タイタニアさんが「シーハルク」のポスターに落書きをする動画を共有 ─ 恥ずかしい映像も公開

スーパーパワーを持つインフルエンサーとして有名なタイタニアさんが自身のTwitterで、シーハルクとしてセンセーショナルなデビューを飾ったジェニファー・ウォルターズさんのポスターに落書きをする様子を撮影した動画を共有しました。

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シーハルクのファンはこれを先日の法廷での騒動に対する逆恨みによるものではないかと考えています。


そして、タイタニアを演じるジャミーラ・ジャミルさんがジミー・キンメル・ライブに出演し、法廷でのバトルは元々恥ずかしいシーンだった事を明かし、その時の映像も公開しました。

ジャミルさんは「私たちは長い間、テレビで多くの男性がタマを蹴られるのを見て来ました。でも、女性がタマを蹴られるのを見たことがありません。そして、私は平等を信じています!」と語り、この前代未聞のシーンを実際に撮影したと明かしました。 動画の8分30秒ごろからそのシーンの撮影の様子が公開されています。

そして、「みんな分かってくれると思うわ。私がマーベルの編集を担当していなくてよかったって事に(笑)。マーベル・スタジオは正しい決断をしたのです。」とこのシーンが採用されなくて良かったと付け加えました。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、2話のチェックポイント

2022年8月25日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード2「Superhuman Law(邦題:超人の訴訟)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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シーハルク誕生のニュース

前回のエピソードのラストシーンを取り上げたニュースが報道される様子が2話の冒頭で描かれています。このうち最初のKPVKとインタビュー映像を流しているKZYOは映画「アントマン&ワスプ」にも登場した番組。

©MARVEL,Disney

ジミー・ウー捜査官が見ているモニターの右上がKPVKで左下の画面がKZYOです。

MCUの架空のニュース番組といえば「WHiH」局の「ニュースフロント」が映画「インクレディブル・ハルク」で登場して以降フェーズ3までの間によく登場し、フェーズ4になってからもドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の1話アニメ「ホワット・イフ」シーズン1の4話、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の削除シーンでも登場しています。が、今回は登場しませんでした。

インタビューを受けた男性は興奮気味に「chick-hulk」と話しており、chickとはチキンの事で、もともとは小鳥やひよこを意味していますが、スラングとしてティーンエイジャーやそれより少し上の「女の子」を意味しています。ポジティブなニュアンスのワードではないようで、インタビュアーは「チックハルク」を「シーハルク」と訂正するような形でレポートしています。

アベンジャーズの金銭事情

バーでニッキが「スーパーヒーロだからお酒を奢ってもらえた」と話した事に対して、「ロースクールの学生ローンは自警団に入るために組んだんじゃない」事を説明しますが、英語では6桁のローン、吹替では「ウン十万ドル」と、日本語字幕よりも具体的にかなりの高額である事が示されています。

さらにジェニファーは「あれに入るのは億万長者かナルシシストか寂しん坊」だと説明、これらはトニー・スターク、ソー、スティーブ・ロジャースの3人を指しているようです。

これに続いてニッキは「だけどアベンジャーズだよ?」と投げかけると、ジェニファーは医療保険や産休制度、そして給料について疑問を口にします。

アベンジャーズの金銭事情に関してはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも言及され、サム・ウィルソンは無償で働いている事が判明していました。しかし、当時の記事でも指摘したとおり、ヴィジョンはウエストビューに土地を買うだけの資金を持っていたはずであり、その実情については不明な部分が多く残されています。

ジェニファーはアベンジャーズの給料について疑問を呈する中、シーハルクになって陪審員を救った事を理由に審理無効となったことが原因でクビとなり、自身の給料もゼロになってしまうのでした。

そして本作のタイトルロゴが入り、「She-HULK:ATTORNEY AT LAW」(弁護士)から「She-HULK:ATTORNEY FOR HIRE」(求職中の弁護士)へと変化します。

職探し

いくつもの法律事務所を訪ね、面接を繰り返すも連戦連敗のジェニファー。シーハルクとなり目立ってしまったことが大きな原因となっています。

落ち込んだジェニファーがノートPCで眺めているのは「楽しい仕事10選」のウェブサイトの記事。画面右には「IRON MAN THREE’S」という気になるスニーカーの広告がある他、先んじてご紹介したようにウルヴァリンやエターナルズに関する記事のタイトルが見受けられます。

©MARVEL,Disney

また、ここの画面上部のQRコードはお馴染みの公式無料コミックとなっています。

「楽しい仕事」の1位が「マスコット」であるのはジェニファーにとって皮肉であり、これは物語の後半に更に効いてくる事になります。

待ち受け

母親からのメッセージが届いた事で映されるジェンのスマホ。そのロック画面は「アメリカのケツ」ことキャプテン・アメリカになっています。

コミックで二人がロマンスの関係になった事はありませんが、MCUのジェニファー・ウォルターズはなかなかにスティーブ・ロジャースを気に入っているようです。

前回の1話のポストクレジットシーンでは英語版では「あのお尻が童貞のまま死んでしまったなんて悲しすぎる」とスティーブ・ロジャースは死んだとジェンが考えていることが分かっています。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではトレスとその他ひとりの人物が「キャプテン・アメリカは月にいる」という都市伝説を語っており、スティーブ・ロジャースの現状は視聴者にもよくわからない状況が維持されたままになっています。

ブルース・バナーはスティーブ・ロジャースのその後を把握しているのか、気になる所です。

いとこのチェド

家族ディナーにシーンが変わり、前回のエピソードで紹介された親戚のチェドも登場。しかしチェドがもう一人の天才だと紹介されていた事には少々疑問符がつくところで、二人の皮肉が入っていたのかもしれません。

チェドは「話すな」と言われていたクビの話題について「話せ」と言われたと勘違いし、話題を振ってしまいます。

落ち込むジェンの空気を読まずに、チェドは自身が勤めるベスト・バイのマネージャーに昇進したと話しており、販売業の才能がある事が示唆されます。なお、ベスト・バイは世界最大の家電量販店です。

好青年のユスフ

空気を変えようと母がいきつけのカフェの店員ユスフの話題へシフト。ユスフといえば最近配信されたドラマ「ミズ・マーベル」の主人公カマラ・カーンの父親の顔を思い浮かべてしまいそうですが、これは別人。

「男はいらない」というジェニファーに対して「ユスフはあなたには若過ぎ」と説明しており、彼がティーンエイジャーかせいぜい20代ぐらいである事を示唆しています。

海外メディアの中にはこのユスフが Yusef Abbas (米wiki)というキャラクターを背景にしている可能性を指摘。彼はヒーローに憧れ、自身がわずかにエレメンタルパワーを操作できる事に気づいたあとはヘルパーと名乗って自警活動をしていました。

ハルクの指パッチン

トニー・スタークの印象的な最期のシーンのためにしばしば忘れられがちですが、実際に宇宙の生命を戻したのはハルクの指パッチンのお陰でした。

ジェニファーをよそに繰り広げられる親戚の洪水のような会話の中で、エレインは「ブルースのおかげでみんなが戻ってきた」事を再確認させてくれます。

©MARVEL,Disney

GLK&H

GLK&Hの代表ホールデン・ホリウェイは審理無効に持ち込んだものの、負けを認めており、ジェニファーを高く評価していました。ヘッドハンティングの話を持ちかけられたジェニファーはパラリーガルを自分で選ぶ事を条件にオファーを受け、事務所へと向かいました。

ホリウェイは「楽しい仕事」1位としても紹介されていたマスコットとしての役割をシーハルクに望んでいますが、このあたりはコミックとは逆の設定になっています。コミックではMCU版の就活シーンでもあったようになるべく目立たないように、ジェニファー・ウォルターズとしての仕事に期待されています。

パグ

ジェニファーとニッキのふたりに歓迎のバスケットを持ってきたのはパグことアウグストゥス・パグリエーゼ。

©MARVEL,Disney

コミックのパグはロースクールに通う傍らナイトクラブでの用心棒としても働いていました。卒業後、犯罪組織に襲われたパグでしたが、スパイダーマンによって生命を救われました。その後、GLK&Hに入り、ジェニファー・ウォルターズと同僚に。スパイダーマンがJ・ジョナ・ジェイムソンを名誉毀損で訴える際に協力しました。

また、パグはジェニファーに対して恋心も持っていました。しかしその感情を抑えるために魔女モーガン・ル・フェイのポーションを服用する事になりました。

「シーハルク」は予告動画でジェニファーがマッチングアプリを使う様子などが明らかになっていますが、すぐ近くにある恋は描かれていくのでしょうか?

羊たちの沈黙

アボミネーション/エミル・ブロンスキーの仮釈放を初仕事として命じられたジェニファーは、ダメージコントロールの刑務所へ。

看守に署名を求められるとジェニファーは「私のことも食べちゃう?ソラマメとキャンティと一緒に」とジョークを飛ばしますが、気を抜かないように注意されてしまいます。

これは映画「羊たちの沈黙」でのハンニバル・レクター博士とレクターに面会したクラリスとの間の会話の一幕を基にしたジョーク。残念ながらダメージコントロールはそういう空気ではありませんでした。

なお、ハンニバル・レクターを演じていたのはMCUでオーディンを演じたアンソニー・ホプキンスさん。クラリスを演じたのはジョディ・フォスターさん。「ソー:ラブ&サンダー」のコーグのようにジェーン・フォスターとジョディ・フォスターを混同しないように注意してください。

アボミネーション

アボミネーションことエミル・ブロンスキーは「インクレディブル・ハルク」の時点で39歳を自称しており、「シーハルク」の時点では50半ばといった年齢になっていると考えられます。

エミルは「インクレディブル・ハルク」で主人公ブルース・バナーを狙う敵として描かれましたが、今回説明しているとおりそれはアメリカ政府、具体的にはサディアス・ロス(当時は将軍)の指示でした。そして最初にエミルに血清を投与したのもロスでしたが、その血清の効果なのかもともともエミルの性格なのか、命令無視などの暴走をし始め、最終的にアボミネーションとなりハーレムでの事件を起こしました。

彼の弁明が100%正確であるとは言い難いですが、そもそもの事件の発端でもあったロスが国務長官に出世していた事を考えると、エミルは仮釈放ぐらい許されてもいいような気がしないでもありません。

ソウルメイト

エミルが2度に渡って言及する7人のソウルメイト。これは予告に登場している人物たちを指しているのか、制作が発表された「サンダーボルツ」を指しているのか、注意深く見守る必要があるようです。

予告動画では檻から解放され、何らかの建物で数人の人物とくつろいでいるエミルの姿が確認できます。今回の2話で「彼らが買ってくれた土地で平和に暮らしたい」と話しているように、今後のエピソードで仮釈放が認められ、平和に暮らすシーンをこの予告が示しているのかもしれません。

一方で7人が「サンダーボルツ」説として気になる部分もあります。これまでにMCU版サンダーボルツとして報じられて来た人物はU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、エレーナ・ベロワ、バロン・ジモ、バッキー・バーンズ、ゴースト、タスクマスター、タイタニアと7人存在しています。以前にはローニンが含まれるとも報じられた事がありましたが、ドラマ「ホークアイ」のラストシーンでローニンのコスチュームは処分されたため、クリント・バートンのローニンがサンダーボルツに加入する事はなさそうでもあります。

しかし、コミック版の新生サンダーボルツはクリントがリーダーでもあり、MCU版のメンバーに関する考察は当分終わる気配はありません。

完全に別人

仕事の件でブルースに電話をし、エミル・ブロンスキーの事を話すとブルースは「もうお互いしこりはない。あの戦いは昔のことで僕はもう完全に別人になった」と語ります。

これはメタなジョークでもあり、当時エミルと戦ったブルース・バナーを演じたのはエドワード・ノートンさんであり、現在ブルース・バナーを演じているマーク・ラファロさんではありませんでした。

ハルクの今後

ハルクの今後がサカールと関係がある事は1話の段階で分かっていましたが、誰が会いに来たといった事をすっ飛ばして、はやくも宇宙へと飛び出している衝撃の展開となりました。

「シーハルク」のプロデューサーを務めるジェシカ・ガオさんは今後について詳しくは言えないとしつつも、サカールでブルースの意識がなかった期間の人生について描く必要があると言及しました。

「プラネット・ハルク」、「ワールド・ウォー・ハルク」をもとにした展開が待ち受けているのでしょうか?

脱獄映像の流出

今回のエピソードは「アボミネーションが脱獄し、ファイトクラブに参加していた映像が流出」したニュースにて終了。動画のリークというのは事件の直後に起きるとは限らず、数ヶ月、数年後に判明する事もあるため、これだけで「シャン・チー/テン・リングスの伝説」と「シーハルク」が同時期であるとは言い切れません。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」ではこの試合後に、「次からは練習通りにパンチをコントロールしろ」とウォンがアボミネーションに助言している事から、二人には初対面以上の関係が築かれている事が伺えます。

ウォンはアボミネーションの脱獄にどういう形で関与しているのか、3話以降の展開に期待です。


ミッドクレジットシーンでは、娘思いな一面を見せていたパパがちゃっかり娘のハルクのパワーを有効活用しているコメディシーンで締めくくられました。チェドも4kを「何だかわからないけど買うもんだ」とマネージャーに昇進したとは思えない発言で、彼は世渡りの天才なのかもしれないと思わせます。

「ミズ・マーベル」に続いて仲のいい家族の登場と、今後の話にも注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2022年9月1日 配信予定です。

アラクア・コックスさんがドラマ「エコー」の撮影終了を報告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」の主演を務めるアラクア・コックスさんが、本作の撮影が終了したことを自身のInstagramにて報告しました。「エコー」は2023年夏のリリースに向けて制作されています。

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アラクア・コックスさんは以下のような画像をInstagramのストーリーに投稿。

from Instagram/alaquacox

 

 

ドラマ「ホークアイ」に登場したエコー/マヤ・ロペスのスピンオフ作品となる今作では、「ホークアイ」のヴィランとして登場したキングピンとの親子関係にさらにフォーカスしていくと見られています。

撮影現場ではキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオさんの姿も確認されており、デアデビルの登場にも期待されています。

「エコー」の概要は次のとおりです。

ニューヨークでの非情な振る舞いが、故郷で彼女を追いつめる。彼女は自分の過去と向き合い、ネイティブ・アメリカンのルーツと再びつながり、前進することを望むなら、家族やコミュニティの意味を受け入れる必要があります。

ドラマ「エコー」は2023年夏にディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シーハルク」2話でウルヴァリンの存在が示唆される ─ エターナルズのその後についても言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1の2話が配信され、その中でウルヴァリンに関するイースターエッグが含まれている事が話題になっています。

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主人公シーハルク/ジェニファー・ウォルターズのパソコンが表示しているニュースサイトの関連記事には気になるタイトルが含まれているのが確認出来ます。

©MARVEL,Disney

上の記事タイトルは「バーの乱闘で金属の爪で戦う男」について書かれているようで、マーベルでは爪を使う男は数多くいるものの、やはりウルヴァリンについて想像せざるを得ません。

二つ目の記事は「なぜ海から突き出た巨大な男の像があるのか」となっており、こちらは映画「エターナルズ」の終盤で登場したティアマットについて言及していると考えられます。

©MARVEL,Disney

「エターナルズ」のイベントは地球規模の騒ぎとなるようなイベントでしたが、「エターナルズ」以降のドラマや映画で触れられる事がありませんでした。今回「シーハルク」の最新エピソードで触れられた事で、地球人がこの天変地異のような事象に対して動揺している事が判明したようです

各記事の詳細が気になる所ですが、さすがにそこまで作り込まれているとも思えず、視聴者は次の展開に期待する他なさそうです。

なお、この画面に含まれているQRコードをスマホなどでスキャンすることでマーベルの公式サイトに飛び、「シーハルク」の新たな無料コミックを読むことが出来ます。

「X-MEN」の再映画化は2025年以降になるのではないかとも報じられていますが、ドラマ「ミズ・マーベル」でミュータントに関する言及も始まった事で、今後も様々な伏線が張り巡らされていくのではないでしょうか。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ“シー・ハルク”による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷! 

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで配信中。次回、エピソード3は9月1日配信です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、プロデューサーが2話以降のハルクについて言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のプロデューサーを担当したジェシカ・ガオさんが、海外メディア The Direct のインタビューに応じ、2話以降のハルク/ブルース・バナーについて言及しました。

※これより先は「シーハルク:ザ・アトーニー」s1 EP02のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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2話でマーク・ラファロさん演じるスマートハルクが宇宙船に乗っていたことについて、ジェシカ・ガオさんは「まあ、私が言えるのは、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』で見たように、彼は地球外で多くの時間を過ごしたということです。そして、その惑星にいた時の彼の人生がどんなものだったのか、ほんの少ししか見ることができませんでした。」と述べました。

続けて「つまり、ハルクがそこにいた数年間に何をしていたかは神のみぞ知る、だから彼は戻ってその間に起こった異世界のことを処理しなければならないのです。」と、ハルクには別の物語がある事を示唆しました。

また、TVLine とのインタビューでは「マークはこの番組でやるべきことをやったので、『これから先、彼がすべてのエピソードに登場するとは思わないでください』と人々に伝えたかったのです」とスマートハルクの出番が終わりである事を明かしました。

そして、「でも、マーベルが望めば、宇宙船で何かできる可能性もあると思うんです。もし彼らが望むならね。」と付け加えています。

コミックのハルクは「プラネット・ハルク」、そして「ワールド・ウォー・ハルク」にかけてサカールに関する悲劇的なエピソードもありましたが、これらの実写化の噂と合わせて2話の展開はコミックファンをハラハラさせています。

コミックとまったく同じ展開は取りようがなさそうですが、大まかな流れが採用される可能性は十分にあり、今後ハルクがアベンジャーズの前に立ちはだかる事もありえるでしょう。

また、今年の11月から始まる「プラネット・ハルク」の続編コミックはMCU版のハルクの今後の方向性を見極める指標になるかもしれません。

いずれにしても、今後ハルクがMCUでどのような物語を紡いでいくのか、注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

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ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで配信中。次回、エピソード3は9月1日配信です。

ソース:She-Hulk Producer Confirms Where Hulk’s Spaceship Is Going (Exclusive)

【噂話】映画「ファンタスティック・フォー」の監督にドラマ「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマンさんの起用が報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」の監督として、ディズニープラスで配信されたドラマ「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督が起用されていると、海外メディア The Direct が報じました。

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本作はもともと、MCUでスパイダーマン3作を手掛けたジョン・ワッツ監督が制作する事が発表されていましたが、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のあと、監督は休養に入ることを発表し、プロジェクトから降板するとしていました。

記事によると、ジョン・ワッツ監督の後任として、マット・シャックマン監督の起用が9月10日のD23 Expo 2022内のプレゼンで発表される可能性があるとの事。

「ファンタスティック・フォー」の新監督について、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でファンタスティック・フォーのリード・リチャーズを演じたジョン・クラシンスキーさん、「アントマン」シリーズのペイトン・リード監督、そしてスティーブン・スピルバーグ監督の名前などが報じられてきましたが、これら噂の候補にあらたに一人加わることになりました。

本作は公開日が2024年11月になることが先日発表されており、2023年には撮影に入らなければなりません。正式な後任監督の発表も間近であるのは確実ですが、一体だれがメガホンを取ることになるのでしょうか。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2024年11月8日 米国公開予定です。

ソース:Fantastic Four: WandaVision Director Matt Shakman Rumored to Helm MCU Reboot

ドラマ「シーハルク」と「エージェント・カーター」はつながっている?

マーベルコミックで「アメイジング・スパイダーマン」、「シーハルク」、「マイティ・アベンジャーズ」などを執筆した著名なライター、ダン・スロットさんが、自身のSNSにてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」とABC制作のドラマ「エージェント・カーター」の関連性について指摘しました。

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スロットさんは「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード1「A Normal Amount of Rage(邦題:普通レベルの怒り)」の冒頭でGLK&H(Goodman, Lieber, Kurtzberg & Holliway)法律事務所が紹介されたことについて、「GLK&H法律事務所はMCU初登場ではありませんでした。 1940年代はNYCを拠点に活動していたようで、リーバーはまだパートナーになっていませんでした。そして、その時の代表はホールデン・ホリウェイの父または祖父でなければなりませんでしたよね?」と投稿しました。

一緒に投稿されたスクリーンショットの字幕を見てわかるように、「エージェント・カーター」ではGK&Hという名前の法律事務所が登場し、ここにリーバー氏が参加して「シーハルク」に登場したGLK&Hになったと、氏は推測しています。

GLK&Hはコミックに登場する事務所であり、シーハルクが所属している組織です。トレーラーにはこの事務所に関する1話にはなかった様々なシーンがある事から、今後も物語に大きく絡むと見られています。

今のところは単なるイースターエッグの範疇を出ない推論のようですが、「シーハルク」は「デアデビル」の接続ポイントにもなっているため、「エージェント・カーター」についても注視する必要があるかもしれません。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ“シー・ハルク”による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷! 

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで配信中。次回、エピソード2は8月25日配信です。

ディズニープラスがドラマ「シーハルク」へのジェシカ・ジョーンズ登場を示唆?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」にジェシカ・ジョーンズが実際に登場するのではないかと話題になっています。その兆候が、ディズニープラスのドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」のページに表れています。

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記事執筆時点のページの状態は以下の画像のとおりです。

©MARVEL,Disney

おすすめ作品が手動でリストアップされているのか、AIによる自動生成なのかは不明ですが、少なくとも米国と英国でもジェシカ・ジョーンズの関連おすすめ作品として1番に「シーハルク」が紹介されているようです。

また、「シーハルク」への登場が予告で明かされている「デアデビル」のページを確認すると、おすすめの1番には同様に「シーハルク」が表示されており、その他のディフェンダーズ作品(ルーク・ケイジやアイアンフィストなど)のページでは「シーハルク」は表示されていません。

「シーハルク」にジェシカ・ジョーンズが登場するという噂は2021年の初頭、撮影が始まるよりも以前から話題になっており、先日も監督はインタービューにてジェシカ・ジョーンズに関する気になるコメントをしていました。

ディズニープラスがこの噂を認めたと思っていいのかどうか、今後の「シーハルク」には注目です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

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ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで配信中。次回、エピソード2は8月25日配信です。

ドラマ「ミズ・マーベル」1話に「シーハルク」のキャラクターが紹介されていた事が判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の第1話「ジェネレーション・ホワイ」のミッドクレジットシーンの中で、ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のキャラクターが既に登場していた事が発見され、話題になっています。

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Redditユーザーの u/anilsoi11 氏が発見し投稿した画像によると、ダメージコントロールのクリアリーとディーヴァーがカマラ・カーンが引き起こしたアベンジャーコンの事件について会話する中で、オフィスのボードには「シーハルク」のヴィランであるタイタニア(ティターニア)と予告編に登場した窓から飛び降りても無傷だった男の写真が貼られていた事が判ります。

ディズニープラスのMCU時系列順の表示によれば「シーハルク」は「ミズ・マーベル」よりも前に位置づけられていますが、現状では9話までの全てのエピソードが「ミズ・マーベル」1話よりも前に来るのかは分かっていません。

そのため、「シーハルク」での出来事を受けて「ミズ・マーベル」1話でタイタニアたちが捜査対象になっていると考えていいのかは、今の所不明です。

「ミズ・マーベル」が2025年が舞台になっている事はプロデューサーのインタビューにより判明していますが、季節など具体的な事は公式には明かされていません。ただし、2話で描かれた祝祭の「イード・アルフィトル」が2025年は3月末に開催予定のため、その頃が「ミズ・マーベル」の具体的な時系列を示していると考えられています。ただし、「ミズ・マーベル」2話の学校内にはホームカミングのチケット販売の告知ポスターが貼られており、ホームカミングが10月、チケット販売が9月頃である事から、詳細については混乱を引き起こしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-ms-marvel-s1-ep02-easter-egg/”]

タイタニアは今後のエピソードで再登場する事がわかっていますが、もうひとりの人物がどのエピソードで登場するかはわかっていません。どういった事件を起こしてダメージコントロールに狙われることになるのか、注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ“シー・ハルク”による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷! 

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで配信中。次回、エピソード2は8月25日配信です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、1話のチェックポイント

2022年8月18日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1エピソード1「A Normal Amount of Rage(邦題:普通レベルの怒り)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ロゴ

今回もマーベル・スタジオのロゴはマイナーアップデートが施されており、映画「ソー:ラブ&サンダー」やドラマ「ミズ・マーベル」のシーンが追加されています。

大いなる力には大いなる責任が伴う

古くからの格言であり、少なくとも紀元前4世紀には「ダモクレスの剣」の引喩にあったとされるこの言葉。語感を変えながらも、コミックや映画のスパイダーマンにもよく登場する言葉であり、ジェニファー・ウォルターズはこれを引用して裁判のセリフの練習をしていました。

GLK&H

GLK&Hはコミックに登場する事務所であり、シーハルクが所属している組織です。

正式名称は Goodman, Lieber, Kurtzberg & Holliway で、一番うしろに名前がある弁護士ホールデン・ホリウェイによって創設された超人的法律専門のマンハッタンを拠点とする法律事務所です。

GLK&Hは、名誉毀損から個人的損害に対する弁護まで、さまざまなトラブルに対応。彼らの訴訟は、時間、空間、および定命の次元など、外界の領域にも及んでいますが、ドラマにどこまで反映されているかは不明です。

なお、事務所名の前部分の3人はマーベルの実在する重要人物であり、それぞれ以下のようになっています。

  • グッドマン:マーティン・グッドマンさんは、マーベル・コミックスの最初の発行者。
  • リーバー:スタン・リー氏の本名、スタンリー・リーバーより由来。
  • カーツバーグ:マーベルコミックの原作者、アーティストであるジャック・カービー氏の本名ジェイコブ・カーツバーグより由来。

サベージ・ジェン・ウォルターズ

親友のニッキが「Now top it off with a savage Jen Walters look.」というシーンは日本語では「決め顔が必要ね」となっていますが、シーハルクは「サベージ・シーハルク」というシリーズでデビューしており、それについて言及している可能性があります。

物語終盤でもそうなっているように、ニッキはジェンがシーハルクとして法廷で大暴れするサベージ(野蛮)な姿を見たいと期待しています。

なお、このコミックは後述のQRコードにより無料で読むことが出来ます。

第4の壁

冒頭から第4の壁を破り、視聴者に経緯を説明してくれるジェン。

マーベルで第4の壁を破るキャラクターとしてデッドプールが有名ですが、シーハルクは1989年のコミックでこの能力を見せており、デッドプールがデビューしたのはその2年後の1991年となっています。

謎のデバイス

ドライブ中にブルース・バナーがスマートハルクから人間の姿に戻る事を可能にする小型装置の開発に成功した事を語っています。これは映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」でなぜ人間の姿に戻っていたのかを説明するものとなっています。

©MARVEL,Disney

よく見ると「シャン・チー」の頃には既に同様の装置が装着されている事もわかります。

チートス

ジェンがチートスを箸で食べる事に「さすが頭がいいな」と感心するブルース。かつてはムーンナイトを演じていたオスカー・アイザックさんがチートスを箸で食べる様子の写真が話題となったことがありました。

箸文化が定着している日本ではスナックを箸で食べることは珍しくなくなっていますが、欧米圏ではまだまだ天才の発想として扱われるようです。

チェド

チートスの流れで明かされたブルース・バナー、ジェニファー・ウォルターズたちのもう一人の天才親族チェド。

コミックには登場した形跡がない、MCUオリジナルのキャラクターのようです。一部メディアでは2話以降に登場するとも報じられていますが詳細は不明です。

キャップ童貞問題

長らくファンの間で議論されていたこの問題にジェンがメスを入れていきます。ここのシーンは公式クリップとして事前に公開されていたため、既にご存じの方も多かったかもしれません。

この直後に二人は交通事故にあい、話題は強制終了となりました。

サカールの宇宙船

キャップの話で盛り上がる二人の眼前に突如現れたのはサカールの宇宙船。

映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」に登場したグランドマスターが乱行パーティー用に使っていた小型レジャー宇宙船コモドールと同機種の宇宙船ですが、グランドマスターの特注用ではなく一般機のようです。

シーハルクの誕生

事故によって出来た傷口からブルースの血液が入ってしまった事でジェンはシーハルクの能力を手に入れることになった、というのがMCU版の起源になっています。

血液による感染という意味ではコミック版と同様ですが、コミックの場合は交通事故ではなく、ヴィランに銃撃され重体になり、他の親族を待つ余裕もなく急遽ブルースの血液を輸血したことが原因でした。

QRコード

今作でもQRコードが仕込まれており、今回のエピソードでは事故後にジェンが訪れたスポーツバーに登場。アクセスすると公式サイトに飛び、シーハルクの無料コミックが読めるようになっています。

©MARVEL,Disney

なお、このバーの黒板にはスパイダーマンの象徴であるアベンジャーズマークやクモ、ミズ・マーベルのシンボルマークなどが描かれています。ただし、ディズニープラスのMCU時系列によると「シーハルク」は「ムーンナイト」と「ミズ・マーベル」の間に設定されている事から、これはミズ・マーベルの誕生がここまで伝わっているというクロスオーバー的な描写ではなく、深い意味のないイースターエッグにとどまっている事を裏付けているようです。

©MARVEL,Disney

トニー・スタークの遺産

見知らぬ部屋で目覚めたジェンは枕元にあったレッド・ツェッペリンのTシャツに着替えてあたりを探索。このシャツはトニー・スタークが残したものである可能性が高いようです。トニーはこれまでにブラックサバスなど多くのバンドTシャツを着用しており、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で惑星サカールでハルクからブルースに戻ってしまった際も、ソーがトニーが残していた服をブルースに着させていました。

そして、ジェンは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場したアイアンレギオンらしき頭部も発見しています。ここではアベンジャーズのテーマ曲の一部が流されています。

スマートハルク

ブルースとハルクが融合した状態をスマートハルクと作品内で明示したのはこれが初めて。

これまでマーベル・スタジオの監督や脚本家たちがこの融合状態をスマートハルクと呼んでいた事でほぼ定着していましたが、コミックではこの状態をプロフェッサーハルクと名付けているため、しばしば議論となっていました。

スマート(天才)の名前に少し引くジェンに「僕がつけたんじゃない。名前は勝手につけられるものなんだ。」と説明しています。

世間が呼称した「ナイトライト」の名前を無視して「ミズ・マーベル」を名乗ることにしたカマラ・カーンとの今後の対話が気になる所です。

ビーチハウスラボ

ジェンが目覚めた場所はトニー・スタークが作ってくれたというメキシコにあるビーチハウス・ラボ。「アベンジャーズ/エンドゲーム」に登場したブルース・バナーがスマートハルクになっていたのはここでの研究の成果のようです。

事故のきっかけ

事故直前に見た宇宙船について質問するとブルースが「サカールの宇宙船だ」と答えますが、英語と日本語で異なっています。

©MARVEL,Disney

英語では「クラス8」クーリエクラフトとしているのに対して日本語では字幕、吹替ともに「クラスA」とされています。翻訳家がエイトとエーを聞き間違えたという単純なミスなのでしょうか。

それはさておき、この船は今後のハルクのソロ・プロジェクトに関わってくる可能性が大いにあるかもしれません。

スマートハルクは「ハルクには妙なものが近寄ってくる」と発言していますが、コミックではハルクはサカールで結婚し、息子を授かっています。MCUとコミックではハルクがサカールに行った経緯がかなり異なっていますが、MCUではサカールに2年間ハルクとして滞在していた間の記憶がブルース・バナーにはありませんでした。つまりブルースが認識していないハルクの息子スカーがMCUにもいる可能性は十分に残されていると言えます。

腕の治療

ブルースの腕はジェンの血をもとに完治したようです。詳しいことは語られませんでしたが、かつてのようなパワフルな姿を今後また見られることに期待がかかります。

15年

ジェンがハルクを適応させるために「だいたい15年かかるだろう」というブルース。

ハルクとブルース・バナーのこれまでについて年表にすると以下のようになります。

  • 2005年:米陸軍のサディアス・ロス将軍のもとスーパーソルジャー計画の再開が執り行われ、ロスからの依頼で実験に参加したブルース・バナーがガンマ線の実験事故でハルクに。そして逃亡生活へ。
  • 2008年:映画「インクレディブル・ハルク」公開の年。
  • 2010年:映画「インクレディブル・ハルク」の物語の主要な時系列。
  • 2015年:映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のラストで地球を脱出しサカールへ。
  • 2017年:映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」にてサカールの闘技場のチャンピオンとして登場。ウルトロン以降ブルース・バナーに戻れなかった事が明かされる。
  • 2018年:映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」冒頭でのサノスとの戦いに敗れたハルクはブルースの内にひっこみ、変身出来なくなる。サノスの指パッチンが行われ、宇宙をさまよっていたトニーとネビュラがキャプテン・マーベルによって地球へ帰還を果たす。
  • この間にラボが建設され、スマートハルクへの融合を果たす。
  • 2023年:トニーの命と引き換えに過去から来たサノスを倒す。
  • 2025年:ドラマ「シーハルク」の主要な時系列。

最初に変身したのは2005年であり、スマートハルクへと融合出来たのが2018年から2023年の間、つまり13年から18年ほどかかっている事になります。

ハルクの記録があるからジェンは少し早く達成できるだろうと前置きしての「15年」という発言からすると、「エンドゲーム」の2023年の直前にやっと融合を果たせていたのかもしれません。

インサイド・ヘッド

MCUの世界にピクサーが存在している事が明らかになりました。ジェンは映画「インサイド・ヘッド」を見たことがあるようで、登場人物のビンボンに言及しています。

過去にはスパイダーマンにてスター・ウォーズが取り扱われた事もあり、ディズニー関連以外にも「エターナルズ」ではスーパーマンに言及されたり、「アントマン&ワスプ」ではキティちゃんが登場したり、「ミズ・マーベル」では任天堂のキャラクターや商品について言及されました。

もとに戻るタイミング

ブルースはハルクから人間に戻るタイミングとして以下のような事を過去の体験から引用しています。

  • ジェットから落ちる :映画「アベンジャーズ」
  • ナターシャが子守唄を歌ってくれた:映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
  • ロボット(ハルクバスター)にノックアウトされた:映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

ヨガと実践トレーニング

マインドフルネスを学ぶためのヨガは実際にブルースが「インクレディブル・ハルク」でも行っていました。しかしながらジェンはヨガに向いていないようで全く集中できずにやりかたを変える事になります。

実践トレーニングで紹介されるハルクの必殺技のうちサンダークラップはコミックでも使用している技で、「インクレディブル・ハルク」においても使われています。シーハルクはこれを連続使用することで、「インクレディブル・ハルク」でハルクを苦しめた音波兵器を再現し反撃しました。

バー

トニー・スタークと二人で作ったというバーは二人のイニシャルが彫られている他、サカールの土産物なども飾り付けされています。

©MARVEL,Disney

実践トレーニングで壊れてしまったこのバーはブルースとジェンで立て直すはめになり、あらたにジェンのイニシャルを追加します。

もともとトニー・スタークは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の頃からビーチでマルガリータを飲むブルース・バナーを思い描いていました。ウルトロンとアイアンレギオンの開発に成功すればアベンジャーズやヴェロニカ(ハルクバスター)も不要になり、ブルース・バナーは緑色ではなくビーチでこんがり小麦色になれるとトニーは考えていたのです。

©MARVEL,Disney

残念ながらウルトロン計画は失敗に終わりましたが、ブルース・バナーがくつろぐためのラボとバーは実現させていました。

タイタニア登場

メキシコのブルースと別れ、法廷に戻ったジェンの前に、コミックのシーハルクの宿敵ティターニアが登場。MCUの日本語版はタイタニア表記でいくようでクレジットでもタイタニアと記載されています。

コミックのティターニア/メアリー・マクファーレンはドクター・ドゥームの改造手術によってパワーを獲得したヴィランであり、今後のエピソードで彼女の起源について注目となっています。コミック版のティターニアについては以下の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-studios-she-hulk-jameela-jamil-villain/”]

クレジットシーン

ミッドクレジットシーンでは事故で中断されたスティーブ・ロジャースの話題に戻り、「アメリカのケツ」にも言及しつつ、スティーブが1943年に慰問ツアーで出会った女性に童貞を捧げた事がわかります。

この女性について、古くからスティーブの相手として候補にあがっている女性が再び話題になっています。

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」に登場した少し印象に残る女性。切り抜き動画の2:30秒ごろに登場するローラ・ハドックさん演じる名前のない女性は以前からスティーブの相手として議論されているキャラクター。

ローラ・ハドックさんは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でスターロード/ピーター・クイルの母親メレディス・クイルも演じており、「ザ・ファースト・アベンジャー」に登場した女性はメレディスの母親で、スティーブ・ロジャースがピーター・クイルの祖父にあたるのではないかという考察もありました。

このファン理論についてジェームズ・ガン監督は「1943年にキャップと出会ったローラのキャラクターは、若すぎることになります。メレディス・クイルは50年代後半から60年代前半の生まれです。」と否定。祖父スティーブ・ロジャースー孫ピーター・クイル説は年齢的に合わないと説明しました。

©MARVEL,Disney

そこでファンは新たに「ザ・ファースト・アベンジャー」で見た女性はメレディスの母の姉である可能性や、そもそもスティーブとピーター・クイルが親戚がどうか抜きにして、彼女が初体験の相手だという考察について議論を交わしています。

なお、今回のエピソードを視聴したスティーブ・ロジャース役のクリス・エヴァンスさんはSNSでリアクションしています。


今回のエピソードのゲストはハルクという事で、シーハルクのオリジンについて迫る内容になっていました。ブルース・バナーは兵器として血液を求められた過去の出来事や、その後の苦悩体験をもとに、いとこのジェンに対してメンター的ポジションを取りますが、当の本人はヒーロー活動に全く興味がなく、弁護士として人を救う道を選択します。

サカールの船が訪ねてきた理由が本シリーズで明かされるかは不明ですが、タイタニアが法廷に乱入してきた理由は次回以降に期待です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年8月25日 配信予定です。