ドキュメンタリ「Marvel Studios’ Assembled」シーハルク編が11月に米配信、ウェアウルフ・バイ・ナイトも

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の制作の舞台裏を描くドキュメンタリ番組「マーベル・スタジオ・アッセンブル:シーハルク:ザ・アトーニーの裏側」が11月3日に米ディズニープラスで配信されると、海外メディア Decider の記者 アレックス氏が報じました。

sponsored link
 

「シーハルク」に続いて翌日4日には、「ディレクター・バイ・ナイト」の名称の番組が用意されており、こちらは「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の制作ドキュメンタリではないかと見られています。

D23 Expo 2022 では「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のアッセンブルプロジェクトの制作が明かされており、改題されて「ディレクター・バイ・ナイト」になっているものと思われます。

記事執筆時点で日本での配信日は不明です。

ドキュメンタリ「マーベル・スタジオ・アッセンブル:シーハルク:ザ・アトーニーの裏側」は 2022年11月3日 、ドキュメンタリ「ディレクター・バイ・ナイト」は 2022年11月4日 米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の舞台裏のカラー写真が公開

マーベル・スタジオ制作のスペシャルドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の舞台裏写真が公開されました。本作の特殊メイクを担当した KNB EFX GROUP がカラーの写真を公開し、モノクロだったドラマに比べてかなり見やすくなっています。

sponsored link
 

redditにまとめられた舞台裏写真は以下のようなもの。

ウェアウルフ・バイ・ナイトの体毛を作っていく様子や、マンシングの撮影用アニマトロニクス、ユリシーズの屋敷に飾られていたモンスターの剥製などが公開されています。

モノクロだった作品がラストでカラーになった事について、マイケル・ジアッキーノ監督は新しい世界になったと語っています。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のポスターが盗作だとして告発される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の公式ポスターが、オランダのハードコアバンド、ボーン・フロム・ペインが数年前に制作した楽曲アートのデザインをコピーしているとして告発されたと、海外メディア The Direct が報じました。

sponsored link
 

エストニアを拠点とするグラフィック デザイナー兼イラストレーターであり、音楽カバー、商品、ゲームアート、ブランディング イメージのデザインに 9 年以上の経験を持つ Midiankai氏の話によると、数年前、ボーン・フロム・ペインの曲「Lonewolf」に基づいたシャツのプリントのデザインを依頼されたといいます。

そのデザインが今回、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」に使用されたとMidiankai氏は言います。ソース記事の比較画像を見てもらえれば分かる通り、極めて酷似していると言えるようです。

Midiankai氏は「Illustratorのライブトレースは、エッジが丸みを帯びているので、初期アートで使われたのだと思います。ノイズとコーナーというスライダーがあり、これを動かすとエッジが柔らかくなり、シャープなエッジやアーティファクトが取り除かれるのですが、これが角の丸みにつながっているのです。次にメッシュツールで鼻を広げ、さらに下あごを動かして口を開けた形にしたが、上の歯の黒い切り欠きはそのまま残っている。作った人が忘れてしまったか、細かいところに気がつかなかったか、どちらかです。」と具体的な作業内容を分析し指摘しています。

氏は「これまでにもアートの一部は。手っ取り早く儲けようとする初心者のアーティストに盗まれたことがありますが、Marvel のような大物には初めてです」と語っています。

The Direct は、この最新の申し立てについて、ディズニーにコメントを求めている最中として記事は締めくくられています。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Disney+ Accused of Plagiarizing New Marvel Poster From Rock Band Cover

ドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」監督は、コミックのエルサ・ブラッドストーンは性的すぎると語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のマイケル・ジアッキーノ監督が、海外メディア Comicbook.com とのインタビューに応じ、ローラ・ドネリーさん演じるエルサ・ブラッドストーンがコミックとどのように変更されたかについて語りました。

sponsored link
 

監督は「私はこのキャラクターが大好きなのですが、コミックで彼女を見ると、ショットガンを持った、性的に過激化されたバージョンという感じなんです。」とエルサ・ブラッドストーンについて評しました。

さらにケヴィン・ファイギ社長に「銃がなくても、ストーリーは語れる」と提案し、「エルサを銃のトーテムにしたようなキャラクターにはしたくなかった。」と明かしました。

そして、「もちろん悪女であってほしかったし、賢くもあってほしかった。弱々しくもあってほしかった。本当の人間であってほしかったんです。ローラ・ドネリーは、そのすべてを見事に体現してくれました。カメラの前に立たせれば、1930年代の古い映画スターを見ているような気分にさせてくれる、最高に素晴らしい女優さんです。」と演じたローラ・ドネリーさんを絶賛しました。

監督は銃=性的象徴との考えからショットガンを排除した事を明かしましたが、実際にはヴィジュアル全体に手が加えられ、象徴的な赤毛のポニーテールも失われました。

©MARVEL,Disney

エルサ・ブラッドストーンが今度登場する可能性のある作品として、モンスター繋がりの「ブレイド」、「ムーンナイト」、男女の仲でもある「デッドプール」、そして「アベンジャーズ」シリーズが予想されています。

©MARVEL,Disney

それらに加えて、スカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフの作品に登場するのではとも考えられています。ワンダのカオスマジックとエルサの持つブラッドストーンは同じ色で表現されており、マーベル・スタジオがこの2つをリンクさせているのではと考えているファンも少なくありません。

銃を取り上げられたモンスターハンターの将来について、まだしばらくは静観が必要なようです。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Werewolf by Night Director Reveals Elsa Bloodstone Plans

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」より、主人公のカラーバージョンのアートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」より、主人公ウェアウルフ・バイ・ナイト/ジャック・ラッセルのコンセプトアートが公開されました。本作での変身シーンはモノクロでしたが、今回公開のアートにてカラーなどの詳細がわかるようになりました。

sponsored link
 

コンセプトアーティストのビリー・クリスチャンさんは「Marvel Studios の新しいハロウィーン スペシャルのイラストです。このアートワークはスタイル ガイドとして使用されます。 映画全体が白黒になるとは思っていませんでした。」とコメントを添えて画像を投稿しています。

ジャックとその友人テッド(マンシング)やエルサ・ブラッドストーンが今後どのようにして他のキャラクターと遭遇するかは不明ですが、多くのファンはそう遠くないうちに実現する事に期待しています。

ジャックを演じたガエル・ガルシア・ベルナルさんはテッドとの関係について質問された際、「将来的なネタバレになるから言えない」と既に何かが用意されている可能性を示唆しています。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」主演俳優が「彼は数百年生きている」とコメント、そしてさらなる登場を示唆

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスペシャルドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の主演を務めたガエル・ガルシア・ベルナルさんが、Marvel.com とのインタビューの中で、ウェアウルフ・バイ・ナイトが数百年にわたって生きていると語りました。

sponsored link
 

ジャック・ラッセルを演じるにあたってどのような準備をしたか質問されたガエル・ガルシア・ベルナルさんは「ウェアウルフ・バイ・ナイトは何年も何年も生きてきました。ジャック・ラッセルはもしかしたら、この200年、300年、400年の間、生きていたかもしれないのです。このようなキャラクターや、長い年月を生きてきた人物は、平凡な日常に対してどのような反応を示すのでしょうか?会話はどのように交わされるのだろうか?などなど。そして、このようなキャラクターには、さまざまな方向に踏み込んだり、さまざまなことを試したりする可能性が大いにあるのです。そうやって、作品を作り上げ、まとめていきました。」と述べました。

「そして同時に、ちょっとしたコンセプトを確立して、それを試してみるんです。そして、時にはそれがうまくいくこともあれば、そうでないこともある。時にはうまくいかないこともある。そして、それを修正する。これはプロセスだと思います。」と試行錯誤を繰り返した事を明かしました。

さらに、テッド(マンシング)との関係について質問されると「そうですね。彼らの関係の多くのことは、ネタバレになるので言えません。そして将来的な可能性を考えても、ネタバレしてしまいます。だから、その話はやめましょう。」と今後のネタバレになる事を理由に質問を打ち切りました。

本作ではマーベルに存在するモンスターという新たな側面に着手しましたが、主人公ジャック・ラッセルやその友人として登場したテッドについて、その過去はほとんど描かれませんでした。

コミックではムーンナイトと関連が深いキャラクターであり、MCUでウェアウルフ・バイ・ナイトの再登場の場として相性が良さそうなのはムーンナイトやドクター・ストレンジやブレイドといった作品になりますが、ジャックとテッドが今後どこに現れるか、要注目となりそうです。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ソース:公式

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」、監督がエンディングについて「彼らの世界の変化を表現している」と解説

マーベル・スタジオ制作のドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」のマイケル・ジアッキーノ監督がファンタスティック・フェス2022(Youtubeより)にオンライン参加し、Q&Aにて本作のエンディングについて、「彼らの世界のダイナミズムの変化を表している」と解説しました。

sponsored link
 

監督は物語のラストでモノクロからカラーに変化した事について、「それは彼らの世界のダイナミズムの変化を表しているからです。エルサが新しい主導者になり、今まで存在しなかった世界に光をもたらしているように感じました。」と述べました。

そしてジアッキーノ監督は、このスペシャルを通してエルサが学んだ教訓を説明し、すべてのものには層と深さがあると言及しました。

それ以前は、彼女の父親は鉄拳で物事を動かし、「お前はモンスターか?では死ね」というような男でした。その中間がなかったんです。エルサにとっての教訓は、私たちが学びたいこと、世界が学びたいこと、それは「誰もがひとつのものではない」ということだと思います。すべてのものには層があり、深みがあるということです。そして、人間には共感する価値がある。つまり、私にとっては、「今はまったく新しい世界なんだ」ということなのです。「この後どうなるか見てみよう」ということだったんです。

また、監督は本作のキャラクターのヴィジュアルについても、CGやマスクで完全な狼の顔にしなかった事について次のように言及しました。

私が「狼男」のような映画を好きな理由のひとつは、俳優の顔が見えること、そして目が見えることです。たくさんのものに埋もれることなく、ただの狼になることもない。人間らしさを残したままです。特に私にとっては、「私たちがモンスターと呼んでいるものの裏には、人間がいるんだ」ということを伝えることがとても重要だったと思います。感情を持ち、非常に困難な問題に対処している人間なんだと言うことが特に重要でした。

そしてウェアウルフ・バイ・ナイトやマンシングといったキャラクターについて「このモンスターたちは誰もモンスターになりたいとは思っていません。誰一人として望んでいないのです。そして、彼らは皆、基本的には、助けを必要としている人たちです。そして、それが彼らの正体であり、世界は常に彼らに敵対しているように感じるのです。だから、世間から怪物扱いされても、自分自身はそうでないと分かっている状況にいることが、どんなことなのか想像できるはずです。」とコメントしました。

これまでにユリシーズ・ブラッドストーンや他のハンターたちがやってきたような、問答無用でモンスターを狩る世界が終わり、エルサが人間とモンスターの世界の橋渡し役を担う事が示されているようです。

ただしカラーになったことの欠点として、レーティングの維持が難しくなる可能性があります。本作には人体欠損などの表現が含まれていましたが、モノクロ作品という事もあって血液は赤ではなく黒で表現され、結果的に日本では15+のレートに留まっていました。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」が今後もこのレーティングを維持したいとすれば、彼らの戦闘シーンは今回よりもマイルドに調整される可能性があります。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」のチェックポイント

2022年10月7日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

sponsored link
 

いつものロゴ

2017年公開の「ドクター・ストレンジ」から採用されているおなじみのオープニングロゴ。このテーマ曲を作曲したのがマイケル・ジアッキーノさんで、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の監督と楽曲も担当しています。

今回は映像と音楽が本作の世界観にあわせてホラー風味にアレンジされています。

ゴア・ザ・ゴッドブッチャー

冒頭の壁画の中には、映画「ソー:ラブ&サンダー」に登場した神殺しのゴアのコミック版を模した絵が描かれています。

ゴアはコミックとMCUでデザインが異なるため、この壁画が「ラブ&サンダー」と実際につながるものなのかは不明です。

©MARVEL,Disney

ブラッドストーン

本作のキーアイテムであるブラッドストーン。コミックではブラッドジェムとして登場します。インフィニティ・ストーンもコミックではインフィニティ・ジェムであり、宝石から石に変更された意図は明かされていません。

コミックのブラッドジェムは宇宙からの飛来物で、巨大なブラッドジェムであるヘルファイア・ヘリックスが1万年以上前に地球に現れることになりました。ヘリックスは知性を持っており、地球を支配するためにユリシーズを従者として選び支配し、他部族を虐殺していきました。

ユリシーズ・ブラッドストーン

コミックのユリシーズはその後なんとか抵抗し、ジェムを破壊するも破片の一部が胸に埋め込まれ、ほかは散り散りとなりました。そしてユリシーズは復讐と後始末のため、ヘリックスの下僕だったユルクシールを追うモンスターハンターになり、1万年以上旅を続けた後、1959年のアベンジャーズにも参加しています。現代になり、ヘリックスの下僕にブラッドジェムを剥がされたユリシーズでしたが、残された時間で再構築されたヘリックスを破壊し、復讐を遂げて死亡しました。

MCU版では「ブラッドストーンは世代を超えて受け継がれてきた」と説明されており、ユリシーズより以前の代から受け継がれてきた物であることがほのめかされています。ただし、長命だったとも説明されており、コミックのように1万年以上生きてきたかは不明ですが、ある程度の長命を手に入れていたようです。

なお、Heavy Spoilersによると、 オープニングクレジットに書かれているラテン語の大まかな翻訳では、「今年最後の満月、流血の終わりに。」となり、ユリシーズ・ブラッドストーンを殺したのはジャックだと示唆しているとの事です。また、作中でヴェルッサが「ブラッドストーンはこの世にひとつ」と説明していますが、ブラッドストーンが複数あることもラテン語で書かれているようです。

ブラッドストーンに秘められた力

作中でブラッドストーンはモンスターの正体を暴く力がある事と、ある程度の長命を得る効果がある事がわかります。

コミック版ではパワー、スピード、反射神経、耐久度などを強化する他、ESPやヒーリングファクターを所持者に与えています。また、精神攻撃に対する免疫や、吸血鬼感染を防ぐなどの効果も含まれます。

指導者を決める儀式

ブラッドストーンの新たな所有者、そしてモンスターハンターの指導者を決めるために、モンスターを放ち、ハンターたちを投入して殺し合う、ビデオゲームでいう所のPvPvE形式のサバイバルゲームが開催されます。

殺し合いをしてしまっては指導される側のハンターがいなくなるわけですが、あまり深く考えないほうがいいのかもしれません。

エルサ・ブラッドストーン

エルサはコミックでもユリシーズの娘ですが、母親の名前はエリーズ(またはエリス)でした。MCU版は母が登場せず、継母(stepmother)のヴェルッサというオリジナルキャラクターが登場しています。

コミックでも父の跡をついでモンスターハンター業をしていますが、口がやや下品で伏せ字になる事が多いです。MCU版では普通の現代女子といった所でしょうか。

後述のウェアウルフ・バイ・ナイトとマンシングが原作コミックに忠実なデザインであるのに対して、エルサはかなり変更されています。デザインの変更自体はMCUではよくある事で、アイアンマンも原作コミックとは異なりますが、エルサの場合はジェシカ・ジョーンズに激似になってしまいました。

©MARVEL,Disney

画像上段がコミックのエルサ、下段左がMCUのエルサ、下段右がNetflixのジェシカ・ジョーンズです。

エルサは今後の物語でブラッドストーンの影響でヴィジュアルに変化が出てくるのでしょうか?

ジェシカ・ジョーンズはデアデビルに続いてMCUへの再帰が期待されており、今後この二人の差別化がどのようになっていくかは注目です。

ウェアウルフ・バイ・ナイト/ジャック・ラッセル

本作の主人公であるウェアウルフのジャック・ラッセル。MCU版では彼が何故狼男なのか、といった事には言及されませんでした。

コミックのジャック・ラッセルは18歳の時に満月を見て狼男に変身してしまう身体になりました。これはジャックの一族にかけられた呪いが原因になっています。

1795年、祖先のグリゴリー・ラッソフがドラキュラの手下の狼女に噛まれ、狼人間の呪いを受けました。そして時を経て1950年代、グリゴリーの子孫グレゴリーがダークホールドに書かれていた狼人間誕生の秘密を見たときに、それが引き金となって子孫が狼人間となる呪いが発動しました。

作中での「家族は何をしてもつきまとってくる」というのはコミックのような一族にかけられた呪いを示唆している可能性がありますが、本作で詳細に説明される事はありませんでした。

ジャックと同じく月をパワーソースにするムーンナイトはもともとコミック「ウェアウルフ・バイ・ナイト」に初登場したキャラクターで、その後ムーンナイトのソロコミックシリーズが作成されています。最初は戦いあった二人ですが、最近のコミックではミッドナイト・サンズとして他次元から来たゾンビたちを相手に共闘もしました。

テッド

テッドことセオドア・”テッド”・サリスはマンシングと呼ばれる異形のモンスターヒーロー。こちらも本作ではオリジンについて描かれませんでした。

コミックではマンシング/テッドが人間だった頃、彼は米軍で超人血清に関わる研究に従事していた化学者でした。血清の運搬中にA.I.M.の襲撃にあったテッドは、血清を渡さないためにやむなく自分に注射しました。その際自動車事故を起こし、車ごと沼にダイブすると血清の効果で沼地と同化し、異形の存在マンシングへと姿を変えました。その能力は超人血清の特徴でもある超怪力、超防御力などの他、化学物質の分泌と耐性、さらに恐怖を感じ取り吸い取る事が可能になっています。

最近のコミックではこの研究がスティーブ・ロジャースのウェポンI計画から始まり、ウルヴァリンの誕生となったウェポンX計画の途中に位置する、ウェポンIV計画であった事も描かれました。

アベンジャーズやS.H.I.E.L.D.、ミッドナイト・サンズのメンバーとして活動したこともあるマンシングはコミック内ではマルチバースのゲートの門番を務めており、MCUでもマルチバースが本格的に描かれている最中で、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」などで鍵を握る可能性があります。

また、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の予告ではマンシングのチャンピオン像が闘技場に登場しています。マンシングが登場する予定がなく仕込まれたイースターエッグなのか、それともマンシングがサカールに実際にいたのか、今後の物語で何かが判明するかもしれません。

ちなみにドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン1、第20話「任務と悪意」の冒頭ではコビー・スマルダーズさん演じるマリア・ヒルがマンシングについて言及していました。

マーベル・モンスターズ

本作ではさらっとではありますが、ノスフェラトゥのヴァンパイア、サスカッチ、ウェンディゴなどが登場しています。ヴァンパイアに関しては映画「ブレイド」で詳しく描かれることになると思いますが、その他のモンスターも今後登場してくるかもしれません。

お墓

エルサとジャックが入った墓室ではエルサのおばであるフランシスの墓がありましたが、これはコミックにいないキャラクターです。「Mika Brandonen Kleyla」のお墓はアートディレクターの Brandon Kleyla からのものであり、他のお墓もアート部門のメンバーになっているようで、コミックのキャラが人知れず死んだことになっている、という事はなく安心です。

シガレットバーンズ

1930年~40年代のホラー映画にインスパイアされていると監督が語る本作はモノクロベースで描かれている他、当時のフィルム映画には必須だったシガレットバーンズなども盛り込まれています。

©MARVEL,Disney

当時の映画は複数のフィルムから作られており、フィルム交換の目印としてタバコで焼印を入れていたといいます。現代の映像作品には全く必要でないものですが、古典作品ぽい映像に仕上げるために導入されています。

古典要素をふんだんに取り入れた本作ですが、「ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスの公式タイムラインによると、「ソー:ラブ&サンダー」よりも後に配置されており、時系列的には2025年にあたると考えられます。


「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

「ウェアウルフ・バイ・ナイト」の無料サントラが公開

昨日配信がスタートした「マーベルスタジオ スペシャル・プレゼンテーション: ウェアウルフ・バイ・ナイト」の監督と音楽を担当したマイケル・ジアッキーノさんが、自身のTwitterで本作のサウンドトラックを紹介しています。

sponsored link
 

「スパイダーマン:ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」や「ソー:ラブ&サンダー」の楽曲も担当しているジアッキーノさんは、Twitterで「明かりを消して大音量で再生してください!」とサウンドトラックを案内しています。

表示されるリンク集からお好みのサービスを選んでご視聴ください。料金プラン等は各種サービスの注意書きをご確認ください。

スペシャルドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中です。

ディズニーは今後マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーションを拡充していくと言う

ハロウィンスペシャルとして今週の配信を控えているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ウェアウルフ・バイ・ナイト」ですが、ディズニーはこのマーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーションのシリーズを拡充していく計画をしていると、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

sponsored link
 

D23 Expo であらたに「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション」と名付けられたこのシリーズは、これまでのディズニープラスシリーズの1エピソードよりもやや長く、映画よりも短い1時間前後の作品で、特別ドラマやショートムービーといったようなジャンルに分類される映像作品。

記事によると、2022年はハロウィンスペシャルとしての「ウェアウルフ・バイ・ナイト」、ホリデー(クリスマス)スペシャルとしての「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデースペシャル」の配信が決まっていますが、今後は特定の休日にしばられずに、適宜開発していく事を計画していると言います。

シャン・チーの妹シャーリンを主人公にしたスピンオフ、オコエを主人公にしたワカンダシリーズ、ワンダーマン、ノヴァと言った作品はこのマーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーションシリーズとして開発される可能性を記事は指摘しています。

従来のディズニープラスシリーズは連続ドラマ形式で、ひとつのシリーズは映画一本と同等の予算で制作されていました。ディズニー及びマーベル・スタジオはスペシャル・プレゼンテーションという新しい形式によって制作コストを抑えつつも、様々なキャラクターにスポットを当てていく事が狙いだと考えられます。

「ホークアイ」が映画から連続ドラマに変更になったように、「アーマー・ウォーズ」が連続ドラマから映画に変更になったように、全ての作品は直前でその形式を変える可能性はありますが、今後はその選択肢の中にこのショートムービースタイルのスペシャル・プレゼンテーションというものが検討されていく事になるようです。

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション「ウェアウルフ・バイ・ナイト」は 2022年10月7日16時 ディズニープラスで配信予定、ドキュメンタリ「マーベル・スタジオ・アッセンブル:ウェアウルフ・バイ・ナイトの裏側」の配信日は未定です。

ソース:What I Heard: Marvel Studios Planning More Special Presentations