映画「ザ・マーベルズ」、監督が他のMCU作品とはかなり毛色が違う事を示唆

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」のニア・ダコスタ監督が、海外メディア Total Film Magazine とのインタビューの中で、本作の特徴について語りました。

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監督は、昨今業界で指摘されているスーパーヒーロー疲れについて触れながら、他のMCU作品との違いについて次のように述べています。

スーパーヒーロー疲れは絶対に存在すると思います。「ザ・マーベルズ」と今までの他のMCU映画との最大の違いは、本当に奇抜で、おバカな映画だという事。この映画で私たちが描く世界は、MCUで見たことのない明るい世界です。

直近の作品であるドラマ「シークレット・インベージョン」はシリアスなスリラー作品となっていましたが、「ザ・マーベルズ」は予想外にもコメディ寄りの映画になっているのでしょうか?

マーベルコミックオタクを自称する監督は、以前に素晴らしいコミックブック映画にしたいとも明かしており、実写版にありがちなリアルさやシリアスさよりも、コミックのテイストを重視しているのかもしれません。

ディズニーは「ザ・マーベルズ」に対して他のMCU作品と同様にアクション・アドベンチャーというジャンルを設定していますが、実際の映画本編ではどういう印象を受けることになるのか、ポイントとなりそうです。

現在、MCUはストライキの影響で再び遅延が発生し始めていますが、8月10日時点で判明している限りでは映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定を維持しています。

ソース:The Marvels director thinks superhero fatigue exists – but aims to stand out with a “wacky” sequel

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」、デジタル版が劇場版と20以上の違いがある事が報告される

ソニー・ピクチャーズ制作のアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のデジタル配信が始まり、多くの視聴者が自宅で作品を楽しんでいますが、そんな中、デジタル版の内容が劇場版と異なるという報告が相次いでいます。

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YouTubeチャンネルのSchneeはふたつのバージョンの切り抜き動画を公開。

オリジナルのグウェンはマイルズを探す際に「No no no no no no」とノーを連呼して探しているのですが、デジタル版ではノーが2回に短縮されており、緊迫感が削がれている事を指摘しています。

また、オリジナル版ではグウェンがパニックになるのは彼女がどれほどマイルズを気にかけていたのかを示しているだけでなく、マイルズに何かがあれば自分の世界のピーター・パーカーの二の舞いになってしまう事でもあったとし、グウェンが誰かを救うためにルールを破っても構わないと考えていた事を示すようなオリジナル版のほうが良かったと主張し、ソニーに元に戻すように嘆願しています。

また、X(旧Twitter)の @chrisagwrites 氏は20点以上の違いを指摘。違いの中には小さなものから、キャラクターの表情の変更やセリフの追加、削除、変更など多岐に渡っているようです。

劇場版からデジタル配信にあたって変更された内容は背景の通行人や木、ビル、雲などを追加削除したというような軽微な変更ではなく、セリフや表情など作品内容の受け取り方に影響するような変更が多く、こういった変更を問題視するユーザーも少なからずいるようです。

さらに変更箇所が1,2箇所ではないあたりも指摘され、劇場公開されたのは未完成バージョンだったのかという不満も出てきているようです。

今の所、作品に多数の変更が加えられた事についてソニーからの説明はありません。今後発売されるBlu-ray版がどちらが収録されているのか分かりませんが、Blu-ray版がどちらとも異なるさらに別バージョンだった場合は、ソニーはより多くの反感を買うことになるかもしれません。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」、コスモはガン監督のせいで撮影気分にならなかったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」に登場するコスモ・ザ・スペースドッグを演じるスレートちゃんは、ジェームズ・ガン監督のせいで撮影モードに入れなかったと、制作スタッフによって明かされました。

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本作のVFX制作スーパーバイザーのステファン・セレッティさんは海外メディア Comicbook.com とのインタビューにて、俳優犬のスレートちゃんについて次のように述べています。

彼はほとんど参考資料程度でした。彼をスキャンして、この毛皮も何もかも参考にしたんです。彼にいろいろなことをやってもらって、質の良い素材を使って、あらゆるものの動きやカメラの使い方を研究しました。コスモのシーンがあるたびに、スレートにカメラの前に来てもらって、彼が光の中でどんな風に見えるかとか、そういうことがよくわかるように考えたのです。

俳優犬である彼がこのような状態になったことについて、ステファン氏はガン監督の影響があった事を明かしました。

スレートは撮影に使えるような状態ではありませんでした。でもとても美しい犬でした。ジェームズは犬が大好きなんです。だからスレートが現場にくるとジェームズはスレートと遊び始めるんだけど、撮影が始まる頃にはスレートは『ああ、監督どっか行っちゃった。僕知らないよ。僕はもっと遊びたいんだ。』というような感じでした。でも撮影現場にスレートがいるのは素晴らしいことでした。私たちはいつも彼を見て、参考にすることができたのです。

本作のコスモがほぼほぼCGだった原因は、スレートちゃんの遊び心に火を付けてしまった監督が原因だったようですが、今後のMCUでコスモが再登場する際に、彼が演技に集中できるのか、それともまた遊んでしまうのか注目となりそうです。

スレートちゃんはMCUでフィーチャーされる2匹目の犬で、もう1匹、ドラマ「ホークアイ」でラッキー・ザ・ピザドッグ役でデビューしたジョルトちゃんがいます。過去にはスレートちゃんとジョルトちゃんのプライベートツーショット写真なども公開されていました。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Guardians of the Galaxy Vol. 3’s On-Set Cosmo Didn’t Want to Work After James Gunn Distracted Him (Exclusive)

【噂話】「ノヴァ」の開発が中止され、「ウィッカン」が進められていると言う

マーベル・スタジオがスペシャル・プレゼンテーションとして開発中だと噂されていたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ノヴァ」が開発を中断していると、海外スクーパーが報じています。それと同時に「ウィッカン」の開発がスタートしているとも言います。

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もともと映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に登場予定だったとされるノヴァは、かねてより実写化計画が報じられ、2022年10月には「ウェアウルフ・バイ・ナイト」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」と同じマーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションとして開発されていると報じられていました。

これについて最近、MTTSH 氏は「ノヴァは中止されました。スタジオは現在他の事に集中しており、将来的にはノヴァに戻る予定です。」と一時中断状態にある事を報告。

一方でダニエル・リヒトマン氏は「アガサ:カヴン・オブ・カオス」、「ヴィジョンクエスト」に続く「ワンダヴィジョン」スピンオフ第3弾として「ウィッカン」の開発が始まっていると報告しています。

つい先日も「アガサ:カヴン・オブ・カオス」ではジョー・ロックさんがウィッカン/ビリー・カプランを演じていると報道されていました。

コミックでは母親のワンダから現実改変能力を引き継いでいるウィッカンですが、MCU版ではどうなるのでしょうか。「ワンダヴィジョン」のビリーはワンダ同様のテレキネシス等を使うシーンがあり、何らかの魔法を使える事が描かれていました。

そもそもワンダの息子と表記されるウィッカンは生物学的には息子ではありません。ワンダとヴィジョンの間に(カオスマジックによって)生まれた双子は出産後すぐに悪魔メフィストに取り上げられ吸収、双子の魂はそれぞれ別の家庭に転生しており、生みの母親は別に存在しています。

ジョー・ロックさん演じるウィッカンがコミックどおりに転生したビリーであるかは不明ですが、「ワンダヴィジョン」から2~3年前後しか経過していない事を考えると、ビリーが青年の姿になっている事には何らかの理由付けがありそうです。

コミックの「ザ・チルドレンズ・クルセイド」ではウィッカンを中心にヤングアベンジャーズがワンダの失われた記憶を取り戻していく物語があり、MCUでもこれらのスピンオフを起点にワンダを救済していく事になるのでしょうか?

「ヴィジョンクエスト」と共に今後の情報には注目となりそうです。

ストライキの影響で映画「デッドプール3」がリリース予定から削除、「ザ・マーベルズ」は変更なし

ディズニーが昨今のWGA(脚本家組合)とSAG(俳優組合)のストライキの影響を受けて、2023年9月から2024年6月までの同社の劇場公開予定をアップデートした事を各種海外メディアが伝えています。それによると、2024年5月3日 に公開予定だった映画「デッドプール3」は無期延期となっています。

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The Direct を通じて判明した変更後のディズニーの公開スケジュールは以下のとおりです。(ディズニー公式のpdf資料で確認したい方はこちら

  • A Haunting in Venice(名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊) – 2023年9月15日
  • The Creator(ザ・クリエイタースラッシュ創造者)- 2023年9月29日
  • The Marvels(ザ・マーベルズ) – 2023年11月10日 
  • Next Goal Wins(ネクスト・ゴール・ウィンズ) – 2023年11月17日
  • Wish(ウィッシュ)- 2023年11月22日
  • The Bikeriders(邦題未定) – 2023年12月1日
  • Magazine Dreams(邦題未定) – 2023年12月8日
  • Poor Things(哀れなるものたち)- 2023年12月8日
  • All of Us Strangers(邦題未定) – 2023年12月22日
  • Elio(星つなぎのエリオ) – 2024年3月1日
  • Snow White(実写版白雪姫 邦題未定) – 2024年3月22日
  • Kingdom of the Planet of the Apes(猿の惑星最新作 邦題未定) – 2024年5月24日
  • Inside Out 2(インサイド・ヘッド2) – 2024年6月14日

今回2024年6月までのスケジュールがアップデートされており、「デッドプール3」がここにギリギリ踏みとどまれなかった事を見ると、最低でも2024年7月はじめの公開の可能性があります。

ただし、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」が 2024年7月26日 に設定されている事から、同月内で2本のMCU映画を公開するとは考えにくく、「デッドプール3」が最速の7月公開になったとしても以降の公開スケジュールにも影響すると見られています。

「デッドプール3」は先月の初めに中断可能な猶予期間は一ヶ月ほどしかないと報じられており、実際に一ヶ月が経過して延期を余儀なくされてしまったようです。

映画「デッドプール3」の公開日は未定です。

ソース:Deadpool 3 Gets Disappointing Release Date Update from Disney

映画「マダム・ウェブ」、シドニー・スウィーニーさん演じるキャラクターが確定

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」に出演するシドニー・スウィーニーさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、本作で演じる謎のキャラクターについて言及し、明らかにしました。

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記事の中で、スウィーニーさんはスパイダーウーマン/ジュリア・カーペンターを演じると紹介されており、この役のオファーがあった時の事について「もちろんびっくりしました。すぐにコミックストアに行って、自分のキャラクターについて言及しているコミックをすべて買いました。」と語りました。

続けてスウィーニーさんは「マダム・ウェブ」がブレイクすると確信していると言います。「本作は期待されているようなスーパーヒーロー映画ではないと思います。」とほのめかし、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でより大きな役割を果たすことを望んでいるかという質問に対してはイエスと回答しています。また、スパイダーウーマンのソロ映画の可能性については、ほほえみながら肩をすくめたと伝えています。

以前にも米誌でシドニー・スウィーニーさんがジュリア・カーペンターを演じると表記されていた事はありましたが、その際の記事の中には役柄に関する根拠等は示されていませんでした。

今回、スウィーニーさんが「期待しているようなヒーロー映画ではない」と発言している事について、以前にプロデューサーが「本作はアクション映画ではない」とも発言しており、何かもっと違う視点で描かれる作品になっているようです。

撮影現場で目撃されていたシドニー・スウィーニーさんは女子高生や女子大生風の見た目で、スパイダーウーマンのスーツ姿等は確認されていません。

以前に報じられていた主演のダコタ・ジョンソンさん、今回のシドニー・スウィーニーさんを含む主要キャスト六人に関する噂のまとめはこちらから。

映画「マダム・ウェブ」は 2024年2月14日 に米国にて劇場公開予定です。

ソース:Sydney Sweeney Takes Control: The ‘Euphoria’ Star on ‘Feeling Beat Up’ by Online Rumors and Proving People Wrong in Her Producer Era

【噂話】映画「デッドプール3」、エマ・コリンさんのキャラクターについて報じられる

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」に出演するエマ・コリンが演じるキャラクターについて、海外スクーパー CWGST 氏はカサンドラ・ノヴァを演じると確認したと報じました。このキャラクターは先日、別のスクーパーもMCUへの登場を指摘していました。

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先日の記事でも紹介しましたが、あらためてまた軽く紹介しておくと、カサンドラ・ノヴァはプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアの双子の妹にあたる存在ですが、チャールズが母親の胎内にいる時に突如として生まれた霊体で「マムドライ」と呼ばれるドッペルゲンガーのような存在でした。

これを危険だと察知した胎児のチャールズは胎内での戦いの末カサンドラ・ノヴァを殺しますが、カサンドラはチャールズと同等あるいはそれ以上の能力を持っており復活を遂げて復讐のために動いています。

その際にはミュータント1600万人以上を殺害するなど、マーベルの中でも指折りのヴィランの一人ですが、マルチバースによってはヒーローとして活動している事もあります。

エマ・コリンさんがヴィランを演じると判明した時、別のレポートでは「デッドプール3」のヴィランはEarth-616の既知のキャラクターだとも報じられていました。それもあってエマ・コリンさんは何らかのキャラクターの変異体を演じるのではないかとも考えられていましたが、今回のレポート通りエマ・コリンさんがカサンドラ・ノヴァを演じるとなれば、ヴィランは複数登場する可能性が高いようです。

実際にエマ・コリンさんがカサンドラ・ノヴァを演じることになるのか、カサンドラがMCUに何をもたらすのか、今後の情報には注目です。

映画「デッドプール3」は延期の可能性も指摘されていますが、現在の所 2024年5月3日 米国で劇場公開予定です。

「ザ・ボーイズ」公式が「ファンタスティック・フォー」の噂に反応

ドラマ「ザ・ボーイズ」のジャック・クエイドさんがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」にキャスティングされたという噂に対して、米Prime Videoの公式X(旧Twitter)アカウントがリアクションを見せています。

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「ザ・ボーイズ」の主人公ヒューイ・キャンベルを演じるジャック・クエイドさんが、「ファンタスティック・フォー」のヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役にキャスティングされていると噂に対して、公式アカウントは劇中の画像を添えて、「彼はすでにとてもファンタスティックな4人組です」と投稿。

仲間のブッチャーたちと共に四人組を結成済みであると主張しました。そしてセブンの元メンバーのランプライターの画像を添えてヒューマン・トーチの変身の際のセリフ「フレイム・オン」と投稿を続けました。

なお、ジャック・クエイドさん本人はこの噂についてきっぱりと否定しています。

「ザ・ボーイズ」は以前にも映画「ソー:ラブ&サンダー」の予告に関してコメントしており、ヒーローをテーマにする作品同士、MCUの動向をしばしば気にかけているようです。

現在、ジョニー・ストームに関する最新のキャスティングニュースでは「ストレンジャー・シングス」でエディ・マンソンを演じたジョセフ・クインさんが有力視されているようです。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年5月2日 米国にて劇場公開予定です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の未使用ポスターが明らかに─本編未登場キャラも

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の未使用ポスターがオンライン上に登場しました。そのポスターには本編に登場しなかったキャラクターもフィーチャーされています。

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今回明らかになったポスターでは左上にボウガンを手にしたキウェテル・イジョフォーさん演じるEarth-616のモルドが描かれています。

映画本編にはキウェテル・イジョフォーさん演じるEarth-838でソーサーラー・スプリームになったモルドの変異体が登場していますが、もともとは映画「ドクター・ストレンジ」のラストから引き続いて魔術師狩りをするEarth-616のモルドも登場する予定で、実際に撮影もされ、そのワンシーンがポスターに含まれていた事が話題にもなりました。

616のモルドは魔術師狩りを進めていく先でスカーレットウィッチと対決し、あっさりと首を切り落とされるという流れの脚本だったようですが、このシーンはまるごと削除されたため、現在の616モルドのステータスは不明となっています。

この幻のシーンについて、単に映画の流れ上必要ないと判断されただけなのか、新たにモルドに関する計画が始まり、死を避ける必要があったのか、削除された理由については不明です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

【噂話】Earth-838は616への復讐を計画していると言う─「ドクター・ストレンジ2」が生んだ火種

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではスカーレットウィッチによってEarth-838に多くの犠牲者が出る事になりました。そして現在、あの惨劇に対する復讐劇が始まる可能性が噂されています。

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映画公開当初、当ブログでも復讐に関する懸念を示していましたが、TCCの記者によるとそれはリード・リチャーズの息子や娘ではなく、プロフェッサーXの双子の妹カサンドラ・ノヴァによるものになるようです。

カサンドラ・ノヴァはコミック上ではプロフェッサーXの敵であり、母親の胎内で戦いすでに死亡しています。しかしプロフェッサーと同等の精神能力がきっかけとなり、実体化しました。基本的行動原理はプロフェッサーXの破滅のみですが、最終的にはジーン・グレイによって改心する事になりました。

マルチバース上ではX-MENに加入したり、指折りの最悪なヴィランとなるなど幅広いポジションを務めるキャラクターですが、今回の噂をそのままとらえるとすれば、カサンドラ・ノヴァは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で殺されたプロフェッサーXの敵討ちのために616を襲う事になるようです。

616のワンダは子どもたちを奪い取る事を諦め、同時に敵意を持つこともなくなりましたが、これは詰まる所「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の終わりから「アベンジャーズ/エンドゲーム」の冒頭にかけたサノスと同じ状態となっています。

スカーレットウィッチによってイルミナティが崩壊させられた838側のヒーローから見た場合、スカーレットウィッチは明らかな敵であり、復讐に向かう事は「エンドゲーム」冒頭のソー達と同じ事で、たとえもう戦意がなかったとしてもソーがやったように838のヒーロー達がワンダの首をはねる可能性を否定する事は出来ません。

カサンドラ・ノヴァはまず「デッドプール3」で紹介されると報じられていますが、実際にはどうなっていくのか、アベンジャーズvs.アベンジャーズのような事態に発展してしまうのか、噂の行方には注目です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。