ドラマ「ワンダヴィジョン」よりレトロ調ポスターが公開 ─ 新たな謎も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」より、新たなポスターが公開されました。ポスターは配信中の1話と2話をフィーチャーしたもので、どちらも年代を感じさせる製品広告のようなデザインで描かれています。

ポスターには「信号はとても滑らかで…まるで夢の中にいるようだ」「新たな信号は影で作られた」と意味深なキャッチが書かれており、何かを示唆しているのかもしれません。

夢に関係するものといえばヴィランのナイトメアがいますが、主にドクター・ストレンジやゴーストライダーと敵対しています。睡眠中の魂が訪れる場所と言われるドリーム・ディメンションに君臨し、人の夢を操り、支配するヴィランでスパイダーマンやハルクを苦しめていたこともありました。こどもにデイドリーム、ドリームクイーン、トラウマといったヴィランがいて、親であるナイトメアと同じ様な能力を持っています。

ナイトメアとシュマゴラスが同盟を結んでいる点も、ドクター・ストレンジと関連性を伺わせるもので、「ワンダヴィジョン」と「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は繋がっていると言われているのと何か関係があるのかもしれません。

ただし、「ワンダヴィジョン」は以前の予告動画に「デイ・ドリーム・ビリーバー」の楽曲を使用しており、数々のフェイク予告でいい意味でファンを裏切ってきたマーベル・スタジオが、挿入歌の歌詞でヴィランを示唆するのかと言われれば疑問に感じるところです。

1話、2話がドリーム・ディメンションを描いているとすると、ジミー・ウーは現実世界からワンダに呼びかけていると言うことでしょうか。しかしそれだと、「起きろ」ではなく「誰の指示だ」と聞いているあたりや、S.W.O.R.D.がドリーム・ディメンションというオカルティックな次元を監視出来ている理由もよくわかりません。ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場した仮想現実世界「フレームワーク」のような技術なのでしょうか。

ドラマはまだまだ始まったばかり。来週、再来週あたりから何かが動き出す予感です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスにて配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、先日のメイキングトレーラーからスパーキーの存在が確認される

先週から配信がスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」ですが、1話、2話の配信開始後もいくつかのトレーラーが公開されています。中でも「story featurette」と名付けられたトレーラーには新キャラクターの姿が垣間見えている事を先日の記事でもお伝えしました。

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そして今回はあらたにコミックにも登場しているスパーキーの存在が確認されました。動画の1分45秒あたりにスパーキーの名札がはられた犬小屋を確認することが出来ます。

画像出典:The Direct

スパーキーとはコミック「VISION」に登場した、ヴィジョンファミリーが飼っていたヴィジョンと同じシンセゾイドの犬の事です。ここでいうファミリーはワンダのことではなく、ヴィジョンと同じシンセゾイドの妻ヴァージニアと娘のヴィヴィアン、息子のヴィンの4人家族です。

隣人の飼い犬ジークがとある事故で死亡した際、ヴィジョンがジークの脳を摘出、解析し、家族のためにと再構築したいわゆるロボット犬です。ヴィジョンとおなじ組織のボディをもっているため、分子操作や物体透過、飛行といった能力を備えています。

せっかく作ったものの妻ヴァージニアによって殺されてしまいますが、その後トニー・スタークとワンダの手によって蘇った、という経歴の持ち主です。

マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は以前にコミック「VISION」からの影響を尋ねられ「一部はそうです。そのための美しいカバーがいくつかあり、ヴィジョンは郊外にいるといった、いくつかのインスピレーションを得ました。そのコミックを知っているなら、ドラマのある時点で犬のスパーキーに出会うかもしれませんが、それはコミックからインスピレーションを受けただけで、異なる方向に進むでしょう。」とスパーキーの登場を示唆するコメントをしていました。

そのため、ドラマに登場するスパーキーはシンセゾイドである可能性は低いかもしれません。実際に登場するスパーキーはどのような姿なのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:WandaVision Video Reveals Family Dog, Sparky, Coming Soon To Marvel Series

ドラマ「ワンダヴィジョン」のアグネスは何者なのか、そして夫のラルフとは? ─ 1話2話からの考察

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場する、”おせっかいな隣人”アグネスについて掘り下げていく記事になっています。また、アグネスの基になっていると言われるコミックのアガサ・ハークネスについても触れて行こうと思います。

※この記事にはドラマ「ワンダヴィジョン」やこれまでのシリーズのネタバレが含まれています。ご覧の際はご注意ください。

コミックのアガサ・ハークネス

コミックに登場するアガサはいわゆる魔女で老婆です。紀元前500年ほどに生まれたとされていますが、第二次大戦中キャプテン・アメリカと共に戦っていた頃は若い女性の姿で、その後数十年で老婆姿になっているのは謎のひとつです。

現代においてはファンタスティック・フォーのミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズとインビジブル・ウーマン/スーザン・リチャーズの息子フランクリン・リチャーズの乳母役でもあり、そしてドラマへの関連性がもっとも高い要因として、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフの魔術の師匠でもありました。

アガサはエボニーという黒猫の姿をした魔法生物を使い魔として飼っており、ニコラス・スクラッチという名のヴィランの息子がいます。しかし夫の存在については不明です。

アガサはニュー・セイラムという魔女や魔術師たちが住む村のリーダーでしたが、魔女裁判によって住民たち(住民ももちろん魔女)に殺され、一度目の死を迎えることになりました。その後はアストラル体(映画版ドクター・ストレンジでも出てきた状態、霊魂やゴーストのようなもの)として登場しています。アガサの死後、ワンダは魔力による妊娠でウィリアムとトーマスという名の双子を出産しましたが、アガサはこれを危険だと指摘しました。結果的にマスター・パンデモニウムに双子を奪われ、裏で糸を引いていたメフィストに双子の魂は吸収されてしまいました。アガサは狂気に陥ったワンダの手によって、2度目の死を迎える、というのがコミックでの大まかなアガサです。

ドラマのアグネス

アグネスという女性はドラマ開始から5分も経たないうちに登場するワンダとヴィジョン以外の主要キャラクターで、引っ越しの挨拶に来る所から出会いが始まります。年齢設定は不明ですが、コミックのような老婆姿ではありません。

アグネスはワンダの事を根掘り葉掘り聞いたあと、ワンダの記念日を成功させようと”おせっかいな隣人”として色々とアドバイスをくれます。ワンダをサポートしてくれる点ではコミックのアガサと似ていますが、現状では魔女を感じさせる要素はありません。

2話に入ってもワンダとヴィジョンのマジックショーに向けて、うさぎのセニョール・スクラッチーを貸してくれたり、町内会の会合に向けてアドバイスをくれるなど、おせっかいぶりは健在です。

現在の段階では肩書通りの単なるおせっかいな隣人としての色が強く、ヒーローのようには見えません。しかし、だからといって単なる隣人としては不可解な言動も見られます。それがアグネスの言う夫ラルフの事です。

夫のラルフとは?

以前にトレーラーで横に立つ男性がいましたが、彼はラルフではなくハーブ(ヘヴァリー)という名の町人であることが、2話で判明しています。そして度々名前が出るにも関わらず、不思議な事にラルフと名乗る男性はまだ登場していません。

©2021 MARVEL

そんな夫のラルフに対してアグネスは愚痴ばかりこぼしているのでピックアップしてみました。

「こんにちは、アグネスよ!右のお隣さん、おたくから見たら左ね。ご挨拶が遅くなってごめんなさい。義理の母がすぐ近所に来てるっていうから隠れてたの」

「うちの夫が覚えてるのは飲んだビールの銘柄だけよ」

「夫のラルフに必要なのは”死ぬまで妻を満足させる方法”だけどね」

「うちのラルフは煮豆しか食べないんだけどね。だからあんな体型してるのよ」

愚痴を額面通り受け取るのであれば、ラルフはビールと煮豆に目がない男性なのでしょうか。ビール腹のようでもあり、豆ばかりで痩せているようでもあり、いまいち全体像がつかめません。

また、2話のマジックショーの最中には「それより観客の一人を消してくれない?私の夫のラルフを」とこぼしていました。しかし、アグネスと同じテーブルについている観客は女性でした。

アグネスは画像中央やや左に座っている黒髪の女性です。その左の初老の男性がラルフなのでしょうか?しかし義母の話もあったので、この男性をラルフだと考えるのはやや難しい感じです。このシーンにラルフは映っているのでしょうか?

そこで思うのは「ラルフなんていないのでは?」という事です。

1話、2話でワンダやヴィジョンは「いつ結婚したのか」などを覚えていませんでした。ソコヴィア出身である事や、ワンダがサイコキネシスを使ったり、ヴィジョンが人造人間で物体を透過出来る事は覚えているようでしたが、二人は肝心な事を忘れています。ヴィジョンが映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で死んでいる事実です。二人の記憶に障害が生じているように、アグネスもまた記憶がおかしい可能性があるのではないでしょうか。

また、予告動画でのアグネスは助けを求めてもいました。

©2021 MARVEL

アグネスは何者かに操られており、その何者かは夫のフリをしていて、アグネスは助けて欲しいと思っている。時折その何者かの制御を脱し、本心を明かせている可能性はあるのでしょうか?「夫を消して欲しい」というのは救難信号なのかもしれない、というのは考えすぎでしょうか。

ウェストビューは本当にワンダの世界なのか

このドラマはコミックの「VISION」と「HOUSE OF M」を原案に制作されていると言われています。「VISION」はヴィジョンとその家族(アンドロイドの妻と子どもたち)が郊外で理想的な人間らしい生活を送ろうというあらすじで、「HOUSE OF M」はワンダの能力が覚醒、暴走し、宇宙まるごとワンダの理想に作り変えられてしまうようなあらすじです。両コミックともいわゆる闇落ち展開で、なかなか救われない結末を迎えます。

とはいえ、「HOUSE OF M」でワンダが作った新世界は、ワンダの能力で改ざんした記憶すら回復したウルヴァリンを除いて、まさに思い通りの世界であり何の不安もありませんでした。

ところがドラマの舞台であるウェストビューはワンダにとっても不安要素が多く、本来のワンダであればハート夫妻やドッティをマインドコントロールで従わせることも出来るはずなのにしませんでした。能力のすべてを覚えていないのでしょうか。

コミックのワンダとアガサの間のエピソードにおいて、悪魔の存在はひとつ大きなものです。ドラマにおいても悪魔メフィストやその手下が登場するとすれば、ウェストビューという町の住人を支配しているのはワンダではなく、その悪魔かもしれません。

2話で「子どもたちのために」というワードがたくさん出ましたが、現状で子どもは誰一人登場していません。予告動画では町に子どもがいることもわかりますが、ウェストビューは悪魔が子供の魂の養殖場として利用している、というのはかなり突飛な考えなのかもしれません。

ジミー・ウーの依頼、またはS.W.O.R.D.の任務などで派遣されてきたワンダもヴィランの術中にはまり、ワンダの能力と相まってヴィジョンを再創造して、ワンダの深層心理で描いていた幸福な世界を構築してしまった。ヴィランは来訪者であるワンダの偵察としてアグネスやハート夫妻を送り込んだというのが1話の流れだったのではないでしょうか。そして2話になり、ラストでS.W.O.R.D.のマークを見て任務を思い出しかけたものの、幸福な生活を優先し、現実をなかった事にしてしまったのではと考えてしまいます。

今後はワンダの子どもたちやヴィジョンのマインド・ストーンを求めて、ヴィランが本格的に動き出しそうな予感がしますが、MCUはいい意味で期待を裏切ってくれるシリーズなので、考察や予想なんてまず当たらないでしょう(笑

ところでヴィジョンのもともとの遺体、というかスクラップはどこかに保管されているのでしょうか。ワカンダかアベンジャーズ・コンパウンドか。トニー亡き今、フェーズ3までのキャラクターならシュリぐらいしかリペア出来なさそうですね。

ドラマ「ワンダヴィジョン」にあのキャラが登場? ─ メイキングが垣間見えるトレーラー、”Story Featurette”が公開

先日配信開始となったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラー「Story Featurette」が公開されました。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏や脚本・製作総指揮のジャック・シェイファー氏のコメントを収録し、撮影風景なども確認できるトレーラーになっています。

現在配信中の1話と2話はシットコム調に作られており、主演を務めるエリザベス・オルセンさんやポール・ベタニーさんが以前のインタビューで「実際に観客を入れて収録した」と明かしていたように、このトレーラーでは観客席の様子も伺えるようになっています。これまでのMCU作品とはまったく違うテイストですが、今後エピソードが進むにつれてMCUの色が強くなっていきそうです。

ちなみにこのトレーラーのジャック・シェイファー氏のコメント中、後ろの壁が一面ぼかされています。その中でも左上のキャラクターは、胸の赤いWの文字がワンダーマンのようにも見えますが登場するのでしょうか?

©2021 MARVEL

ドラマ「ワンダヴィジョン」は ディズニープラスで独占配信中、毎週金曜日に新エピソードが追加予定です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」1話2話のイースターエッグをピックアップ

ついに配信が始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」は、これまでに公開されてきた映画シリーズと同じくイースターエッグがたくさんある作品です。この記事ではそれらについて取り上げて行きたいと思います。

この記事にはネタバレを多く含んでいますので、未見の方はご注意ください。

1話

マーベル・スタジオのオープニングロゴ

フェーズ4の開幕に合わせてロゴアニメーションも変わるのかと思いきや、一見変化はない様子。しかしよくみると、ヒーローたちはモノクロ処理されています。最初はアイアンマンやキャプテン・アメリカなどいなくなったヒーローだけかと思いましたが、それは気のせいかもしれません。スターロードは一瞬でわかりづらく、ブラックパンサーは本来の色なのかモノクロなのか難しい所。また、ロゴ内に使われている劇中映像にも「アベンジャーズ/エンドゲーム」などの新しい作品が取り込まれています。

何の記念日か分からない

ワンダとヴィジョンの二人がウェストビューという町に引っ越してきた所から物語が始まりとある朝、カレンダーの8月23日のところにハートマークがあることに気付くヴィジョン。しかし、二人は何の記念日なのかいまいちハッキリしない様子。結果的に二人は別々の意味で捉えてしまい、後半にすれ違いが発生してしまいます。

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ちなみに8月23日が水曜日となっていますが、カレンダーの西暦はよく見えません。「ワンダヴィジョン」の舞台はエンドゲームの1年半後。エンドゲームは西暦2018年から始まり、2023年にサノスを倒しました。ここから1年半というと2024年か2025年ですが、不思議なことに8月23日は水曜日ではありません。「ワンダヴィジョン」は1950年代のアメリカを模した町が舞台とも言われているため、これは1950年のカレンダーかもしれません。

スターク・インダストリーズ製のトースター

ドラマの途中でコマーシャルを模した映像が挿入されます。それはスターク・インダストリーズが製造販売するトースターで、これが物語にどう影響するかはわかりません。

©2021 MARVEL

中央にあるプレートの2000が西暦だとすると時代設定がどうなっているのか分からなくなるのですが、奇妙な事に2000年の8月23日は水曜日だったりします。

スタークといえばトニー・スタークはワンダにとっては元々は憎しみと恐怖の対象であり、ヴィジョンにとっては生みの親とも言える存在。このCMにはどういった意味が込められているのでしょうか。

ちなみにコミックのヴィジョンは仲間からトースターのニックネームで呼ばれることがあります。

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監視されているワンダとヴィジョン

1話のラストでは誰かがワンダヴィジョンのドラマを見ている様子が映されます。画面左にあるディスプレイにS.W.O.R.D.のエンブレムがある事から、おそらくはS.W.O.R.D.の職員がチェックしているのだと考えられます。

©2021 MARVEL

この劇中劇(?)にはしっかりとプロデューサーやディレクターがいるようで、その中のひとり、ディレクターの ABE BROWN は映画「スパイダーマン:ホームカミング」でスパイダーマン/ピーター・パーカーの同級生として登場しています。彼がサノスによって消されていなかったのであれば2024年には成人しており、S.W.O.R.D.に就職していても不思議ではありません。

2話

2つのシングルベッド

1950年代のテレビ情勢として、男女のベッドシーンはご法度でした。夫婦の寝室を描くにしてもシングルベッドを2つ置くのがテレビ制作として当たり前の世の中でした。

©2021 MARVEL

しかし今は2021年。テレビドラマでもベッドシーンはあるものです。ワンダはこのあと魔法でベッドをくっつけてダブルベッドに変えてしまいます。

2話のオープニングアニメは遊びがいっぱい

2話のオープニングでは「奥様は魔女」をモチーフにしたようなアニメが挿入されます。

始まってすぐに描かれる6つの星はインフィニティ・ストーンなのでしょうか。

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6つを普通に線で結ぶと、ヴィジョンの額のマインド・ストーンのような形にもなりますし、線のつなげ方によっては六芒星となり、ワンダの魔術的な意味合いも込められているのかもしれません。

ヴィジョンが2階から1階へすり抜けるシーンではほんの一瞬だけ奇妙なヘルメットが映ります。

©2021 MARVEL

これはコミックでグリムリーパーと呼ばれるヴィランが着用していたヘルメットで、彼はワンダーマンの兄弟でした。ワンダーマンはコミックのヴィジョンの人格の基になったアベンジャーズの一員ですが、MCUのヴィジョンの人格はJ.A.R.V.I.S.になっています。

スーパーではBOVAと書かれた牛乳と、AUNTIE A’Sと書かれたキャットフード(?)の広告が見えます。

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コミックのボバ・エイシャーは、ワンダとピエトロを取り上げた産婆役を果たした牛人間。また、ボバの生みの親であるハイエボリューショナリーが生まれた双子にワンダとピエトロの名をつけました。

Auntie Aとはおそらく「アンティアガサ」で、たびたびアガサ・ハークネスがそう呼ばれています。アガサはワンダの魔術の師匠であり、使い魔として黒猫のエボニーがいます。

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S.W.O.R.D.のヘリの模型

庭から聞こえた不思議な音で外に出たワンダは、庭先でヘリのおもちゃを拾い上げます。

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ヘリにだけ色がついており、ウェストビューの外から来たことを意味しているのかもしれません。カラーリングがアイアンマンに似ていますが、スタークのロゴはありません。代わりにS.W.O.R.D.のエンブレムが刻印されています。ワンダのテリトリー上空に近づいたヘリが、ワンダの無意識のパワーでおもちゃに変えられて墜落したのでしょうか?

ジェラルディン

ワンダは「町内会の女王様」ドッティたちとの会合に出席し、そこで隣りに座った女性と意気投合しました。「私はワンダ」と自己紹介すると、彼女は「私は・・・ジェラルディン」と少し歯切れの悪い感じで答えました。この女性はテヨナ・パリスさんという女優さんが演じており、モニカ・ランボー役としてキャスティングされています。ジェラルディンについて少し記事を書いたこともありますが、モニカが極秘任務による身元の隠蔽のための嘘をついたり、あるいは記憶障害だったりで別の名前になっているが同一人物である可能性と、スクラル人やロキの幻術のようなもので変身している別人である可能性があり、2話の中ではどちらとも言い切れませんでした。

悪魔は細部に宿る

ワンダは「町内会の女王様」ドッティたちとの会合に出席し、町のイベントの打ち合わせをします。その際、ドッティは「The devil’s in the details」と言います。

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直訳すれば「悪魔は細部に宿る」ですが、日本で口語訳する場合は「細かいことが肝心」というようになります。悪魔と言えばマーベル・ユニバースにも悪魔王のひとりメフィストが存在し、コミックではワンダの生んだ双子にはメフィストの魂が宿っており最終的には奪われてしまいます。2話のラストで妊娠したワンダですが、ドッティの言葉が不吉に思えます。

誰の指示でやっている?

ワンダが「町内会の女王様」ドッティと会話をしているとラジオから「ワンダ、応答せよ」と聞こえてきます。キャストリストによるとジミー・ウー捜査官の声だと思われます。ちなみに日本語吹き替えは「アントマン&ワスプ」の時の宮川大輔さんが降板し、声優の松本忍さんに変更されています。

©2021 MARVEL

その後ラジオからは「誰の指示でやっている?」と聞こえてきます。ウェストビューでは何が起こっているのでしょうか?

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ストラッカーの腕時計

1話のトースターに続いて、2話では腕時計のCMが流れます。

©2021 MARVEL

バロン・フォン・ストラッカーはロキの杖を用いてワンダとピエトロを人体実験していたヒドラの科学者です。1話に続いてワンダのトラウマを刺激するこのCMにはどんな意味があるのでしょうか。

養蜂家

ビーキーパーについてはトレーラーに登場した時も記事にしました。防護服にはS.W.O.R.D.のエンブレムがあり、ヘリが墜落させられたので地下からやってきたと言うことなのでしょうか?コミックでのこの出で立ちはA.I.M.を彷彿とさせるもので、ミスリーディングを誘っているのかそれとも・・・?

©2021 MARVEL

何か手がかりが得られるのかと思いきや、予想しない展開で彼については何も判明しませんでした。

最後はカラーに

ビーキーパーの到来に強い抵抗感と不快感を抱いたワンダは「ダメ!」という言葉とともに時間を巻き戻してしまった様子。それが能力の覚醒、あるいは暴走のきっかけなのか、白黒だった世界がカラーへと変わっていきます。

マインド・ストーン 2021年1月17日 追記

二人はマジックショーで神秘の洋服ダンスを披露します。

©2021 MARVEL

その際のタンスにはマインド・ストーンのようなものが描かれており、そこから閃光が放たれているように見えます。これはワンダが破壊してしまったことの罪悪感を投影しているのかもしれません。


以上が気づいたポイントです。他にも何かあれば追記するかもしれません。

ドラマ「ムーンナイト」のヴィランにイーサン・ホークさんがキャスティング

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ムーンナイト」で、主演のオスカー・アイザックさん演じるムーンナイト/マーク・スペクターに敵対するヴィラン役としてイーサン・ホークさんがキャスティングされたと海外メディアの The Hollywood Reporter が報じました。

原作コミックの「ムーンナイト」は、心の病を抱えた傭兵のマーク・スペクターが、エジプトでの任務中に傭兵仲間のブッシュマンの裏切りによって重傷を負ったのち、月の神コンシューと契約を結び、自称・神の化身として蘇り、悪党と戦う物語。

オリジンを描く上でブッシュマンは必要なヴィランとも言えますが、現段階ではどのキャラクターを演じるのかは明かされていません。

名優同士の対決になった「ムーンナイト」は先日も女優メイ・キャラマウィさんのキャスティングが報じられるなど、少しずつ情報が出始めています。

ドラマ「ムーンナイト」は 2021年3月 にブダペストで撮影予定で、ディズニープラスで独占配信です。

ソース:Ethan Hawke to Play Villain Opposite Oscar Isaac in Marvel’s ‘Moon Knight’ (Exclusive)

アンソニー・マッキーさん、「二代目キャプテン・アメリカは誰が務めるのか分からない」と明かす ─ しかし新たな玩具リークも

3月にディズニープラスでの配信を控えているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のファルコン役アンソニー・マッキーさんが、二代目キャプテン・アメリカについてコメントしました。

SiriusXMのThe Jess Cagle Showに出演した、マッキーさんは「誰が新たなキャプテン・アメリカになるのか」ということがドラマの焦点になっていると明かしました。

マッキーさんはキャプテン・アメリカについて以下のように明かしました。

新たなキャプテン・アメリカが誰かはまだわかりません。この番組は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の最後にキャップが引退することを決めて、サムにシールドを引き受けてくれないかと頼む所からスタートしていますが、サムがキャプテン・アメリカになることに同意したわけではありませんでした。ドラマは、誰が盾を取るのか、スティーブが戻ってこない場合は誰がキャプテン・アメリカになるのかという線引きをしています。

マッキーさんは続けて、「老スティーブ役に年配の俳優を3人キャスティングしていたんです。でもクリス・エヴァンスが年老いた時の姿には見えないと。ジョージ・クルーニーみたいに、95歳になってもハンサムなままのはずなのは分かるでしょ?結局、メイクチームを連れてきて、義肢装具とメイクをしてクリス本人を老人にしたんです。クリスの役者としての腕前は素晴らしいものです。彼は声も含めて見事に成功しました。彼は素晴らしい仕事をしました。」

一方で今作に関する玩具リークでは、ファルコンのフィギュア写真から新たなコスチュームが判明。

パッケージにはハズブロ社のロゴがありますがこの商品の真偽は不明で、プロトタイプで終わっているものか、実際に製造され販売予定のものなのかも不明ですが、ファルコンのスーツはキャプテン・アメリカのデザインを取り込んでいて、シールドの付属品もあることが分かります。

ドラマでは2代目の本命であるファルコンの他、アメリカ政府が仕立てた新たなキャプテン・アメリカであるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカーの登場が明かされています。また、バッキーもコミックではキャプテン・アメリカとして活動したことがありますし、先日はクリス・エヴァンスさんの再契約報道もあり、スティーブ・ロジャースが(ドラマの後になりそうですが)帰ってくる可能性も出てきています。

今作ではキャプテン・アメリカの名を巡って、どのような物語が描かれるのでしょうか。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は 2021年3月19日 よりディズニープラスで日米同時配信です。

ソース:Anthony Mackie Speaks Out On Who Is Going To Be New Captain America

ドラマ「ワンダヴィジョン」本日17時の配信を前に新たなトレーラーが公開

日本時間の2021年1月15日 17時の配信スタートを控えるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」から、新たなトレーラーが2本公開されました。配信開始の直前にキャスティングが報じられたエマ・コールフィールドさんの姿も確認出来る予告動画となっています。

本作の公式あらすじは以下の通りです。

舞台は涙と衝撃の結末に終わった『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界―。長い恋愛の末、晴れて結婚したスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョン。2人は夢にまでみた結婚生活を手に入れ、幸せな日々を送っていた。しかし次第にその裏に隠された”謎“がむき出しになっていく…本来の姿に戻ってしまうヴィジョン、「あなた死んでるから」という衝撃的な発言から想起される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のヴィジョンの死…死んだはずのヴィジョンがなぜ?2人は徐々に自分たちの目に見えている全てが”真実ではない“のではと疑い始める―。

ドラマ「ワンダヴィジョン」は 2021年1月15日 17時よりディズニープラスで配信開始です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のバーチャルローンチイベントがYoutubeで開催 ─ 15日午前2時より

明日、1月15日に配信スタートを控えているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のバーチャルローンチイベントがYoutubeのMarvel Entertainment の公式チャンネルでライブストリーミング配信されることが発表されました。

バーチャルローンチイベントの詳細はほとんどありませんが、ファンはキャストがショーでの体験について話していることを期待できます。シリーズが放送される前に、新しいクリップを入手することもできるかもしれません。

イベントはこちらで、日本時間の 1月15日 午前2時 に配信予定です。ドラマ「ワンダヴィジョン」は 明日 1月15日 17時より配信スタートです。

マーベル・スタジオ代表がNetflixのマーベルキャラクターに言及

マーベル・スタジオの代表ケヴィン・ファイギ氏が海外メディアとのインタビューでマーベル・テレビジョンが制作したNetflixドラマのキャラクター達について言及しました。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)以外のドラマキャラクターについて公式に言及されるのは初めてとなります。

海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューでファイギ氏は次のように述べています。

すべてがボード上にあります。コミックの楽しい点の1つは、キャラクターが現れたり消えたり、行き来したりすることです。すべてが未来へのインスピレーションです。これらのドラマにも素晴らしいキャラクターや俳優がいます。

また、Collider とのインタビューではMCU版「スパイダーマン3」にNetflix版デアデビルを演じたチャーリー・コックスさんがキャスティングされたという噂に対して

私は、それが私たちの映画であるかどうか、それがマーベルエンターテインメントTVシリーズであるかどうか、コミック、ビデオゲーム、アニメであるかどうかにかかわらず、以前に起こったことをすべて見ています。特にコミックは何年も前からチェックしています。

と、過去のマーベル作品は映画やドラマ、アニメ、ゲームに至るまでチェックしていると回答しました。

かねてよりNetflixのマーベルキャラクターや、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のキャラクターは、MCUへの登場に期待が集まっている注目の話題でしたが、これまでマーベル・スタジオが公式に触れた事はありませんでした。

例えば米ABCのドラマ「エージェント・オブ・シールド」からはクエイク/スカイ/デイジー・ジョンソンがドラマ「シークレット・インベージョン」に登場する噂があり、先日はドラマ「シーハルク」にもNetflixでドラマ化されていた「ジェシカ・ジョーンズ」が登場するという噂が報道され、近年MCU以外で活躍していたキャラクターたちの今後が注目されています。

現在、MCU以外でデビューしたキャラクターが俳優さんをそのままにMCUに登場するのは、デッドプールのみが公式に発表されています。ブレイドはMCU以外でデビューしたキャラクターですが、俳優さんはウェズリー・スナイプスさんからマハーシャラ・アリさんへと変更されています。また、先日はファンタスティック・フォーの制作が公式発表されましたが、こちらはキャスティングは明かされていません。

MCUにディフェンダーズが登場する日は来るのでしょうか。今後の続報に期待です。

ソース:Marvel CCO Says Netflix’s Defenders Characters Are On the Board For Potential MCU Return