映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のスペシャルルック映像がXmasに米公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の最新映像をクリスマスに公開すると、米テレビ局のABCがFacebookにて告知しました。

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ABCは毎年放送している番組「Disney Chrismas Celebration」 の中でマーベルファンに向けた特別なイベントを開催すると告知。

番組中、視聴者はディズニーランド カリフォルニア アドベンチャーで、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役エヴァンジェリン・リリーさんとキャシー・ラング役キャスリン・ニュートンさんが「アベンジャーズ キャンパスを探索する様子」を見ることが出来るとの事。

そして来年公開予定の新作映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のスペシャルルック映像も放送すると伝えています。

番組は現地時間の12月25日、午前10時から12時まで放送で、米国のHuluでも視聴出来るとしています。この映像がオンラインで公式公開されるかどうかは不明です。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、父と子の物語になる予定だったと監督が元の脚本の詳細を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のライアン・クーグラー監督と脚本を担当したジョー・ロバート・コールさんが海外メディア ニューヨーク・タイムズ とのインタビューに応じ、オリジナルの脚本とワカンダの今後について語りました。

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インタビューの中で「チャドウィックが亡くなる前の最初の脚本では、ストーリーをどのように見ていましたか?課題は何だったのでしょうか?」と質問されたクーグラー監督は次のように答えています。

”ブリップ”(サノスの指パッチン)をどうするかということでした。「インフィニティ・ウォー」では、ティ・チャラは突然消えた数十億人のうちの一人で、5年後にアベンジャーズによって復活します。それがチャレンジでした。私たちが作りたいと考えていたものとは全く違っていました。1作目は息子たちの視点から見た父と子の物語でしたが、今回は父親の視点から見た父と子の物語になる予定でした。

そして監督は、本来想定していた2作目について以下のように説明しました。

脚本では、ティ・チャラは、息子の人生から5年間も離れることを余儀なくされた父親という設定でした。最初のシーンはアニメーションで描かれました。ナキアが息子トゥーサンに「あなたの父親について知っていることを教えて」と言うんです。彼は自分の父親がブラックパンサーであることを知らないことに気づきます。彼は一度も会ったことがなく、ナキアはハイチ人の男と再婚しています。そして、現実に戻り、皆がブリップから戻ってきた夜です。ティ・チャラは息子に初めて会うんです。

そして、3年後に切り替わり、彼は共同親権者となります。チャドにはクレイジーなシーンがいくつか用意されていました。 映画のコードネームは「サマーブレイク」で、子供が父親と過ごす夏を描いたものです。8歳の誕生日に、彼らは潅木地帯に出かけ、その土地で生活するという儀式を行う。しかし、何かが起こり、ティ・チャラは息子と一緒に世界を救わなければならなくなる。それが本来予定していたこの映画でした。

さらにインタビュアーが「ワカンダ・フォーエバーに登場した海底国家タロカンのリーダー、ネイモアはやはり悪役だったのでしょうか?」と質問すると、監督は「そうです。でも、コンビだったんです。ヴァルの方がずっと活躍しましたね。基本的には、ワカンダ、アメリカ、タロカンの三つ巴の対立でした。でも、それはすべて息子の視点が中心でした。」と明かし、ヴァルが「ブラックウィドウ」や「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場する前から本作に登場する事を決めていたと認めましたが、ティ・チャラの死を描くシーンを入れるために役割が縮小されたと説明しました。

続いて「ワカンダフォーエバー」のオープニングがティ・チャラの死から始まったことについて、なぜそこから始めようと思ったか質問されると、コールさんは「実質的に、皆がティ・チャラの死をどう処理するかを待っているわけですから、最初からそうするのが理にかなっていました。キャラクターの面では、シュリの違う側面を紹介する必要があったんです。私たちは、彼女が出会った人とは別人になる瞬間を見せるのです。彼女は世界で最も賢い人ですが、兄を救うことができないのです。そのことが何をもたらすのでしょうか。」と述べ、クーグラー監督は「私たちは、エモーショナルで知的な会話をしたかったのです。悲しみやトラウマがもたらす変容の質についてです。感情的なトラウマには、ただ時間が必要だという期待があります。「2週間ほど休ませれば、仕事に復帰して元通りになるだろう」と。でも、その人はある意味、まったく別の人なんです。変化が目に見えないので、わからないだけなのです。」と語りました。

そして、ティ・チャラが戦死ではなく病死だった事について「シンプルにしたかったんです。結局のところ、重要なのは、シュリがそれを解決できるという自己期待を持っていて、失敗したということなのです。そして、彼女の怒りの矛先をどこにも向けさせたくなかったのです。もし誰かがティ・チャラを殺していたのなら、シュリはその敵を探すでしょう。内側にしか行き場がない状況にしたかったのです。」と説明しました。

最後にワカンダの今後について質問された監督は次のように回答しました。

これらの映画に携わる機会に恵まれていると感じています。1作目の依頼を受けたときは、まるで走る電車のようでした。その列車に飛び乗ることができたこと、このような人々や俳優たちに出会えたこと、そしてチャドウィックの人生の最後の数年間に出会えたことを毎日神に感謝しています。私は、人々が私を必要とする限り、この仕事を続けるつもりです。しかし、これは私やジョーだけの問題ではありません。1作目と2作目で興行収入20億ドルを達成しました。企業にとって最も重要なことです。だから、それが続くことを願います。我々が去った後もワカンダの映画が作られ続けることを願っています。

監督の以前のインタビューでも、ティ・チャラの息子は本来もっと大きな役割だったと語っていましたが、今回のインタビューでは本作が息子の目を通して描かれる作品であった事が判明しました。最終的に小さな紹介で終わったトゥーサンでしたが、これから数年先にシュリからブラックパンサーを引き継ぐ時が来るのかもしれません。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 より劇場公開中です。

ソース:The ‘Black Panther’ Sequel That Never Was

コミック「スパイダーグウェン:シャドウクローンズ」、桃桃子さんによるグウェン・シニスター・シックスのデザイン画が公開

2023年発売予定のコミック「スパイダーグウェン:シャドウクローンズ」より、アーティストのピーチ・モモコ(桃桃子)さんによるヴィランのイラストがマーベル公式サイトで公開されました。タイトルにあるようにグウェン・ステイシーのクローンたちがスパイダーマンの象徴的なヴィランチーム「シニスター・シックス」となり、グウェンは自らの暗黒面と対峙する事になるようです。

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今回公式サイトで紹介されたのは、ドクターオクトパス、サンドマン、ライノ、バルチャー、クレイヴン・ザ・ハンターのグウェンバージョン。

©MARVEL

「”グウェン・ヴィラン “をデザインするにあたっては、オリジナルのヴィランのカラーパレットをメインに、グウェンが象徴するエネルギー、若さ、楽しさを表現したいと思いました。」と桃子さんはコメントしています。

本作のライターのエミリー・キムさんは「スパイダーグウェンは象徴的なヒーローなので、少し緊張しました。しかし、豊かなストーリーと素晴らしいチームのおかげで、このプロセスはとても楽しいものになりました。私はすぐにグウェンと彼女のユニークな声に恋をしましたし、彼女が狂ったようにたくさんいるグウェンのクローンをどのように扱うのか、人々に見てもらうのが楽しみです。」と述べています。

アートを担当するケイ・ザマさんは「グウェン・ステイシーとゴースト=スパイダーを描くのは楽しいことがたくさんあります。特にゴースト=スパイダーの大胆なバトルシーンを描くのが楽しみで、ワクワクするような構図を考え出すんです。また、グウェン・ステイシーの表情を描くのもとても楽しいです。桃子さんがデザインした新しい悪役を描けるのは、本当にうれしいです。こんな形でコラボレーションできるとは思ってもみませんでした。」と語りました。

コミック「スパイダーグウェン:シャドウクローンズ」は 2023年3月1日 米国にて発売予定です。

ソース:公式

エリザベス・オルセンさんがクウェートのコミコン参加を発表─MCU復帰の前兆か

2023年2月にクウェートで開催予定のコミックイベント Comfest にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じるエリザベス・オルセンさんが参加する事が発表され、公式インスタグラムにてオルセンさんのコメント動画が公開されました。

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エリザベス・オルセンさんは動画の中で「こんにちはクウェート。2023年2月の ComFest でお会いできることをとても楽しみにしています。」と短いコメントを伝え、動画はアベンジャーズの音楽とワンダの映像でまとめられています。

ワンダは映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでワンダゴアの下敷きとなりましたがその生死までははっきりと描かれておらず、多くのファンは彼女が生きのびていると考え、再登場を期待しています。

2022年始めにはワンダのソロ・プロジェクトに関する報道もありましたが、最近の報告によるとこれらは一旦凍結されているとも報じられました。直近でワンダが戻ってくる舞台として可能性があるのは、ドラマ「ワンダヴィジョン」で戦ったアガサ・ハークネスを主人公としたドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」で、その先にはアベンジャーズ最新映画も控えています。

クウェートのコミコンでこれらの作品への参加がサプライズ発表される可能性はあまりないと考えられていますが、このイベントの最中にぽろり発言等が起きないか、海外メディアは注目しています。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」、MCUドラマ史上最長の撮影期間に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の主演を務めるチャーリー・コックスさんが、海外メディア NME とのインタビューに応じ、その中で本作がドラマ「ワンダヴィジョン」から始まったMCUドラマ史上、最も長い期間の撮影となる事が明らかになりました。

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本作は18エピソードという過去最高のエピソード数である事も発表されていましたが、それに伴って撮影期間も長く設定されているようで、チャーリー・コックスさんは「スタジオは私に、『2023年に撮影するつもりだ』と言いました。私は『いいね、いつからいつまで?』と聞くと、彼らは『2023年すべてだよ』と言ったんです。具体的には2月に撮影を開始して、12月に終了する予定です。」と語り、 まだ脚本や概要を見ていないことを明かしつつ、「なぜ18話もやることになったのか、その理由が知りたくなっています。」とも付け加えました。

これはMCUドラマが平均5ヶ月ほどで撮影されている事や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ/エンドゲーム」が11ヶ月かけて同時撮影された事と比較すると、明確に長い撮影期間の設定になっています。

そして、コックスさんは、「この番組には、昔ながらの番組のような要素があると想像しています。必ずしも毎週事件を扱うのではなく、弁護士としてのマット・マードックに深く入り込み、彼の人生がどのようなものかを見ることができるようなものです。スーパーヒーローの日常生活に多くの時間を費やすことで、彼がスーツを着る瞬間が本当に面白くなると思います。」と自身の予想を述べました。

「ボーン・アゲイン」が18話になると発表された際、従来の1話30分~1時間のドラマではなく、1話15分前後になる可能性も考えられていました。しかし今回明らかになったMCU最長の撮影期間を考えると、本作はやはり30分~1時間の連続ドラマスタイルになると考えて差し支えなさそうです。

チャーリー・コックスさんはまだ脚本を読んでいないという事で、その内容についてはまだ発表されていませんが、キャスティングに関する報道ではヒーローやヴィランの恋愛関係についても描いていくのではないかと指摘されています。

懸念としては撮影終了から配信日までの間隔が非常に短い事で、他のMCUプロジェクトと比べるとポストプロダクション、いわゆる編集作業の期間があまりありません。配信延期の覚悟もしながら、続報に注目となりそうです。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2024年春にディズニープラスで配信予定です。

ソース:Charlie Cox: “If the ‘Daredevil’ reboot doesn’t hit the spot, then that might be it”

「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」はもともと「アベンジャーズ/エンドゲーム」のようになる予定だった事が判明

ソニー・ピクチャーズが制作するアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のリードキャラクターアニメーターを務めるエレ・サントスさんが、海外メディア The Direct とのインタビューの中で、本作がもともとはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のような結末だった事を明かしました。

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サントスさんは続編映画の企画当初を振り返り、次のように語りました。

「これは本当に大きな物語なんです。そして、彼らが入れたがっているすべてのアークで、我々はちょうどこれは強烈な、速いペースで、高エネルギーの映画になるだろうと思っていました。しかし、それは良いことだったでしょう。彼らが計画していたのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』的なものになるはずだったんです。巨大でした。そして、今彼らが計画しているものは、もっと巨大なものです。」

しかし「アクロス・ザ・スパイダーバース」の延期が決定した際に、この大きな作品を二分割する事で余裕が生まれたと述べています。

「しかし、それを2つに分けることで、『よし、2作目では何を設定する必要があるんだ?』と考えるような、本当に皆が必要だと感じていた余裕を与えることができます。そして、それを3作目でどう解決するのか?それはわかりません。やってみないとね。本当に野心的な映画で、当初は今と違ってめちゃくちゃ野心的でした。今でも超野心的ですが、本質的に2つの映画を1つに収めようとしていたようなものです。でも今は、もう少し息ができるようになったんです。」

プロデューサーのフィル・ロード&クリス・ミラーの両氏は本作において「240のキャラクターと6つのユニバースが描かれる」とし「1000人体制で制作されている」と以前に説明しており、当初より公開が延期されてしまったものの、かつて「アベンジャーズ3」が「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」に分割されたように二分する事によって、本作も物語を深く描く機会を得たようです。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 米国公開予定、日本は2023年予定です。

ソース:Spider-Verse 2 Producers Planned Avengers Endgame-Esque Conclusion (Exclusive)

コミック「メリー・ジェーン&ブラックキャット」でMJがスーパーパワーを獲得

マーベルがコミック「ダークウェブ メリー・ジェーン&ブラックキャット」を今週リリースし、その中でメリー・ジェーンがスーパーパワーを獲得した事が判明し、話題になっています。1965年の「アメイジング・スパイダーマン #25」でデビューしたMJはその後長きに渡ってスパイダーマンにかかわる重要な一般人でしたが、運命が大きく動き出そうとしています。

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今週発売されたコミックでは二人の子供を守るメリー・ジェーンの姿が描かれており、その力が運に起因していると説明されました。

©MARVEL

コミックカバーでは腕に装着したデバイスからホログラムスロットのようなものが表示されており、力のコントロールを補助するために今後登場するデバイスと見られています。

スパイダーマン/ピーター・パーカーの元カノコンビを描くこの作品の公式概要は「メリー・ジェーン・ワトソンとフェリシア・ハーディは、「ダークウェブ」の爆発を背景に、互いの道を歩み、そしてリンボに陥ることになります。しかし、MJは何かが変わってしまった!フェリシアは良心の呵責に耐えかねて、二人の脱出計画を台無しにしてしまうのです!」となかなか不吉な内容になっており、今後の展開が気になる所です。

別のマルチバースのMJはスピナレットという名のヒーローとしてコミック「シークレット・ウォーズ」に登場しており、先日公開されたアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の予告にも登場していました。

コミックのMJがパワーを獲得した事は、実写スパイダーマン映画の今後にも何らかの影響を及ぼす可能性があるかもしれません。ただしMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のMJはメリー・ジェーン・ワトソンではなく、ミシェル・ジョーンズ・ワトソンとして描かれているため、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)で新たなMJが登場する事もありそうです。ソニーがこれをどのようにして実写に持ち込んで来るかは注目ですが、そこに至るまでには長い年月が必要となりそうです。

MCUからもフェイク予告はなくなるかもしれない─映画「イエスタデイ」の訴訟に判決

海外メディア Variety によると、米国地方裁判所のスティーブン・ウィルソン判事による水曜日の判決の時点で、映画スタジオが映画の予告編に登場する俳優について誤解を招くような情報を提示した場合、映画スタジオは法的に訴えられる可能性があるようになりました。

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ビートルズが消えてしまった世界で、唯一その曲を知る存在となった1人のシンガーソングライターの活躍を、ビートルズの楽曲に乗せて描く2019年の映画「イエスタデイ」。

この予告動画で女優アナ・デ・アルマスさんの姿を見たファンがストリーミングサービスで3.99ドルでこの映画を見た結果、彼女が実際には全てカットされており、映画には登場していないという事実に直面しました。

この件に関してファン2人は、ユニバーサル・ピクチャーズがデ・アルマスさんの出演シーンを予告編に含むことによって、彼女の「知名度、魅力、素晴らしさ」を本作のプロモーションと売り上げ向上のために利用したと主張し、2人がそれぞれ住む2つの州内で料金を払って「イエスタデイ」を視聴し、同じ被害を受けた視聴者を代表して、少なくとも500万ドル(約5億690万円)の賠償金を求めていました。

そして今回のVarietyの記事で、この裁判が決着し、ファンの主張が認められた事が明らかになりました。

ユニバーサル・ピクチャーズは、映画の予告編は修正第1条の下で幅広い保護を受ける権利があると主張して、訴訟を棄却しようとしました。スタジオの弁護士は、予告編は映画のテーマを伝える 3 分間のストーリーを伝える「芸術的で表現力豊かな作品」であり、したがって「非営利的な」スピーチと見なされるべきであると主張しました。

しかし、ウィルソン判事はその主張を退け、予告編は商業的な表現であり、カリフォルニア州の虚偽広告法と州の不当競争法の対象であると判断。

「予告編にはある程度の創造性と編集上の裁量が含まれているというユニバーサルの意見は正しいですが、この創造性は予告編の商業的性質を上回るものではありません。本質的に、予告編は、消費者に映画のプレビューを提供することによって映画を販売するように設計された広告です。」とウィルソン判事は説明しています。

これに対してユニバーサルの弁護士は「原告の推論によれば、予告編は修正第 1 条の保護を完全に剥奪され、視聴者が予告編で見た人物やシーンが最終的な映画にどれだけ含まれているか、またどれだけ失望したかを主張するたびに、厄介な訴訟の対象となります。映画が彼らが期待すると主張した種類のジャンルに適合するかどうか。または、視聴者が主張できる無制限の数の失望のいずれかです。」と主張。

しかしウィルソン判事は、「裁判所の判断は、女優またはシーンが映画に登場するかどうかに関する表現に限定されており、それ以外には何もありません」とし、「イエスタデイ」の予告編に基づいて、視聴者がデ・アルマスさん出演すると期待するのはもっともらしいと判断したと述べました。

カットされたアナ・デ・アルマスさんは当初、ヒメーシュ・パテルさんが演じる映画の主人公の愛の関心として登場することを意図されていました。主人公は、ジェームズ・コーデンさんのトークショーのセットで彼女に会うことになっており、そこで主人公はビートルズの曲「サムシング」で彼女をセレナーデする予定だった事が明かされています。脚本家のリチャード・カーティスさんは、デ・アルマスさんがカットされたのは、リリー・ジェームズさんが演じるキャラと主人公のメインのラブストリーがぶれて観客が戸惑うと判断したと述べています。


今回の件で、予告動画に出したものは本編でも出さなくてはいけない流れが出来てしまう可能性があります。

マーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では公開ギリギリまで編集している事もあり、映画公開の半年前ほどにリリースされる予告編とは違ったものになっている場合が多々ありました。

今回の裁判の結果では「俳優」がカットされた場合だけでなく、「シーン」がカットされた場合も問題があると指摘されており、今後の予告動画は慎重に制作されていくと予想されます。最悪の場合、昨今のような半年~1年前に予告動画が公開されるような事はなくなる可能性もあるかもしれません。

ソース:Ana de Armas Fans’ Lawsuit Puts Studios at Risk Over Deceptive Trailers

キアヌ・リーブスさん主演、アナ・デ・アルマスさんが出演したサスペンス映画「ノック、ノック」(吹替版)はこちら。

「キャシアン・アンドー」ディエゴ・ルナさんが「ファンタスティック・フォー」の噂について言及

ディズニープラスで配信中のスターウォーズドラマ「キャシアン・アンドー」で主人公キャシアン・アンドーを演じているディエゴ・ルナさんが、マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」の主演を務めるという噂について、Youtubeインタビューの中で言及しました。

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クリスチャン・ハルホフさんの番組に出演したディエゴ・ルナさんは、「ファンタスティック・フォー」でチームのリーダーであるミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じるという噂について質問されると、「今朝も噂について話していたんです。噂の半分は本当でした。信じられないような量の噂が飛び交っていますね。」と述べました。そして、「唯一言えることは、今後2年間は忙しいということです。2年後には、私がやりたいことが映画になるかどうか分かると思います。」とコメントしました。

ディエゴ・ルナさんが主演を務める「キャシアン・アンドー」はシーズン2の制作に入っており、制作のトニー・ギルロイさんによると2023年8月まで撮影が続き、2024年秋配信予定との事。「ファンタスティック・フォー」が2025年リリース予定である事を考えると、スケジュール的には不可能とは言えない状況になっています。

しかしながらディエゴ・ルナさんは長期プロジェクトがあまり好みではないようで、「キャシアン・アンドー」についても当初の5シーズン計画には応じず、2シーズンに計画変更となった事でサインしたとも報じられています。(from the Direct

ミスター・ファンタスティックのようなマーベルにとって重要なキャラクターは今後長期的なスケジュールの制約が発生する事が容易に想像できるため、ディエゴ・ルナさんが「キャシアン・アンドー」同様に難色を示している可能性も考えられそうです。また、噂の半分があたっているとの発言も気になる所で、マーベル・スタジオとミーティングしたのは正解でも、ファンタスティック・フォーの話ではなかったという意味なのかもしれません。

マーベル・スタジオのオフィスでコンセプトアートを見たという「アントマン」シリーズのペイトン・リード監督は「ファンタスティック・フォー」が素晴らしいものになりそうだと主張しており、本作に関する続報が待たれています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2025年2月14日 米国にて劇場公開予定です。

ソニー・ピクチャーズCEOが「スパイダーマン4」の時期についてコメント

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」について、ソニー・ピクチャーズCEO兼会長のトム・ロスマン氏が次のトム・ホランドさん主演映画がいつになるのか、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューの中で質問され、言及しました。

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スパイダーバースで何百ものスパイダーマンが画面に登場する予告が公開された事を受け、実写スクリーンにスパイダーマンが戻ることは簡単ですかと質問されたロスマンCEOは「それは確実だよ!」と前置きしつつも「でもいつになるかはわかりません、ワインを出すには時期尚早です。」と回答しました。

「スパイダーマン4」に関する具体的な公式発表は今のところありませんが、一部報道では2024年夏に「サンダーボルツ」の前に公開されるだろうとされており、近々発表があるとも報じられています。

3作目「ノー・ウェイ・ホーム」の悲痛なラストからピーター・パーカーが次にどのような旅に出るのかはファンが注目する所ですが、多くのメディアはスパイダーマンが「アベンジャーズ」最新映画までには戻ってくるだろうとの見通しをしているようです。

ただし、「ホームカミング」から「ノー・ウェイ・ホーム」までを手掛けたジョン・ワッツ監督は2025年公開予定の「ファンタスティック・フォー」の監督を休養のために降板しています。休養宣言からは半年以上が経過していますが、この降板劇に「スパイダーマン4」のスケジュールが絡んでいるのかは不明です。

ともあれトム・ホランドさんのスパイダーマンが戻ってくるのは確実なようで、その時期についてはもうしばらく続報を待つ必要があるようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」はBlu-ray等発売中です。

ソース:Tom Rothman Is This Year’s Studio Valedictorian