ドラマ「ムーンナイト」のメイ・キャラマウィさんはドクター・ストレンジとのクロスオーバーを望んでいる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」に出演するメイ・キャラマウィさんが、海外メディア On Demand Entertainment とのインタビューの中で、将来的なクロスオーバーについての希望を明かしました。

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バーレーン出身のエジプト人俳優であるメイ・キャラマウィさんはインタビューの中でMCUデビューについて「言葉もありません。MCUで、初のアラブ人、中東のキャラクターとなったこと。すべてが祝福されているようなものです。」と述べました。

また、映画業界の古い慣習と最近の変化について「女性が信じられないような役割を与えられるようになるには、多くのことに時間がかかるのです。でも大丈夫、私たちはここにいるし、それが大事なことなんです。」と語りました。

最後に今後のMCUでの自分のキャラクターに何を望むか質問されたキャラマウィさんは「ええと、つまり、期待しています。スタジオが望むなら、私はそれを受けるでしょう・・・私は彼女が何をするか、どこに行くのか知りません。私は本当にドクター・ストレンジに興味があるのです。そうですね、どうなるでしょう(笑)」と将来のクロスオーバーを希望しました。

メイ・キャラマウィさんは以前に公開された写真のキャプションから レイラ・エル・ファウリー(Layla El-Faouly)という主人公マーク・スペクターの友人を演じている事が分かっていますが、コミックを起源とするキャラではないため、その詳細は分かっていません。一般人なのか、何らかのパワーの持ち主なのかという点にも注目となりそうです。

©MARVEL,Disney

「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1は 2022年3月30日 よりディズニープラスで日米同時配信開始です。

ドラマ「ムーンナイト」オスカー・アイザックさんが噂を認める?「チームを組むならハルク」と語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」の主演と務めるオスカー・アイザックさんが、海外メディア UK’s Hits Radio とのインタビューの中で、本作にハルクが登場するという噂を認めたかもしれません。

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ムーンナイトがチームを組むなら誰になりますかと質問されたオスカー・アイザックさんは「彼はちょっと一匹狼的なところがあるからね。そうだなあ、誰となら仲良くなれるだろう・・・多分ハルクとか! そうだね、そうなるかもしれないね。」と少し悩む素振りを見せながら回答しました。

ハルクもある意味多重人格であり、両者は本質的にはかなり似ているキャラクターと言えます。実際にドラマでこのコンビを見ることが出来るのでしょうか?

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では出演俳優さんの嘘を交えて徹底的に秘密を隠す対応が取られていましたが、2022年に入ってからというもの各俳優さん達が比較的簡単に噂話を暗に認める傾向が目立っています。俳優さん達の心の負担を考えて秘密主義から方針転換したのか、それとも何か別の意図があるのか、映画公開やドラマ配信で確かめる必要があるようです。

「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1は 2022年3月30日 よりディズニープラスで日米同時配信開始です。

ドラマ「ムーンナイト」の本編クリップ「Contact Lens」が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」より本編からのクリップ「Contact Lens」が公開されました。過去に公開されたトレーラーにも同様のシーンが含まれていましたが、それのロングバージョンとなっています。

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「ムーンナイト」の公式概要は以下のとおりです。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

ドラマ「ムーンナイト」シーズン1は 2022年3月30日 よりディズニープラスで日米同時配信開始です。

クリステン・リッターさんが新たなディズニープリンセス「ジェシカ・ジョーンズ」の誕生を祝う

2022年2月末にNetflixでの配信を終了したマーベルドラマ「デアデビル」、「ジェシカ・ジョーンズ」、「ルーク・ケイジ」、「アイアン・フィスト」、「ディフェンダーズ」、「パニッシャー」の米ディズニープラスでの配信がスタートした事を祝って、ジェシカ・ジョーンズを演じたクリステン・リッターさんが新たな投稿をしました。

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リッターさんは「ディズニープリンセスになったのは誰だと思う? ジェシカ・ジョーンズの新しい家、ディズニープラスで配信中だから(また)見に行こう」とコメントを添えてInstagramを更新しました。

なお、日本のディズニープラスでこれらのNetflixドラマが配信されるのかどうかは発表されていません。

「ジェシカ・ジョーンズ」はドラマ「シーハルク」登場の噂リブートの噂などがありますが、今の所公式なアナウンスはありません。ただし「デアデビルのリブート作品」がキャストやクルーの雇用などに使われるデータベースに追加された事から、水面下で何かしら動いている可能性は高そうです。先日はクリステン・リッターさんが別のドラマ撮影を終えたあと、ジェシカ・ジョーンズのスタイルに戻っていることが判明し話題になりました。

ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」は米ディズニープラスで配信中です。

マーベル・スタジオが新たに「リブート版デアデビル」や宇宙モノ作品を計画中

ディズニープラス向けドラマ「ムーンナイト」や映画ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の公開を控えるマーベル・スタジオの新たな計画が動き出していると話題になっています。2022年3月16日に投稿された最新の Production Weekly の記事によると、マーベル・スタジオが「リブート版デアデビル」と「無題の宇宙モノ」を新たに計画していることが判明しました。

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記事では「デッドプール3」や「アイアンハート」、「エコー」、タイトル名の変更の可能性が報じられていた「ワーウルフ・バイ・ナイト」に加えて、映画とドラマどちらに分類されるかは不明ですが「リブート版デアデビル」と「宇宙モノ作品」(UNTITLED MARVEL SPACE PROJECT)がリストに追加されています。

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)において宇宙はさほど珍しくはありませんが、そうは言っても主な舞台が地球であるのは疑いようがありません。既知のキャラクターで宇宙を舞台にしている、あるいはそれが可能なのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「キャプテン・マーベル」、「ソー」、「エターナルズ」あたりが主なものになっています。

無題という事で新たなキャタクターのデビューの可能性を考えると、S.W.O.R.D.やノヴァを主人公にした作品が考えられ、これは海外メディア Comicbook.com でも指摘しています。

他には噂として報じられているマイティ・ソー/ジェーン・フォスターのソロプロジェクトワールド・ウォー・ハルクも宇宙モノとして考えられるかもしれません。

「リブート版デアデビル」については主演のチャーリー・コックスさんのインタビューなどから想定の範囲内ですが、早速動き出したという印象。他のディフェンダーズキャラクターもこれに続いていくのでしょうか?

参考:Comicbook.com

トム・ヒドルストンさんとゾウイ・アシュトンさんが婚約しているようだと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でロキを演じるトム・ヒドルストンさんと、2023年公開の映画「ザ・マーベルズ」のヴィランを演じると報じられているゾウイ・アシュトンさんが婚約しているようだと、各種海外メディアが報じました。

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Comicbook.com によると、英国アカデミーの司会を務めたAJオドゥドゥさんのInstagramストーリーで公開された写真から、アシュトンさんの指に婚約指輪があるのが確認されたとの事。

from Instagram

トム・ヒドルストンさんとゾウイ・アシュトンさんは2019年のブロードウェイ「背信」で共演し、意気投合。その後2人の交際の噂が報じられるようになりました。その後はしばらく憶測が続き、2021年9月にカップルのキスが撮影され、報道されていました。

このマーベル・ヴィラン・カップルがスクリーンで共演する事はあるのでしょうか?

ドラマ「ロキ」シーズン2は制作中、映画「ザ・マーベルズ」は 2023年2月17日 米国公開予定となっています。

ソース:Marvel Stars Tom Hiddleston and Zawe Ashton Are Reportedly Engaged

ドラマ「ザ・ボーイズ」公式が「ソー/ラブ&サンダー」のトレーラー公開を迫る

Amazonプライムで配信中のドラマ「ザ・ボーイズ」の米公式Twitterが突如として、タイカ・ワイティティ監督を名指してMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー/ラブ&サンダー」のトレーラーの公開を要求しました。カール・アーバンさん演じるザ・ボーイズのリーダー、ブッチャーの画像を添えて投稿しています。

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最新シーズンとなるシーズン3のブッチャーの画像を貼った上で、「タイカ・ワイティティ、ラブ&サンダーはどこだ」とコメントが添えられています。

記事執筆時点でタイカ・ワイティティ監督のリアクションはありませんが、マーベル・スタジオのファーストトレーラーの公開は映画公開の約5ヶ月前が平均であり、「ラブ&サンダー」は既に公開4ヶ月前に迫っている状況で、いつトレーラーが投下されてもおかしくない状況になっています。

監督はこの呼びかけに応じるのでしょうか?

映画「ソー/ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

サミュエル・L・ジャクソンさんがドラマ「シークレット・インベージョン」にローディがいることを認める

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンさんがポッドキャスト Happy Sad Confused に出演し、現在撮影中のドラマ「シークレット・インベージョン」でローディを演じるドン・チードルさんとやっと初共演できたと明かしました。

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サミュエル・L・ジャクソンさんは放送の中で「シークレット・インベージョン」の話題になると、「撮影現場に入るとエミリアがすごい、ベン・メンデルゾーンがすごい!ドン、ドン・チードル・・・ドンは俺のゴルフ友達なんだ。一緒に仕事をしたことがなかったんだけど、今回初めて会ったんだ。ただなんとなく知っていて、一緒に遊んだり笑ったりしていただけなんだけど、一緒に仕事をしたことがなくて、やっと一緒に仕事ができるようになったんだ。」と撮影のエピソードを語りました。

「シークレット・インベージョン」にドン・チードルさんが出演している可能性が以前にリークされた撮影現場写真から指摘されていましたが、今回のサミュエル・L・ジャクソンさんの発言で実際に出演している事が確認されました。なお、ローディの役割の大きさや、ウォーマシンのアーマーを着用するのかと言ったことについては言及されませんでした。

先日はマーティン・フリーマンさんの出演もネタバレしてしまったサミュエル・L・ジャクソンさんですが、このネタバレの連続にマーベル秘密警察は動くのでしょうか?それともこれらの話題はジャクソンさんによる巧妙なフェイクニュースなのでしょうか?

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「デアデビル」、「ジェシカ・ジョーンズ」などのディズニープラス向け予告動画が公開

2022年2月いっぱいで米Netflixでの配信を終えたマーベルドラマ「デアデビル」、「ジェシカ・ジョーンズ」、「ルーク・ケイジ」、「アイアン・フィスト」、「ディフェンダーズ」、「パニッシャー」と「エージェント・オブ・シールド」が昨日16日から米ディズニープラスでの配信開始となり、あわせてトレーラーが公開されました。

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以前に公開されたプロモ動画ではアイアンフィストのシーンがまったくないとファンを不安にさせましたが、今回はそのアイアンフィストがサムネになっており、問題なく視聴できるようになっているようです。

米ディズニープラスによると、「Disney+にご加入の皆様に、この待望のコンテンツを早急にお届けするため、まずはHD/SDRでのリリースを選択しましたが、UHD版も近日リリース予定です。ご期待ください!」との事です。

なお、日本での配信について日本のディズニープラスからの公式アナウンスはありません。

ドラマ「ミズ・マーベル」ファーストトレーラーのチェックポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の最初のトレーラーが公開されました。今回の記事ではその動画の中から、チェックしておくべきポイントをいくつかご紹介。

※これより先は「ミズ・マーベル」の予想や噂、リーク情報などネタバレ要素を含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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ヒーローオタクのカマラ・カーン

トレーラーの最初のシーンは今どきの女子高生である主人公カマラ・カーンのノートの落書きから始まりました。BGMには The Weeknd の「Blinding Lights」(2020年) が採用されています。

©MARVEL,Disney

コミックのカマラは生粋のヒーローオタクであり、同人活動もしているキャラクター。その設定を継承しているかのように、アントマンとマンアントと名付けられた怪物との戦いのイラストがノート右下に描かれています。

ノート右上の羽のはえたナマケモノは、コミックでカマラ・カーンが大事にしているぬいぐるみをさらに可愛くデフォルメしたように見えます。

©MARVEL

世界史の授業

マーベル・スタジオのロゴに行く前に、落書きをするカマラが世界史の授業中である事が机に置かれた教科書から伺えます。

©MARVEL,Disney

表紙には古代エジプトの象徴でもあるファラオが描かれていますが、カマラがエジプトの月神コンシューについて学び、ムーンナイトを理解することが出来るかどうかは不明です。

キャプテン・マーベルとその仲間たち

コミックのカマラ・カーンはキャプテン・マーベル推しであり、それは着ているシャツにも反映されています。

©MARVEL,Disney

中央のキャプテン・マーベルはわかりやすいものですが、右の女性は顔の白化粧からヴァルキリーである可能性が高く、左の女性は軽鎧の形状からワスプである可能性が高そうです。

パワーソース

カマラのパワーの覚醒のきっかけとして腕輪のようなアイテムを装着する様子が描かれています。

©MARVEL,Disney

コミックではクアンタムバンドやネガバンドなどの腕輪状の強力なアーティファクトがいくつか存在しますが、そもそもコミックのカマラのパワーはアイテムに依存していません。インヒューマンのDNAを持つカマラはテリジェンミストを浴びたことで能力を獲得しますが、このシーンはMCU版ではそれが変更される事を示唆しているように思えます。

ロケット・ラクーン

カマラの能力覚醒を描く大事なシーンですが、その背後ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのロケットの人形の姿が強く主張しています。

©MARVEL,Disney

アントマン、キャプテン・マーベル、ヴァルキリー、ワスプに続いてロケットも小道具として登場する事で、カマラのギークな一面を表現しているのかもしれません。本編ではさらに多くのヒーローを象徴したプロップが登場するのでしょうか?

カマラの部屋

カマラの部屋は推しであるキャプテン・マーベルのポスターがあちこちに貼られており、いくつかは実際のコミックのカバーアートになっています。

©MARVEL,Disney

画面右下のぬいぐるみらしきものは、前述のナマケモノなのでしょうか?

謎の4人組

スモークの中に謎の4人組が姿を表します。

©MARVEL,Disney

右端の男は一瞬だけ顔が映るもののはっきりと視認するのは難しいですが、ルーク・ケイジやS.H.I.E.L.D.のアルフォンソ・”マック”・マッケンジーのようにスキンヘッド&ヒゲスタイルの男のようにも見えます。

クラン・デスティンと呼ばれる一族がヴィランではないかと報道された事がありますが、そのクランに所属するキャラクターの一部かもしれませんし、全く違う可能性もありそうです。

政府管轄のN.I.C.E.という組織が関わってくるとの話もありましたが、政府組織というには4人は共通性のない個性的な衣装のようです。トレーラー後半で、カマラ・カーンが盾で銃弾を防ぐシーンでは複数の武装兵が確認出来ますが、彼らがそのN.I.C.E.なのでしょうか?

レッドダガー

カマラのパンチを避ける人物は赤い布で口元を隠しており、コミックのレッドダガーのような外見になっています。

©MARVEL,Disney

コミックのレッドダガー/カリームは名前の通りダガーを主体に戦うヒーローですが、スーパーパワーは持ち合わせていません。カリーム役にはアラミス・ナイトさんがキャスティングされています。

ミズ・マーベルの能力

エネルギーを盾にしたり足場にしたり、巨大な拳状にして攻撃する様子が描かれているミズ・マーベルですが、コミックの能力とは少し異なっています。

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コミックのミズ・マーベルはアントマンのような巨大化および縮小化能力とファンタスティック・フォーのリード・リチャーズのような伸縮能力を混ぜたものになっています。日本の漫画で例えるなら、ドラゴンボールのピッコロが近いでしょうか。能力が自身の肉体操作からエネルギー操作に変わったことで、コミックにおける縮小化は出来なくなったと考えられそうです。

©MARVEL

この変更について海外ファンの間では「画面に映えるようになった」という意見や、「リード・リチャーズと被らないようにしようとして、結果的に(リードと同じファンタスティック・フォーの)インビジブル・ウーマンと被ってしまっている」という意見など賛否両論となっています。

中には「作中で腕輪が壊れてこのパワーを失い、あらためてインヒューマンとして覚醒するのではないか?」と考えるファンもいるようです。

否定派意見で多く見られるのは、原作に込められた思いが無視されているように見えるというもの。

ミズ・マーベルの原作者G・ウィロー・ウィルソンさんは過去のインタビューにて以下のように述べています。

カマラがどんな超能力をもつべきかについては、だいぶ議論しました。わたしは「少女的な」能力、輝いたり空に浮かんだりする能力については反対しましたが、なにかページ上で映える能力がいいとは思っていました。結局カマラは変身能力をもつことになりました。

ポリモーフ(変身)はコミックでとても興味深い歴史がありますが、たいていは悪役の能力です。ネガティヴに描かれますが、それは、強くなったり空を飛んだり稲妻を撃ったりするような古典的な能力に比べて、どこか卑怯な能力だと考えられているからです。

そのため、カマラを変身キャラにしようと決めたとき、彼女が自分の家族や信条と、米国に生きる十代の少女であることの間に生じる葛藤から、自分の能力を使って逃げられるという点が懸念されました。

カマラは(状況から)隠れることが可能で、その誘惑が常にそこにあります。彼女は、自分の能力を使えば八方美人になることができます。これもまた健全ではありません。

カマラの物語では、ある意味、ふたつのステレオタイプを分析することになります。ひとつはイスラム教徒に関するもの、もうひとつは姿を変えられることに関するもの。これがプロットとうまくかみあっているとわたしは考えました。

能力が変更されていても原作の思いが込められているのか、このドラマの注目点となっています。

謎の女性

ニムラ・ブチャさん演じる謎の女性ナジマが「自分の事わかってるの?」と尋ねるシーンがありますが、この予告では誰に向けられた言葉なのかは分かりません。トレーラー上ではすぐにカマラのセリフが続きますが、実際に一連のシーンであるかは判断出来ません。

©MARVEL,Disney

仮にそうであれば、ナジマはカマラのパワーについて何か知っていると言うことになりそうです。ナジマはドラマオリジナルのキャラクターであるようで、現状では謎に包まれています。

未来は彼女の手の中に

トレーラーのラストショットはハドソン川を隔てたニューヨークを、街灯の上に座り込んで見つめるミズ・マーベルの姿。これはコミックの「ミズ・マーベル Vol.3」#5と同様のショットになっています。

©MARVEL,Disney

ニューヨークはカマラが憧れたスーパーパワーの象徴でもあり、かつてのアイアンマンやスパイダーマンを始めとしたスーパーヒーローが多数登場する街です。

目線の先はスタークタワー、アベンジャーズタワーがあった場所になりますが、「スパイダーマン:ホームカミング」でタワー売却のエピソードが出て以降、次の所有者は明かされていません。

トム・ホランドさんが「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のプロモーションの最中に「タワーを購入した人物を知っている」と言った話がありましたが、結局「ノー・ウェイ・ホーム」にそういうエピソードは登場せず、今後どこかで語られる事を願うばかりです。


ムスリム、女性、オタク、未成年など、これまでのアメリカで差別の要素として大きかったものを取り込んだカマラ・カーンがコミックデビューしたのは2013年と、マーベル・コミック史上では比較的最近の事で、MCUがスタートした後のことでした。

設定的にも歴史的にも若いカマラ・カーンはトレーラーの中でも、夢を見るのを止めるよう、現実を見るように周囲から注意され、その度にブレーキを踏んで自分を抑制してしまう今どきのティーンとして描かれています。

これはケイト・ビショップとは対照的になっており、母エレノアに何を言われようと突き進む姿を見せた彼女との違いについても注目の作品となっています。カマラはその手にどんな未来を掴む事になるのでしょうか。

以上、「ミズ・マーベル」ファーストトレーラーの気になるチェックポイントでした。

公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。