ディズニーは映画「エターナルズ」のディズニープラスによるプレミアアクセスを行わない決定をしたと報じられる

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が大ヒットし、その成績と作品内容の双方について評価され話題となっています。しかし、新型コロナウイルスのパンデミック以降、ディズニーだけでなく全ての配給会社はその公開方法について頭を悩ませてきました。そんな中、MCUの次なる作品「エターナルズ」の公開方法について注目が集まっています。

2021年7月に公開された「ブラックウィドウ」は劇場とディズニープラスによる同時公開となり、9月公開の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は45日間の劇場独占公開という方法をディズニーは選択していました。

そして11月公開の「エターナルズ」はディズニープラスによるプレミアアクセスを行わない方針に決定したと、元Hollywood Reporterの編集者であるインサイダーのマシュー・ベローニ氏が報じました。

氏は What I’m Hearing というニュースレターで、ディズニーが「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のレイバーデー興行の成功を受けて、「エターナルズ」を劇場で独占的に上映することを決定したと明かしました。そのため、「エターナルズ」は11月5日に劇場公開されますが、ディズニープラスでの配信はありませんとの事。

ディズニーのボブ・チャペックCEOがシャン・チーの公開方式を「実験的」と称した事で一部批判を受け炎上もしましたが、ディズニーだけでなく映画業界全体にとって実験であるのは明らかでした。そして現状程度の感染状況であれば映画がヒットする事が充分可能だと判明した結果として、ソニー・ピクチャーズは「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の公開日を予定より早めたと考えられています。

「エターナルズ」が劇場独占公開になれば、ディズニープラスで「エターナルズ」を視聴できるのは年が明けてからになると見られています。とはいえこれはインサイダー情報であり、公式情報が判明次第またお伝えする事になります。

映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 公開予定です。

ソース:Disney Reportedly Decides Fate of Marvel’s Eternals Release

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の上映時間が90分である事が判明

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の上映時間が1時間半(90分)である事が判明しました。米チケットサイト Fandango の作品情報より明かされています。

前作「ヴェノム」(2018年)の1時間52分に比べるとかなり縮小されたようにも感じます。海外ファンにはこの90分という時間を不安視する声も多く、Fandangoがページ公開のために設定した仮の数値ではないかと主張する声も上がっています。

続報があり次第、またこのブログでお届けしていく事になります。

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は 2021年10月1日米国公開予定、日本は2021年内公開予定です。

パニッシャー役ジョン・バーンサルさん、再演について現在の心境を明かす

Netflix制作のマーベルドラマ「パニッシャー」で主人公パニッシャー/フランク・キャッスルを演じた俳優のジョン・バーンサルさんが海外メディア ScreenRant とのインタビューの中で再演の可能性について質問され、現在の心境を明かしました。

バーンサルさんはインタビューの中で次のように述べています。

正直なところ、そのことについてはあまり考えていません。この仕事をしていることはとても幸せなことです。あなたが話をしている他のメンバーにも言えることですが、私たちはこの仕事が本当に好きです。一生懸命に働き、家族を支えていますが、生活のためにこのようなことができる立場にいることへの感謝の気持ちを忘れたことはありません。私はこの仕事が好きです。私が本当に尊敬し、愛し、称賛する人々と一緒に仕事をして、一緒にものを作りたいのです。今回のプロジェクト「Small engine Repair」は、まさに私がやりたいことを実現したものなんです。だから、他にどんなものが出てきても、それは道の先にあるものなんだ。でも、これは本当に祝うべきことなんだよ。

2020年11月に行われた Geek House Show とのインタビューでは「フランクは私の血の中にあり、骨の中にあります」とキャラクターと自身が一体であると熱を込めて語っていましたが、その熱意はややトーンダウンしたようにも感じられます。とはいえオファーが来ればやるというスタンスは変わっていないようです。

パニッシャーは処刑人の名の通り、悪党を容赦なくぶっ殺す人気のダークヒーローであり、シーズン1は高評価されていました。しかしディズニープラス計画が始まったことでNetflixドラマが全てキャンセルになった影響か、シーズン2はさほど評価されませんでした。

パニッシャーは過去に4度の実写化が行われており、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への登場も期待されているキャラクターです。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のカリ・スコグランド監督はNetflix版「パニッシャー」でヴィランを演じていたベン・バーンズさんに出演オファーをしていた事も明かされています。

Netflixでデビューしたマーベルキャラクターの今後は明かされていません。いくつかのキャラクターはMCU再登場の噂も出ていますが、まずは年末公開の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にてその噂のひとつがクリアになる予定です。

ドラマ「パニッシャー」はNetflixで配信中です。

ソース:Jon Bernthal Gives Sincere Response To MCU Punisher Return Question

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」より新たなキャラクターポスターが公開

現在大ヒット公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」からトレヴァーとモリスのキャラクターポスターがマーベル・スタジオ公式Twitterより公開されました。

トレヴァー・スラッタリーは映画「アイアンマン3」(2013年)にテン・リングスのボス、マンダリンとして登場するも偽物だった事が発覚。逮捕され刑務所に入った後、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に再登場となりました。

モリスは中国の山海経に登場する帝江(ていこう、Dijiang)がモチーフになっていると考えらている、コミックにはいない映画オリジナルのキャラクターです。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の公式あらすじは以下の通りです。

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生! 悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓ったシャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか? 自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメントが始まる。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中です。

PlayStation5向けゲーム「Marvel’s Wolverine」(ウルヴァリン)のティザーが公開

PlayStation5向けゲームとして「Marvel’s Wolverine」(ウルヴァリン)の発売が発表されました。本日(2021年9月10日)配信されたPlayStation Showcase 2021にてアナウンスされたもので、「Marvel’s Spider-Man」シリーズと同じく Insomniac Games が開発を担当します。

トレーラーはごく短いもので、残念なことにローガンの顔を確認する事はできません。

「Marvel’s Wolverine」はPS5向けに発売予定、発売時期は未定です。

PS5「Marvel’s Spider-Man2」のリベールトレーラーが公開 ─ ヴェノムも参戦

ソニー・インタラクティブエンタテインメントがPlayStation5向けゲームとして「Marvel’s Spider-Man」シリーズ最新作「Marvel’s Spider-Man 2」を発表しました。本日(2021年9月10日)配信されたPlayStation Showcase 2021にてアナウンスされたもので、前作から引き続き Insomniac Games が開発を担当し、発売は2023年内を予定しているとの事。

トレーラーではマイルズ・モラレスの姿を確認できる他、ファン待望のヴェノムも登場するようです。

※追記 トレーラー内のナレーションボイスは海外ファンの間でクレイヴン・ザ・ハンターの声に聞こえると話題になっています。

ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」は、PS5向けに2023年内発売予定です。

アンドリュー・ガーフィールドさん、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」出演の噂に再度コメントするも以前とは変化

年末の公開が予定されているソニー・ピクチャーズ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。本作に登場するのではないかと予てより噂になっているアンドリュー・ガーフィールドさんが、海外メディア Variety のインタビューに応じ、再びこの話題に触れました。しかしそこでは以前とは少し違う姿勢が見られるようです。

インタビューの中でガーフィールドさんは次のように述べています。

僕もファンなので、そのコンセプトに人々が興奮するのはよく分かります。「ああ、神よ、彼ら(ソニーとマーベル)がそんなことをしたらどんなにクールだろう」というシーンや瞬間を想像せずにはいられません。でも、これは自分が関わっていると自覚していることではない、と記録に残しておくことは重要です。しかし、私が何も知らないことを誰かに納得させるようなことは言えない事もわかっています。何をどう言ってもお手上げです。人々にとって本当に残念なことになるか、本当にエキサイティングなことになるかのどちらかです。

2021年5月のインタビューでは「台無しにするような事は何もない」と噂を強く否定していたガーフィールドさんですが、今回のインタビューでは曖昧な表現でコメントを締めました。

同作にデアデビルとして出演の噂がたっているチャーリー・コックスさんも、以前は強く否定していた噂に対して、最近では「ファンの気持を台無しにしたくない」とノーコメントの立場へと変わりました。

両者の態度の変化について考えられるのは、噂についてはっきり「出ない」と応える事で一定数のファンががっかりしてしまうのを避けるためにグレーな回答に留めた可能性があります。あるいは、本当は出演が決まっていて「出ない」と嘘をつくのが心苦しいのかもしれません。

一方で、8月末にノー・ウェイ・ホームのセットでスパイダーマンスーツを着用したガーフィールドさんのリーク写真がSNS上に投稿されるも、超スピードで著作権侵害の申立により削除されています。(from The Direct)

リーク写真にも制作側の権利があるためこれは正当なものですが、ほとんどのリーク写真はそのまま拡散されているにも関わらず、これに関しては異例の早さでの対応となり、多くのファンは出演が真実味を帯びてきていると感じています。

ガーフィールドさん出演の噂は10月末に公開予定とされている次のトレーラーで何かが分かるかもしれませんし、実際に劇場に行くまで真実はわからないかもしれません。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Andrew Garfield on Loss, Art, Televangelism and Those Pesky ‘Spider-Man’ Rumors

キャンセルされたマーベルドラマ「ニューウォリアーズ」からスクイレルガールの衣装が公開

米放送局フリーフォームでの放送が予定されていたマーベルドラマ「ニューウォリアーズ」のショーランナーを務めていたケヴィン・ビーゲルさんが、ニューウォリアーズのメンバーの一人、スクイレルガールのコスチュームや撮影風景の写真、動画を公開しました。

ビーゲルさんは「私たちのショーが大好きです。私たちのキャストが大好きです。”はみ出し者も変人も大歓迎 “という番組が好きだ。今、世界は恐ろしい。怖くて分かち合えないより、喜びを分かち合いたい。批判に直面しても正しいことをするのが、#newwarriorsのすべてです。」とコメントを投稿しています。

スクイレルガール/ドリーン・グリーンを演じる予定だったのはミラーナ・ヴァイントゥルーブさん。

米ABCの子会社フリーフォームで制作される予定だったこのドラマは、2017年に中心メンバー6人の俳優さんが発表されていましたが、その後フェードアウトしました。キャンセルになった理由は明確ではありません。

本作はマーベル初のコメディ・ドラマとして制作される事が発表されていましたが、ビーゲルさんの投稿にあるように実際に撮影が始まっていたにも関わらず、放送される事はありませんでした。

なお、現在ディズニープラスで視聴できるアニメ「シークレットウォリアーズ」に登場しているスクイレルガールもミラーナ・ヴァイントゥルーブさんが声を担当されています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」が今月から撮影開始

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の撮影が始まっていると、海外メディア Film London が報じました。記事によると、本作は2022年の夏から秋にかけて配信されるとも推測しています。

ディズニープラスで配信予定の本作は同名のコミックを原作とするもので、コミックではニック・フューリーを主人公にスクラルの地球侵略とそれに対抗するS.H.I.E.L.D.を描く作品です。ただしMCUのスクラル人は映画「キャプテン・マーベル」で描かれたようにフューリーとは友好的な立場の種族であり、コミックのような悪のスクラル人が登場するのか、別の宇宙人による侵略になるのかは不明です。

本作はフューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさん、スクラルのタロスを演じるベン・メンデルソーンさんを主人公として、メインヴィランにキングズリー・ベン=アディルさん、その他、オリビア・コールマンさんやエミリア・クラークさん、キリアン・スコットさん、クリストファー・マクドナルドさん達が役割不明のキャスティングとして報じられています。

また、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」でS.H.I.E.L.D.のエージェントを演じてきたエリザベス・ヘンストリッジさんクラーク・グレッグさんに関する噂も出ています。

タイトルどおり秘密が多くなりそうな本作、情報があり次第またお伝えしていくことになります。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:September 2021: London On Screen and Filming

【ネタバレ注意】映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」には別の結末があった事を監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が、本作には劇場で公開されたものとは別の結末も用意していた事を明かしました。

※これより先は映画の結末に関するネタバレを含んでいます。ご注意ください。

海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューで、トニー・レオンさん演じるウェンウーが生きているバージョンの結末があったか質問された監督は「ええ、ありました」と答えました。

うまくいくものもあれば、そうでないものもあります。私たちは常に、登場人物にとって最も真実味のあるバージョンのストーリーを探しています。つまり、これらのキャラクターが非常にオペラティックなレベルで活動しているにもかかわらず、チートとしか思えないようなことを試すことがあるのです。それがこの作品なのです。

作中でウェンウーはシャン・チーに腕輪を託し、息を引き取る事になりました。その行為が彼が歴史の中で行ってきた罪を清算するに値するかどうかは難しい所ですが、「ブラックウィドウ」のドレイコフや死の女神ヘラなどと比べると、ウェンウーがあの局面を乗り越えた場合はヒーローへと転じる可能性もあったように感じるものでした。

いくつもの物語を模索したという監督ですが、採用されたなかった物語のいくつかは今回のようにまた明かされる事もあるかもしれません。そして、もしかすると、アニメ「What if…?」のシーズン2で描かれる可能性もありそうです。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は 2021年9月3日 より劇場公開中です。

ソース:‘Shang-Chi’ Director Destin Daniel Cretton Talks Alternate Endings and Those Post-Credit Scenes (Exclusive)