「アガサ・オール・アロング」、結末は予定通りだったとショーランナーが語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の脚本兼ショーランナーを務めたジャック・シェーファーさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作の結末が当初から計画されていた通りのものであったと語りました。

本作はアガサ・ハークネスの償いの物語であると同時に、コミックでも珍しいゴーストという存在のキャラクターをMCUで再現する事が当初からの計画だったと言います。

これは400歳を超える魔女の物語です。この番組は死をテーマにしていました。私たちは、アガサに死んで幽霊になってほしいと思っていました。 そのメッセージ、そのテーマ、そして彼女の死の瞬間はどのようなものだったか、すべて大きな議論でしたが 、最終目標は常にアガサとビリーのコンビ、そしてアガサがビリーの霊的なガイドになることでした。

さらにシェーファーさんは「彼女をゴーストとして登場させるなら、MCU内でそれに関する何らかのルールが必要でした。私たちがゴーストの美学を理解し、リオがゴーストを嫌っていることを理解する事も重要でした。」と説明。

「最終的に、ゴーストはどういうわけかリオの手の届かないところにいるという、もう少し本能的な設定にしたかったのです。ゴーストはまだ死に屈する準備ができていないという考えに結びついています。また、リオのせいではなくニッキーのせいで、アガサが死に屈する準備ができていないという考えも気に入りました。」

アガサは息子のニコラス・スクラッチの死を受け入れずに試練を進めていましたが、ドラマ最終回のラストでビリーとの口論の末、ニッキーに顔向けが出来ないという本心を吐露し、ずっとニッキーの姿を重ねていたビリーの指導者となる事を選びました。

原作コミックではワンダ・マキシモフの師匠だったアガサ・ハークネスが「ワンダヴィジョン」ではまさかの敵として登場し、多くのコミックファンを困惑させましたが、「アガサ・オール・アロング」ではその敵の息子とチームを結成する事になるという展開に。ドラゴンボールのピッコロと孫悟飯のような名コンビとして今後続いていくのか注目です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha’s Fate Was Decided From the Beginning in ‘Agatha All Along’ [Exclusive]

【噂話】映画「スパイダーマン4」、ピーター・クイル登場か

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン」4作目の映画に、クリス・プラットさんがスターロード/ピーター・クイルとして復帰する事について話し合いが行われていると報じられました。

Popfilms によると、クリス・プラットさんの新しい契約の一環として、「スパイダーマン:ブランニューデイ」とも噂される4作目のスパイダーマン映画に出演する交渉の最中との事。それと同時に「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」での登場も話し合われていると言います。

トム・ホランドさんとクリス・プラットさんのWピーターは2018年の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で印象的なシーンを残し、再び彼らのやり取りを見たいと思う所であり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」のラストでクイルが地球の実家に戻ったことを考えると、Wピーターの再共演の可能性は十分ありそうです。

しかし、忘れてはならないのは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のドクター・ストレンジの呪文の効果。

ドクター・ストレンジの記憶改変呪文、「アガサ・オール・アロング」でいうところのシジルによって、世界中の人々からピーター・パーカーに関する記憶がブロックされてしまっています。この呪文は2024年のクリスマスに発動しましたが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデースペシャル」が2025年クリスマス、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」が2026年の物語である事を考えると、呪文が成立した頃、ピーター・クイルは(ソーも一緒に?)宇宙にいたと考えられます。

呪文の効果範囲が不明ですが、クイルの記憶も地球の人々と同様に改変されているのなら、ピーター・パーカーとピーター・クイルの再会はファンが思うような形にはならない可能性も高そうです。

「スパイダーマン4」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が指揮を取る予定で、シャン・チーやキャプテン・マーベルのカメオが期待されていましたが、予想外のキャラクターが候補に加わっているようです。

先日はスパイダーマン最新映画で「思いも寄らない仲間」の登場があると報じられていましたが、これは実際にピーター・クイルの事を指しているのか、続報があり次第またお届けすることになります。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-brand-new-day-rumor/”]

ソース:EXCLUSIVE: Marvel Studios’ Spider-Man 4 Courting Chris Pratt

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、9話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年10月31日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード9「Maiden Mother Crone(邦題:乙女 母 老婆)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

1750年

アガサが母親のエヴァノラたちを殺害してからしばらく経った1750年、森の中で一人出産するアガサの前にレディ・デスが現れます。この時もウィッチズロードに召喚された時と同様に花を手にしており、デスのアガサへの好意が伺えます。

死産を予感させる中、アガサはデスに「やるなら一生憎む」と言う一方で「お願い愛する人(Please my love.)」と猶予を求め、二人が既に恋愛関係にある事を示唆しています。

8話で言及された「特別扱い」によってニコラスの死が延期されたと視聴者は理解するシーンで、赤子は魔法も呪文も使わずに無(スクラッチ)から生まれてきた子として名付けられました。

父親については全く触れられませんが、コミックでもニコラスの父はずっと不明な状態です。ワンダは魔法によって妊娠したとみなされていますが、生まれるはずがなかったという意味ではニコラスとビリー(とトミー)は重なる部分があると言えそうです。

魔女二人

出産後、気の良い魔女団に出会ったアガサは彼女たちの力を奪っていきます。それから6年、少年になったニコラスはアガサの魔女殺しを手伝っていました。理由を聞かれたアガサは「生き残るため」と説明しています。

なお、この時にニコラスが盗んだベルは、2話での儀式で鳴らされていたベルのようです。

©MARVEL,Disney

魔女殺しの理由は、ひとつはニコラスを延命させるだけの魔力が必要だったという事。もうひとつはデスに捧げる供物として魔女の亡骸が必要だった事などが考えられますが、どちらにしても「特別扱い」の代償である事に違いありません。

この一連のシーンではバラッド・オブ・ザ・ウィッチズロードの原曲がアガサとニコラスによる二人の魔女団によって作られたものだった事が明かされています。4話でアガサが歌詞を訂正していたのはこれがあっての事だと考えられます。

アガサの魔法

ニコラスはアガサの紫の魔法がお気に入りのようですが、これは人を操ったり、ものを壊したりする事は出来るとしつつも、食べ物を出したり、守ったりする事は出来ないと説明しています。何人もの魔女の魔力を奪ってきたアガサにも出来ないことだらけという状況でした。

アガサがワンダのカオスマジックを狙った理由について詳細は明かされていませんが、現実を何にでも改変してしまう力を欲するようになった原点と言えそうです。

突然の別れ

魔女殺しを明日に延期してしまったのが原因なのか、眠るアガサの隣で目覚めたニコラスの前にデスが現れ、連れて行ってしまいました。二人が旅路に加えていたヤギの毛色がウサギのセニョール・スクラッチに似ていたのはニコラスとの思い出の名残なのでしょうか。

ニコラスの墓を用意して傷心のアガサの前に、ウィッチズロードの噂を聞いたとしてひとりの魔女が訪ねてきました。

ここまででウィッチズロードの歌はアガサとニコラスが作ったものであり、そんな道が実在しない事が判明していますが、アガサは噂に集う魔女を集めて魔女団を結成し、扉を開く儀式を開きます。

もちろん扉が開くわけはなく、魔女団の魔女たちを出来損ない呼ばわりして煽り、攻撃させる事で魔力を奪っていきます。これは2話でアガサがやろうとし、リリアたちが見抜いてやめた事でもありました。

ウィッチズロードの真実

嘘の伝説と歌によって魔女を集め、力を奪っていたアガサ。しかし現代になり、ビリーと集めた魔女団で儀式を行った際に、開くはずのない扉が開いてしまいました。

アガサがウィッチズロードに行ったことがない事は以前から考慮されていましたが、この説はここに来て実証される事となりました。

アガサは自分とニコラスが作った歌が現実に変化し、扉と階段が現れたことで動揺しましたが、すぐに察しを付け始めた表情が追加されてここで描写されています。

2話の段階ではまだアガサの中で疑惑にすぎませんでしたが、6話では「母親にそっくりな癖」として現実改変能力を指摘し、8話ではリオ・ヴィダルも「ありもしない道」と言及。アガサも8話では確信に変わっていたようで、道を一周した際の靴のくだりでは「その靴どうする?靴に銅でも塗る?(吹替:飾っておく気なの?」とビリーの部屋に靴のブロンズオブジェが飾られている事を指摘、試練の部屋では「たぶんうちの地下」だと目星を付けていました。

©MARVEL,Disney

シーンがビリーの自室に戻り、最終的な種明かし。ウィッチズロードはアガサの地下室を起点にビリーが無意識の現実改変能力でウェストビューの地下を作り変えていたものでした。

ようやく理解したビリーでしたが、シャロン(ハート夫人)やアリス、リリアの死の責任が重くのしかかります。しかしこれをアガサがフォローする形に。

以前にはトニー・スタークも「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で無意識のうちに市民を殺していたと「シビル・ウォー」で責められていましたが、これをどう乗り越えて行くかが今度のビリーの課題となりそうです。

なお、ゴーストとなったアガサは白髪になっており、コミックのアガサ・ハークネスのヴィジュアルに急に近づきました。

ジェニファー・ケイルのその後

予告にもあった地面からゾンビのように出てくるシーンによって、ジェンが無事にウェストビューに生還しました。魔力が戻ったジェンは空も飛べるようです。

MCUのジェンがどこへ向かったのかは不明ですが再登場に期待したい所です。

新たな扉

「アガサ・オール・アロング」のラストはアガサとビリーがトミーを探すために新たな扉を開けるシーンで終わっています。また、この物語はアガサがビリーの母親代理を務め、ビリーがニコラスの代わりにアガサを許す事で幕を閉じました。

ビリーは新たな旅について「魔女団二人?」と、ちょっと楽しそうに4話を振り返りながら突っ込んでいます。

乙女 母 老婆

ニッキーバージョンの歌の段階で歌詞に含まれている「乙女 母 老婆」。アガサのブローチの柄にもなっている三人の女性像ですが、コミックではそれぞれワンダ、ワンダの母ナタリア・マキシモフ、そしてアガサ・ハークネス(のゴースト)を指していました。

今回のエピソードでは出産前のアガサ、母としてのアガサ、そしてゴーストになり白髪になったアガサが登場し、この3つを内包した存在としてのアガサが描かれていました。


残された謎

思いの外感情的な作品となった「アガサ・オール・アロング」ですが謎は多く残されています。

ウィッチズロード

道はバラッドの伝承を信じていたビリーの現実改変能力によって創造されたものでしたが、ニッキーとアガサが作った原曲にどのようにしてそのワードが入ることになったのかは明確ではありませんでした。コミックのように実際にどこかに存在する場所なのかは、今後のMCUをチェックするしかありません。

レディ・デス

アガサとリオの関係についてある程度は語られたものの、ニコラスが連れて行かれてから現代までの約300年、二人の間にどういうやり取りがあったのかは不明です。レディ・デスからアガサに対する愛情のほうが強いように見えますが、彼女はアガサの肉体を手に入れてご満悦で、アガサのゴーストが自由に動く事に異論はないのでしょうか?死神とは何なのかがいまいちはっきりとしておらず、この事はエヴァノラのゴーストとアリスの死の話題の時も指摘しました。

コミックのレディ・デスはデッドプールを愛しており、サノスがレディ・デスを愛するという三角関係がありましたが、MCUのデスを中心とする恋愛模様が拡張していくのかも注目です。

ダークホールド

「アガサが息子と引き換えにダークホールドを手に入れた」というのは単なる噂でしかなかった事は判明しましたが、では結局どうやって手に入れ、どうやって使いこなしてきたのかは不明です。代わりのニッキーを探すために「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で紹介されたドリームウォークは使用していないのでしょうか。

数多の魔女の生命を奪ってまで過ごしてきたアガサが禁術のひとつも試していないとするのは相当な理由が必要になりそうです。

ジェンとリリアの予言

7話のラストでリリアがジェンを「未来」だとした予言についてはどうでしょうか。8話の試練は確かにジェンなくしては成功しなかったかもしれませんが、3話の試練での活躍に比べるとかなり控えめでした。

コミックのジェンはX-フォース、デッドプール、ゴーストライダーらと親交があり、ミッドナイト・サンズとして活動した事があります。

アガサとは相性が良くないジェンですが、ビリーには手を差し伸べてくれると考えられ、トミーを探す「未来」の旅でまた再登場する余地は十分に残されています。


なお、9話で使用された楽曲のいくつかは無料公開されています。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

【噂話】「サンダーボルツ*」にケイト・ビショップが登場する?ヘイリー・スタインフェルドさんのインタビューが話題に

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」にヘイリー・スタインフェルドさんが演じるケイト・ビショップが登場するのかどうか、SNS上で話題になっています。

Netflixアニメ「アーケイン」シーズン2のプレミアムイベントで「サンダーボルツ*」に出演するのかと質問されたヘイリー・スタインフェルドさんは「ええと・・・知らないわ」と短く答えてその場を後にしました。

この反応を見た海外ファンは、ケイト・ビショップが「サンダーボルツ*」に登場するかどうかについて議論しています。

一方、TCCの記者であるアレックス・ペレス氏は X の投稿で「いいえ、私の知る限りではそうではありません。ポストクレジットシーンでない限りは難しいでしょう。」と他の仕事を抱えている事を加味して出演していないだろうと否定的な見解を示しました。

ケイト・ビショップは映画「マーベルズ」のラストに登場し、イマン・ヴェラーニさんが演じるミズ・マーベル/カマラ・カーンとチームを結成する事をほのめかして終わっています。

いずれはコミックのヤング・アベンジャーズ、もしくはチャンピオンズのような若手ヒーローだけのチームが誕生するのは誰の眼にも明らかですが、現時点でそのタイミングがどこに来るかは明確ではありません。

ケイト・ビショップに関しては「ホークアイ」シーズン2が開発の初期段階にあるとも報じられており、再登場がそう遠くないとも期待されています。

2023年の段階では「ヤング・アベンジャーズ」、「アベンジャーズ:ザ・カーンダイナスティ」、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の出演契約にサインしているとも報じられていましたが、アベンジャーズ5作目が「ドゥームズデイ」に変更された影響については分かっていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-hawkeye-kate-bishop-future-rumors/”]

ケイト・ビショップの次の登場が「サンダーボルツ*」になるのかどうか、続報にも注目です。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 米国にて 2025年5月 劇場公開予定、日本は 2025年のゴールデンウィークに公開予定です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、8話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年10月31日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード8「Follow Me My Friend. To Glory at The End(邦題:続け友よ 栄光の地へと)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

レディ・デス

8話冒頭は5話で亡くなったアリスのシーンから開始。リオ・ヴィダルのデスとしての仕事が伺えるシーンとなっています。ビリーとアガサが外でやり取りしてる間にリオの姿がなかったのは仕事中だったからと言えそうです。

アリスはまだ現世に未練がある様子を見せつつもリオの言葉に納得し、この世を去る決意をしてあの世への扉をくぐっていきました。リオは火の試練の最中に「死体が欲しい」としていましたが、魔力を奪われて老人となったようなアリスはその場に捨て置かれ、魂と考えられる部分のアリスがあの世へと旅立っていきました。

もしもここで食い下がればエヴァノラ・ハークネスのようにゴーストとなってしまうのでしょうか?デスとゴーストが共存する世界観はなかなか不思議なものです。デスがエヴァノラを正しくあの世に連れて行っていれば、5話でエヴァノラがアガサを襲った時に割って入る必要もありませんでした。つまり自身の職務怠慢が生んだ自業自得と言える展開でした。そうでないとすると、MCUのゴーストはデスの制御を越える何らかの能力が死亡した側にあるのかもしれません。

MCUでは死後の世界として「ブラックパンサー」のアンセストラルプレーン(祖先の平原)、「ムーンナイト」の冥界、「ソー:ラブ&サンダー」のヴァルハラなどが映像化されてきました。アリスがどこへ向かったかは言及されていませんし、レディ・デスがどの「あの世」にもアクセス出来るのかも不明、今後の描写に期待したい所です。

自然のバランスを乱す存在

レディ・デスはビリーの事を「生と死のバランスを崩している」と指摘。生と死を司る存在として、自力で死から逃れたビリーの事を看過出来ないようです。

一方でデスは「特別扱いを受けたのはアガサだけだ」とも。しかしアガサはそれを「ただ奪っていっただけだ」と否定し、二人の感情は相容れません。

デスの狙いはビリーを正しく死なせる事。しかし、アガサはデスにそれが出来ないと気づきます。ビリーが死ねばまた新しい身体を見つけて生き返るとし、さらにトミーを生き返らせる事も出来るとまで話が進みます。これは単に双子の強力な絆によるものなのか、はたまた誰でも生き返らせる事が出来るのかはこの時点で不明です。

アガサはビリーが転生しないよう、自ら投降させる必要があるとし、そうさせる代わりに自分から手を引くように取引を持ちかけました。

緑の魔法

グリーンウィッチの緑の魔法は「命の循環を司る魔法。育み、やがて朽ちるまで」とジェンが説明しました。MCUのレディ・デスは単に死をもたらすだけでなく、新たな生命の創造にも関与しているという事のようです。

MCUで忘れてはならない緑の魔法使いといえば、もうひとり、ロキがいます。いまや時の王座に座ったゴッド・ロキはやはり緑色の魔法を操り、時の枝が自然に朽ちるまで守り続ける存在となっています。

ジェンの呪い

魔女の道を一周して元の位置に戻ってきたアガサ、ビリー、ジェンだけになってしまった魔女団。行き場を失い、ビリーが敬意を捨てて靴を履いた所で最後の試練の部屋へ。

ちなみに7話の通称「塔の試練」が風の試練だとショーランナーが明かしています。(from Deadline)最後の試練が土の試練で、火水土風が揃った事に。5話が「大地の力 目覚めさせよ」のタイトルであるにも関わらず土の試練ではなかった事は目を瞑る必要があります。英語では「Darkest hour, wake thy power」であり、翻訳のエラーと言える問題です。

部屋は近未来的な死体安置所と言った感じで、3人がジッパーを開けて袋から出てくる様子は死者蘇生をイメージさせる演出になっています。

試練が始まり、天井のタイマーが進んでいく中で、100年前にジェンの力が奪われたのは、実はアガサの仕業だった事が判明。残りの尺の事を考えると、ボストンで何があったのかを回顧する余裕はほとんどありませんでした。ゆえにこの展開は伏線をさらっと回収してしまうので見ていて有り難いものでしたが、その代償として、3話で浸水が始まる中、アガサは自分でジェンの力を奪っておいて「力を奪えても知識は奪えない」を励ましていたのは中々闇深いシーンとなりました。それもアガサ・ハークネスという闇を抱えたキャラだからこそ成立していると言えそうです。

解放の魔法で呪いが解けたジェンはウィッチズロードでの目的を失った事で、道からはじき出されました。目的がなかったシャロン・デイヴィスは最初から弾いてくれれば良かったのにとも思う場面でもありました。

トミーの器

アガサがビリーの中に眠るトミーの記憶を探求。「ワンダヴィジョン」のラストを振り返っています。

ワンダとヴィジョンの声が響く中で、ビリーはトミーの声が聞こえません。これに対してアガサは「記憶も感情も留めてはおけない」と自身が息子のニコラスを失った経験からのアドバイスを提供。

そしてビリーはプールで溺死しそうな少年を見つけ、それがトミーの器となった事をほのめかし、部屋から消えてしまいました。トミーの転生が成功した事を示しているのでしょう。

器に選ばれた少年は「孤独な子」と説明されています。

コミックのトミーはニュージャージー州スプリングフィールドで生まれ育ったトーマス・”トミー”・シェパードとして転生。フランクとメアリー・シェパードの一人息子で、両親は彼がまだ幼い頃に離婚、トミーは人生の大半を少年院で過ごしました。

トミーは「偶然」自分の能力を使って高校を蒸発させてしまったため、裁判所の命令によりロボットスーツやパワーダンピング収容室などの高度な攻撃・防御技術を備えた高出力施設に投獄。ヤングアベンジャーズが彼を解放するまで、トミーは何ヶ月も監禁され、生きた武器にするためのテストや実験が行われていました。

試練の終わり

ジェンとビリーが願いを叶えて消えた事で、部屋にひとり取り残されたアガサ・ハークネス。

ブローチに残されていたニコラスのものと思われる遺髪を取り出すと、そこに種を発見。試練のタイムリミットが迫る中、アガサはジェンがこの部屋の電灯が植物育成灯だと言っていたことを思い出し、涙を水代わりにして、種をビリーが消える時にできたひび割れに埋めて芽吹かせました。

一般的にタンポポは希望、強さ、回復力を象徴します。また、悲しみや喪失に対処する癒しの旅と関連付けられることもよくあります。

アガサはバラッドの歌詞のとおりに「友」「栄光の地へと」導き、死から生命を始める緑の魔法に則った事で無事にクリアとなりました。

ウィッチズロードの終着点

アガサが扉を抜けると、そこはアガサの家の庭。「ワンダヴィジョン」にも登場した地下室への入口と繋がっていました。試練の部屋に入った際に「うちの地下室?」と語っていたとおりとなっています。つまり、2話で道への扉を開けた時の部屋が試練の部屋になっていたと考えられそうです。

最後に待ち受けていたのはレディ・デス。しかし、アガサは旅を終えたにも関わらず魔力が戻っていません。旅の仲間が使っていた呪文を駆使しながら、デスに抵抗。そしてリリアの「彼女が”臆病者”と言ったら伏せて」という予言に助けられはしましたが、その力の差は歴然としていました。7話の記事でも指摘したようにリリアは能力でこの時間を視ることは出来ていないはずですが、彼女の占い師としての才能が成した技なのでしょうか。

そしてアガサのピンチに現れたのはビリー・マキシモフ。「ワンダヴィジョン」のハロウィンコスプレ回をブラッシュアップした、コミックのヴィジュアルにかなり近いウィッカンの姿で登場しました。しかし、ビリーの魔力を分け与え、アガサが力を取り戻してもレディ・デスには及びません。

かなわないと判断したアガサはデスに約束通り自分を連れて行くように告げました。しかし、ビリーは自分も連れて行けとアガサをかばいます。ビリーが同情してしまった事で、アガサとデスの当初の約束通り、投降の条件に当てはまることに。

ビリーを差し出したアガサは、アザレアを植えて庭をもとに戻すように忠告。アザレアとは西洋ツツジの事で、花言葉には「恋の喜び」、特に白い場合は「あなたに愛されて幸せ」と言った意味がある一方、誤って口にしてしまった場合は、その毒性によって生命に危険をもたらす重篤な症状が現れることがあります。アガサとレディ・デスの関係にうってつけの花と言えるでしょう。

去っていこうとしたアガサでしたがビリーに念話で呼び止められ、ニコラスの名前を出されて再びビリーを息子と重ねてしまったのか、デスと死の口づけを交わして身代わりとなるのでした。

アガサの亡骸にはすぐに植物が覆い隠すかのように生い茂り、消え去ってしまいます。それは花、特に紫色の花で覆われています。スミレとラベンダーのような紫色の花は、LGBTQ+ コミュニティ内では長い間同性愛と関連付けられてきました。スミレは「最も古いクィアのシンボルの1つ」と考えられています。

デスはアガサが見抜いていたようにここでビリーを殺しても見失うだけなので手出しをする事はなく、立ち去るようにだけ告げました。ビリーはアガサのブローチを拾い上げ、ワンダがウェストビューを去った時のように深くフードを被り直して街からさりました。

ウィッチズロードの真実

ビリーが自宅に戻ると両親が泣いてお出迎え。24時間ほど行方不明だった事が明かされます。アガサの自宅に侵入後、拘束されたビリーはアガサ宅で一晩過ごし、その後魔女団のメンバーをスカウトして、夕刻に扉を開ける儀式を行いました。その後、旅を終えてデスとの決着を迎えた頃はまた明け方になっており、ウィッチズロードでの出来事はほんの数時間だった事が伺えます。

自室に入ったビリーはローナ・ウーのコンサートが「一夜限り」であった事と、魔女団の旅が一夜の出来事だった事を重ねた事をきっかけに、「オズの魔法使い」の緑の魔女の人形、最初の試練の家にそっくりな絵画、ウィジャボード、靴のオブジェなど様々なウィッチズロードの要素が部屋の中にある事に気づきます。

そしてこれまでの会話のフラッシュバックなども差し込まれ、ウィッチズロードはビリーが母ワンダを同じように無意識の現実改変能力によって作り出したものである事をほのめかして、8話は幕を下ろします。


ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

「アガサ」ショーランナーが削除されたポストクレジットシーンに言及、ついでに「ワンダヴィジョン」の分も暴露

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の脚本兼ショーランナーを務めたジャック・シェーファーさんが、本作にポストクレジットシーンが無いことについて、海外メディア Variety とのインタビューで語りました。

インタビューで「アガサ・オール・アロング」にポストクレジットシーンがなかった理由について質問されたシェーファーさんは「それはマーベルの決定でした。それ以上は何も知らないんです。」と簡潔に述べました。

「何か思い浮かんでいましたか?」と聞かれると、「はい、私はたくさんの付箋にアイデアをメモしました。マーベルの作品ではいつもそうしていますから。私は付箋を書くのが大好きです。私の最高の作品のいくつかは、結局作られなかった付箋の中にあると思います。それをまとめた小さなバインダーがあるはずです。何も実現しなくても約束を書くことができるからです。付箋は最高です。しかし、そこには多くの要素が関係しています。そして、この番組ではポストクレジットシーンを作らないと言われました。でもそれが私の仕事や番組に対する私のヴィジョンに影響を与えることはありません。」と様々なアイデアを用意していたものの、利用する機会がなかったと説明しました。

「使われなかったメモについて何か教えて下さい」と言われたシェーファーさんは「アガサ」の前に携わった「ワンダヴィジョン」に戻って次のように述べました。

これはかなり前の話なので、もう時効だと思うのでお話しましょう。

当初、ドクター・ストレンジが「ワンダヴィジョン」のポストクレジットシーンに登場する予定でした。ワンダがあの小屋のポーチに座って、穏やかに揺られているんです。ストレンジが周りをぐるぐると回って、どこかに行かせることができるでしょう?ワンダがテレポートされそうになると、彼女がそれを止めるんです。

ワンダが「いいえ、私はあなたがテレポートさせたい場所には行かないわ。私のドアまで来て。」というやり取りをする予定で、とてもお気に入りでした。でも最終的には別のシーンに取って代わりました。

また、「ワンダヴィジョン」の話題から噂の映画「スカーレットウィッチ」について質問されたシェーファーさんは「私が言えるのは、ワンダの映画については何も知らないということだけです。」とそれ以上噂についてのコメントを避けました。

次の作品の予告として機能する事が多いMCUのポストクレジットシーンですが、「アガサ・オール・アロング」のラストシーンは新たな旅に出発する所で終わっており、物語全体を通じて次の作品のセットアップをしてきました。

ポストクレジットシーンがなくとも多くのファンは次にビリーの兄弟であるトミーを中心とする作品が来ると信じており、それは「アガサ」配信以前からの噂でもありました。それが実現するのかどうかは今後の公式発表を見守る必要があります。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Creator Explains Shocking Finale Twists, Agatha and Rio’s Backstory, Nicholas Scratch’s Father and Why There’s No Post-Credits Scene

【噂話】MCUドラマ「ヴィジョンクエスト」はフェーズ6に、「ウィッカン」も鋭意開発中、一部作品はフェーズ7以降に

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」を筆頭に、いくつかのドラマの配信時期について、海外スクーパーが情報アップデートを行いました。それによると、「ヴィジョンクエスト」はマルチバース・サーガの一部として、フェーズ6内の配信が予定されていると言います。

また、「アガサ・オール・アロング」のビリー・マキシモフを主人公とするドラマ「ウィッカン」と「ホークアイ」シーズン2が予定通りに開発が進めばマルチバース・サーガに組み込まれると報告。

さらに「ノヴァ」と「ブロンド・ファントム」は確実に「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の後になるとしました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-scarlet-johansson-blonde-phantom-rumor/”]

記事執筆時点でMCUはフェーズ5の段階であり、2025年の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」からがフェーズ6となる予定です。フェーズ6は2027年5月7日の「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で終わる予定であり、フェーズ7はさらにその先という事で、これらの作品については現時点であまり深く考えず、のんびりと待っておく必要があります。

「アベンジャーズ」が米大統領選でリアッセンブル!スペシャルビデオが公開

2024年の米国大統領選挙でカマラ・ハリス氏を支持するとして、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」でハルク/ブルース・バナーを演じたマーク・ラファロさんや、アイアンマン/トニー・スタークを演じたロバート・ダウニーJr.さんらが出演する特別な動画が公開されました。

マーク・ラファロさんは「私達は帰ってきました。民主主義のためにアッセンブルしましょう。選挙もエンドゲーム(終盤戦)に差し掛かっています。一票を大切に」とカマラ・ハリス氏とティム・ワルツ氏の名前をあげて支持を表明しました。

ビデオにはキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのクリス・エヴァンスさん、ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフのスカーレット・ヨハンソンさん、オコエ役のダナイ・グリラさん、ウォーマシン/ローディのドン・チードルさん、ヴィジョン役のポール・ベタニーさんが参加。

「今回の選挙で団結して投票を呼び掛けることができて光栄です」とグリラさんは動画の中で語っています。

トニーが「カマラにはキャッチフレーズが必要だと思う」と提案すると、スティーブが「こんなのはどうだ。”I can do this all day”」とキャップの名台詞を提案。トニーが即座に「黙ってろ」、ローディが「いまいちだね」と評すると、オコエは「カマラ・フォーエバー」と提案し、アベンジャーズキャストならではの動画に仕上がっています。

ラファロさんは別の投稿で「この選挙を傍観してはいけない。これは私たちが大きな損失を被る選挙だ。プロジェクト2025、女性の生殖に関する権利、気候変動、LGBTQIA+の権利、公教育、学生ローンの救済、医療費負担適正化法、社会保障、そして今日からは命を救うワクチン。これは現実であり、あなたにも降りかかるだろう」と投票の重要性を訴えかけました。

カマラ・ハリス氏を支持するマーベル俳優は以下の通りです。(敬称略)

  • デス:オーブリー・プラザ
  • ドラックス:デイヴ・バウティスタ
  • ジェームズ・ローズ:ドン・チードル
  • オバディア・ステイン:ジェフ・ブリッジス
  • ミスティーク:ジェニファー・ローレンス
  • コンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ:ジュリア・ルイス=ドレイファス
  • アガサ・ハークネス:キャスリン・ハーン
  • ブルース・バナー:マーク・ラファロ
  • エイドリアン・トゥームス:マイケル・キートン
  • メイおばさん(ASM):サリー・フィールド

ソース:Marvel & DC Actors Endorsing Kamala Harris: Full List of Superhero Celebs Supporting Harris

【噂話】「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」に登場するH.E.R.B.I.E.の情報アップデート

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」にはコミックで人気の探査ロボ H.E.R.B.I.E. が登場する事が判明していますが、それに関して新たな報道がありました。

海外メディア TCC は、イギリス人俳優で人形遣いのジャック・パーカーさんが「ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ」でハービー役を演じていると報告。彼はこれまで「アコライト」でピップ、 「ビートルジュース」でシュリンカーを演じており、今後の出演作品には実写版「ヒックとドラゴン」や「白雪姫」などが予定されています。 

声は別の俳優が演じることになるだろうとし、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のロケットの動きをショーン・ガンさんが演じ、声をブラッドリー・クーパーさんが担当したのと同じやり方で制作されるキャラクターになるようです。

さらにハービーは「スターウォーズが C-3PO、R2-D2、BB-8 などのドロイドとやり取りする方法と同様に、ファーストファミリーと一連のやり取りを行う」とされており、ある程度のスクリーンタイムを保持している事が期待されるようです。

ハービーはアニメ「The New Fantastic Four “A Monster Among Us” (1978)」でデビューし、人気が出たあとにコミックデビューしたキャラクターで、月面探査をベースとし、ギャラクタス追跡の任務を追っていた他、リードとスーの子どもたちの子守ロボットとしても機能していました。

「ファンタスティック・フォー」にはこれまで2種類の映画シリーズが存在していましたが、H.E.R.B.I.E.が実写化されるのは初となり、どのような効果をもたらしてくれるのか注目となっています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。

映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 に米国劇場にて公開予定です。

ソース:‘The Fantastic Four: First Steps’ First Report: H.E.R.B.I.E. Casting and Details

【噂話】「スパイダーマン」4作目は「ブランニューデイ」か、あらすじ、キャストなどが報じられる

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」について、新情報が報告されています。それによると、本作は2008年のコミック「アメイジング・スパイダーマン」で展開された「ブランニューデイ」を原作としていくと言います。

MTTSH 氏は Prdoction Weekly のレポートを引用する形で、本作のあらすじ、キャストリストなどを報告。

それによると、本作のあらすじは以下のようになっています。

ドゥームズデイの出来事の後、ピーター・パーカーはスパイダーマンとしての責任から身を引き、普通の生活を送り大学に集中することを決意します。しかし、平和は長くは続きませんでした。新たな恐ろしい脅威が現れ、友人たちが危険にさらされ、ピーターは決意を再考せざるを得なくなります。

これまで以上に大きな危険が迫る中、ピーターはしぶしぶスパイダーマンとしてのアイデンティティに戻り、愛する人々を守るために思いもよらない仲間とチームを組むことになります。

また、キャストとしてトム・ホランドさん、ゼンデイヤさんに加えてアンドリュー・ガーフィールドさん、マイケル・キートンさん、ロバート・ダウニーJr.さんの名前が記載されています。 

海外メディア CBM は映画のタイトルに関して「スパイダーマン:キング・イン・ブラック」になると予想されていたが、新たに「スパイダーマン:ブランニューデイ」が候補になっていると報告しました。

コミックの「ブランニューデイ」は「ワン・モア・デイ」から続くイベントで、「ワン・モア・デイ」のラストでは悪魔メフィストがハリー・オズボーン、メイおばさんの死といった歴史を改変する代わりに、その代償として悪魔は「魂」よりも「純粋な夫婦の愛」の方が価値があるとして、メリー・ジェーンとの結婚の事実も歴史から消す事を要求しました。ピーターとメリー・ジェーンは一晩悩み苦しみ抜いた末、「ピーターの正体を世界中の人々の記憶から消す」ことも追加条件として取引に応じました。

結局の所、「ワン・モア・デイ」は「ノー・ウェイ・ホーム」のラストシーンのベースになっており、「ノー・ウェイ・ホーム」の続編が「ワン・モア・デイ」の続編と同様のスタートになるとしても何ら不思議はありません。

これまでは「ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」としてホーム三部作とされてきましたが、これを制作してきたジョン・ワッツ監督は4作目を担当しないため、新しい三部作として明確化するためにタイトルからホームが外れる事は十分に考えられます。

とは言え現時点では噂の域を出ないものであり、噂を楽しみつつ公式の発表を待つ他ありません。