マーベル・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサーが31のプロジェクトを抱えている事を明かす

マーベル・スタジオは2008年公開の映画「アイアンマン」以降、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズとして映画25作品、ドラマシリーズ4作品を展開(2021年9月29日現在)していますが、スタジオのエグゼクティブ・プロデューサーであるヴィクトリア・アロンソ氏が現在、31のプロジェクトが進行中である事を明かしました。

海外メディア 221Radio とのインタビューに応じたアロンソ氏ですが、インタビュアーから35ものプロジェクトを進行している事について質問され、以下のように述べました。

現在、31のプロジェクトに取り組んでいますが、あと4つは増やさないでくださいね(笑)。同時に宙に浮いている複数のプレートをどのように扱うかという問題ですが、最大のポイントは、プレートが落ちることがあるということで、その時にどうするかということです。私たちは、このようなつながりのあるストーリーを語るというアイデアを、世界の人々に理解してもらいたいと思っています。私たちが創り出すキャラクターとそのストーリーは、人間がどのように相互作用するかということに関係しているのです。

この31のプロジェクトに既に完成しているであろう映画「エターナルズ」などが含まれているかは不明ですが、それらを入れてもタイトルが発表されている作品は20にも満たず(それでも十分に多いですが)、10以上のタイトル不明のプロジェクトが進行中であることを裏付けているようです。

2006年にマーベル・スタジオに入社したヴィクトリア・アロンソ氏は「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のプロデューサーを務め、「アベンジャーズ」からはケヴィン・ファイギ代表の右腕としてエグゼクティブ・プロデューサーとしてMCUに携わっています。

先日は彼女の昇進が報じられ、ポストプロダクションを担当している会社の社長にもなったという、マーベル・スタジオの中心人物のひとり。今回の発言により、MCUはまだまだペースダウンしない事が明らかになったようです。

ソース:Marvel Studios Currently Juggling 30+ Projects

アニメ「What if…?」シーズン1、8話のティザーが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード8のティザー映像が公開されました。本日配信予定の8話では「What if…Ultlon Won?」(もしもウルトロンが勝ったら?)と題されており、事前にポスターも公開されていたようにウルトロンを中心に話が展開するようです。

シーズン2制作が決まっている本シリーズですが、シーズン1は残す所8話、9話のふたつとなっています。果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか。

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード8は 2021年9月29日(水)16時よりディズニープラスで配信開始です。

アニメ「What if…?」からヴィジョン・ウルトロンのキャラクターポスターが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ…?」より、ヴィジョンの顔を持つウルトロンのポスターが公開されました。2021年9月22日配信の第7話のラストで登場したこのウルトロンは、今週配信予定の8話のメインキャラクターと見られています。

神聖時間軸ではウルトロンがあらたなボディとして人工細胞の研究者ヘレン・チョ博士のクレードルでヴィジョンの身体を制作しました。しかし、ウルトロンの意識をヴィジョンへと流し込む直前にワンダによって阻止され、クレードルはアベンジャーズに回収され、その後我々のよく知るヴィジョンとして起動しました。

今作のヴィジョンとウルトロンの融合体は胸に5つ、額に1つの合計6つのすべてのインフィニティ・ストーンが揃っているようですが、果たして彼はヒーローなのでしょうか、それともヴィランなのでしょうか?

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード8は 2021年9月29日(水)16時より配信開始です。

コールソン役クラーク・グレッグさん、インスタに謎の写真を投稿

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でS.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コールソンを演じた俳優のクラーク・グレッグさんが自身の Instagram に謎の写真を投稿し話題となっています。グレッグさんを巡ってはMCUでの再登場が噂され、多くのファンが期待していますが、今の所それらの展望は明らかになっていません。

問題の画像はInstagramのストーリーに投稿され時限削除されていますが、保存していたファンがSNS上で共有し、この写真が何を意味しているかを議論しています。

ブルーシリコンらしきもので顔の型を取っているグレッグさんですが、写真には「secret job」とテキストが書き込まれています。

現在、コールソン再登場の有力作品として注目されているのはディズニープラスで配信予定のドラマ「シークレット・インベージョン」であり、写真に書かれたsecretの文字がこのドラマを指しているのではないかと考えるファンも少なくないようです。

MCU上ではコールソンは死んでおり、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」ではフューリーのT.A.H.I.T.I.計画によって蘇生されていた事が描かれましたが、その後も死亡し、LMD(ライフ・モデル・デコイ 簡単にいうとアンドロイド)として蘇っています。

仮にクラーク・グレッグさんが出演するとしても、コールソン以外に、コールソンに化けているスクラル人を演じる可能性も考えられそうですが、今回の写真の真実が判明するには今しばらくの時間が必要となりそうです。

現在「シークレット・インベージョン」はロンドンで撮影が始まっているとされており、2022年の配信に向けて制作中です。

アニメ「What if…?」、7話のイースターエッグをピックアップ

2021年9月22日配信のアニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1エピソード7「もしも…ソーがひとりっ子だったら?」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

ジェーンとダーシー

ジェーン・フォスターは映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)にバンク映像ながらわずかに登場し、ダーシー・ルイスはドラマ「ワンダヴィジョン」(2021年)に登場していましたが、二人の共演は映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(2013年)以来実に8年ぶり。

ジェーンの声はナタリー・ポートマンさんと坂本真綾さん、ダーシーの声はカット・デニングスさんと田村睦心さんがこれまで通り担当しています。

今回のオープニングシーンは映画「マイティ・ソー」(2011年)の冒頭を模しています。映画ではもうひとり、エリック・セルヴィグ博士がいましたがアニメ版では登場しませんでした。また「マイティ・ソー」ではジェーンとS.H.I.E.L.D.の関係は良く有りませんでしたが、既に協力関係にあるようです。

ビフレスト

ジェーンとダーシーの上空にビフレストがあらわれます。映画「マイティ・ソー」ではニューメキシコ州に落ちてきたソーですが、今回はジェーンたちの頭上を通過し、ネバダ州へと光は伸びていきました。

ラスベガスでパーティー

ビフレストの終着点はネバダ州ラスベガス。現れたのはソーとレディ・シフ、そしてウォリアーズ・スリーでした。

原作映画では父オーディンの怒りをかい、力を奪われて地球に追放されたソーはニューメキシコに落下してすぐに気を失い病院送りになりましたが、力を奪われていない今回のソーは無事に着地し、元気いっぱいにパーティーの開催を宣言します。

ソーの声はクリス・ヘムズワースさんと三宅健太さんが続投しています。

分岐イベント

今回のタイトルでもあり分岐イベントとなる部分が紹介されます。

ウォッチャーは戦いの勝ち負けよりも他者との関係がヒーローを形作ると説明し、オーディンが拾った赤子のロキを養子としてアスガルドで育てずに、父親であるフロストジャイアントのラウフェイに返したと明かされます。それによりソーはタイトルどおりひとりっ子として育てられる事で、その性格が神聖時間軸とは異なる成長を遂げた事が判明しました。

また、ロキを返した事でアスガルドとヨトゥンヘイムが平和な関係を維持している事も注目のポイントです。

オーディンの眠りとフリッガ

原作映画のようにオーディンの眠りが描かれ、フリッガはこれを機に姉妹と共に夏至祝いに出かけるようです。MCUでフリッガに姉妹がいたという事実は初耳で、コミックに目を向けてもフリッガの姉妹として登場したのはグルヴェイグひとりとなっています。

ここでいう姉妹は直接的な意味ではなく、親戚関係をひっくるめて表現している可能性が高そうです。アスガルド人は北欧神話をモチーフとしているため、おそらくは近親者による異母、あるいは異父の兄弟姉妹が多いのだと考えられると思います。

フリッガの声はレネ・ルッソさんからジョゼッテ・イールズさんへと変更、日本語版は滝沢久美子さんが続投しています。

パリピに育ったソー

母フリッガにパーティー禁止と釘を刺されたソー。ソーがパリピに育っているのは母親も周知の事実の様子です。

そしてその矢先から「ミッドガルドでパーティーだ!」と取り巻きを連れて向かうソー。

ヨトゥンヘイムと戦争状態にないアスガルドはとにかく平和な様子で、王が眠り、王妃がお茶会にでかけ、王子はよその星にパーティーに出かけるという手薄な状態に。

フリッガさまに言われただろと止めようとするホーガンに対して、「ノリの悪いこと言わないで」と非難するシフ。神聖時間軸では三バカトリオでもあったウォリアーズ・スリーをコントロールする役目も担っていたシフでしたが、ロキをラウフェイに返した影響はシフをもパリピに変えてしまったようです。

シフの声は3話同様にこれまで通りですが、ウォリアーズ・スリーは様変わりしています。

まず、ホーガンが浅野忠信さんから英語版はデヴィッド・チェンさんに、そして日本語版まで変更されさかき孝輔さんが担当されています。浅野忠信さんが演じてきたホーガンから別人の声が聞こえるのはなんとも奇妙です。

そしてヴォルスタッグの声はレイ・スティーヴンソンさんからフレッド・タタショアさんに、日本語版は咲野俊介さんが続投しています。

そしてファンドラルはジョシュア・ダラスさんからマックス・ミッテルマンさんに、日本語版は小松史法さんが続投しています。

なお、このシーンでは背景に一瞬だけインフィニティ・ガントレットが表示されます。

©2021 MARVEL,Disney

映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」(2017年)でもアスガルドの宝物庫にガントレットのレプリカが登場しましたが、そちらは右手用のガントレットでした。

今回登場したのは左手用であり、神聖時間軸でサノスが装着していたのも左手用です。これが本物なのかレプリカなのかは判明しないまま次のシーンへと進みます。

パイナップルTシャツ

ラスベガスの観光客の一人が着用しているパイナップルTシャツは「アベンジャーズ/エンドゲーム」でコーグが着用していたものであり、コーグを演じたタイカ・ワイティティ監督の私物でもありました。

©2021 MARVEL,Disney

この独特なデザインが偶然被ったとは考えにくく、イースターエッグのひとつとして制作側が取り入れたものだと考えられます。

魔法みたいに飲み尽くせないお酒

ソーはスカージに酒を勧めながら「魔法みたいに飲み尽くせない」と表現しました。

これは映画「ドクター・ストレンジ」(2017年)のワンシーンを指しているようですが、今回のエピソードにストレンジは登場しません。映画では不思議そうにジョッキを見つめるソーが描かれていたため、アスガルドでさえもそういう魔法はなさそうでしたが、何かしらそういう効果のあるマジックアイテムでも誕生したのかもしれません。

異星人とのファーストコンタクト

パーティー会場のラスベガスに到着したジェーンとダーシーの眼前には、想像とはかなり違う光景が広がっていました。

侵略だと思っていた宇宙人の襲来でしたが、イケメンのソーを中心にパーティーが開催されています。

なお、このエピソードでは「ソー」シリーズ以外にも「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに登場した宇宙人なども多数登場しています。

具体的には「ソー」シリーズからミーク、コーグ、ヴァルキリー/ブリュンヒルデ、グランドマスター、トパーズ、そしてサカールで見かけたような人々、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズからはヨンドゥ、ネビュラ、ドラックス、ロケット、クラグリン、ソヴリン人、惑星コントラクシアの売春ロボットなどが登場しています。

地球人への差別発言

ソーが傲慢さにあふれていた頃、すなわりMCUフェーズ1の頃のソーは地球人の事を「小物、小さい人、ちっぽけな連中」などと表現するシーンがいくつか見られました。こういった事はジェーンやアベンジャーズとの出会いを通して地球人をリスペクトするようになった近年では見られなくなりました。

しかし今回のソーも昔のようにジェーンを小さくて踏んづけちまうところだったと発言しています。

グランドマスターとトパーズ

映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で印象深いキャラクターのグランドマスターとトパーズも地球にやってきました。物騒なことに人を溶かしてしまうメルト・ステッキまで持参しています。

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北欧神話の神様

字幕や英語では「北欧(ノース)神話の神様?」という問いに対して「馬(ホース)の神話には疎い」と天然ボケを炸裂させるソーですが、吹替では「北欧神話」にかけて「ほくろの神話」となっています。

そして1年半前にアルファ星イカロスが消失したのはソーのパーティーが原因だった事がしれっと明かされるのでした。このエピソードでソーは地球人にとって無意識のヴィランと言えるでしょう。

ファンドラルのヤギ

ファンドラルのヤギに関するエピソードはコミックにもあるものですが、アニメで語られる内容とはまるで異なったものです。

1988年発刊の「Fandral’s Follies」ではファンドラルが愛の島にヤギを連れて行った事で起訴されるという内容のものでした。

もともとヤギという生物は神話にはよく登場し、来年公開予定の映画「ソー/ラブ&サンダー」のロケ現場でもヤギが目撃されています。こちらは海外のファンの予想ではコミックに登場したソーのヤギ、トゥースグナッシャーとトゥースグラインダーではないかと言われています。

ジェーンのタブレットをきっかけに彼女を天才だというソーは軽く口説き始め、神聖時間軸のようにいい感じになっていきます。

グランドマスターのDJで盛り上がる中、パーティーは泡パへと変化していきます。

ベガスのルーレット

ラスベガスでのルーレットといえば2008年公開の映画「アイアンマン」のオープニングシーンのひとつ。

©MARVEL,Disney

印象的なカメラアングルも同様になっています。この時トニーはローディに息を吹きかけるのを拒否されましたが、ネビュラのお願いにコーグは素直に応じました。

なお、ここのネビュラはエピソード2に登場したネビュラと違い、神聖時間軸と同様の見た目をしています。ネビュラの「新しい目が欲しい」というのはネビュラの目が義眼だからです。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」では、サノスによって「目をえぐられ、脳みそをかきだされ、腕を引きちぎられた」と説明されました。

ただし、改造の原因が映画と同じくサノスによるものかは不明な部分があります。これについてはまた後ほど触れます。

意外なカップル

ダーシーとハワード・ザ・ダックがどういうわけか意気投合したようで夫婦になります。この際エルビス・プレスリー風の男が牧師役を担当しており、手に持つ本には「ラブ・ミー・テンダー」と書かれています。しかしこれ以上の説明はなく、彼が何者かについては特に言及されません。

魔法と科学

ジェーンは左腕に「MAGIC(魔法)」というタトゥーを、ソーは右腕に「SCIENCE(科学)」というタトゥーを入れてしまいましたソーのせいでパリピ脳が感染拡大し、なんとも言い難いバカップルが誕生してしまいます。

ちなみにこのタトゥーは「マイティ・ソー」にも登場したアーサー・C・クラークの名言「魔法とはまだ解明されていない科学だ」をもとに、互いの専門分野をリスペクトし、相手の分野を自分の腕に彫り込んだようです。

夜が明けて

電話の着信音でジェーンが目覚めると、それはS.H.I.E.L.D.からの呼び出しでした。コーグのせいで意識不明となったフューリーの代わりに長官代行となったマリア・ヒルとブロック・ラムロウが部屋の前まで訪問し、ヘリキャリアまで来るよう指示します。

なお、この世界でもソーはロケットの事をウサギと思っているようです。アライグマと言われるのは許せないロケットですが、ウサギは構わないのはなんとも不思議です。

マリア・ヒルの声はコビー・スマルダーズさんと本田貴子さんが引き続き担当しています。

異星人

ラムロウが持ち出したのは映画「キャプテン・マーベル」にも登場したポケベル。マリア・ヒルはS.H.I.E.L.D.が異星人を相手にするのは初めてじゃないと語ります。

勘違いされやすいですが、キャロル・ダンヴァースは地球人です。クリー人の血に置き換えられましたが。おそらくはこの世界でも「キャプテン・マーベル」の物語は神聖時間軸そのままに進行し、S.H.I.E.L.D.はキャロルとスクラル人の協力を得て、クリー人と対決したであろう事を示唆しています。

継続されるパーティー

ソーは引き続きパーティーを開催し、今度は惑星ソヴリンから女王のアイーシャも参加しています。ソーのパーティーのせいで続々と集まる異星人たち。一見平和的ですが、S.H.I.E.L.D.が警戒するようにやはりこれはかなりの脅威かもしれません。

氷の巨人ロキ

冒頭で語られたように、アスガルドで育つ事がなかったロキが氷の巨人の王子として登場しました。ソーと一緒に育たなかった事で、兄への嫉妬、アスガルドの王座への執着などが生まれなかったロキはソーとはいい関係を築けているようです。

キャプテン・マーベル登場

流れ星の如く現れたキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース。ソーの事をホワイトスネイクと呼ぶあたりは、1980年代の地球の文化知識で止まっている事が伺えます。

片付けて地球から出ていくように警告するキャロルですが、ソーは応じません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」では一触即発のシーンが描かれましたが、ホワット・イフではMCUのトップランカーの二人のバトルが始まることになります。

ストーンヘンジ

ムジョルニアによってフランスからイギリスまで吹き飛ばされたキャプテン・マーベル。墜落した場所はストーンヘンジでした。

ストーンヘンジはイギリスの名所のひとつであり、世界文化遺産に登録されているものですが、「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」にも登場しました。

ご乱心したエリック・セルヴィグ博士が全裸で走り回った場所です。

意味深なカット

二人が空中戦を繰り広げる中、南国を思わせるカットが挿入されます。しかしこれが何なのかは海外ファンも戸惑っているようです。

©2021 MARVEL,Disney

MCUと南国リゾートはあまり縁がなく、強いて言えば現在そのポジションが曖昧なドラマ「エージェント・オブ・シールド」に頻繁に登場するタヒチが挙げられます。

「エージェント・オブ・シールド」ではコールソンとメリンダ・メイがバカンスを過ごした地でもありましたが、ここで映る優雅に読書をして過ごす女性はメイのような黒髪ではありません。

今後、監督や脚本家からの説明があることを期待するしかないのが現状です。

バトルはお開き、パーティーは再開

フランスに戻ってきた二人ですが、かつて「マイティ・ソー」のワンシーンでロキがされたように、キャプテン・マーベルの胸にムジョルニアが置かれ、動けなくなります。

ムジョルニアはアスガルドの王にふさわしい人物しか持ち上げられない事がその理由であり、キャプテン・マーベルはムジョルニアを持ち上げる資格がないと言うことです。それはともかくとして、パリピ・ソーがムジョルニアを持ち上げられる事が不思議でなりません。

ちなみにコミックのキャプテン・マーベルはキャプテン・アメリカの盾で守り、アイアン・アーマーを装着し、ムジョルニアを振るって戦った事があります。今後MCUのキャプテン・マーベルもハンマーに認められる日が来るかもしれません。

©MARVEL

バトルはお開きになり、ソーはパーティーを再開。キャプテン・マーベルはヘリキャリアに戻ることになります。

ここでは「軍隊まるごと飲み込む猫」グースの話題が振られ、ダーシーが食いつくことになります。映画「トップガン」(1986年) の主人公マーヴェリックの相棒グースから来ていることに興奮するダーシーは世話係に名乗りを上げるほどの猫好きな様子ですが、これまでのMCUではダーシーについてそういった描写はありませんでした。

サウスダコタかノースダコタ

パーティー男ひとりのために巻き添えになる犠牲者を出せないというキャロルに、サウスダコタかノースダコタでやればいいと提案するダーシー。この2つの州はアメリカの州の人口密度ランキングではかなり下のほうにくるため、他所よりも安全性が確保できるという意味にも取れます。

しかしその後、ダーシーは「ダコタが片方消えてもバレない」とかなり物騒な発言をしています。

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解決方法とエスカレートするパーティー

ティーンの度が過ぎたパーティーを止めさせる常套手段として、両親にチクる事だとダーシーがつぶやき、ジェーンはソーが実在したからにはオーディンやフリッガもいるに違いないと連絡する方法を模索します。

そんな事を知らないソー達のパーティーはエスカレート。氷の巨人やスルトが観覧車を高速でまわし、自由の女神を口説き、消えてもいいサウスダコタ州のマウント・ラシュモアで落書きのごとく氷細工を追加し、そしてソーはシドニーのオペラハウスでやりたい放題していました。

フリッガとのコンタクト

この世界にも存在している事が判明した(しかしセリフはなかった)セルヴィグの助けを得て、ジェーンはまずヘイムダルに呼びかけました。これに反応したヘイムダルはジェーンをアスガルドへと呼び出し、さらにフリッガの元へと転送しました。

一方地球ではキャロルとソーが再び交戦状態になり、マリア・ヒルは核攻撃の準備を進めていました。なお、マリアの発言によるとキャプテン・マーベルは核の攻撃に耐えうるらしい事が分かります。

核の発射1秒前、すんでの所でフリッガの幻影があらわれ、ヒルは作戦は中止しました。ソーはロキには遠く及ばないクオリティの嘘を付き、下手な言い訳に終始します。フリッガがその嘘にあえてのることで、ソーはパーティーの閉幕を余儀なくされてしまいました。

発射ができずに残念がっているラムロウをみると、この世界でもヒドラなのかもしれません。

パーティーの後片付け

キャロルはソーに後片付けのアドバイスを残し退散。ソーは慌てて後片付けへと向かいます。

ロキに助けを乞うソーでしたが「宇宙一のパチンコを作るから」といって断られてしまいます。この時英語ではソーの事を「tiny thunder」(ちっぽけな雷)と称しており、ソーが地球人に対してしたようなちょっとした侮辱混じりになっています。

ソーの呼びかけにも関わらず次々と去っていく参加者たち。ネビュラは「パパが呼んでる」といって帰ってしまいます。神聖時間軸でのネビュラはサノスに対して憎悪でいっぱいでしたが、ここでの声色はそういった感情が混じっているようには思えません。もともとは姉のガモーラに負けた罰としてより強くなるためにサノスに改造されたネビュラでしたが、この世界では別の理由で改造されたのかもしれません。

雷で注目を集めたソーは再度片付けの手伝いをお願いし、みなしぶしぶ手伝ってくれました。

ピサの斜塔まで直してしまうのは古典的なギャグであり、かつてはスーパーマンもこの塔を直していました。

文化交流会

なんとか片付けを間に合わせ、フリッガの到着前に文化交流会の形に持ち込んだソー。しかしフリッガはその様子を不審な目で見つめます。

そこに現れたキャプテン・マーベル。地球の資料をソーに渡し、この交流会ごっこに真実味をもたせてくれました。

ここで興味深いのはフリッガがキャプテン・マーベルの事を知っていた事です。神聖時間軸でも未来が見える魔女だったフリッガですが、様々な知識・見聞を持ち合わせているようです。

そしてこのエピソード最大の謎とも言えるパーティー仕様のムジョルニアの登場。ついさっきはムジョルニアで氷を壊して片付けるシーンがあり、そこではいつものムジョルニアでしたが何故いつの間にこのようになってしまったのでしょうか。

©2021 MARVEL,Disney

エピローグ

地球を離れる前にソーはジェーンに花束を贈り、デートの約束を交わします。

そして空にウォッチャーの姿が現れ、「仲良く暮らしましたとさ」と締めかけた瞬間、ポータルがあらわれウルトロン・セントリーが登場します。

中心にいるウルトロンは胸に5つのインフィニティ・ストーンを装着しており、開いたマスクから見える顔はヴィジョンである事が分かります。そして額にマインド・ストーンがあることから既に6個揃っている恐ろしい状況に。

©2021 MARVEL,Disney

今回のエピソード、時系列は明確ではありませんが「マイティ・ソー」と同じだとするとこの時点でウルトロン計画は実行されていませんし、ウルトロンがいなければヴィジョンも作られていません。タイム・ストーンとスペース・ストーンを組み合わせて未来からやってきたのでしょうか?

シリーズ初の連続エピソードになる雰囲気を漂わせつつ、今回のエピソードは終了しました。


以上、今回のイースターエッグ、その他チェックポイントでした。

この世界でも健在と思われるサノスは、このウルトロンの登場に絡んでくるのでしょうか?

アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン1、次回エピソード8は 2021年9月29日(水)16時より配信開始です。

【噂話】MCU版「ミズ・マーベル」はコミックと異なる能力になる?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の主人公ミズ・マーベル/カマラ・カーンのスーパーパワーがコミック版とは異なるものになるかもしれないと、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が報じました。

氏の投稿によると、MCU版のミズ・マーベルはDCコミックスのヒーロー、グリーン・ランタンの能力に近く、ファンタスティック・フォーのミスター・ファンタスティックからは少し離れるだろうとしています。

コミックのカマラの能力は体が伸縮自在であり、一部を巨大化あるいは縮小化できるといったもの。昨年発売されたゲームの主人公でもあり、動画で見たことがある人も多いかもしれません。日本のキャラクターでいうとストリートファイターシリーズのダルシムや、ワンピースのルフィのような能力であり、そもそもマーベルの中でもファンタスティック・フォーのリーダー、ミスター・ファンタスティックと同様の能力になっています。

これがグリーン・ランタンに近くなるということは、エネルギーを纏って具現化させる事で肉体の巨大化を表現するのかもしれません。

カマラの能力がコミックと違うのではないかという話は以前から囁かれており、リークされたアートや撮影現場からの写真でもそういった兆候が見られていました。

もしこれが事実であれば縮小能力のほうは失われることになりそうですが、MCU版カマラならではの新しい戦い方にも期待したいところです。

ドラマ「ミズ・マーベル」はディズニープラスにて配信、配信予定日は未定です。

チャーリー・コックスさん、MCUでジョン・バーンサルさんの「パニッシャー」を見たいと語る

Netflixドラマ「デアデビル」で主演を務めたチャーリー・コックスさんが、海外メディア Forbes とのインタビューの中で、同じくNetflixで制作されたドラマ「パニッシャー」の話題になり、主人公パニッシャー/フランク・キャッスルを演じたジョン・バーンサルさんを絶賛し、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でもう一度見たいと語りました。

チャーリー・コックスさんはインタビューの中でバーンサルさんについて「彼はとてつもなくすごいよね。ジョンのような人がキャスティングされると、エキサイティングであると同時に緊張します。でも私の経験上、あのような優れた俳優がいると他の俳優にとっても楽なんです。なぜなら自分自身を引き出す事ができるから」と称賛を贈りました。

そして、パニッシャーのMCU復帰の可能性について質問されたコックスさんは、「裏で何が起こっているのかは知りません。ルールも知らないし、Netflixの契約もわかりません。僕が何を言っても文脈を無視して解釈される可能性があるし、今は発言に気をつけているんです」、と前置きをした上で、「唯一言えるのは、ジョン・バーンサルより優れたバージョンのパニッシャーを演じられる人はいないという事です。あのキャラクターは愛されているし、ファンはフランク・キャッスルに夢中なんです。だから、もしもう一度やるなら、彼と一緒にやってほしい。あれ以上のものはありませんからね」と、再演を望んでいる事をあかしました。

先日は同じくディフェンダーズのメンバーであるジェシカ・ジョーンズを演じたクリステン・リッターさんも再演の準備が出来ている事をインタビューで明かし、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にチャーリー・コックスさんが出演するのではないかという噂を引き金として、Netflixのマーベルヒーローに注目が集まっています。

ドラマ「デアデビル」、「パニッシャー」はNetflixで配信中です。

ソース:‘Kin’ Actor Charlie Cox Talks New Crime Drama And Daredevil

クロエ・ベネットさん、ドラマ「シークレット・インベージョン」に関する噂を否定

米ABCのドラマ「エージェント・オブ・シールド」にクエイク/スカイ/デイジー・ジョンソンとして出演していたクロエ・ベネットさんが水曜日の夜に自身のInstagramストーリーに動画を投稿し、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に参加するという噂についてきっぱりと否定しました。

ストーリーの投稿は一定時間で自動的に消えるため現物は残っていませんが、comicbook.com によると動画内でベネットさんは以下のように語りました。

私は、このようなことを一般的に、ソーシャルメディアでも何でも、言わないようにしてきました。それは、もしかしたら、この問題が解決するかもしれないと思ったからです。私は、『シークレット・インベージョン』の件には、まったく関わっていません。正直なところ、それが何であるかさえよくわからないのです。

毎日、何百通ものメッセージが送られてくるようになったので、ここに来てこのことを言いに来たのです。今では個人的にも声をかけられるようになりました。今日は、ターゲット(小売りチェーン)のタンポン売り場にいました。

動画の一部を保存していたユーザーがシェアしているのは以下のようなものになります。

また、記事によるとベネットさんはビデオの最後に、ファンに感謝の言葉を述べたとしています。

はっきり言って、私は皆さんの熱意が大好きですし、皆さんのメッセージがそのような興奮から来ていることも知っていますし、それがとても純粋な場所から来ていることも知っていますし、私は皆さんをとても愛しています。

今回の噂についての否定が事実なのかパフォーマンスなのかはファンには知る由もありません。最近ではドラマ「シーハルク」の主演タチアナ・マスラニーさんはギリギリまで関与を否定していました。

今の所クロエ・ベネットさんは「シークレット・インベージョン」に参加しないとの事ですが、他にも多くの名俳優、人気俳優の名前が上がっています。

MCUから引き続き、サミュエル・L・ジャクソンさん演じるニック・フューリーとベン・メンデルソーンさん演じるタロスが登場するのに加えて、メインヴィランにキングズリー・ベン=アディルさん、その他、オリビア・コールマンさんやエミリア・クラークさん、キリアン・スコットさん達が役割不明のキャスティングとして報じられています。

本作はすでにロンドンで撮影に入っており、2022年の夏から秋にかけて配信されると見られています。

ソース:Agents of SHIELD Star Chloe Bennet Breaks Silence on Rumors She’s in Marvel’s Secret Invasion

米ディズニープラス、10月に「Marvel Studios’ Assembled」の「ブラックウィドウ」と「ホワット・イフ…?」をリリース

ディズニープラスのドキュメンタリーシリーズ「Marvel Studios’ Assembled」の「ブラックウィドウ」と「ホワット・イフ…?」が2021年の10月に米ディズニープラスで配信される事が判明しました。映画やドラマの制作の裏側を撮影したメイキング映像満載のドキュメンタリー番組となっています。

comicbook.com によると、10月20日に「Marvel Studios’ Assembled The Making of Black Widow」、10月27日に「Marvel Studios’ Assembled The Making of What if…?」が予定されているとの事。

「ワンダヴィジョン」、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、「ロキ」のメイキングもディズニープラスにて配信中です。

ソース:comicbook.com

ドラマ「シーハルク」シーズン2はやくも計画中か

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク」は現在鋭意制作中であり、何人かのキャストは担当するパートの撮影終了などを報告していますが、そんな中はやくもシーズン2を予感させる情報が飛び込んできました。「シーハルク」の脚本を担当するコーディー・ジグラーさんが投稿した写真が話題となっています。

撮影終了時に配る予定のラップギフトをファンに向けて公開した投稿でしたが、このグッズの中には明確に「She Hulk season1」、「She Hulk S1」の文字があり、放送前からシーズン2が見据えられているようです。

これまでに配信されたディズニープラスシリーズのドラマの続編に関しては以下のような状況です。

「ワンダヴィジョン」は放送終了後にリミテッドシリーズである事が発表され、1シーズン限りの作品である事が判明しました。ちなみにヴィジョンを演じたポール・ベタニーさんは9月19日のインタビューでも「シーズン2の準備は出来ている」(英外部記事)と意気込みを見せています。ワンダとヴィジョンの物語自体は今後もMCUで続いていくとケヴィン・ファイギ社長は語っています。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はファルコンがキャプテン・アメリカを襲名したため、MCUに二代目のファルコンが導入されない限り同名のドラマシリーズは展開されないと考えられています。監督はシーズン2の制作を希望していましたが、今作でマーベル・スタジオとの契約を終了しています。ただし「キャプテン・アメリカ&ウィンター・ソルジャー」として続編が開発される可能性はあり、すでに映画「キャプテン・アメリカ4」も決まっているため、二人の物語は今後も継続することが判明しています。

「ロキ」は正式にシーズン2の制作が発表されています。2022年撮影、2023年配信ではないかと報じられていますが、監督はシーズン2に戻らないことを自ら明かしています

「What if…?」もシーズン2の制作が公言されており、ケヴィン・ファイギ社長はフェーズ4の映画のもしもが含まれてくると発言しています。

「シーハルク」は未だにファーストルックが登場していない未知数のドラマ。はやくもシーズン2を計画する力の入れようとなると、ファンの期待も高まらずにはいられません。

本作の制作は映画「ウソはホントの恋のはじまり」のカット・コイロ監督。ショーランナーとして脚本家チームを率いるのは、米アニメ「リック・アンド・モーティ」の脚本家ジェシカ・ガオさん。

ドラマ「シーハルク」はディズニープラスで配信予定です。