ケヴィン・ファイギ社長が映画「ブラックウィドウ」のイースターエッグを示唆

先週行われたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」のワールドプレミアのイベントの中で、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が今作のイースターエッグについて示唆しました。

海外メディア OnTheRedCarpet とのインタビューの中で、今作のナターシャは「ほとんど全てがイースターエッグだ」と語っています。

MCUに10年以上登場しているナターシャ・ロマノフのようなキャラクターの場合、ほとんどすべてがイースターエッグです。ほとんどすべてのセリフ、すべてのストーリーポイントは、以前の作品から参照されています。

また、例として映画「アベンジャーズ」でのロキとナターシャのシーンを取り上げて次のように述べました。

特に、「アベンジャーズ」では、ロキがヘリキャリアのガラスの向こう側にいて、ナターシャをいろいろとバカにしているシーンがあります。彼が彼女をバカにしていることの多くは、私たちが知らなかった彼女の過去のことであり、この「ブラックウィドウ」ではそれを知り、目の当たりにすることになるのです。

ファイギ社長が取り上げたシーンでは以下のようなやり取りがありました。

ナターシャ「私の帳簿に赤がある、それを消したいだけ」
ロキ「消せるのか?そんな大きな赤を消しきれるのか?ドレイコフの娘、サンパウロ、病院の火事・・・」

ドレイコフの娘、サンパウロ、病院の火事といったワードが示すサイドストーリーはコミック由来のものではなく、MCUでいつか描かれる伏線だと考えられていました。2012年公開の「アベンジャーズ」で蒔かれたこの種が、今週公開の「ブラックウィドウ」でようやく花が開く事になるようです。

ドレイコフという役で俳優のレイ・ウィンストンさんがキャスティングされており、最近公開されたポスターでも小さく描かれている他、いくつかのトレーラーでも少し登場しています。サンパウロや病院の火事については今の所謎のまま。本編を見てのお楽しみということになりそうです。

ナターシャと関係がある謎の人物ドレイコフの登場は明らかですが、ヴォーミアでレッドスカルに指摘されたアイヴァンについて判明するのかも注目のポイントです。

©MARVEL,Disney

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ソース:Marvel Boss Confirms Loki’s Avengers Taunts Will Be Explained In Black Widow

ドラマ「ロキ」、4話のイースターエッグをピックアップ

2021年6月30日配信のドラマ「ロキ」エピソード4「分岐イベント」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ヴァルキリー部隊

幼い頃のシルヴィ(ロキの変異体)がヴァルキリー部隊の伝説を語りながらおもちゃで遊んでいる様子が描かれています。

実はヴァルキリーの過去については詳細に描かれておらず、映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」にてソーは「ガキの頃に入りたいと思っていた」と話している事から、ソーが幼い頃には部隊があった事がわかっています。その後、部隊がヘラと戦って壊滅しているはずですが、ソーはヘラの存在を知らなかった事から、第一王子であるソーが王の護衛部隊の壊滅理由を聞かされていなかったことになります。

MCUのアスガルド人の「ガキの頃」がだいたい何年間ぐらいなのかも不明ですが、神聖時間軸と同様にソーとロキが子供の間は、こちらの世界でもヴァルキリー部隊が活躍していたと考えられます。

ちなみにソーの年齢は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でのロケットの会話から1500歳ほどであることがわかっており、アスガルド人はだいたい5000年ほどの寿命という設定。しかし、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」ではソーがスルトに「俺の父に倒されたはずだろ、50万年前に」と話しています。オーディンが極めて長寿である理由についてMCUでは触れられていませんが、コミックの設定どおりイドゥンの黄金のリンゴを食して寿命を延ばしているのだと思います。

A-23

シルヴィを逮捕しにきたのはハンターA-23。若き日のラヴォーナ・レンスレイヤーです。2話のイースターエッグでもピックアップしましたが、ラヴォーナ・レンスレイヤーがコミックに初登場したのは1965年のコミック「アベンジャーズ Vol.1 #23」でした。

フェンリス

シルヴィのおもちゃの中にはフェンリスの模型がある事が確認出来ます。

©2021 MARVEL,Disney

「マイティ・ソー/バトルロイヤル」ではフェンリスはヘラの相棒だったわけですが、そもそもフェンリスはアスガルドに普通にいる大型狼というだけなのでしょうか。それともシルヴィの世界にはヘラもいて、姉のペットを模したおもちゃがお気に入りなのでしょうか。

ちなみに北欧神話におけるフェンリスは、ロキと女巨人アングルボザとの間に生まれた三兄妹の長子となっています。

残念なことにこの回想シーンではオーディン、フリッガ、ヘラ、ソーやそれらの変異体は登場せず、シルヴィの家族については不明なまま進行します。

裁判の準備 紙が少ない

1話のロキと同様に、裁判の準備としてこれまでの全ての発言にサインを求められる様子があります。

上:4話のシルヴィ、下:1話のロキ ©2021 MARVEL,Disney

大人だったロキと比べると、これまでの人生における発言量はやはり少ないようです。

裁判官

レンスレイヤーがハンターの頃ですから、別の裁判官が登場します。

©2021 MARVEL,Disney

この裁判官は現在もいるのでしょうか。裁判官もハンターのようにたくさんいるのでしょうか。

実はロキもシルヴィも同じ第37時間裁判所で審理が行われていました。単純に考えれば最低でも37人はいるのかもしれません。

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ハンターだったレンスレイヤーはこの後シルヴィを取り逃がしてしまうわけですが、どういうわけか裁判官へと昇進し、1話へと繋がります。この後、数々の功績を上げたのでしょうか?

昇進理由や前任の男性裁判官はどうなったのか、かなり気になる部分ではあります。

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タイムキーパー

レンスレイヤーがタイムキーパーと面会することになります。

©2021 MARVEL,Disney

面会後、出迎えたメビウスとの会話シーンからはタイムキーパーに対して怖れている様子が描かれています。ここから、「レンスレイヤーがタイムキーパーという虚像を振りかざしてTVAを意のままにしようとしている」という線はなさそうだと考えられそうです。

C-20のその後

C-20に話を聞きたいというメビウスに対して、「彼女は死んだ」と答えるレンスレイヤー。実際に死んだのかどうかはこの段階では不明ですが、レンスレイヤーが事実を隠したい様子は伺えます。

ラメンティスの最後

トレーラーで「ナターシャのような人物がいる」と一時期話題になったシーンが挿入されます。

©2021 MARVEL,Disney

最初の画像が4話の実際のシーンで、次の画像がトレーラーのものですが背景が明らかに異なっています。トレーラーには人工建造物がなく、惑星ヴォーミアを思い出させるようにミスリードさせていました。

ソーは宇宙空間でも生き延びていましたし、ストームブレイカーを作った時を考えると星の爆発にも耐えそうな気がしますが、ロキではやはり耐えられないのかもしれません。

負ける運命

シルヴィが「ロキをロキだと決定づけているのは負ける運命だって事だと思う?」と問いかけます。これに対してロキは「負ける事はあるが死ぬことはない」と返します。

MCUのヴィランの多くが死亡、行方不明、消滅などの運命を辿ってきた中で、ロキだけは何度も敗北しながらも生き延びてきました。

分岐イベント

ロキがシルヴィを称賛した事で、シルヴィもロキを信用し始めるようになります。これにより分岐イベントが発生し、TVAに見つかることで逮捕=救出される事になります。

1話のミス・ミニッツの解説ビデオでいうところの「道を外れた」ポイントであり、神聖時間軸のロキがする事がなかった「自分を信じる」という行為が描かれています。

こんな扱いは侮辱的だ 

TVAに連行されるロキは、メビウスから「皮肉のひとつでも言いたいところか?」と聞かれ、「全然!言いたいことなどひとつもない。」と返し、吹替では「こんな扱いを受けるいわれはない」、日本語字幕では「こんな扱いは侮辱的だ」と続けています。

©2021 MARVEL,Disney

ところが英語では「I should have an equal amount of security.(私にもシルヴィと同じ量の警備がつくべきだ)」と皮肉を言っており、自分のほうが警備員が少ない事について「侮辱的」だと言っています。

悪友

ロキとメビウスが言い合いの末に、ロキが「私はなんだ?」と問うとメビウスは「悪友だ」と返します。

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ラメンティスで自分(シルヴィ)を信じるようになったロキは、メビウスがこれでも自分を友と呼ぶ事から、他人を信じられるように変化していったと考えられます。ロキの意外そうな表情が印象的なシーンです。

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タイムループの刑

昨年にジェイミー・アレクサンダーさんがInstagramで示唆していた通り、レディ・シフが再登場となりました。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」ではコールソンをたびたび助けてくれましたが、それを除けば映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」以来7年ぶりとなります。

ロキがシフの髪を切るエピソードは「ソー:アニュアル #11」(1983年)のコミックにも存在しますが、そもそもの原点である北欧神話に存在するエピソードになっています。

ちなみにこの罰を与える時のタイムドアは普段と違って少し赤みがかっています。

タイムキーパーは見ている

ロキを時の牢獄に入れている間、シルヴィの尋問をさせてくれと願うメビウスですが、レンスレイヤーは許可しません。レンスレイヤーはロキから分岐イベントの原因を聞き出すように告げ、タイムキーパーが見ていると伝えます。

小説や漫画などに登場する独裁世界で全て見られている事を示唆する事はよくありますが、私達はドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のマドリプールでも同様の言葉を耳にしています。

クリー、タイタン、吸血鬼

メビウスは「クリー人、タイタン人、吸血鬼も尋問した事があるのに、2体の神もどきに手を焼いている」とハンターB-15と話します。

クリー人は「キャプテン・マーベル」や「エージェント・オブ・シールド」で、タイタン人はサノスや映画「エターナルズ」が関係してきます。

吸血鬼は映画「ブレイド」やソニーの映画「モービウス」が関連してきます。これらの作品にメビウスがカメオ出演することはあるのでしょうか。

分岐イベントの原因

神聖時間軸のロキが他人(ソー)を愛し、信用しはじめるのは「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の時系列中の事で2017年です。

2012年の変異体ロキが2077年でこれを始めてしまった事が急激な変異体エネルギーの発生の原因となったと考えられます。

4話の肝でもある分岐イベントの原因について、監督と脚本家がインタビューで説明されています。

真実

時の牢獄から出されたロキは再び尋問を受けます。その流れでシルヴィが剪定されたとメビウスに聞かされたロキは「せいせいした」と答えますが、メビウスには無意識の感情を指摘されてしまい、ロキは感情をあらわにします。

牢獄の中でシフに対して、自分がナルシシストであることを認めていましたが、人から言われるのは気分がいいものではありません。

口論の末、「TVAは全員変異体でさらわれてきて記憶を消されている」という話をメビウスに打ち明けますが、信用してもらえません。

嘘つき

再び牢獄に入れられるロキがその間際に、メビウスに対して「嘘つき」と罵ります。タイムパッドをいじりながら「ガールフレンドの事、嘘ついたからか」と言うメビウスに対してロキは「自分に嘘をついているからだ」と言い放つと、メビウスは表情を変えます。

ジェットスキーに何故か憧れる自分や、レンスレイヤーとの会話の中で感じる違和感。それらを抑えつけながら日々の業務をこなしているメビウスは、ロキの一言で真実を見失い始めます。

事件の解決

ロキを再び牢獄に入れたことで、レンスレイヤーの部屋で事件解決の書類にサインをします。しかしその際にまたもやペンを気にするメビウス。1話でもこのペンを気にしていましたが、神聖時間軸のメビウスと関係があるのかもしれません。

このシーンではテルミン奏者であるクララ・ロックモアさんの「The Swan」(1976年)の曲がバックで流れており、2話でもレンスレイヤーのシーンで同氏の曲が採用されていました。彼女も1970~1980年代ごろに誰かの変異体として派生し、連れてこられたのかもしれません。

書類にサインはするものの、メビウスはどこか納得していません。

メビウスの決断

書類手続きを終えたメビウスは、なぜシルヴィを尋問させなかったのか、C-20の異変に気づいたのはいつなのか、とレンスレイヤーに質問を投げかけます。しかし彼女は前にも言ったように「あなたを守るため」とはぐらかすに終わります。さらに「私たちがこの時間を過ごすため」「守る価値のある友情」とメビウスを説き伏せようとしますが、TVAやレンスレイヤーに不信を覚え始めたメビウスは自分のタイムパッドとレンスレイヤーのタイムパッドをこっそりすり替えるのでした。

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一杯だけ

メビウスが部屋から去ろうとすると、レンスレイヤーが「1杯だけ?」と引き止めます。

「2杯飲んだよね」と返すメビウスですが、このシーンでは飲み物を継ぎ足すような描写はなく、映像としては確かに1杯しか飲んでいないようです。

いったい、いつのメビウスの記憶と重なっているのでしょうか。

再びロックスカートへ

B-15はシルヴィを2050年のロックスカートへと連れて行き真実を聞き出します。TVAに行方を掴まれないように、災害ポイントの直前を選んだのだと考えられます。

B-15はシルヴィの能力で眠っていた記憶を掘り返し、真実を知ることになります。

C-20

メビウスはすり替えたレンスレイヤーのタイムパッドからC-20の真相を知り、ロキの発言が真実である事を確信します。

レンスレイヤーが自分を含めて職員が変異体である事を分かっていて隠そうとしているのか、単純に戯言を広めたくない一心なのかはわかりませんが、この映像には男性のミニットメンの声が含まれています。C-20の言葉を聞いてしまった彼も処分されてしまったのでしょうか。

なお、C-20の状態とともに3つの西暦が表示されています。一番上は2050年のロックスカートだと思われますが残り2つは不明です。

©2021 MARVEL,Disney

海外のwikiでは1979年はC-20の生年月日のようですが、この情報がどこ由来のものかは不明です。

信頼

友を信じるという選択にたどり着いたロキとメビウス。ロキは2話でメビウスの事を「信頼できる人物かもしれない」と感じつつも、結果的に裏切ってシルヴィを追いかける選択をしてしまいました。

その後、3話でもシルヴィを信じようとした結果、シルヴィから、そしてメビウスからの信頼を得ました。

先に与え、信じ、愛することはいつの時代も大事なことです。

剪定

ようやく信頼できるようになった二人でしたが、メビウスは剪定されてしまいます。

4話までの内容と描写から、剪定とは存在の削除であり、リセットとは記憶を消されてTVAの職員にされることではないかと推測出来ます。

しかしリセットの刑の執行人はシルヴィが明かしたTVAの真実に触れる事になるので、刑の執行は職員以外のロボットや特別な存在が担っているのかもしれません。

ちなみにロキが1話で受けた判決はリセットでした。

シルヴィの分岐イベント

シルヴィが自分の分岐イベントは何だったのか、レンスレイヤーに問いますが、「覚えていない」と返されてしまいます。シルヴィは背中を向けているためレンスレイヤーの表情に気づけませんが、ニヤリとする表情から視聴者にはそれが嘘だとわかるようになっています。

シルヴィは変異体となってしまった事が原因で世界を奪われていますから、ロキとして生まれた事を罪の意識のように感じ、ロキと呼ばれることを嫌っていたのかもしれません。

面会

タイムキーパーのデザインはおおむねコミックを踏襲しています。

©MARVEL

このシーンでロキも指摘していますが、ここへ連れてこられた理由は「ただ殺すため」だけのようです。厄介なロキの変異体の剪定を自身の目で確認したかったという事なのでしょうか。

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決戦

あわやという所でB-15が駆けつけ、ロキたちは反撃に出ます。

レンスレイヤーが「タイムキーパーをお守りして」と叫ぶあたり、彼らに戦闘力はないようです。実際に彼らは見ているだけで介入してきません。

この場所でも魔法は封じられていてロキは苦戦を強いられますが、シルヴィは体術にも自信があるようで、あっさりとレンスレイヤーをノックアウトしてしまいます。

タイムキーパーの子

TVAの兵士たちが倒れると、タイムキーパーは妙な言葉を口にします。

©2021 MARVEL,Disney

4話で最大の謎とも言えるこの言葉。しかし感情が昂ぶっているシルヴィはその真相を聞くことなく、タイムキーパーの首をはねてしまいます。

実際に親子関係だとすれば、3話でシルヴィが親の記憶があまりないと言った事と関係があるのでしょうか?

シルヴィにはまだ明かされていない、本人も知らない真実があるようです。

アンドロイド

首をはねられた中央のタイムキーパーですが、アンドロイドでした。残りの二人は高笑いしていましたが、連鎖的にシャットダウンしてしまいました。

バッキーは否定するかもしれませんが、今作もサムの言うように三大勢力「アンドロイド、エイリアン、ウィザード」絡みなのでしょうか。

これで終わりかと思った事件ですが、手がかりを失ってしまいます。

ロキの愛

ロキはシルヴィに「必ず突き止める」と約束し、何かを打ち明けようとします。

ロキとシルヴィを他人同士と見るか自分同士と見るかは個々の解釈により分かれる部分になりそうですが、監督は自己愛と表現しているため、究極のナルシシズムと言えそうです。

背後から

意識を取り戻したレンスレイヤーはバトンを使ってロキを剪定してしまいます。かつてロキ自身がコールソンにしたように、無防備な背後から止めの一撃をくらってしまいました。

シルヴィは素早くバトンを奪うとレンスレイヤーに突きつけ、全て話すように要求します。

エンディング曲

第4話のクレジットシーンで流れる曲はブレンダ・リーの「愛の讃歌 (原題:If You Love Me)」(1960年)です。「太陽が空から転がり落ちても、海が急に干上がっても、あなたが私に愛をくれるなら、真実の愛だ。そんなことは気にしない。」という内容で、今回もエピソードの内容をそのまま歌にしたかのような選曲になっています。

Hel

ポストクレジットシーンで、ロキが目覚め「ここはヘルか、死んだのか」と自問します。ここでいうヘルはHell=地獄ではなく、英語字幕で見るとわかるようにHelを指しています。

ロキがいうヘルは9つの世界のひとつニヴルヘイムの地域であり、本来であればソーの姉である女王ヘラが治めている地域です。

マーベル・コミックスではHelとHellの双方が存在し、Helにはヘラが、Hellにはサタンやメフィストなど悪魔が存在し、支配しています。

死んだのかという問に対して、「いやまだだ」という声のほうにカメラが向くと、変異体のロキ達の姿が映し出されエピソード4が終了します。ここで登場した変異体たちは、こちらの記事にまとめました。

TVAのいう「剪定」は存在そのものが消えるのかと思われていましたが、ロキはどこかへ転送されてしまった様子です。ここで登場した変異体のロキたちも剪定された結果ここに飛ばされたのかもしれませんし、そうであるならばメビウスや他のキャラクターも実はここで生きている可能性がありそうです。

©2021 MARVEL,Disney

なお、画面右には瓦礫になったスタークタワー(あるいはアベンジャーズタワー)の姿があるため、別の時間軸のニューヨークだと考えられます。

もし剪定された全員がここに飛ばされているなら、TVAの目的は一体どういうものなのでしょうか。


ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第5話は 2021年7月7日 配信です。

ドラマ「ロキ」シルヴィ役ソフィア・ディ・マルティーノさん、スタジオが母乳で育児出来るように衣装設計してくれたと写真を公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」でロキの変異体シルヴィを演じるソフィア・ディ・マルティーノさんが、自身のTwitterで「働くママに優しい衣装」としてシルヴィの衣装の内側を公開しました。

マルティーノさんは、マーベルの衣装デザイナーであるクリスティン・ワダ氏へのトリビュート投稿の中で、次のように述べています。

働くママは楽じゃない!?天才クリスティン・ワダ がシルヴィの衣装をデザインし、隠しジッパーを付けてくれたので、撮影の合間に簡単にポンプを使って赤ちゃんに授乳することができました。このような小さな(大きな)ことが、私が仕事をし、親であることを可能にしてくれたのです。私は永遠に感謝しています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」で主演を務めたエリザベス・オルセンさんも以前にマーベル・スタジオのキャストへの配慮について称賛していました。オルセンさんが「もし子供が欲しいと思った場合、いつ子作りについて計画したらいいでしょう?」とファイギ社長に単刀直入に訊いてみた所、「ゾーイやスカーレットに言ったのと同じことを君にも伝えるよ。君の好きな人生を生きればいい。僕たちがそれに合わせるから」という返事を貰ったと明かしています。

マルティーノさんは以前に The Hollywood Reporter とのインタビューの中で妊娠中にオーディションを受けた事、役が決まった時は妊娠9ヶ月だった事を明かしています。

また、Digital Spy とのインタビューでは、共演者のトム・ヒドルストンさんについても称賛し、「たくさんのアドバイスをくれて、私のことを本当によく見てくれて、ありがとう。私が何かにつまずかないようにしてくれたり、ランチタイムに隣に座ってくれたりしました。」と述べています。

ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第5話は 2021年7月7日 配信です。

映画「ブラックウィドウ」、スタジオPが「ナターシャの旅の終わりにしたくない」と明かす

マーベル・スタジオの副社長兼プロデューサーのビクトリア・アロンソが海外メディア Bionic Buzz とのインタビューの中で、公開が来週と迫っているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最新映画「ブラックウィドウ」について触れ、主演を務めたスカーレット・ヨハンソンさんと別れる準備が出来ていない事を明かしました。

アロンソ副社長はインタビューで次のように語っています。

私は彼女(スカーレット・ヨハンソン)を手放したくないので、この映画が旅の終わりと言うのは難しいです。これはサイクルなのです。私たちは、彼女が何をしていたのかわからなかった時間の塊の中を見ているのですから、彼女を手放すことはできません。私は執着しています。彼女はずっと私たちと一緒にいて、私たちは彼女を愛しています。私たちは、ブラックウィドウを愛しています。だから、私たちが以前いた場所からどこへ行ったのかを見るのは刺激的だし、その反応は想像できないわ。世界中の人たちに見てもらえることに、ただただ興奮しています。

これはあくまで副社長個人の意見ですが、スカーレット・ヨハンソンさんのブラックウィドウでまだ別の作品を作りたい意向を明らかにしました。

一方でスカーレット・ヨハンソンさん本人は「ブラックウィドウ」が最後の作品というスタンスであり、マーベル・スタジオが彼女を口説き落とせるかどうかが今後の課題となるようです。

アイアンマン/トニー・スタークを演じたロバート・ダウニーJr.さんやキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスさん、ソーを演じたクリス・ヘムズワースさん達も幾度も「これがラスト」と思いつつ契約延長をしてきた前例があるため、ナターシャ・ロマノフを見るのは今作が最後ではない可能性が出てきているようです。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ソース:Black Widow Producer Reacts to Ending Scarlett Johansson’s Marvel Journey: “I Refuse to Let Her Go”

ドラマ「ロキ」、監督と脚本家がロキのロマンスについて説明

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の第4話「分岐イベント」の中で示唆されたロキとシルヴィのロマンスについて、ケイト・ヘロン監督と脚本家のマイケル・ウォルドロンさんが Marvel.com とのインタビューの中で説明しました。

ロキとシルヴィの想いによって分岐イベントが発生したことでTVAに見つかった二人はTVAに逮捕されることで終末を回避しました。インタビューの中でウォルドロンさんは次のように説明しました。

それは、私が(このシリーズに)応募したときの核心の一つで、ラブストーリーがあるということでした。私たちは、ロキが別のバージョンの自分と恋に落ちることが本当に必要なのか、それはあまりにもクレイジーなことなのか、といったことを少しの間繰り返し議論しました。それはクレイジーすぎるのではないか?しかし、私にとって、このシリーズは最終的に自己愛、自己反省、自分を許すことをテーマにしているので、それがロキの最初の本当のラブストーリーになるのは当然だと思いました。
2人が視線を合わせている時、それは友情が開花しつつある瞬間でした。そして初めて、二人は “ああ、これは何か他のものかもしれない 。この感覚は何だろう?”と感じます。純粋な混沌とした2つの存在が、同じ人間として互いに恋に落ちるのです。それはまっすぐ繋がっている事であり、まさにTVAを恐怖に陥れるようなものと言えるでしょう。

また、ヘロン監督は以下のようにコメントしました。

ショー全体がアイデンティティに関わるものです。それはロキについてであり、彼は非常に異なった道を歩んでいますし、異なった旅をしています。彼はシルヴィの中にあるものを見て、「ああ、私はそこにいたことがある。君の気持ちはわかるよ」と。でも、彼女は「私はそんな風には感じないわ」と言うんです。そこが面白いところだと思います。彼女は彼に似ていますが、彼ではありません。2人の人生経験はとても異なっています。アイデンティティの観点から、それを掘り下げていくのが面白かったですね。ロキとの相性がいいのは結局自分自身ではないでしょうか。

さらに監督は「息をするスペースを与えて、価値があると感じられる方法で掘り下げることができました」と付け加えました。

ロキとシルヴィはお似合いのカップルでSNS上でも歓迎の声が大きいように感じますが、ロキがシルヴィに好意を抱き始めたという事は、つまり自身を愛する事を覚え始めたという事。4話でメビウスがナルシシストと揶揄したように、ヴィジュアル的には男女のカップルに見えますが、本質的には同じ人物です。

ロキは映画「マイティ・ソー」の時に氷の巨人ラウフェイの息子である事を知らされ、自分はオーディンやフリッガから愛されていないと思いこむようになり、痛みを抱え、歪み始めたのが原因でした。

今作で氷の巨人が端々に登場するのもロキのコンプレックスの一因となっているからであり、ロキが自身を認め、愛するようになる事で新たな一歩を踏み出していく事になるかもしれません。

ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第5話は 2021年7月7日 配信です。

ソース:‘Loki’: Inside the Decision to Have Him ‘Fall In Love With Another Version of Himself’

ドラマ「シークレット・インベージョン」、クリストファー・マクドナルドさんが撮影開始時期をほのめかす

ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」の撮影開始が迫っているかもしれません。5月にキャスティングが報じられたクリストファー・マクドナルドさんが Youtube番組 The Movie Dweeb に出演し、MCU版のノーマン・オズボーンを演じるのではないかという噂についてコメントしました。

噂について聞かれたマクドナルドさんは、「僕は何も知りませんし、何も言えません。秘密保持契約ににサインしたからね、シークレット・インベージョンというタイトル以外は何も知らないんだ。」と述べました。

また、出演が決まった時の状況について以下のように説明しました。

楽しい電話だったよ。僕のエージェントとマネージャーが一緒になって僕に電話をかけてきて、「クリス、今大丈夫か?」と言いました。僕は「車で家に向かっているところだよ」と答えました。すると「ああ、車を止めた方がいいかもしれない」と言うんだ。僕は「おっと、何かあったのか」と言うと、「いや、いいんだよ。停めてくれ」。そして彼らは、MCUに参加するためのオファーが来ていることを教えてくれたんだ。僕は「ワオ! これは、ハリウッドのナンバーワンのシリーズだ。まさしく僕が祈っていたものにすぎないよ」と思ったよ(笑

「ケヴィン・ファイギはよくやっている」とマクドナルドさんは、マーベル・スタジオの社長兼プロデューサーについて付け加えました。「彼らが制作している23本の映画と、ワンダヴィジョンやロキが出演するテレビ番組は壮観です。俳優にとっては夢のような話です。だから僕はロンドンに来て、1ヶ月後にはこのことを実現するつもりだ。1ヶ月半後にはそこでやっていると思うよ。」と撮影の開始時期をほのめかしました。

最も楽しみにしている共演者を聞かれたマクドナルドは、「サミュエルとはたくさん共演しているよ。でも、オリビア・コールマンとはぜひ一緒に仕事をしたいですね。彼女はとても楽しい人です。彼女は美しく、聡明で、つながりがあり、その場にいて、ただそこにいて、カットするだけで、リフを繰り出すと言われるような人です。そんな風に仕事をするのは、とても楽しいことだと思います。僕もそのような仕事が好きです」とコメントしました。

「オリビア・コールマンとエミリア・クラークは素晴らしい」とした上で、「サムは素晴らしい存在になるだろう。すべてが信じられないような偶然の産物で、彼らが僕を招いてくれたことに非常に感謝しています。」と語りました。

「シークレット・インベージョン」はサミュエル・L・ジャクソンさん演じるニック・フューリーとベン・メンデルソーンさん演じるタロスを主人公としたドラマで、その他のキャスティングに関しては、メインヴィランをキングズリー・ベン=アディルさんが演じる事が発表されています。

その他、オリビア・コールマンさんやエミリア・クラークさん、キリアン・スコットさん達が役割不明のキャスティングとして報じられています。

「シークレット・インベージョン」は、同名のコミックシリーズがベースとなっていると考えられており、いくつかのタイトルに渡ってスクラル人が地球上のヒーローに取って代わる侵略計画を実行したイベントでした。MCUのスクラルは地球とかなり友好的なため、内容は大きく変わる可能性も指摘されています。

ドラマ「シークレット・インベージョン」はディズニープラスにて配信予定です。

ドラマ「ロキ」、神聖時間軸に4話のネタバレは許されない ─ ミス・ミニッツが監視している事をスタジオが明かす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」の第4話「分岐イベント」が配信されましたが、マーベル・スタジオが公式Instagramにてとある警告を発しています。それはこの4話に関して、ネタバレをしないようにと言ったもの。

タイムキーパーとミス・ミニッツの画像と「セイクリッドタイムライン(神聖時間軸)を破壊するな」という警告と共に「セイクリッドタイムライン(神聖時間軸)にはネタバレなどありません。全力で守ってください。マーベル・スタジオの「ロキ」の第4話は、ディズニープラスで配信中です。」と劇中のTVAの監視体制を彷彿とさせる投稿をしています。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の際には主要なキャストからのネタバレをしないよう警告するメッセージが公開されましたが、今作は物語に沿った形での警告となりました。

今回の警告を深読みするのであれば、ミス・ミニッツはやはり黒幕側のキャラクターなのでしょうか。あるいは彼女こそが・・・?

ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第5話は 2021年7月7日 配信です。

ドラマ「ロキ」、第4話に登場した変異体のロキ達は?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」のエピソード4「分岐イベント」には本作初のポストクレジットシーンが挿入されていました。今回はそこに登場したキャラクターとそのキャストについてご紹介。

※本記事にはドラマ「ロキ」エピソード4のネタバレが含まれています。ご注意ください。

ヤング・シルヴィ/ケイリー・フレミング

4話冒頭に登場した幼少期のシルヴィを演じたのはケイリー・フレミングちゃん。1年以上前から報じられていたキャスティング情報どおりでした。

ケイリー・フレミングちゃんは2007年生まれの女優さんで、映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でレイの幼少期役を演じたり、人気ドラマ「ウォーキング・デッド」では長らく主役およびリーダーだったリックのなき後をついで、幼くしてコミュニティを率いるジュディス・グライムズを演じるなど、可愛らしさと演技力で日本人でもご存知の方が多い女優さんです。

クラシック・ロキ/リチャード・E・グラント

クレジットによるとクラシック・ロキを演じたのはリチャード・E・グラントさん。数年前からトム・ヒドルストンさんと共演したかったが「ロキ」でやっと叶ったと、自ら公言しちゃっていたおちゃめな俳優さんです。征服者カーンを演じるのではないかと言われていましたが、こちらは報道とは違ってロキの変異体という事になりました。カーンがなりすましている、という事がなければですが。

FOXのマーベル映画「LOGAN/ローガン」(2017年) ではザンダー・ライス博士を演じ、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019年) ではプライド将軍を演じられています。

なお、コミックにクラシック・ロキというキャラクターがいるわけではありません。1949年の「Venus Vol 1 #6」に登場して以降長い歴史のあるキャラクターであり、コミック初期の頃にいた、現在のロキとは少し性格等の違う昔のロキの事を指す場合の呼称としてクラシック・ロキやオールド・ロキと呼称されていました。ドラマでは他の変異体と区別しやすいようにクラシック・ロキの名が正式に与えられたようです。

キッド・ロキ/ジャック・ヴィール

キッド・ロキを演じたのはジャック・ヴィールさん。ドラマ「このサイテーな世界の終わり」(2017年)や映画「Come Away」(2020年) などに出演されています。

キッド・ロキはヤング・アベンジャーズのメンバーでもありますが、今の所MCU版がどうなるかは不明です。

ボーストフル(Boastful:得意げな、自慢げな)・ロキ/デオビア・オパレイ

ボーストフル・ロキを演じたのはデオビア・オパレイさん。

「エイリアン3」(1992年) でアーサー役、「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(2011年) でガンナー役、「ジュマンジ/ネクスト・レベル」(2019年) でグロム役などを演じられています。

ボーストフル・ロキはコミックに起源がないオリジナルキャラクターのようですが、1984年のコミック「What if… #47」にて、ロキがムジョルニアを手にした事はありました。ボーストフル・ロキの持つハンマーがムジョルニアの変異体であるかは不明です。

なお、彼は予告動画で何者か(角があるように見えるので更に別のロキ?)と戦うようなシーンが存在しています。

©2021 MARVEL,Disney

アリゲーター・ロキ

キッド・ロキが抱えているワニですが、本物かCGIかも不明で、コミックに起源がありません。

コミックにはThrogというソーがカエルになったバージョンがあるので、そこからインスパイアされているのかもしれません。


以上、今回登場したロキの変異体です。ヤング・シルヴィはわかりませんが、他の変異体は5話にも登場する事でしょう。

ドラマ「ロキ」は 毎週水曜日 16時より ディズニープラスで新エピソードを追加配信中。次回、第5話は 2021年7月4日 配信です。

映画「ブラックウィドウ」、監督が続編の可能性を示唆 ─ ナターシャ再登場の可能性は低い?

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」の公開を来週に控える中、ケイト・ショートランド監督が海外メディア Radio Times のインタビューで続編の可能性について言及しました。

2019年にスカーレット・ヨハンソンさんが、「ブラックウィドウ」をスタンドアロン・フランチャイズと称したことで、シリーズ化の展望がこの時点であるものと考えられてきました。

このスパイ映画が継続される可能性について質問されたショートランド監督は、その可能性について次のように回答しました。

別のキャラクターを追うことになると思います、はい。

スカーレットは、パーティーを去ることを本当に喜んでいると思います。彼女は自分が行きたいと決めたんです。そして、彼女は今のところ戻ってきたいとは思っていないでしょうね。

監督は続編としてナターシャとは別のキャラクターを追う事を想定している事を明かしました。ナターシャは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で退場する流れですから、別の前日譚でない限り、ナターシャの登場の余地はありません。

監督は以前に、「今作はスカーレット・ヨハンソンからフローレンス・ピューへバトンが渡される」コメントしており、この言葉通りであれば「ブラックウィドウ」続編はフローレンス・ピューさん演じるエレーナが主役になる可能性が高そうです。

しかし、ピューさん当人は今作が「2代目を継承するような作品とは感じられなかった」コメントしており、二人の発言の食い違いはファンを混乱させています。

まずは来週公開の「ブラックウィドウ」を楽しみつつ、続編の行方についてもあらためて考察するのがいいかもしれません。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日(木) より劇場公開、2021年7月9日(金)からディズニープラスでのプレミアアクセス予定です。

ソース:Black Widow Director Teases Sequel Chances Without Scarlett Johansson

映画「ブラックウィドウ」の新たなポスターが公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックウィドウ」から新たなポスターが公開されました。ナターシャ・ロマノフを始めとした、トレーラーでもお馴染みのエレーナ、アレクセイ、メリーナ、そして正体不明のタスクマスターの他に、S.H.I.E.L.D.の元同僚と明かされているものの謎だらけのメイソンと、映画「アベンジャーズ」で言及されたドレイコフが描かれています。

「ブラックウィドウ」の公式あらすじは以下の通り。

ブラックウィドウの前に突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ。
だが、この家族の再会によって、レッドルームの恐るべき陰謀が動きだす!
ブラックウィドウの作られた過去との戦いが、世界の命運を握る。

映画「ブラックウィドウ」は 2021年7月8日 劇場先行公開、2021年7月9日 より ディズニープラスでのプレミアアクセス公開です。