映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」はパラノイド・スリラーに、監督が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」のジュリアス・オナ監督が、2024年公開予定のこの映画が「パラノイド(偏執的な)スリラー」作品になると語りました。

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D23 Expo 会場で海外メディア Deadline の取材に応じたオナ監督は本作について「本当に、本当に信じられないような展開になると思います。サム(・ウィルソン)を中心としたパラノイド・スリラーで、彼は今、リーダーという立場にあり、自分が本当に大切にしている人々のグループを率いるということはどういうことか、その挑戦に対処しなければなりません。以前はチームの一員でしたが、これからチームのトップに立つということは、サムにとって新たな挑戦です。」と語りました。

また、Comicbook.com とのインタビューでも同じワードを用いて「私たちは多くのものを提供するつもりです。今回も新たな挑戦、新たな敵が登場します。私は古典的なパラノイド・スリラーが大好きで、それがこの映画の大きなインスピレーションの一部になっています。この映画では、地に足の着いた、手触りの良いアクションを追求し、他の映画では見られないような新しいものを彼に与えたいと考えています。あまりネタバレはしたくないのですが、本当に、本当にエキサイティングなことを計画しているとだけ言っておきます。」と答えています。

なお、IMDbでのパラノイド・スリラーの定義は以下のようなもの。

定義:現実の主観的な性質と、それが権力者によってどのように操作されうるかを探求する映画作品を指します。これらの力は、全体主義政府のような外的なものであることもあれば、登場人物の精神疾患のような内的なものであることもある。最も基本的なところでは、特に権力者による憶測や陰謀の可能性を描いた作品を指します。

特徴:影のある陰謀、不信感とパラノイア、アイデンティティの喪失、政府が真実を隠蔽しているという度重なる確信、多くの尊敬される社会機構の中心で何かが根本的に腐っているという確信、何らかの黄金の過去が必然的に堕落し、社会が道徳的崩壊に向かって落ちているという度重なる確信などである。

これに当てはまる映画として評価が高い映画は「ゲーム」(1997年)、「ボーン・アイデンティティ」(2002年)、「アイズ・ワイド・シャット」(1999年)、「マトリックス」(1999年)などが挙げられています。

MCUで言えばS.H.I.E.L.D.がH.Y.D.R.A.に乗っ取られていた事が判明した映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」もこのカテゴリに属しており、それに似たテイストを持っている可能性が高いようです。

本作は2023年春に撮影開始予定。主人公キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンにアンソニー・マッキーさん、ホアキン・トレス役ダニー・ラミレスさん、ブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリー役カール・ランブリーさんが過去作より続投。また、ヴィランとして「インクレディブル・ハルク」よりティム・ブレイク・ネルソンさん演じるリーダー/サミュエル・スターンズが再登場することが発表されました。

映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」への登場が発表されたサブラが物議を醸す

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に登場する事が発表されたイスラエル人ヒーローのサブラが米国SNS上で物議を醸しています。シラ・ハースさん演じるこのヒーローはコミックにおいて実際の歴史に深く絡んだキャラクターであり、足を踏み入れるべきかどうか議論が展開されています。

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シラ・ハースさん演じるサブラ/ルース・バット=セラフはミュータントでイスラエルの諜報機関モサドに所属するエージェント。つまる所、コミックのサブラはイスラエルにとってはヒーローですが、他国にとっては必ずしもそうではない事を意味しています。

紛争問題に大きく関わってきたサブラは、特に右寄りのコミックファンからの批判にさらされているようで、その矛先が演者に向かないようにマーベル・スタジオ及びディズニーはケアする必要があるかもしれません。

MCUにおいて過去にはロシアにとってのヒーローであるレッドガーディアンや、エジプトにとってのヒーローであるスカーレットスカラベがコミックから導入されましたが、その暗い部分の設定は削除変更され、現在のMCUに沿うキャラクターとして再創造されています。

サブラの登場が告げられた会場ではレッドガーディアンが映画「サンダーボルツ」に再登場する事も発表され、多くのファンが喜びの声を上げていることからも、キャラクターに対する心配はあまり必要ないかもしれません。

映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:Marvel’s Sabra: Newest MCU Superhero Casting Engulfed In Controversy

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」にジミー・ウー再登場 ─ 「アベンジャーズ」5作目に続く内容に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」の新しい映像が、ディズニーのイベント「D23 Expo 2022」の会場限定で公開されました。イベントに参加したメディアやファンによると、その映像の中には前作「アントマン&ワスプ」やドラマ「ワンダヴィジョン」に登場したジミー・ウー捜査官もいる事が確認されています。

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海外メディア Film の記事によると、限定公開された映像では征服者カーンがアントマン/スコット・ラングの娘キャシーを誘拐し、スコットに取引を求める様子が映し出されたと言います。カーンは自分が失った何かをスコットに盗み出させようとしているとの事で、この問題に対処していくのが物語のひとつの流れになるようです。また、この映像内でジミー・ウー捜査官の再登場も確認されたとの事。

パネルに登壇したケヴィン・ファイギ社長と主演のポール・ラッドさんによると、本作は「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」に直結する話になるとの事で、ドラマ「ロキ」に登場した在り続ける者の変異体である征服者カーンが動き出し、以降の作品にもつながっていく事になるようです。

なお、今回のイベントではジミー・ウーの噂の主演シリーズについてのアナウンスはありませんでした。

映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」は 2023年2月17日 米国公開予定です。

ソース:Ant-Man And The Wasp: Quantumania Is ‘Bananas,’ Will Lead Directly To Avengers: Kang Dynasty [D23]

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」よりミッドナイト・エンジェルズの衣装が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のコスチュームが D23 Expo 2022 の会場で展示されています。海外メディア The Direct の報告によると、その中には予告でも登場しているミッドナイト・エンジェルズの衣装もフルで公開されていると言います。

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記事で紹介されている衣装の写真は以下のようなもので、コミックのミッドナイト・エンジェルズの外見にかなり忠実に作られているようです。

from the Direct /©MARVEL,Disney

予告には登場していないマスクも用意されているようです。

©MARVEL,Disney

ミカエラ・コールさん演じるアネカはコミックでは元ドーラミラージュの隊長で、ミッドナイトエンジェルズとして影からワカンダを守る人物。MCU版の詳細は公開されていませんが、予告でドーラミラージュと睨み合っている事を考えると、コミック同様に王室とは敵対しながらもワカンダを守護していると考えられます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-black-panther-2-1st-trailer-easter-egg/”]

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

アベンジャーズキャンパスにキング・サノス登場 ─ 「アベンジャーズ/エンドゲーム」を勝ち抜いた未来のサノス

アナハイム・コンベンション・センターにて開催されているディズニーのイベント「D23 Expo 2022」の「A Boundless Future: Disney Parks, Experiences and Products」プレゼンテーションで、ディズニーランド・リゾートのアベンジャーズ キャンパスの新しいアトラクションの一部として、 キング・サノスがデビューする事が発表されました。

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新たに登場するアトラクションのメインヴィランとなるキング・サノスについて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「このキング・サノスは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で地球最強のヒーローを打ち負かしたサノスの未来の姿」と説明しました。

公開されたコンセプトアートではお馴染みの俳優さんたちが扮するマーベルヒーローたちが描かれている中、先日紹介されたばかりのワーウルフ・バイ・ナイトやマンシングなども登場しています。

©MARVEL,Disney

アトラクションの正式名称やオープン時期に関しては不明です。

バッキーとジョン・ウォーカーの共演にサムが拗ねる、「こっちはスティーブ・ロジャースを再登場させたい」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の主演を務めるアンソニー・マッキーさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、クリス・エヴァンスさんの再登場について言及しました。

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「キャプテン・アメリカ」最新作にスティーブ・ロジャースが再登場する可能性について質問されたアンソニー・マッキーさんは「そう願っています。クリス(・エヴァンス)は僕の相棒なんです。みんなクリスを愛しているし、楽しんでますよね。セバスチャンがワイアットと一緒に映画(サンダーボルツ)に出て、僕が外されたことにすごく腹が立っているんです!セバスチャンがワイアットと共演するのなら、僕はクリスと共演すべきだよ」と述べました。

なお、クリス・エヴァンスさんは過去のインタビューでスティーブ・ロジャースの再演について「完璧でなければ難しい」と、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のラストシーンを大切にしている事を明かしています。

本人が消極的なため、実際に再登場する可能性はかなり低いと考えられますが、アンソニー・マッキーさんの情熱と「完璧な脚本」が用意されれば老スティーブが本作に顔を出す事も有り得るかもしれません。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でサムの相棒だったウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを演じるセバスチャン・スタンさんと、ヴィランのひとりだったU.S.エージェント/ジョン・ウォーカーを演じたワイアット・ラッセルさんの二人は共に映画「サンダーボルツ」に出演する事が発表され、彼らが「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に登場するかどうかは不明な状態が維持されています。

自分を置き去りにして二人が新たな映画に行ってしまった事について少し拗ねているアンソニー・マッキーさんですが、補足しておくと「キャプテン・アメリカ」最新作にサムの相棒がいないわけではありません。トレス中尉が新たなファルコンとして再登場する事が発表されており、コミック通りサムのキャプテン・アメリカとトレスのファルコンのコンビが描かれると見られています。

映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

映画「ファンタスティック・フォー」は噂通りマット・シャックマン監督が就任へ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」について、先月末にドラマ「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督の名前が報じられていました。そして本日、アナハイム・コンベンション・センターにて開催されているディズニーのイベント「D23 Expo 2022」のパネル内で、シャックマン監督の正式就任が発表されました。

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「ファンタスティック・フォー」に関して、2022年4月に映画「スパイダーマン:ホームカミング」3部作のジョン・ワッツ監督が降板を発表していました。

今回キャスト発表までは至りませんでしたが、海外メディア Deadline のジャスティン・クロール氏によると、キャスティングに関してケヴィン・ファイギ社長は監督の意見を求めているところだといいます。

現在はミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役にベン・バッジリーさんインビジブル・ウーマン/スー・ストーム役にジョディ・カマーさんの名前が報じられていますが、正式なキャスティング発表はもう少し先となるようです。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2024年11月8日 米国公開予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」、新たなファルコンやヴィランなど新情報が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」の新情報が D23 Expo 2022 の会場にて発表されました。アンソニー・マッキーさん演じるサム・ウィルソンが新たなキャプテン・アメリカとなったことで、空席になったファルコンの後継者や、ヴィランの名前も明かされています。

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新たなファルコンとなるのはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場したダニー・ラミレスさん演じるホアキン・トレス中尉。トレスがあらたなファルコンとなるのはコミックのストーリーラインにもあるもので、ドラマでもファルコンのウィングスーツを託されていた事から彼が引き継ぐと考えられていました。

©MARVEL,Disney

本作のヴィランはリーダー/サミュエル・スターンズ。映画「インクレディブル・ハルク」でミスター・ブルーとしてブルース・バナーの治療に手を貸しましたが、エミル・ブロンスキーがハルクの血液を奪った際に頭からハルクの血が入り、ガンマの影響を受けるところで映像は終わりました。

ハルクの血液で変貌してしまったサミュエル・スターンズですが、コミックではハルクやシーハルクと違って彼には怪力能力は備わりませんでした。しかし力への影響がなかった分なのか脳への影響が顕著で頭部は大きく膨れ上がり、超天才的頭脳を持つヴィランと化しました。

©MARVEL,Disney

さらに、カール・ランブリーさん演じるブラック・キャプテン・アメリカ/イザイア・ブラッドリーも再登場するとのこと。

©MARVEL,Disney

そして、ロゴが更新されました。

©MARVEL,Disney

映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:The Direct

映画「サンダーボルツ」より、チームメンバーを描いたコンセプトアートが公開

現在、アナハイム・コンベンション・センターにて開催されているディズニーのイベント「D23 Expo 2022」のパネル内で、マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ」のチームメンバーを示すコンセプトアートが公開されました。

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公開されたアートは左からコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ、ゴースト/エイヴァ、レッドガーディアン/アレクセイ、ブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、U.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、タスクマスター/アントニアの7人となっています。

以前にはエレーナがリーダーになるという噂が報じられていましたが、アートでは中央に描かれているため、噂は真実だったと言えそうです。

バッキーがチームに含まれている事である程度信頼してもいいチームに見えますが、ヴァルが映画「ブラックウィドウ」でホークアイの抹殺をエレーナに指示していた事を考慮すると、サンダーボルツとアベンジャーズの関係も気になる所です。ヴァルはこのチームで何を計画しているのでしょうか。

映画「サンダーボルツ」は 2024年7月26日 米国公開予定です。

映画「ソー:ラブ&サンダー」よりゼウスの新たな削除シーンが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」より新たな削除シーンがオンラインで公開されました。今回明らかになったシーンは先日公開されたソーとゼウスのジェーンの病室でのシーンのその後になっており、前回の記事でも指摘したように物語の方向性が大きく異なっていたようです。

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前回の削除シーンで「お前に必要なものがあるかもしれない」と場所を変えるように告げたゼウス。そして今回の動画では「教えたいことがある、息子たちにも教えていないことだが・・・。私にはたくさんの息子がいる。サンダーボルトは何にでもなれるんだ。サンダーボルトはただの電気だ、呼べばいつでも手に入れることができる。パワーはどこにでもある、ただそれを利用するか、指差すか・・・。パワーは心から生まれるんだ」とサンダーボルトの秘密についてレクチャーしています。

映画本編ではソーがゼウスの胸を貫き、ラストではゼウスの怒りを買い、息子ハーキュリーズ(ヘラクレス)を刺客に送り込む様子が描かれていましたが、削除されたバージョンではオムニポテンスシティでどのような展開があったのでしょうか。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中、Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定です。