ドラマ「ロキ」シーズン2、1話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2023年10月6日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2エピソード1「Ouroboros(邦題:ウロボロス)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

征服者カーン

元のTVAにはなかったカーンの巨大な像がそびえ立っていますが、この像が着用している鎧のデザインはシーズン1の在り続けるものとも、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のカーンのものとも異なります。

シーズン1ではシタデルで面会し、シルヴィによって殺害された在り続けるものがTVAを創設した事がわかっていますが、今回のエピソードを見る限り、シーズン1当初に考えられていた「ロキは別のマルチバースのTVAに飛ばされた」理論ではなく、「TVAの過去に飛ばされていた」と考えられそうです。

この像はシーズン1の在り続けるものなのか、「クアントマニア」でみたカーンなのか、それともまた別のカーンなのか、そしてその謎だらけのTVAを今シーズンでも探求していく事になりそうです。

©MARVEL,Disney

ケイシー

シーズン1でインフィニティ・ストーンを文鎮代わりに使っていたケイシー。このケイシーはヘッドフォンで Staying Awake ポッドキャストを聞いていると、配信前のスニークピーク映像(2分20秒頃)から思われていました。ドラマ「ムーンナイト」シーズン1の1話でスティーヴン・グラントが就寝前に聞いていたもので、「Solving puzzles is a great way to keep your mind…(パズルは目が冴える優良な方法です)」と言っています。

しかし配信された実際の配信映像では「Calm your mind and relax(心を鎮めて、リラックス)」という音声に差し替えられています。

もともと「ムーンナイト」と「ロキ」シーズン2の監督が同じ事によるイースターエッグだと考えられていたこの部分ですが、音声が差し替えられている事でイースターエッグとして成立していません。しかし奇妙な事に米メディアの1話に関する記事に目を通しても、「これはムーンナイトのイースターエッグだ」と書かれているばかりで、「ディズニープラス版は違う」と言及しているのは GamesRadar ぐらいでした。

差し替えられた理由については不明で、今後の監督インタビュー等で理由が明らかになるかもしれません。

クリネックス

X-5との会話の中でメビウスは、「ジェットスキーは水上バイクの商品名だ。」と説明。その後「クリネックスと同じだ」と例え話をしていますが、これが日本人には少し馴染みが薄いものになっています。

ジェットスキーはカワサキの登録商標であり、商品名。しかし、しばしば水上バイクは全般的にそう呼称されています。同様にクリネックスはキンバリークラーク社のティッシュペーパーの商品名で、アメリカではティッシュを総称してクリネックスと呼ぶ事が多い事からくる例えです。

日本でわかりやすい例えにするなら絆創膏全般をバンドエイドと呼んだり、ゲーム全般をファミコンと呼んだりすることでしょうか。後者はかなり減っていると思いますが。

ドックス将軍とギャンブル判事

二人のキャラクターは原型となっているであろうキャラクターがコミックに存在しています。

ドックス将軍はミスター・パラドックスというTVA職員が存在し、「シーハルク」などで判事として登場しています。

ギャンブル判事に関しては、コミックにジャスティン・アルフォンス・ギャンブルという元TVAのエージェントが存在し、ルーク・ケイジやアイアンフィスト、デッドプールなどと面識がありました。

しかし今回のエピソードを見る限り、コミックの設定はほとんど関係がなさそうです。

TVAに時間は存在するのかしないのか問題

メビウスは「TVAに過去はない」と主張するものの、メビウス自身、「前」や「今」といった表現を使いますし、食堂には「ランチタイムは17分以内で」と書かれており、カートで壊れた床は「ずっと前」からだとケイシーは言っていました。シーズン1ではミス・ミニッツも「時間を無駄にせず」や「昔々」という表現を使用していました。

この後のウロボロスとのシーンでもメビウスは「3とか4(年)ぶり?」と過去があった事をほのめかしています。

とにかく、メビウスの時間に対する認識がかなり曖昧であるのが気になる所。ロキが推測している「TVA職員は何度も記憶を消されている」事が影響しているのでしょうか。この理由は今後明らかになっていくのかもしれません。

ウロボロス

ウロボロスはギリシャ神話に登場する「死と再生」「不老不死」を象徴する、自分の尾を噛む円環状の蛇(あるいは龍)として描かれる存在で、北欧神話では同様の姿として描かれるヨルムンガンドが登場します。このヨルムンガンドは神話上はロキの子供である事、そして「死と再生」「不老不死」といったことはTVAを象徴するようなワードである事から、キー・ホイ・クァンさん演じるウロボロスには何か重大な役割があるのかもしれません。

ちなみにメビウスもメビウスの輪で知られている通り「無限」の代名詞でもあり、メビウスとウロボロス両者の仲がいい事も頷ける名前設定になっています。

タイムスリップとタイムトラベル

MCUにおいてタイムトラベルは「アベンジャーズ/エンドゲーム」で説明されましたが、タイムスリップ(時間移動)は今作で初登場となる要素。ウロボロスは「TVAでタイムスリップはしない。」とメビウスと似たような主張をしている事がさらに話をややこしくしています。

「エンドゲーム」でのブルース・バナーのタイムトラベル理論では過去を変えても自分が戻ってくる現在には影響せず、起こった事は起こったまま、起きていない事は起きていないまま、という話でした。しかし今作でのロキを悩ませているタイムスリップは過去での行動が現在に反映される形になっています。

「タイムトラベルで赤ん坊のサノスを殺しても何も変わらない」というのが「エンドゲーム」での障害となり、過去のインフィニティ・ストーンを持ち寄る事で事態を変えることにしたわけですが、タイムスリップであればベイビーサノスを殺して解決していたのでしょうか。

なんとも複雑になってきた「時間」に関する要素は残りのエピソードで納得行くようになるのか、注目です。

時間織り機

北欧神話やギリシャ神話では、しばしば運命を糸に例えてその織り機が登場します。今回登場したこの織り機はそこからインスピレーションを受けてデザインされたものだと考えられます。

そしてこの織り機への扉は20世紀FOXの映画「X-MEN」からインスピレーションを受けているようで、色以外はかなり似通っています。

「デッドプール3」にTVAが登場するという噂と何か関係があるのでしょうか?

シルヴィの登場

タイムスティックを失って予定通り自分を剪定出来なくなったロキが焦っている所に、電話の呼び鈴が。音に誘われた先のエレベーターからシルヴィが現れ、ロキの事を探していたのか「ここにいた!」と喜びの表情を見せます。

その直後にロキは何者かに剪定され、結果的に助かることになりました。

流れ的にはシルヴィが未来から助けに剪定に来たとも想像できますが、誰がどこから剪定したかは表示されていないため、別の人物による剪定の可能性も否定できません。

シルヴィはこのあとのシーンで登場しますが服装や髪型が異なるため、このシルヴィは残りのエピソードから繋がってくるシルヴィではないかと考えられます。ポストクレジットシーンのシルヴィは額の見える髪型や眉部分の傷等から、シーズン1の終わりから続いているシルヴィだと言えそうです。

©MARVEL,Disney

ザルタン派遣団とは

クレジットシーンで映される一冊の本。そのタイトルは「the Zartan Contingent」(ザルタン派遣団)となっています。

©MARVEL,Disney

コミックに Zartan が登場した痕跡は全米のコミックファンも思い当たらないようで、SNS上では激しく議論が交わされています。

現状でもっともらしい理論はコミックの Xartan のスペルを発音しやすいように変更したものではないかというもの。

コミックに登場するザルタン人(Xartan)は、はるか太古の時代、惑星ザルタに生息していましたが、セレスティアルズによってザルタン・ディヴィアンツが創造されました。オリジナルとディヴィアンツの間で戦争が勃発し、その結果ディヴィアンツ側が支配権を握ることになりました。ザルタン人たちはその後しばらくして地球への侵攻を開始しましたが、これはソーによって阻止されました。

セレスティアルズによって改造されたザルタンたちはスクラルと同様のシェイプシフト能力と透明化能力を使用できる完璧なアサシンであり、短期間の真空にも耐えうる肉体を持っていました。

reddit ではロキ、シルヴィ、メビウスの誰かがザルタンで最後に裏切るのではないかとも考察されています。その他、この本が出るシーンはウロボロス役のキー・ホイ・クァンさんがクレジットされているシーンであり、ウロボロスを怪しむ声も出ています。

もちろん、本当に意味がない小道具に過ぎないとする説も忘れてはなりません。

ポストクレジットシーン

1982年のオクラホマ州ブロクストン。

この地はコミックにおけるリトル・アスガルドがある場所で、シルヴィの基になっているキャラクター、エンチャントレス/シルヴィ・ラッシュトンが生まれた(ロキに創造された)場所でもあります。彼女は短期間ではありますが、ヤング・アベンジャーズに所属していました。

ただし、MCUのシルヴィはシルヴィ・ラッシュトンとレディ・ロキをミックスさせたオリジナルのキャラクターであり、コミックのシルヴィ・ラッシュトンのようなティーンではないのでヤング・アベンジャーズへの参加はおそらくないでしょう。シーズン1でケイリー・フレミングさんが演じた回想シーンのティーンのシルヴィに戻るような事があれば、可能性はあるかもしれません。

マクドの店員がすすめたチキンマックナゲットは丁度この頃に実際にデビューしています。日本語wikiでは1983年にアメリカで販売開始となっていますが、これは誤りというか情報不足で、英語wikiその他資料によると、1979年に開発が始まって、1980年3月15日、テネシー州ノックスビルで初めて販売。これについては日本マクドナルドのホームページでもそう書かれているため、日本語wikiの精度の低さが伺えます。以降、商品の改善をしながら順次エリアを拡大し、1983年には全米のマクドナルドで販売されているようです。

ちなみに1982年のオクラホマで販売されていたかどうかは確認出来ませんでしたが、ここは分岐時間軸であるため、神聖時間軸とは多少異なる可能性があり、深く考える必要はないかもしれません。

シルヴィを演じるソフィア・ディ・マルティノーさんはこのシーンについて、「復讐を果たした彼女はお腹が空いていた」と解釈していると配信前のインタビューでコメントしています。


ロキとメビウスが命がけであたったタイムスリップ病の治療ですが、残念なことにこれで治っていない事を我々は最初のトレーラーを見て知っています。(トレーラーのシーンがなくなっている可能性もあります。)

2話ではまた新たな、そしてさらに危険な治療に取り組む事になるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン2はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2023年10月13日10時 より配信予定です。

「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」主要キャストと概要が判明

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の主要キャストや概要が判明したと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

sponsored link
 

TCC はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を抜粋して報告しています。

アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ

アガサ:カヴン・オブ・カオス、アガサ:ハウス・オブ・ハークネスとも呼ばれていたこの作品の概要は以下の通り。

最初のエピソードでは、アガサ・ハークネスがついに囚われの呪縛から抜け出す様子が描かれています。彼女は以前の殺人的なやり方に戻るのが待ちきれませんが、自分が無力であることに気づくだけです。彼女にとって前進する唯一の道は、1人か2人の思いがけない友人の助けを借りて、自分の力を取り戻すための危険な冒険に乗り出すことだ。

監督:ジャック・シェイファー 

主要キャスト(敬称略):

  • アガサ・ハークネス:キャスリン・ハーン
  • リオ:オーブリー・プラザ
  • 名前非公開のティーン:ジョー・ロック
  • リリア:パティ・ルポーン
  • ジェン・K(ジェニファー・ケイル):サシール・ザマタ
  • アリス:アリ・アン

配信予定日:2024年11月2日

補足:ジョー・ロックさんはワンダの息子ビリーを演じると噂されています。また、ビリーがアガサと組んでいると報じられていた事は今回判明した概要と一致しているようです。

デアデビル:ボーン・アゲイン

全18話が予定されている「デアデビル:ボーン・アゲイン」の概要は以下の通り。

マーベル・スタジオが贈る「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、長年のライバルであるマット・マードック(チャーリー・コックス)とウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)が、ニューヨークの人々のために暗黒の分身を捨て去ろうとするが、その過去に追いつかれてしまう。シリーズ最初のエピソードでは、「デアデビル」の世界が再び紹介される。

監督:マイケル・クエスタ

主要キャスト(敬称略):

  • デアデビル:チャーリー・コックス
  • キングピン:ヴィンセント・ドノフリオ
  • フランク・キャッスル:ジョン・バーンサル
  • ヘザー・グレン:マルガリータ・レヴィエバ
  • ダニエル・ブレイド:マイケル・ガンドルフィーニ
  • ヴァネッサ・フィスク:サンドリーヌ・ホルト
  • キルスティン・マクダフィー:ニッキー・M・ジェームス
  • BB・ユーリッヒ:ジェネヤ・ウォルトン
  • チェリー:クラーク・ジョンソン
  • バック・キャッシュマン:アーティ・フルーシャン
  • シーラ・リベラ:ザブリナ・ゲバラ

配信予定:2025年1月

補足:ジョン・バーンサルさん本人が暗に認めていたとおり、本作ではパニッシャーが戻ってくるようです。BB・ユーリッヒはNetflix版でキングピンに殺害されたベン・ユーリッヒと何か関係があるのでしょうか。バック・キャッシュマンはコミックのデアデビルと対決したヴィランで、ダニエル・ブレイド、シーラ・リベラはコミックに登場した事のないMCUオリジナルキャラクターのようです。

アイアンハート

2022年の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でMCUでビューしているドミニク・ソーンのソロ作品。概要は以下の通りです。

マーベル・スタジオが贈る「アイアンハート」では、魅力的な10代の超天才リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)がアイアンスーツを着てMITから故郷のシカゴに戻り、目の前に危険と冒険をもたらす糸を解き明かし始める。

監督:サム・ベイリー

主要キャスト(敬称略):

  • リリ・ウィリアムズ:ドミニク・ソーン
  • パーカー・ロビンス:アンソニー・ラモス
  • ジョー・マクギリクディ:オールデン・エーレンライク(表記ゆれ:アルデン・エーレンライク、オールデン・エアエンライク)
  • ナタリー・ワシントン:リリック・ロス
  • ゼイビア・ワシントン:マシュー・イーラム
  • ロニー・ウィリアムズ:アンジ・ホワイト
  • 謎の男:サシャ・バロン・コーエン
  • いとこのジョン:マニー・モンタナ
  • スラッグ:シア・クーリー

配信予定:2025年9月

補足:ジョー・マクギリクディはコミックに不在のキャラクター。演じるエアエンライクさんは出演が決まってロバート・ダウニーJr.さんと話をしたと言います。彼は「アイアンマン」のヴィランだったオバディア・ステインの息子エゼキエル・”ジーク”・ステインを演じるとも報じられていましたが、噂は噂だったのか、それともジークが作中で名乗る偽名のようなものかは不明です。

また、謎の男役のサシャ・バロン・コーエンさんは以前にメフィストを演じると報じられています。

メインヴィランはザ・フッドことパーカー・ロビンスで、彼が悪魔から奪ったアイテムよる魔法とアイアンハートのテクノロジーとの対決になるとされています。

アイアンハートの再登場はもともと「ワカンダフォーエバー」から1年後の2023年秋が予定されていましたが、最新の噂では映画「アーマー・ウォーズ」と足並みを揃えたいという事で今回判明した 2025年 と、再登場まで3年かかる事になるようです。

ソース:Report: Marvel Studios Registers Projects for 2024 & 2025 Approximate Release Dates

アニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」のキャストと概要が判明、2024年11月配信予定

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」の最新情報について、海外メディア The Cosmic Circus が報じています。同時に実写ドラマ「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」に延期についても報じられています。

sponsored link
 

記事によると、「スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー」は 2024年11月2日 の配信が予定されており、あらすじとして以下の記述があるとの事。

「マーベル・スタジオが贈る『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』」では、高校オリエンテーションの準備をしているピーター・パーカーの人生が、彼をこれまでにない旅へと駆り立てる出来事によって永遠に変わってしまいます。最初のエピソードでは、スパイダーマンの新時代がここから始まることがわかります。」

声優陣は以下の通り。(敬称略)

  • ピーター・パーカー:ハドソン・テムズ
  • ロニー・リンカーン:ユージン・バード
  • ニコ・ミノル:グレイス・ソング
  • オットー・オクタヴィアス:ヒュー・ダンシー
  • メイおばさん:カリ・ウォールグレン
  • ハリー・オズボーン:ゼノ・ロビンソン

本作は日本のアニメ制作会社ポリゴン・ピクチュアズが参加しており、配信に向けて鋭意制作中と見られています。また、SDCC2022では続編となる「スパイダーマン:ソフォモア・イヤー」も開発中である事が発表されています。

ソース:Report: Marvel Studios Registers Projects for 2024 & 2025 Approximate Release Dates

「アガサ」、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」は1年前後の大幅延期か

マーベル・スタジオが制作中のディズニープラス向けMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」(あるいは、「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」)、「デアデビル:ボーン・アゲイン」、「アイアンハート」の配信時期について最大で2025年まで延期される可能性が報じられています。

sponsored link
 

海外メディア The Cosmic Circus はこれら3作品に関する米国著作権局に登録されている最新情報を共有。

それによると、まず「アガサ:カヴン・オブ・カオス」が 2024年9月29日 の配信スタートが予定されています。これは先月の段階で THR の 2024年秋配信 という報道内容に一致しているようで、もともと2023年冬配信のスケジュールだったものから約1年延期となっています。

さらに残念な情報が「デアデビル:ボーン・アゲイン」と「アイアンハート」の2作品。これらは前述の THR の報道では配信未定に変更されていると言われていたものですが、今回明らかになったのは次のようなもの。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」:2024年春 → 2025年1月
「アイアンハート」:2023年秋 → 2025年9月3日

これらはフェーズ5作品でありながら、SDCC2022で発表されているフェーズ6の最初のタイトル未定の映画の 2024年秋 公開を大幅に過ぎており、作品のフェーズ分類が見直されるか、あるいはフェーズ6の映画スケジュールがさらに後ろ倒しになる可能性を抱えているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」と「アイアンハート」は撮影が終了しており、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も大半の撮影を済ませています。これらの延期は SAG-AFTRA ストライキ による撮影不可の状態が続いている事が間接的に影響しているようです。

この3作品は単に完成したら配信というわけではなく、後続作品との間隔等が考慮されているようで、例えば「アイアンハート」は映画「アーマー・ウォーズ」との公開に近づけたいと計画されているようです。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の前作にあたる「ワンダヴィジョン」は関連作品の噂が絶えませんし、「デアデビル:ボーン・アゲイン」も「スパイダーマン」4作目に関連する可能性があり、延期は残念な所ですがそれを超える興奮がある事に期待をしつつ、今後の正式な発表にも注目です。

【噂話】ドラマ「シークレット・インベージョン」、ガイアの再登場は思ったより早いと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に登場したエミリア・クラークさん演じるガイアの再登場は思っているよりも早いものになるだろうと、海外スクーパーが報じています。

sponsored link
 

MTTSH 氏は「彼女はあなたが思っているよりも早く戻ってきます。英国を拠点とするスーパーヒーローの自分のグループを率いることになる」と報告。

「シークレット・インベージョン」のラストで英国MI6のソーニャ・ファルズワースと手を組むような展開がありましたが、その流れをくんだ物語が続くようです。

6話のまとめ記事でも少し触れた通り、コミックでは「シークレット・インベージョン」の後、イギリスは今後の対策のひとつとしてMI13を新たに発足しています。ガイアとソーニャはどちらもコミックにはいないキャラクターですが、MCUでも「シークレット・インベージョン」の影響を受けて各国がその対策を進めていくのは理にかなっており、MCU版のMI13がソーニャとガイアを中心に動き始めたとしても不思議ではありません。

具体的にいつ戻るかは不明ですが、2022年5月、エミリア・クラークさんの「シークレット・インベージョン」でのキャラクターが分かっていなかった段階で、「マーベルズ」にもキャスティングされているとの報道がありました。

そして「マーベルズ」では同種のパワーを持つキャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの位置が入れ替わってしまう怪現象がトレーラーでも明らかにされていますが、「シークレット・インベージョン」シーズン1の6話でガイアはキャプテン・マーベルのDNAを取り込んでおり、ガイアがこれに巻き込まれる可能性は十分に考えられる所。

とはいえ「マーベルズ」の上映時間が 105分 というMCU史上最短となる噂もあるため、もしガイアが「マーベルズ」に登場しても小さなカメオ程度に終わり、本格的な物語の続きは別の作品になると見られています。

また情報が入り次第、お伝えしていくことになります。

ドラマ「シークレット・インベージョン」シーズン1はディズニープラスで配信中、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

【ネタバレ注意】ドラマ「ロキ」シーズン2にはサプライズがあると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の配信スタートまで約24時間ちょっとまで迫っていますが、アメリカで批評家向けに行われた特別上映を経て、本作にちょっとしたサプライズがあるとウェブ上で話題になっています。

※これより先は「ロキ」シーズン2のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

特別上映会では6つのエピソードのうちの最初の4つが公開。あわせて秒単位の正確なランタイムが判明していますが、分単位では以前の報道と変わりありません。

特別上映は4話までである事から作品の結末が拡散されているわけではありませんが、当然中盤までの流れも判明しており、英語で検索すればすぐに出てくるのでご注意ください。

そしてそのサプライズとは「1話にポストクレジットシーンがある」と言うもので、米メディアも報告しています。

MCUのほとんどの映画作品ではポストクレジットシーンが用意されている事から、MCUのドラマシリーズでも最終話にポストクレジットシーンが含まれていることはよくある事でした。しかし1話にポストクレジットシーンがあったのは「ミズ・マーベル」シーズン1以来となります。

ポストクレジットシーンの内容は割愛しておきますが、明日の配信ではクレジットシーンが始まったからといってブラウザバックしたりホーム画面に戻らないようにそのまま待機しておくよう注意が必要です。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。

【噂話】アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のエピソードタイトルの新たなリストが判明

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2の各エピソードタイトルについて、海外スクーパーが報告しています。これについては先月もレポートがありましたが、内容が異なっています。作品の性質上、タイトルはエピソードの内容を表現しているため、ネタバレが苦手な方は見ないことをおすすめします。

※これより先は「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

sponsored link
 

CWGST 氏の投稿によると、各エピソードタイトルは以下の通り。

・S2EP01:もしもネビュラがノヴァコープスに入ったら?
・S2EP02:もしもピーター・クイルが地球最強のヒーローたちを攻撃したら?
・S2EP03:もしもカッホリが世界を作り変えたら?
・S2EP04:もしもヘラがテン・リングスを見つけたら?
・S2EP05:もしもアイアンマンがグランドマスターと激突したら?
・S2EP06:もしもハッピー・ホーガンがクリスマスを救ったら?
・S2EP08:もしもキャプテン・カーターがヒドラ・ストンパーと戦ったら?
・S2EP09:もしもアベンジャーズが1602年にアッセンブルしたら?
・S2EP10:もしもストレンジ・スプリームが介入したら?

リストには7話がなく10話まで記されていますが、過去には全9話と報じられています。この7話について、MTTSH 氏はシーズン3に持ち越されたと指摘。「ホワット・イフ・・・?」は昨今のディズニーの予算削減の影響に目を瞑れば少なくともシーズン3まで制作される事が昨年のプロデューサーの発言から分かっています。そのため、計画通りシーズン3が制作されれば、この失われた7話はいずれ視聴が可能になると考えられます。

なお、先月頭の段階で報告されていたエピソードタイトルと比較すると、いくつかのエピソードタイトルが異なっています。ワンダのエピソードはストレンジのものと同じなのか、計画がなくなってしまったのかは不明ですし、ピム博士とレッドガーディアンのエピソードも見当たらないようです。1602年のアベンジャーズの話は前回のリストにはなかったものですが、2022年の夏にコミック「1602」をもとにしたエピソードが制作されているとも報じられていました。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2は海外メディアの報告によると2023年のクリスマス時期にディズニープラスで配信されるようですが、今の所公式の発表はありません。

ドラマ「ロキ」シーズン2、TVAはマルチバース版のS.H.I.E.L.D.だとEPは言う─「デッドプール3」登場の噂についても

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で、本作におけるTVAについて語りました。

sponsored link
 

ライトさんはインタビューの中で「私たちがここでやっていることすべてが、他の場所での豊饒なストーリーテリングの下地を作っていると思います。ロキ・チームのみんなから言えるのは、TVAで物語を語り続けることができる可能性に希望と興奮を抱いているということです。私はいつも、TVAを時間ベースのマルチバース版S.H.I.E.L.D.のように考えているんです。」と述べています。

記事ではライトさんのこの「他作品での下地になる」という発言が、TVAが映画「デッドプール3」に登場する噂の信憑性を高めたと指摘。

S.H.I.E.L.D.が地球を守るという目的の裏で暗殺などを行ってきた事を考えると、TVAも時間を守るという大義名分のために時折非人道的な事をしているというのは、性質がかなり似た組織であるとも言えるようです。

TVAは今後、噂通り映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でマルチバース崩壊を防いだり、「ドクター・ストレンジ3」などでインカージョンの阻止に手を貸したりする事になるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。

ソース:Loki’s Deadpool 3 Connections Revealed (Exclusive)

ドラマ「ロキ」のEPがシーズン3の可能性について語る─今後の目標はソーとの再会

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるケヴィン・ライトさんが海外メディア Variety とのインタビューに応じ、今後のシリーズについて語りました。

sponsored link
 

シーズン3の可能性について質問されたライトさんは次のように語りました。

私たちはシーズン1のように、「シーズン3を始めなくてはならない」というような形で開発を進めたわけではありません。シーズン1では、非常に具体的に「戻って来る」という言葉がありました。しかし、私はまた、このショーが進む先には、「ロキ」の世界、そしてロキというキャラクターに関連する他の世界で、ロキとともに語られるもっとたくさんの物語が確かに存在する可能性があるとも思います。

また、ロキがMCUの大きな枠組みの中に戻ってくる可能性について質問されたライトさんは、「それが希望だ」と述べています。

それが希望です。ロキとソーに再び太陽が輝くことは、私たちが語る物語の最優先事項だと思います。でも、その再会を本当に充実したものにするためには、ロキを感情的にある場所に到達させなければならない。それがこの2シーズンの目標だったと思います。

シーズン2の結末を軽くほのめかしながら、ロキの旅路がソーとの再会のための通過点である事を明かしました。

結末についてそれ以上のヒントはありませんが、昨日公開されたフィーチャレットにはある奇妙な映像が差し込まれています。

シーズン1は(別のマルチバースの)TVAで最後を迎えましたが、動画の7秒ごろと21秒ごろはその直前の舞台となったシタデルのセットが映されています。しかし不思議な事に、ロキを演じるトム・ヒドルストンさんはシーズン1のフィナーレとまったく同じ服装で、右腕に同じ切り傷も見られます。

しかもトム・ヒドルストンさんはシーズン1のケイト・ヘロン監督ではなく、シーズン2のジャスティン・ベンソン監督と握手しているため、これがシーズン1の再利用映像でない事は明らかです。

そしてシーズン2の冒頭10分の映像がディズニーのイベントで既に明らかになっている事から、「これまでのロキ」としておさらいとして流れる映像はシタデルではなくTVAのシーンからである事もわかっています。

物語の途中でのフラッシュバック映像であるならシーズン1のものを使い回せば良いように思えますが、それだけでは何かが足りなくて新たに撮影する必要があったのか、それともロキが時間のループに囚われていてシタデルを実際に再訪することになるのか、様々な展開が考えられそうです。

ロキはシーズン2の後、「デッドプール3」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に登場するのではと噂されていますが、エグゼクティブ・プロデューサーが目標としている兄弟の再会はそのあたりになるのか、それともフェーズ7以降になるのか、今後の展開には注目です。

ドラマ「ロキ」シーズン2は 2023年10月6日 午前10時 より日本のディズニープラスで配信予定です。

ソース:‘Loki’ EP Explains Why Jonathan Majors’ Arrest Didn’t Affect the Series, Casting Ke Huy Quan and Tom Hiddleston’s MCU Future

【噂話】「ヴィジョンクエスト」は「チルドレンズ・クルセイド」に吸収されていると言う

マーベル・スタジオが開発中との噂のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品「ヴィジョンクエスト」は、先日、そのプロジェクトが消失した可能性が報じられていましたが、海外メディア ComicBookMovie はもう一つの噂のプロジェクト「チルドレンズ・クルセイド」に吸収されていると言います。

sponsored link
 

ドラマ「ワンダヴィジョン」後のヴィジョン(ホワイトヴィジョン)について描かれると考えられていた「ヴィジョンクエスト」ですが、「ワンダヴィジョン」、そして「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のその後のワンダを描くと考えられている「チルドレンズ・クルセイド」に吸収合併されているとCBMは指摘します。

昨今のディズニーのMCUへの予算削減の報道などを考えると、ワンダとヴィジョンを別々に描く計画だったものをひとまとめにするというプランは、片方の開発中止よりは悪くないのかもしれません。

とは言え現状ではどちらも噂レベルの話であり、公式発表のある作品ではない事に注意が必要です。

2022年3月に実写化計画の進行中が報じられた「チルドレンズ・クルセイド」は、コミック「アベンジャーズ:チルドレンズ・クルセイド」を原作とするもので、ワンダの息子ウィッカン(ビリー)を中心にヤングアベンジャーズがワンダを救おうとする物語。コミック通りの展開をするためにはいくつかのピースが足りていませんが、MCUとしてのアレンジを加えて問題のないレベルになると考えられています。

興味深い事に「チルドレンズ・クルセイド」のコミックは先月日本語版がリリースされており、実写化に向けた原作の日本語版発刊というプロモーションのひとつに見えなくもありません。

「ヴィジョンクエスト」、「チルドレンズ・クルセイド」以外にも「ワンダヴィジョン」からの派生として直近に「アガサ:カヴン・オブ・カオス」あるいは「アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ」と呼ばれる作品の配信が控えている他、ビリー・マキシモフのソロ作品「ウィッカン」謎に包まれた「ザ・ウィッチズ・ロード」などの開発も噂されています。

一部報道では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督がMCUの宇宙の世界を確立していったように、「ワンダヴィジョン」のジャック・シェイファー監督が魔法の世界を探求していくとも言われています。

様々な関連作が報じられる「ワンダヴィジョン」ですが、ワンダとヴィジョンの運命はどこに向かっていくのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:VISION QUEST Update Suggests The Disney+ Series Could Be Merged With THE CHILDREN’S CRUSADE