映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が米国で6億ドルを突破、世界で13.7億ドルに達し、史上12位に浮上

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の米国内での興行収入が6億ドルを突破したと、海外メディア The Hollywood Reporter が報じました。新年最初の終末で5270万ドルを追加した本作は日曜日までに6億990万ドルに達し、米国内興行収入で史上10位の作品となりました。

世界的には、パンデミック時代の最初の映画として、中国抜きで世界興行収入10億ドルを突破するなど、数々の記録を打ち立てています。

米国外では、「ノー・ウェイ・ホーム」が今週末にさらに7830万ドルを追加して7億5900万ドル、全世界で13億7000万ドルとなり、インフレ調整をしていない「ブラックパンサー」(13億5000万ドル)を抜いて歴代12位の興行収入にランクされていると伝えています。そして「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(11.3億ドル)を抜いて、ソニー作品の歴代興行収入トップとなっています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Box Office: ‘Spider-Man’ Soars Past $600M Domestically; ‘King’s Man’ Beats ‘Matrix’

ドラマ「ホークアイ」、NGシーン集が公開され削除シーンの一部が明らかに

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」の特典映像として約3分のNGシーン集が追加されています。その中では本編には登場しなかったいくつかのシーンが見受けられ、映画同様に撮影していたものの多くのシーンが削られた事がうかがえます。

ジャック・デュケインが5話で逮捕されてから6話のパーティー会場に登場するまで何があったのかは本編で語られませんでしたが、削除シーンの中にはジャックの留置場のシーンと思しき映像も含まれていました。その他カジのキスシーンやキングピンのバックショットなど、本編中にはないいくつかの映像も収録されています。

NGシーン集の映像はディズニープラスのドラマ「ホークアイ」ページへアクセスし、特典映像タブから御覧ください。

「ホークアイ」の公式概要は以下の通りです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のニューヨークが舞台。 アベンジャーズを辞めたい男・ホークアイのただ一つの願いは、家族と平穏なクリスマスを過ごすこと。 けれども、彼の過去に関わる事件が起こり、トラブルに巻き込まれていくことに…。 アベンジャーズになりたい若き弓の使い手、ケイト・ビショップがホークアイの戦いに加わるが、果たして彼はニューヨークを舞台にした壮大な戦いを切り抜け、クリスマスを無事迎えることができるのか ホークアイ(クリント・バートン)役にジェレミー・レナー、ケイト・ビショップ役にヘイリー・スタインフェルドを迎える。 その他の出演にヴェラ・ファーミガ、フラ・フィー、トニー・ダルトン、ザン・マクラーノン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、そしてアラクア・コックスをマヤ・ロペス役として迎える。 リース・トーマスと、監督デュオのバート&バーティが監督を務める『ホークアイ』は11月24日ディズニープラスで独占配信開始

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ホークアイの裏側」が1月19日より米ディズニープラスで配信決定

米ディズニープラスの2022年1月配信スケジュールが公開され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のメイキングを描いたドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ホークアイの裏側」が19日より配信開始となる事が明らかになりました。

「エターナルズの裏側」も配信される予定だと報じられていますが、今回発表された2022年1月のスケジュールには含まれていません。

また、日本での配信スケジュールについては記事執筆時点で不明となっています。

ドキュメンタリー「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ホークアイの裏側」は 2022年1月19日 より、米ディズニープラスにて配信開始です。

映画「スパイダーマン:NWH」、ミッドタウン高校のコンセプトアートが公開、トニーやジェーンの姿も

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」より、主人公ピーター・パーカーが通っているミッドタウン高校のコンセプトアートが公開されました。Maciej Kuciara さんによって描かれたこのアートの中には、「スパイダーマン:ホームカミング」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では見られなかったアップデートプランを確認出来ます。

ミッドタウン高校の壁画には様々な功績を残した偉人が描かれていますが、その中には以前よりトニー・スタークの父ハワード・スタークや超人血清とキャプテン・アメリカを作ったエイブラハム・アースキン博士などが描かれていました。

今回公開されたアートでは新たにトニー・スタークや天文学の分野で活躍しているとされるジェーン・フォスターの絵も加えられています。

ジェーン・フォスターは2013年の「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」以降はほとんどMCUに登場していませんが、劇中でソーの口からたびたび近況が報告されており、2015年の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では「世界一の天文学者」になっていると明かされていました。

高校卒業間近となっているピーター・パーカーの活躍を描いた最新作、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

2022年に公開、配信されるMCU作品一覧

2022年に劇場公開予定となっている映画と、ディズニープラスで配信予定になっているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品をまとめました。

劇場公開作品

1月7日 スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム

世界中で10億ドルを超える大ヒット中のスパイダーマン最新映画。本来2021年公開作品ですが日本では約3週間遅れの公開のため、一応リストアップしておきます。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

5月6日(米国) ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

日本での公開予定は5月。新ヒーローのアメリカ・チャベスをソーチー・ゴメスさんが演じます。

「最大の脅威は…お前だ、ドクター・ストレンジ」
危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、、、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物で「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべていた…。

7月8日(米国) ソー/ラブ&サンダー

「マイティ・ソー」シリーズの4作目。「アベンジャーズ/エンドゲーム」でガーディアンズと共に宇宙に戻ったその後を描きます。

ガーディアンズが再登場する他、ジェーン・フォスターが雷神になる事、神殺しのゴアがヴィランとして登場する事などが明かされています。監督は前作「バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督です。

11月11日(米国) ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー

ワカンダのその後を描く「ブラックパンサー」シリーズ第2弾。ティ・チャラのリキャストやCGによる登場がない事が報じられています。

シュリ、オコエ、エムバク、ナキア、ラモンダ、エヴェレット・ロスなどが再登場し、アイアンハートがデビューする事が明かされています。ヴィランに関しては公式に明かされていませんが、ネイモアであると報じられています。監督は前作から引き続きライアン・クーグラー監督です。

ディズニープラスシリーズ

ミズ・マーベル

2021年内に配信を約束するとマーベル・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサーが語っていた作品ですが、結局2022年に。配信時期は不明です。

MCU版の概要は不明ですが、コミックではキャプテン・マーベルに憧れるインヒューマンの女の子で、全身または身体の一部だけを巨大化させたり縮小化させたりできるヒーローです。

2023年公開の映画「ザ・マーベルズ」への登場も決まっているミズ・マーベルのデビュー作品となります。

シーハルク

1話30分のリーガルコメディ作品。ハルク/ブルース・バナーのいとこである弁護士のジェニファー・ウォルターズを主人公に法廷ドラマが描かれます。配信時期は不明です。

アボミネーションの再登場が明かされている他、ジャミーラ・ジャミルさんがヴィランのティターニアを演じるとされています。

ムーンナイト

ファーストルックが公開されているものの詳細はほとんど不明な作品。コミック内容からドラキュラや狼男などが登場するオカルティックな作品となる事が予想されています。主演のオスカー・アイザックさんは「ワイルドな作品になる」とコメントしています。配信時期は不明です。

アイ・アム・グルート

「アイ・アム・グルート」は短編アニメ作品になるとアナウンスされています。本シリーズでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017年)で登場したベビー・グルートに焦点が当てられるとの事。詳細な内容は明かされていませんが、幾つかの新キャラクターと“珍しい(unusual)”キャラクターが登場する事が発表されています。配信時期は不明です。

ザ・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・ホリデー・スペシャル

2023年公開予定の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の前日譚となるとされている作品。ホリデー・スペシャルという事からクリスマス時期の配信予定だと考えられます。

シークレット・インベージョン

ニック・フューリーとタロスを主人公とするドラマ作品。同名のコミックではS.H.I.E.L.D.とスクラルとの戦争を描いていますが、MCU版の内容は不明です。

先日はマリア・ヒル再登場が報じられた他、本作のプロットの一部がリークされ、キングズリー・ベン=アディルさんの役柄、そしてキリアン・スコットさんの役柄について報じられました。

その他、オリビア・コールマンさんやエミリア・クラークさん、キリアン・スコットさん、クリストファー・マクドナルドさん達が役割不明のキャスティングとして報じられています。


2021年に公開された映画「エターナルズ」は 2022年1月12日 よりディズニープラス会員向けに無料配信開始です。

ヴィンセント・ドノフリオさんがドラマ「ホークアイ」の台本にはなかった演技について明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」でキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオさんが、海外メディア Rotten Tomatoes とのインタビューの中で、3話に出演した時の事について語りました。配信直後から「笑い声」が似ていると話題になっていましたが、あの声が台本にはないアドリブだったことをインタビューの中で明かしました。

ドノフリオさんは3話に登場したマヤの謎のおじさんの腕が自分の腕である事を認め、「あの笑い声は台本通りではありません。演じていた少女がとても可愛かったんです」と述べました。

さらにMCUについて、「マーベルのような会社は、何かを依頼された時点で、そのプロジェクトの実行に関わるチームの一員になるというのが、最近の傾向であることは周知の事実です。マーベルのやり方は、できるだけ多くの秘密を守るという、ある意味クールなやり方だと思います。そして、静かに撮影を続け、時間が経つのを待ちます。そして、いよいよ公開となり、観客はあらゆるシナリオを思い描くことになります。そして、それは大きな出来事となる。そして、その公開がこのイベントになるのです。ええ、それはいいことだと思います。だから私は参加します。そうでしょう?」と続けました。

3話に腕と笑い声だけの初登場となった「マヤの謎のおじさん」は、配信直後から「笑い声がヴィンセント・ドノフリオさんと似ている」として海外では話題になっていました。残念な事に日本語吹替ではNetflix版から声優さんが変更されているため、英語音声でなければこの演出に気づくことは出来ません。

5話のラストで再登場がしっかりと描かれたキングピンですが、その後6話で気になる結末を迎えました。コミックファンの多くはこれで退場ではないと考えていますが、今の所次の登場計画は明かされていません。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:HAWKEYE FINALE: VINCENT D’ONOFRIO ON KINGPIN’S APPEARANCE AND STATUS IN THE MARVEL CINEMATIC UNIVERSE

「スパイダーマン:NWH」脚本家が「ヴェノム」シリーズとの矛盾点について説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したクリス・マッケナさんが、海外メディア Variety とのインタビューに応じ、その中でSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム」、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」との矛盾点について説明しました。

※これより先は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

トレーラーでも判明しているように、「ノー・ウェイ・ホーム」には数々の懐かしいヴィランが登場していますが、この理由について劇中でドクター・ストレンジが「ピーターの邪魔によって呪文が失敗し、ピーター・パーカー=スパイダーマンである事を知っている別のマルチバースのヴィランがこちら側にやって来ている」と説明しています。

しかしストレンジの説明ではヴェノムがやってきたことに対して説明がつきません。なぜならSSUのエディ・ブロックはピーター・パーカーとの接点が描かれていないからです。この事についてマッケナさんは「アイデア的にはシンビオートが他のマルチバースの知識を持っているということです。彼の脳に埋もれているのは、そのつながりについての知識です。」と述べました。

「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のポストクレジットシーンでヴェノムは「宇宙全体で800億光年のハイブの知識は、お前の小さな小さな脳を爆発させるだろう。」とエディに話しており、膨大な知識があることを示唆していました。

マッケナさんのアイデアとしてはこのシーンの発言をベースにしているようで、ハイブから生まれたシンビオート達は他のマルチバースとリンクしておりその知識を共有している、という事のようです。そのため、「ヴェノム」シリーズのエディはピーター・パーカーとは繋がりがないものの、サム・ライミ監督の「スパイダーマン3」のヴェノム・シンビオートの知識を有している事から呼び出された、というもののようです。あるいはコミック世界の知識をも有しているかもしれません。

さらにマッケナさんは「最も重要なことは、これが単なるファンサービスの集まりではなかったことです。みんなのカーテンコールだけではありませんでした。私たちは、この映画がこのピーター・パーカーの物語を今伝えている方法を理解する必要がありました。最後の映画を残した場所から有機的に外れています。それはいつも私たちの北極星でした。ええ、それはとても楽しいアイデアです。ピーターを忘れないようにしましょう。ミックスで迷子になることはありません。それは彼の感情的な旅でなければなりません。」と続けました。

シンビオートにこのような設定が追加されるとなると、今後の展開にまた面白そうな予感がします。「ソー/ラブ&サンダー」のヴィランであるゴアが持つ剣オールブラックは、コミックではシンビオートで出来ています。「ラブ&サンダー」の設定次第ではヴェノムはさらにMCUの知識を増やすことになっていくでしょう。

スパイダーマンとヴェノムの本格的なクロスオーバーは今後新たに制作されるというスパイダーマン3部作で描かれるのでしょうか?

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:‘Spider-Man: No Way Home’ Screenwriters Explain All Those Surprises and Spoilers: ‘This Wasn’t Just Fan Service’

ドラマ「ホークアイ」監督がアントマンやスパイダーマンが登場しなかった理由を説明

ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ホークアイ」のリース・トーマス監督が、海外メディア Metro とのインタビューの中で、本作にアントマンやスパイダーマンが登場しなかった理由についてコメントしました。

「ホークアイ」にアントマンやスパイダーマンがいない理由についてトーマス監督は「私もその疑問はありました。というのは、私たちはニューヨークにいて、特にこのフィナーレでは、ここでいろいろなことが起こっていて、誰かが助けに来るような気がするのに、クリントは一人でこれをやっている・・・でもクロスオーバーが起こるかどうかについては、本当に話し合わなかったんです。」と、そもそもクロスオーバーについて話し合いがなかったと明かしました。

さらに監督は「最終的に、私達はショーの中で多くのキャラクターを持っていたので、クリントに焦点を当て続けることにしました」と続けました。

別のヒーローが助けに来る事はファンとしては盛り上がる事ですが、一方でストーリーテリングの質としては低下する懸念があります。結局の所スパイダーマンは「ノー・ウェイ・ホーム」のイベントで大変でしたし、アントマンはピム・アローを介した小さなカメオ出演を果たしました。

ドラマ「ホークアイ」シーズン1はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Hawkeye: From ‘super deep cut’ Kate Bishop Easter Egg to Kevin Feige’s involvement in Rogers The Musical, 5 things we learnt from director Rhys Thomas

映画「スパイダーマン:NWH」脚本家がドラマ「ロキ」との関係について言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したエリック・ソマーズさんとクリス・マッケナさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、ディズニープラスで配信されたドラマ「ロキ」のフィナーレとの関係性について「計画されていなかった」と明かしました。

ソマーズさんは「ロキのフィナーレが起こったとき、私たちはすでにこの道を進んでいたのです。これは本当に助かると思いました。マルチバースにトラブルがあることを示すのだから、これは素晴らしいことだ」と、「ロキ」の内容は知らされずに制作が進められていた事を明かしました。

続いてマッケナさんは「ロキの最後の分岐イベントが、ドクター・ストレンジの魔法と同じ時期に起きたのか、私にはわかりません。それについては、きっとマーベル・スタジオの話法があるのでしょう。でも、いろいろなことが起きていて、それを利用できないか、このことがどう影響するのか、最終的には自分たちの巨大なストーリーの熊と格闘することになったんです」と述べました。

ソマーズさんとマッケナさんは「ロキ」の分岐イベントに合わせて脚本を制作したのではない事を認め、分岐イベントの正体はマーベル・スタジオ(のケヴィン・ファイギ社長)のみが知るであろう事を明かしました。

それよりも二人の最大の課題は、映画の公開順の変更にまつわるものだったと説明します。

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で2020年のMCUの計画は大きく乱れ、本来であれば2021年5月に「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開され、その後の7月に「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が公開されるはずでした。

マッケナさんはこの公開順の変更が「ノー・ウェイ・ホーム」の物語を直接的に変えたと言います。

「元々、ストレンジが登場する予定で書いていたのですが、『ドクター・ストレンジ2』の出来事の後だったので、彼はどこにいるのか、彼の頭はどこにあるのか、その辺りを考えていました。そして今は、『ああ、これは実際に彼がコンセプトとして多元宇宙を追求することに興味を持つようになったんだな』と思えるようになりました。」

「ロキ」の最終話で起きた分岐イベントの正体について、現状は公式からその答えは明かされていません。分岐イベントの正体はワンダであるという説も、「ロキ」のケイト・ヘロン監督は「偶然」だと説明しました。

ソマーズさんとマッケナさんが説明したように、その正体を知るのはケヴィン・ファイギ社長のみなのかもしれません。監督や脚本家が知らされていないだけで、実際にワンダやドクター・ストレンジが引き金になっているかもしれませんし、今後の作品で新たに描かれるイベントが引き金になっているかもしれません。

もしワンダやストレンジのせいでないとすれば、「在り続けるもの」と敵対している征服者カーンが「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」で何かを引き起こす事は考えられそうです。

フェーズ4が始まって1年ほどが経ち、多くはサノスの残した爪痕に対処して来ました。しかしMCU全体の危機に直面しているのがロキであるというのは興味深い事です。ただし、2022年公開もしくは配信予定の作品でマルチバースに関わりそうなものは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」と、次点でロキと関係の深いシリーズでもある「ソー/ラブ&サンダー」があります。これらの作品でドラマ「ロキ」に言及されない場合は、この分岐イベントの謎は2023年まで持ち越しになる可能性が高そうです。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公式あらすじは以下の通りです。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2022年1月7日 に日本公開予定です。

ソース:Does ‘Loki’ Connect to ‘No Way Home?’ ‘Spider-Man’ Writers on How a Release Date Shift Changed Doctor Strange’s Story

【噂話】映画「ドクター・ストレンジ2」にブラックボルト登場か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にインヒューマンズの王ブラックボルトが登場すると、海外メディア FandomWire が独占として報じ、いくつかのメディアがそれに続いています。

「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」同様に噂の多い本作ですが、本作ではコミックのヒーローチーム「イルミナティ」が登場し、そのメンバーとしてインヒューマンズの王であるブラックボルトが登場すると記事は伝えています。

インヒューマンズは2017年に米ABCで実写ドラマ化されましたが、その評価はふるいませんでした。そのドラマでブラックボルトを演じていたアンソン・マウントさんが再演するかどうかはまだ不明だともしています。

インヒューマン達が住む月面都市アティランの王であるブラックボルトはその声に強力な力が込められており、その音波は核の衝撃に匹敵し、都市を一瞬で瓦礫の山に変えてしまう強力な能力の持ち主。仲間思いで、優しく、民のことを考える名君であり、インヒューマンの支配を企むクリー人と戦っています。

テリジェンミストを用いた儀式で能力に目覚めるインヒューマンたちですが、地球生まれのインヒューマンとして有名なキャラクターはミズ・マーベル/カマラ・カーンやクエイク/エージェント・デイジー・ジョンソンなどがいます。MCUにおいてミズ・マーベルがインヒューマンであるかはまだ不明ですが、デイジー・ジョンソンは「エージェント・オブ・シールド」に登場し、インヒューマンとしてコールソンと共に戦っています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でイルミナティが登場する可能性について2021年初頭にも報じられていましたが、今回の報道でより現実味を帯びてきているのでしょうか?

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月6日 米国公開予定となっています。ドラマ「インヒューマンズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Doctor Strange in the Multiverse of Madness To Introduce an Inhuman (EXCLUSIVE)