ワカンダを舞台にした「ブラックパンサー」スピンオフがディズニープラス向けに開発中

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー」シリーズを手掛けるライアン・クーグラー監督が、ウォルト・ディズニーと新たな契約を結び、ディズニープラス向けのコンテンツを開発している事を各種海外メディアが報じました。Deadline では「5年間の全体的な独占テレビ契約」とも伝えています。

インタビューに対して監督は以下のように答えました。

ウォルト・ディズニー・カンパニーと提携できて光栄です。ブラックパンサーで一緒に仕事をすることは夢のようなことでした。視聴者として、ボブ・アイガー、ダナ・ウォルデン、そしてディズニー傘下の素晴らしいスタジオと一緒にテレビ事業を立ち上げることができて、これ以上の喜びはありません。私たちは、ディズニーのプラットフォームを通じて世界中の視聴者と学び、成長し、関係を築くことを楽しみにしています。特に、ケビン・ファイギ、ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、そしてマーベル・スタジオのパートナーたちと一緒に、Disney+のMCU作品を制作していくことになり、とても楽しみにしています。私たちはすでにいくつかのプロジェクトに着手しており、共有するのが待ち遠しいです。

具体的な作品名は明らかではありませんが、「ブラックパンサー」の舞台となったワカンダ王国に焦点をあてた作品になるとの事。監督は現在制作中の映画「ブラックパンサー2」と並行してディズニープラスコンテンツを開発していくことになるようです。

シリーズからレティーシャ・ライトさん、ルピタ・ニョンゴさん、ウィンストン・デュークさん、アンジェラ・バセットさんが戻ってくる「ブラックパンサー2」の撮影は2021年7月にアトランタで開始される予定です。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、昨年のチャドウィック・ボーズマンさんの死を受けて、ティ・チャラは「ブラックパンサー2」でCGIを使用しての登場はないと明言しています。

映画「ブラックパンサー2」は 2022年7月8日 より米国公開予定です。

ソース:‘Black Panther’ Helmer Ryan Coogler Stakes His Proximity Media Banner To 5-Year Exclusive Disney Television Deal; Wakanda Series In Works For Disney+

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、USエージェントやジモの全身像が明らかに

3月19日からディズニープラスで配信予定のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の象徴の一つでもあったキャプテン・アメリカの後継者をめぐる、注目の作品でもあります。ファルコン/サム・ウィルソンとバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーの他、過去のシリーズからバロン・ジモと新キャラクターUSエージェントの登場が公式に明かされています。

そんな中、モバイルアプリ Topps Digital は、MARVEL Collectの新しいデジタルカードコレクションを介して、ドラマで着用されている衣装をファンに公開しました。

©MARVEL,Topps

主人公二人についてはトレーラーでも概ね分かっていましたが、ジモとUSエージェントについてはほんの僅かな登場でした。ジモの衣装はコミックにかなり忠実なものとなり、コミック通り今後もアベンジャーズたちを苦しめるのか、MCUならではの展開になるのか注目が集まっています。

本作の公式あらすじは以下のとおり。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経て、サム・ウィルソン/ファルコンとバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーがチームを組み、世界規模の冒険に繰り出す。それは彼らの能力を――そして彼らの忍耐力を――試すものであった。

シリーズからエミリー・ヴァンキャンプさん演じるシャロン・カーターが再登場する他、X-MENやヤングアベンジャーズに関する布石が打たれるという噂もあるドラマになっています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は 2021年3月19日 よりディズニープラスで独占配信予定です。

ソース:Falcon & Winter Soldier Sneak Peek Reveals US Agent’s Captain America Costume

ドラマ「ワンダヴィジョン」からMid-Seasonトレーラーと新ポスターが公開

マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラー「Mid-Season」とそのポスターが公開されました。今回は90秒ほどの動画でこれまでのダイジェストに加え、Sneak Peekトレーラーで見られた映像と、新たなカットもほんの少し見られます。

S.W.O.R.D.はウェストビューへの突入捜査を計画し、中ではヴィジョンが異変を確認するために障壁へと向かう様子が垣間見えます。

©MARVEL

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、注目の第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」に10話目が存在する?

ディズニープラスで独占配信中のドラマ「ワンダヴィジョン」は以前に公式のプレスリリースにより全9話であることが明かされていました。ところが追加のエピソードがあるかもしれないと海外メディア The Direct が報じました。

記事によると、第4話に登場したS.W.O.R.D.のエージェント・ロドリゲスを演じたセレナ・アンデューズさんが所属するタレント事務所がFacebookに投稿した画像では、出演エピソードが4,5,6,7,8,9と10話になっているとのこと。

これまでの報道では3月5日の9話で「ワンダヴィジョン」は終了するとされており、翌週3月12日は何もなく、さらにその翌週3月19日からドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の配信が始まる予定となっています。そのため、空白の3月12日に10話が入ったとしても特におかしい話ではなく、逆に、11話目は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」と被るため可能性は極めて低いと言えそうです。

The Direct によると事務所が間違って存在しない10話を記載したのではないかと指摘しつつも、マーベル・スタジオがサプライズを隠している可能性も否定出来ないとしています。事務所のFacebookは投稿から記事執筆時点で3日が経過しますが、今の所訂正はないようです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision: Evidence Suggests Surprise Extra Episode

ドラマ「ワンダヴィジョン」、ダーシー・ルイスとジミー・ウーのポスターが公開 ─ 不穏な暗示も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」から、第4話で登場したダーシー・ルイスとジミー・ウーのポスターが公開されました。ダーシーはソーシリーズ、ウーは「アントマン&ワスプ」に登場していたキャラクターで、本作で鍵を握っている二人です。

©2021 MARVEL

二人はスーパーヒーローではなくいわゆる一般人なわけですが、ダーシーの胸の部分の少し禍々しいデザインは何を意味しているのでしょうか。また、ダーシーの左手部分のテレビに誰も映っていないのも気になるところです。

これまでに公開されたキャラクターポスターで何も映っていないテレビがあるのは他にアグネスだけで、こちらも左手部分に何も映っていません。

©MARVEL

今後物語が進むに連れ、ダーシーの身に何か良くないことが起こるのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」脚本家が今作のヴィランについて示唆

ディズニープラスで配信中のマーベル・スタジオ制作のドラマ「ワンダヴィジョン」が第4話を終え、予定されている全9話の折り返し地点に差し掛かろうとしています。しかし未だに明確なヴィランが登場せず、視聴者があれこれ考察を繰り返す中、本作の脚本を手掛けているジャック・シェイファー氏が海外メディア Black Girl Nerds とのインタビューにて言及しました。

※以降、ドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

動画の中でシェイファー氏は以下のようにコメントしました。

私たち視聴者はキャラクターの行動原理のすべてを見つけようとしがちですが、これは善人や悪人といった単純なものではありません。キャラクターを面白くするのは何か欠点がある時だと思います。物語を魅力的にするのは、例え認められなくとも、そのキャラクターの動機が完全に理解できる時です。
私はブラックパンサーのヴィラン、キルモンガーがお気に入りで、よく彼のことを考えてしまいます。彼の行動原理は明確で理解できるもので、彼の主張の多くは反論の余地がありませんでした。

シェイファー氏の言葉を額面通り受け取るのであれば、「ヴィランの動機が理解に値する時に面白くなる」という意味合いになります。これは「ヴィジョンと幸せに過ごしたいワンダの心情」が今作の事件の中心にあるということなのでしょうか。

第4話のラストでモニカ・ランボーは「すべてはワンダ」と言い、ワンダ自身も「すべてコントロール出来ている」と言っていました。しかし実際にはコントロール出来ているとは言い難く、魔法が不発に終わったり、我を忘れたりとワンダの力を超える何者かの存在も見え隠れしています。

注目となる「ワンダヴィジョン」エピソード5は  2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision Might Be Doing Marvel Without a Supervillain

ドラマ「ワンダヴィジョン」、意外な場所で六角形が発見され海外で話題に

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」では1話から通して6という数字がキーになっているようで、特に六角形が目につく映像になっています。今の所この六角形の真の意味は明かされていませんが、本作のヴィランに関係するものという説が主流になっている中、先日配信されたエピソード4「番組を中断します」にて意外な場所で六角形が見つかり、海外で話題を呼んでいます。

※以降、ドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

海外メディア The Direct によると、この謎の六角形は4話で登場したS.W.O.R.D.の臨時長官タイラー・ヘイワードの部屋の壁と絨毯にも示されているとの事。

壁にかけられた賞状は不自然に六角形の形をしている他、絨毯の模様も六角形があしらわれています。

「ワンダヴィジョン」において、シットコムパートで六角形は多く見つかっており、ウェストビューを覆う障壁も球状ドーム型ではなく六角形であることが、4話に登場した戦術会議テーブルから伺えます。

©MARVEL

シットコムを見たジミー・ウー捜査官も六角形については疑問なようで、単なるイースターエッグではなく、重要な意味がありそうです。

タイラーに関しては先日、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」との関連性が発見され、黒い噂が立っていました。作中で放送されているシットコムを誰が制作、編集しているのかは不明なのですが、ここに共通する六角形がS.W.O.R.D.の長官の部屋からも発見されたことで、海外ではタイラーに対するさらなる疑惑の目が向けられています。

今後のエピソードに関しても、タイラーと六角形に関しては要注目となりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision Easter Egg Hints at Evil SWORD Director

ドラマ「ホークアイ」でS.H.I.E.L.D.は戻ってくる? Vol.2

マーベル・スタジオが制作中のドラマ「ホークアイ」で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ1からフェーズ2にかけて活躍した組織S.H.I.E.L.D.が戻ってくるのではないかと、以前から現場写真を基に話題になっていました。

今回はホークアイ/クリント・バートンを演じるジェレミー・レナーさんが更新したInstagramの写真にて、再びこの話題に火がついています。

レナーさんは「いい1日が終わりました」とコメントを添えて投稿。

前回話題になったクリントの矢筒ですが、今回公開された写真でははっきりとS.H.I.E.L.D.のマークを確認する事ができます。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に登場している矢筒とは違うもので、エンドゲームに登場している矢筒にはS.H.I.E.L.D.のロゴは見当たりませんでした。この話題の矢筒がS.H.I.E.L.D.崩壊前から使っていたものをそのまま愛用しているのか、エンドゲーム後に新たに支給されたものかは分かりません。

果たしてコールソン達は戻ってくるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:Hawkeye: Jeremy Renner’s Latest Set Photo Teases the Return of SHIELD

ドラマ「ワンダヴィジョン」の第4話にて、本作のタイムラインが明らかに

マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」のエピソード4「番組を中断します」の内容から、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)におけるタイムラインが明らかになりました。本記事ではこれを詳しくご紹介しますが、このエピソードの内容に触れていきますので未見の方はご注意ください。

「ワンダヴィジョン」は映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のあとの物語であることは明かされていましたが、これまで具体的にどの程度後なのかは公開されておらず、「ワンダヴィジョン」の1~3話の中でも語られませんでした。

しかしこのエピソード4はサノスのインフィニティ・ガントレットによって灰状になっていたモニカ・ランボーが元に戻るシーンから始まります。これはエンドゲームでのハルクの指パッチンによって起こった現象です。インフィニティ・ウォーが西暦2018年、そこから5年経ったエンドゲームのサノスとの決戦は西暦2023年の話です。

そして「ワンダヴィジョン」はハルクの指パッチンから3週間後、モニカがS.W.O.R.D.に復帰したことが明かされました。そしてそのままウェストビューに向かうように指示を受けることになります。

不明な点は2点あります。サノス決戦から葬式日までの期間と、S.W.O.R.D.本部からウェストビューまでの移動時間です。ただし基本的には間隔はさほどないと考えて差し支えないと思うので、「ワンダヴィジョン」は2023年内の物語だと考えて良さそうです。

図にすると下図のような感じで、エンドゲームから約3週間後、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」よりも前の時系列に位置することになります。

空白の3週間

エンドゲームで最後に見たワンダは葬式の後、川辺でクリントと話をしていました。

©MARVEL

このシーンはどちらかと言えばワンダがクリントを慰めていました。この後最長で3週間ほど、もしくはもう少し短い期間でワンダはヴィジョンの遺体をウェストビューに持ち込み、あのような状況を作り上げてしまった事になります。

ちなみにヴィジョン役を演じるポール・ベタニーさんが、以前に米ComicBook.comとのインタビューにて「ヴィジョンの遺体に何が起こったのか、僕は知っていますし、みなさんもすぐに知ることになります」と語っていました。おそらく今後のエピソードで描かれる、この状況の原点がこの空白の3週間ほどにあると考えられます。

ちなみに「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてフューリーが「ドクター・ストレンジは忙しい」と話していましたが、「ワンダヴィジョン」の後半やその続編と言われている「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」と同時期になるのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のタイラー・ヘイワードは何者なのか ─ 鍵は「エージェント・オブ・シールド」?

マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」の4話にてS.W.O.R.D.の臨時長官として新キャラクター「タイラー・ヘイワード」が登場しました。このキャラクターは原作コミックにはいないキャラクターで早くも考察が始まっています。

さて、タイラー・ヘイワードというキャラクターはコミックにいないと分かりましたが、ヘイワードという姓を持つキャラクターはこれまでのマーベル作品に登場していました。それがドラマ「エージェント・オブ・シールド」です。

「エージェント・オブ・シールド」にはブライアン・ヘイワードというキャラクターが登場しました。彼はムカデ計画と呼ばれるヒドラ製のスーパーソルジャー計画によって誕生した元米軍兵の超人兵士でした。ブライアンにはローラという名の姉妹がいましたが、タイラーという名の親戚がいたかどうかは言及されていません。

©MARVEL,ABC

果たしてタイラー・ヘイワードは善人なのでしょうか?残念ながらモニカと顔見知りというだけでは信用できない状態になっているのがMCUの世界になっています。フューリーと旧知の仲だったS.H.I.E.L.D.の理事、アレクサンダー・ピアースもヒドラの一員でした。

ヘイワード姓を名乗らせる事でコアなファンを泳がせようとする制作側の遊びかもしれないとわかっていても、今後のタイラーの動きには注目せざるを得ません。それにしても3話のヒドラ・ソークと「エージェント・オブ・シールド」の関係といい、どういうメッセージなのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。