映画「モービウス」、ジャレッド・レトさんがクロスオーバーしたいキャラクターを明かす

来月の公開を控えるSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」の主演を務めるジャレッド・レトさんが、海外メディア ScreenRant のインタビューに応じ、今後クロスオーバーしたいキャラクターについて質問されました。先日はスパイダーマンとのデュオに興味を示していたレトさんですが、今回は別のキャラクターの名前を取り上げました。

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レトさんは「アイアンマンのロバート・ダウニー.Jrをはじめ、たくさんの人が出演していますが、もちろんヴェノムとの共演も素晴らしい作品になるでしょう。それが楽しみです。」と、トム・ハーディさん演じるヴェノムの名前をあげました。

以前に「モービウス」のダニエル・エスピノーサ監督は本作の現場にトム・ハーディさんがいたと感じさせる発言をし、話題になった事がありました。ジャレッド・レトさんの今回の発言が「モービウス」の内容を仄めかしているのか、あるいはもっと先にある願望なのか、2週間ほどで判明する事になりそうです。

「ヴェノム」シリーズと「モービウス」はソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)という世界の枠組みの中に設定されており、ここでのクロスオーバーは比較的容易であると考えられます。

「モービウス」は予告の中でヴェノムについての言及がありますが、これらの作品の共通項であるはずのスパイダーマンの扱いが明確でなく、その連続性がはっきりと分かっていません。その上でマーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画「スパイダーマン:ホームカミング」に登場したマイケル・キートンさんが「モービウス」にも登場していることが余計に混乱を招いています。

「ヴェノム」シリーズと「モービウス」、そしてMCUはどのような関係になっているのでしょうか。

本作の公式概要は以下のとおりです。

天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから、治療の術がない血液の難病を患っていた。これまで多くの命を救いながらも、己の病を治癒する方法だけを見出せずにいたモービウスは、自らの身体に実験的な治療を施す。それはコウモリの血清を投与するという、危険すぎる治療法だった。そのまま姿を消したモービウスは、2か月後、ロングアイランド沖に座礁したコンテナ船に突如現れる。病で痩せ細った姿から一変、顔には血色が戻り、隆起した筋肉が全身を覆っていた。さらに、超人的パワーとスピード、そして周囲の状況を瞬時に感知するバットレーダーや飛行能力を手にしたモービウスだが、同時に彼の中で、抑えきれない〝血への渇望“が生まれる。やがて彼の身体に更なる変異が起こる…… このユニバースに生まれ堕ちた彼は、果たして善なのか、悪なのか──

映画「モービウス」は 2022年4月1日 日米同時公開予定です。

ソース:Jared Leto Wants A Venom vs. Morbius Battle

映画「ドクター・ストレンジ/MoM」プロデューサーがイルミナティやアイアンマンの噂について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のプロデューサーを務めるリッチー・パーマーさんが海外メディア EMPIRE とのインタビューで、本作にアイアンマンやイルミナティが登場するのではないかという噂について言及しました。

インタビューの中でパーマーさんは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームでも見たように、いくつかの噂は真実であり、いくつかは真実ではありませんでした。もう一度トニーに会いたいのですが、いくつかの噂は単なる噂です。」と述べました。

さらに「私はイルミナティが大好きです。しかし、将来イルミナティを紹介する場合は、コミックの内容をコピーするだけでなく、MCU主導で、MCUのキャラクターとのつながりが増える可能性があります。」と付け加えました。

個別に真相を明かすことはありませんでしたが、本作における噂のいくつかは事実であることを認め、今後イルミナティが登場するとしてもコミック版と同じにはならない事を強調しました。

マルチバースを軸に描いた本作では様々なキャラクターの登場が噂されていますが、トニー・スターク、あるいはその変異体は戻ってくるのでしょうか?

本作の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』2022年5月映画館にて公開!

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:Doctor Strange In The Multiverse Of Madness Producer Responds To Professor X And Illuminati Rumours – Exclusive

【ネタバレ注意】映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のレゴリークから登場キャラクターの一部が判明

レゴの新作リーク情報を扱うサイト Brick Fanatics が、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のレゴ新作「76218 サンクタムサンクトラム」の情報を発表し、それに付属しているミニフィギュアから登場キャラクターの一部が判明しました。

※これより先は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

記事によると、「76218 サンクタムサンクトラムはドクター・ストレンジの拠点であり、過去にもいくつかレゴで発売されてきましたが、過去最大級となる2708ピースのモデルとなり、5月または6月に210ドルで到着するとされていますが、ネタバレに飢えたMCUファンにとっては興味深い部分ではありません」、と紹介されています。

この商品には、ドクター・ストレンジ、スカーレット・ウィッチ、バロン・モルド、アイアンマン、スパイダーマンのミニフィギュアが用意されていると記事は伝えています。

今回のリーク情報に基づくのであれば、映画の第2弾予告に登場していた光をまとった謎の人物はスーペリア・アイアンマンの可能性が急上昇し、噂どおりトビー・マグワイアさん演じるスパイダーマンが劇中に登場するのかもしれません。

ただし、レゴのリーク情報が正確だとしても、レゴが完成してから映画の脚本が変更される事は多々あるため、ミニフィギュア化されているキャラクターが全て登場する保証はありません。レゴの企画段階では、映画はそういうプロットだったと考えられる程度のものです。

アイアンマンやスパイダーマンは実際に映画に登場することになるのでしょうか?

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の公式概要は以下のとおりです。

危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ/エリザベス・オルセン/ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー/ソーチー・ゴメス 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』2022年5月映画館にて公開!

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です。

ソース:Doctor Strange in the Multiverse of Madness spoilers confirmed by LEGO rumours?

映画「アイアンマン」(2008年)よりマーク3の未使用コンセプトアートが公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最初の映画作品「アイアンマン」(2008年)より、公開10年以上を経て、この1作目のメインアーマーとなったマーク3のコンセプトアートが公開されました。アートは2006年にフィル・サンダースさんが制作したもので、実際の映画では異なるバージョンが採用されました。

サンダースさんは「アイアンマン・スーツの最初のスケッチ。コミックに登場する赤と金のオリジナルスーツの雰囲気を再現し、厚い装甲を持つ「ブルーザー」のようなルックスを目指した。ベラムにプリズマカラーペンシルで描き、Photoshopで着色。ここまで来たか!」とコメントを添えて自身のInstagramを更新。

映画に登場したマーク3よりもがっしりとした体型のデザイン案があった事が明かされました。

映画「アイアンマン」はデジタル販売、およびディスク版が販売中です。

映画「THE BATMAN-ザ・バットマン-」の広告がトニー・スタークを引き合いに出して話題に

マーベルとは競合他社にあたるDCコミックスのヒーロー、バットマンの最新映画THE BATMAN-ザ・バットマン-」の公開を3月に控える中、バットマンとは関係のないアイアンマン/トニー・スタークを利用したユニークな広告が登場したと話題になっています。

Redditユーザー のu / knivesxonly氏 は、オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンにあるニューファームシネマズの側で発見した本作のプロモーションウォールアートの写真を投稿。

そこには「世界一賢く、億万長者の孤児で、超能力を使わずに犯罪と戦う…それがトニー・スタークです。」と書かれており、マーベルのアイアンマン/トニー・スタークの名前が挙げられています。

アイアンマンもバットマンもこの説明のとおり、天才頭脳の持ち主かつ億万長者であり、両親をなくしています。また、キャプテン・マーベルやスーパーマンとは異なり、自身の発明を利用しているというファイトスタイルも似ている事で多くの共通点を持っている彼らは、アメコミファンの間では「どちらか強いのか」論議でしばしば比べられる二人となっています。

コミック「マーベルvs.DC」が実写化される事があれば、大画面でバットマンとアイアンマンの最強決定戦に決着がつく日が来るかもしれません。

映画「THE BATMAN-ザ・バットマン-」は 2022年3月11日 公開予定です。

トニー・スタークはヴィランになってしまうのか?コミック「アイアンマン#16」プレビューでアイアンゴッドと化したトニーとアベンジャーズが激突

マーベルが今週発売予定のコミック「アイアンマン #16」のプレビューを発表し、コルバックとの戦いの中でコズミックパワーをその身に宿し、アイアン・ゴッドとなったトニー・スタークが地球に戻り、アベンジャーズやファンタスティック・フォーと再会するがより複雑な状況になっていく事が明らかになりました。

本作のライターのクリストファー・キャントウェルさんは、海外メディア SuperHeroHype とのインタビューで「アイアンマンのような歴史的なキャラクターのためにオリジナルの道を見つけるのは難しいです。また、14号では、コズミックパワーが体内に注入されたトニーの内面的な体験に焦点を当て、メディアを押し広げ、何か違うことをしようと試みました。それはどのような感覚なのでしょうか。自分の存在を根底から覆すような大きな出来事に対して、人は精神的、感情的に何を経験するのでしょうか?私はこれが起こったときトニーと一緒にいて、彼がこのアーク全体について考えていたことを示したかったのです。この作品は、超現実的な夢の体験として構成されています。科学、知性、技術について多く書かれている本で、トニーが変身する際に、その3つすべてを無視するような体験をさせたかったんです。」とコメントしています。

© MARVEL

「アイアンマン#16」は、ジュリアス・オータさんがアート、フランク・ダルマタさんがカラー、ジョー・カラマーニャさんがレタリング、そしてクリストファー・キャントウェルさんが脚本を担当しています。

コミック「アイアンマン #16」は 2022年1月26日 米国発売予定です。

ソース:Iron Man: Tony Stark Becomes Iron God, Confronts Avengers in New Marvel Preview

【噂話】ドラマ「アイアンハート」には映画「アイアンマン」ヴィランの子供が登場する?

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アイアンハート」はコミックにおける二代目アイアンマンとも言えるアイアンハート/リリ・ウィリアムズを主人公とした物語。その「アイアンハート」に映画「アイアンマン」に登場したヴィランの子供が登場するかもしれないと、海外メディア The Illuminerdi が報じました。

記事によると「アイアンハートにはアイアンマンの悪役であるオバディア・ステインの息子か娘が登場する可能性があるそうです。このキャラクターは40代で、優秀で、喜劇的で、サム・ロックウェルが演じるジャスティン・ハマーに似ていて興味をそそられます。しかし、秘密を抱えたこのキャラクターは、すべてが見かけ通りではないかもしれません。」と伝えています。

ドラマ「ホークアイ」の1話のイースターエッグとして、当ブログでもオバディアの息子エゼキエル・”ジーク”・ステインに関して軽くご紹介しました。

コミックのエゼキエル・”ジーク”・ステインは、マット・フラクションさんとバリー・キットソンさんによる「The Order #8」(2008)で初めて登場しました。コミックでは、ジーク・ステインは天才的な発明家であり、意図的にグリッドから外れて生活し、人を操るヴィランです。アイアンマンの敵であり、父親オバディアの死の復讐のためにアイアンマンに復讐しようとしています。アイアンマンのアーマーを作るトニー・スタークとは異なり、ジーク・ステインはサイバネティックスとバイオテクノロジーで自分自身をアップグレードすることに執念を燃やしており、そのために闇市場で調達したスターク・テックを使って、自分や他人を実験台にしています。

コミックの設定からドラマ「アーマーウォーズ」への登場も考えられますが、「アイアンハート」に登場したとしてもさほど違和感はないかもしれません。

しかし、アイアンハートのオリジンはトニー・スタークがMCUから去ったことでコミックと同様には行かず、MCUのオリジナルバージョンとして描かれる事が考えられています。オリジンが変わればそのあとの影響も避けられず、アイアンハート自体がMCUでどのようなキャラクターになるかは未知数となっています。

そんな謎多きアイアンハートは映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で自身のソロシリーズに先駆けてデビューすることが発表されています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 に米国公開予定、ドラマ「アイアンハート」はディズニープラスで配信予定、配信日は未定です。

ソース:RUMOR: IRONHEART COULD FEATURE THE APPEARANCE OF AN EXCITING MARVEL LEGACY CHARACTER

ロイヤルセランゴールよりスパイダーマンとアイアンマンの日本限定モデルが登場

マレーシア王室御用達ブランド「ROYAL SELANGOR(ロイヤルセランゴール)」が贈る『MARVEL』コレクションより日本国内限定発売となる”JAPAN”エディションが発売中です。特別仕様となった「スパイダーマン」と「アイアンマン インフィニティ・ウォー」の2モデルを世界初公開、特別先行発売が12月3日より実施されています。

以下、プレスリリースより。

1885年創業、クアラルンプールに本拠を置きマレーシア王室御用達の称号を授けられた世界最大のピューター(錫合金)メーカー「ロイヤルセランゴール」

伝統の造形美が生む唯一無二の存在感は、F1グランプリやP G Aゴルフツアーの優勝トロフィー製作をはじめ、大英博物館、LVMHグループ等、グローバルに数々のトップブランドとのコラボレーションを実現しています。

ロイヤルセランゴールが展開する『MARVEL』コレクションより、日本のファンの皆様への感謝を込めて、特別企画となる日本別注モデルが登場。

世界限定モデルとして各国で大きな人気を博してきた「スパイダーマン」と「アイアンマン インフィニティ・ウォー」が、24Kコートに輝く”JAPAN”エディションとして新たに誕生しました。

“JAPAN”エディションは各モデル99体が限定生産され、日本国内限定発売。特別専用カラーとなるゴールド(24Kコート)に美しく仕上げられ、新たに当エディション専用シリアルナンバーを刻む特別仕様。

王室御用達が日本だけに贈る究極のマスターピースは、下記の正規取扱店にて世界初公開。特別先行発売を実施致します。

【取扱店舗情報】

フィギュリン スパイダーマン “JAPAN”エディション
12月3日より特別先行発売

「代官山 蔦屋書店」 映像フロア
東京都渋谷区猿楽町17-5
03-3770-2525
9:00~22:00
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/video/23047-1741231026.html

フィギュリン アイアンマン インフィニティ・ウォー “JAPAN”エディション
12月10日より特別先行発売

「MARVEL STORE by SMALL PLANET」
※12月10日グランドオープン
東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ 専門店街アルパB1
03-6384-7118
10:00~20:00
https://www.smallplanet.co.jp/marvel-popup/

【世界初公開モデル】

フィギュリン スパイダーマン “JAPAN”エディション

日本専用99体限定生産
24Kコート 専用特別シリアルナンバー入り
参考価格:143,000円(税込)

 

フィギュリン アイアンマン インフィニティ・ウォー “JAPAN”エディション

日本専用99体限定生産
24Kコート 専用特別シリアルナンバー入り
参考価格:143,000円(税込)

【ブランド紹介】

ロイヤルセランゴールは1885年創業、クアラルンプールに本拠を置く世界最大のピューター(錫合金)メーカー。アジア諸国や欧米をはじめ、中東に至るまで世界中の国々に伝統の造形技術が生み出す豊富な製品をお届けしています。

プレミアムなテーブルウェア製品を中心に、数々のトップブランドからのビスポークを手掛けるグローバルブランドです。1992年にはマレーシア王室御用達のロイヤルワラントを授けられ国を代表するブランドとなりました。

映画「アイアンマン」、初期プロットではヴィランはアイアンモンガーではなくマンダリンだった

2008年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」の初期プロットにヴィランとしてマンダリンの存在があった事が先日米国にて発売された裏話満載の公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にて明かされました。この書籍に掲載されたプロデューサーのジェレミー・ラッチャム氏のコメントによると、脚本はマンダリンをメインヴィランとして書かれていたとの事です。

ラッチャム氏によると、MCUの第1作目となる「アイアンマン」はマンダリンが悪役として登場し、その邪悪な計画としてスターク・インダストリーズの地下にトンネルを掘ってトニーの秘密を盗むことだったと明かしています。

しかし脚本がひどかったため、制作チームはマンダリンを活躍させる方法を見つけるのに苦労したそうです。また、この悪役は、まだキャスティングされていない唯一の役であり、予算も非常に限られていました。マンダリンを演じる俳優を探し、実際に良いストーリーを与えることは大変なことでした。

「これまでマンダリンと呼ばれていたキャラクターは、ずっと悪役で、脚本も良くありませんでした」とラッチャム氏。「ブリッジズ、グウィネス、ハッピー役のジョン、コールソン役のクラーク・グレッグ、ロバート、アブ(サイード・バドレイア)など、全員をキャスティングしました。しかし、マンダリンのキャストは決まっていませんでした。この作品とハルクで集めた資金を使っても、資金を補充してさらに映画を作ることができるように、残りの資金を使わなければなりませんでした」と彼は続けました。

最終的には、マンダリンを映画から完全にカットすることが提案されたと言います。そうすれば資金を節約でき、新鮮な脚本の方向性を示すことができますが、確固たるバックアッププランはありませんでした。そこで、ジョン・ファヴロー監督が、この映画を救う提案をしました。

ファヴロー監督は、ケヴィン・ファイギ氏をはじめとするクリエイティブ・チームに、「ジェフ・ブリッジスをヴィランにしてはどうか。彼がスーツを着て、トニーに嫉妬することで、マンダリンはいらないのでは?」と問いかけました。

ラッチャム氏は、「あの映画は、期待されていなかったし、会社組織もなかったので、自分たちの力だけで映画を作っていたのです。これらの教訓は、スタジオ全体を支える教訓となりました。あの映画は火の中で作られたもので、マーベル・スタジオの核となる心が生まれた場所なのです」。

結果的にファヴロー監督のこの提案が採用され、そして見事に「アイアンマン」がヒットしたおかげで今日のMCUへと繋がっています。

そして「アイアンマン」で見送られたマンダリンは「アイアンマン3」で登場するも偽物であり、更に長い年月をあけて2021年公開の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」にてようやく本物のマンダリンがMCUに登場する事となりました。

ソース:Iron Man Was Nearly Ruined by Its Original Villain Plans

ロバート・ダウニーJr.さんもベネディクト・カンバーバッチさんもヴィラン役で話し合われていた ─ 公式本で明らかに

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の誕生の舞台裏を見ることが出来るマーベル・スタジオ監修の公式ブック「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」がエイブラムス・ブックスより2021年10月19日に発売され、そこからアイアンマン役のロバート・ダウニーJr.さんとドクター・ストレンジ役ベネディクト・カンバーバッチさんに関する新たな裏話が明らかになりました。

本の中で2008年公開の映画「アイアンマン」のジョン・ファブロー監督が以下のような発言をしている事が掲載されています。

マーベルはドクター・ドゥームを演じてもらうために、以前にロバート・ダウニーJr.と面会していました。

ドクター・ドゥームということは2005年公開の映画「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」への出演交渉だったと推測されます。もしこの交渉が成立していれば、「シビル・ウォー」よりも先にロバート・ダウニーJr.さん対クリス・エヴァンスさんが描かれていた事になりそうです。

また、ドクター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチさんに関して、2013年公開の映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のマレキス役で話が進んでいたことも明かされています。

カンバーバッチさんのコメントとして次のように掲載されています。

トム・ヒドルストンのようにMCUで成功している友人もいて、私も他の人と同じように、テーマやユーモア、映画のスケール感、スペクタクル感に酔いしれていました。しかし、私はコミックに夢中になって育ったわけではありません。コミックの世界よりも映画の世界の方がよく知っていました。

最終的にはカンバーバッチさんのマレキス役起用は見送られ、クリストファー・エクルストンさんが起用されて映画は制作されました。

さらに、2012年公開の映画「アベンジャーズ」ではゾーイ・デシャネルさん演じるワスプがデビューする予定があったことなどもジョス・ウェドン監督によって明かされています。

数々の裏話と共にマーベル・スタジオの歴史を綴ったスタジオ監修の公式ブック「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」はAmazonや紀伊国屋などの大型書店で購入可能ですが、洋書扱いであり、日本語版の発売はアナウンスされていません。