映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で観客が見たアイアンハートは本体ではなかった事が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で新登場したアイアンハート/リリ・ウィリアムズの未使用に終わったコンセプトアートが公開されました。それによると劇中でみたアーマーは追加装甲であり、中にはアイアンハートの本体が入っていたようです。

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コンセプトアートを手掛けるフィル・サンダースさんが自身のInstagramにて未使用デザインを公開。そのコメントには「爆弾発言」と前置きしつつ、解説しています。

サンダースさんは「さて、ここで爆弾発言です。これはブラックパンサー:ワカンダフォーエバーに出てくるアイアンハートMK2のスーツです。映画ではMk2.5と呼ばれる追加装甲の下に着ているのがこれです。スワイプで着こなしを確認できます。このデザインは、スーツ製作のモンタージュで、リリがワカンダで作業している設計図として、実際に見ることができます。」と解説。

さらに「残念ながら、私たちはその栄光のすべてを見ることはできませんでした。当初は、ネイモラが戦闘用アップグレードを無効にし、リリがリパルサー付きのベーススーツだけで脱出するために、水中でアーマーアドオンを放出しなければならないシーンがありましたが、残念ながらカットされてしまいました。そのシーンのキーフレームを近日公開予定です。次の投稿でターンテーブルを公開します」と、削除シーンのアートを近日公開すると予告しました。

劇中のクライマックスでみた赤くて大きなブースターがついたアーマーは、アイアンマンでいうところのハルクバスターのような追加外装甲であり、中にはこの黄色いアイアンハートが入っていたとの事。そしてネイモアの従妹ネイモラとの戦いの中でこの外装甲を捨てて本来の姿になる予定だったことを明かしました。

「ワカンダフォーエバー」のリリのラストではアイアンハートのアーマーをワカンダに返しているため、次に控えている「アイアンハート」のドラマでもこのMk.2のアーマーを見ることなく新型アーマーが登場する事になるかもしれません。ワカンダに残されたこのアーマーは改良されてアイアンパンサーにでもなったりするのでしょうか。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」よりネイモアの没衣装アートが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より、ネイモア・ザ・サブマリナーの映画本編で使用されなかったコスチュームのコンセプトアートが公開されました。

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アーティストのアンソニー・フランシスコさんは自身のInstagramにて数点のアートを公開。

ネックレスのデザインに力を入れたとの事で「マヤのグリフや建築物からインスピレーションを得た。」と説明しています。そして夢の中で2匹の蛇を見たことからククルカンを意識してデザインするようになったとの事。

「デザインを見つける旅について、もっとたくさん共有したいです。メキシコの歴史、民族の植民地化、そして言語の抹殺は、私のリサーチの中でも悲しい部分であり、私もスペインに植民地化された国の出身なので、この旅は少し感情的になってしまいました。私のデザインプロセスに対するこの洞察が、あなたにとって興味深いものであれば幸いです。」とコメントを添えています。

また、カール・リンドバーグさんがArtStationで公開した5つのアートは、映画に登場したネイモアとはかなり異なる初期デザインであった事がうかがえるものになっています。

ネイモアの衣装に関しては予告と本編で差し替えられているとも話題になり、多くの注目を集めました。

ネイモアの再登場時期は分かっていませんが、演じたテノッチ・ウエルタさんは「ワカンダフォーエバー」のプレミアムイベントの会場でネイモアの再登場に期待していると述べており、ケヴィン・ファイギ社長はネイモアのソロ映画の可能性について「ワカンダフォーエバー」の結果次第だとコメントしていました。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ネイモアとスー・ストームのロマンスはどうなる?テノッチ・ウエルタさんが言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でネイモア・ザ・サブマリナーを演じたテノッチ・ウエルタさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューの中で、コミックにおけるネイモアとファンタスティック・フォーのリード・リチャーズ、スー・ストーム夫妻との三角関係について質問され言及しました。

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「ネイモアはスー・ストームを夫から略奪する事に夢中になっていた事があります。スクリーンで演じることを楽しみにしていますか?」と質問されたテノッチ・ウエルタさんは「基本的にネイモアの今後の予定は知らないんです。個人的にはこのキャラクターを何度も演じたいと思っていますが、それは僕次第じゃありません。ライアン(・クーグラー監督)、ネイト(・ムーアプロデューサー)、そしてケヴィン・ファイギ次第ですよ」と回答しました。

コミックにおいてネイモアは初めてスー・ストームと出会った時に畏怖の念を抱き、以降これは特別な好意へと発展していきました。スーはネイモアの好意に戸惑い悩みましたが、夫のリードが結婚生活よりも知的探究や仕事を好みすぎた事が不満となり、ネイモアとスーが共に過ごす展開もありました。また、コミックの「ホワット・イフ」シリーズではネイモアとスーが夫婦関係になる事もありました。

©MARVEL

MCUではこれまでにも「ワンダヴィジョン」などのカップルに焦点をあてた作品もありましたが、今後は浮気や不倫といったヒーローたちのオトナの恋愛を描く機会が出てくるかもしれません。

テノッチ・ウエルタさんは「ワカンダフォーエバー」のプレミアムイベントの会場でネイモアの再登場に期待していると述べており、ケヴィン・ファイギ社長はネイモアのソロ映画の可能性について「ワカンダフォーエバー」の結果次第だとコメントしていました。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:Namor vs. Aquaman, A Viral Speedo Tweet, and Other Burning Topics with Tenoch Huerta

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のディズニープラスリリースは年内にはないと言う

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はホリデーシーズンに配信される計画がないと、海外メディア Deadline が報じました。1億8100万ドルの米オープニング興行収入を記録した本作は、全世界で6億ドルを達成したとも言われています。

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記事によるとディズニーは同時期に公開された「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」と「ストレンジ・ワールド」の2作品に対し、引き続き興行収入の更新を狙える本作を劇場に維持し、「ストレンジ・ワールド」を年内にディズニープラス会員向けにリリースするだろうとの事。

過去のMCU映画作品のディズニープラスでのリリースは「ブラックウィドウ」が劇場公開から約90日後、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」、「エターナルズ」が約70日後、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が約45日後、「ソー:ラブ&サンダー」が約60日後となっています。

ドクター・ストレンジと同じ最速リリースであれば年内に自宅でワカンダを再訪する機会があると考えられていましたが、今回の記事によるとその計画はない模様。ディズニーがクリスマスプレゼントとして秘密にしているという線もあるかもしれませんが、本作が劇場でまだまだ興行収入を生み出している事を考えると望みは薄いようです。

ブラックウィドウと同じ最遅90日のリリースだとすれば、本作がディズニープラスに到着するのは2023年の2月9日になる計算となっています。ディズニープラス上には既に「ワカンダフォーエバー」のページが作成、公開されており、予告動画が1本だけ掲載されていますが、本編の到着まではまだしばらく時間がかかるかもしれません。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:‘Black Panther: Wakanda Forever’ Conquers November Box Office Opening Record With $181M – Monday Update

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ネイモアの編集されたあそこにテノッチ・ウエルタさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でネイモア・ザ・サブマリナーを演じたテノッチ・ウエルタさんが、ネット上で話題になっているネイモアの編集されたあそこについて、海外メディア RollingStone とのインタビューの中で言及しました。

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ウエルタさんは話題の元となった比較画像について、「唯一言えることは、オリジナルは右の写真だったということです(笑)。膨らみがない方、それがオリジナルです。いや、つまり、人に嘘をつくつもりはないんです。世界中のすべての男性、私たちはもろい男らしさを持っていますが、そういう問題ではありません。言っておくけど、正しいのは、本当は右の写真ですよ(笑)」と、上映にあたって予告をベースに手が加えられたのではなく、上映版こそ正しいサイズであり、予告が編集で膨らまされていたと主張しました。

また、ウエルタさんは本作における体作りの大変さについて、「心配だ!実際に心配でした。いや、大問題でしたよ。もうタコスの量を減らすわけにはいきません。でもね、面白い経験でした。トレーナーに言われたんです。『よし、お前、今は休んでいいぞ、冷やしてゆっくりしていろ。でも、あまりやり過ぎないように、もしもう一度ネイモアをやることになったら、また同じプロセスを踏まなければならないから。だから、体に気をつけて、タコスに夢中にならない方がいいぞ。』ってね。」と、再撮影があるかもしれないためにタコスを制限せざるを得なかったと明かしました。

「ワカンダフォーエバー」が無事に上映された事で、今は大好きなタコスを思う存分食しているようですが、ウエルタさん演じるネイモアはMCU再登場が見込まれているため、そう遠くない時期にまた禁タコスの措置がとられる事になりそうです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:Namor vs. Aquaman, A Viral Speedo Tweet, and Other Burning Topics with Tenoch Huerta

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ラストで紹介された新キャラクターは当初もっと大きな役割があったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の共同脚本を務めたジョー・ロバート・コールさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューの中で、今作で紹介された重要な新キャラクターについて、廃案となった脚本を振り返りながら言及しました。

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コールさんは「ティ・チャラ王子は、チャドウィックが亡くなる前の脚本にもいて、彼は子供を授かっていました。彼が子供を持つことは、私たちがやりたかったことのDNAの中に常にありました。ただ、彼が亡くなった後、王子を登場させる最善の方法について確信が持てなかったんです。だから、彼の息子を僕らの新しいストーリーに登場させるために、様々なイテレーションがあったんです。」と説明しました。

王子の登場について「最終的に最後に明らかにすることに着地しました。ラモンダがハイチに行くとき、そこで王子が明らかにされる可能性について話していた時期もありました。初めから王子を何らかの形で映画の一部にしたくて、可能な限り最高のバージョンに着地したと思っています。」と別のタイミングでの登場計画があった事も明かしました。

そして元の脚本と比較し、「ええ、(以前の)イテレーションでは、物語をより子供にフォーカスしており、王子はその一部でした。もちろん、それは変更されましたが、私たちは彼を何らかの形で映画の中に存在させたかったのです。そして、この情報をいつ観客に明かすか、そのベストバージョンは何かということを話し合いました。感情的な面だけでなく、物語的にも、登場人物がこの情報を知ったときにどのような影響を与えるか、などです。チャドが亡くなった後、彼がより大きな存在になることはありませんでした。」と語りました。

「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」と「ブラックパンサー」ではティ・チャカとティ・チャラの父と息子の物語が描かれ、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ではティ・チャラ王と王子による新たな父と息子の物語が描かれる予定だったと言います。

ティ・チャラを演じるチャドウィック・ボーズマンさんの死によって脚本が大幅に変更され、王子の出番はほとんど失くなってしまったようですが、MCUがさらに10年続いた頃には王子によるあらたなブラックパンサーがスクリーンを駆けているかもしれません。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:M’Baku Could’ve Been Black Panther – and More ‘Wakanda Forever’ Spoiler Secrets

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、他にも二人のブラックパンサー候補がいた事が判明

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」の共同脚本を務めたジョー・ロバート・コールさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューに応じ、劇中でお披露目されたブラックパンサーとは別の二人の人物が候補にあった事を明かしました。

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コールさんはチームで様々なアイデアを出し合い、この物語の旅や、MCUの今後にとって何がベストな選択になるのか、検討し合ったと言います。

ジョー:私たちはアイデアを出し合い、物語の行く末を推測し、最もインパクトのある選択は何か、つまり最高の旅は何かということを考えました。そして、そのキャラクターを映画化した後にどうするのか。エムバクは確かに、少しばかり翻弄された人物でした。コミックでは、シュリはブラックパンサーであり、彼女がパンサーになるのは自然なことで、その表現が最も適切だと思います。しかし、あらゆる種類のアイデアを検討しました。そして、最高の決断を下し、ストーリーにとってベストなことをしたかったんです。

RS:ナキアも可能性はありました?

ジョー:それも議論されました、彼女の名前は確かにありましたよ。

エムバクやナキアといったキャラクターもやはり候補として検討されてはいたようですが、最終的にブラックパンサーはシュリが引き継ぐ事になりました。

マーベル・スタジオのネイト・ムーア副社長は marvel.com とのインタビューで「レティーシャ・ライトは当初、シュリを新ブラックパンサーにという声に圧倒されたものの、『このフランチャイズに対して正しいことをしたい』と考えていました。」と振り返りました。また、ライトさんが本作におけるストーリーテラーとしての責任を引き受けた事を大いに評価しています。

ライアン・クーグラー監督もティ・チャラの死によって最も影響を受けるのはシュリだと指摘し、彼女がその役割を担うことがいかに理に適っているかについて言及しました。

「チャドの死があまりにも予想外だったので、明らかだったとは言い難いのですが、非常に理にかなった選択でした。テーマが何なのか、ティ・チャラの死について語るとき、その影響を最も受けるのは誰なのか、それがわかってきたのです。シュリが私たちの映画の結節点であるべきだということが明らかになりました。」

為政者としての経験がないシュリはワカンダ国王の役割を、ジャバリのリーダーとして経験が高いエムバクに託し、ブラックパンサーの活動に専念する選択をしました。これにより、新たなブラックパンサーは今後のMCUでワカンダを飛び出していくことが可能になり、アベンジャーズらと共に世界や宇宙、他の次元にまでも旅立つ準備が出来たようです。

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ソース:M’Baku Could’ve Been Black Panther – and More ‘Wakanda Forever’ Spoiler Secrets

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ネイモアのあそこが編集されていた事が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」が先日公開され、米国では4.1億ドルから4.3億ドルを売り上げる見込みでヒットしています。そんな中、本作で初登場となったネイモア・ザ・サブマリナーが、ファーストトレーラーの時と比べて大事な部分が編集されてしまっていると、鋭いホークアイを持つファンがSNS上で指摘しました。

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Twitterの@belovasoup氏はトレーラーのワンシーン(左)と、実際の劇中写真(右)を並べ、下のような比較投稿をしています。

ネイモアの大事な部分の膨らみがCGにより平らにされているのがよくわかるようです。

コスチュームの性質上、これは現場でもわかっていたはずの事ですが、スタジオあるいはディズニーが編集の段階でどうしても気になって、後からCGによる編集を加えることになってしまったようです。

MCU史上もっとも奇妙な編集とも言える今回の部分がなぜこういう事になったか、(今のところ)当然説明はありません。これによって映画のレーティングが変わってしまう可能性があったのかもしれません。好意的に解釈するのであれば、歴戦の戦士であるネイモアですから、急所を守るアーマーを下に仕込んでいるとも考えられるでしょう。

結局の所、この部分が物語に与える影響はありませんが、デジタル編集されてしまうという珍事件が発生していました。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

エムバク役ウィンストン・デュークさんがティ・チャラはいつかリキャストされるだろうと語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でジャバリ族のリーダー、エムバクを演じているウィンストン・デュークさんが、海外メディア Esquire とのインタビューの中で、「ブラックパンサー」シリーズのリメイクの可能性に言及し、新しいティ・チャラが登場するだろうと語りました。

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ウィンストン・デュークさんはインタビューで「ブラックパンサーが将来的にリメイクされないなんてことはありえないと思います。ワカンダの王であるティ・チャラのサーガや解釈が終わることはありえません。彼はカノンです。だから、それが来ることを信じてください。でも、『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』が人間的な体験になっているのはご容赦ください。」といつかリメイクされる事を予告しました。

デュークさんは以前にもポッドキャスト(from Comicbook.com)でこの話題について触れ、「チャドウィック・ボーズマンが演じるティ・チャラは、とても気高いキャラクターです。でも同時にコミックの世界には、信頼というレベルも必要だと思うんです。多次元、並行次元、複数の物語、可能な未来、過去の再創造の可能性を持つ漫画の世界に対してね。ただ、複数の宇宙を実際に実験しているのです。だから、私は、このメディアが、私たち全員を幸せにできるような多様な解釈をサポートできると感じているんです。」と同一キャラクターを複数の俳優が演じ、それぞれ違った味になる事がよりマーベルらしいと示唆しました。

映像作品において俳優さんの死は重大な問題で、様々な作品においてリキャストが行われたり、CGによる登場などの対応が行われますが、いずれもファンからの反発が生じてしまうのが現状です。

「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ではチャドウィック・ボーズマンさんの死を受けて、脚本的にそのキャラクターが死んだ事として物語が展開しましたが、この対応もまた一部のファンからは批判を受けています。ウィンストン・デュークさんはこの問題に対し、今後はまた別のティ・チャラを見る機会が訪れるだろうとコメントしています。それは続編である「ブラックパンサー3」やマルチバースを扱う「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」などの作品という意味だけでなく、MCUやマーベル・スタジオが失くなった後にもブラックパンサーの映画がスパイダーマンシリーズのように制作され続ける事を望んでいるようでもあります。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:The Winston Duke Era Begins Now

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ラモンダ役女優は当初脚本に反発したと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でラモンダ女王を演じたアンジェラ・バセットさんが、海外メディア IndieWire とのインタビューの中で、当初、脚本の一部に反対していたと明かしました。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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映画公開の前夜のインタビューでアンジェラ・バセットさんは本作への出演について「前作ブラックパンサーの終わりには、戻ってくるかどうか分かりませんでした。でも、そうなることを望んでいました。私は死ななかったのだから」と語りました。そして、チャドウィック・ボーズマンさんが亡くなった後、ライアン・クーグラー監督からの電話で続編を続行すると伝えられた時、「ラモンダは今、ステップアップしなければならない。ラモンダはシュリのためにそこにいなければならない、彼女は女王だ。この映画であなたはとても重要な場所なんです。」と言われ、とても怖かったと明かしました。

撮影の初日、玉座の間のシーンを振り返り「ここにどうやって座れば良いんだろう?と思ったのを覚えています。ラモンダという人間を伝えるには、どんな姿勢がベストなのか?そして最初に『ティ・チャラ/チャドウィックがここに座っていて、ここに座るべきだという気持ちを認めること』と決めました。前作ではキルモンガーが登場し、彼は1分間そこに座りました。そして、誰がここに座るべきでしょうか?そう、この瞬間、この時間、それはラモンダです。でも、どうすればその姿勢を保てるのか?どうやってリードすればいいのか?ただ責任を感じました。」と語りました。

そして本作におけるラモンダの死について、アンジェラ・バセットさんは当初そのシナリオに乗り気ではなかったと明かしました。

「私は反対しました。『ライアン、なんて事をするの?どうして?後悔する事になるわよ。みんな動揺してしまう』って。でも彼は『アンジェラ、それは分かってるよ。でもよく考えて。この世界で死ぬ事は本当に死ぬことではないんだ。そういう意味じゃない』と説明してくれました。エンドゲームでは多くの命がかえってきました。私もいつか戻ってくる可能性も考えられなくはない、と思いました。あらゆるクレイジーな事が起こり得るんです。」

そして、「ライアン・クーグラーはストーリーややっていることが非常に明確ですが、キャストやクルーとの付き合い方はとても協力的です。それでいて、とても控えめです。私たちが感じている偽者症候群のようなものを、彼は口に出して言ってくれるんです。『この言葉はどうなんだろう?あなたはそれでいいと思う?』と言うように。そして、彼は本当に言いたいことを誘い、参加させ、それは素晴らしいことです。彼は拘束しないのです。」と監督を称賛しました。

また、バセットさんは「記憶に残るものを作ろうといつも考えています。この映画の制作では、人生と芸術が手を取り合いました。私はただとても誇らしかった。この映画に取り組み、実行した私たちも、人間としてとても誇りに思います。」と述べ、「希望は残るものです。そして、希望とは何か良いことを期待することです。いずれは良いことが起こるという、それが希望の使命です。そうやって乗り越えていくしかないんです。」と語りました。

死が物語の終わりではない事はこれまでにも「ムーンナイト」や「ソー:ラブ&サンダー」などでも描かれてきました。ラモンダ女王も確かに死にましたが、クーグラー監督が「死が終わりではない」と考えているという事は、本作におけるキルモンガーのように今後の作品でラモンダが再登場する可能性は十分にあるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は劇場公開中です。

ソース:Angela Bassett Had Mixed Feelings About Queen Ramonda’s Arc in ‘Black Panther: Wakanda Forever’