【噂話】映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」にシーハルクが参戦?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」にシーハルクが登場すると複数のスクーパーが報じています。キャプテン・アメリカ最新作のヴィランがリーダー/サミュエル・スターンズである事と、ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でインテリジェンシアが紹介された事は、二作品の関連性を示していると考えられています。

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The Geeks Worldwide のスクーパー KC Walsh 氏は@WorldWarHulkNewの投稿を引用しつつ、最終的に正式発表された時、最初に誰が報じたのか見てみましょうと「サンダーボルツ」の実写化が真実だった事を引き合いに出して投稿しました。

ドラマ「シーハルク」の6話で登場した謎の人物「ハルクキング」はシーハルクの血液を狙っており、1話でブルース・バナーが危惧していたように新たなハルクが作り出される危険性が現実になろうとしている事が描かれていました。

コミックに目を向けると、インテリジェンシアの中心人物はMCUの映画「インクレディブル・ハルク」にも登場したリーダー/サミュエル・スターンズであり、コミックでサミュエル・スターンズはサディアス・ロスをレッドハルクへと変えてしまいました。

@WorldWarHulkNewのツイートでは、「『シーハルク』はリーダーが(部下によって)ジェンの血を得る事で終了します。これは別のハルクの誕生の基礎となり、ジェンの血を基に作られます。『キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー』は、リーダーによって作られたこの新しいハルクを紹介します」と主張しています。

おおまかな流れはコミックに沿っているようですが、この新しいハルクがコミックと同様にレッドハルクであるかどうかは今のところ掴めていないようです。

レッドハルクに変身するサディアス・ロスをMCUで演じてきたウィリアム・ハートさんは亡くなっており、ロス役をリキャストしてコミック通り話を進めるか、別キャラクターを用意して新たなストーリーにするかを模索しているのかもしれません。

コミックの設定と現在公式に分かっている情報から判断しても、「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」にシーハルクが登場する流れは十分に考えられるものですが、実際にどうなっていくのか今後の情報には注目です。

映画キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

ドラマ「シーハルク」、インテリジェンシアのボスに新たな説が浮上

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の6話に登場した謎の集団「インテリジェンシア」。インテリジェンシアはコミックにも登場するスーパーヴィラン集団の名称であることから、このドラマで言われる「ボス」がリーダー/サミュエル・スターンズではないかという説が有力視される中、海外メディア The Direct は既に劇中に登場していた人物である可能性を指摘しています。

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その人物とは、4話「Is This Not Real Magic?(邦題:本物のマジックとは?)」に登場したデート相手の一人であるトッド。

ジョン・バスさん演じるトッドはデート中の会話で「マッチングする前から君のファンだった」と話しており、シーハルクに高速移動、暗視能力、ヒーリングファクターの有無の確認をした他、ヴィブラニウムで傷がつくのかどうかを確認していました。そして最後には「なんて素晴らしい標本だ」と評しています。

そして5話で再会した際には「近々また会わないか?」とも提案していました。

シーハルクのデート相手がそれぞれ医者や映画監督といったバックボーンが描かれていた中で、実はトッドだけが何も言及されていません。画面上でのトッドは確かにシーハルクへの興味と執着で満たされているようにも見えます。

6話のラストで映し出された太い注射針はおそらくヴィブラニウムで作られており、3話「The People vs. Emil Blonsky(邦題:エミル・ブロンスキーの仮釈放)」での採血の失敗をもとに改良された注射器である事が予想されます。

運良くアプリでシーハルクとのマッチングを果たしたトッドが、部下の失敗を経て直接調査のためにデートに赴いた可能性について記事は言及しています。

インテリジェンシアのボスはコミック通りリーダーなのか、それともトッドなのか、いずれでもない別のキャラクターなのか、残る3つのエピソードに注目です。そしてシーハルクの血液から新たなガンマモンスターが誕生してしまうのでしょうか?

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第7話は 2022年9月29日 配信予定です。

ソース:She-Hulk Might’ve Already Spoiled Its Big Villain Twist (Intelligencia Boss Explained)

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、6話のチェックポイント

2022年9月22日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード6「Just Jen(邦題:ただのジェン)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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プロローグ

前回ルーク・ジェイコブソンから貰った衣装はビジネススーツ、スーパースーツにワンピースと2着というわけではなかったようです。高校時代の友人ルルからブライズメイドを依頼され、結婚式に出ることになったジェニファーは貰ったワンピースを持って出かける準備。

そしてジェニファーが第4の壁を破り、今回のエピソードが1話完結の話であると言い、前回期待させたデアデビルが登場しない事を暗に説明しています。

ミスター・イモータル

マロリーとニッキが離婚調停の件で対応するのはミスター・イモータル/クレイグ・ホレス。

ミスター・イモータル/クレイグ・ホレスはコミックに起源を持つキャラクターで、名前が示す通り不死の能力を持っています。が、コミックと共通しているのはそれだけで、年齢設定や背景、キャラクター性などはほとんど継承されていません。

コミックのミスター・イモータル/クレイグ・ホレスはホモ・スプリームと呼ばれるミュータントの一種で、詳細な年齢は不明ですが20代ぐらいの青年として描かれています。

©MARVEL,Disney

死なないと言うだけで特別な武器も戦闘力もないクレイグですが、妻が家出したあと自殺しようとして能力に気づいた時、彼はヒーローとして生きることを決めます。新聞広告で仲間を集めグレイト・レイクス・アベンジャーズ(非公認)を結成し、五大湖周辺を守るチームとして活動。五大湖のほとりのウィスコンシン州ミルウォーキーで起きた銀行強盗の現場で、ウェスト・コースト・アベンジャーズ設立のために西海岸に向かっていたホークアイとモッキンバードと出会いました。なお、コミックでは「アベンジャーズ」の名称を巡って、トニー・スタークが利用料を取り立てるというドラマ「シーハルク」でお馴染みになった商標トラブルに関するエピソードも描かれています。

また、MCU版のミスター・イモータルは複数の離婚トラブルを抱えていますが、コミック版は愛にまっすぐなキャラクターで、家出してしまった元妻の他に、グレイト・レイクス・アベンジャーズ結成後に出会ったダイナ・ソーというチームメンバーとの女性(種族不明、宇宙人と翼竜のミックスしたような種)とのロマンスしか描かれていません。

ここまで変更されると、マーベル・スタジオはグレイト・レイクス・アベンジャーズを実写化する計画を除外していそうですが、念のため頭の片隅に置いておくのがいいかもしれません。

ミスター・イモータルが飛び降りて警備車両に激突するシーンは予告動画(下の画像)にも含まれていたシーンですが、予告の時と違ってQRコード追加されており、今週の無料コミックが読めるようになっています。

©MARVEL,Disney

なお、ミスター・イモータルは制作がキャンセルされた幻のマーベルドラマ「ニュー・ウォーリアーズ」にもメインキャラクターとして登場予定でデレック・テラーさんがキャスティングされ、同じくグレイト・レイクス・アベンジャーズのメンバーでもあるスクイレル・ガールと共に撮影も進んでいました。

トワイライト・サーガ

ジェニファーに対して軽くマウントを取ったルルが友人たちと「エドワード派?ジェイコブ派?」と話しているのは映画の「トワイライト」シリーズの話題。

ステファニー・メイヤー氏による世界的ベストセラー小説を映画化した「トワイライト」シリーズは、2008年公開の「トワイライト~初恋~」で、人間の女子高生と美しいヴァンパイアの青年との禁断の恋物語を描き、多くのティーンエイジャーたちの心を掴みました。

ジェニファー・ウォルターズの正式な年齢は公開されていませんが30代とは説明されているため、時系列的に彼女たちが概ね高校時代に公開された映画シリーズである事がわかります。

なお、エドワード(演:ロバート・パティンソン)が吸血鬼であり、ジェイコブ(演:テイラー・ロートナー)がその宿敵である狼男。彼らの魅力で「エドワード派」と「ジェイコブ派」に大きく分かれるトワイライトファンですが、MCUにはどちらの種族もすでにいる事を考えると、いずれは「ブレイド派」と「ジャック・ラッセル派」に・・・とはならないでしょうか。

タイタニア登場

新郎の友人と付き合っているという理由で式に参加するタイタニアと、妙に喜ぶルル。

冒頭で「主役は自分、自分より目立たないよう」にジェニファーに釘を刺していたにも関わらず、スーパーインフルエンサーのタイタニアが参加することに異論はない様子。

ルルは内心ジェニファーに対して僻んでいるのか、単純にタイタニアの熱烈なファンという事でしょうか?もしくは新郎の友人(の連れ)にまで文句は言えないだけかもしれません。もしタイタニアのファンであれば、以前の判決の事をふまえるとジェニファーに恨みを持っている事も考えられそうです。

ジョシュ

トレバー・ソルターさん演じるジョシュは今のところコミックに起源がなさそうな、MCUオリジナルと思しきキャラクター。

コミックのシーハルクが身体の関係を持った事があり、MCUにも登場済みのキャラクターはアイアンマン、ホークアイ、ハーキュリーズ(ヘラクレス)、ハルク。その他実写化済みキャラクターではルーク・ケイジやジャガーノートなど、やはりパワー系キャラクターが目立ちます。

本作の予告にはジョシュとドライブしているシーンもあったため、今後のエピソードでの再登場が予想されます。

マリオカート

新郎側の友人はマリオカートで大盛りあがり。4人いるのにシングルプレイで遊んでいるのが気になる所ですが、ドラマ「ミズ・マーベル」でもスマッシュブラザーズやクッパ、ドンキーコングなど任天堂の商品やキャラクターに対する言及があり、MCUの世界でも任天堂はかなり親しまれているようです。

バロネス・クロムウェル

ミスター・イモータルが最初の妻と説明するバロネス・クロムウェル。コミックにはバロネス・ブラッド、本名リリー・クロムウェルという吸血鬼が存在しており、ドラキュラの支配下にありました。

©MARVEL

コミックではミスター・イモータルとバロネス・ブラッドの間に関係はありませんでしたが、MCUで妻とされている人物がコミック同様吸血鬼であったとしても、夫のほうはその不死の能力ゆえに問題なく過ごせた可能性が考えられます。

もし彼女が実際に吸血鬼であるならば、「ブレイド」でも言及されるかもしれないキャラクターです。

ジョナサン

ジェンのパートナーと聞かされていたジョナサンは実際にはチワワでした。コミックにはジョナサンという犬は登場しませんが、ジョナサンと名付けられたクズリが登場し、ローガンと彼のクローンであるローラ・キニーとガブリエル・キニーの三人とは仲間のような存在でした。

ローラとガブリエルが公園へ散歩につれていった際には犬と間違われました。

©MARVEL

紹介したものの、元ネタとは言いにくいキャラクターかもしれません。ちなみにロケット・ラクーンが作ってくれた翻訳機によって英語での意思疎通が可能になっています。

揺れる心

1話の頃はシーハルクの力は要らないと豪語していたジェニファーですが、回を重ねるに連れ、周りがシーハルクを求める事と自分もそれを認め始めている事に心が揺れ動きます。

そのままでいいと言ってくれるジョシュでしたが、これから先もシーハルクに頼っていくのであれば、やはりロマンスの相手にはコミックのような超人が必要になるかもしれません。

シーハルク vs. タイタニア

エピソード序盤では否定していたタイタニアですが、結局は復讐のために今回の式に参加していました。

ジェニファーは一瞬、以前のブルース・バナーのように、シーハルクへのなり方がわからなくなりますが、事なきを得て無事再戦となります。しかしこのピンクのブライズメイド服はルーク・ジェイコブソンが用意してくれたものではないような気がしますが、どうなんでしょうか。当然ルルの他の友人たちも同じ服を着用しています。

コミックのタイタニアと比べるとややパワー不足感はありますが、それでもシーハルクとそれなりに渡り合えるタイタニア。1話の時も裁判所の壁を壊して登場するなどある種の怪力を見せていましたが、MCU版のタイタニアがどのような経緯でスーパーパワーを手に入れたのかはまだ語られていません。

コミックのティターニアはドクター・ドゥームの改造手術によるパワーでしたが、彼女の力の起源が明かされるのか、残されたエピソードには要注目です。

インテリジェンシア

ミスター・イモータルの被害者たちによって明らかになったウェブサイト「インテリジェンシア」。

裁判が終わったニッキとマロリーがこのサイトをチェックしている時、画面左上にはクックヴィルの地図が掲載されています。

このクックヴィルという土地はこれまでのMCUで一度触れられており、ドラマ「ロキ」シーズン1の2話「変異体」において、シルヴィがリセットチャージを使い神聖時間軸を爆破し、分岐イベントを発生させていました。1999年にクックヴィルで何らかのイベントが発生した事がモニター上に表示されています。

©MARVEL,Disney

クックヴィルの再登場が単なる偶然なのか、何らかの伏線の兆候なのか、ここもチェックしておくべきポイントです。

また、インテリジェンシアはマーベル・コミックにおけるヴィランチームの名称であり、これ自体が今後なんらかの意味を持ってくる可能性があります。詳しくは先立って投稿した記事をご確認ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-she-hulk-intelligencia-ant-man-3-captain-america-4/”]

コミックのインテリジェンシアはサディアス・ロスを口説いてレッドハルクにしてしまいますが、ロス長官を演じていたウィリアム・ハートさんが2022年3月に亡くなられた為、コミックのプロットが維持されているかどうか判断が難しい局面になっています。


エピソード6の時点でまだ配信されていない予告映像としては、デアデビル、ジョシュとのデートシーン、シーハルクのレッドカーペット、フロッグマン、アボミネーションのサロン、ダメージコントロールの武装エージェントたちなどが残っています。実際の動画で確認したい方はRedditに投稿された未配信シーン集を御覧ください。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第7話は 2022年9月29日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」6話のインテリジェンシアは映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールドオーダー」に繋がる?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード6「Just Jen(邦題:ただのジェン)」に登場した架空のウェブサイト「インテリジェンシア」。作中ではシーハルクへの攻撃的な書き込みが見られたこのサイトですが、マーベルコミックにおいてインテリジェンシアはヴィランチームの名前であり、発起人はキャプテン・アメリカ最新映画のヴィランとして発表されているリーダーでした。

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コミックにおけるチーム「インテリジェンシア」は2009年のコミック「Fall of the Hulks Alpha (2009) #1」に登場しており、リーダー/サミュエル・スターンズが結成しました。

©MARVEL

マーベルの知的ヴィランを集めたこのチームは相互に情報と知識を交換することを目的とし、失われたアレキサンドリア図書館の蔵書を再び集めることでした。リーダーを筆頭にM.O.D.O.K.やドクター・ドゥームなど名だたるヴィランも参加する強力なチームでしたが、裏切りなどが多発する脆弱性も含まれていました。また、彼らはハルクを倒すべく、レッドハルクを作成しました。

MCUにはモードックやドクター・ドゥームはまだ導入されていませんが、モードックは映画「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」のファーストクリップにて確認されたと報じられており、「ニューワールドオーダー」までにリーダーとモードックが合流出来る可能性は少なからずあるようです。

サミュエル・スターンズは映画「インクレディブル・ハルク」以降登場の機会がなかった事もあり、その後どうしていたかは不明です。しかし、「インクレディブル・ハルク」の時点ですでに変身しかけていた事もあり、水面下で何らかの活動をしていたと考えられます。

というのもインテリジェンシアという名前は既に映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場しており、ユリシーズ・クロウがそのメンバーとして作中(の書類上)で紹介されていました。

©MARVEL,Disney

MCU内の時系列2015年の時点でインテリジェンシアは既に結成されている可能性が高く、「シーハルク」3話に登場したレッキングクルーはリーダー及びインテリジェンシアの手下として動かされ、シーハルク、ハルク、アボミネーションのいずれかからハルクの血を奪う事でレッドハルク計画を進めているのかもしれません。

マーベル・スタジオがコミック通りの展開をあまり好まない事を除けば理にかなった流れであり、「アントマン&ワスプ」でソニー・バーチがピム博士のピム粒子を狙っていた裏にもインテリジェンシアがいた可能性もあるかもしれません。

「シーハルク」は残り3話でどこに向かっていくのか、要注目となっています。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第7話は 2022年9月29日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、グリフィン・マシューズさんが今後のルークについて語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でルーク・ジェイコブソンを演じた俳優のグリフィン・マシューズさんが、海外メディア ABC13ヒューストン とのインタビューで、本作に参加した心境と、今後のルークについて語りました。

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マシューズさんはインタビューの中で「ええと、そうですね。決まった時はただ叫びました。つまり、何が面白いかというと、実はオーディションを受けるとき、何が起こっているのか知らなかったんです。彼らはすべてをとてもとても秘密にしています。だから、『あなたの役を発表する』って言われるまで、ワクワクしていませんでした。」とオーディション当時を振り返りました。

そしてさらに「『グリフィン、何も言うなよ』と言われたようでした。私が言えることは、ルーク・ジェイコブソンは本当に面白いということ。そして、ルークのユーモアを見てもらうのが楽しみなんです。ルークはエピソード5とそれ以降で大混乱を引き起こすでしょう」と、今後のルークについて示唆しました。

ルーク・ジェイコブソンは超人相手にビジネスを展開するスーパーデザイナーとして先週配信の「シーハルク」のエピソード5に登場しました。

誰も彼もがコスチュームを自作出来るわけではない事を考えると、ルークの存在は今後のアベンジャーズにとっても重要な存在となるかもしれません。MCUではトニー・スタークが亡くなり、S.H.I.E.L.D.も崩壊し、ブルース・バナーは宇宙に行き、シュリはワカンダで手一杯な状態で、衣装開発をできそうな人材で残されているのはピム博士ぐらいになっているのが現状です。

「シーハルク」では残りのエピソードにも登場する機会が残っているようですが、MCU全体にも影響を及ぼしていくのか、今後のルーク・ジェイコブソンには注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2022年9月22日 配信予定です。

ソース:Prepare to meet Luke Jacobson in “She-Hulk: Attorney at Law”

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、5話のチェックポイント

2022年9月15日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード5「Mean, Green, and Straight Poured into These Jeans(邦題:ノリノリ、緑、デニムの着こなしバッチリ)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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シーハルクの商標の裏話

今回のエピソードはシーハルクの商標がテーマになっていますが、もともとシーハルクは商標がきっかけで誕生したキャラクターでした。

1977年にドラマ「ザ・インクレディブル・ハルク」がテレビで放映され大ヒットし、1979年には3シーズン目が放映されていました。当時のスタン・リー氏はこのヒットの裏で、ひとつの心配事を抱えていました。

ドラマのプロデューサーだったケネス・ジョンソン氏が当時ABCで「The Six Million Dollar Man(邦題:600万ドルの男)」を制作した後、スピンオフ「The Bionic Woman(邦題:地上最強の美女バイオニック・ジェミー)」をユニバーサルで制作し、権利で揉めていました。

スタン・リー氏及びマーベル側は同様の事が起こるのではないかとの懸念の元、1979年に「サベージ・シーハルク」のコミックを出版し、先に女性版ハルクを公式にデビューさせたという経緯があります。この事は「シーハルク」英語wikiの出版歴の最初の一節に掲載されています。

ちょっとした大人の事情で誕生したシーハルクでしたが、誕生から約40年を経て、現在このエピソードが逆にドラマ内でいじられています。

ポッドキャスト

ジェニファーが車の中で聞いているポッドキャストは「Law360」。これは実在する米国の法律系ニュースサービスで、これを利用する弁護士が多いのは当然のこと。

タイアニアはジェニファーもこれを利用しているとの思惑から、ポッドキャストのスポンサーになり、ジェニファーへのマウントを取り始めていました。

本作の配信前のインタビューで、タイアニアを演じるジャミーラ・ジャミルさんは、ソーシャルメディアを武器とするタイアニアはMCU史上最も迷惑な存在になると話しており、今回のエピソードでその意味がわかり始めます。

シーハルクbyタイタニア

タイアニアがプロデュースしたヘルスケアシリーズ「シーハルク」のCMが挿入され、タイトルロゴも乗っ取られています。

ジェニファーとニッキはタイタニアの交流イベント会場に。そこで見たのは「ヘビ毒入り リップグロス」。「ヘビ油みたいなインチキ商品」と批判していますが、米国では「snake oil」は「インチキ」の意味で使用されています。

この背景には中国の伝統薬であるスネークオイルが「中国生息の水蛇」から取ったオイルだったものに対して、アメリカ人が「アメリカ生息のガラガラヘビ」から取ったオイルを販売し、何の効果もなかったという歴史的事実があります。これが発端となり、スネークオイル=インチキという図式がアメリカで定着してしまったそうです。

日本のガマの油みたいに原料の品種がわかる命名であれば、このような誤解は生まれなかったかもしれません。

アイアンマンスリーズ

2話に小さな広告として、3話には動画サイトのレビュー動画のサムネとして登場していたアイアンマンスリーズという靴が、物語に絡んできました。パグはこの靴を履く用と見る用の2種類欲しがっており、ニッキに一緒に並んでくれるように頼みます。

アロンゾという名のブローカーからこの情報を聞きつけたというパグに、ニッキはシーハルクのコスチュームを作れる人物の紹介を条件に取引しています。

マーベルコミックには元編集長のアクセル・アロンゾさんがいる他、マーベル・スタジオの元副社長で現在はフィジカル、ポストプロダクション、VFX、およびアニメーションのトップを務めるヴィクトリア・アロンゾさんと二名の重要なアロンゾさんが存在し、この姿のないブローカーの名前に使用されているようです。

まがい物

アロンゾから紹介された店に行ったニッキとパグ。しかしそこにあるのはタピオカドリンクの店でした。今週の無料コミックはこの画面のQRコードで公式サイトへジャンプし、2005年のコミック「シーハルク #10」が読めます。

アロンゾからの紹介と告げる事で裏口へと案内された二人、そこには「アビンジャーズ」や「アボンジャーズ」などのコピー商品が大量に陳列されていました。同じイラストでアビンジャーズとアボンジャーズのロゴがつくなど、コピーのコピーというカオスな状態にもなっていましたが、このまがい物を買う事を条件に真のクリエイターの情報を聞き出します。

パグはこれらの商品を意外と気に入った様子。なお、これらの一部はエンディング中のアートにも描かれており、裁判の証拠として使われているようなシーンになっています。

©MARVEL,Disney

そして、今回のエピソード配信後からAvengers公式ツイッターがAvongersに変更されています。もとに戻される時期は不明です。

ヒーロー向けのスーツを制作しているというルーク・ジェイコブソンのもとへ向かった二人。追い返されそうになったところを「クライアントはアベンジャーズ」とハッタリをかましつつ、なんとか約束を取り付けました。

マロリー・ブック

シーハルクの商標権を巡る裁判で被告ジェニファー・ウォルターズの弁護をするのは3話に登場したマロリー・ブック。

マロリーは3話の記事でも紹介したように、コミックにおける常勝弁護士。ジェンとは仕事のライバルであり、頼れる仲間でもあります。最新コミックシリーズではマロリーはGLK&Hをやめて独立しており、アベンジャーズを廃業したジェニファー・ウォルターズを雇ってくれています。

コミックと同様にMCU版も有能弁護士なようで、最初の審理から隙を見せずに攻める姿勢が印象的でした。

ルーク・ジェイコブソン

デザイナーのルーク・ジェイコブソンはコミックにも登場する人物。コミックのルークもファッション関係のキャラクターですが、MCU版は「いかにも」なヴィジュアルと仕草になっていました。コミック公式キャラクターページはこちら(英語)。

©MARVEL,Disney

コミックではフロッグマンにスーツを提供した事があり、本ドラマの予告にフロッグマンらしきキャラクターが登場している事から、彼らの間に何らかの交流シーンが後のエピソードで描かれるかもしれません。

ヒーローコスチュームの仕立て問題

ヒーローがコスチュームをどうやって用意するかは、意外と大事な問題。

自作していたトニー・スタークやS.H.I.E.L.D.やワカンダといった所属組織から支給されるヒーローもいれば、魔法や超自然的パワーで召喚のように呼び出すソーやワンダ、ムーンナイトのようなキャラクターも。

そんな中、フェーズ4でスーパーパワーのない一般人からの衣装提供を受けたのは、ラーパーズに作ってもらったホークアイとケイト・ビショップ、母に作ってもらったミズ・マーベルに続いての今回のシーハルクでしょうか。

もっともシーハルクの場合はルークが天才デザイナーでヒーロー相手にビジネスをしているという事もあり、ホークアイやケイト・ビショップの衣装より性能が優れている可能性はかなり高そうです。ミズ・マーベルの衣装は母ムニーバが制作しましたが、素材としてレッドダガーから提供された特別なものが使われているため、その性能は未知数です。

シーハルクの能力に対応したスーツを用意しようとするルークは耐火性について触れていますが、ルークがファンタスティック・フォーのヒューマントーチのスーツを作っていたりするのでしょうか?もっともコミックの場合はファンタスティック・フォーのリーダーであるミスター・ファンタスティックがメンバーのスーツを制作している他、自身のスーツに伸縮自在を可能とする「Unstable Molecules(不安定分子)」を使い、同様の素材のスーツをシーハルクにも提供しています。

MCU版では「伸縮自在のウール」を使って、最初のシーハルクのコスチュームが作られることになりました。

裁判の終わり

事務所に戻ったジェニファー達はデート相手のトッドと再会したことで、彼らが強力な証拠となる事を思いつきます。裁判が再開し、マロリーはシーハルクの「Matcher」のプロフィールを一読、エピソードタイトル回収をしつつ、証拠となるデート相手の男たちからの証言を聞き始めます。

自身を傷つけながらの証言はかつて3話でブコウスキーの裁判でも同様の事が行われていました。被告の名誉を傷つけながらも勝ちを取りに行くやり方は、ブコウスキーに対する個人的感情ではなく、ジェンのポリシーに基づいたものだった事がここで描かれています。

デート相手たちの証言が決め手になり、裁判は勝利。ヒーローの名前を勝手に商品化してはいけないという前例が生まれることになりました。

ところで過去作品にはヒーローたちが商品化されたものが作中でいくつか紹介されています。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではベン&ジェリーズのコラボアイスが出ていると、ドクター・ストレンジとウォンによるトニーとブルースへのインフィニティ・ストーン説明シーンで判明しています。

©MARVEL,Disney

また、「ミズ・マーベル」で開催されていたアベンジャーコンではアベンジャーズ公式(?)グッズが大量に陳列されていました。

そもそもアベンジャーズの権利をニック・フューリーあるいはS.H.I.E.L.D.が所有していたのかは不明で、しかもどちらもMCUの表舞台から退場しています。現在これらの権利を保有しているのはスターク・インダストリーズあたりが妥当な所なのでしょうか?

新コスチューム

マロリーとの祝杯をあげ、二人の関係は一歩前進。コミック同様良きライバルになっていきそうな気配です。

その後スーツを受け取りに行くと、ビジネス兼用スーツに加えておまけのスーツも一着くれたルーク。今回は試着室の外からの映像でスーツ姿はお預けとなりました。

コミックでも様々なコスチュームをまとってきたシーハルク。ゲームやフィギュアによく採用される人気のものは、昔の女子プロレスラーのようなハイレグ衣装。

©MARVEL,Disney

と、コミックバージョンを紹介したものの、MCU版はファーストトレーラーでしっかりと映っているため、ネタバレも何もありません。忘れてしまっている方はファーストトレーラーを確認するもよし、来週以降を楽しみにするもよしです。

そしてデアデビルのマスクをちら見せして、今回のエピソードは終了。

ご満悦のパグと興味津々のホリウェイ

今回はミッドクレジットシーンがありませんでした。

クレジット中のアートではアイアンマンスリーズをゲットしてご満悦のパグの姿が。なお、背景に並ぶ靴はMCUに登場していないキャラクターを含むマーベルキャラをもとにしたデザインになっています。

©MARVEL,Disney

sideshow.comによる全シューズのリストは以下のとおりです。

  • アイアンマン
  • サイクロップス
  • リープ・フロッグ
  • デッドプール
  • ケーブル
  • ムーンナイト
  • キャプテン・マーベル
  • ブラックパンサー
  • スパイダーマン
  • ホークアイ
  • キャプテン・アメリカ
  • シング
  • ゴーストライダー
  • ファルコン
  • ハルク
  • エレクトロ
  • ネイモア
  • ジャガーノート
  • ドクター・ストレンジ
  • ノヴァ
  • グリーンゴブリン
  • ミズ・マーベル
  • クズリ
  • シルバーサーファー
  • ソー
  • ヴィジョン
  • スピードボール

そして、物語中盤でホリウェイがビルボードで見たというヒップアップスムージーをこっそり試している姿もアートで描かれています。ジェニファーに苦言を呈していた割に、ちゃっかりと大量購入して試しているようです。

©MARVEL,Disney


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第6話は 2022年9月22日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、4話のチェックポイント

2022年9月8日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード4「Is This Not Real Magic?(邦題:本物のマジックとは?)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ドニー・ブレイズ

2ヶ月前の予告動画で話題になったドニー・ブレイズが登場。ゴーストライダーことジョニー・ブレイズと名前が似ている事から期待されていたキャラクターでしたが、カマータージで1週間魔術をかじったマジシャンとして活動しているキャラクターとして登場しました。

なお、胸元には「ムーンナイト」のコンスの頭の形を模したようなアクセサリがぶら下がっているのが気になる所です。

©MARVEL,Disney

ドニーは今回のエピソードで「火の国(fire land)」と呼ばれる場所にポータルをつなぎ、マジックの協力者として手を上げたマディスンを送り込んでいまいます。

ファイアランドというロケーションはコミックにないものですが、ゴーストライダーが地獄と繋がっている事を思うと、ドニー・ブレイズは別のユニバースにいるジョニー・ブレイズの変異体である可能性もあるのかもしれません。

なお、ドニー・ブレイズを演じているのはカット・コイロ監督の夫であるリズ・コイロさんです。

マディスン・キング

MADISYNNと書いてマディスンだという彼女は、火の国に送られた後、ゴブリンの心臓を片手にウォンの部屋に突然登場。マディスンによるとしゃべるヤギと血の契約を交わしてここに送られたとの事。

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マディスン・キングもコミックにはいませんが、ゴブリン・クイーンことマデリーンは有名なミュータントで、名前が微妙に似ている事とゴブリンという要素がうっすらと何かを匂わせています。マデリーン・プライアはジーン・グレイのクローンであり、サイクロップスの最初の妻。地獄で悪魔と契約する事でゴブリン・クイーンを名乗るようになりました。

マディスンはその緩い性格のおかげなのか、別次元に行ったことやゴブリンに襲われた事、悪魔と契約した事について特に深刻に捕らえていない様子です。

ウォンはドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」 のシーズン5第12話「引鉄」を2/3ほど見ていたようですが、マディスンにネタバレされた怒りの矛先がドニー・ブレイズに向かいます。なお、このドラマは残念ながらディズニープラスでは配信されていません。

やることリスト

ジェンのやることリストには過去のエピソードに関するものや、いくつかのイースターエッグが含まれています。

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・Research precedents on likeness IP for Ms. Pete:ミズ・ピートとはミーガン・ザ・スタリオンさんの本名であり、彼女の肖像権に関する判例調査がタスクリストに含まれています。前回のエピソードの最後に彼女の弁護士として契約を交わしていたジェンの仕事のひとつだと考えられます。

・File discovery request for Kraft v Soule:「Kraft v Soule事件に関する証拠開示請求」という意味で、この二人は David Anthony Kraft さんと Charles Soule さんを指していると考えられます。二人は共にコミック「シーハルク」を執筆した人物ですが実際には裁判したわけではありません。

・Compile dispositions for Lee v Byrne:「Lee v Byrneの処分をまとめる」という事で、シーハルクを生み出したスタン・リー氏とコミック「センセーショナル・シーハルク」を執筆したジョン・バーンさんの名前が含まれています。こちらも実際に裁判したわけではありません。

・Follow up on Jansen Class-Action:「ヤンセンの集合代表訴訟を進める」との事で、「デアデビル」のインカーを長年務めたクラウス・ヤンセンさんの名前を引用して、本作のデアデビル登場が近い事を予告しているようでもあります。

MatcherとQRコード

やることリストに記載されていたマッチングアプリの登録作業を済ませたジェン。「Matcher」のプロフィール画面によると、興味のあることにはヨガも含まれており、1話では嫌嫌やっているようでしたが少しは興味が湧いてきたのかもしれません。

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そして今週の無料コミックはこの画面のQRコードで公式サイトへジャンプします。

ウォンからの依頼

「修行もせず魔術を使えば人々を危険に晒し、物質界とアストラル界の繋がりがほどける」と説明するウォンは、冒頭のドニーのような素人魔術師が危険を招く事を法的に解決したいと依頼してきます。

前回のエピソード内でも指摘された脱走の手引に関しては何の言及もないのが気になる所ですが、ウォンは素人が魔術を気軽に使う事の危険性を、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のインカージョンやドラマ「ロキ」のTVA、在り続ける者などの説明と同様の内容を語り、ジェニファーに訴えかけます。

ウォンが映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でネッドがポータルを開いたことを知っているのかどうかは不明ですが、判例が出来てしまうとネッドのような即席魔術師も罪に問われてしまう事になり、今後の物語を狭めてしまう可能性があります。

去り際に連絡先を求められたウォンはソーサラーではなく人間の「マジシャン」ぽく名刺に文字を浮かび上がらせて渡し、ジェンはやることリストのひとつを達成するのでした。

ニッキの恋愛

「Matcher」の登録を済ませたジェニファーとバーで過ごすニッキ。ニッキはジェンのスマホを手に取りマッチング相手を探すもあまり見つからず、「ヘテロ(異性愛者)は辛いね」と自身が両性愛者であり、マッチング相手が半減してしまうジェンを皮肉っぽく慰めています。

ミスティック・キャッスル

ドニー・ブレイズが所属しているコーネリアス・P・ウィローズのミスティック・キャッスルに赴いたジェニファーとウォン。ゴーストライダーのパチもん、魔術師のパチもんときて、今度はディズニーのマジック・キャッスルのパチもんと複雑な設定になりつつあるドニーでした。

ジェニファーとウォンは、魔術の使用停止を求める警告書を提出しますが、ドニー側は「マジックは所有できない」「精神は商標登録できない」と反論し、決着は法廷の場に持ち越されます。

裁判

ジェニファーはドニー側に重過失があったとして、裁判で予備的差し止め命令を求めます。その証人としてマディスン・キングを法的召喚ではなく魔術的召喚をするようウォンに指示し、ウォンは観音様に許しを請いながら従います。現れたマディスンはウォンの事を親しげにウォンちゃん、英語ではWongにerをつけてWonger(ウォンガー)と呼んでいます。

証言台に立ったマディスンはドニー・ブレイズに火の国に送られたといい、ジェイクという名のデーモンと取引して戻ってきたと証言。しかし、この時も彼女の超ポジティブな性格が災いし、ドニー側の弁護士は証人が楽しんでいたと異議申し立てしてこの場を乗り切ろうとします。

ウォンはインカージョンの危険さを力説するも聞き入れてもらえず、ジェニファーが主張する予備的差し止め命令の要望も退けられ、判決は2週間後に。

ウォンはミラーディメンションに送ってしまおうと提案するも、ジェニファーは訴訟にならないと反対。アボミネーションの逃走幇助の件も落ち着いていない中で、監禁の罪が増えなくて良かったという所でしょうか。

ちなみコミックにおいて悪魔メフィストはしばしばジャックを名乗っており、ここでもニアミスなネーミングが登場している事になります。

デートのカメオ

シーハルクのデート相手の一人は元WWEのスーパースター、デビッド・オタンガ選手。

スーパーヒーローでもないのにデッドリフトで300kg持ち上げられるのは実話といった所でしょうか。

THIS IS US

差し止め命令を回避したドニーは相変わらずポータルを使ったマジックショーを披露するも、会場は盛り上がらず。しかし取り出した卵からデーモンが生まれ、マジックの会場はパニックに陥ります。

ドニーはウォンに助けを求め、ウォンは世界のためだといってこれに応じます。この時ウォンが見ていたのは「ザ・ソプラノズ」ではなく「THIS IS US」。「ザ・ソプラノズ」はHBO作品のためここで映像を出すのは権利的な問題があるのと、マディスンにネタバレされて番組を変えたという意味も含まれています。「THIS IS US」は日本のディズニープラス(公式ページへ)でも視聴可能です。

デーモンとの戦い

ドラマ「ワンダヴィジョン」の頃から悪魔メフィストが登場するのではないかと言われつつも、まったく悪魔が登場しない展開が続いていましたが、まさかの「シーハルク」にて悪魔との対決が実現しました。

デーモンといえば、ワンダやドクター・ストレンジ、ゴーストライダーなどが関係が深いキャラクターですが、実はシーハルクもコミックで悪魔と戦ったことがあり、完全にMCUオリジナルというわけでもありません。

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大量にわいてくるデーモンたちをシーハルクとウォンの二人でポータルの中へと投げ込んで行きますが、ポータルの向こうに見える雪景色は一体どこなのでしょうか。

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ドクター・ストレンジと関係の深いヒマラヤやワンダゴアだとすれば同じ地球上ですし、あまり解決したように思えません。ウォンやジェニファーも元の次元に返すと発言していますから、地球ではない別の次元だと考えるのが正解なようです。

この時ウォンは魔術のムチを使用しており、これもゴーストライダーのヘルファイアチェーンを思い出させます。

この騒動の結果、ドニー相手に脅迫すれすれの示談という形に持ち込んでこの一件は終了したようです。元々は見せしめとして前例を作るために法廷争いに持ち込んだはずですが、これで良かったのでしょうか?

商標権

悪魔騒ぎはおさまり、帰宅したジェンは待たせていたデート相手とワンナイト。しかし朝目覚めると、タイタニアが釈放されたニュースが流れ、一夜を過ごしたデート相手はジェンの本来の姿を見てそそくさと退場。そして追い打ちをかけるようにタイタニア・ワールドワイド合同会社の訴状が届きました。

それによると「シーハルク」はタイタニアの会社が商標登録しており、ジェニファーがこれを侵害しているとの事。物語がメインヴィランとの対決の方向に向かい始めたところで今回のエピソードが終了します。

クレジットシーン

クレジットシーンで表示されるアートでは、マディスンが証言していた悪魔のヤギ「ジェイク」との契約シーンが描かれています。

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火の国というのがヘルやリンボとは異なるのかどうかも気になる所ですが、マディスン自体が極めてミステリアスでした。海外でも早速人気が出ているようで、今後の再登場に期待のかかる人物です。

なお、クレジットシーンではウォンがドニーをミラーディメンションに閉じ込める様子も描かれています。

ポストクレジットシーン

ポスクレシーンはまたもやカマータージでドラマを見ているウォンと、ちゃかり隣にいるマディスン。ソーサラースプリームは思っているよりも暇なのでしょうか?

アルコールの話題をふるマディスンに、「ウォッカのヤクミルク割は二度と飲まない」とウォンが答えると、彼女はヤクミルクを飲んでみたいと興味を示します。ウォンは結婚式の残り物がまだあると発言しており、ドクター・ストレンジがクリスティーンの結婚式から持ち帰ったものである可能性を匂わせています。


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」よりマディスンとドニー・ブレイズのポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」より、シーズン1第4話に登場したマディスン・キングとドニー・ブレイズのキャラクターポスターが公開されました。

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初登場となったマディスンは人気急上昇中で、はやくも(架空の)ソロシリーズのタイトルロゴがファンメイドされるなど、今後の再登場への期待も高いようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク」のスニークピーク動画が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」よりスニークピークが公開されました。これまでの物語を振り返りつつ、第4話で通告された商標侵害に関するその後の予告や、いくつかの初公開映像が盛り込まれています。

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シーハルクの商標に関してマロリーは「どうして仮名を商標登録しなかったの?」と疑問を呈し、ジェニファーは「私が?ドクター・ストレンジは彼の名前の商標をとった?ソーは?」と答えています。しかし、「その二人は本名よ」とあっさり返されて言葉を失っています。

ジェニファーはシーハルクの商標を取り戻せるのでしょうか?

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第5話は 2022年9月15日 配信予定です。

マーク・ラファロさんが映画「アベンジャーズ/AoU」で幻に終わったバーサーカー・ハルクが戻る可能性について言及

マーベル・スタジオ制作のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に出演したマーク・ラファロさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場する予定だったバーサーカー・ハルクが戻ってくるかもしれないと示唆しました。

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ラファロさんはインタビューの中で「この世界のクールなところは、何にでもなれる所です。5年後には何にでも、その時々の適切なものに完全に変身している事でしょう。見送られた『バーサーカー・ハルク』や『ワールド・ウォー・ハルク』に戻るかもしれないね。どこにでも行けるんです。それがエキサイティングなところ。最初から今まで5つの異なるバージョンを演じてきたから、自分にとっても面白いし、他の人たちにとっても面白いと思ってもらえるんです。」と述べました。

「バーサーカー・ハルク」については、「エイジ・オブ・ウルトロン」公開当時のインタビュー(ScreenRant)にてその存在が明らかになっていました。

それによると、バーサーカー・ハルクはワンダにマインドコントロールを受けたハルクが灰色の体色になり、目は赤く充血し、歯は曲がり、よだれを垂らしているような凶暴なハルクになる予定だったと言います。しかし、観客がコミックのグレイ・ハルクとの混同の可能性を考慮して結局この計画はなくなったそう。

マーク・ラファロさんが考えるように、今後のハルクの可能性についてファンは様々な議論を交わしています。

最も注目されているのは噂にも出ているように映画「ワールド・ウォー・ハルク」の物語が展開されるというもの。ただしコミックの「ワールド・ウォー・ハルク」を現状のMCUに当てはめる事はかなり難しいものです。

「プラネット・ハルク」そして「ワールド・ウォー・ハルク」の発端はハルクの危険性を重く見たアイアンマンやドクター・ストレンジ達イルミナティがハルクを宇宙に追放した事。サカールに到着したハルクはそこで奴隷剣闘士となりコーグやミーク達と出会いウォーバウンドを結成、後の妻カイエラとも出会いました。サカールを支配していた非情なレッドキングを退けたハルク達、ハルクが乗ってきた宇宙船は救世主の船として記念碑になっていました。ところがこの船が大爆発し、カイエラが死亡。怒り狂ったハルクはウォーバウンドを引き連れ地球に戻り、X-MEN、アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、イルミナティといった面々に復讐を果たしていきます。

しかし、「シーハルク」の2話の展開ではハルクがサカールに向かっているであろう事は予測出来るものですが、追放でもありませんし、船もサカールのものであって、何らかのトラブルがあっても怒りの矛先が地球のヒーローに向かうとは考えにくいものです。

また、アボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスさんのインタビューなどが、ハルクが「シーハルク」の間に地球に戻ってくる事を示唆しており、それほど長い旅にはならない可能性があるようです。

MCUのハルク、というかブルース・バナーには「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で地球を脱出して以降、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でソーと再会するまでの記憶がなく、この間にサカールで結婚し、子供を設けている可能性は十分に考えられます。「ワールド・ウォー・ハルク」の物語の大半をすっ飛ばして、カイエラとの間に生まれた息子スカーとの物語が描かれていくのかもしれません。

今後もスマート・ハルクが維持されるのか、ラファロさんが指摘するようにバーサーカー・ハルクが戻ってくるのか、今後のブルース・バナーの動向には注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:Mark Ruffalo loves how She-Hulk finally addressed that Edward Norton used to be the Hulk