでハリウッドレコードに飛ぶので、お好みの音楽サービスを選んでご視聴ください。ご利用のサービスによっては有料になりますので詳しくは各サービスの規約を御覧ください。

公開されているのはTemsの「No Woman No Cry」、Santa Fe Klanの「Soy」、Amaaraeの「A Body, A Coffin」の3曲です。

また、YoutubeのMarvelMusicVEVOチャンネルでも無料で公開されています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ファーストトレーラーのチェックポイント。ワカンダ語翻訳付き

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のファーストトレーラーが公開されました。約2分のこのトレーラーからチェックしておくべき気になるポイントをピックアップして、予想や考察、イースターエッグをお届けします。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

海を見つめるナキアとラモンダ

開幕から悲しい音楽と共に海を見つめるナキアとラモンダが別カットで表示されています。

音楽はボブ・マーリーさんの「ノー・ウーマン、ノー・クライ」(1974) をナイジェリアのシンガーTemsさんがカバーしたものです。「泣かないで」「小さなダーリン、涙をこぼさないで」と歌われる部分が使用されています。

©MARVEL,Disney

このあとワカンダ式葬儀らしき映像へと移りますが、この海のシーンは葬儀とは関係ないものと考えられます。

というのもワカンダは内陸にある王国で四方に海はありません。映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で示されたワカンダの所在地は以下のとおりです。

©MARVEL,Disney

アトランティスとの決戦前か、決戦後のエンディングあたりのシーンでしょうか?もしくはこれは海ではなく、ワカンダ中央部に流れる大きな川かもしれません。

ドーラミラージュ

ドーラミラージュが壁際にならぶシーン。

©MARVEL,Disney

左の柱から順に「INPOWER」「T’CHALLA」「OUR HERO」「AN HONOR」「FOREVER」と書かれています。

ネイモアとアトランティス

水中出産シーンは本作のヴィランと言われているネイモア・ザ・サブマリナーの誕生を表しているようであり、クジラに捕まって移動する大勢はアトランティス軍を示していると考えられます。

第3勢力

武装した集団がワカンダが関係している船へと侵攻している様子が描かれています。

marvel.com が公開したあらすじによると、「ティ・チャラ王の死後、世界の権力者の干渉から国を守るために戦います。ワカンダの人々が次の章を受け入れようと努力する中、ヒーローたちはウォー・ドッグスのナキア(ルピタ・ニョンゴ)とエヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)の助けを借りて団結し、ワカンダ王国の新しい道を切り開くことになります。」との事で、普通に地球人に攻められていると考えられそうです。

この世界の権力者というのが実在の国である必要はなく、例えば架空の国ラトヴェリアの支配者などが手を出してきている可能性は否定できません。

リリ・ウィリアムズ

ワカンダのラボでシュリと挨拶を交わしているのはドミニク・ソーンさん演じるリリ・ウィリアムズ。アイアンハートになる少女です。

©MARVEL,Disney

2023年秋には単独ドラマ「アイアンハート」が控えており、そのロゴにも使用されている鉄のハートがこのトレーラーで登場しています。残念ながらアイアンハートのアーマー姿は今回はお預けとなりました。

国連シーン

国連のロゴをバックにラモンダ王女の演説の音声が挿入されていますが、これはこの場で行っているものではなさそうです。

©MARVEL,Disney

というのもこのあとのシーンのセリフとラモンダの口の動きが一致しており、その背景はワカンダになっているからです。

©MARVEL,Disney

内容的には「家族がみないなくなった」と語っており、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でティ・チャラとシュリの両方が塵と化して「エンドゲーム」で戻ってくるまでの間のシーンのセリフだと考えられそうです。

ティ・チャラへの哀悼

©MARVEL,Disney

国全体が悲しんでいるシーンではティ・チャラの壁画も見られ、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でのアイアンマンの壁画を思い出させます。

壁画は人や手前の建物で見えない部分がありますが、ワカンダ文字をアルファベットにすると、

THE PANTHE(R)
KING FORE(VER)
LIVES IN US
AND
THE

と書かれています。かっこの中の文字は見えない部分の予想です。パンサー、王はいつまでも我々の心の中にいるという意味だと考えられます。下2行はほとんど見えないためまったくわかりません。

手前のオレンジの建物にはWAKANDAと書かれています。下の行はIMAX版がリリースされればわかるかもしれません。

ネイモラとアトゥマ

左がアトゥマで中央がネイモアのいとこ、ネイモラ、と思われるキャラクター。

©MARVEL,Disney

彼らのフィギュアが先日のコミコンで発表されました。

エムバク

エムバクがネイモアに飛びかかるシーンは、なかなか疑問が多い映像です。

©MARVEL,Disney

コミックのアトランティスは海中都市であり、このトレーラーでもそれらしき映像がいくつか表示されています。ここがアトランティスでないとすると、ワカンダ領なのかという話ですが、エムバクが支配しているのは前作「ブラックパンサー」で描かれたように雪に覆われた地域でした。

またエムバクが乗ってきたと思われる船は奥にもう一艇見えていますが、そちらには誰も乗っていないようです。手前の船の後部に船頭らしき人物がひとり見えるだけとなっています。

背景に見えるリニアレールのようなものはワカンダの文明を示しているようにも思えますが、エムバクに部下がついてきていない事など、いろいろと不思議な映像です。このシーンの前にジャバリ族のテリトリーが攻撃され壊滅し、単身復讐に来たのでしょうか?それとも予告動画から何かが消されたりすり替えられたりしているのでしょうか?

青服の女性とドーラミラージュ

ドーラミラージュ相手に一人で剣を構える女性。

©MARVEL,Disney

右肩の円形の装飾や曲剣を使っているところ、衣服が青い所がボーダー族をイメージさせます。

©MARVEL,Disney

前作で反乱を起こしたウカビと縁がある人物でしょうか?なお、ウカビを演じていたダニエル・カルーヤさんは今作に出演しないと語っています。

ミッドナイトエンジェルのアネカ

青い服装ですが前述の女性とは別で、ミカエラ・コールさんが演じています。コールさんはアネカを演じていると言われています。

©MARVEL,Disney

コミックのアネカは元ドーラミラージュの隊長でミッドナイトエンジェルズとしてワカンダを守っている人物。ドーラミラージュが表の部隊なら、ミッドナイトエンジェルズは裏の部隊と言った所です。アネカについての詳しくは昨年の記事をごらんください。

ブラックパンサー

最後にブラックパンサーの後ろ姿の少しが見えて予告動画は終わります。

©MARVEL,Disney

初見では金色の装飾に目を引かれてキルモンガーかなとも考えましたが、よくみると銀の装飾も施されています。背中の4ラインの内側部分です。

スーツの全体像が見えないのでここは妄想レベルのお話ですが、前作のキルモンガーの黒人を守りたいという願望自体は間違ったものではありませんでした。キルモンガーはシュリにとっても従兄ですし、キルモンガーとティ・チャラの思いをついで、金と銀をミックスさせたブラックパンサースーツを作るというのはあり得るのではないかという所。

ワカンダ人の男性はみな屈強な戦士タイプとして描かれていますし、足首の細さは女性である事を想像させるものです。

マルチバースのティ・チャラやキルモンガーという線も否定は出来ませんが、哀悼が台無しになりそうなのでそこまでは攻めて行けないだろうと個人的に思います。

シュリが無事にハートシェイプ・ハーブの再生に成功してハーブを飲んだときには「祖先の平原」にてキルモンガーと会える可能性はありそうです。

また、本作のあらすじの「王が不在で他国から侵略される」という流れからして、国王=ブラックパンサーという制度が本作で再考される余地がありそうです。そうなれば王は王で国を守り、ブラックパンサーは国外の事件や、宇宙、マルチバースへとアベンジャーズの加勢に行きやすくなる事でしょう。

なお、ネット上ではしばしば二代目ブラックパンサー論争を見かけますが、そもそもティ・チャラが初代ブラックパンサーというわけではありません。ティ・チャラの父ティ・チャカもブラックパンサーでしたし、そのまた前も前もずっとブラックパンサーで、隕石が落ちてハートシェイプ・ハーブを最初に食べたのが初代ブラックパンサーでした。


映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。