ドラマ「シーハルク」にミーガン・ザ・スタリオンさんの出演が確認される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に米国の人気ラッパー、ミーガン・ザ・スタリオンの出演の噂が以前に報じられていましたが、今回、海外メディア The Cut のインタビューの中でこの噂が真実である事が確認されました。

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インタビューの中でスタリオンさんは、クイーン・ラティファさんやアイス・キューブさんなど、演技に転向した他のミュージシャンをどのように尊敬しているかについて語り、「彼女らを見ると、単なる音楽以上のものを手に入れるように後押ししてくれました。」としつつ、「女優になるだけではなく、監督にもなり、プロデューサーにもなりたいと思っています。」と続けました。

ミーガン・ザ・スタリオンさんが「シーハルク」に登場すると報じられたのは2022年4月のこと。

今回のインタビューで役割については明かされませんでしたが、前回の報道では「架空の本人」役として登場すると報じられています。

どのエピソードに登場するかはまだ不明ですが、どのようなキャラクターを演じ、物語にどう影響を与えるのか注目です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

ソース:The Cut

映画「ソー:ラブ&サンダー」、削除されたグランドマスターの別バージョンのアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」より、映画本編で未使用に終わったグランドマスターのシーンのコンセプトアートが公開されました。アーティストのユージン・チューさんが自身のInstagramで公開したこのアートによると、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で見たグランドマスターとは異なる外観になる計画があったようです。

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グランドマスターの「ムーン・オブ・シェイム」ラボのシーンと説明されたこれらのアートでは、ソーとマイティ・ソー、ヴァルキリー達がグランドマスターと面会しているようすが描かれていますが、そのグランドマスターの両腕はメカになっている事が判ります。

以前に公開されたグランドマスターのアートはこれまでのMCUで見ていたものと同様の外観でしたが、今回のアートはゴアの襲撃がより深刻であったことを表現しているのかもしれません。

ゴア・ザ・ゴッドブッチャーを演じたクリスチャン・ベールさんは過去のインタビューでグランドマスターを演じたジェフ・ゴールドブラムさんやドワーフのエイトリを演じたピーター・ディンクレイジさんとのシーンを撮影した事を明かしており、これらのアートのシーンが実際に撮影されていた可能性も考えられるようです。

元々本作は4時間半ほどの映像だったとタイカ・ワイティティ監督は明かしており、本編で使用されなかった映像はクオリティが十分ではなかったとし、それらの削除シーンは見られたくないとも語ってました。そのため、これらのシーンがBlu-rayやディズニープラスの特典映像として公開される可能性はあまりないかもしれません。

映画「ソー:ラブ&サンダー」の Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定。日本のディズニープラスでの配信は 2022年9月8日16時からの予定となっています。

マーク・ラファロさんがハルク引退の時期について語る

2012年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」でハルク/ブルース・バナーを演じ、その後2022年のドラマ「シーハルク」まで同役を続けているマーク・ラファロさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、ハルクの未来と引退時期について言及しました。

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ハルク役引退の時期について質問されたマーク・ラファロさんは「それは僕も知りませんよ! 自分がまだここにいることにいつも驚いているんです。僕とエドワード・ノートンは、ハルクは僕らの世代のハムレットのようなものだと冗談を言っているんですよ。そして、次のバージョンを待ち続けているんです。」と述べました。

さらに、「観客が興味を持ち、僕にとって面白く、ファンにとっても面白いものを提供できるのであれば、スタジオが僕を雇ってくれる限り、ハルクをやりますよ。でも、まったく分かりません。コミックを見ると、白髪混じりのハルクもいます。もし、私たち全員がまだここで映画を作り続けていて、それを可能にする世界があるのなら、67歳のハルクも面白いかもしれませんね。私たちが生きていること、向かっていることを考えると、未来はいつにも増して不安定に感じられます。だから、あまり先回りしたくはありません。でも、続けていたいですね。」と、老人になったハルクを演じていたいと明かしました。

そして「アベンジャーズ」に出演した事を振り返り、今日までの長い道のりについて次のように語りました。

「いやあ、あれから長い旅が始まったんです。そして、MCUはだんだん成功してきました。私には子供がいて、今はもう大人です。世界は大きく変わっています。その間に、バナーとハルクのさまざまな側面を探求することができました。2人の異なる姿を5回ほど演じることができ、それぞれに自分の重要で意味のある部分を持ち込むことができました。マーベルと一緒に仕事をしたことで、そのすべてにインプットすることができたのは素晴らしい旅でした。」

「もう一つはマーベルは現代的な神話で、今の時代を反映していると思います。比喩や寓意が的確に表現されてるんです。自分を表現し、成長するための素晴らしい場所でした。今、私は別のステージにいて、自分自身とキャリアの黄昏のようなもので、ある意味、終わりつつあるのかもしれません。バナーも同じような感じでしょうか。彼は残されたアベンジャーズ3人のうちの1人であり、おそらくいつかは終わりを迎えるでしょう。」

ハルクのライバルとも言えるソーを演じているクリス・ヘムズワースさんも、2020年のインタビューにて引退の時期について「引退なんて馬鹿げてますよ(笑)まだ1500歳ですよ!」と発言し、「ラブ&サンダー」での引退はありえないとしつつ、マーク・ラファロさん同様にマーベル・スタジオが雇ってくれる限り演じると話していました。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」ではいとこのジェニファー・ウォルターズがハルクの能力を得たことに加えて、サカールの船が迎えに来たという、コミックのハルクの息子のエピソードを匂わせる展開があり、ある種の後継者の導入が始まっているとも考えられます。

コミックにはハルクの終わりを描いた「ハルク・ジ・エンド」というシリーズもありますが、MCUではまず「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレットウォーズ」を無事に乗り越えられるかが課題となりそうです。

ソース:Mark Ruffalo on Joining ‘She-Hulk’ and His Future With Marvel: ‘I’m Always Surprised That I’m Still Here’

映画「ソー:ラブ&サンダー」よりバステトのコンセプトアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」に登場したワカンダの守護女神バステト(バースト)のコンセプトアートや舞台裏写真が公開されました。主人公のソー達がゴアを倒すために神々の力を借りようと向かったオムニポテンスシティでは数多くの神が登場し、バステトはこれまでのMCUにも関係の深いキャラクターでした。

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アーティストのジョネイ・バカラドさんが自身のInstagramで公開したアートは以下のようなもの。

「バステト女神。ソー:ラブ&サンダーのオリジナルコンセプトです。オムニポテンスシティには、エジプト神話の女神バステトのように、地球文化に由来する神々もいました。この女神はファンからとても期待されていました。バステトを演じたのは、素晴らしい女優のアコジア。」とコメントを添えて投稿しました。

ブラックパンサーをアバターとしているバステトの登場に多くのファンは2作品の繋がりを期待していましたが、残念なことに単なるイースターエッグとしての登場にとどまりました。

しかし今後のMCU作品への再登場はありえる事で、「ブラックパンサー」シリーズはもちろんの事、「ムーンナイト」のコンスとも同じエジプトの神として顔見知りである可能性も高いキャラクターです。早ければ次に公開される映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」では再登場の可能性があるかもしれませんが、一体どうなるでしょうか?

映画「ソー:ラブ&サンダー」の Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定。日本のディズニープラスでの配信は 2022年9月8日16時からの予定となっています。

タイタニアさんが「シーハルク」のポスターに落書きをする動画を共有 ─ 恥ずかしい映像も公開

スーパーパワーを持つインフルエンサーとして有名なタイタニアさんが自身のTwitterで、シーハルクとしてセンセーショナルなデビューを飾ったジェニファー・ウォルターズさんのポスターに落書きをする様子を撮影した動画を共有しました。

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シーハルクのファンはこれを先日の法廷での騒動に対する逆恨みによるものではないかと考えています。


そして、タイタニアを演じるジャミーラ・ジャミルさんがジミー・キンメル・ライブに出演し、法廷でのバトルは元々恥ずかしいシーンだった事を明かし、その時の映像も公開しました。

ジャミルさんは「私たちは長い間、テレビで多くの男性がタマを蹴られるのを見て来ました。でも、女性がタマを蹴られるのを見たことがありません。そして、私は平等を信じています!」と語り、この前代未聞のシーンを実際に撮影したと明かしました。 動画の8分30秒ごろからそのシーンの撮影の様子が公開されています。

そして、「みんな分かってくれると思うわ。私がマーベルの編集を担当していなくてよかったって事に(笑)。マーベル・スタジオは正しい決断をしたのです。」とこのシーンが採用されなくて良かったと付け加えました。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

映画「ドクター・ストレンジ」のためにギレルモ・デル・トロ監督がスタジオと面会していた事が明かされる

マーベルのコミックライターのニール・ゲイマンさんが Happy, Sad, Confused ポッドキャスト に出演し、「アイアンマン」1作目が公開されるよりも以前の2007年にマーベル・スタジオとギレルモ・デル・トロ監督が映画「ドクター・ストレンジ」制作のために面会していた事を明かしました。

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インタビューの中でゲイマンさんは「ケヴィンと私は長年にわたって何度も話してきました。2007年にケヴィンと『ドクター・ストレンジはどうだろう』と話し合った事を覚えています。それからギレルモ・デル・トロと話し、ギレルモとアイデアを出し合い、ケヴィンに『ギレルモとならドクター・ストレンジをやれそうだ』と話しました。しかし、ケヴィンは『今は中心的なキャラクターに集中したい。ドクター・ストレンジはずっと先の話だから、そこまでする必要はない』と言っていましたよ」と語りました。

そして、その原案がコミック原作者である故スティーブ・ディッコ氏の影響を受けている事を指摘しました。

「クールなアイデアがいくつかありました。私のお気に入りはストレンジがアルコール依存症になり医師免許を剥奪されるエピソードです。これは1920年代を舞台としていました。そして魔術師の訓練を20年代後半から始め、90年間グリニッジ・ビレッジに住んでいても全く老いてはいないというものでした。」と述べ、「私たちはそのアイデアを気に入っていましたが、彼は時代遅れな人間になっていたかもしれません。でも、それ以外はスティーブ・ディッコらしい作品になったはずです」と付け加えました。

ギレルモ・デル・トロ監督はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)はMCUに参加した事はありませんが、2002年公開のマーベル映画「ブレイド2」でメガホンを取っっており、マーベル映画ファンとしては見知らぬ顔でもありません。さらに、MCUはフェーズ4に入ってからというもの、著名な監督の起用も増加傾向にあるため、将来的にデル・トロ監督が参加する可能性も十分にあると考えられます。

映画「ドクター・ストレンジ」、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

マット・シャックマン監督が「スター・トレック」を降板し、マーベル・スタジオとの交渉に入ったと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に携わったマット・シャックマン監督が、2023年12月公開予定の映画「スター・トレック」から降板した事が明らかになりました。この件について、パラマウント・ピクチャーズは声明を発表しています。

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パラマウント・ピクチャーズは「マット・シャクマンは信じられないほど才能のある映画製作者であり、彼が今後のスタートレック映画を監督するタイミングが合わなかったことを残念に思います。私たちは彼の多くの貢献に感謝し、この次の章の創造的なビジョンに興奮しており、それを世界中の聴衆に届けることを楽しみにしています。」とコメントを発表。

マット・シャックマン監督はテレビドラマの世界でデビューし、ドラマ「ワンダヴィジョン」でエミー賞3部門を獲得して以降、ハリウッドの人気監督の一人となりました。

海外メディア The Hollywood Reporter はこの降板劇をマーベル・スタジオの「ファンタスティック・フォー」に移るためスケジュールが合わなくなったと報じています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2024年11月8日 米国公開予定です。

ソース:‘Star Trek’ Movie Loses Director Matt Shakman (Exclusive)

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、2話のチェックポイント

2022年8月25日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード2「Superhuman Law(邦題:超人の訴訟)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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シーハルク誕生のニュース

前回のエピソードのラストシーンを取り上げたニュースが報道される様子が2話の冒頭で描かれています。このうち最初のKPVKとインタビュー映像を流しているKZYOは映画「アントマン&ワスプ」にも登場した番組。

©MARVEL,Disney

ジミー・ウー捜査官が見ているモニターの右上がKPVKで左下の画面がKZYOです。

MCUの架空のニュース番組といえば「WHiH」局の「ニュースフロント」が映画「インクレディブル・ハルク」で登場して以降フェーズ3までの間によく登場し、フェーズ4になってからもドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の1話アニメ「ホワット・イフ」シーズン1の4話、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の削除シーンでも登場しています。が、今回は登場しませんでした。

インタビューを受けた男性は興奮気味に「chick-hulk」と話しており、chickとはチキンの事で、もともとは小鳥やひよこを意味していますが、スラングとしてティーンエイジャーやそれより少し上の「女の子」を意味しています。ポジティブなニュアンスのワードではないようで、インタビュアーは「チックハルク」を「シーハルク」と訂正するような形でレポートしています。

アベンジャーズの金銭事情

バーでニッキが「スーパーヒーロだからお酒を奢ってもらえた」と話した事に対して、「ロースクールの学生ローンは自警団に入るために組んだんじゃない」事を説明しますが、英語では6桁のローン、吹替では「ウン十万ドル」と、日本語字幕よりも具体的にかなりの高額である事が示されています。

さらにジェニファーは「あれに入るのは億万長者かナルシシストか寂しん坊」だと説明、これらはトニー・スターク、ソー、スティーブ・ロジャースの3人を指しているようです。

これに続いてニッキは「だけどアベンジャーズだよ?」と投げかけると、ジェニファーは医療保険や産休制度、そして給料について疑問を口にします。

アベンジャーズの金銭事情に関してはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも言及され、サム・ウィルソンは無償で働いている事が判明していました。しかし、当時の記事でも指摘したとおり、ヴィジョンはウエストビューに土地を買うだけの資金を持っていたはずであり、その実情については不明な部分が多く残されています。

ジェニファーはアベンジャーズの給料について疑問を呈する中、シーハルクになって陪審員を救った事を理由に審理無効となったことが原因でクビとなり、自身の給料もゼロになってしまうのでした。

そして本作のタイトルロゴが入り、「She-HULK:ATTORNEY AT LAW」(弁護士)から「She-HULK:ATTORNEY FOR HIRE」(求職中の弁護士)へと変化します。

職探し

いくつもの法律事務所を訪ね、面接を繰り返すも連戦連敗のジェニファー。シーハルクとなり目立ってしまったことが大きな原因となっています。

落ち込んだジェニファーがノートPCで眺めているのは「楽しい仕事10選」のウェブサイトの記事。画面右には「IRON MAN THREE’S」という気になるスニーカーの広告がある他、先んじてご紹介したようにウルヴァリンやエターナルズに関する記事のタイトルが見受けられます。

©MARVEL,Disney

また、ここの画面上部のQRコードはお馴染みの公式無料コミックとなっています。

「楽しい仕事」の1位が「マスコット」であるのはジェニファーにとって皮肉であり、これは物語の後半に更に効いてくる事になります。

待ち受け

母親からのメッセージが届いた事で映されるジェンのスマホ。そのロック画面は「アメリカのケツ」ことキャプテン・アメリカになっています。

コミックで二人がロマンスの関係になった事はありませんが、MCUのジェニファー・ウォルターズはなかなかにスティーブ・ロジャースを気に入っているようです。

前回の1話のポストクレジットシーンでは英語版では「あのお尻が童貞のまま死んでしまったなんて悲しすぎる」とスティーブ・ロジャースは死んだとジェンが考えていることが分かっています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではトレスとその他ひとりの人物が「キャプテン・アメリカは月にいる」という都市伝説を語っており、スティーブ・ロジャースの現状は視聴者にもよくわからない状況が維持されたままになっています。

ブルース・バナーはスティーブ・ロジャースのその後を把握しているのか、気になる所です。

いとこのチェド

家族ディナーにシーンが変わり、前回のエピソードで紹介された親戚のチェドも登場。しかしチェドがもう一人の天才だと紹介されていた事には少々疑問符がつくところで、二人の皮肉が入っていたのかもしれません。

チェドは「話すな」と言われていたクビの話題について「話せ」と言われたと勘違いし、話題を振ってしまいます。

落ち込むジェンの空気を読まずに、チェドは自身が勤めるベスト・バイのマネージャーに昇進したと話しており、販売業の才能がある事が示唆されます。なお、ベスト・バイは世界最大の家電量販店です。

好青年のユスフ

空気を変えようと母がいきつけのカフェの店員ユスフの話題へシフト。ユスフといえば最近配信されたドラマ「ミズ・マーベル」の主人公カマラ・カーンの父親の顔を思い浮かべてしまいそうですが、これは別人。

「男はいらない」というジェニファーに対して「ユスフはあなたには若過ぎ」と説明しており、彼がティーンエイジャーかせいぜい20代ぐらいである事を示唆しています。

海外メディアの中にはこのユスフが Yusef Abbas (米wiki)というキャラクターを背景にしている可能性を指摘。彼はヒーローに憧れ、自身がわずかにエレメンタルパワーを操作できる事に気づいたあとはヘルパーと名乗って自警活動をしていました。

ハルクの指パッチン

トニー・スタークの印象的な最期のシーンのためにしばしば忘れられがちですが、実際に宇宙の生命を戻したのはハルクの指パッチンのお陰でした。

ジェニファーをよそに繰り広げられる親戚の洪水のような会話の中で、エレインは「ブルースのおかげでみんなが戻ってきた」事を再確認させてくれます。

©MARVEL,Disney

GLK&H

GLK&Hの代表ホールデン・ホリウェイは審理無効に持ち込んだものの、負けを認めており、ジェニファーを高く評価していました。ヘッドハンティングの話を持ちかけられたジェニファーはパラリーガルを自分で選ぶ事を条件にオファーを受け、事務所へと向かいました。

ホリウェイは「楽しい仕事」1位としても紹介されていたマスコットとしての役割をシーハルクに望んでいますが、このあたりはコミックとは逆の設定になっています。コミックではMCU版の就活シーンでもあったようになるべく目立たないように、ジェニファー・ウォルターズとしての仕事に期待されています。

パグ

ジェニファーとニッキのふたりに歓迎のバスケットを持ってきたのはパグことアウグストゥス・パグリエーゼ。

©MARVEL,Disney

コミックのパグはロースクールに通う傍らナイトクラブでの用心棒としても働いていました。卒業後、犯罪組織に襲われたパグでしたが、スパイダーマンによって生命を救われました。その後、GLK&Hに入り、ジェニファー・ウォルターズと同僚に。スパイダーマンがJ・ジョナ・ジェイムソンを名誉毀損で訴える際に協力しました。

また、パグはジェニファーに対して恋心も持っていました。しかしその感情を抑えるために魔女モーガン・ル・フェイのポーションを服用する事になりました。

「シーハルク」は予告動画でジェニファーがマッチングアプリを使う様子などが明らかになっていますが、すぐ近くにある恋は描かれていくのでしょうか?

羊たちの沈黙

アボミネーション/エミル・ブロンスキーの仮釈放を初仕事として命じられたジェニファーは、ダメージコントロールの刑務所へ。

看守に署名を求められるとジェニファーは「私のことも食べちゃう?ソラマメとキャンティと一緒に」とジョークを飛ばしますが、気を抜かないように注意されてしまいます。

これは映画「羊たちの沈黙」でのハンニバル・レクター博士とレクターに面会したクラリスとの間の会話の一幕を基にしたジョーク。残念ながらダメージコントロールはそういう空気ではありませんでした。

なお、ハンニバル・レクターを演じていたのはMCUでオーディンを演じたアンソニー・ホプキンスさん。クラリスを演じたのはジョディ・フォスターさん。「ソー:ラブ&サンダー」のコーグのようにジェーン・フォスターとジョディ・フォスターを混同しないように注意してください。

アボミネーション

アボミネーションことエミル・ブロンスキーは「インクレディブル・ハルク」の時点で39歳を自称しており、「シーハルク」の時点では50半ばといった年齢になっていると考えられます。

エミルは「インクレディブル・ハルク」で主人公ブルース・バナーを狙う敵として描かれましたが、今回説明しているとおりそれはアメリカ政府、具体的にはサディアス・ロス(当時は将軍)の指示でした。そして最初にエミルに血清を投与したのもロスでしたが、その血清の効果なのかもともともエミルの性格なのか、命令無視などの暴走をし始め、最終的にアボミネーションとなりハーレムでの事件を起こしました。

彼の弁明が100%正確であるとは言い難いですが、そもそもの事件の発端でもあったロスが国務長官に出世していた事を考えると、エミルは仮釈放ぐらい許されてもいいような気がしないでもありません。

ソウルメイト

エミルが2度に渡って言及する7人のソウルメイト。これは予告に登場している人物たちを指しているのか、制作が発表された「サンダーボルツ」を指しているのか、注意深く見守る必要があるようです。

予告動画では檻から解放され、何らかの建物で数人の人物とくつろいでいるエミルの姿が確認できます。今回の2話で「彼らが買ってくれた土地で平和に暮らしたい」と話しているように、今後のエピソードで仮釈放が認められ、平和に暮らすシーンをこの予告が示しているのかもしれません。

一方で7人が「サンダーボルツ」説として気になる部分もあります。これまでにMCU版サンダーボルツとして報じられて来た人物はU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、エレーナ・ベロワ、バロン・ジモ、バッキー・バーンズ、ゴースト、タスクマスター、タイタニアと7人存在しています。以前にはローニンが含まれるとも報じられた事がありましたが、ドラマ「ホークアイ」のラストシーンでローニンのコスチュームは処分されたため、クリント・バートンのローニンがサンダーボルツに加入する事はなさそうでもあります。

しかし、コミック版の新生サンダーボルツはクリントがリーダーでもあり、MCU版のメンバーに関する考察は当分終わる気配はありません。

完全に別人

仕事の件でブルースに電話をし、エミル・ブロンスキーの事を話すとブルースは「もうお互いしこりはない。あの戦いは昔のことで僕はもう完全に別人になった」と語ります。

これはメタなジョークでもあり、当時エミルと戦ったブルース・バナーを演じたのはエドワード・ノートンさんであり、現在ブルース・バナーを演じているマーク・ラファロさんではありませんでした。

ハルクの今後

ハルクの今後がサカールと関係がある事は1話の段階で分かっていましたが、誰が会いに来たといった事をすっ飛ばして、はやくも宇宙へと飛び出している衝撃の展開となりました。

「シーハルク」のプロデューサーを務めるジェシカ・ガオさんは今後について詳しくは言えないとしつつも、サカールでブルースの意識がなかった期間の人生について描く必要があると言及しました。

「プラネット・ハルク」、「ワールド・ウォー・ハルク」をもとにした展開が待ち受けているのでしょうか?

脱獄映像の流出

今回のエピソードは「アボミネーションが脱獄し、ファイトクラブに参加していた映像が流出」したニュースにて終了。動画のリークというのは事件の直後に起きるとは限らず、数ヶ月、数年後に判明する事もあるため、これだけで「シャン・チー/テン・リングスの伝説」と「シーハルク」が同時期であるとは言い切れません。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」ではこの試合後に、「次からは練習通りにパンチをコントロールしろ」とウォンがアボミネーションに助言している事から、二人には初対面以上の関係が築かれている事が伺えます。

ウォンはアボミネーションの脱獄にどういう形で関与しているのか、3話以降の展開に期待です。


ミッドクレジットシーンでは、娘思いな一面を見せていたパパがちゃっかり娘のハルクのパワーを有効活用しているコメディシーンで締めくくられました。チェドも4kを「何だかわからないけど買うもんだ」とマネージャーに昇進したとは思えない発言で、彼は世渡りの天才なのかもしれないと思わせます。

「ミズ・マーベル」に続いて仲のいい家族の登場と、今後の話にも注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

アラクア・コックスさんがドラマ「エコー」の撮影終了を報告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」の主演を務めるアラクア・コックスさんが、本作の撮影が終了したことを自身のInstagramにて報告しました。「エコー」は2023年夏のリリースに向けて制作されています。

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アラクア・コックスさんは以下のような画像をInstagramのストーリーに投稿。

from Instagram/alaquacox

 

 

ドラマ「ホークアイ」に登場したエコー/マヤ・ロペスのスピンオフ作品となる今作では、「ホークアイ」のヴィランとして登場したキングピンとの親子関係にさらにフォーカスしていくと見られています。

撮影現場ではキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオさんの姿も確認されており、デアデビルの登場にも期待されています。

「エコー」の概要は次のとおりです。

ニューヨークでの非情な振る舞いが、故郷で彼女を追いつめる。彼女は自分の過去と向き合い、ネイティブ・アメリカンのルーツと再びつながり、前進することを望むなら、家族やコミュニティの意味を受け入れる必要があります。

ドラマ「エコー」は2023年夏にディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シーハルク」2話でウルヴァリンの存在が示唆される ─ エターナルズのその後についても言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1の2話が配信され、その中でウルヴァリンに関するイースターエッグが含まれている事が話題になっています。

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主人公シーハルク/ジェニファー・ウォルターズのパソコンが表示しているニュースサイトの関連記事には気になるタイトルが含まれているのが確認出来ます。

©MARVEL,Disney

上の記事タイトルは「バーの乱闘で金属の爪で戦う男」について書かれているようで、マーベルでは爪を使う男は数多くいるものの、やはりウルヴァリンについて想像せざるを得ません。

二つ目の記事は「なぜ海から突き出た巨大な男の像があるのか」となっており、こちらは映画「エターナルズ」の終盤で登場したティアマットについて言及していると考えられます。

©MARVEL,Disney

「エターナルズ」のイベントは地球規模の騒ぎとなるようなイベントでしたが、「エターナルズ」以降のドラマや映画で触れられる事がありませんでした。今回「シーハルク」の最新エピソードで触れられた事で、地球人がこの天変地異のような事象に対して動揺している事が判明したようです

各記事の詳細が気になる所ですが、さすがにそこまで作り込まれているとも思えず、視聴者は次の展開に期待する他なさそうです。

なお、この画面に含まれているQRコードをスマホなどでスキャンすることでマーベルの公式サイトに飛び、「シーハルク」の新たな無料コミックを読むことが出来ます。

「X-MEN」の再映画化は2025年以降になるのではないかとも報じられていますが、ドラマ「ミズ・マーベル」でミュータントに関する言及も始まった事で、今後も様々な伏線が張り巡らされていくのではないでしょうか。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ“シー・ハルク”による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷! 

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで配信中。次回、エピソード3は9月1日配信です。