クリント・イーストウッドさん、1978年の「スーパーマン」オファーを断った裏にマーベル愛があった事を明かす

記事執筆時点で92歳になる俳優のクリント・イーストウッドさんが、海外メディア Hero Complex(MTV経由)とのインタビューに応じ、1978年の映画「スーパーマン」のオファーを断った裏に、好きなマーベルキャラクターがいた事を明かしました。

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イーストウッドさんは「(当時のワーナー・ブラザーズ社長の)フランク・ウェルズがスーパーマンをやらないかと言ってきたのを覚えています。」と前置きし、「だから、そうなっていたかもしれない。彼らが最初に製作を考え始めたころの事です。僕は『スーパーマン?いやいや、それは僕には無理だ』と思いました。それが悪いわけではありません。誰かのためになるけど、僕のためじゃないんだと感じました。」と語りました。

そして、「私はいつも、より現実に即したキャラクターが好きなんです。ダーティハリーのように、クレイジーなことをするのが得意だったり、西部劇の主人公のように、超人的なことをするのかもしれないが、それでも、彼らはマントを着た十字軍ではありません。」と述べました。

そして、ヒーローは好きだがスーパーマンはあまり好みではなかったというイーストウッドさんは、「ネイモア・ザ・サブマリナー、それは私がいつも好きだったものです。子供の頃、コミックを全部持っていました。」と明かしました。

1900年代後半、マーベル映画のプロジェクトはいくつか存在しましたが、DCのスーパーマンやバットマンに比べると全くといっていいほど成功していませんでした。しかしクリント・イーストウッドさんは当時人気だったスーパーマンを差し置いて、ネイモアの現実に即した設定に心を惹かれていたようです。

ネイモアがスクリーンに登場したのは「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」と、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)が始まって10年以上も経過してからであり、残念なことにイーストウッドさんの年齢では演じる機会が得られませんでした。

イーストウッドさんがピーク時にネイモアを演じていたらどうなっていたか興味深い所ですが、「ワカンダフォーエバー」でネイモアを演じたテノッチ・ウエルタさんの演技は高く評価され、今後のMCUでの登場も期待されています。

ネイモアが今後どの作品に登場するかは公式に発表されていませんが、「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」の脚本家はネイモア登場の可能性を示唆しています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Clint Eastwood Passed On 1978’s ‘Superman,’ Wanted To Play Namor

マーベルは独自のコミコン・イベントを検討中だと言う

先日開催されたC2E2(Chicago Comic and Entertainment Expo:シカゴ・コミック&エンターテイメント・エキスポ)のファンQ&Aで、マーベル・コミックの編集長 C.B.セブルスキー氏がマーベル独自のイベント開催について言及したと、海外メディア The Popverse が報じました。

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セブルスキー氏は、「マーベルのイベントやマーベル・セレブレーション、そういったものをやってみたいと思っています。私たちはそれについて多くの問題と対処法を話し合っています。」と述べ、「マーベル・インサイダーのイベントや、X-MENとデッドプールのオンライン・セレブレーションを開始しました。水域調査のようなものです。いつか独自イベントを実現できるのでしょうか?はい、間違いなく。いつか、過去60年以上のマーベルの歴史の中で、私たちが愛するものすべてに捧げるマーベルの大会や祭典が開催されることを期待しています。でも、今すぐ?はっきりとは言えません。」と回答しました。

コミックだけでなく映画、テレビドラマ、ゲームなど幅広いコンテンツを持つようになったマーベルは、自社での独自イベントの開催をいずれ可能にすると見られています。

新型コロナウイルスのパンデミックによってサンディエゴ・コミコンなどのイベントが相次いで中止された中、マーベルはプレゼンテーションの場をディズニー・インベスター・デイへと移す事になりました。2022年にはコミコンも再開し、マーベルも再び参加する事になりましたが、ディズニーのイベントにおける発表にも継続して力をいれています。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はドラマ「ミズ・マーベル」で登場した架空のイベント「アベンジャーコン」が現実で開催される可能性について撮影現場で話題になった事を明かしており、プロデューサーのビシャ・K・アリさんは「いつか実際にこのイベントをするのは楽しいかもしれない」と以前のインタビューにて語っています。

こういった事も視野にマーベルの内部で検討が進められているのかもしれません。

ソース:Marvel is “testing the waters” for their own Marvel comic convention

クリス・エヴァンスさんがMCU復帰に関して現在の心境を語る【2023年4月版】

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」などでキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスさんがシカゴ・コミック&エンターテイメント・エキスポに出演し、将来的なスティーブ・ロジャース復帰の可能性について言及しました。

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クリス・エヴァンスさんはスティーブ・ロジャース役を再演する事について「大変だ」と評し、「なぜなら、私はこの役を深く愛しているからです。彼は僕にとってとても重要な存在で、本当にそう思っているんです。」と述べました。

続けて「語るべきスティーブ・ロジャースの物語はもっとあると思いますか?もちろんです。でも同時に、私はこの作品をとても大切にしていますし、それを台無しにしたくはありません。」とアナザーストーリーの可能性に言及しつつも、これまでの物語を壊したくないと語りました。

最後に「そして、私は本当に特別な期間、特別なものの一部であり、ある意味、それは本当にうまく着地したのです。でも、どうでしょう。あの役とつながっていて、あの人たちと一緒に仕事をして、あの物語を語るのが好きなだけに、今はまだ、しっくりこないんです。」と、再演はまだ適切な時期ではないとの心境を明かしました。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」でスティーブ・ロジャースが表舞台から消えて以降、クリス・エヴァンスさんは再演についてずっと同じスタンスを維持しています。

スティーブ・ロジャース再演の可能性を残しつつもタイミングを伺っているエヴァンスさんですが、キャプテン・アメリカを演じる以前に演じたヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームの再演については「遥かに簡単だ」と過去のインタビューでコメント。マルチバースを通じての再登場に期待されています。

新しいキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じるアンソニー・マッキーさんはMCUのスティーブ・ロジャースがまだどこかで生きているとの見解を示した上で、「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に登場させたいともコメントしていました。

現時点で具体的な復帰のタイミングは明かされていませんが、いずれスティーブ・ロジャースが戻ってくるのかもしれません。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国公開予定です。

MCUファンに朗報、ディズニーがマーベルのパルムッター会長を解雇

ウォルト・ディズニー社が大規模なレイオフを実施し、その中にマーベル・エンターテイメントのアイザック・パルムッター会長が含まれていると、海外メディア ニューヨーク・タイムズ が報じました。ディズニーのCEOの座に再び就いたボブ・アイガー氏は7000人に及ぶ解雇に着手したと言います。

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マーベル・エンターテイメントのパルムッター元会長はビジネスのポジティブな側面とネガティブな側面の両方で名を馳せていました。1997年に彼は会社を倒産から救いましたが、その10年余り後、彼は新しい親会社としてディズニーとの契約を結びました。

彼はまた、性差別的、同性愛嫌悪、および人種差別的な発言で知られていました。そしてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー」、「キャプテン・マーベル」、「ブラックウィドウ」で多様性を描く事に反対し、フェーズ2の終わり頃にはマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長を解雇して主導権を握ろうとしていました。

マーベル・エンターテイメントの新たな社長にはダン・バックリー氏が起用。新しい人事でマーベル・スタジオの社長はケヴィン・ファイギ氏ただひとりであると報告されています。

MCUファンにとって10年近くに渡る不安な要素が払拭される事になりましたが、最近はスタジオの元共同社長ヴィクトリア・アロンソ氏の解雇や征服者カーン役のジョナサン・メジャースさんの逮捕など、新たな不安が報じられています。

メジャースさんの担当弁護士は無罪を主張し、証拠も揃っているとして検察に提出した事明かしています。しかし、万が一法廷闘争へと発展すれば有罪無罪に関係なく撮影に参加出来なくなり、リキャストを余儀なくされる可能性も高くなります。

ジョナサン・メジャースさん、告発撤回か─担当弁護士が発表

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」で征服者カーンを演じたジョナサン・メジャースさんが逮捕された件について、メジャースさんの担当弁護士は告発撤回の書面を入手した事を明らかにしました。

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メジャースさんの刑事弁護を担当する Priya Chaudhry 氏は海外メディア Indie Wire に次のような声明を発表。

ジョナサン・メジャースは完全に無実であり、知り合いの女性との口論による被害者であることが証明されています。私たちは、すべての告発が即座に取り下げられることを期待し、迅速に証拠を収集し、地方検事に提示しました。この証拠には、この件が行われた車両のビデオ映像、見聞きした運転手やその他の人々の証言、そして最も重要なのは、女性からこの申し立てを撤回する2つの書面が含まれています。
すべての証拠が、メジャース氏が全く無実であり、彼女に何の暴行も加えていないことを証明しています。残念ながら、この事件はこの女性が感情的な危機感を抱いていたために起こったもので、そのために彼女は昨日病院に運ばれました。 NYPDはこのような状況で逮捕することが義務付けられており、これがメジャース氏が逮捕された唯一の理由です。私たちは、この容疑がすぐに取り下げられることを期待しています。

また、米ABCの取材によると、メジャースさんは被害を主張していたガールフレンドが心配で逮捕の前に自ら911に電話していたとの事。警察が到着するとガールフレンドは「ブルックリンのバーから帰る途中、メジャースとタクシーに乗っていて、彼に体当たりされた」と違う話をされたと、警察関係者は日曜にABCニュースに語っています。

今のところ被害女性の主張は第一報の時のみであり、弁護士の主張どおり告発の取り下げが実際に受理されたかどうかは報じられていません。

弁護士の主張どおりであれば、映像や証言も揃っているという事でメジャースさんは無罪のようにも見えますが、告発が維持され、法廷闘争へと発展した場合は例え無罪でも今後の撮影に支障をきたし、リキャストされる懸念も残っています。

この件に関してディズニー及びマーベル・スタジオからはコメントが発表されておらず、続報が入り次第またお伝えしていくことになります。

ソース:Jonathan Majors Arrested for Alleged Assault, Actor’s Team Asserts ‘He Has Done Nothing Wrong’

征服者カーン役ジョナサン・メジャースさんの逮捕が報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の征服者カーンやドラマ「ロキ」の在り続ける者を演じた俳優のジョナサン・メジャースさんが逮捕されたと、海外メディア TMZ が報じました。

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警察関係者によると、メジャースさんは土曜の朝、暴行、嫌がらせの容疑で逮捕されたとのこと。マンハッタンのチェルシー地区で午前11時頃(米国東部時間)に通報があり、警察が駆けつけたと言います。

記事によると被害者女性はメジャースさんのガールフレンドで、彼女によると前日の夜ブルックリンにあるバーから帰宅するタクシーの中で口論になったとのことです。

ガールフレンドは、他の女性がメジャースにメールを送っているのを発見し、彼の携帯電話をこっそり見ようとしたところ、メジャースさんはこれに腹を立て、彼女の手を掴み、平手打ちをしたと主張。

その際に首に手を回され絞められたとし、道端で降ろされ、メジャースさんとは別の場所で一夜を過ごしたと言います。そして彼女は翌朝(土)に警察へ行き、被害を申告したようです。

情報筋によると、被害者は、耳の後ろに裂傷があり、顔に赤みと跡があったそうです。彼女は地域の病院に運ばれ、安定した状態との事。メジャースさんについて警察は十分な証拠があると判断し、その場で手錠をかけられ、刑務所に連行されましたが、現在、彼は拘留されていないと伝えています。

メジャースさんの代理人の一人は「彼は何も悪いことはしていません。彼の汚名を晴らし、この件をクリアにすることを楽しみにしています。」とコメントしています。

ソース:ARRESTED IN NYC FOR ASSAULTING WOMAN Rep: He’s Done Nothing Wrong

ヴィクトリア・アロンソ氏の解雇には重大な契約違反があったと言う

先日からハリウッドに衝撃を与え続けているマーベル・スタジオのヴィクトリア・アロンソ元共同社長の解雇に関して、海外メディア The Hollywood Reporter が氏の重大な契約違反が原因になっていると、新たに報じました。

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記事によるとアロンソ氏はマーベル・スタジオの代表の一人に名を連ねながら、競合他社の映画「アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜」の8人のプロデューサーうちの一人を務めていたとの事。

アロンソ氏は「アルゼンチン1985」で作業する許可をマーベル・スタジオ及びディズニーに求めず、ディズニーがこのプロジェクトと違反の存在を知った時、これ以上この映画の宣伝をする事を禁止する通知を出したと記事は伝えています。

しかしながら、「アルゼンチン1985」は2022年9月にベネチア国際映画祭で初公開され、賞を受賞。その後、アロンソ氏は映画のキャンペーンの最前線に立ち、上映会に出席し、パネルに座り、インタビューを行いました。

アロンソ氏は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のプロデューサーとしてではなく、「アルゼンチン1985」のプロデューサーとしてオスカーのレッドカーペットに現れ、その間もMCU作品の開発に関して彼女の業務は停滞していたようです。

先日はVFX等ポストプロダクションの品質低下が原因と考えられると報じられ、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長を通さずに即解雇された事が世間を動揺させていました。しかしその裏には他社作品のプロデュースに関与していた事実があったようで、この問題はアカデミー賞授賞式の数日後に最高潮に達し、ディズニーのアラン・バーグマン氏とディズニーの法務および人事部門が彼女を解雇する決定を下したと伝えられています。 

ソース:Inside the Firing of Victoria Alonso: Her Oscar-Nominated Movie ‘Argentina, 1985’ at Center of Exit (Exclusive)

マーベル・スタジオ元副社長の退社はディズニーによる解雇だと報じられる

マーベル・スタジオのフィジカル&ポストプロダクション、VFX、アニメーション制作の社長を務めていたヴィクトリア・アロンソ氏が3月17日にスタジオを去っていたと報じられた件について、海外メディア Variety は、これがディズニーによる解雇だったと報じています。

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記事によると解雇理由は正確には不明としながらも、スタジオの親会社にあたるディズニー・エンターテイメントの共同会長であるアラン・バーグマン氏を含むディズニー幹部のグループが最終決定を下し、アロンソ氏を解雇するに至ったと伝えています これに関して、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も関与しておらず、また、介入も出来なかったとの事。アロンソ氏はこの通告を受け止め、退社する事を受け入れたと報じています。

アロンソ氏はディズニープラスの加入者を拡大するために、マーベル・スタジオが過去最高の出力を達成しなければならなかった時期に、作品の視覚効果と撮影後の作業を担当していました。Variety によると、このプレッシャーが社内での品質問題につながり、最終的にアロンソ氏の解雇につながったと伝えられています。

2022年にはネット掲示板にVFXアーティストを名乗る人物があらわれ、現場の現状として過酷な労働環境の告発が相次いでいました。作品数の増加に対して人手の確保が間に合っておらず、結果としてVFXクオリティの低下やアーティストの残業時間の増加に繋がり、この現状がアロンソ氏の責任だと判断されたようです。

過去、MCU作品は制作現場からのリーク問題に苦しんでいた事があり、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でリークされたアンドリュー・ガーフィールドさんの映像素材などはその最たる例でした。そういったトラブルの経験からか、信用出来ないアーティストや会社名を書き込んだブラックリストの存在があるとされていました。スタジオは「技術力」以外の条件として「信用出来る」かどうかも加味しなくてはならなくなった結果、人手を集めるのが困難になったのではないかとも考えられています。

アロンソ氏の退社の影響として、2023年のディズニープラス配信予定作品である「ロキ」シーズン2、「シークレット・インベージョン」、「エコー」、「アイアンハート」、「アガサ:カヴン・オブ・カオス」、そしてアニメ作品の「X-MEN’97」と「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のスケジュール変更の噂の一因となっている可能性も指摘されています。

先週の段階ではアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2が本来2023年初頭の配信予定だったものが未だに達成出来ていないにもかかわらず、公式に明確なアナウンスがないまま、ウェブページはこっそりと「Coming Soon」と時期不明瞭なものに変更されているのが発見されていました。その後全てのディズニープラスプロジェクトがコミコンで発表されていたものから同様に近日公開へと変更されています。これらに関して、近々、あるいは2023年夏のコミコンなどでスケジュール変更に関する発表があるかもしれません。

ソース:Inside Victoria Alonso’s Shocking Exit From Marvel Studios

マーベル・スタジオのヴィクトリア・アロンソ共同社長が退社

海外メディア The Hollywood Reporter がマーベル・スタジオのフィジカル&ポストプロダクション、VFX、アニメーション制作の社長を務めていたヴィクトリア・アロンソ氏が、2023年3月17日(金)をもって同社を退社していると報告しました。

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アロンソ氏は2005年にビジュアルエフェクトとポストプロダクションのエグゼクティブ バイスプレジデントとしてマーベル・スタジオに入社、2008年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品1作目となる「アイアンマン」以降、「アベンジャーズ」まで活動、その後のディズニープラスドラマを含む全てのMCU作品にエグゼクティブ・プロデューサーとして関与してきました。

アロンソ氏は2015年にマーベル・スタジオの制作担当副社長に昇進、そして2021 年、フィジカル&ポストプロダクション、VFX、およびアニメーション部門の社長に昇進しました。

退社の理由については判明しておらず、自主退職か解雇どちらなのかも分かっていないようです。

過去の報道では、マーベルスタジオはVFXアーティストのブラックリストを作っていると非難され、匿名クリエーターは、彼女が「キングメーカー」と評される一方で、アロンソ氏のせいでリストが存在していると指摘しました。

「みんながかなり恐れている主なものは、ビクトリア・アロンソです。彼女は業界ではキングメーカーと呼ばれています。彼女に気に入られれば、仕事が舞い込んできて、業界内で出世することができる。もし彼女を少しでも怒らせたなら、凍結されることになるでしょう。」

MCUの最新映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」にもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加していましたが、同作のメディアインタビューのほとんどは過去作とは異なってプロデューサーのステファン・ブルサードさんが対応していました。

ケヴィン・ファイギ社長の片腕の退社により、マーベル・スタジオおよびMCU作品は今後どのような影響を受ける事になるのでしょうか。

ソース:Shocker: Marvel Studios Veteran Victoria Alonso Exits (Exclusive)

ハルク、ネイモアのソロ映画実現に前進か?権利再取得の交渉に入っていると報じられる

ディズニーがハルクとネイモア・ザ・サブマリナーの権利を買い戻す計画が進められていると、海外メディア The Wrap が報じました。現在このふたつのキャラクターの映画化権はユニバーサルが保持しており、彼らの許可なしに映画化は出来ない状況になっています。

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記事によるとウォール街アナリストのジェイソン・バジネット氏は、ディズニーがハルクとネイモアの映画化権を取得する過程にある可能性を示唆しているとの事。

バジネット氏は、ディズニーはHuluの67%の株式を売却する可能性の一部として、この2つのキャラクターの権利を確保することを検討している可能性があると報告しています。

現在、ディズニーが保有するHuluの株式を購入する可能性があるのは、NBCユニバーサル(ハルクとネイモアの権利者)を保有するコムキャスト。

この二人のキャラクターは、売却の際の交渉材料として使われる可能性があり、これが成功すれば、最終的にこのキャラクターを中心とした単独映画の製作が可能になるだろうと指摘しています。

このHulu売却の憶測は、ディズニーCEOのボブ・アイガー氏の最近のコメントと一致。CNBCのSquawk on the Streetに出演し、Variety が報じたところによると、アイガー氏は、ディズニーが保有するHuluの3分の2の株式を売却することをほのめかし、「すべてが今、テーブルの上にあるので、私たちが(Huluの)買い手か売り手かを憶測するつもりはありません。しかし明らかに、特に我々が活動している競争環境において、差別化されていない一般的なエンターテイメントについて懸念していることを示唆しており、我々はそれを非常に客観的かつ広範に見ていくつもりです。」とコメントしていました。

ネイモアは映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」で登場したばかりのキャラクターで、ディズニー及びマーベル・スタジオはユニバーサルからキャラクターを借りる形で登場させる事に成功しています。しかし、単独映画の制作の許可はまだ取得出来ておらず、Huluの売却の一環として、キャラクターの権利を取り戻すような計画を進めているようです。

これがうまく成功すれば、以前より噂されているハルクのソロ映画なども比較的スムーズに物事が進んでいくと見られています。

また、FOX買収によって戻ってきたX-MENたちミュータント関連の権利と合わせて大部分のキャラクターがマーベルの手に戻ってくる事になり、あとはソニー・ピクチャーズが取得しているスパイダーマンとその関連キャラクターの権利問題をどうしていくのかという事になりそうです。

ソース:Citi Thinks Disney Could Trade Hulu for Hulk