映画「ドクター・ストレンジ3」はクレアを焦点に ─ 脚本家が示唆

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開されてから最初の週末を終え、本作の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんが海外メディア Deadline とのインタビューの中で早くも「ドクター・ストレンジ3」への展望を語りました。

※これより先は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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ウォルドロンさんは「ドクター・ストレンジの大いなる愛の物語を描くために映画でクレアを紹介したいといつも考えていました。しかし、レイチェル・マクアダムス演じるクリスティーン・パーマーと彼のラブストーリーについてある程度本を閉じなければならなかったと思っていたのです。」とドクター・ストレンジとクレアの愛について描きたいと明かしました。

その懸念材料となっていたクリスティーンについては今回なかなか綺麗な形で幕を閉じ、ミッドクレジットシーンで紹介されたクレアとの新たな愛が次回作以降で語られる事は間違いないようです。

また、本作に征服者カーンが登場しなかった事について、「私にとっては、ワンダという最大の最高の弾丸を手に入れたような気がしていました。カーンを登場させていたら、映画が盛り上がりすぎる危険性がありました。」と語りました。

マイケル・ウォルドロンさんはドラマ「ロキ」シーズン1の脚本も担当していた事から、在り続ける者の変異体である征服者カーンが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場するのではないかという憶測がファンの間で広まっていました。しかし、ワンダがいた事でその必要がなくなったというのが真相のようです。

ウォルドロンさんはドラマ「ロキ」シーズン2のヘッドライターとしても起用されていましたが、先日は降板した事を明かしていました。「ドクター・ストレンジ3」の脚本を担当するかは不明ですが、うまくいけばクレアとの新たなロマンスが描かれることになるようです。

本作の公式概要は以下のとおりです。

元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。 そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった…。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 より劇場公開中です。

ソース:‘Doctor Strange 2’ Scribe Michael Waldron On “Emotional” ‘Loki’ Season 2, New ‘Star Wars’ Pic, & Kang The Conqueror’s Whereabouts – Hero Nation Podcast

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が2022年1位のオープニングを飾る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の北米でのオープニング週末の興行収入が1億8500万ドルを越えたと海外メディア Variety が報じました。昨年末公開の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」には届きませんでしたが、2022年1位、コロナ禍以降で2位の成績となりました。

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「ブラックウィドウ」の8000万ドル(加えてディズニープラスでの6000万ドル)、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の7500万ドル、「エターナルズ」の7100万ドルのオープニングウィーケンドと比べるとかなり上昇しており、劇場に観客が戻ってきている事を示しているようです。

なお、オープニングウィーケンド記録の歴代1位は「アベンジャーズ/エンドゲーム」で米国3億5700万ドル、2位が「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で米国2億5700万ドルとなっており、3位が「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でMCU作品が独占しています。

本作の公式概要は以下のとおりです。

元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。 そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった…。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 より劇場公開中です。

ソース:Box Office: ‘Doctor Strange 2’ Debuts to Heroic $185 Million

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はEARTH-616?EARTH-199999?

マルチバースが複雑化していく中、視聴者は自分がどのユニバースを見ているのか、把握しておくに越したことはありません。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では我々ファンが見てきた世界がアース616である事が仄めかされましたが、現状はどうなっているのか、この記事で紐解いて行こうと思います。

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EARTH-199999

ながらくMCUのコアファンは、MCUのユニバースはアース199999であると思いこんでいました。これはマーベル・コミックから2008年に発売された「Official Handbook of the Marvel Universe A to Z Vol. 5」が原因で、映画「アイアンマン」公開後に発売されたこの本の中にMCU実写映画のユニバースをアース199999であると記載している事に起因しています。

例えばFOXが制作した「X-MEN」シリーズの映画はマーベル・コミック的にはアース10005に分類しており、別のマルチバースですよと示しているわけです。他にもサム・ライミ版「スパイダーマン」はアース96283と設定されており、アース2149ではヒーローがみなゾンビになっていたりします。

MCUのキャラクターについて調べると、wikiなどにはこのアース199999と記載されている事が多いですが、そもそもがマーベル・スタジオが発表した事ではありませんでした。マーベル・スタジオとマーベル・コミックは厳密には違う組織のため、スタジオはこの設定を無視して展開を始めた可能性がありそうです。

EARTH-616

アース616とはコミックにおけるいわゆる正史世界であり、このユニバースで描かれる物語がマーベルの基本となっています。

MCUがなぜ同じ番号を使ってきたかは不明ですが、MCU内で初めてアースについて言及されたのは映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019年)でのミステリオの発言です。

ピーターに向かってミステリオは「ここはアース-616。私は833から来た」と説明したのが最初ですが、映画公開当初は結局ミステリオが嘘つきである事が判明したため、これは単なるイースターエッグを込めたセリフだろうと考えられてきました。

しかし、2021年にディズニープラスで配信されたドラマ「ロキ」シーズン1で再びアースについての言及がありました。

エピソード1の後半で、ロキがメビウスに見せられた過去と未来のビデオリール。そこには「ETH-616」と書かれており、ここがアース616である事を示唆していました。この頃からコアファンも自分たちの見ているユニバースが何なのか混乱しはじめます。

©MARVEL,Disney

さらに作品外での話になりますが、2021年後半に「ブラックパンサー」のプロデューサーを務めるネイト・ムーア氏は「もうMCUの616ユニバースでティ・チャラを見られることはありません」とも発言しており、制作陣もMCUが616として展開している事を認識しているようです。

そして「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では我々がよく知るドクター・ストレンジに対してクリスティーン・パーマーの変異体は「あなたの世界はアース616、わたしたちは838」と説明し、現状これが最新情報になっています。

結局どっちなの?

セリフとして明言されている以上、MCUの基本世界、「ロキ」でいう所の神聖時間軸はアース616と考えて差し支えなさそうです。アース199999はマーベル・コミックが10年以上前に認識タグとして付けた数字でしかないと考えるのが良さそうです。

しかし、この616という数字もクリスティーン変異体が「私がつけた」と話している以上、もっと高次元の存在によって今後否定される可能性も考えられそうです。

気になるのはクリスティーンとミステリオが同じ数字を話している事。これについて、二人はTVAの関係者と接触した過去があり、そこで知らされた、なんてこじつけも考えられそうです。

今後のMCUでもこのアースXXXというルールを使っていくのかは不明ですが、基本的に意味のない数字の羅列のため、多用されるとは考えにくいのではないでしょうか。

ところでイルミナティのいたアース838でウルトロンがコントロール出来ていたのは、トニー・スタークがウルトロン計画に成功したのか気になる所です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ2」、エリザベス・オルセンさんは「魔女の宅急便」のように老いたワンダを演じたいと言う ─ ヴィジョンについても言及

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、再び「ワンダヴィジョン」のカップルを描きたいと、海外メディア Comicbook.com とのインタビューの中で明かしました。

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インタビューの中でオルセンさんは、「私はいつもポール・ベタニーのペイントした顔と再会したいと思ってるの。あの顔はすごいのよ(笑)」とコメント。

そしてワンダの今後について「私はまったく分かりません。ファンはたいてい最高のアイデアを持っていると思うし、私は純粋にここからどこへ行くのか、MCUの限界は何なのか、彼ら(マーベル・スタジオ)の計画が何であるかは分からないんです……。でも発表されていないプランでも、ファンはいつも知っているような気がするんです。」とファンの話に注目している事を明かしました。

また、「私の頭の中には、『魔女の宅急便』に出てくる、力を使いながら老いて朽ちていく彼女のイメージがいくつかあって、そういったものに興味があるんです。それが何を意味するかはよくわからないけど、なんとなく年寄りになっていきたいわ」と力を使って老婆になっていく様を描いていきたいとものべました。

しかしエリザベス・オルセンさんの希望とは裏腹に、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でのワンダのストーリーは厳しい展開になりました。

かつてマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「ドクター・ストレンジは(ワンダヴィジョンからの)ワンダの旅が続く最初の場所ですが、別の場所もあります」とコメントしていたため、まだ終わりでない事は明白です。

また、ヴィジョンを演じるポール・ベタニーさんも必ず再演の機会があるだろうとしつつも、それがいつになるかは分からないとインタビューで答えていました。

ワンダは今後、コミックの「アベンジャーズ:ザ・チルドレンズ・クルセイド」の実写化で登場するのではないかという噂や、ディズニープラスシリーズの「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス」での再登場が予想されていますが、あれだけの事をしてしまったワンダが再びヴィジョンとのロマンスを描けるのか、今後のストーリーテリングには注目です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

ソース:Marvel’s Elizabeth Olsen Wants a Rekindled Romance Between Wanda & White Vision

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、パトリック・スチュワートさんが再演の可能性について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に出演したパトリック・スチュワートさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、プロフェッサーXの今後の再登場について語りました。

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今後の再演の可能性について質問されたパトリック・スチュワートさんは「チャールズ・エグゼビア?そうだね、あるかもしれないね。X-MENのコミックシリーズ全体はとても巨大で膨大だから、彼が戻ってくる機会があるかもしれないね。」と述べました。

また、「この映画のために、僕はマンガをたくさん読んだり、見たりしたんだ。私はもともと漫画が好きではありませんでした。子供の頃も、漫画ではなく本を読んでいましたしね。実際、月曜日の夜に見たものの多くは、これらをつなげるのに苦労しました。というのも、観客は俳優のキャラクターが何を指しているのかを正確に知っているのが聞こえたからです。俳優が何かのセリフをつぶやくと、観客はその文脈や表現の歴史を知っているからこそ、笑っていたのを覚えていますよね。観客が映画体験の一部となることは、とても楽しいことだと思います。」と本作の準備を振り返りながら、ワールドプレミア当日の観客のリアクションについて語りました。

再演があるかもしれないと語ったパトリック・スチュワートさんですが、ドラマ「ロキ」で言う所の神聖時間軸、Earth-616においてパトリック・スチュワートさん演じるプロフェッサーXが登場するかどうかは不明です。また、現在81歳である彼が、長期シリーズになるであろうX-MEN映画の中心人物として出演し続けられるかどうかかなり難しい問題です。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」で登場したErath-838のプロフェッサーXではなく、さらに別のユニバースのプロフェッサーXとして再登場するのが最も簡単なように思えますが、スチュワートさんが戻ってくる際はどのような形になるのか、期待です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:Patrick Stewart on Playing Charles Xavier Again in ‘Doctor Strange 2’: ‘I Was a Little Unsure at First’

映画「ドクター・ストレンジ2」、ベネディクト・カンバーバッチさんが削除されてしまったアイアン・ストレンジについて語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の主演を務めるベネディクト・カンバーバッチさんが、Youtube番組 BBC Radio 1 とのインタビューの中で、これまでのMCUを振り返り、映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)に登場するはずだったアイアン・ストレンジについて語りました。

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※動画7分頃から舞台裏写真なども出てくるので、英語がわからなくても楽しめると思います。

インタビュアーから「削除されて腹が立ちました?」と質問されたカンバーバッチさんは「ええ、そうなんです、ちょっとね(笑)二人ともね、あの継ぎ接ぎしたコスチュームをつなぎ合わせるのに長い時間がかかったんです。「アイアン・ストレンジ」や「ドクター・マン」。もう一人(ロバート・ダウニー.jrさんが演じるトニー・スターク)の「ストレンジ・マン」よりも、間違いなく私の方がうまくいったと思っています。あのアウターウェアを着た姿は、とても、とても、とてもかっこいいんです。魔法使いとその技術の組み合わせでどんなことができるのか、見てみたかった。」と語りました。

アイアン・ストレンジは映画の序盤んでニューヨークに来たエボニー・マウたちとアイアンマン、ドクター・ストレンジ、ウォンが戦う中で予想以上に苦戦し、トニーとストレンジが公開バージョンよりもより協力、連携して戦うシーンが撮影されていたとの事。

アイアン・ストレンジについては長らく秘密になっており、「インフィニティ・ウォー」だけでなく「エンドゲーム」、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」も公開がすんで2020年の春にその存在が明かされました。これは新型コロナのパンデミックが盛んになり、MCUフェーズ4最初の作品だった「ブラックウィドウ」の延期が決まった頃でもあり、映画が先延ばしになってしまったファンに向けての制作サイドからのプレゼントだったのかもしれません。

MCUでこの先アイアン・ストレンジが再び撮影される可能性は低そうですが、可能性がゼロではないのがMCUの素晴らしい所のひとつ。今後のストレンジの動向にも期待がかかっています。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、当初は2時間40分ほどあったと監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のサム・ライミ監督が、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作のポストプロダクションの裏側について語りました。

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ライミ監督は「最初のカットは…実ははっきりと長さを覚えていません。おそらく2時間40分くらいだったと思いますが、再撮影をしながらも徐々に短くなっていきました。素材を取り除いていったんです。それで最終的に2時間5分くらいになったんです。」と当初はかなり長い時間の作品であった事を明かしました。

また、監督は「彼ら(マーベル・スタジオ)は、私と編集者のボブ・ムラウスキーとティア・ノーランにとても協力的でした。彼らはノートを持っていて、提案もしてくれたし、本当にいい会社でした。メモは本当に素晴らしいところから来るんです。スタジオのためにもっとお金を稼ぐということではないんです。『いや、ドクター・ストレンジならこう言うだろう。いや、これは前作のアベンジャーズで起こったことで、これはそれに反している。同じ意見でなければならない』ということです。彼らのノートは、本当に素晴らしいファンと同じ目線から来ているんです。」とスタジオとの共同作業について語りました。

さらにポストプロダクションについて、2000年代前半に制作した「スパイダーマン」と比較しながら「スパイダーマンの頃は、ツールをたくさん作らなければなりませんでした。実際、ジョン・ダイクストラは私に、『サム、我々が話しているような、CGIのスパイダーマンを作るためのツールは存在しないんだ』と言っていました。『でも、今から始めれば、1年半後に必要なときにすぐに使えるように技術を開発できる』と言われたんです。私は、「今まで聞いた中で一番クールな話だ。そうしよう」と思いました。そうしたら、その技術は私たちのために用意されたのです。その頃と比べれば、確かに今はずっと簡単になりましたよ。」と当時の苦労を明かしました。

「CGIキャラクターを作るために設立された会社があります。新しい素晴らしいプログラムを導入しています。パイプラインも敷かれています。だから、最新のツールは、技術的には、例えばZoomのような通信ツールに助けられたと思います。世界中の100人のクルーと同時に会話して、ストーリーボードを共有することができます。ストーリーボードをアップしてもらって何かを説明したり、アート部門にデザインをアップしてもらって、それを撮影監督と一緒に見て、どのように照明を当てるかを話し合ったりできます。また、編集者に部分編集されたシーンの映像を見せてもらい、このインサートはどのショットとショットの間のどこに入るのかを理解することもできます。このツールは非常に便利で、映画制作における新しい大きな進歩です。」と今作の制作の進め方についても語りました。

2時間半を超える長編が増えてきていたMCU映画の中で、事前に明かされていた内容に反して2時間6分という上映時間がどう出るか、不安な声も出ていました。

実際に映画を見てみるとギュギュっとまとめられている感じがあり、ジェットコースターのようなハイスピードな展開の映画となっています。個人的にはワンダの心情変化に対する描写が不足気味でしたが、劇場公開が落ち着いたころの削除シーンの公開やディレクターズカットの配信などに期待したい所です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:Sam Raimi on ‘Doctor Strange in the Multiverse of Madness’ and His Much Longer First Cut

映画「ドクター・ストレンジ2」、レイチェル・マクアダムスさんが予告から消えた事に対して言及 ─ 「出演していないのかもしれない」

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開され、ネタバレの有り無しを問わず各所で話題になっています。そんな中、本作でクリスティーン・パーマーを再演しているレイチェル・マクアダムスさんが、以前に予告から急に削除された事に関して、海外メディア ExtraTV とのインタビューの中で言及しました。

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マクアダムスさんはあの事件を「ミステリー」と称しながら、「あれが何を意味するのか、私にもわかりません。私は消されているのでしょうか?ああ、神様、私はこの映画の中にいるのでしょうか?わからないわ。でも、マルチバースにいるのがどんな人間なのか、秘密にしておきたいでしょうから、そのために削除したのかもしれませんね。」と述べました。

そして本作の秘密性の高さを理解し、自分が出演しているこの作品のファンについて「あの熱狂ぶりが好きなんです。学校に行ってマーベルの授業を受けられるようなものね。私自身や私が出演している映画について少し教えてもらえるかも。クールだわ。かっこいい。」と他作品にはあまり見られない楽しみがある事を明かしました。

さらに、ドクター・ストレンジとクリスティーンの関係性について、「彼らはまだ、愛と友情の着地点、そして1作目からさらに複雑化したこの素晴らしい共有の歴史を理解しているところだと思います。そして、時間と宇宙を超えるような、互いへの深く深い愛を持っていると思うのです。彼のような自我を殺すのは難しいし、殺せたとしても簡単に復活してしまうと思います。それを克服するのは生涯の旅ですから、彼はまだセラピーを受けているのだと思います。」と語りました。

この予告の問題のシーンが実際にはどうなっているのか、ぜひ劇場で確認して欲しいところですが、予告が2バージョンあった事についての真相は不明です。マクアダムスさんのいうように何かを秘密にしておきたかった可能性はありますが、本作はまだアメリカでは公開されていないため、しばらく後に監督などから何かが明かされるかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:‘Doctor Strange’ Star Rachel McAdams on Christine’s Love for Strange and If She Has Powers

【ネタバレ注意】映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ミッド&ポストクレジットシーン解説

いよいよ公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」。今回もミッドクレジットシーンとポストクレジットシーンのふたつが用意されており、この記事ではそれらについて触れていきます。

※これより先は「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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ミッドクレジットシーン

街を歩くストレンジの背後から彼の名が呼ばれ、振り返ると紫の服の女性が立っていました。

「インカージョンを阻止しないと」という女性が空を引き裂きポータルを作り出すと、そこからみえるのは1作目のダークディメンジョンのような世界。ドクター・ストレンジは第3の目を開くと、恐れること無くポータルに飛び込んでいきます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-wrap-gift/”]

シャーリーズ・セロンさん演じるこの女性はおそらくコミックのクレア。コミックでのクレアは1作目のヴィランのドルマムゥの姪っ子にあたるキャラクター。ドクター・ストレンジと結婚したクレア・ストレンジはストレンジ・アカデミーにて若きヒーローの育成などにも携わっているキャラクターで、現在はドクター・ストレンジの死後にソーサラースプリームを務めている主役キャラクターです。

©MARVEL

「インカージョン」とは本作の中でも説明があったように、ユニバース同士が衝突しあい、片方あるいは双方が崩壊してしまう事。これの阻止が本心からの目的であれば、MCUのクレアもヒーローとしての登場が期待出来そうです。

そして、ドクター・ストレンジの第3の目。シニスター・ストレンジの呪いのようなものにも見えますが、コミックのドクター・ストレンジもたびたび第3の目が開眼します。その理由はアガモットの眼にあるのですが、本作でもたびたびアガモットの眼にフォーカスが当たりつつも、タイムストーンの器としてのアイデンティティを失ったこのネックレスに対して説明はまったくありませんでした。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-eye-of-agamotto-theory/”]

シニスター・ストレンジが所持していたコミックと同様のアガモットの眼をくすねてきたか、呪い的な何かなのか、「ドクター・ストレンジ3」にて語られる事になりそうです。

ポストクレジットシーン

物語上は重要ではありませんが、サム・ライミ監督のファンであればやっぱりそう来るか、となる映像です。

物語中盤でも登場したピザ・ボール屋台の店主を演じるのはブルース・キャンベルさん。本作を手掛けたサム・ライミ監督の幼なじみで、サム・ライミ監督のデビュー作「死霊のはらわた」の主演を務めて以降、監督の作品にはカメオ出演し続け、「スパイダーマン」にも登場しています。

映画本編では「3週間ほど続く」と説明された魔法でしたが、どのぐらいで解けたのかは気になる所でした。


ドクター・ストレンジは帰ってくる、という事で3作目か別のクロスオーバー映画にてインカージョンを阻止するのが次の作品の内容になりそうです。

ポストクレジットシーンはMCU的には本当に意味がなく、かなりニッチな需要に対する映像なため、次へのブリッジを期待していたファンにとっては大きな肩透かしになったに違いありません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ワールドプレミアイベントで日本のファンに向けてメッセージ

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のワールドプレミアイベントが現地時間の5月2日(日本時間3日)にロサンゼルスで開催されました。そのイベント会場で主人公ドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさんが日本のMCUファンに向けメッセージを送りました。また、イベントでは数多くのマーベル俳優さんたちが参加しました。

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カンバーバッチさんは「君たちはその他の全世界の人たちよりも、1日早くこの映画を観ることができるんだ。その特典を存分に楽しんでください。でも、観たことを全て秘密にしたままにしておいてほしいんだ。映画を観て気に入ったら、気に入った、好きだという言葉は拡散してほしいけど、どうして好きなのかは言っちゃだめだよ!」とコメントしました。

また、共演のスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフ役エリザベス・オルセンさんは「こういうプレミアってもうずいぶん長い間、私自身は参加していなかったから、すごくいい気分です。こうやって観客やファンの方々と直接おめでとうと言いあえるような経験ができることはとても気持ちがいいことです」と語りました。

※以下はイベントに参加していたマーベル俳優さんたちです。本作に出演されていない方もイベントに参加しておられます。

ドクター・ストレンジ役ベネディクト・カンバーバッチさん

スカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフ役エリザベス・オルセンさん

アメリカチャベス役ソーチー・ゴメスさん

ウォン役ベネディクト・ウォンさん

クリスティーン役レイチェル・マクアダムスさん

スプライト役リア・マクヒューさん

ペギー・カーター役ヘイリー・アトウェルさん

マリア・ランボー役ラシャーナ・リンチさん

プロフェッサーX役パトリック・スチュワートさん

本作の公式概要は以下のとおりです。

元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。 そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった…。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 日本公開予定です