ドラマ「ワンダヴィジョン」に10話目が存在する?

ディズニープラスで独占配信中のドラマ「ワンダヴィジョン」は以前に公式のプレスリリースにより全9話であることが明かされていました。ところが追加のエピソードがあるかもしれないと海外メディア The Direct が報じました。

記事によると、第4話に登場したS.W.O.R.D.のエージェント・ロドリゲスを演じたセレナ・アンデューズさんが所属するタレント事務所がFacebookに投稿した画像では、出演エピソードが4,5,6,7,8,9と10話になっているとのこと。

これまでの報道では3月5日の9話で「ワンダヴィジョン」は終了するとされており、翌週3月12日は何もなく、さらにその翌週3月19日からドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の配信が始まる予定となっています。そのため、空白の3月12日に10話が入ったとしても特におかしい話ではなく、逆に、11話目は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」と被るため可能性は極めて低いと言えそうです。

The Direct によると事務所が間違って存在しない10話を記載したのではないかと指摘しつつも、マーベル・スタジオがサプライズを隠している可能性も否定出来ないとしています。事務所のFacebookは投稿から記事執筆時点で3日が経過しますが、今の所訂正はないようです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision: Evidence Suggests Surprise Extra Episode

ドラマ「ワンダヴィジョン」、ダーシー・ルイスとジミー・ウーのポスターが公開 ─ 不穏な暗示も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」から、第4話で登場したダーシー・ルイスとジミー・ウーのポスターが公開されました。ダーシーはソーシリーズ、ウーは「アントマン&ワスプ」に登場していたキャラクターで、本作で鍵を握っている二人です。

©2021 MARVEL

二人はスーパーヒーローではなくいわゆる一般人なわけですが、ダーシーの胸の部分の少し禍々しいデザインは何を意味しているのでしょうか。また、ダーシーの左手部分のテレビに誰も映っていないのも気になるところです。

これまでに公開されたキャラクターポスターで何も映っていないテレビがあるのは他にアグネスだけで、こちらも左手部分に何も映っていません。

©MARVEL

今後物語が進むに連れ、ダーシーの身に何か良くないことが起こるのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」脚本家が今作のヴィランについて示唆

ディズニープラスで配信中のマーベル・スタジオ制作のドラマ「ワンダヴィジョン」が第4話を終え、予定されている全9話の折り返し地点に差し掛かろうとしています。しかし未だに明確なヴィランが登場せず、視聴者があれこれ考察を繰り返す中、本作の脚本を手掛けているジャック・シェイファー氏が海外メディア Black Girl Nerds とのインタビューにて言及しました。

※以降、ドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

動画の中でシェイファー氏は以下のようにコメントしました。

私たち視聴者はキャラクターの行動原理のすべてを見つけようとしがちですが、これは善人や悪人といった単純なものではありません。キャラクターを面白くするのは何か欠点がある時だと思います。物語を魅力的にするのは、例え認められなくとも、そのキャラクターの動機が完全に理解できる時です。
私はブラックパンサーのヴィラン、キルモンガーがお気に入りで、よく彼のことを考えてしまいます。彼の行動原理は明確で理解できるもので、彼の主張の多くは反論の余地がありませんでした。

シェイファー氏の言葉を額面通り受け取るのであれば、「ヴィランの動機が理解に値する時に面白くなる」という意味合いになります。これは「ヴィジョンと幸せに過ごしたいワンダの心情」が今作の事件の中心にあるということなのでしょうか。

第4話のラストでモニカ・ランボーは「すべてはワンダ」と言い、ワンダ自身も「すべてコントロール出来ている」と言っていました。しかし実際にはコントロール出来ているとは言い難く、魔法が不発に終わったり、我を忘れたりとワンダの力を超える何者かの存在も見え隠れしています。

注目となる「ワンダヴィジョン」エピソード5は  2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision Might Be Doing Marvel Without a Supervillain

ドラマ「ワンダヴィジョン」、意外な場所で六角形が発見され海外で話題に

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」では1話から通して6という数字がキーになっているようで、特に六角形が目につく映像になっています。今の所この六角形の真の意味は明かされていませんが、本作のヴィランに関係するものという説が主流になっている中、先日配信されたエピソード4「番組を中断します」にて意外な場所で六角形が見つかり、海外で話題を呼んでいます。

※以降、ドラマ「ワンダヴィジョン」のネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

海外メディア The Direct によると、この謎の六角形は4話で登場したS.W.O.R.D.の臨時長官タイラー・ヘイワードの部屋の壁と絨毯にも示されているとの事。

壁にかけられた賞状は不自然に六角形の形をしている他、絨毯の模様も六角形があしらわれています。

「ワンダヴィジョン」において、シットコムパートで六角形は多く見つかっており、ウェストビューを覆う障壁も球状ドーム型ではなく六角形であることが、4話に登場した戦術会議テーブルから伺えます。

©MARVEL

シットコムを見たジミー・ウー捜査官も六角形については疑問なようで、単なるイースターエッグではなく、重要な意味がありそうです。

タイラーに関しては先日、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」との関連性が発見され、黒い噂が立っていました。作中で放送されているシットコムを誰が制作、編集しているのかは不明なのですが、ここに共通する六角形がS.W.O.R.D.の長官の部屋からも発見されたことで、海外ではタイラーに対するさらなる疑惑の目が向けられています。

今後のエピソードに関しても、タイラーと六角形に関しては要注目となりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:WandaVision Easter Egg Hints at Evil SWORD Director

映画「ソー:ラブ&サンダー」、ガーディアンズのパートはタイカ・ワイティティ&ジェームズ・ガン両監督の共同制作

現在オーストラリアで撮影が始まっているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズからも多数のキャラクターの登場が明かされており、多くのキャストが現地で目撃されています。このクロスオーバーについて、ガーディアンシリーズのジェームズ・ガン監督が、「ラブ&サンダー」のタイカ・ワイティティ監督と協力して制作していることを明かしました。

ガン監督はTwitterにてファンから、「好奇心からですが、『ソー:ラブ&サンダー』のガーディアンズキャラクターの相談に乗ってるんですか?」との質問に「ええ、そうしています。彼らはタイカ・ワイティティと素晴らしい関係にありますよ。」と答えました。

ガン監督は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)でもガーディアンズの世界観に一貫性を保つために提言などを行ってきました。

「ソー:ラブ&サンダー」ではヴィランの神殺しのゴアとしてクリスチャン・ベールさんが出演し、ナタリー・ポートマンさん演じるジェーン・フォスターもソーになることが公式に明かされている他、レディ・シフ役のジェイミー・アレクサンダーさんも戻ってくると報じられています。しかし多くのファンが気になっている事のひとつであるロキの登場については今の所具体的な情報はありません。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年5月6日 米国公開予定です。

ソース:James Gunn Confirms He’s Helping Taika Waititi on Thor: Love and Thunder

ドラマ「ホークアイ」でS.H.I.E.L.D.は戻ってくる? Vol.2

マーベル・スタジオが制作中のドラマ「ホークアイ」で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ1からフェーズ2にかけて活躍した組織S.H.I.E.L.D.が戻ってくるのではないかと、以前から現場写真を基に話題になっていました。

今回はホークアイ/クリント・バートンを演じるジェレミー・レナーさんが更新したInstagramの写真にて、再びこの話題に火がついています。

レナーさんは「いい1日が終わりました」とコメントを添えて投稿。

前回話題になったクリントの矢筒ですが、今回公開された写真でははっきりとS.H.I.E.L.D.のマークを確認する事ができます。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に登場している矢筒とは違うもので、エンドゲームに登場している矢筒にはS.H.I.E.L.D.のロゴは見当たりませんでした。この話題の矢筒がS.H.I.E.L.D.崩壊前から使っていたものをそのまま愛用しているのか、エンドゲーム後に新たに支給されたものかは分かりません。

果たしてコールソン達は戻ってくるのでしょうか。

ドラマ「ホークアイ」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:Hawkeye: Jeremy Renner’s Latest Set Photo Teases the Return of SHIELD

ゲーム「Marvel’s Avengers」がホークアイのDLCについて2月17日に動画公開することを発表

スクウェア・エニックスより発売中のゲーム「Marvel’s Avengers」の新情報が発表されることが分かりました。公式Twitterによると新たなDLCとなるオペレーション「ホークアイ:不完全な未来」についての「Marvel’s Avengers – WAR TABLE ディープダイブ版」を2月17日に公開するとの事です。

このDLCでは、アベンジャーズ・イニシアティブ内で新ヒーロー・マップ・ストーリーが追加されるとの事。また、以前よりアナウンスされていた次世代機でのリリースについてもなんらかの発表がある模様です。本ゲームは大きな期待を受けて2020年の9月に発売されましたが多くの不具合が見られたため、品質確保するために不具合の対処等を優先するとし、予定されていたDLCは延期となっていました。しかし、昨年12月には最初の大型DLCとなるケイト・ビショップが配信されています。。

ゲーム「Marvel’s Avengers」 は PS4/Xbox One/PC向け に 2020年9月4日より発売中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」の第4話にて、本作のタイムラインが明らかに

マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」のエピソード4「番組を中断します」の内容から、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)におけるタイムラインが明らかになりました。本記事ではこれを詳しくご紹介しますが、このエピソードの内容に触れていきますので未見の方はご注意ください。

「ワンダヴィジョン」は映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のあとの物語であることは明かされていましたが、これまで具体的にどの程度後なのかは公開されておらず、「ワンダヴィジョン」の1~3話の中でも語られませんでした。

しかしこのエピソード4はサノスのインフィニティ・ガントレットによって灰状になっていたモニカ・ランボーが元に戻るシーンから始まります。これはエンドゲームでのハルクの指パッチンによって起こった現象です。インフィニティ・ウォーが西暦2018年、そこから5年経ったエンドゲームのサノスとの決戦は西暦2023年の話です。

そして「ワンダヴィジョン」はハルクの指パッチンから3週間後、モニカがS.W.O.R.D.に復帰したことが明かされました。そしてそのままウェストビューに向かうように指示を受けることになります。

不明な点は2点あります。サノス決戦から葬式日までの期間と、S.W.O.R.D.本部からウェストビューまでの移動時間です。ただし基本的には間隔はさほどないと考えて差し支えないと思うので、「ワンダヴィジョン」は2023年内の物語だと考えて良さそうです。

図にすると下図のような感じで、エンドゲームから約3週間後、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」よりも前の時系列に位置することになります。

空白の3週間

エンドゲームで最後に見たワンダは葬式の後、川辺でクリントと話をしていました。

©MARVEL

このシーンはどちらかと言えばワンダがクリントを慰めていました。この後最長で3週間ほど、もしくはもう少し短い期間でワンダはヴィジョンの遺体をウェストビューに持ち込み、あのような状況を作り上げてしまった事になります。

ちなみにヴィジョン役を演じるポール・ベタニーさんが、以前に米ComicBook.comとのインタビューにて「ヴィジョンの遺体に何が起こったのか、僕は知っていますし、みなさんもすぐに知ることになります」と語っていました。おそらく今後のエピソードで描かれる、この状況の原点がこの空白の3週間ほどにあると考えられます。

ちなみに「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてフューリーが「ドクター・ストレンジは忙しい」と話していましたが、「ワンダヴィジョン」の後半やその続編と言われている「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」と同時期になるのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のタイラー・ヘイワードは何者なのか ─ 鍵は「エージェント・オブ・シールド」?

マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」の4話にてS.W.O.R.D.の臨時長官として新キャラクター「タイラー・ヘイワード」が登場しました。このキャラクターは原作コミックにはいないキャラクターで早くも考察が始まっています。

さて、タイラー・ヘイワードというキャラクターはコミックにいないと分かりましたが、ヘイワードという姓を持つキャラクターはこれまでのマーベル作品に登場していました。それがドラマ「エージェント・オブ・シールド」です。

「エージェント・オブ・シールド」にはブライアン・ヘイワードというキャラクターが登場しました。彼はムカデ計画と呼ばれるヒドラ製のスーパーソルジャー計画によって誕生した元米軍兵の超人兵士でした。ブライアンにはローラという名の姉妹がいましたが、タイラーという名の親戚がいたかどうかは言及されていません。

©MARVEL,ABC

果たしてタイラー・ヘイワードは善人なのでしょうか?残念ながらモニカと顔見知りというだけでは信用できない状態になっているのがMCUの世界になっています。フューリーと旧知の仲だったS.H.I.E.L.D.の理事、アレクサンダー・ピアースもヒドラの一員でした。

ヘイワード姓を名乗らせる事でコアなファンを泳がせようとする制作側の遊びかもしれないとわかっていても、今後のタイラーの動きには注目せざるを得ません。それにしても3話のヒドラ・ソークと「エージェント・オブ・シールド」の関係といい、どういうメッセージなのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」毎週金曜日新エピソードが配信中、第5話 は 2021年2月5日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」4話のイースターエッグをピックアップ ─ ミズ・マーベルやファンタスティック・フォーとの関連は?

配信が始まったにも関わらず謎が多いMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」は、これまでに公開されてきた映画シリーズと同様イースターエッグがたくさんある作品です。この記事ではそれらについて取り上げて行きたいと思います。今回はエピソード4「番組を中断します」に注目。

この記事にはネタバレを多く含んでいますので、未見の方はご注意ください。

4話

エピソードタイトル「番組を中断します」

今回は3話までのようなシットコムではありませんでした。タイトル通りシットコムは中断され、外界からの視点で物語が進行していきます。

指パッチンからの帰還

今回のエピソードでモニカ・ランボーはサノスの指パッチンで消えていたことがわかります。

©2021 MARVEL

エンドゲームでのハルクの指パッチンによって戻ってきた様子が描かれていました。この事は映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でも少しだけ映像化されていましたが、このエピソードでは混乱の様子など、より具体的に描かれました。

また、モニカが消えている間にモニカの母親でありキャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルの親友だったマリア・ランボーはがんにより亡くなっていた事も判明しました。

S.W.O.R.D.

S.W.O.R.D.がようやくしっかりと紹介されました。

©2021 MARVEL

英語で Sentient Weapon Observation Response Division と表記され、日本語では「知覚兵器観察対応局」と表示されます。これはMCU版のS.W.O.R.D.であり、コミック版では Sentient World Observation and Response Department と少し違っています。世界ではなく兵器を監視するのがMCU版S.W.O.R.D.という事のようです。

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S.W.O.R.D.の長官

S.W.O.R.D.の長官はマリア・ランボーだったようですが、マリアの死後、タイラー・ヘイワードが臨時長官を務めているとの事。モニカとも顔見知りの様子です。コミック版のS.W.O.R.D.長官はアビゲイル・ブランドというミュータントとエイリアンとのハーフの女性ですが、このあたりもコミック版とは異なるようです。タイラーはベースとなったコミックキャラクターが不明です。

©2021 MARVEL

マリア・ランボー

マリア・”フォトン”・ランボーは映画「キャプテン・マーベル」で登場したマリアの戦闘機にも書かれていたコードネームです。コミックではモニカのヒーローネームのひとつがフォトンです。

©2021 MARVEL

ニュージャージー州

ウェストビューがニュージャージー州にあることが4話で判明しました。ニュージャージーにウェストビューという町は実在しないようです。コミックではワンダとヴィジョンはニュージャージー州北東部の実在するレオニアという町に引っ越した事があるようです。

©2021 MARVEL

MARVEL作品でニュージャージーといえば、ミズ・マーベルことカマラ・カーンの出身地。映画「キャプテン・マーベル2」にモニカとカマラが登場すると発表されているだけに、今後のワンダヴィジョンで何か伏線が貼られるかもしれません。

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ジミー・ウー登場

映画「アントマン&ワスプ」に登場したジミー・ウー捜査官が再登場です。名刺を差し出すシーンでは、スコット・ラングに教えてくれと言っていたカードマジックを披露してくれます。

©2021 MARVEL

ウー捜査官はS.W.O.R.D.ではなく以前と同じくFBI所属であり、保護観察中の証人がいなくなったということでウェストビュー郊外まで来ていました。彼の言う人物が誰なのかは今の所不明です。

警察車両の1966

警察車両のお尻の部分に妙に強調されている1966の数字があります。

©2021 MARVEL

マーベル映画に出てくる数字は往々にして関連するキャラクターのデビュー年や号数など表示していることが多いのはコアなファンであればご存知のはず。ワンダ・マキシモフは1964年にデビューし(X-Men#4)、キャプテン・マーベルは1967年にデビューし(マーベルスーパーヒーローズ#12)、キャロル・ダンバースは1968年にデビューし(マーベルスーパーヒーローズ#13)、ヴィジョンは1968年にデビューしました(アベンジャーズ# 57)。アガサ・ハークネスは1970年にデビューし(ファンタスティックフォー#94)、モニカ・ランボーは1982年にデビューし(アメージングスパイダーマンアニュアル#16)、S.W.O.R.D.は2004年にデビューしました(アストニッシングX-メン)#6)。

1966年にデビューしたのは、マッドサイエンティスト組織であるA.I.M.(ストレンジテイルズ#146)です。もとはヒドラの化学兵器部門で独立した組織となりました。A.I.M.は養蜂家のようなコスチューム(化学防護服)でおなじみで、蜂の巣をイメージした正六角形のシンボルマークを使用している組織です。このドラマにもそれらを匂わす映像はいくつかありましたが、関与しているのでしょうか?

S.W.O.R.D.のドローン

偵察のためにモニカがドローンを飛ばしますが、突如見えなくなってしまいます。このドローンは2話の前半でワンダが庭先で見つけたヘリの模型へと姿を変えたようです。

©2021 MARVEL

障壁を超えてウェストビューに入ると姿が変わることが裏付けされたシーンでした。

吸い込まれるモニカ

モニカがウェストビューに近づくと、エネルギーフィールドの障壁があることに気づきます。手を触れても害はありませんでしたが、手首まで入れた段階で強制的に吸い込まれてしまいました。

©2021 MARVEL

しかし4話後半でモニカの捜索に向かったエージェント・フランクリンやドローンなどの物体はこの障壁を通過しただけで、吸い込まれるような描写はありませんでした。モニカのみこのように吸い込まれた理由は今の所不明です。また、4話までの段階で内側から外へ自分の意志で出られるのかも不明です。

ただし、3話のイースターエッグ記事でも書きましたが、外から中への侵入を防ぐ役割は果たしていません。ワンダが外の人間を拒んでいる様子が4話のラストで描かれていましたが、この壁にはまだそういう力が備わっていないようです。もしくはワンダが作った壁でない可能性も少なからずあるかもしれません。

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ダーシー登場

「マイティ・ソー」シリーズよりダーシー・ルイスが再登場しました。ダーシーはカルバー大学の政治科学専攻の大学生でしたが、天文物理学の博士号を修得したようです。今の所その経緯は不明です。

©2021 MARVEL

ほかにS.W.O.R.D.のトラックに同乗していたのは核生物学者、人工知能のエキスパート、化学技術者でした。

CMBRとMCUの関係

S.W.O.R.D.の臨時基地に到着したダーシーはさっそくCMBR(宇宙マイクロ波背景放射)の量がおかしい事に気づきます。これは実在する学術用語で、ビッグバン直後に発生したと考えられており、そのため「宇宙最古の光」とも呼ばれているものです。

©2021 MARVEL

MCUにおいて、ビッグバンと同時にインフィニティ・ストーンが誕生しています。ウェストビューの中でヴィジョンの核でもあるマインド・ストーンが再生していることを示唆しているのかもしれません。

また、CMBRはファンタスティック・フォーのメンバーたちの力の源でもあります。MCUではファンタスティック・フォーの映画の制作が正式に発表されたため、こちらの伏線のひとつになる可能性もありそうです。

シット・コム

今回のエピソードで視聴者が見てきたシットコムはS.W.O.R.D.が作成したものではない事が判明します。

©2021 MARVEL

この事実はシットコムのスタッフロールに登場していた人物たちがS.W.O.R.D.の人間ではないことの裏付けにもなります。

©2021 MARVEL

1話と3話では制作スタッフの名前も違うようです。1話は架空の人物で、4話で見られた3話のスタッフロール(ややこしい)は実際のディズニープラス作品である「ワンダヴィジョン」の制作スタッフの名前を使用しているようですが表記の役職と実際の役職は異なるようです。

ホワイトボード

S.W.O.R.D.とウーが開始した捜査で、ウーはホワイトボードに情報を書き出していきます。

©2021 MARVEL

左上:ウェストビューに三角測量 / アムネシア─半径5マイル、場所不明

左下:背後にあるものは? / エイリアン(スクラル?)、脅威

右上:わからないこと / なぜ六角形なのか、なぜシットコムなのか、同じ時間と空間?、ヴィジョンは生きているのか

右下:連絡失敗事項 / 電話回線、デジタル、ドローン

画像は書いている最中のものですが、最終的には以上のような内容になります。わからないことの部分は我々視聴者とほぼ同じで、作中のS.W.O.R.D.も把握できていない様子です。スクラルに関してウーがどこで知り得たのかは不明で、この場所でS.W.O.R.D.から聞かされたのか、もっと広く知れ渡っているのかはわかりません。

©2021 MARVEL

前夜に公開されたトレーラーに登場していた調査ボードも4話で出ました。元の住民の誰が何を演じさせられているかをウーたちがチェックしていっています。この段階ではまだドッティが登場していない状態で、アグネスについては元の住民が誰かが分かっていない様子。しかしハーブについてはわかったようで、アグネスとハーブは以前からの知り合いで、モニカ(ジェラルディン)が新顔と言われた事の理由がわかりません。

ウーがもともと探していた人物がアグネスになっているのでしょうか?

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検閲

ダーシーとウーがチェックしているシットコムはところどころ不自然に映像が飛びます。

©2021 MARVEL

誰がシットコムを検閲しているのかは不明ですし、ホワイトボードにも書かれたようになぜシットコムなのかも分かっていません。裏で誰かが糸を引いている可能性もありますし、SOSのシグナルとして放送しているワンダがいて、理想的なウェストビューで過ごしたいワンダがこの電波を邪魔しているのかもしれません。

自覚がない

ワンダ自身、たびたび無意識な行動をしているように見えます。1話からところどころそう感じさせますが、モニカを吹き飛ばした後もそうでした。

©2021 MARVEL

ワンダのトラウマが精神を二分してしまったのか、ワンダのトラウマをついて誰かが操っているのかもしれません。

ヴィジョンは死んでいる?

いつものカラフルなヴィジョンではなく、サノスにストーンを取られた後の灰色のヴィジョンが登場しました。

©2021 MARVEL

もしかするとヴィジョンは遺体(正確にはスクラップ?)に魔法で外見を与えられ動かされているのでしょうか。ワンダが遺体とキスしたりダンスしたりしていたのかと思うとかなりのホラーです。

何もかも

外に放り出されたモニカが「何もかもワンダ」とつぶやきます。

©2021 MARVEL

真意はまだ分かりませんが、おそらく中での体験は覚えているようで、町の異変の元凶がワンダだと言っていると考えられます。

エンディング曲

4話のエンディングにはジミ・ヘンドリックスの「Voodoo Child 」が採用されています。

Voodooと言えば死者蘇生が有名なエピソードですが、ヴィジョンと重ねているのでしょうか。


以上が気づいたポイントです。他にも何かあれば追記するかもしれません。