俳優のエヴァンジェリン・リリーさんが昨日、自身の SNS を通じて俳優業の引退を発表した後、海外メディア Variety に声明を寄せ、その内容からMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ5」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」、「アントマン4」などの契約をしていない事が明らかとなりました。
記事によると、リリーさんは「実は私はクアントマニアの仕事を終えて以来すでに3年間、演技を休んでいました。この業界から離れた時間は、私に確かな充実感と喜びをもたらしてくれました」と語り、復帰の可能性について次のように言及しています。
「明日戻ってくるかもしれないし、2年後に戻ってくるかもしれないし、二度と戻ってこないかもしれない。しかし現時点では、この業界で積極的に仕事に就いているわけではなく、誰に対しても契約上の義務を負っているわけではありません。今は人道的な活動と執筆に時間を捧げています。」
この声明により、エヴァンジェリン・リリーさんはマーベル・スタジオを含むあらゆる制作会社との出演契約がまったくない事が明らかとなり、最新のアベンジャーズ映画でワスプ/ホープ・ヴァン・ダインがどのような扱いとなるかは完全に未知数となりました。
ただし、エヴァンジェリン・リリーさんは俳優復帰の可能性も残している事から、今後の展開次第で次のアベンジャーズ映画で短いカメオ出演をする事はありえますし、脚本が彼女の興味をひくものでスタジオが説得できればホープがメインキャラクターとして戻ってくる事も十分にありえるでしょう。そしてそうではなく、別の俳優にかえてワスプがより活躍する可能性もありそうです。
昨年、リリーさんは「Happy Sad Confused」ポッドキャストで、かつてヒュー・ジャックマンさんからの「X-MEN」シリーズへの参加オファーを断ったことを明かしました。
「X-MEN」のオファーは、ジャックマンさんとリリーさんが共演した 2011年 の映画「リアル・スティール」の製作中に来たと言います。その時点で、リリーさんは「LOST」を終えたばかりで、ジャックマンさんは「X-MEN」シリーズの4本の映画に出演していました。
「(ヒューは)こう言ったの、『ねえ、X-Menの人たちが君に話を持ちかけてもらうように頼んできたんだ。彼らは君が誰とも話さないことを知っているからね。僕と一緒に仕事をしているのを知っていて、X-MENのことに興味があるかどうか知りたがっているんだ』と。」
そして、「私は『いいえ、興味ありません。興味がないんです』と言いました。」と、X-MENへの参加を断ったと振り返りました。
リリーさんは数年前のインタビューでワスプ単独映画の制作への意欲も見せていましたが、そこに至る道はかなり困難になったようです。