MCUのドキュメンタリ番組「アッセンブル」は当分帰ってこない

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の制作舞台裏を収録したドキュメンタリ番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ワンダヴィジョンの裏側」からスタートした「アッセンブル」シリーズは、ドラマ「アガサ・オール・アロング」を最後に配信されていません。最新のレポートによると、この番組は当分の間帰ってくる計画がないと言います。

海外メディア Disinsider はこの番組の打ち切りについて調査し、その結果を報告。「業界関係者によると、ディズニーとマーベル・スタジオはすぐに番組を復活させる計画はない」と説明しました。

同サイトはさらに、「ディズニーが『アッセンブル』を打ち切ったのは、人々が嫌ったからではない。真実はもっとつまらない、つまり金銭の問題だ。ディズニープラスのコンテンツ1分ごとに会社に何らかの費用がかかる。通常の制作過程で撮影された映像を主に使用したドキュメンタリでさえもだ。」と説明。

「こうしたコストは積み重なっていきます。ディズニーが数字を見た結果、『アッセンブル』の視聴者数はシリーズ継続を正当化するほどではなかったのです。ストリーミングの厳しい現実は、たとえ低予算のドキュメンタリであっても、各番組がサービスに載せるために多大な努力をしなければならないということです。」

報告書はさらに、最後のシリーズ作となった「アガサ・オール・アロング」のドキュメンタリがYouTubeで無料公開されていたことについても指摘。「この行動は、経営陣がもはやこの番組が顧客を惹きつけ、維持できるとは考えていないことを明らかにした」と述べています。

ディズニーは近年、ストリーミング配信のコスト削減に取り組んできたため、「アッセンブル」の配信中止はそれほど驚きではありませんでした。しかし、この番組の代替コンテンツは存在せず、デジタル配信やBlu-rayに付属するメイキング映像は、通常かなり短く、内容も薄いため、番組の中止は残念の一言。

マーベル・スタジオも量より質を優先する方針に変化せざるを得なくなった事で、「アッセンブル」の制作の手間が省けるのは当然悪くないこと。ドキュメンタリとはいえ無編集で出せるわけがなく、結局は制作コストをかけずにはいられなかったからです。

さらに、コストは制作時だけでなく、ディズニープラス上にコンテンツを置いておくだけでそれは税務上の資産となり、ディズニーは税金を払う必要が出てくるとされています。これは「アッセンブル」が将来的にディズニープラス上からなくなる可能性もありえるという事です。

2023年にはディズニープラスから大量のコンテツが削除された事が報告されていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-black-panther-voice-rising-delete-rumor/”]

「アッセンブル」の最初のエピソードは2021年3月配信の「ワンダヴィジョンの裏側」でした。

その後、フェーズ4では「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、「ロキ」シーズン1、「ブラックウィドウ」、「ホワット」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「ホークアイ」、「エターナルズ」、「ムーンナイト」、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、「ミズ・マーベル」、「シーハルク」、「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」の舞台裏を公開。

フェーズ5に入って「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3」、「シークレット・インベージョン」、「ロキ」シーズン2、「エコー」、「マーベルズ」、「X-MEN’97」、「デッドプール&ウルヴァリン」、「アガサ・オール・アロング」のドキュメンタリが制作されました。

2025年に入ってからの作品はいずれも制作されていません。

個人的に残念なのは「アベンジャーズ」映画の「アッセンブル」がなかった事で、「ドゥームズデイ」や「シークレット・ウォーズ」が「アッセンブル」の継続期間に間に合っていればとても興味深いドキュメンタリになった事でしょう。逆に言えば、「アッセンブル」が復活するとすればそのタイミングが最適だとも思えるところですが、そのあたりはその時点でのディズニーのお財布事情による所が大きいと言えそうです。

ソース:Why Disney+ Canceled ‘Marvel Studios: Assembled’

【噂話】映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「シークレット・ウォーズ」ではこれまでのイントロが重要に?

マーベル映画ではおなじみのイントロ映像が、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の重要なプロットポイントとして設定されているのではないかと話題になっています。

海外メディア TCC のアレックス・ペレス氏は「17年間…私たちはプロットを見つめ続けてきたんです。最近まで彼らが意図していたとは思えませんが、でも、なんて天才的なんだ。」と気になる投稿。

おなじみのイントロ映像を添えています。

2008年にスタートした「アイアンマン」から17年間、アベンジャーズ最新映画のプロット(物語の筋)がずっと目の前にあったという意味だと海外ファンは捉えていますが、ペレス氏は秘密の大半を明らかにしておらず、その真意は不明です。

氏はこれが後付け設定だとしても天才的だと高く評価しているようですが、ファンはこの投稿が何を意味しているのか議論しています。

コミックのページをめくるような表現から始まるマーベルのイントロはMCU以前からあったもので、MCU版ではさらにアレンジが加えられ、途中からは印象的な音楽もつけられました。

作品の色によって度々オリジナルの味付けが加えられる事もありますが、基本的には同じ作りの映像で、作品が進むごとにマイナーチェンジを続けてきました。

今回の氏の投稿がどの程度の真実性であるかは不明ですが、気になる方は過去のイントロ映像を見返してみて色々と想像してみるのも楽しいかもしれません。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が別映画を担当する予定だった事を明かし、マーベルへの復帰についてもコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督が、最新のインタビューで当初は「エターナルズ」ではなく、別の映画制作について話し合っていたことを明かしました。

ジャオ監督は「エターナルズ」の制作を振り返って次のようにコメントしています。

「アメリカ中を旅して新しい生き方を学び、自然と関わっていた10年間、私の内側で何かが激しく沸き立っていました。火山の噴火というテーマが、まさに『エターナルズ』という形で現れたのです。『エターナルズ』の根底にあるのは、神々が人間の本質について議論する物語だからです」

「旅は映画監督として最初の3作品を制作していた10年間、私が抱えていた疑問を整理する、私なりの方法でした。それに、寓話的な物語、神話を紡ぐ物語が大好きなんです。マンガやアニメで育ったので、あの世界で遊ぶことができたのは素晴らしい経験でした。」

「ノマドランド」でオスカーも受賞した監督がMCUに加わるというニュースは当時、「エターナルズ」が史上最高の傑作になるかもしれないという大きな期待を集めました。

しかしながらその大きすぎる期待に対して、登場人物が多すぎて脚本がやや散らかってしまった事などが影響し、さらに「アベンジャーズ:エンドゲーム」の大成功の傍らで多くのアンチを生み出したことも相まって、MCU映画としては初の失敗作とまで言われるようになりました。

ジャオ監督はポッドキャストの中で、マーベル・スタジオが監督を発見したのではなく、自分から連絡したと説明。ファイギ社長も既に興味を持っていてくれて話し合いがスタートしたと明かしましたが、この時は「エターナルズ」ではなく別の作品だったと明かしました。

「最初は『ブラック・ウィドウ』の話し合いに入ったんですが、スケジュールが合いませんでした。それで『エターナルズ』のプロデューサー、ネイト・ムーアが脚本を見せてくれた時、『わあ、すごい!』って思ったんです。ギリシャ劇みたいに不死者を登場させて、人類について議論するんですよ。それからモンスターや宇宙の神々を創造?怖さもありましたが、どうでしょう。泳ぎ方を覚える前に飛び込むタイプですから」

トニー・スタークの「歩くよりまず走れ」をオマージュしつつ、MCUの世界にダイブした事を明かしたジャオ監督はマーベルへの復帰について質問されると、「ええ、そうしたいです。適切な脚本で、そして私が選ばれるなら」と回答し、当時の批判にめげていない姿勢を見せました。

「エターナルズ2」はしばらく開発が進められていた事が、出演者のマ・ドンソクさんの事務所が明らかにしていましたが、その後この計画は凍結されてしまったようです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-eternals-2-update/”]

2024年にファイギ社長は「いつか彼らが戻ってこられたら」と発言。当面の予定がない事を明らかにしていました。

ディズニーが発表しているマーベル映画の公開スケジュールを見ても、「エターナルズ2」があるとすればそれは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」よりも後になるのは必然で、まだ数年は実現しないかもしれません。

一部のキャラクターはアニメ「ホワット・イフ」や「マーベル・ゾンビーズ」などにも登場しましたが、実写のエターナルズをもう一度スクリーンで見るためには忍耐強く待つ必要がありそうです。

映画「エターナルズ」はディズニープラスで配信中です。

デッドプールとウルヴァリンが「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「シークレット・ウォーズ」に登場、フォーブスが報じる

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にデッドプールとウルヴァリンが登場すると、英フォーブス紙が報じました。

ライアン・レイノルズさんのデッドプールとヒュー・ジャックマンさんのウルヴァリンの再登場については多くの憶測が飛び交っていますが、フォーブスは「デッドプール&ウルヴァリン」の制作予算に関する記事の最後に「デッドプールとウルヴァリンは、MCUの次の2つの子供向け(kid-friendly)アベンジャーズ映画にも主演する予定です。」と記載。

子供向けという部分が本当に「ドゥームズデイ」と「シークレット・ウォーズ」を指しているのだろうかという疑問もありますが、大手メディアの報道に他のメディアや海外ファンも胸を撫で下ろしているようです。

なお、この記事のメインテーマである制作費に目を向けると、当初報じられていた予算よりも遥かに高い金額だったことが判明したとの事。

イギリスでは映画制作費の少なくとも10%がイギリス国内で使用されている限り、予算の最大25.5%を還付する措置が講じられています。この還付を受けるために制作サイドは予算を明らかにする必要があり、その書類の内容が今回報じられたことで具体的な予算が明らかとなりました。

それによると、「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年10月31日 までに 4億1810万ポンド(約860億円、マーケティング費用は除く)という巨額の制作費を積み上げていたことが明らかになりました。 

この数字は最も高い制作費がかかったハリウッド映画のトップ10にランクインする数字で、提出書類には、プロジェクトの「最終的な費用が制作予算を超過した」と記載されているとの事。

撮影の大部分がイギリスのパインウッド・スタジオで行われ、制作要件を満たし、提出書類を提出したマーベル・スタジオは、イギリスから8200万ポンド(約170億円)の税控除を受け、これを当初の制作予算から引いた純費用は3億3610万ポンド(約 690億円)となります。

2024年8月時点で10億ドル(約1460億円)の興行収入だった本作は、米映画市場の一般論に基づいて映画館とスタジオで49%と51%の取り分で分配。約700億円のチケット代を受け取ったディズニーはPR費用のぶんだけ赤字だった可能性が高いようです。

マーケティングとプロモーション費用は公表する必要がないため、実際にどうだったかはわかりませんが、過去のディズニー作品のPRコストから見て、「デッドプール&ウルヴァリン」は2億ドル(約300億円)以上を使っている可能性があるとも指摘。

かなりの赤字映画だった可能性が高いと記事は主張しています。

ただし、ディズニー映画の場合は関連グッズの売上も相当な金額になるため、「デッドプール&ウルヴァリン」というブランドでは黒字になっているだろうとも言います。

二人が再登場するという「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれを超える制作費になると推測されますが、ディズニーはこれらを黒字化出来るのか注目です。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

ソース:‘Deadpool & Wolverine’ Cost Half A Billion Dollars But Did It Make A Profit?

【噂話】シーハルクはキャスト変更か、タチアナ・マスラニーさんとディズニーの確執深く

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」にシーハルクが登場しない可能性が高くなっている事が報じられました。

MTTSH 氏は「マーベル・スタジオは、アベンジャーズ・シークレット・ウォーズでシーハルクを大々的に使いたがっていました。問題は、タチアナ・マスラニーがディズニーで働くことに全く興味がないことです。彼女を説得して戻ってもらうことができない場合、オプションはキャラクターを完全に削除するか、役柄を再キャストすることです。」と報告。

タチアナ・マスラニーさんは9月の米政治家暗殺事件の際のジミー・キンメルさんのコメントで彼の番組が休止された事について反発。番組の放送局の親会社であるディズニーを批判し、ディズニープラスを解約するようにファンに働きかけていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-she-hulk-tatiana-maslany-calls-on-fans-to-boycott-disney/”]

この件では多くのハリウッド俳優がマスラニーさんと同様にディズニーに反発し、各種声明を発表。「シーハルク」の共演者でハルク/ブルース・バナーを演じるマーク・ラファロさんもマスラニーさんほど直接的ではないにしろ、ディズニーを批判していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-hulk-mark-ruffaro-shares-concerns-disney-will-break-america/”]

番組の中止からわずか2週間ほどでディズニーは再開を決断しましたが、ディズニーの誤った対応とドラマ「シーハルク」自体があまり受け入れられなかった影響か、マスラニーさんはディズニーに戻る気がないと今回報じられました。

ドラマの配信直前のプレミアイベントの会場でマーク・ラファロさんは「彼女なしで次のアベンジャーズはありません。僕はそう聞いています。」天性のネタバレ能力を発揮。当時まだ「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」だった5作目にシーハルクが欠かせないと発言していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-5-casting-spoiler/”]

「シーハルク」がヒットしなかった事と、「ザ・カーン・ダイナスティ」が「ドゥームズデイ」に変化したことの影響がよく分かっていませんでしたが、MTTSH氏の報告が正しいとすればマーベル・スタジオは「シークレット・ウォーズ」で彼女に何らかの役割をもたせる予定でいるようです。

タチアナ・マスラニーさんがシーハルクとしてもどってくるのか、マルチバースを利用して別の俳優を起用し、変異体を新しいメインストリームに置くことになるのか続報に注目です。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

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映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

映画「サンダーボルツ*」、ポストクレジットシーンの普通で意外な撮影方法が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」のポストクレジットシーンは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」のルッソ兄弟監督が現場入りし、「サンダーボルツ*」のジェイク・シュライアー監督を脇に置いて制作されました。これはこのシーンが「ドゥームズデイ」に必要な重要なシーンである事が伺えますが、その撮影方法はかなり意外なものだったと言います。

「サンダーボルツ*」のプロダクションデザイナーを務めたギャビン・ボケさんは、マーベル・スタジオがこのシーンのポストプロダクションに使える時間がわずか3日しかなかったため、ルッソ兄弟は実用的なセットとソリューションに頼らざるを得なかったと明かしています。

ボケさんはオンラインインタビューの中で、「窓の外にはニューヨークの空を背景にした物理的なセットを使いました。モニターにはファンタスティック・フォーの宇宙船が接近する映像が実際に表示されていて、ポストプロダクションの時間がなかったため、そのセットの全ては実質的にカメラ内で撮影されました。どこへでも移動でき、撮影用のスクリーンさえも実際に撮影する必要があったのです。」と現場について説明しました。

そして「現場に入ったマーベルのスタッフや俳優たちは、『マーベルのセットですべてがカメラで撮影されるのは初めてだ』と言っていたようでした。彼らは『ブルースクリーンに映しておこう』『宇宙船は後で入れよう』というやり方に慣れきっていたんです。」と、キャストもスタッフも編集で合成して完成させる事に慣れきっており、ここで行われたような「普通」の撮影方法がMCUにおいて極めて珍しい撮影方法だった事を明らかにしました。

このシーンではファンタスティック・フォーの宇宙船がスクリーンに映し出され、それをニューアベンジャーズのメンバーが目撃するものとなっていましたが、その後に公開された映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」では「サンダーボルツ*」に対する言及はなく、これが何だったのかは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」まで持ち越される事になりました。

しかし「サンダーボルツ*」に出てきたファンタスティック・フォーの宇宙船と、「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」でギャラクタスに会いに行った時の宇宙船はデザインが違う事が話題に。

当初はCGのミスの可能性も指摘されていましたが、その可能性はケヴィン・ファイギ社長のコメントによって排除されたと見られています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-kevin-feige-addresses-fantastic-for-space-ship-but-not-same/”]

船の違いは様々な憶測を呼び、「ファーストステップ」とは別のファンタスティック・フォーの変異体たちが乗船しているのではないかなどとも考えられています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-fantastic-fours-space-ship-from-earth-838-rumor/”]

誰が乗っているのかの答え合わせは今の所「ドゥームズデイ」の劇場公開を待つしかありません。

映画「サンダーボルツ*」、「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」はディズニープラスで配信中です。

ドクター・ストレンジvs.ドクター・ドゥーム、勝つのはどっち?ベネディクト・カンバーバッチさんが回答

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」にドクター・ストレンジが登場するかどうかはまだはっきりとしていませんが、海外メディア IGN とのインタビューで、ベネディクト・カンバーバッチさんがドクター・ドゥームとの対決に言及しました。

MCUにおける究極のドクターはどちらなのか、戦ったらどちらが勝つのかと質問されたベネディクト・カンバーバッチさんは「ドクター・ストレンジだと信じています。」と、自身のキャラクターに軍配があがる事を支持。勝利を予告しました。

なお、今回のインタビューでは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」への関与は引き続き口を閉ざしているとも伝えています。

ドクター・ストレンジとドクター・ドゥームはコミックにおいては敵同士というよりも、奇妙な友情関係にあるコンビとしての印象が強い二人。お互いをリスペクトしつつも、必要であれば手を組むし、必要であれば相手を打ち負かす気でいると言った感じの関係として描かれる事が多いです。

したがって、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」でも共闘するのではないかと噂もされています。

実利主義的なドクター・ストレンジは「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ:エンドゲーム」で多くの命救うために多少の犠牲を厭うことはありませんでした。

しかし、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では最終的にアメリカ・チャベスを犠牲にするという選択を除外して、事態を収拾。スティーブ・ロジャースのような聖人タイプに少し近寄りました。

アベンジャーズ新作に登場するドクター・ストレンジが昔のタイプに戻っていれば、ドクター・ドゥームと手を組む可能性は高そうだとも言えそうです。あるいはドクター・ストレンジの変異体がドクター・ドゥームと共に現れる事になるのでしょうか。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

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映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。

ソース:Benedict Cumberbatch Says the Tanks in World of Tanks Are No Match for Doctor Strange

【噂話】映画「アベンジャーズ7」の監督候補が判明、「シークレット・ウォーズ」の次回作

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はアベンジャーズの6作目の映画となりますが、さらにその次の7作目の映画の監督候補が報じられました。

海外スクーパーの MTTSH 氏は、アベンジャーズの未知の最新作について次のように報告。

「『スパイダーマン:ブランニューデイ』が期待どおりに完成すれば、ケヴィン・ファイギはデスティン・ダニエル・クレットン監督に『シークレット・ウォーズ』の次のアベンジャーズ映画を任せる計画をしている。」

どのような映画になるのかはさっぱり分からない「アベンジャーズ7」ですが、デスティン・ダニエル・クレットン監督が候補に入っている事が明らかとなりました。

そもそもクレットン監督は「アベンジャーズ5」でもあった「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」に起用されていましたが、ドラマ「ワンダーマン」と映画「シャン・チー2」に集中したいとして降板。その後、「スパイダーマン:ブランニューデイ」が割り込む形となっていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-the-kang-dynasty-director-quit/”]

「アベンジャーズ5」を任せられていたということは元々ファイギ社長がクレットン監督を高く評価していた証でもありますが、「スパイダーマン:ブランニューデイ」の成績次第ではその信頼がさらに厚くなる事になりそうです。

「アベンジャーズ7」の内容については当然まだまだ何も分かっていませんが、中止された「ザ・カーン・ダイナスティ」が再始動する可能性は少なからずあるのでしょうか?

ここ最近、征服者カーン役のジョナサン・メジャースさんがMCUに復帰するのではないかと海外メディアが伝えていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-and-secret-wars-jonathan-majors-tease-return-in-kang/”]

とは言え、現状はまだ「アベンジャーズ」5作目の「ドゥームズデイ」の公開もまだしばらく先のこと。まだまだのんびりと待つ他ありません。

映画「パニッシャー」、主演のトーマス・ジェーンさんが「自分には相応しくなかった」と振り返る

ライオンズゲート制作のマーベル映画「パニッシャー」(2004年)で主人公フランク・キャッスルを演じたトーマス・ジェーンさんが、オンラインインタビューでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」での再登場について質問され、当時を振り返りました。

パニッシャーの再演について質問されたトーマス・ジェーンさんは「当時はすごく楽しかった」と評し、「本当に楽しかったですし、この世界に足を踏み入れることができて本当に感謝しています。コミックの大ファンなんです」とだけ回答し、質問についてはまったく触れずに回答を避けました。

そして「フランク・キャッスル役はミスキャストでした。」とし、「フランクはイタリア人で、髪は黒くて、全く違う血筋です。70年代に生まれた彼は、イタリアのマフィアのアンチテーゼでした。彼らは一時世界を掌握し、『ゴッドファーザー』もそこから生まれたんです。フランクこそが、その答えでした。フランシス・カスティリオーネ。私はそんな男じゃありません。髪を黒く染めて、別の人間になるしかなかったんです。」とフランク・キャッスルと自身の相違点についてコメント。

「この役を、よりその役にふさわしい人が演じてくれて嬉しいです。楽しかったし、精一杯やりました。本当に感謝していますが、私はそういう人間じゃないんです。」と、新しいパニッシャー役俳優を称賛しつつ、自分には相応しくない役だったと語りました。

他社が制作したマーベル実写キャラクターをスクリーンに再登場させるには「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」を逃すと、次のタイミングがいつになるかはまったくわからなくなります。

うまくいけば5年後ぐらいにはまたチャンスがあるかもしれませんが、もっと先になる可能性や、MCUが打ち切られるリスクも常にあるため、楽観視は出来ません。

ジェーンさんが「相応しくなかった」と感じている事は、「シークレット・ウォーズ」へのオファーがあったとしても受けない可能性が高いのかもしれませんが、撮影開始までもまだ時間はかなりあるため、今後の展開に注目です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、シム・リウさんがハリウッドのアジア人描写について「本当にひどい」と警鐘

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」」で主演を務めたシム・リウさんが、Threads を通じてハリウッドのアジア人の扱いが以前よりも「後退」していると、警鐘を鳴らしています。

 
Threadsで見る

シム・リウさんは一般視聴者の「恋愛映画の主人公にもっとアジア系男性俳優を起用するべき」というポストを引用しつつ、「今すぐ、どんな作品にもアジア人を起用すべきです。」と投稿。「スクリーン上でのアジア人描写の後退ぶりは、本当にひどい。スタジオは私たちをリスクだと考えています。」とハリウッドの現状を明かしました。

しかし、リスキーとされるアジア人を主演に置いた「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を含む、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」や「パスト・ライブス」など、素晴らしい興行収入を記録した作品が多数あるとし、「アジア系俳優が1億ドル近くもスタジオに損失させた事は一度もないのに、白人俳優は2億ドルの赤字を2度も出しながらも、また次の主役級の座に就くんです。我々は根深い偏見に満ちたシステムと戦っています。そして、ほとんどの場合、それは最悪です」と実情を明かしました。

最近のハリウッドにおける多様性とは人種よりもLGBTに注視した作品が多く見受けられますが、リウさんの声は映画業界に響くのでしょうか。

シム・リウさんはもともと「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」で主役級を務めるとされていましたが、映画が大幅変更されたあと、その役割は縮小されたと見られています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-5-shang-chi-role/”]

「ザ・カーン・ダイナスティ」はもともと「シャン・チー」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が撮影する予定でしたが降板、その後しばらく間を置いて「スパイダーマン:ブランニューデイ」の監督に就任しました。

「ブランニューデイ」には日本人女性のヴィランがいるとも以前に報じられていましたが、シム・リウさんも納得の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の監督であれば、正しい日本人役が起用されることになるのでしょうか?

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-5-shang-chi-role/”]

「ブランニューデイ」にシャン・チーのカメオがあるかも注目となっています。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスで配信中です。